JP5126977B2 - 車両におけるecu収容箱 - Google Patents

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Description

本発明は、車両におけるECU収容箱に関し、より具体的には、車両を電子的に制御するためのECU(電子制御装置)を収容する樹脂製で、金型により射出成形されるECU収容箱に関するものである。
上記ECU収容箱には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、ECU収容箱には、ECUを収容する樹脂製の箱本体が設けられると共に、この箱本体の上部から一体的に上方に突出する支持アームが設けられる。そして、この支持アームの突出部が車体の支持部に支持され、これにより、ECU収容箱が車体に支持されている。
より具体的には、ECU収容箱の従来の技術として、図6,7で示されるものがある。この従来の技術を、上記図により説明する。なお、説明の便宜上、図中、矢印Frの方向を前方として、以下説明する。
上記ECU収容箱51には、ECU52を収容する樹脂製の箱本体53が設けられると共に、この箱本体53の上部の外縁部から一体的に水平方向の後方に延出した後、上方に突出する支持アーム54が設けられている。この支持アーム54の突出部の外面のうち、上記箱本体53側の前面が垂直に延びる被支持面55とされる。この被支持面55は、この被支持面55の前方に位置する車体56の支持部57に対向している。また、この支持部57から後方に向かってスタッドボルト58が突設され、このスタッドボルト58を挿通させるボルト孔59が上記支持アーム54の突出部に形成されている。上記ボルト孔59に挿通されたスタッドボルト58にナット60が螺合させられる。これにより、上記支持部57に上記支持アーム54が締結される。つまり、上記車体56の支持部57にECU収容箱51が支持される。
上記箱本体53の上面板61には、上下に貫通する開口62が形成される。ECU収容箱51の平面視で、上記開口62の開口縁部からこの開口62の内部に向かって一体的に突出する係止アーム63が設けられる。この係止アーム63は、弾性的に上下に撓むことにより、上記箱本体53に収容されたECU52を弾性的に係止する。
上記ECU収容箱51の上部は、第1、第2金型65,66により、次のように射出成形される。
即ち、上記第1金型65により、上記支持アーム54の基部側の上面と、この支持アーム54の突出部の上記被支持面55と、上記上面板61の開口62の開口縁部と、係止アーム63の上面、側面、および突出端面(前面)とが形成される。この場合、上記第1金型65の型抜き方向Aは、上記支持アーム54の突出部の被支持面55の面方向と、上記開口62の貫通方向と、上記係止アーム63の側面、および突出端面の各面方向とに合致するよう垂直上方とされる。
一方、上記第2金型66により、上記支持アーム54の突出部の後面、側面、下面、および突出端面(上面)と、上記ボルト孔59とが形成される。この場合、上記第2金型66の型抜き方向Bは、上記支持アーム54の突出部の側面、下面、および突出端面の各面方向と、上記ボルト孔59の軸方向とに合致するよう水平方向の後方とされる。
特開2007−313920号公報
ところで、上記従来の技術では、ECU収容箱51を車体56の支持部57に支持させるため、かつ、この支持に先立って上記支持部57に対する所定位置に上記ECU収容箱51を位置決めさせるためにスタッドボルト58が用いられている。しかし、このスタッドボルト58は上記支持部57に予め螺合により、もしくは溶接により精度よく取り付けておく必要があるため、この取り付け作業は煩雑である。よって、上記スタッドボルト58を用いて車体56にECU収容箱51を支持させようとすると、このECU収容箱51の車体56への組み付け作業が煩雑になりがちである。
そこで、上記スタッドボルト58に代えて、上記車体56の支持部57に対し、上記支持アーム54の突出部を締結させる従来多用のボルトと、上記締結に先立って上記支持部57に対する所定位置に上記ECU収容箱51を位置決めさせるため、上記支持アーム54の突出部から一体的に突出し、上記支持部57に形成された位置決め孔に嵌入される位置決め突起とを設けることが考えられる。
