JP5130186B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検出された排ガス還流量に応じて内燃機関を制御する内燃機関の制御装置に関する。
従来のこの種の内燃機関の制御装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この内燃機関には、排ガスの一部を吸気管に還流させるEGR装置が設けられている。このEGR装置は、吸気管および排気管に接続されたEGR管と、このEGR管に設けられたEGR制御弁で構成されている。このEGR管には、EGR流量センサが設けられている。また、吸気管には、EGR管の接続部よりも上流側に、吸入空気量を検出するエアフローセンサが設けられている。この制御装置では、EGR制御弁の開度を制御することによって、排ガスの還流量(EGR流量)を制御する。また、検出された吸入空気量を用いて、EGR流量センサの故障判定や、検出したEGR流量の補正を行う。具体的には、検出された吸入空気量に基づいて、EGR流量の推定値を算出し、この推定値と検出したEGR流量が一致していないときには、EGR流量センサの出力波形に基づいて、その故障判定を行う。EGR流量センサが故障していないと判定されたときには、検出されたEGR流量と推定値との比較結果に基づいて、EGR流量を補正する。これにより、EGR流量センサの出力特性のずれが補償される。そして、補正したEGR流量に応じて、内燃機関の燃焼モードを決定する。
以上のように、この従来の制御装置では、エアフローセンサで検出された吸入空気量を用いてEGR流量を補正する。しかし、エアフローセンサはEGR管との接続部からかなり遠い上流側の位置に設けられているため、エアフローセンサから接続部までの吸入空気の移送遅れや、吸入空気量の変化に対するエアフローセンサの応答遅れにより、検出された吸入空気量は、気筒に吸入されたEGR流量を正確には反映しない。このため、それに基づいて算出された推定値は、実際のEGR流量に対してずれることがある。この場合、吸入空気量を用いてEGR流量を補正しても、補正の精度は低くなり、補正したEGR流量に応じた燃焼モードの切替を適切に行えない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、検出された排ガス還流量を適切に補正でき、それにより、排ガス還流量に応じた内燃機関の制御を適切に行うことができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
特開2006−316708号公報
上記の目的を達成するため、請求項1に係る内燃機関3の制御装置1は、内燃機関3の気筒3aから排出された排ガスの一部を吸気系(実施形態における(以下、本項において同じ)吸気管5)に還流させるとともに、還流する排ガス還流量を排ガス還流量検出装置(上流側圧力センサ23、下流側圧力センサ24)で検出し、検出された排ガス還流量(EGR量QEGR)に応じて内燃機関3を制御する内燃機関3の制御装置1であって、気筒3a内に発生する圧力を筒内圧として検出する筒内圧検出手段(筒内圧センサ21)と、検出された筒内圧PCYLに基づいて、気筒3a内の燃焼状態を表す燃焼状態パラメータ(実着火遅れ期間IGLACT)を算出する燃焼状態パラメータ算出手段(ECU2、図5のステップ35)と、内燃機関3の運転状態を検出する運転状態検出手段(クランク角センサ25、アクセル開度センサ26、ECU2)と、検出された内燃機関3の運転状態(エンジン回転数NE、要求トルクPMCMD)に応じて、運転状態において得られるべき燃焼状態パラメータを、単一の値である基準燃焼状態パラメータ(推定着火遅れ期間IGLES)として推定する基準燃焼状態パラメータ推定手段(ECU2、図5のステップ34)と、推定された基準燃焼状態パラメータと算出された燃焼状態パラメータとの差および比の一方である相関パラメータ(偏差DIGL)を算出する相関パラメータ算出手段(ECU2、図5のステップ36)と、算出された相関パラメータに基づいて、検出された排ガス還流量を補正する排ガス還流量補正手段(ECU2、図5のステップ39,40)と、を備えることを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、気筒から排出された排ガスの一部を吸気系に還流させる。吸気系に還流する排ガス還流量は、排ガス還流量検出装置で検出され、検出された排ガス還流量に応じて、内燃機関が制御される。また、検出された筒内圧に基づいて、燃焼状態パラメータを検出するとともに、検出された内燃機関の運転状態に応じ、当該運転状態において得られるべき単一の値である基準燃焼状態パラメータを推定する。そして、基準燃焼状態パラメータと燃焼状態パラメータとの差または比である相関パラメータを算出するとともに、この相関パラメータに基づいて、排ガス還流量検出装置で検出された排ガス還流量を補正する。
