JP2013081295A - パック電池の充電方法、充電器及びパック電池 - Google Patents

パック電池の充電方法、充電器及びパック電池 Download PDF

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Abstract

【課題】パック電池が備える二次電池の電池電圧に係る信号が外部に通知されない場合であっても、二次電池の過電圧を防止することが可能なパック電池の充電方法、充電器及びパック電池を提供する。
【解決手段】パック電池側では、セル電圧A又はセル電圧Bが4.24Vより高い状態が0.5秒間以上継続したとき(時刻t1及びt2)に、二次電池を充電路から切断し、セル電圧A及びセル電圧Bが4.20V以下である状態が、0.2秒間以上継続したときに、二次電池を充電路に接続する。充電器側ではパック電池に供給している充電電流を検出し、20mA以上の充電電流が検出されなくなった場合、パック電池に供給可能な充電電流の上限を決定付けている設定電流を0.7倍に低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、二次電池が所定の電圧状態にあることを検出して充電路から切断するパック電池を所定の設定電流で充電するパック電池の充電方法、この充電方法を実行する充電器、及び該充電器で充電されるパック電池に関する。
従来、リチウムイオン電池に代表される二次電池の充電では、設定電流にて定電流充電し、端子電圧(以下、電池電圧という)が二次電池に許容される最大電圧より低く設定された設定電圧に達した後に定電圧充電に移行する、いわゆる定電流・定電圧充電方式が主に用いられる。電池電圧が最大電圧を超えた場合は、電池の寿命及び充放電容量を損ねることとなり、発火に至る虞もあるため、充電中は電池電圧が最大電圧を超えないように制御される。
ところで、単位セル(単電池又は素電池)を2個以上直列に接続した二次電池を充電する場合、セルバランスが崩れるとセル電圧が充電電圧の「1/単位セル数」の電圧を超えることが普通に起こり得る。例えば、2個の単位セルを直列に接続して8.4Vの充電電圧で充電中に、一方の単位セルのセル電圧が4.3V又はそれ以上に上昇することがある。一方、PSE(Product+Safety+Electricalappliance & materials;電気用品安全法)のリチウムイオン電池に関する規程における第2ステップでは、各単位セルのセル電圧が4.25V以上とならないように制御することが求められている。
これに対応可能な技術の1つとして、複数の単位セルを直列に接続した二次電池を備えるパック電池において、夫々の単位セルのセル電圧を検出しながら定電流・定電圧充電し、何れかのセル電圧が最大設定電圧を超えた場合に、パック電池に対する充電電力(例えば設定電流)を低減する方法が、特許文献1に開示されている。この方法によれば、例えば最も電圧が低い単位セルのセル電圧が4.2V以上になったことを最大電圧検出回路で検出して、充電器に最大電圧信号を通知する(特許文献1の段落[0061]〜[0063]及び図11参照)。最大電圧信号を通知された充電器は、設定電流を低減することによって実際の充電電流を低減し、パック電池における各単位セルのセル電圧を低下させる。
特開2009−44946号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によって、PSEの第2ステップに対応する場合は、パック電池の最大電圧検出回路で検出した最大電圧信号を充電器に通知するための回路及び信号線が必要となり、パック電池及び充電器でのコストアップにつながるという問題がある。この問題は、充電器の構成によっては、パック電池が備える単位セルが1個の場合にも起こり得る。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パック電池が備える二次電池の電池電圧に係る信号が外部に通知されない場合であっても、二次電池の過電圧を防止することが可能なパック電池の充電方法、充電器及びパック電池を提供することにある。
本発明に係るパック電池の充電方法は、二次電池の電池電圧が所定時間以上継続して所定電圧より高い場合、前記二次電池を充電路から切断するパック電池を所定の設定電流で充電する方法において、前記パック電池に対する充電電流の有無を検出し、充電電流無を検出した場合、前記設定電流を低減することを特徴とする。
本発明に係るパック電池の充電方法は、前記パック電池は、前記電池電圧が第2の時間以上継続して前記所定電圧より低い第2の電圧以下である場合、前記二次電池を前記充電路に接続するようにしてあり、前記設定電流を低減したときに計時を開始し、前記第2の時間より長い第3の時間を計時するまでに充電電流有を検出するか否かを判定し、検出しない場合、充電を終了することを特徴とする。
本発明に係るパック電池の充電方法は、低減した設定電流が所定電流より小さいか否かを判定し、小さい場合、充電を終了することを特徴とする。