しかし、上記のように位置決め突起を設けようとすると、この位置決め突起の形成のために、上記したECU収容箱51の射出成形における第1、第2金型に加え、更に他の金型を別途に設けることが要求されるおそれが生じる。よって、上記のように位置決め突起を設けようとすると、上記ECU収容箱51の成形作業が極めて煩雑になるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車体の支持部にECU収容箱を支持させる際の車体へのECU収容箱の組み付け作業がスタッドボルトを用いないで容易にできるようにし、かつ、このようにした場合でも、上記ECU収容箱の成形作業が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、ECU9を収容する樹脂製の箱本体11を設けると共に、この箱本体11の上部から一体的に水平方向に延出した後、上方に突出する支持アーム12を設け、この支持アーム12の突出部14の外面のうち、上記箱本体11側の面を垂直に延びる被支持面15とし、この被支持面15が車体2の支持部16に対向してこの支持部16に上記支持アーム12の突出部14が固着されるようにし、
上記箱本体11の上面板27に上下に貫通する開口36を形成し、平面視(図4)で、この開口36の開口縁部からこの開口36の内部に向かって一体的に突出し、上記箱本体11に収容されたECU9を係止する係止アーム37を設けた車両におけるECU収容箱において、
上記支持アーム12の突出部14から上記被支持面15の面方向かつ水平方向に向かって一体的に突出するブラケット39と、このブラケット39から上記被支持面15に直交する方向かつ上記支持部16に向かう方向に一体的に突出し、この支持部16に形成された位置決め孔41に嵌入される位置決め突起40とを設け、
上記位置決め突起40の下面43,44の全体を上記ブラケット39の下面45以下に位置させたことを特徴とする車両におけるECU収容箱である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、ECUを収容する樹脂製の箱本体を設けると共に、この箱本体の上部から一体的に水平方向に延出した後、上方に突出する支持アームを設け、この支持アームの突出部の外面のうち、上記箱本体側の面を垂直に延びる被支持面とし、この被支持面が車体の支持部に対向してこの支持部に上記支持アームの突出部が固着されるようにし、
上記箱本体の上面板に上下に貫通する開口を形成し、平面視で、この開口の開口縁部からこの開口の内部に向かって一体的に突出し、上記箱本体に収容されたECUを係止する係止アームを設けた車両におけるECU収容箱において、
上記支持アームの突出部から上記被支持面の面方向かつ水平方向に向かって一体的に突出するブラケットと、このブラケットから上記被支持面に直交する方向かつ上記支持部に向かう方向に一体的に突出し、この支持部に形成された位置決め孔に嵌入される位置決め突起とを設けている。
このため、上記車体の支持部に上記ECU収容箱を支持させようとする際の車体へのECU収容箱の組み付け作業時には、まず、上記支持部の位置決め孔に、上記位置決め突起を嵌入させる。すると、上記支持部に対する所定位置に上記ECU収容箱を位置決めできることから、上記支持部への支持アームの突出部の固着は前記従来の技術にいうスタッドボルトを用いることなく従来多用の締結具を用いて容易にすることができる。よって、上記車体へのECU収容箱の組み付け作業が容易にできる。
また、上記位置決め突起の下面の全体を上記ブラケットの下面以下に位置させている。
ここで、上記ECU収容箱の上部は、第1、第2金型により、次のように射出成形することができる。
即ち、上記第1金型により、上記支持アームの基部側の上面と、この支持アームの突出部の上記被支持面と、上記上面板の開口の開口縁部と、係止アームの上面と、上記ブラケットの上記支持部側の垂直面と、上記位置決め突起の上面の全体、上記ブラケットの下面よりも上方に位置する上記位置決め突起の側面、およびこの位置決め突起の突出端面とが形成される。この場合、上記第1金型の型抜き方向は、上記支持アームの被支持面の面方向と、上記開口の貫通方向とに合致するよう垂直上方とされる。
一方、上記第2金型により、上記支持アームの突出部における上記支持部とは反対の面、および下面と、上記ブラケットの上記支持部とは反対の面、および下面と、上記位置決め突起の下面の全体、およびこの位置決め突起の上記支持部とは反対の面とを形成する。この場合、上記第2金型の型抜き方向は、上記支持アームの突出部の下面の面方向と、上記ブラケットの下面の面方向と、上記位置決め突起の下面の全体の面方向とに合致するよう水平な方向とされる。
上記の場合、特に、位置決め突起の下面はその全体が上記ブラケットの下面以下に位置させられているため、上記位置決め突起の下面の全体を形成した上記第2金型の部分は、上記ブラケットに邪魔されることなく上記した水平な型抜き方向にて型抜きできる。