気筒内の燃焼状態は、内燃機関の運転状態に応じて概ね定まるため、検出された内燃機関の運転状態に応じて、当該運転状態において得られるべき単一の値である基準燃焼状態パラメータを精度良く推定することができる。また、筒内圧は、気筒内の燃焼状態を直接、表すため、検出された筒内圧に応じて算出された燃焼状態パラメータは、気筒内の実際の燃焼状態を良好に表す。したがって、基準燃焼状態パラメータと燃焼状態パラメータとの間の相対的なずれは、排ガス還流量検出装置によって検出された排ガス還流量のずれを表す。このような観点から、推定された基準燃焼状態パラメータと算出された燃焼状態パラメータとの差または比である相関パラメータに基づいて、検出された排ガス還流量を補正するので、排ガス還流量を適切に補正することができる。その結果、補正した排ガス還流量を用いて、内燃機関の制御を適切に行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関3の制御装置1において、内燃機関3が所定の定常運転状態であるか否かを判定する定常運転状態判定手段(ECU2、図5のステップ33)と、定常運転状態判定手段により内燃機関3が所定の定常運転状態であると判定されたときに算出された相関パラメータを、学習相関パラメータ(学習値IGL)として学習する学習手段(ECU2、図5のステップ37)と、をさらに備え、排ガス還流量補正手段は、学習された学習相関パラメータに基づいて、排ガス還流量を補正することを特徴とする。
この構成によれば、内燃機関が所定の定常運転状態であると判定されたときに算出された相関パラメータを、学習相関パラメータとして学習するとともに、この学習相関パラメータに基づいて排ガス還流量を補正する。このように、燃焼状態が安定した定常運転状態において学習された信頼性の高い学習相関パラメータを用いて排ガス還流量を補正するので、排ガス還流量の補正をより適切に行うことができ、内燃機関の制御をより適切に行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の内燃機関3の制御装置1において、学習相関パラメータが、所定の範囲内にないと判定されたときに、排ガス還流量検出装置が故障していると判定する故障判定手段(ECU2、図5のステップ38,42)をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、学習相関パラメータが所定の範囲内にないと判定されたときには、内燃機関が所定の定常運転状態にあるときにおいても、基準燃焼状態パラメータに対する燃焼状態パラメータのずれが大きいため、排ガス還流量検出装置が故障していると適切に判定することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関3の制御装置1において、内燃機関3が所定の高負荷運転状態であるか否かを判定する高負荷運転状態判定手段(ECU2、図6のステップ51)をさらに備え、排ガス還流量補正手段は、高負荷運転状態判定手段により、内燃機関3が所定の高負荷運転状態を離脱したと判定されたときに、離脱時から所定期間が経過するまでの間、排ガス還流量の補正を禁止する第1補正禁止手段(ECU2、図6のステップ52〜54)を有することを特徴とする。
内燃機関が高負荷運転状態のときには、気筒内の温度が高いため、高負荷運転状態が終了した直後には、燃焼状態が変動し、不安定になりやすい。本発明によれば、内燃機関が高負荷運転状態から離脱した後、所定期間が経過するまでの間、排ガス還流量の補正を禁止するので、燃焼状態が確実に安定化した状態で、排ガス還流量を適切に補正することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の内燃機関3の制御装置1において、燃料の給油が行われたか否かを判定する給油判定手段(ECU2、図6のステップ55)をさらに備え、排ガス還流量補正手段は、給油判定手段により、給油が行われたと判定されたときに、給油時から所定期間が経過するまでの間、排ガス還流量の補正を禁止する第2補正禁止手段(ECU2、図6のステップ52,56)を有することを特徴とする。
