JP5126511B2 - 充電装置及び充電方法 - Google Patents

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Description

この発明は、フォークリフト等の車両に使用される蓄電池において、交流電流を直流電力に変換して蓄電池に供給して充電を行う充電回路を備えた充電装置及び充電方法に関するものである。
従来の充電装置は、大型になればなるほど充電に時間が掛かり又充電効率が悪という問題があった。そのため短時間で蓄電池を充電するための様々な制御が考えだされている。
その制御の一つとして、充電制御を開始してから規定電圧に達する毎に電流値を段階的に変えて行うような異なる複数の制御を経過して制御が行われるものがある。この制御においては、規定電圧に到達する毎の累計の時間を算出し、その後は充電電流を段階的に変えて充電を行うが、その累計の時間に基いて充電を打ち切る時間を算出し、蓄電池の充電を打ち切るように構成した充電の制御装置がある(例えば特許文献1)。
特許第2513339号公報 (図2(ロ))
これら発明では、図5に示すように充電電圧を測定し定められた電圧Voに達した時点での初期の充電の段階からの時間Toに基づいて打ち切る時間T1を算出している。この初期段階Toでは初期の充電電流は大きな電流で充電されるので、蓄電池内部や配線のインピーダンスが、気温の変化などによる温度の影響を受けやすく、特に定電流や定電力における大きな電流を必要とする急速充電時では定められた電圧Vo(変極点)に達する電圧を検出するのに誤差が大きくなることがあった。
このため、図5に示すように初期の時間に基づいて演算し、充電を終える場合には、変極点に達するまでの時間を計測した値から演算したT1の値は適正値にはなり難く、過充電又は不足充電となるという問題があった。
また、蓄電池の寿命や充電の効率を考慮して、電流→定電圧→定電流、定電流→定電流→定電流、定電力→定電流→定電流のこれら複数の異なる制御手段を経過して定電流による充電を終える場合において、制御の切替毎に時間を計測し、その累計値に基づいて充電を終える制御も考えられており、ノイズや上述したインピーダンスの影響により計測した時間に誤差が発生し、誤差が積み重なることにより更に誤差が大きくなり、その累計値に基づいて充電を終えた場合には、過充電又は不足充電となるという問題があった。
また、上述の複数の異なる制御手段を経過して定電流による充電を終える場合には、初期段階からの時間を計測するためのタイマーの数が多かったり、そのタイマーに基づいて演算処理するデータの管理が複雑となるなど設計するプログラムが煩雑なものとなっていた。
そこで、本発明の目的は、充電の制御を停止する為に使用される基準値の測定誤差を少なくし、複雑な制御であっても簡単な演算又は時間管理により適正な容量に蓄電池を充電することができる充電装置及び充電方法を提供することを目的とする。
本課題を解決するために請求項1記載の本発明は、直流電力を蓄電池(20)へ供給して充電を行う充電制御手段(10)と、前記蓄電池の電圧を検出する電圧検出手段(17)と、充電電流を検出する電流検出手段(13)と、を備えた充電装置(1)であって、前記充電制御手段は、複数の異なる制御手段(定電流→定電圧→定電流、定電流→定電流→定電流や定電力→定電流→定電流、初期定電流制御又は初期定電力制御を経由してからの定電圧制御・S7又は中間定電流制御)を行った後に、インピーダンスの影響の少ない一定の電流値となる最終充電電流(If)で制御を行う最終定電流充電手段(最終定電流制御)を備え、当該最終定電流充電手段は、当該最終定電流充電手段が開始されると時間(t)を計測するタイマー手段(タイマーA)と、前記最終定電流充電手段での充電中の前記蓄電池の状態を検出した検出値(検出電圧、検出温度)が基準値(基準電圧又は基準温度)に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間に基づいて充電を停止する時間(Ta)を演算する演算手段(18・S19)と、当該演算手段に基づいて得られた時間(Ta)の経過後に前記最終定電流充電手段の充電を停止する充電停止手段(S25・S27)と、を有することを特徴とする。