本発明に係る充電器は、二次電池の電池電圧が所定時間以上継続して所定電圧より高い場合、前記二次電池を充電路から切断するパック電池を所定の設定電流で充電する充電器において、前記パック電池に対する充電電流の有無を検出する手段と、該手段が充電電流無を検出した場合、前記設定電流を低減する低減手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る充電器は、前記パック電池は、前記電池電圧が第2の時間以上継続して前記所定電圧より低い第2の電圧以下である場合、前記二次電池を前記充電路に接続するようにしてあり、前記設定電流を低減したときに計時を開始する手段と、該手段が前記第2の時間より長い第3の時間を計時するまでに充電電流有を検出するか否かを判定する手段とを備え、該手段が検出しないと判定した場合、充電を終了するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る充電器は、前記低減手段が低減した設定電流が所定電流より小さいか否かを判定する手段を備え、該手段が小さいと判定した場合、充電を終了するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、二次電池の電池電圧が所定時間以上継続して所定電圧より高い場合、前記二次電池を充電路から切断するパック電池において、前記電池電圧が第2の時間以上継続して前記所定電圧より低い第2の電圧以下である場合、前記二次電池を前記充電路に接続するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、二次電池の電池電圧が所定電圧より高い状態が所定時間以上継続したときに二次電池が充電路から切断されるようにパック電池が構成されており、パック電池に供給している充電電流を充電器側で検出し、充電電流が検出されなくなった場合、パック電池に供給可能な充電電流の上限を決定付けている設定電流を低減する。
これにより、パック電池に流入する充電電流が低減されるため、二次電池の内部抵抗に生じる電圧降下が減少して、該電圧降下が含まれた電池電圧が低下する。
本発明にあっては、二次電池の電池電圧が前記所定電圧より低い第2の電圧以下である状態が、第2の時間以上継続したときに、二次電池が充電路に接続されるようにパック電池が構成されており、充電器側で充電電流が検出されなくなって設定電流を低減した時から、第2の時間より長い第3の時間が経過するまでの間に、充電電流が検出されない場合は、充電を終了する。
これにより、充電電流の低減による電池電圧の低下量が小さくなって、二次電池が充電路に再接続されなくなったことが充電器側で検出されて、パック電池に対する充電が停止される。
本発明にあっては、パック電池に供給している充電電流が検出されなくなったときに低減した設定電流が所定電流より小さい場合に、充電を終了する。
これにより、充電末期とみなされるほど設定電流の低減が進んだことから、二次電池が満充電状態にあるものとして、パック電池に対する充電が停止される。
本発明にあっては、二次電池の電池電圧が所定電圧より高い状態が所定時間以上継続したときに二次電池を充電路から切断し、二次電池の電池電圧が前記所定電圧より低い第2の電圧以下である状態が、第2の時間以上継続したときに二次電池を充電路に接続する。
これにより、二次電池の電池電圧が許容される最大電圧に近づいたときに、パック電池にて二次電池に対する充電が強制的に中断され、充電を中断したことによって二次電池の内部抵抗に生じる電圧降下が減少して電池電圧が低下したときに、パック電池にて二次電池に対する充電再開の準備が整う。
本発明によれば、充電電流が検出されなくなった場合に、パック電池に供給可能な充電電流の上限を決定付けている設定電流を低減することによって、パック電池に流入する充電電流が低減されるため、二次電池の内部抵抗に生じる電圧降下が減少して電池電圧が低下する。
従って、パック電池が備える二次電池の電池電圧に係る信号が外部に通知されない場合であっても、二次電池の過電圧を防止することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係るパック電池及び充電器の構成例を示すブロック図である。 単位セルのセル電圧、二次電池の電池電圧及び充電電流の時間変化を模式的に示す説明図である。 単位セルのセル電圧が上限電圧より高くなった場合に、充電を一時的に停止させる比較回路の処理手順を示すフローチャートである。 パック電池への充電電流が検出されなくなった場合に、設定電流を低減するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るパック電池及び充電器の構成例を示すブロック図である。 単位セルのセル電圧が上限電圧より高くなった場合に、充電を一時的に停止させるCPUの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るパック電池及び充電器の構成例を示すブロック図である。図中100はパック電池であり、パック電池100は、例えばリチウムイオン電池からなる単位セル(単電池)11,12を直列に接続してなる二次電池1を備える。単位セルの数は1つ、又は3つ以上であってもよい。
