JP2014010005A - 二次電池の相対残容量算出方法及びパック電池 - Google Patents

二次電池の相対残容量算出方法及びパック電池 Download PDF

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Abstract

【課題】二次電池の設定電圧又は充電電圧を変更した際に、相対残容量が不自然に変化するのを防止することが可能な二次電池の相対残容量算出方法、及び該相対残容量算出方法を実行するパック電池を提供する。
【解決手段】制御・電源部から二次電池に印加されるべき充電電圧としてROMに記憶している充電電圧(12.9V)よりも、外部の電気機器から設定された使用モードに応じて変更すべき充電電圧(12.6V)の方が低く、且つ、検出した電池電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)よりも0.1V以上低い場合、ROMに記憶している充電電圧を下げるように変更する。そして、繰り返し検出する二次電池の充電電流が、例えば20秒間以上50mAより小さくなったときに満充電を検出してRSOCを100%に変更する。
【選択図】図4

Description

本発明は、二次電池と、該二次電池に印加されるべき充電電圧を段階的に変更する制御部とを備えるパック電池における前記制御部で前記二次電池の満充電容量に対する相対残容量を算出する二次電池の相対残容量算出方法、及び該相対残容量算出方法を実行するパック電池に関する。
従来、リチウムイオン電池に代表される二次電池の充電では、所定の設定電流にて定電流充電し、端子電圧(以下、電池電圧という)が二次電池に許容される最大電圧より低く設定された設定電圧に達した後(又は電池電圧が充電電圧に近づいて充電電流が所定の設定電流より減少した後)に定電圧充電に移行する、いわゆる定電流・定電圧充電方式が主に用いられる。一般的に二次電池は、設定電圧(又は充電電圧)が高いほど高容量となる反面、劣化の進行が早まって寿命が短くなる。
これに対し、特許文献1では、二次電池の満充電を判定するための設定電圧を4.1V又は4.2Vに設定することにより、二次電池を長寿命モードと高容量モードとに切り換えて充電する充電回路及びパック電池が開示されている。この技術によれば、高容量モードでの充電を繰り返すことによる二次電池の劣化を抑制して寿命を延ばすことができ、必要に応じて高容量モードで充電して使用時間を長くすることもできる。
ところで、二次電池の設定電圧(又は充電電圧)を変更した場合は、二次電池に蓄電可能な容量が変化するため、実質的な満充電容量が変動することとなる。このため、満充電容量(FCC=Full Charge Capacity )に対する残容量(RC=Remaining Capacity )の比として算出される相対残容量(RSOC=Relative State Of Charge )がFCCの変動に追従するように留意する必要がある。
例えば特許文献2では、高容量モードが設定された場合に、FCCの学習値又は公称容量(DC=Design Capacity )に対するRCの比としてRSOCを算出し、長寿命モードが設定された場合に、それまでのFCCを所定の割合で減少させたFCCに対するRCの比としてRSOCを算出する技術が開示されている。
特開2002−78222号公報 特開2011−125108号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術では、二次電池を長寿命モードと高容量モードとで切り換える際に、増減させたFCCに対するRCの比としてRSOCを算出するため、RSOCが不連続に変化して使用者に不自然さを感じさせるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、二次電池の設定電圧又は充電電圧を変更した際に、相対残容量が不自然に変化するのを防止することが可能な二次電池の相対残容量算出方法、及び該相対残容量算出方法を実行するパック電池を提供することにある。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、二次電池と、該二次電池に印加されるべき充電電圧を段階的に変更する制御部とを備えるパック電池における前記制御部で前記二次電池の満充電容量に対する相対残容量を算出する方法において、変更すべき充電電圧が、印加されるべき充電電圧より低いか否かを判定し、低いと判定した場合、前記二次電池の電圧を検出し、検出した電圧が、変更すべき充電電圧より低いか否かを判定し、低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更し、前記二次電池の充電電流を時系列的に検出し、検出した充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続するか否かを判定し、継続すると判定した場合、前記二次電池の相対残容量を100%とすることを特徴とする。