以上の構成により、最終充電電流としてインピーダンスの影響の少ない小さな電流値で定電流充電を行うことで、充電制御を停止するのに使用される検出の誤差が生じにくくなる。最終定電流充電手段においてのみ、タイマーを使用すれば良く複雑な処理を必要としない。そのため最終定電流充電手段においてのみ時間の管理をすれば良く、時間管理がしやすなる。また、累積的に発生する誤差も生じない。
本課題を解決するために請求項2記載の本発明は、直流電力を蓄電池(20)へ供給して充電を行う充電方法であって、複数の異なる制御(定電流→定電圧→定電流、定電流→定電流→定電流や定電力→定電流→定電流、初期定電流制御又は初期定電力制御を経由してからの定電圧制御・S7又は中間定電流制御)を行う工程と、インピーダンスの影響の少ない最終充電電流(If)で定電流充電を開始し、当該最終充電電流で定電流充電を開始してからの時間(t)をタイマー手段(タイマーA)で計測する工程と、前記最終充電電流での充電中に前記蓄電池の状態を検出した検出値(検出電圧、検出温度)が基準値(基準電圧又は基準温度)に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間(t)に基づいて充電を停止する時間(Ta)を演算し(S19)、その演算によって得られた時間(Ta)の経過後に前記最終充電電流での定電流充電を停止する工程(S25・S27)と、を行うことを特徴とする。
以上の方法により、最終充電電流としてインピーダンスの影響の少ない小さな電流値で定電流充電を行うことで、充電制御を停止するのに使用される検出の誤差が生じにくくなる。最終工程においてのみ、タイマーを使用すれば良く複雑な処理を必要としない。そのため、最終工程においてのみ、時間の管理をすれば良く、時間管理がしやすくなる。また、累積的に発生する誤差も生じない。
本課題を解決するために請求項3記載の本発明は、直流電力を蓄電池(20)へ供給して充電を行う充電制御手段(10)と、前記蓄電池の電圧を検出する電圧検出手段(17)と、充電電流を検出する電流検出手段(13)と、を備えた充電装置(1)であって、前記充電制御手段は、初期充電電流(Ii)で定電流充電を開始する初期定電流充電手段と、当該初期定電流充電手段での充電中に電池電圧を検出した電圧が設定電圧(Vo)に達したことに応じて前記初期定電流充電手段での充電を終了して、設定電圧(Vo又はVlo)で定電圧充電を開始する定電圧充電手段(定電圧制御)と、当該定電圧充電手段での充電中に充電電流が、前記第初期充電電流より小さな値である切替電流(Ih)に達したことに応じて前記定電圧充電手段での充電を終了して、前記切替電流より小さく、インピーダンスの影響の少ない最終充電電流(If)で定電流充電を開始する最終定電流充電手段(最終定電流制御)と、当該最終定電流充電手段を開始してからの時間を計測するタイマー手段(タイマーA)と、前記最終定電流充電手段での充電中に前記蓄電池が基準電圧(Vh)に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間(t)に基づいて充電を停止する時間(Ta)を演算する演算手段(18・S19)と、当該演算手段によって得られた時間(Ta)の経過後に前記最終定電流充電手段の充電を停止する充電停止手段(S25・S27)と、を有することを特徴とする。
以上の構成により、最終充電電流としてインピーダンスの影響の少ない小さな電流値で定電流充電を行うことで、充電制御を停止するのに使用される検出電圧の誤差が生じにくくなる。最終定電流充電手段においてのみ、タイマーを使用すれば良く複雑な処理を必要としない。そのため、最終定電流充電手段においてのみ、時間の管理をすれば良く、時間管理がしやすくなる。また、累積的に発生する誤差も生じない。
本課題を解決するために請求項4記載の本発明は、直流電力を蓄電池(20)へ供給して充電を行う充電方法であって、初期充電電流(Ii)で定電流充電を開始する工程(初期定電流制御・S3)と、前記初期充電電流での充電中に前記蓄電池の電圧が設定電圧(Vo)に達したことに応じて前記初期充電電流での充電を終了して、前記設定電圧で定電圧充電を開始する工程(S5・S7)と、前記定電圧充電での充電中に充電電流が、前記初期充電電流より小さな切替電流に達したことに応じて前記設定電圧での充電を終了して、前記切替電流より小さくインピーダンスの影響の少ない最終充電電流で定電流充電を開始し、当該最終充電電流で定電流充電を開始してからの時間(t)をタイマー手段(タイマーA)で計測する工程(S9〜S15)と、前記最終充電電流での充電中に前記蓄電池を検出した電圧が基準電圧(Vh)に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間(t)に基づいて充電を停止する時間(Ta)を演算し(S19)、その演算によって得られた時間(Ta)の経過後に前記最終充電電流での定電流充電を停止する工程(S25・S27)と、を行うことを特徴とする。