給油に伴い、燃料タンクには、セタン価の異なる燃料が混入することがある。その場合、給油からしばらくの間は、セタン価の互いに異なる燃料が混ざり合わずに存在するため、燃焼状態が不安定になりやすい。本発明によれば、給油が確認されたときには、その後、所定期間が経過するまでの間、排ガス還流量の補正を禁止するので、燃料が混ざり合った後の燃焼状態が安定化した状態で、排ガス還流量を適切に補正することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の内燃機関3の制御装置1において、燃焼状態パラメータには、気筒3a内の燃料が実際に着火する実着火時期CAACT、燃料の着火遅れ期間(実着火遅れ期間IGLACT)、および筒内圧PCYLの変化率の少なくとも1つが含まれることを特徴とする。
実着火時期、燃料の着火遅れ期間、および筒内圧の変化率はいずれも、燃焼状態を良好に表すパラメータである。本発明によれば、これらのうちの少なくとも1つが燃焼状態パラメータに含まれているので、それを用いて排ガス還流量を適切に補正することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態による制御装置1を、内燃機関3とともに示している。この内燃機関(以下「エンジン」という)3は、車両(図示せず)に搭載されたディーゼルエンジンである。エンジン3は、例えば4つの気筒3a(1つのみ図示)を有しており、各気筒3aのピストン3bとシリンダヘッド3cとの間には、燃焼室3dが形成されている。
シリンダヘッド3cには、気筒3aごとに燃料噴射弁(以下「インジェクタ」という)4が燃焼室3dに臨むように取り付けられている。インジェクタ4から噴射された燃料は、燃焼室3dに吸入された空気と混合され、それによって生成された混合気が燃焼室3d内で燃焼される。
インジェクタ4には、筒内圧センサ21が一体に取り付けられている。筒内圧センサ21は、圧電素子で構成され、インジェクタ4とシリンダヘッド3cの間に挟持されており、エンジン3の気筒3a内の圧力の変化量(以下「筒内圧変化量」という)DPを検出し、その検出信号をECU2に出力する。ECU2は、筒内圧変化量DPに基づいて、筒内圧PCYLを算出する。
また、エンジン3には、EGR装置7が設けられている。このEGR装置7は、気筒3aから排気管6に排出された排ガスの一部を吸気管5に還流させるものであり、吸気管5および排気管6に接続されたEGR通路7aと、このEGR通路7aを開閉するEGR制御弁7bなどで構成されている。
EGR制御弁7bは、そのリフトが最大値と最小値との間でリニアに変化するリニア電磁弁で構成され、ECU2に電気的に接続されている。ECU2は、EGR制御弁7bを介して、EGR通路7aの開度を変化させることにより、排ガスの還流量すなわちEGR量を制御する。また、EGR通路7aのEGR制御弁7bの近傍には、EGR弁開度センサ22が設けられている。EGR弁開度センサ22は、EGR制御弁7bの開度(以下「EGR弁開度」という)LEGRを検出し、それを表す検出信号をECU2に出力する。
また、EGR通路7aには、EGR制御弁7bの上流側および下流側に、上流側圧力センサ23および下流側圧力センサ24がそれぞれ設けられている。上流側圧力センサ23は、半導体圧力センサで構成され、EGR制御弁7bのすぐ上流側におけるEGR通路7a内の圧力(以下「上流側圧力」という)P1を、絶対圧として検出し、それを表す検出信号をECU2に出力する。
さらに、下流側圧力センサ24は、上流側圧力センサ23と同様の半導体圧力センサで構成され、EGR制御弁7bのすぐ下流側におけるEGR通路7a内の圧力(以下「下流側圧力」という)P2を、絶対圧として検出し、それを表す検出信号をECU2に出力する。
エンジン3のクランクシャフト3eには、クランク角センサ25が設けられている。クランク角センサ25は、クランクシャフト3eの回転に伴い、いずれもパルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に出力する。
CRK信号は、所定のクランク角(例えば1°)ごとに出力される。ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。また、TDC信号は、各気筒3aにおいてピストン3bが吸気行程のTDC位置よりも若干、手前の所定のクランク角位置にあることを表す信号であり、4気筒である本例ではクランク角180°ごとに出力される。
また、エンジン3には、気筒判別センサ(図示せず)が設けられている。この気筒判別センサは、気筒3aを判別するためのパルス信号である気筒判別信号を、ECU2に出力する。ECU2は、これらの気筒判別信号、CRK信号およびTDC信号に基づいて、クランク角CAを気筒3aごとに算出する。具体的には、このクランク角CAは、TDC信号の発生時に値0にリセットされ、1°ごとに出力されるCRK信号が発生するごとにインクリメントされる。したがって、クランク角CAは、吸気行程開始時のTDC位置で0°、圧縮行程開始時のBDC位置で180°、膨張行程開始時のTDC位置で360°、排気行程開始時のBDC位置で540°になる。