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、検出した電圧が、変更すべき充電電圧より低くないと判定した場合、前記二次電池の充放電電流を検出し、検出した充放電電流の極性によって、前記二次電池が放電中であるか否かを判定し、放電中でないと判定した場合、前記二次電池の電圧を検出し、検出した電圧が、変更すべき充電電圧より低いか否かを判定し、低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更することを特徴とする。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更する前に前記二次電池の電圧を時系列的に検出し、検出した電圧が変更すべき充電電圧より第1電圧以上低い状態が所定時間以上継続するか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、前記第1電圧は、0.1Vであることを特徴とする。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、前記二次電池が放電中であると判定した場合、前記二次電池の電圧を検出し、検出した電圧が、変更すべき充電電圧から前記第1電圧を減じた電圧より第2電圧以上低いか否かを判定し、低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更することを特徴とする。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、前記第2電圧は、0.5Vであることを特徴とする。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、変更すべき充電電圧が、印加されるべき充電電圧より低くないと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更することを特徴とする。
本発明に係る二次電池の相対残容量算出方法は、変更すべき充電電圧における前記二次電池の充電可能な総容量を予め記憶しておき、前記二次電池の相対残容量を100%にした場合、記憶した総容量を、前記二次電池の満充電容量とすることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、二次電池と、該二次電池に印加されるべき充電電圧を段階的に変更する制御部とを備え、該制御部は、前記二次電池の満充電容量に対する相対残容量を算出して相対残容量のデータを生成するようにしてあるパック電池において、前記制御部は、前記充電電圧を段階的に変更する設定を受け付ける手段と、該手段が受け付けた場合、変更すべき充電電圧が、印加されるべき充電電圧より低いか否かを判定する判定手段と、該手段が低いと判定した場合、前記二次電池の電圧を検出する手段と、該手段が検出した電圧が、変更すべき充電電圧より所定電圧以上低いか否かを判定する手段と、該手段が低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更する変更手段と、前記二次電池の充電電流を時系列的に検出する手段と、該手段が検出した充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続するか否かを判定する手段とを備え、該手段が継続すると判定した場合、前記二次電池の相対残容量を100%とするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、前記変更手段は、前記判定手段が低くないと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、前記制御部は、変更すべき充電電圧における前記二次電池の充電可能な総容量を記憶する手段を備え、前記二次電池の相対残容量を100%にした場合、前記記憶手段が記憶した総容量を、前記二次電池の満充電容量とするようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、外部から二次電池に印加されるべき充電電圧として制御している充電電圧よりも変更すべき充電電圧が低く、且つ検出した二次電池の電圧(電池電圧)が変更すべき充電電圧よりも低い場合、外部から印加されるべき充電電圧を下げるように変更する。そして、時系列的に検出した二次電池の充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続する場合に、二次電池の相対残容量を100%とする。