以上の方法により、最終充電電流としてインピーダンスの影響の少ない小さな電流値で定電流充電を行うことで、充電制御を停止するのに使用される検出電圧の誤差が生じにくくなる。最終工程においてのみ、タイマーを使用すれば良く複雑な処理を必要としない。そのため、最終工程においてのみ、時間の管理をすれば良く、時間管理がしやすくなる。また、累積的に発生する誤差も生じない。
本発明の充電装置及び充電方法によれば、充電の制御を停止する為に使用される検出電圧の測定誤差を少なくし、適正な容量に蓄電池を充電することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態における充電装置1の機能ブロック図である。
図1に示す充電装置1は、商用の交流電源2を電源として全波整流部3に入力される。そして、全波整流部3に接続される直流変換部5は、交流から直流に変換された直流電力
を電流検出部13を介して蓄電池20に供給している。蓄電池20はクラッド式鉛蓄電池が使用され電池電圧はDC48Vである。
直流変換部5はインバータ7とトランス9と整流部11とから構成されている。インバータ7は、全波整流部3で直流に変換された電力をトランス9を介して降圧した電力に変換しており、インバータ制御部15によって制御されている。
電流検出部13は、直流変換部5から出力される充電電流を計測し、その計測した値を充電制御部10に与えている。充電制御部10は、その得られた値からインバータ制御部15を通じて、直流変換部5から出力される電流が、一定の定められた電流値となるように制御を行っている。
また、電圧検出部17は、蓄電池20の端子の電圧を計測し、その計測した値を充電制御部10に与えている。充電制御部10は、その得られた値からインバータ制御部15を通じて、直流変換部5から出力される充電電圧が一定の定められた電圧値となるように制御を行っている。充電制御部10には、EEPROM・RAMが内蔵されたCPU19と、
充電制御処理のプログラムや、充電制御処理に使用されるタイマーA・タイマーBと、予め納められたデータ値とタイマーAにより時間計測した値に基づき演算処理するための演算手段18と、が設けられている。
実施例1における充電装置1の動作について、図2及び図3に基づいて説明する。図2は、実施例1における充電装置の電池電圧と充電電流と時間の関係を示す図である。図3は、本発明の実施の形態における充電装置の動作を示すフローチャート図である。
充電が開始されると(S1)、一定の定電流となる初期充電電流Iiで蓄電池20を充電するように初期定電流手段としての初期定電流制御が行われる(S3)。このときの初期充電電流Iiの値は例えば60Aである。この初期定電流制御では、電流検出部13で検出された値に基づいて、充電制御部10は、出力される充電電流を一定の初期充電電流Iiとなるように維持し、蓄電池20を充電している。この初期定電流制御中においては蓄電池20の電圧は上昇する。
そして、電圧検出部17が測定した蓄電池20の電圧が、設定電圧Voに達したとき(S5)、定電圧充電手段としての定電圧制御に切り替えられる(S7)。この定電圧制御では、電圧検出部17で検出された値に基づいて、充電制御部10は出力する充電電圧が一定の電圧(設定電圧Vo)となるように維持し、蓄電池20を充電している。この定電圧制御中においては、蓄電池20の充電電流は降下してゆく。
降下した充電電流が定められた切替電流Ihに達した場合には(S9)、タイマー手段としてのタイマーAが作動し(S11)、タイマーAにより時間(t)が計測される(S13)。このときの切替電流Ihの値は例えば30Aである。同時に、最終定電流充電手段としての最終定電流制御が行われる(S15)。この最終定電流制御では、電流検出部13で検出された値に基づいて、充電制御部10は、出力される充電電流を切替電流Ihよりも小さく、インピーダンスの影響が少ない例えば15Aの一定の値の最終充電電流Ifとなるように維持し、蓄電池20を充電している。この最終定電流制御中においては蓄電池20の電圧は上昇する。