また、ECU2には、アクセル開度センサ26から、アクセルペダル(図示せず)の操作量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が、燃料レベルセンサ27から、燃料タンク(図示せず)内に貯留された燃料レベルLEVELFを表す検出信号が、出力される。
ECU2は、I/Oインターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。前述したセンサ21〜27の検出信号はそれぞれ、I/OインターフェースでA/D変換や整形がなされた後、CPUに入力される。
CPUは、これらの入力信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに従って、燃料噴射時期TINJおよび燃料噴射量QINJを含む燃料噴射制御などのエンジン3の制御を実行する。この燃料噴射制御は、気筒判別信号に基づいて、気筒3aごとに行われるため、以下では、説明の便宜上、1つの気筒3aについて説明を行うものとする。また、CPUは、後述する補正後EGR量QEGRCに応じ、EGR制御弁7bの開度を制御する。
なお、本実施形態では、ECU2が、燃焼状態パラメータ算出手段、運転状態検出手段、基準燃焼状態パラメータ推定手段、相関パラメータ算出手段、排ガス還流量補正手段、定常運転状態判定手段、学習手段、故障判定手段、高負荷運転状態判定手段、第1補正禁止手段、給油判定手段および第2補正禁止手段に相当する。
上記の燃料噴射制御処理は、図2に示すフローチャートに従って行われる。本処理は、TDC信号の発生に同期して実行される。本処理では、まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、燃料噴射時期の基本値TINJBを算出する。なお、要求トルクPMCMDは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって算出される。
次に、補正項CIを算出する(ステップ2)とともに、算出した補正項CIを基本値TINJBに加算した値(=TINJB+CI)を、燃料噴射時期TINJとして設定する(ステップ3)。この燃料噴射時期TINJは、燃料が噴射されるときのクランク角CAに相当する。
この補正項CIの算出処理は、図3に示すサブルーチンに従って行われる。本処理では、まず、ステップ11において、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、推定着火時期CAESを算出する。この推定着火時期CAESは、気筒3aに噴射された燃料が着火すると推定されるクランク角CAに相当する。次に、燃料が実際に着火した時期を、実着火時期CAACTとして算出する(ステップ12)。
この実着火時期CAACTの算出処理は、図4に示すサブルーチンに従って行われる。本処理では、まず、ステップ21において、算出中フラグF_CALが「1」であるか否かを判別する。この算出中フラグF_CALは、TDC信号の発生に同期して「1」にセットされるものである。この判別結果がYESのときには、筒内圧センサ21で検出された筒内圧PCYLを用い、次式(1)に従って、単位クランク角当たりの熱発生量である熱発生率dQHRを算出する(ステップ22)。
dQHR=(κ×PCYL×1000×dVθ+dPCYL×1000×Vθ)/(κ-1) ・・・・・(1)
dQHR:熱発生率(J/deg)
κ:混合気の比熱比
PCYL:筒内圧(kPa)
dVθ:筒内容積変化率(m3/deg)
dPCYL:筒内圧変化率(kPa/deg)
Vθ:筒内容積(m3
ここで、比熱比κは所定値(例えば1.34)に設定されている。また、筒内容積変化率dVθおよび筒内容積Vθは、いずれもクランク角CAに基づいて算出される。
次いで、算出した熱発生率dQHRを、前回までの熱発生量QHRに加算することにより、熱発生量QHRを算出する(ステップ23)。このようにして算出された熱発生量QHRを、順次、記憶する。次に、クランク角CAが540°であるか否かを判別する(ステップ24)。この判別結果がNOのときには、本処理をそのまま終了する。
一方、ステップ24の判別結果がYESで、クランク角CAが排気行程の開始時、すなわち膨張行程の終了時のときには、算出された熱発生量QHRを総熱発生量SQHRとする(ステップ25)とともに、記憶された複数の熱発生量QHRのうち、総熱発生量SQHRの1/2に相当する熱発生量QHRが得られているときのクランク角CA50を、実着火時期CAACTとして設定する(ステップ26)。次に、算出中フラグF_CALを「0」にリセットし(ステップ27)、本処理を終了する。このステップ27の実行により、前記ステップ21の判別結果がNOになり、その場合には、本処理をそのまま終了する。