このため、前記したように、ブラケットと位置決め突起とを設けることにより、車体へのECU収容箱の組み付け作業が容易にできるようにしたものでありながら、上記ブラケットと位置決め突起とを含むECU収容箱の上部の成形は、従来用いていた第1、第2金型での金型数をそのままにして、別途の金型を加えることなく達成できる。よって、上記ECU収容箱の成形作業が容易にできる。
本発明の車両におけるECU収容箱に関し、車体の支持部にECU収容箱を支持させる際の車体へのECU収容箱の組み付け作業がスタッドボルトを用いないで容易にできるようにし、かつ、このようにした場合でも、上記ECU収容箱の成形作業が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、車両におけるECU収容箱において、ECUを収容する樹脂製の箱本体を設けると共に、この箱本体の上部から一体的に水平方向に延出した後、上方に突出する支持アームを設け、この支持アームの突出部の外面のうち、上記箱本体側の面を垂直に延びる被支持面とし、この被支持面が車体の支持部に対向してこの支持部に上記支持アームの突出部が固着されるようにする。
上記箱本体の上面板に上下に貫通する開口を形成し、平面視で、この開口の開口縁部からこの開口の内部に向かって一体的に突出し、上記箱本体に収容されたECUを係止する係止アームを設ける。
上記支持アームの突出部から上記被支持面の面方向かつ水平方向に向かって一体的に突出するブラケットと、このブラケットから上記被支持面に直交する方向かつ上記支持部に向かう方向に一体的に突出し、この支持部に形成された位置決め孔に嵌入される位置決め突起とを設ける。上記位置決め突起の下面の全体を上記ブラケットの下面以下に位置させる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1〜5において、符号1は、自動車で例示される車両であり、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、上記前方に向かっての車両1の幅方向をいうものとする。
上記車両1の車体2は、その左右側部にそれぞれ立設されるフロントピラー3と、車両1の幅方向に延び、上記左右フロントピラー3に架設されるピラーツーピラーメンバ4とを備えている。上記車体2の内部に車室5が形成され、この車室5の前端部は上記左右フロントピラー3の間に位置している。上記各フロントピラー3とピラーツーピラーメンバ4とは車体2の骨格部材をなし、上記各フロントピラー3はピラーツーピラーメンバ4によって補強されている。上記ピラーツーピラーメンバ4は円形パイプ材で形成され、このピラーツーピラーメンバ4には不図示のステアリングコラムやインスツルメントパネルが支持され、また、ECU収容箱8が支持されている。
上記ECU収容箱8は、車両1を電子的に制御するための複数(3つ)のECU9を収容可能とする樹脂製の箱本体11と、この箱本体11の上部(上端部)の外縁部(後縁部)から一体的に、一旦、水平方向の後方に延出した後、垂直上方に突出する支持アーム12とを備えている。
上記支持アーム12は、上記箱本体11の上部の外縁部(後縁部)から後方に一体的に延出した延出部13と、この延出部13の延出端から一体的に垂直上方に突出した突出部14とを備えている。この突出部14の外面のうち、上記箱本体11側の面(前面)は、車両1の幅方向かつ垂直に延びる被支持面15とされている。この被支持面15は、前記車体2のピラーツーピラーメンバ4の一部で構成される支持部16にその後方から対向し、かつ、当接させられている。
上記突出部14には軸心18が前後方向に延びるボルト挿通孔19が形成され、かつ、上記軸心18上で、上記支持部16にボルト螺合用孔20が形成されている。このボルト螺合用孔20は単なる孔であって、雌ねじは形成されていない。上記突出部14の後方から、上記ボルト挿通孔19を通り上記ボルト螺合用孔20に対し締結具21であるドリルねじが雌ねじを形成しながら螺合可能とされる。そして、この螺合により、上記支持部16に上記支持アーム12の突出部14が締結されて固着される。また、上記箱本体11の側面には他の支持アーム23が一体的に突設され、この他の支持アーム23は、上記ピラーツーピラーメンバ4に突設されたステー24に締結具25により締結されて固着されている。これにより、上記車体2の支持部16にECU収容箱8が支持される。
上記箱本体11は、上、下面板27,28と、左右側板29,30と、これら各板27〜30で囲まれた空間を左右に仕切る仕切板31と、上記側板29の外面に形成される箱体32とを一体的に備えている。上記各板27〜31で囲まれた各空間と箱体32の内部空間とが、それぞれ上記各ECU9をECU収容箱8に収容させるための収容空間33とされている。