そして、電圧が変極点電圧Vhに達した場合には(S17)、演算処理を行う(S19)。この演算処理は、時間(t)の計測値に基づいて、Taの時間を算出する。そして、Taの値を設定した後、タイマーBが作動し(S21)、タイマーBにより時間(Ta)が計測される(S23)。また、最終定電流制御は、そのまま維持されている(S24)。
次に、タイマーBが設定値Taに達した場合には(S25)、充電は停止され充電制御は終了する(S27)
以上の制御により蓄電池20は、適正な値に充電される。
実施例2における充電装置1の動作について、図4に基づいて説明する。図4は、実施例2における多段階定電流充電制御における充電装置の電池電圧と充電電流と時間の関係を示す図である。
充電が開始されると、一定の定電流となる初期充電電流Iiで蓄電池20を充電するように初期定電流制御が行われる。このときの初期充電電流Iiの値は例えば60Aである。この初期定電流制御では、電流検出部13で検出された値に基づいて、充電制御部10は、出力される充電電流を一定の初期充電電流Iiとなるように維持し、蓄電池20を充電している。この初期定電流制御中においては蓄電池20の充電電圧は上昇する。
そして、電圧検出部17が測定した蓄電池20の電圧が、変極点電圧Vhに達したとき、中間定電流制御に切り替えられる。このときの中間充電電流Isの値は例えば30Aである。この中間定電流制御中においても蓄電池20の充電電圧は上昇する。そして、再び電圧検出部17が測定した蓄電池20の電圧が、変極点電圧Vhに達したとき、最終定電流制御に切り替えられる。
最終定電流制御に切り替えられると、タイマーAが作動し、タイマーAにより時間(t)が計測される。この最終定電流制御では、充電制御部10は、出力される充電電流を中間充電電流Isよりも小さく、インピーダンスの影響が少ない例えば15Aの値の一定の最終充電電流Ifとなるように維持し、蓄電池20を充電している。この最終定電流制御中においては蓄電池20の充電電圧は上昇する。
そして、蓄電池20の電圧が変極点電圧Vhに達した場合には、演算処理を行う。この演算処理は、タイマーAの計測値に基づいて、Taの時間を算出する。そして、Taの値を設定した後、タイマーBが作動し、時間が計測される。また、最終定電流制御は、そのまま維持されている。
次に、タイマーBが設定値Taに達した場合には、充電は停止され充電制御は終了する。
以上の制御により蓄電池20は、適正な値に充電される。
なお、実施例1のフローチャートS11〜S27までの工程は、上述のように実施例2においても使用されている。
〔本実施形態における効果〕
(1)本発明は、最終充電電流Ifとしてインピーダンスの影響の少ない小さな電流値で定電流充電を行うことで、充電制御を停止するのに使用される検出の誤差が生じにくくなる。そのため、過充電又は不足充電が発生することはない。
(2)本発明は、最終充電制御を停止する時間を算出するのに、従来のように初期充電のインピーダンスの影響をうけやすい時間を使用することなく、電圧値の誤差が少ない制御での時間(t)を計測し(S13)、その計測した値から制御を停止するための時間(Ta)を算出することができるので(S19)、適正な状態で蓄電池20を充電することができる。そのため、過充電又は不足充電が発生することはない。
(3)本発明は、最終定電流制御においてのみ(S11〜S27)、時間tを使用すれば良く複雑な処理を必要としない。そのため最終定電流制御においてのみ時間の管理をすれば良く、時間管理がしやすく、ソフト制御が簡単になりCPUの記憶容量が少なくて済むことになる。また、ノイズ等による誤差やインピーダンスによる誤差が積み重なるような累積的に発生する誤差も生じない。
(4)特に携帯電話の小型の蓄電池と比較しフォークリフト等の大型の蓄電池であればある程、電流容量の値が大きく初期充電のインピーダンスの影響をうけやすく、充電制御を停止するのに使用される検出電圧の誤差が生じやすいが、本発明によれば、インピーダンスの影響を受けにくい小さな電流値で電圧の検出を行うため、使用される検出電圧の測定誤差を少なくし、適正な容量に蓄電池20を充電することができる。