二次電池1の正極端子(単位セル11の正極)は、放電用のMOSFET31のソース電極及びドレイン電極と、充電用のMOSFET32のドレイン電極及びソース電極とを直列に介して、図示しないケースの外部に露出したプラス(+)端子18に接続されている。二次電池1の負極端子(単位セル12の負極)は、ケースの外部に露出したマイナス(−)端子19に接続されている。
尚、充電路は、プラス端子18からMOSFET32,31を介して二次電池1の正極端子に至る回路と、二次電池1の負極端子からマイナス端子19に至る回路とで構成される。
パック電池100は、また、二次電池1を保護する保護IC2を備える。保護IC2は、各一端が単位セル11の正極及び負極に各別に接続されたスイッチ21,22と、各一端が単位セル12の正極及び負極に各別に接続されたスイッチ23,24とを有する。スイッチ21,22夫々の他端は、抵抗器25を介して差動増幅器20の非反転入力端子と抵抗器26の一端とに接続されている。抵抗器26の他端は、単位セル12の負極及びスイッチ24の一端に接続されている。スイッチ23,24夫々の他端は、抵抗器27を介して差動増幅器20の反転入力端子と抵抗器28の一端とに接続されている。抵抗器28の他端は、差動増幅器20の出力端子に接続されている。
差動増幅器20の出力端子は、該差動増幅器20が増幅した単位セル11又は12のセル電圧と、所定の上限電圧、下限電圧及びその他の基準電圧とを比較する比較回路29の入力端子に接続されている。本実施の形態1にあっては、上限電圧が4.24V(±0.01V)であり、下限電圧が例えば2.75Vである。比較回路29は、MOSFET31,32のゲート電極に各別に接続された2つの出力端子を有する。標準的な使用状態にあっては、比較回路29の2つの出力端子から夫々のゲート電極に与えられるL(ロウ)レベルのオン信号によって、MOSFET31,32がオンしている。
スイッチ21,22及びスイッチ23,24は、各別に連動してオン・オフが切り替わるように、且つ、互いに同時にオンしないように比較回路29から制御されている。例えば抵抗器25,27夫々の一端と、単位セル11の両端とを接続する場合、スイッチ21,22が同時にオンし、スイッチ23,24がオフするように制御される。同様に抵抗器25,27夫々の一端と、単位セル12の両端とを接続する場合、スイッチ23,24が同時にオンし、スイッチ21,22がオフするように制御される。
差動増幅器20及び抵抗器25,26,27,28は、抵抗器25,27の一端に与えられる電圧の差分を一定の増幅率で増幅する増幅回路を構成する。本実施の形態1では、抵抗器25,27の抵抗値が等しく、且つ、抵抗器26,28の抵抗値が等しくなるようにしてあり、増幅率は抵抗器28の抵抗値を抵抗器27の抵抗値で除算した値となる。ここでは、上記増幅率が1であるものとする。従って、単位セル11又は12のセル電圧がそのままの大きさで、差動増幅器20の出力端子から比較回路29の入力端子に与えられる。上記増幅率を1とは異なる値にする場合は、セル電圧と比較されるべき上限電圧、下限電圧及びその他の基準電圧の大きさを増幅率に合わせて増減すればよい。
比較回路29は、差動増幅器20から与えられる単位セル11又は12のセル電圧と、上述した上限電圧、下限電圧及びその他の基準電圧とを各別に比較する。これらの基準電圧と電圧を比較すべき単位セル11,12の選択は、スイッチ21,22及びスイッチ23,24を数ms周期で交互に切り替えることによって行われる。セル電圧と各基準電圧との比較は、比較結果が一定時間以上継続するか否かが加味されて行われる。例えば、セル電圧と上限電圧との比較では、セル電圧が4.24Vより高くなる状態が0.5〜1秒(s)以上継続したときに、セル電圧が上限電圧より高いと判定される。また、単位セル11又は12のセル電圧が4.20V(±0.01V)より低くなる状態が150〜250ms以上継続したときに、セル電圧が上限電圧より高い状態から復帰したと判定される。
比較回路29は、更に、上述の比較判定結果に応じてMOSFET31,32をオフさせる。具体的には、単位セル11又は12のセル電圧が上限電圧より高くなった場合、比較回路29は、充電用のMOSFET32のゲート電極にH(ハイ)レベルのオフ信号を与えることにより、MOSFET32をオフさせる。更に、単位セル11又は12のセル電圧が上限電圧より高い状態から復帰した場合、比較回路29は、充電用のMOSFET32のゲート電極にLレベルのオン信号を与えることにより、MOSFET32をオンさせる。また、単位セル11又は12のセル電圧が下限電圧より低くなった場合、比較回路29は、放電用のMOSFET31のゲート電極にHレベルのオフ信号を与えることにより、MOSFET31をオフさせる。
尚、本実施の形態1では、保護IC2が有する1つの差動増幅器20の入力端子側をスイッチ21,22,23,24で切り替えることにより、単位セル11,12のセル電圧を交互に増幅したが、これに限定されるものではない。例えば、単位セル11,12夫々のセル電圧を2つの差動増幅器20,20で各別に増幅し、切り替えスイッチによって各差動増幅器20の出力端子を比較回路29の入力端子に交互に接続するようにしてもよい。