上記上面板27には、上記各収容空間33に対応するよう上下に貫通する複数(3つ)の開口36が形成されている。車両1の平面視で、これら各開口36の開口縁部のうち、後縁部から上記各開口36の内部(前方)に向かって一体的に突出する係止アーム37が設けられている。これら各係止アーム37は、弾性的に上下に撓むことにより、上記箱本体11の収容空間33に収容されたECU9を弾性的に係脱可能に係止して、このECU9を上記収容空間33内に保持する。
上記支持アーム12の突出部14から上記被支持面15の面方向かつ水平方向(右方向)に向かってブラケット39が一体的に突出している。また、このブラケット39から上記被支持面15の仮想延長面に直交する方向、かつ、上記支持部16に向かう方向(前方)に位置決め突起40が一体的に突出している。この位置決め突起40は上記支持部16に形成された位置決め孔41に緊密に嵌入される。これにより、上記締結具21による支持部16への支持アーム12の締結に先立って、上記車体2の支持部16に対する所定位置に上記ECU収容箱8が位置決め可能とされる。
上記位置決め突起40は、その突出方向の各部断面が十字形状とされている。このため、この位置決め突起40の下面43,44を全体的に見れば、上下方向に段差があって、上側の左右一対の下面43,43と、これら両下面43,43の間に位置する下側の下面44とを備えている。そして、上記位置決め突起40の下面43,44の全体が上記ブラケット39の下面45以下に位置させられている。
上記車体2のピラーツーピラーメンバ4の支持部16に対し、上記ECU収容箱8を支持させようとする際の車体2へのECU収容箱8の組み付け作業時には、まず、上記支持部16の位置決め孔41に、上記位置決め突起40を嵌入させる。すると、上記支持部16に対する所定位置に上記ECU収容箱8が位置決めされる。そして、この位置決め状態でこのECU収容箱8の支持アーム12のボルト挿通孔19と、上記支持部16のボルト螺合用孔20とを同じ軸心18上に位置させる。そこで、上記支持アーム12のボルト挿通孔19に締結具21を挿通させると共に、この締結具21を上記支持部16のボルト螺合用孔20に螺合し、この支持部16に上記支持アーム12を締結する。また、上記ECU収容箱8の他の支持アーム23をステー24に対し締結具25により締結して固着させる。すると、上記車体2へのECU収容箱8の組み付け作業が終了する。
上記ECU収容箱8の上部は、第1、第2金型47,48により、次のように射出成形される。
即ち、上記第1金型47により、上記支持アーム12の基部側である延出部13の上面、および側面と、この支持アーム12の突出部14の上記被支持面15と、上記上面板27の開口36の開口縁部と、上記係止アーム37の上面、側面、および突出端面(前面)と、上記ブラケット39の上記支持部16側の垂直面(前面)と、上記位置決め突起40の上面の全体、上記ブラケット39の下面45よりも上方に位置する上記位置決め突起40の側面、およびこの位置決め突起40の突出端面(前面)とが形成される。
この場合、上記第1金型47の型抜き方向Aは、上記支持アーム12の突出部14の側面、および被支持面15の各面方向と、上記開口36の貫通方向と、上記係止アーム37の側面、および突出端面の各面方向とに合致するよう垂直上方とされる。
一方、上記第2金型48により、上記支持アーム12の突出部14における上記支持部16とは反対の面(後面)、側面、下面、および突出端面(上面)と、上記ボルト挿通孔19と、上記ブラケット39の上記支持部16とは反対の面(後面)、上面、下面45、および突出端面(右端面)と、上記位置決め突起40の下面43,44の全体、上記ブラケット39の下面45以下に位置する上記位置決め突起40の側面、およびこの位置決め突起40の上記支持部16とは反対の面(後面)とを形成する。
この場合、上記第2金型48の型抜き方向Bは、上記支持アーム12の突出部14の側面、下面、および突出端面(上面)の各面方向と、上記ボルト挿通孔19の軸方向と、上記ブラケット39の上面、下面45、および突出端面の各面方向と、上記位置決め突起40の下面43,44の全体、および上記ブラケット39の下面45以下に位置する上記位置決め突起40の側面の各面方向とに合致するよう水平方向の後方とされる。
上記の場合、特に、位置決め突起40の下面43,44はその全体が上記ブラケット39の下面45以下に位置させられているため、上記位置決め突起40の下面43,44の全体を形成した上記第2金型48の部分は、上記ブラケット39に邪魔されることなく上記した型抜き方向Bにて型抜きされる。