図3に戻り、前記ステップ12に続くステップ13では、補正項CIを算出する。この補正項CIは、推定着火時期CAESと実着火時期CAACTとの差(=CAES−CAACT)に応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、算出される。
図2に戻り、前記ステップ3に続くステップ4では、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、燃料噴射量QINJを算出し、その後、本処理を終了する。以上のようにして算出された燃料噴射時期TINJおよび燃料噴射量QINJに基づいて、インジェクタ4の開弁タイミングおよび開弁時間を制御することによって、燃料の噴射時期および噴射量が制御される。また、燃料噴射時期TINJは、前述したように、推定着火時期CAESと実着火時期CAACTとの差に応じて算出された補正項CIを用いて補正されることによって、実着火時期CAACTが推定着火時期CAESになるようにフィードバック制御される。
図5は、前述した補正後EGR量QEGRCの算出処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、ステップ30において、吸気管5に還流するEGR量QEGRを算出する。具体的には、まず、EGR制御弁7bよりも下流側の排ガスの流速Vを算出する。この流速Vは、上流側圧力センサ23で検出された上流側圧力P1および下流側圧力センサ24で検出された下流側圧力P2を用い、ベルヌーイの定理に基づき、次式(2)に従って算出される。
Figure 0005130186
ここで、gは、重力加速度であり、γは、排ガスの比重量である。
次に、この流速Vを用い、次式(3)に従って、EGR量QEGRを算出する。
QEGR=A×V ・・・・・(3)
ここで、Aは、EGR制御弁7bの有効開口面積であり、EGR弁開度LEGRに応じて算出される。
次に、条件成立フラグF_CONDが「1」であるか否かを判別する(ステップ31)。この条件成立フラグF_CONDは、上流側圧力センサ23および下流側圧力センサ24で検出されたEGR量QEGRを補正することで、補正後EGR量QEGRCを算出するための条件が成立しているときに「1」にセットされるものであり、その設定処理は、図6に示すフローチャートに従って行われる。本処理では、まず、ステップ51において、高負荷運転フラグF_HMODEが「1」であるか否かを判別する。この高負荷運転フラグF_HMODEは、エンジン3が高負荷運転状態にあると判定されたときに「1」にセットされるものである。具体的には、エンジン回転数NEが所定回転数以上で、かつ要求トルクPMCMDが所定値以上のときに、高負荷運転状態であると判定される。
ステップ51の判別結果がYESで、エンジン3が高負荷運転状態のときには、気筒3a内の温度が高く、燃焼状態が安定していないおそれがあるため、補正後EGR量QEGRCの算出条件が成立していないとして、そのことを表すために、条件成立フラグF_CONDを「0」にセットし(ステップ52)、本処理を終了する。
一方、ステップ51の判別結果がNOで、エンジン3が高負荷運転状態でないときには、前回と今回の間で、高負荷運転フラグF_HMODEが「1」から「0」に切り替わったか否かを判別する(ステップ53)。この判別結果がYESのとき、すなわち、エンジン3が高負荷運転状態を離脱した直後のときには、アップカウント式の第1タイマ(図示せず)のタイマ値(以下「第1タイマ値」という)TM1を値0にリセットし(ステップ58)、本処理を終了する。
また、ステップ53の判別結果がNOのときには、第1タイマ値TM1が第1所定時間TMREF1(例えば2〜10sec)以上であるか否かを判別する(ステップ54)。この判別結果がNOで、高負荷運転状態からの離脱後、第1所定時間TMREF1が経過していないときには、気筒3a内の温度が高いことで、燃焼状態が変動し、不安定になっているおそれがあるため、補正後EGR量QEGRCの算出条件が成立していないとして、前記ステップ52を実行し、本処理を終了する。これにより、エンジン3が高負荷運転状態から離脱した後、第1所定時間TMREF1が経過するまでの間は、補正後EGR量QEGRCの算出が禁止される。
一方、ステップ54の判別結果がYESで、高負荷運転状態からの離脱後、第1所定時間TMREF1が経過したときには、給油直後であるか否かを判別する(ステップ55)。具体的には、燃料レベルセンサ27で検出された燃料レベルLEVELFの、エンジン3の始動前後間の差が所定値以上のときに、給油直後であると判別する。この判別結果がYESで、給油直後のときには、アップカウント式の第2タイマ(図示せず)のタイマ値(以下「第2タイマ値」という)TM2を値0にリセットし(ステップ59)、本処理を終了する。