次に、充電器について説明する。図1において200は充電器であり、充電器200は、商用電源300から供給される交流電圧を整流及び安定化して充電電圧及び直流の電源電圧(図示せず)を生成する電源部4を備える。充電電圧を出力する電源部4のプラス側の出力端子は、MOSFET5のソース電極及びドレイン電極を介して、図示しないケースの外部に露出したプラス(+)端子48に接続されている。電源部4のマイナス側の出力端子は、充電電流を検出するための検出抵抗6を介して、ケースの外部に露出したマイナス(−)端子49に接続されている。プラス端子48及びマイナス端子49は、パック電池100が装着されたときに、該パック電池100のプラス端子18及びマイナス端子19と各別に接続される。
充電器200は、また、マイクロコンピュータからなる制御部7を備える。制御部7はCPU71を有し、CPU71は、プログラム等の情報を記憶するROM72、一時的に発生した情報を記憶するRAM73、及び各種時間を並列的に計時するタイマ74と互いにバス接続されている。CPU71には、また、充電電圧及び充電電流を制御する制御信号を電源部4に与えるI/Oポート75と、MOSFET5のゲート電極にオン信号及びオフ信号を与えるI/Oポート76と、アナログの電圧をデジタルの電圧値に変換するA/D変換器77とがバス接続されている。
ROM72は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM )又はフラッシュメモリからなる不揮発性メモリである。ROM72には、プログラムの他に、充電電流に係る設定値及び判定値、設定電流の低減率等の各種固定データが記憶される。
CPU71は、ROM72に予め格納されている制御プログラムに従って、本発明に係る充電器200としての機能を実現するための処理を実行する。
電源部4は、I/Oポート75を介して与えられる制御信号によって、二次電池1に印加する充電電圧を設定する。本実施の形態1では、単位セル11,12夫々についての充電電圧が4.20Vであるため、二次電池1全体に印加する充電電圧を8.40Vに固定している。電源部4は、また、I/Oポート75を介して与えられる制御信号によって、充電電流の上限値を決定付ける設定電流が設定される。CPU71がI/Oポート75を介して電源部4に設定する設定電流は、上記制御信号によって任意の大きさの電流に低減される。
MOSFET5は、I/Oポート76からLレベルのオン信号が与えられることによって充電の開始時にオンされ、I/Oポート76からHレベルのオフ信号が与えられることによって充電の終了時にオフされる。
A/D変換器77は、検出抵抗6の両端に生じるアナログの電圧をサンプリングしてA/D変換することにより、デジタルの電圧値に変換する。変換されたデジタルの電圧値が、CPU71に取り込まれて充電電流に換算されることにより、充電電流が検出される。ここでは、A/D変換器77の変換値には変換誤差がある点と、充電器200からパック電池100に対して見かけ上の充電電流が流入する点とを考慮して、パック電池100に流入する20mA以上の電流を充電電流として検出する。A/D変換器77は、また、プラス端子48及びマイナス端子49間に外部から印加される電圧を変換する。変換された電圧がCPU71に取り込まれ、CPU71によって所定の電圧以上であると判定されたときに、パック電池100の装着が検出される。
以上のように構成された充電器200のCPU71は、パック電池100の装着を検出した場合、パック電池100の充電を開始する。充電の開始に際し、CPU71は、電源部4に所定の設定電流を設定した後、MOSFET5をオンさせる。充電中に充電電流が充電停止電流以下となる状態が所定時間以上継続した場合、充電電流が十分に絞り込まれたものとみなされるため、CPU71は、MOSFET5をオフさせて充電を終了する。一方、充電中に充電電流が検出されなくなった場合、CPU71は、電源部4に設定する設定電流を所定の割合で低減し、低減した設定電流が所定の電流以下となった場合に充電を終了する。また、設定電流を低減した後、所定時間内に充電電流を検出しない場合、パック電池100側でセル電圧が上限電圧より高い状態から復帰しないものとみなされるため、CPU71は、MOSFET5をオフさせて充電を終了する。
次に、パック電池100の充電が充電器200によって制御される様子を、図を用いて説明する。
図2は、単位セル11,12のセル電圧、二次電池1の電池電圧及び充電電流の時間変化を模式的に示す説明図である。図2の縦軸はセル電圧、電池電圧及び充電電流の大きさを表し、横軸は時間を表す。また、セル電圧、電池電圧及び充電電流の夫々を、細い実線、太い実線及び一点鎖線で示す。特に単位セル11,12のセル電圧を、セル電圧A,セル電圧Bと表示する。セル電圧A及びセル電圧Bを加算した電圧が電池電圧となる。