(5)フォークリフト等で使用される様な電解液が含浸された蓄電池は、変極点電圧Vhを超えてから満充電になるまで、電解液が滞留していることにより直ぐには満充電には達せず、有る一定の時間を必要とする。そのため、電圧値の誤差が少ない制御での時間(t)を計測し(S13)、その計測した値から制御を停止するための時間(Ta)を算出することができるので(S19)、満充電まで達し適正な状態で蓄電池20を充電することができ、不足充電が発生することはない。
(本実施の形態から考えられる他の技術的思想)
直流電力を蓄電池へ供給して充電を行う充電制御手段と、前記蓄電池の電圧を検出する電圧検出手段と、充電電流を検出する電流検出手段と、を備えた充電装置であって、
前記充電制御手段は、初期充電電流で定電流充電を開始する初期定電流充電手段と、当該初期定電流充電手段での充電中に前記蓄電池が基準電圧に達したことに応じて前記初期定電流充電手段での充電を終了して、前記初期充電電流より小さな値である中間充電電流で定電流充電を開始する中間定電流充電手段と、
当該中間定電流充電手段での充電中に前記蓄電池が前記基準電圧に達したことに応じて前記中間定電流充電手段での充電を終了して、前記中間充電電流より小さく、インピーダンスの影響の少ない最終充電電流で定電流充電を開始する最終定電流充電手段と、当該最終定電流充電手段を開始してからの時間を計測するタイマー手段と、
前記最終定電流充電手段での充電中に前記蓄電池が基準電圧に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間に基づいて充電を停止する時間を演算する演算手段と、当該演算手段によって得られた時間の経過後に前記最終定電流充電手段の充電を停止する充電停止手段と、を有することを特徴とする充電装置。
以上の構成により、最終充電電流としてインピーダンスの影響の少ない小さな電流値で定電流充電を行うことで、充電制御を停止するのに使用される検出電圧の誤差が生じにくくなる。最終定電流充電手段においてのみ、タイマーを使用すれば良く複雑な処理を必要としない。そのため、最終定電流充電手段においてのみ、時間の管理をすれば良く、時間管理がしやすくなる。また、累積的に発生する誤差も生じない。
(他の実施形態への変更例)
以上説明した実施形態を他の実施形態へ変更した例を以下に示す。
・基準値としての設定電圧Voと基準値としての変極点電圧Vh(基準電圧)は同じ値をとっても良く、または変極点電圧Vhは設定電圧Voより高い値であっても良い。
・定電圧制御において、初期充電電流が設定電圧Voとして達した値と、定電圧で制御するときの電圧値は必ず一緒にする必要はなく、低くした電圧値Vloであっても良い。
・基準電圧に替えて、サーミスター等の温度検出手段によりバッテリの温度や充電装置における周囲温度を測定した検出値を予め設定された基準温度により判断しても良く、基準値として電圧値として換算した設定値なども考えられる。
・インバータの方式は特に限定する必要はなく、チョッパー式、フルブリッジ式等がある。
・タイマーA及びタイマーBとタイマーを2つ設けて説明したが、タイマーは1つで時間t及び時間Tの計測を兼ねるものであっても良い。
・定電流充電の多段階充電においては特に3段階だけでなく4段階や5段階であっても良い。
・初期定電流制御を定電流充電の制御で説明したが、電力を一定する定電力での充電を行う初期定電力制御制御であっても良い。
・初期定電流制御と最終定電流制御の間はどのような制御をとってもよく、多数の同じ制御又は異なる制御を経過しても良い。
・電池電圧はDC48Vで説明したが、DC80Vであっても良い。
・初期充電電流・切替電流・中間充電電流・最終充電電流は特に数値を限定するものでもない。
・定電圧制御においては、電圧を一定にするとは、温度変化により電圧の値を変化させながら補正して最適な状態を保つことも含まれる。
本発明の実施の形態における充電装置の機能ブロック図である。 実施例1における定電流定電圧制御における充電装置の電池電圧と充電電流と時間の関係を示す図である。 実施例1における充電装置の動作を示すフローチャート図である。 実施例2における多段階定電流充電制御における充電装置の電池電圧と充電電流と時間の関係を示す図である。 従来例における充電装置の電池電圧と時間の関係を示す図である。
符号の説明
1・・・充電装置、2・・・交流電源、3・・・全波整流部、5・・・直流変換部、
7・・・インバータ、9・・・トランス、
10・・・充電制御部、11・・・整流部、 13・・・電流検出部(電流検出手段)、 15・・・インバータ制御部、17・・・電圧検出部(電圧検出手段)、