また、ステップ55の判別結果がNOのときには、第2タイマ値TM2が第2所定時間TMREF2(例えば300sec)以上であるか否かを判別する(ステップ56)。この判別結果がNOで、給油後、第2所定時間TMREF2が経過していないときには、セタン価の互いに異なる燃料が混ざり合わずに存在することで、燃焼状態が安定していないおそれがあるため、補正後EGR量QEGRCの算出条件が成立していないとして、前記ステップ52を実行し、本処理を終了する。これにより、給油後、第2所定時間TMREF2が経過するまでの間は、補正後EGR量QEGRCの算出が禁止される。
一方、ステップ56の判別結果がYESのときには、燃料タンク内で燃料が十分に混ざり合うことで、安定した燃焼状態が得られていると推定されるため、補正後EGR量QEGRCの算出条件が成立しているとして、そのことを表すために、条件成立フラグF_CONDを「1」にセットし(ステップ57)、本処理を終了する。
図5に戻り、前記ステップ31の判別結果がNOで、条件成立フラグF_CONDが「0」のとき、すなわち、補正後EGR量QEGRCの算出条件が成立していないときには、検出されたEGR量QEGRを補正後EGR量QEGRCに設定し(ステップ32)、本処理を終了する。
一方、ステップ31の判別結果がYESのときには、エンジン3が定常運転状態であるか否かを判別する(ステップ33)。具体的には、アクセル開度APの前回値と今回値との差が所定値以下のときに、定常運転状態であると判別する。この判別結果がYESで、エンジン3が定常運転状態であるときには、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、燃料噴射時期TINJから着火の開始時までの期間を推定着火遅れ期間IGLESとして算出する(ステップ34)。
次いで、図3のステップ12で算出した実着火時期CAACTから、図2のステップ3で算出した燃料噴射時期TINJを減算する(=CAACT−TINJ)ことによって、実際の着火遅れ期間(以下「実着火遅れ期間」という)IGLACTを算出する(ステップ35)。次に、推定着火遅れ期間IGLESと実着火遅れ期間IGLACTとの偏差DIGL(=IGLES−IGLACT)を算出する(ステップ36)とともに、この偏差DIGLの学習値IGLを、次式(4)に従って算出する(ステップ37)。
IGL=IGLZ×K+DIGL×(1−K) ・・・・・(4)
ここで、IGLZは、学習値の前回値であり、Kは、値0よりも大きく、値1.0よりも小さななまし係数である。
次に、算出した学習値IGLが、所定の下限値IGREFLおよび所定の上限値IGREFHで規定される所定の範囲にあるか否かを判別する(ステップ38)。この判別結果がYESのときには、学習値IGLに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、補正項CEGRを算出し(ステップ39)、この補正項CEGRを検出されたEGR量QEGRに加算する(QEGR+CEGR)ことによって、補正後EGR量QEGRCを算出し(ステップ40)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ33の判別結果がNOのときには、アクセル開度APの変化量が大きく、燃焼状態が安定していないおそれがあるため、補正項CEGRの算出は行わず、それまでに算出されている学習値IGLに対応する補正値CEGRZを検出されたEGR量QEGRに加算する(=QEGR+CEGRZ)ことによって、補正後EGR量QEGRCを算出し(ステップ41)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ38の判別結果がNOで、学習値IGLが所定の範囲にないときには、推定着火遅れ期間IGLESに対して実着火遅れ期間IGLACTが大きくずれているため、上流側圧力センサ23または下流側圧力センサ24が故障しているとして、そのことを表すために、故障フラグF_QEGRNGを「1」にセットした(ステップ42)後、フェールセーフ用のEGR量QEGRFSを補正後EGR量QEGRCとして設定し(ステップ43)、本処理を終了する。このように故障フラグF_QEGRNGが「1」にセットされたときには、警告灯(図示せず)を点灯させることによって、上流側圧力センサ23または下流側圧力センサ24の故障を運転者に知らせるとともに、それ以降の補正後EGR量QEGRCの算出を禁止する。