時刻t0で所定の設定電流による定電流充電を開始した場合、時間の経過と共に、セル電圧A、セル電圧B及び電池電圧が上に凸の曲線を描いて上昇する。セル電圧A及びセル電圧Bが不均等に上昇したことによって時刻t1でセル電圧Aが4.24Vの上限電圧まで上昇した場合、パック電池100の比較回路29におけるセル電圧及び上限電圧の比較判定結果より、MOSFET32のゲート電極にオフ信号が与えられ、MOSFET32がオフして充電が停止される。その結果、単位セル11,12の内部抵抗に生じていた電圧がゼロとなり、セル電圧A及びセル電圧Bがごく短時間のうちに低下する。そして、セル電圧Aが4.20Vより低くなる状態が150〜250ms以上継続したときに、比較回路29からMOSFET32のゲート電極にオン信号が与えられ、MOSFET32がオンして充電再開の準備が整う。
一方、充電器200では、時刻t1で充電電流が検出されなくなることから、CPU71が、設定電流を低減する。その後、上述したようにパック電池100側で充電再開の準備が整ったときに充電が再開されて充電電流が流れ始め、電池電圧の上昇に応じて充電電流が設定電流よりも減少し続ける。同様に時刻t2でセル電圧Aが4.24Vの上限電圧まで上昇してパック電池100側でMOSFET32がオフされ、充電が停止した場合、充電器200のCPU71が設定電流を更に低減し、パック電池100側でMOSFET32がオンされたときに充電が再開されて充電電流が流れ始める。
上述したように、セル電圧A又はセル電圧Bが上限電圧より高くなったときにパック電池100で一旦充電が停止され、これを検出した充電器200が設定電流を低減し、その後パック電池100に対する充電が再開される。このようなパック電池100及び充電器200が協調して行う動作が繰り返されることにより、二次電池1を構成する単位セル11,12のセル電圧が4.25V以上とならないようにして充電が継続される。
以下では、上述したパック電池100及び充電器200の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。
図3は、単位セル11,12のセル電圧が上限電圧より高くなった場合に、充電を一時的に停止させる比較回路29の処理手順を示すフローチャートであり、図4は、パック電池100への充電電流が検出されなくなった場合に、設定電流を低減するCPU71の処理手順を示すフローチャートである。
図3に示す処理は、比較回路29により、スイッチ21,22,23,24の切り換え周期と同期させてハードウエア的に実行される。比較回路29は、パック電池100に組み込まれて電源が供給されたときから、図3の処理を実行し続ける。
一方、図4に示す処理は、ROM72に予め格納された制御プログラムに従って実行される。この処理は、例えば250ms周期で起動されるが、これに限定されるものではない。
先ず図3の処理について説明する。
比較回路29は、差動増幅器20から交互に与えられる単位セル11,12のセル電圧のうち、何れかのセル電圧が4.24V以上となる状態が、例えば0.5秒間以上継続するか否かを判定し(S11)、判定条件が成立しない場合(S11:NO)、何れかのセル電圧が放電終止電圧としての2.75V以下となる状態が、例えば1秒間以上継続するか否かを判定する(S12)。この判定条件も成立しない場合(S12:NO)、比較回路29は、ステップS11に処理を移す。
何れかのセル電圧が2.75V以下となる状態が1秒間以上継続した場合(S12:YES)、比較回路29は、MOSFET31のゲート電極にHレベルのオフ信号を与えてMOSFET31をオフさせる(S13)。これにより、二次電池1の放電が強制的に停止される。その後、比較回路29は、単位セル11,12の両方のセル電圧が3.6V以上となる状態が、例えば0.5秒間以上継続するか否かを判定し(S14)、条件が成立するまで待機する(S14:NO)。両方のセル電圧が3.6V以上となる状態が0.5秒間以上継続した場合(S14:YES)、比較回路29は、MOSFET31のゲート電極にLレベルのオン信号を与えてMOSFET31をオンさせて(S15)、ステップS11に処理を移す。これにより、二次電池1の放電が再開される。
ステップS11で何れかのセル電圧が4.24V以上となる状態が0.5秒間以上継続した場合(S11:YES)、比較回路29は、MOSFET32のゲート電極にHレベルのオフ信号を与えてMOSFET32をオフさせる(S16)。これにより、二次電池1の充電が強制的に停止される。その後、比較回路29は、単位セル11,12の両方のセル電圧が4.20V以下となる状態が、例えば0.2秒間以上継続するか否かを判定し(S17)、条件が成立するまで待機する(S17:NO)。両方のセル電圧が4.20V以下となる状態が0.2秒間以上継続した場合(S17:YES)、比較回路29は、MOSFET32のゲート電極にLレベルのオン信号を与えてMOSFET32をオンさせて(S18)、ステップS11に処理を移す。これにより、二次電池1の充電再開の準備が整う。
次に図4の処理について説明する。