つまり、二次電池の電圧が、下げる方向に変更しようとする充電電圧よりも更に低い場合、外部から二次電池に印加されるように制御している充電電圧を、実際に下げる方向に変更する。そして、実質的に充電が行われていない満充電状態を検出したときにRSOCを100%とする。
これにより、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以上となることが担保される。そして、満充電状態が検出されてRSOCが100%であることが使用者に認識され得る状態となったときに初めてRSOCが100%に変更される。
本発明にあっては、外部から二次電池に印加されるべき充電電圧として制御している充電電圧よりも変更すべき充電電圧が低く、且つ検出した二次電池の電圧(電池電圧)が変更すべき充電電圧以上であり、且つ二次電池が放電中でない場合、検出した二次電池の電圧が変更すべき充電電圧より低くなったときに、外部から印加されるべき充電電圧を下げるように変更する。充電電圧を下げた後は、時系列的に検出した二次電池の充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続する場合に、二次電池の相対残容量を100%とする。
つまり、二次電池の電圧が、下げる方向に変更しようとする充電電圧以上であり、しかも二次電池が放電中でない場合、変更前の充電電圧による二次電池の充電が終了し、その後の自己放電又は外部への放電によって、電池電圧が、変更すべき充電電圧よりも更に低下したときに、外部から二次電池に印加されるように制御している充電電圧を、実際に下げる方向に変更する。そして、実質的に充電が行われていない満充電状態を検出したときにRSOCを100%とする。
これにより、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以上となることが担保される。そして、満充電状態が検出されてRSOCが100%であることが使用者に認識され得る状態となったときに初めてRSOCが100%に変更される。
本発明にあっては、時系列的に検出した二次電池の電圧が、変更すべき充電電圧より第1電圧以上低い状態が所定時間以上継続するときに、外部から印加されるべき充電電圧を下げるように変更する。
つまり、二次電池の電圧が、下げる方向に変更しようとする充電電圧よりも第1電圧以上低いことを、所定時間以上検出し続けることができた場合に、外部から二次電池に印加されるように制御している充電電圧を、実際に下げる方向に変更する。
これにより、例えば、充電電圧を変更する際に二次電池が放電中である場合、その後放電が停止することによって二次電池の電圧が第1電圧の範囲内でしか上昇しない限り、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以下となることが防止される。
本発明にあっては、上述の第1電圧が0.1Vであるため、上述の所定時間を適当に長くした場合は、充電電圧を変更する際に放電が停止することによって二次電池の電圧が上昇したとしても、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以下となることが確実に防止される。
本発明にあっては、外部から二次電池に印加されるべき充電電圧として制御している充電電圧よりも変更すべき充電電圧が低く、且つ検出した二次電池の電圧が変更すべき充電電圧以上であり、且つ二次電池が放電中である場合、検出した二次電池の電圧が変更すべき充電電圧から第1電圧を減じた電圧より更に第2電圧以上低くなったときに、外部から印加されるべき充電電圧を下げるように変更する。充電電圧を下げた後は、時系列的に検出した二次電池の充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続する場合に、二次電池の相対残容量を100%とする。
つまり、二次電池の電圧が、下げる方向に変更しようとする充電電圧以上であり、しかも二次電池が放電中である場合、その後も継続する放電によって、電池電圧が変更すべき充電電圧から第1及び第2電圧を減じた電圧まで低下したときに、外部から二次電池に印加されるように制御している充電電圧を、実際に下げる方向に変更する。そして、実質的に充電が行われていない満充電状態を検出したときにRSOCを100%とする。