18・・・演算手段、CPU・・・19、
20・・・蓄電池、
A・・・タイマーA(タイマー手段)、B・・・タイマーB(タイマー手段)、
Vo・・・設定電圧、Vh・・・変極点電圧(基準電圧)、
Ii・・・初期充電電流、Ih・・・切替電流、 Is・・・中間充電電流、
If・・・最終充電電流。

Claims (4)

  1. 直流電力を蓄電池へ供給して充電を行う充電制御手段と、前記蓄電池の電圧を検出する電圧検出手段と、充電電流を検出する電流検出手段と、を備えた充電装置であって、
    前記充電制御手段は、複数の異なる制御手段を行った後に、インピーダンスの影響の少ない一定の電流値となる最終充電電流で制御を行う最終定電流充電手段を備え、
    当該最終定電流充電手段は、当該最終定電流充電手段が開始されると時間を計測するタイマー手段と、前記最終定電流充電手段での充電中の前記蓄電池の状態を検出した検出値が基準値に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間に基づいて充電を停止する時間を演算する演算手段と、当該演算手段に基づいて得られた時間の経過後に前記最終定電流充電手段の充電を停止する充電停止手段と、を有することを特徴とする充電装置。
  2. 直流電力を蓄電池へ供給して充電を行う充電方法であって、
    複数の異なる制御を行う工程と、インピーダンスの影響の少ない最終充電電流で定電流充電を開始し、当該最終充電電流で定電流充電を開始してからの時間をタイマー手段で計測する工程と、
    前記最終充電電流での充電中に前記蓄電池の状態を検出した検出値が基準値に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間に基づいて充電を停止する時間を演算し、その演算によって得られた時間の経過後に前記最終充電電流での定電流充電を停止する工程と、を行うことを特徴とする充電方法。
  3. 直流電力を蓄電池へ供給して充電を行う充電制御手段と、前記蓄電池の電圧を検出する電圧検出手段と、充電電流を検出する電流検出手段と、を備えた充電装置であって、
    前記充電制御手段は、初期充電電流で定電流充電を開始する初期定電流充電手段と、当該初期定電流充電手段での充電中に前記蓄電池が設定電圧に達したことに応じて前記初期定電流充電手段での充電を終了して、設定電圧で定電圧充電を開始する定電圧充電手段と、
    当該定電圧充電手段での充電中に充電電流が、前記第初期充電電流より小さな値である切替電流に達したことに応じて前記定電圧充電手段での充電を終了して、前記切替電流より小さく、インピーダンスの影響の少ない最終充電電流で定電流充電を開始する最終定電流充電手段と、当該最終定電流充電手段を開始してからの時間を計測するタイマー手段と、
    前記最終定電流充電手段での充電中に前記蓄電池を検出した電圧が基準電圧に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間に基づいて充電を停止する時間を演算する演算手段と、当該演算手段によって得られた時間の経過後に前記最終定電流充電手段の充電を停止する充電停止手段と、を有することを特徴とする充電装置。
  4. 直流電力を蓄電池へ供給して充電を行う充電方法であって、
    初期充電電流で定電流充電を開始する工程と、
    前記初期充電電流での充電中に前記蓄電池の電圧が設定電圧に達したことに応じて前記初期充電電流での充電を終了して、前記設定電圧で定電圧充電を開始する工程と、
    前記定電圧充電での充電中に充電電流が、前記初期充電電流より小さな切替電流に達したことに応じて前記設定電圧での充電を終了して、前記切替電流より小さくインピーダンスの影響の少ない最終充電電流で定電流充電を開始し、当該最終充電電流で定電流充電を開始してからの時間をタイマー手段で計測する工程と、
    前記最終充電電流での充電中に前記蓄電池を検出した電圧が基準電圧に達したことに応じて、前記タイマー手段で計測された時間に基づいて充電を停止する時間を演算し、その演算によって得られた時間の経過後に前記最終充電電流での定電流充電を停止する工程と、を行うことを特徴とする充電方法。
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