上記構成によれば、支持アーム12の突出部14から上記被支持面15の面方向かつ水平方向に向かって一体的に突出するブラケット39と、このブラケット39から上記被支持面15に直交する方向かつ上記支持部16に向かう方向に一体的に突出し、この支持部16に形成された位置決め孔41に嵌入される位置決め突起40とを設けている。
このため、上記車体2のピラーツーピラーメンバ4の支持部16に上記ECU収容箱8を支持させようとする際の車体2へのECU収容箱8の組み付け作業時には、まず、上記支持部16の位置決め孔41に、上記ECU収容箱8の位置決め突起40を嵌入させる。すると、上記支持部16に対する所定位置に上記ECU収容箱8が位置決めされる。よって、この後に、上記ECU収容箱8の支持アーム12のボルト挿通孔19と、上記支持部16のボルト螺合用孔20とを同じ軸心18上に位置させて、上記支持アーム12のボルト挿通孔19に締結具21を挿通させると共に、この締結具21を上記支持部16のボルト螺合用孔20に螺合し、この支持部16に上記支持アーム12を締結させる、ということが容易にできる。
上記の結果、支持部16への支持アーム12の突出部14の固着は従来の技術にいうスタッドボルトを用いることなく従来多用の締結具21を用いて容易にすることができる。つまり、上記車体2へのECU収容箱8の組み付け作業が容易にできる。
また、位置決め突起40の下面43,44の全体を上記ブラケット39の下面45以下に位置させている。
このため、前記したように、上記ECU収容箱8の上部は第1、第2金型47,48により、射出成形することができる。
よって、前記したように、ブラケット39と位置決め突起40とを設けることにより、車体2へのECU収容箱8の組み付け作業が容易にできるようにしたものでありながら、上記ブラケット39と位置決め突起40とを含むECU収容箱8の上部の成形は、従来用いていた第1、第2金型47,48の金型数をそのままにして、別途の金型を加えることなく達成できる。よって、上記ECU収容箱8の成形作業が容易にできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記位置決め突起40の断面形状は円形、矩形、多角形のいずれであってもよい。また、上記第1、第2金型47,48によるECU収容箱8の成形作業に際し、上記ECU収容箱8が横向き姿勢や上下逆の姿勢で成形されるようにしてもよい。
ECU収容箱の側面部分断面図である。 ECU収容箱の全体を後方から見た図である。 図2の部分拡大図である。 ECU収容箱の平面図である。 ECU収容箱の支持アームの部分斜視図である。 従来の技術を示し、ECU収容箱の全体を後方から見た図である。 従来の技術を示し、ECU収容箱の側面部分断面図である。
符号の説明
1 車両
2 車体
8 ECU収容箱
9 ECU
11 箱本体
12 支持アーム
13 延出部
14 突出部
15 被支持面
16 支持部
18 軸心
19 ボルト挿通孔
20 ボルト螺合用孔
21 締結具
27 上面板
28 下面板
29 側板
30 側板
31 仕切板
33 収容空間
36 開口
37 係止アーム
39 ブラケット
40 位置決め突起
41 位置決め孔
43 下面
44 下面
45 下面
47 第1金型
48 第2金型

Claims (1)

  1. ECUを収容する樹脂製の箱本体を設けると共に、この箱本体の上部から一体的に水平方向に延出した後、上方に突出する支持アームを設け、この支持アームの突出部の外面のうち、上記箱本体側の面を垂直に延びる被支持面とし、この被支持面が車体の支持部に対向してこの支持部に上記支持アームの突出部が固着されるようにし、
    上記箱本体の上面板に上下に貫通する開口を形成し、平面視で、この開口の開口縁部からこの開口の内部に向かって一体的に突出し、上記箱本体に収容されたECUを係止する係止アームを設けた車両におけるECU収容箱において、
    上記支持アームの突出部から上記被支持面の面方向かつ水平方向に向かって一体的に突出するブラケットと、このブラケットから上記被支持面に直交する方向かつ上記支持部に向かう方向に一体的に突出し、この支持部に形成された位置決め孔に嵌入される位置決め突起とを設け、
    上記位置決め突起の下面の全体を上記ブラケットの下面以下に位置させたことを特徴とする車両におけるECU収容箱。
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