これにより、充電電圧を変更する際に二次電池が継続して放電中である場合、その後放電が停止することによって、二次電池の電圧が第1及び第2電圧を合算した電圧の範囲内で上昇したとしても、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以下となることが防止される。そして、満充電状態が検出されてRSOCが100%であることが使用者に認識され得る状態となったときに初めてRSOCが100%に変更される。
本発明にあっては、上述の第2電圧が0.5Vという比較的大きい値であるため、第1電圧による判定のように時間の経過を考慮する必要がなく、充電電圧を変更する際に放電が停止することによって二次電池の電圧が上昇したとしても、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以下となることが確実に防止される。
本発明にあっては、外部から二次電池に印加されるべき充電電圧として制御している充電電圧よりも、変更すべき充電電圧が低くない場合、外部から印加されるべき充電電圧を上げるように変更する。充電電圧を上げた後は、時系列的に検出した二次電池の充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続する場合に、二次電池の相対残容量を100%とする。
つまり、外部から二次電池に印加されるように制御している充電電圧を上げる方向に変更しようとする場合は、二次電池の電圧を検出することなく直ちに変更する。そして、実質的に充電が行われていない満充電状態を検出したときにRSOCを100%とする。
これにより、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以上となることが担保される。そして、満充電状態が検出されてRSOCが100%であることが使用者に認識され得る状態となったときに初めてRSOCが100%に変更される。
本発明にあっては、二次電池のRSOCを100%にしたときに、二次電池に充電可能な総容量として予め記憶されている容量を満充電容量(FCC)とする。総容量としては、例えば公称容量(DC)又は満充電容量の学習値を用いる。
これにより、充電電圧の変更に伴ってRSOC及びFCCが更新されるため、その後の残容量(RC)の算出が正確に行える。
本発明によれば、充電電圧の変更後に外部の充電手段から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以上となることが担保される。そして、満充電状態が検出されてRSOCが100%であることが使用者に認識され得る状態となったときに、RSOCが100%に変更される。
従って、二次電池の設定電圧又は充電電圧を変更した際に、相対残容量が不自然に変化するのを防止することが可能となる。
本発明に係るパック電池の構成例を示すブロック図である。 A,B夫々は、二次電池を定電流・定電圧充電する場合の電池電圧,充電電流の時間変化を示す説明図である。 パック電池の通常モード,長寿命モード夫々における充電電圧及び設定電流の値を例示する図表である。 パック電池における残容量及び相対残容量の関係を模式的に示す説明図である。 パック電池における残容量及び相対残容量の関係を模式的に示す説明図である。 パック電池における残容量及び相対残容量の関係を模式的に示す説明図である。 パック電池における残容量及び相対残容量の関係を模式的に示す説明図である。 充電電圧を変更して相対残容量を算出するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 充電電圧を変更して相対残容量を算出するCPUの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係るパック電池の構成例を示すブロック図である。図中10はパック電池であり、パック電池10は、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末等の電気機器20に着脱可能に装着される。パック電池10は、例えばリチウムイオン電池からなる電池セル111,112,113,121,122,123,131,132,133を3個ずつ順に並列接続してなる電池ブロック11,12,13を、この順番に直列接続してなる二次電池1を備える。二次電池1は、電池ブロック13の正極及び電池ブロック11の負極が夫々正極端子及び負極端子となるようにしてある。