図4の処理が起動された場合、CPU71は、I/Oポート75を介して電源部4に所定の設定電流を設定した(S21)後、I/Oポート76を介してMOSFET5のゲート電極にオン信号を与えてMOSFET5をオンさせる(S22)。これにより、パック電池100に対する充電が開始される。その後、CPU71は、検出抵抗6に流れる充電電流をA/D変換器77を介して検出し、検出した充電電流が、例えば20mA以上であるか否かを判定する(S23)。
充電電流が20mA以上である場合(S23:YES)、即ち実質的にも充電中であると判定される場合、CPU71は、タイマ74に計時を開始させた(S24)後、充電末期であるか否かを確認するために、新たに検出した充電電流が、例えば50mA以下であるか否かを判定する(S25)。50mA以下ではない場合(S25:NO)、CPU71は、再び充電中であるか否かを判定するために、ステップS23に処理を移す。
新たに検出した充電電流が50mA以下である場合(S25:YES)、CPU71は、満充電であるか否かを確認するために、先に計時を開始したタイマ74が、例えば20秒を計時したか否かを判定し(S26)、まだ20秒を計時していない場合(S26:NO)、判定処理を繰り返すためにステップS25に処理を移す。タイマ74が20秒を計時した場合(S26:YES)、即ち満充電であることが確認された場合、CPU71は、I/Oポート76を介してMOSFET5のゲート電極にオフ信号を与えることにより、MOSFET5をオフさせて(S27)、図4の処理を終了する。これにより、パック電池100に対する充電を終了させる。
ステップS23で充電電流が20mA以上でない場合(S23:NO)、即ち、パック電池100で充電が停止されたために充電電流が検出されないと判定される場合、CPU71は、設定電流を更に低減できるか否かを確認するために、設定電流が例えば100mA以上であるか否かを判定する(S28)。100mA以上ではない場合(S28:NO)、設定電圧が絞り込まれて満充電とみなされることから、CPU71は、MOSFET5をオフさせて充電を終了するために、ステップS27に処理を移す。
設定電流が100mA以上である場合(S28:YES)、CPU71は、設定電流に例えば0.7を掛けた値を新たな設定電流とし(S29)、更に、タイマ74に計時を開始させた(S30)後、パック電池100に充電電流が流入しているか否かを確認するために、新たに検出した充電電流が20mA以上であるか否かを判定する(S31)。設定電流を低減する割合は0.7に限定されず、例えば、一定の電流値だけ低減するようにしてもよいし、低減率を適宜変更するようにしてもよい。充電電流が20mA以上である場合(S31:YES)、充電を継続するために、CPU71は、ステップS23に処理を移す。
充電電流が20mA以上ではない場合(S31:NO)、即ち、パック電池100で充電が停止され続けているために充電電流が検出されないと判定される場合、CPU71は、先に計時を開始したタイマ74が、例えば1秒を計時したか否かを判定し(S32)、まだ1秒を計時していない場合(S32:NO)、判定処理を繰り返すためにステップS31に処理を移す。タイマ74が1秒を計時した場合(S32:YES)、即ち、パック電池100で規定の時間内に充電再開の準備が整わなかった場合、CPU71は、MOSFET5をオフさせて充電を終了するために、ステップS27に処理を移す。
以上のように本実施の形態1によれば、セル電圧が4.24Vより高い状態が0.5秒間以上継続したときに二次電池が充電路から切断されるようにパック電池が構成されており、パック電池に供給している充電電流を充電器側で検出し、20mA以上の充電電流が検出されなくなった場合、パック電池に供給可能な充電電流の上限を決定付けている設定電流を0.7倍に低減する。
これにより、パック電池に流入する充電電流が低減されるため、単位セルの内部抵抗に生じる電圧降下が減少して、該電圧降下が含まれたセル電圧が低下する。
従って、パック電池が備える二次電池の電池電圧に係る信号が外部に通知されない場合であっても、二次電池を構成する単位セルの過電圧を防止することが可能となる。
また、単位セルのセル電圧が4.24Vの上限電圧より低い4.20V以下である状態が、0.2秒間以上継続したときに、二次電池が充電路に接続されるようにパック電池が構成されており、充電器側で20mA以上の充電電流が検出されなくなって設定電流を0.7倍に低減した時から、上記0.2秒より長い1秒間が経過するまでの間に、20mA以上の充電電流が検出されない場合は、充電を終了する。
従って、充電電流の低減によるセル電圧の低下量が小さくなって、二次電池が充電路に再接続されなくなったことを充電器側で検出して、パック電池に対する充電を停止することが可能となる。
更に、パック電池に供給している充電電流が検出されなくなったときに低減した設定電流が100mAより小さい場合に、充電を終了する。
従って、充電末期とみなされるほど設定電流の低減が進んだことから、二次電池が満充電状態にあるものとして、パック電池に対する充電を停止することが可能となる。