図7は、EGR制御弁7bの制御処理のフローチャートである。本処理では、まず、ステップ61において、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、目標EGR量QEGRCMDを算出する。そして、図5の処理で算出した補正後EGR量QEGRCが目標EGR量QEGRCMDに収束するように、EGR制御弁7bの制御入力U_EGRを算出し(ステップ62)、本処理を終了する。この制御入力U_EGRに応じて、EGR制御弁7bを駆動することによって、EGR量が目標EGR量QEGRCMDになるように制御される。
以上のように、本実施形態によれば、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じて算出された推定着火遅れ期間IGLESと、筒内圧PCYLに基づいて算出された実着火遅れ期間IGLACTとの偏差DIGL(=IGLES−IGLACT)を用いて、補正後EGR量QEGRCを算出するので、EGR量QEGRを適切に補正することができる。その結果、補正後EGR量QEGRCを用いて、エンジン3の制御を適切に行うことができる。
また、エンジン3が定常運転状態であると判定されたときに、偏差DIGLの学習値IGLを算出し、この学習値IGLに基づいて補正後EGR量QEGRCを算出するので、EGR量QEGRの補正をより適切に行い、エンジン3の制御をより適切に行うことができる。
さらに、学習値IGLが下限値IGREFLと上限値IGREFHの間にないときには、エンジン3が定常運転状態にあるときにおいても、推定着火遅れ期間IGLESに対する実着火遅れ期間IGLACTのずれが大きいため、上流側圧力センサ23または下流側圧力センサ24が故障していると適切に判定することができる。
また、エンジン3が高負荷運転状態を離脱した後、第1所定時間TMREF1が経過するまでの間、学習値IGLの算出と、それを用いた補正後EGR量QEGRCの算出を禁止するので、燃焼状態が確実に安定化した状態で、EGR量QEGRを適切に補正することができる。
さらに、給油が確認されたときには、その後、第2所定時間TMREF2が経過するまでの間、学習値IGLの算出と、それを用いた補正後EGR量QEGRCの算出を禁止するので、燃料が混ざり合った後の燃焼状態が安定化した状態で、EGR量QEGRを適切に補正することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、補正後EGR量QEGRCの算出を、推定着火遅れ期間IGLESと実着火遅れ期間IGLACTとの差を用いて行っているが、これに限らず、例えば両者の比を用いて行ってもよい。
また、実施形態では、補正後EGR量QEGRCの算出を、推定着火遅れ期間IGLESと実推定着火遅れ期間IGLACTとの偏差DIGLの学習値IGLを用いて行っているが、これに限らず、例えば、学習値IGLを用いずに、両者の偏差DIGLを用いて行ってもよい。さらに、実施形態では、学習値IGLを、加重平均によって算出しているが、これに限らず、例えば複数回分の単純平均によって算出してもよい。
さらに、実施形態では、燃焼状態パラメータとして、実着火遅れ期間IGLACTを用いているが、これに代えて、またはこれとともに、燃焼状態を表す他のパラメータ、例えば実着火時期CAACTや筒内圧PCYLの変化率などを用いてもよい。
また、実施形態では、給油が行われたか否かの判定を、燃料レベルセンサ27で検出された燃料レベルLEVELFに基づいて行っているが、他の手法によって行ってもよい。例えば、燃料タンクの給油口を開閉するフィラーキャップ(いずれも図示せず)の着脱状態を検出し、その検出信号に基づき、フィラーキャップの着脱が確認されたときに、給油が行われたと判定してもよい。
さらに、実施形態は、本発明を車両に搭載されたディーゼルエンジンに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、ディーゼルエンジン以外のガソリンエンジンなどの各種のエンジンに適用してもよく、また、車両用以外のエンジン、例えば、クランク軸を鉛直に配置した船外機などのような船舶推進機用エンジンにも適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明の実施形態による制御装置を内燃機関とともに示している。 燃料噴射制御処理を示すフローチャートである。 補正項の算出処理を示すサブルーチンである。 実着火時期の算出処理を示すサブルーチンである。 補正後EGR量の算出処理を示すフローチャートである。 条件成立フラグの設定処理を示すフローチャートである。 EGR制御弁の制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御装置