電池ブロック11,12,13の電圧は、夫々独立してA/D変換部4のアナログ入力端子に与えられ、デジタルの電圧値に変換されてA/D変換部4のデジタル出力端子から、マイクロコンピュータからなる制御部5に与えられる。A/D変換部4のアナログ入力端子には、二次電池1に密接して配置されており、サーミスタを含む回路によって二次電池1の電池温度を検出する温度検出器3の検出出力と、二次電池1の負極端子側の充放電路に介装されており、二次電池1の充電電流及び放電電流を検出する抵抗器からなる電流検出器2の検出出力とが与えられている。これらの検出出力は、デジタルの検出値に変換されてA/D変換部4のデジタル出力端子から制御部5に与えられる。
二次電池1の正極端子側の充放電路には、充電電流,放電電流夫々を遮断するPチャネル型のMOSFET71,72からなる遮断器7が介装されている。MOSFET71,72は、ドレイン電極同士を突き合わせて直列に接続してある。MOSFET71,72夫々のドレイン電極及びソース電極間に並列接続されているダイオードは、寄生ダイオード(ボディダイオード)である。MOSFET71,72は、Nチャネル型であってもよい。
制御部5は、CPU51を有し、CPU51は、プログラム等の情報を記憶するROM52、一時的に発生した情報を記憶するRAM53、各種時間を並列的に計時するタイマ54、及びパック電池10内の各部に対して入出力を行うI/Oポート55と互いにバス接続されている。I/Oポート55は、A/D変換部4のデジタル出力端子、MOSFET71,72夫々のゲート電極、及び通信部9に接続されている。通信部9は、電気機器20が有する制御・電源部21と通信するのに用いられる。ROM52は、例えばフラッシュメモリからなる不揮発性メモリである。ROM52には、プログラムの他に、例えば満充電容量の学習値(学習容量)、充電電圧(又は設定電圧)、及び充電電流の初期値(つまり設定電流)が記憶される。
CPU51は、ROM52に予め格納されている制御プログラムに従って、演算及び入出力等の処理を実行する。例えばCPU51は、250ms周期で電池ブロック11,12,13の電圧値と、二次電池1の充放電電流の検出値とを取り込み、取り込んだ電圧値及び検出値に基づいて二次電池1の充電電流若しくは充電電力又は放電電流若しくは放電電力を積算し、積算によって算出した充電量又は放電量をRAM53に記憶する。充放電電流,充放電電力を夫々積算した場合の充放電量の単位は、Ah,Whとなる。電圧値及び充放電電流の検出値の取り込み周期は250msに限定されない。
CPU51は、また、積算した充放電量に基づいて残容量を算出し、算出した残容量及び満充電容量に基づいて相対残容量を算出してこれらをRAM53に記憶する。二次電池1が満充電状態にある(以下、単に満充電ともいう)か否かの判定はCPU51が行うが、好ましくは、電圧が最大の電池ブロックの電池電圧が満充電検出開始電圧以上、且つ充電電流が所定値以下の状態が一定時間以上継続したときに満充電と判定する。更に、CPU51は、RAM53に記憶した残容量及び相対残容量と、ROM52に記憶した充電電圧及び設定電流とに応じて残容量、相対残容量、充電電圧及び設定電流のデータを生成し、生成した各データを、通信部9を介して電気機器20に送信する。
遮断器7は、通常の充放電時にI/Oポート55からMOSFET71,72のゲート電極にL(ロウ)レベルのオン信号が与えられることにより、MOSFET71,72夫々のドレイン電極及びソース電極間が導通するようになっている。二次電池1の充電電流を遮断する場合、I/Oポート55からMOSFET71のゲート電極にH(ハイ)レベルのオフ信号が与えられることにより、MOSFET71のドレイン電極及びソース電極間の導通が遮断される。同様に二次電池1の放電電流を遮断する場合、I/Oポート55からMOSFET72のゲート電極にH(ハイ)レベルのオフ信号が与えられることにより、MOSFET72のドレイン電極及びソース電極間の導通が遮断される。MOSFET71,72をNチャネル型とした場合は、上記のL/Hレベルを反転させたH/Lレベルのオン信号/オフ信号をゲート電極に与えればよい。二次電池1が適当に充電された状態にある場合、遮断器7のMOSFET71,72は共にオンしており、二次電池1は放電及び充電が可能な状態となっている。
電気機器20は、制御・電源部21に接続された端末部22を備える。制御・電源部21は、図示しない商用電源より電力を供給されて端末部22を駆動すると共に、二次電池1の充放電路に充電電流を供給する。制御・電源部21は、また、商用電源から電力の供給が絶たれた場合、二次電池1の充放電路から供給される放電電流により、端末部22を駆動する。制御・電源部21が充電する二次電池1がリチウムイオン電池の場合は、例えば、定電流(MAX電流0.5〜1C程度)・定電圧(MAX4.2〜4.3V/電池セル程度)にて充電が行われる。