更にまた、単位セルのセル電圧が4.24Vより高い状態が0.5秒間以上継続したときに二次電池を充電路から切断し、セル電圧が前記4.24Vより低い4.20V以下である状態が、0.2秒間以上継続したときに二次電池を充電路に再接続する。
従って、単位セルのセル電圧がPSEの第2ステップで許容される最大電圧(4.25V)に近づいたときに、パック電池にて二次電池に対する充電を強制的に中断し、充電を中断したことによって単位セルの内部抵抗に生じる電圧降下が減少してセル電圧が低下したときに、パック電池にて二次電池に対する充電再開の準備を整わせることが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1のパック電池100が、保護IC2を備えており、差動増幅器で増幅した各セル電圧を比較回路29で基準電圧と比較する形態であるのに対し、実施の形態2のパック電池は、マイクロコンピュータを備えており、デジタルの電圧値に変換されたセル電圧を、CPUが基準電圧値と比較する形態である。
図5は、本発明の実施の形態2に係るパック電池及び充電器の構成例を示すブロック図である。図中101はパック電池であり、パック電池101は、単位セル11,12を直列に接続してなる二次電池1と、マイクロコンピュータからなる保護回路8とを備える。二次電池1の正極端子は、放電用のMOSFET31のソース電極及びドレイン電極と、充電用のMOSFET32のドレイン電極及びソース電極とを直列に介して、プラス端子18に接続されている。二次電池1の負極端子は、マイナス端子19に接続されている。
保護回路8は、CPU81を有し、CPU81は、プログラム等の情報を記憶するROM82、一時的に発生した情報を記憶するRAM83、及び各種時間を並列的に計時するタイマ84と互いにバス接続されている。CPU81には、また、MOSFET31,32夫々のゲート電極にオン信号及びオフ信号を与えるI/Oポート85と、アナログの電圧をデジタルの電圧値に変換するA/D変換器86とがバス接続されている。
A/D変換器86は、単位セル11,12夫々のセル電圧をサンプリングしてA/D変換することにより、デジタルの電圧値に変換する。変換されたデジタルの電圧値は、CPU81に取り込まれてセル電圧として検出される。CPU81は、検出した夫々のセル電圧と、上述した上限電圧、下限電圧及びその他の基準電圧とを各別に比較し、比較結果に基づき、I/Oポート85を介してMOSFET31,32のゲート電極にオン信号及びオフ信号を与えることにより、MOSFET31,32をオン・オフさせる。
以下では、上述したパック電池101の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。
図6は、単位セル11,12のセル電圧が上限電圧より高くなった場合に、充電を一時的に停止させるCPU81の処理手順を示すフローチャートである。単位セル11,12のセル電圧が下限電圧より低くなった場合については、図6とは別の手順(図示せず)にてCPU81が処理する。図6に示す処理は、ROM82に予め格納された制御プログラムに従って実行される。この処理は25ms周期で起動されるが、これに限定されるものではない。また、処理中の「オフフラグ」は、MOSFET32をオフしていることを示すフラグであり、CPU81の初期化時にゼロクリアされる。
図6の処理が起動された場合、CPU81は、A/D変換器86を介して単位セル11,12のセル電圧を検出し(S41)、検出したセル電圧のうちの何れかのセル電圧(具体的には高い方のセル電圧)が4.24V以上であるか否かを判定する(S42)。何れのセル電圧も4.24V以上ではない場合(S42:NO)、CPU81は、オフフラグが1にセットされているか否かを判定し(S43)、1にセットされていない場合(S43:NO)、処理回数カウンタとして用いるCNT1をゼロクリアして(S44)図6の処理を終了する。これにより、CNT1が事前に初期化される。
何れかのセル電圧が4.24V以上である場合(S42:YES)、CPU81は、CNT1を1だけインクリメントし(S45)、CNT1が例えば20以上になったか否かを判定する(S46)。ここでは、図6の処理が25ms周期で実行されるため、CNT1が20以上になったか否かを判定することは、何れかのセル電圧が4.24V以上となる状態が0.5秒間以上継続するか否かを判定することと等価である。
CNT1が20以上になっていない場合(S46:NO)、CPU81は、図6の処理を一旦終了する。CNT1が20以上になった合(S46:YES)、CPU81は、I/Oポート85を介してMOSFET32のゲート電極にオフ信号を与えることにより、充電用のMOSFET32をオフさせ(S47)、更にオフフラグに1をセットして(S48)図6の処理を終了する。
ステップS43でオフフラグが1にセットされている場合(S43:YES)、即ち、充電用のMOSFET32をオフしている場合、CPU81は、単位セル11,12の両方のセル電圧が4.20V以下になったか否かを判定する(S51)。少なくとも何れかのセル電圧が4.20V以下になっていない場合(S51:NO)、CPU81は、処理回数カウンタとして用いるCNT2をゼロクリアして(S52)図6の処理を終了する。これにより、CNT2が事前に初期化される。