2 ECU(燃焼状態パラメータ算出手段、運転状態検出手段、基準燃焼状態パラメー
タ推定手段、相関パラメータ算出手段、排ガス還流量補正手段、定常運転
状態判定手段、学習手段、故障判定手段、高負荷運転状態判定手段、第1
補正禁止手段、給油判定手段および第2補正禁止手段)
3 エンジン
3a 気筒
5 吸気管(吸気系)
21 筒内圧センサ(筒内圧検出手段)
23 上流側圧力センサ(排ガス還流量検出装置)
24 下流側圧力センサ(排ガス還流量検出装置)
25 クランク角センサ(運転状態検出手段)
26 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
PCYL 筒内圧
QEGR EGR量(排ガス還流量)
QEGRC 補正後EGR量
NE エンジン回転数(内燃機関の運転状態)
PMCMD 要求トルク(内燃機関の運転状態)
CAACT 実着火時期
IGLES 推定着火遅れ期間(基準燃焼状態パラメータ)
IGLACT 実着火遅れ期間(燃焼状態パラメータおよび燃料の着火遅れ期間)
DIGL 推定着火遅れ期間と実着火遅れ期間との偏差(相関パラメータ)
IGL 学習値(学習相関パラメータ)

Claims (6)

  1. 内燃機関の気筒から排出された排ガスの一部を吸気系に還流させるとともに、還流する排ガス還流量を排ガス還流量検出装置で検出し、当該検出された排ガス還流量に応じて前記内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記気筒内に発生する圧力を筒内圧として検出する筒内圧検出手段と、
    当該検出された筒内圧に基づいて、前記気筒内の燃焼状態を表す燃焼状態パラメータを算出する燃焼状態パラメータ算出手段と、
    前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    当該検出された前記内燃機関の運転状態に応じて、当該運転状態において得られるべき前記燃焼状態パラメータを、単一の値である基準燃焼状態パラメータとして推定する基準燃焼状態パラメータ推定手段と、
    当該推定された基準燃焼状態パラメータと前記算出された燃焼状態パラメータとの差および比の一方である相関パラメータを算出する相関パラメータ算出手段と、
    当該算出された相関パラメータに基づいて、前記検出された排ガス還流量を補正する排ガス還流量補正手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関が所定の定常運転状態であるか否かを判定する定常運転状態判定手段と、
    当該定常運転状態判定手段により前記内燃機関が前記所定の定常運転状態であると判定されたときに算出された前記相関パラメータを、学習相関パラメータとして学習する学習手段と、をさらに備え、
    前記排ガス還流量補正手段は、前記学習された学習相関パラメータに基づいて、前記排ガス還流量を補正することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記学習相関パラメータが、所定の範囲内にないと判定されたときに、前記排ガス還流量検出装置が故障していると判定する故障判定手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記内燃機関が所定の高負荷運転状態であるか否かを判定する高負荷運転状態判定手段をさらに備え、
    前記排ガス還流量補正手段は、前記高負荷運転状態判定手段により、前記内燃機関が前記所定の高負荷運転状態を離脱したと判定されたときに、当該離脱時から所定期間が経過するまでの間、前記排ガス還流量の補正を禁止する第1補正禁止手段を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 燃料の給油が行われたか否かを判定する給油判定手段をさらに備え、
    前記排ガス還流量補正手段は、前記給油判定手段により、給油が行われたと判定されたときに、当該給油時から所定期間が経過するまでの間、前記排ガス還流量の補正を禁止する第2補正禁止手段を有することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記燃焼状態パラメータには、前記気筒内の燃料が実際に着火する実着火時期、燃料の着火遅れ期間、および前記筒内圧の変化率の少なくとも1つが含まれることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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