制御・電源部21及び通信部9間では、制御・電源部21をマスタに、通信部9を含む制御部5をスレーブにしてSMBus(System Management Bus )方式等の通信方式による通信が行われる。SMBus方式の場合、シリアルクロック(SCL)は制御・電源部21から供給され、シリアルデータ(SDA)は制御・電源部21及び通信部9間で双方向に授受される。本実施の形態では、制御・電源部21が通信部9を2秒周期でポーリングして通信部9が送信しようとするデータの内容を読み出す。ポーリング周期の2秒は、制御・電源部21側の設定による。
このポーリングにより、例えば、二次電池1の残容量及び相対残容量のデータが、通信部9を介して制御・電源部21に2秒周期で受け渡され、電気機器20が有する図示しない表示器に相対残容量の値(%)として表示される。また、制御部5にて生成された充電電圧及び設定電流のデータは、残容量のデータと同様に通信部9を介して制御・電源部21に送信される。制御・電源部21では、制御部5から送信された充電電圧及び設定電流のデータに基づいて、二次電池1を定電流・定電圧充電する。つまり、ROM52に記憶した充電電圧が、請求項に記載の二次電池1に印加されるべき充電電圧に対応する。
次に、本実施の形態における二次電池1の充電方法について説明する。
図2のA,B夫々は、二次電池1を定電流・定電圧充電する場合の電池電圧,充電電流の時間変化を示す説明図である。図において横軸は時間を表し、縦軸は、二次電池1の電池電圧,充電電流を表す。
図2で充電を開始した時から時刻T0までは、設定電流にて定電流充電が行われる。時刻T0以降は、充電電圧にて定電圧充電が行われ、充電が進行して電池電圧が充電電圧に近付くに連れて充電電流が減少する。そして、充電電流が所定の最小電流より小さい状態が所定時間継続したときに、二次電池1の満充電が検出される。
本実施の形態では、パック電池10に含まれる二次電池1の寿命の長さを重視するか、又は充電量(即ち放電可能な容量)の大きさを重視するかに応じて、パック電池10の使用モードを外部から設定することにより、図2のA,Bに示す充電電圧及び設定電流を変更する。例えば、PCからなる電気機器20の表示画面上で、パック電池10の使用モードが選択されたときに、選択された使用モードに応じたコマンドが電気機器20からパック電池10に送信され、パック電池10で受信されたコマンドに基づいて、ROM52に記憶する充電電圧及び設定電流が変更される。電池電圧が充電電圧よりも低い設定電圧に達したときから設定電流を低減する充電方法を用いる場合は、使用モードに応じて設定電圧と設定電流の初期値とを変更すればよいため、以下では、充電電圧の変更に設定電圧の変更の意味を含めて説明する。
図3は、パック電池10の通常モード,長寿命モード夫々における充電電圧及び設定電流の値を例示する図表である。通常モードは、寿命の長さよりも充電量の大きさが重視されるモードであり、長寿命モードは、充電量の大きさよりも寿命の長さが重視されるモードである。
ここで、二次電池1のFCCは、充電電圧の高/低に応じて大/小に変化し、二次電池1の寿命は、充電電圧の高/低(即ち充電量の大/小)と、設定電流の大/小(即ち充電時間の短/長)とに応じて短/長に変化することが知られている。例えば、二次電池1の充電電圧を4.3V/セルから4.2V/セルに低減した場合、FCCは約15%減少するが、その割合より大きな割合で長寿命化が図られる。このように、充電電圧を下げてFCCを減少させるか、又は設定電流を小さくして充電時間を長くすることにより、二次電池1を含むパック電池10の寿命を延ばすことができる。
以上のことから、図3に示す通常モードでは、二次電池1の充電量を大きく、且つ充電時間を短くするために、充電電圧が12.9V(=4.3V×3)、設定電流が0.6C又は0.8Cと夫々高めにして記憶される。また、長寿命モードでは、二次電池1の寿命を長くするために、充電電圧が12.6V(=4.2V×3)、設定電流が0.5Cと夫々低めにして記憶される。但し、充電電圧及び設定電流の組合せについては、これらに限定されるものではなく、例えば通常モード及び長寿命モードの何れについても、設定電流を0.5C程度に固定するようにしてもよい。
さて、電気機器20からパック電池10に通常モードが設定されて二次電池1が充電される場合、二次電池1の電池電圧は、図2のAに示すように、充電電圧である12.9Vに向けて上昇して行く。このため、二次電池1の電池電圧が充電電圧に近付いた状態で、パック電池10に設定される使用モードが長寿命モードに変更された場合、変更後の充電電圧である12.6Vよりも二次電池1の電池電圧の方が高くなっていることがあり得る。一方、充電器としての制御・電源部21は、充電対象の二次電池1の電池電圧が充電電圧よりも高いときに、二次電池1から放電電流が逆流して損傷を受ける虞がある。そこで、本実施の形態では、二次電池1の電池電圧が、使用モードを変更した後の充電電圧よりも高いときに、特定の条件が満足されるまで充電電圧を変更しないように制御する。