両方のセル電圧が4.20V以下になった場合(S51:YES)、CPU81は、CNT2を1だけインクリメントし(S53)、CNT2が例えば8以上になったか否かを判定する(S54)。ここでは、図6の処理が25ms周期で実行されるため、CNT1が8以上になったか否かを判定することは、両方のセル電圧が4.20V以下となる状態が0.2秒間以上継続するか否かを判定することと等価である。
CNT2が8以上になっていない場合(S54:NO)、CPU81は、図6の処理を一旦終了する。CNT2が8以上になった合(S54:YES)、CPU81は、I/Oポート85を介してMOSFET32のゲート電極にオン信号を与えることにより、充電用のMOSFET32をオンさせ(S55)、更にオフフラグをゼロクリアして(S56)図6の処理を終了する。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
尚、本実施の形態2の図6に示す処理手順では、継続時間の計時に代えて、処理回数カウンタ(CNT1,CNT2)の計数を行ったが、これには限定されず、例えば、実施の形態1の図4に示す処理手順のように、タイマ84が一定時間以上を計時するか否かを判定するようにしてもよい。
以上のように本実施の形態2によれば、単位セルのセル電圧が最大電圧(4.25V)に近づいたときに、二次電池に対する充電を強制的に中断し、充電を中断したことによって単位セルの内部抵抗に生じる電圧降下が減少してセル電圧が低下したときに、パック電池にて二次電池に対する充電再開の準備を整わせることが可能となる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 二次電池
11、12 単位セル
100、101 パック電池
200 充電器
6 検出抵抗(充電電流の有無を検出する手段の一部)
71、81 CPU
72、82 ROM
73、83 RAM
74 タイマ(計時を開始する手段の一部)
75 I/Oポート(低減手段の一部)

Claims (7)

  1. 二次電池の電池電圧が所定時間以上継続して所定電圧より高い場合、前記二次電池を充電路から切断するパック電池を所定の設定電流で充電する方法において、
    前記パック電池に対する充電電流の有無を検出し、
    充電電流無を検出した場合、前記設定電流を低減すること
    を特徴とするパック電池の充電方法。
  2. 前記パック電池は、前記電池電圧が第2の時間以上継続して前記所定電圧より低い第2の電圧以下である場合、前記二次電池を前記充電路に接続するようにしてあり、
    前記設定電流を低減したときに計時を開始し、
    前記第2の時間より長い第3の時間を計時するまでに充電電流有を検出するか否かを判定し、
    検出しない場合、充電を終了すること
    を特徴とする請求項1に記載のパック電池の充電方法。
  3. 低減した設定電流が所定電流より小さいか否かを判定し、
    小さい場合、充電を終了すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のパック電池の充電方法。
  4. 二次電池の電池電圧が所定時間以上継続して所定電圧より高い場合、前記二次電池を充電路から切断するパック電池を所定の設定電流で充電する充電器において、
    前記パック電池に対する充電電流の有無を検出する手段と、
    該手段が充電電流無を検出した場合、前記設定電流を低減する低減手段と
    を備えることを特徴とする充電器。
  5. 前記パック電池は、前記電池電圧が第2の時間以上継続して前記所定電圧より低い第2の電圧以下である場合、前記二次電池を前記充電路に接続するようにしてあり、
    前記設定電流を低減したときに計時を開始する手段と、
    該手段が前記第2の時間より長い第3の時間を計時するまでに充電電流有を検出するか否かを判定する手段とを備え、
    該手段が検出しないと判定した場合、充電を終了するようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の充電器。
  6. 前記低減手段が低減した設定電流が所定電流より小さいか否かを判定する手段を備え、
    該手段が小さいと判定した場合、充電を終了するようにしてあること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の充電器。
  7. 二次電池の電池電圧が所定時間以上継続して所定電圧より高い場合、前記二次電池を充電路から切断するパック電池において、
    前記電池電圧が第2の時間以上継続して前記所定電圧より低い第2の電圧以下である場合、前記二次電池を前記充電路に接続するようにしてあることを特徴とするパック電池。
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