一方、二次電池1の残容量(RC)は、満充電容量(FCC)即ち満充電状態における二次電池1の電気量(電流値×時間)又は電力量(電力値×時間)の夫々に対して、充放電量(充電/放電電流又は充電/放電電力の積算値)を加算/減算して算出される。そして、二次電池1の相対残容量(RSOC)は、以下の式(1)によって算出される。
RSOC=RC/FCC・・・・・・・・・・・(1)
従来、二次電池1の充電電圧を変更した場合、変更前のFCCを、変更後の充電電圧におけるDC又はFCCの学習容量に速やかに変更する方法が通常用いられている。また、前述の引用文献2に記載された発明のように、変更前の充電電圧におけるFCCを所定の割合で増減させたFCCを、変更後の充電電圧におけるFCCとして用いることにより、RSOCを精度よく算出する方法が用いられている。しかしながら、これらの何れの方法によっても、充電電圧を変更する際にRSOCが不連続に変化して使用者に不自然な印象を与えることが避けられない。
そこで、本実施の形態では、充電電圧を変更した後、二次電池1の満充電が検出されたときに、RSOCを強制的に100%に変更し、同時にFCCも変更後の充電電圧におけるDC又はFCCの学習値に変更する方法を用いる。なお、本実施の形態では、通常モード(又は長寿命モード)におけるDCが1000mAh(又は850mAh)である。
これにより、使用者が満充電を認識する蓋然性が高いときにRSOCが100%に変更されるため、使用者に不自然な印象を与えずに済む。また、その後のRSOCの算出が、変更後のFCCに合わせて式(1)より正確に算出されるようになる。
図4〜7は、パック電池10における残容量及び相対残容量の関係を模式的に示す説明図である。各図において横軸は二次電池1の残容量(RC)を表し、縦軸は二次電池1の相対残容量(RSOC)と、通常モードでの二次電池1の電池電圧とを表す。図4〜7では、パック電池10の使用モードが通常モード(又は長寿命モード)の場合におけるRCに対するRSOCの変化を破線(又は一点鎖線)で示す。また、パック電池10の使用モードを変更する設定が行われた時点における座標上の位置を「☆」印で示し、その後のRCに対するRSOCの変化を実線で示す。
図4〜7のうち、図4〜6(又は図7)では、パック電池10の使用モードが通常モードから長寿命モードに(又は長寿命モードから通常モードに)変更される場合、即ち充電電圧を下げる場合(又は上げる場合)におけるRC及びRSOCの関係を示す。特に図4(又は図5,6)は、充電電圧を変更する際に、長寿命モードでの充電電圧よりも二次電池1の電池電圧が低い場合(又は高い場合)について示すものである。
先ず図4について説明する。上述したように、図4は、「☆」印に対応する時点でパック電池10に対する使用モードの設定が通常モードから長寿命モードに変更された場合、つまりそれまで制御・電源部21に対して制御部5が通知していた充電電圧(12.9V)よりも、変更すべき充電電圧(12.6V)の方が低い場合について示すものである。図4では更に、二次電池1の電池電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)よりも0.1V(請求項に記載の第1電圧又は所定電圧)以上低いため、制御部5が制御・電源部21に通知する充電電圧が速やかに12.6Vに変更される。但し、従来とは異なって、この段階では二次電池1のFCCが1000mAhのまま保持される。
実際には、充電電圧を下げる変更が行われる前に、二次電池1の電池電圧が12.5Vより低い状態が、1分間以上継続するか否かが判定される。これにより、制御部5が充電電圧を変更する際に二次電池1が放電中であることによって開放電圧よりも低い電池電圧が検出される場合であっても、放電が停止したときに電池電圧が0.1Vの範囲内でしか上昇しない限り、充電電圧の変更後に制御・電源部21から二次電池1に印加される充電電圧が、二次電池1の電池電圧以下となることが防止される。但し、この判定で比較される電池電圧と充電電圧との電圧差は0.1Vに限定されず、判定が継続される時間は1分間に限定されない。
充電電圧の変更後に二次電池1の充電が継続した場合、充電量が加算されてRCが増加するが、FCCが通常モードにおけるFCC(1000mAh)から変更されていないため、式(1)から明らかなように、二次電池1のRSOCは、図4の破線で示される直線に沿って右上がりに変化して行く。その後、二次電池1の電池電圧が、変更後の充電電圧である12.6Vに近付くに連れて、二次電池1の充電電流が減少する。そして、例えば充電電流が50mAより小さい状態が1分間以上継続することによって満充電が検出されたときに、図4の上向きの実線で示すように、RSOCが強制的に100%に変更され、併せてFCCが850mAhに変更される。
次に図5について説明する。図4の場合とは異なり、ここではパック電池10に対する使用モードの設定が通常モードから長寿命モードに変更された時点で二次電池1の電池電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)よりも高くなっている。この場合、制御部5が制御・電源部21に対して充電を禁止してもよい。充電が禁止されなかったために、二次電池1が充電中となった場合は、電池電圧が12.6Vよりも高い状態である限り、制御部5が制御・電源部21に通知する充電電圧は12.6Vに変更されず、FCCも変更されない。
一方、二次電池1が充電中でも放電中でもない自己放電中である場合は、電池電圧が僅かずつ低下し続けるため、充電電圧を下げる変更が行われる余地がある。具体的には、二次電池1の電池電圧が12.5Vより低い状態が、1分間以上継続するか否かが判定され、継続すると判定された場合に充電電圧が変更される。これにより、制御部5が充電電圧を変更する際に二次電池1が一時的に放電中となることによって開放電圧よりも低い電池電圧が検出される場合であっても、放電が停止したときに電池電圧が0.1Vの範囲内でしか上昇しない限り、充電電圧の変更後に制御・電源部21から二次電池1に印加される充電電圧が、二次電池1の電池電圧以下となることが防止される。
この判定においても、比較される電池電圧と充電電圧との電圧差は0.1Vに限定されず、判定が継続される時間は1分間に限定されない。
なお、上述のとおり制御部5が制御・電源部21に対して充電を禁止した場合は、充電電圧を変更する際に、制御・電源部21に対して充電を許可する。
その後、二次電池1の電池電圧が、変更後の充電電圧である12.6Vに近付くに連れて、二次電池1の充電電流が減少する。そして、例えば充電電流が50mAより小さい状態が1分間以上継続することによって満充電が検出されたときに、図5の上向きの実線で示すように、RSOCが強制的に100%に変更され、併せてFCCが850mAhに変更される。
次に図6について説明する。図5の場合とは異なり、ここではパック電池10に対する使用モードの設定が通常モードから長寿命モードに変更されたときから、二次電池1が放電中となっている。この場合は、放電が停止することによって、電池電圧が大幅に上昇する虞がある。このため、二次電池1の電池電圧が、変更すべき充電電圧(12.6V)から0.1Vを減じた電圧より更に0.5V(請求項に記載の第2電圧)以上低くなるまで、つまり12.0Vより低くなるまで、制御部5が制御・電源部21に通知する充電電圧を12.6Vに下げる変更が留保される。
充電電圧が変更された後に充電が再開された場合、二次電池1の電池電圧が、変更後の充電電圧である12.6Vに近付くに連れて、二次電池1の充電電流が減少する。そして、例えば充電電流が50mAより小さい状態が1分間以上継続することによって満充電が検出されたときに、図6の上向きの実線で示すように、RSOCが強制的に100%に変更され、併せてFCCが850mAhに変更される。
次に図7について説明する。図4〜6の場合とは異なり、ここではパック電池10に対する使用モードの設定が長寿命モードから通常モードに変更される。つまりそれまで制御・電源部21に対して制御部5が通知していた充電電圧(12.6V)よりも、変更すべき充電電圧(12.9V)の方が高い。この場合は、充電電圧の変更後に制御・電源部21から二次電池1に印加される充電電圧が、二次電池1の電池電圧以下となる虞がないため、制御部5が制御・電源部21に通知する充電電圧が速やかに12.9Vに変更される。但し、従来とは異なって、この段階では二次電池1のFCCが850mAhのまま保持される。
充電電圧の変更後に二次電池1の充電が継続した場合、充電量が加算されてRCが増加するが、FCCが長寿命モードにおけるFCC(850mAh)から変更されていないため、式(1)から明らかなように、二次電池1のRSOCは、図7の一点鎖線で示される直線に沿って右上がりに変化して行く。その後RSOCが99%となった場合、そのままRSOCの算出を続けるとRSOCが100を超えるため、RSOCが99%に保持される。そして、例えば充電電流が50mAより小さい状態が1分間以上継続することによって満充電が検出されたときに、図7の上向きの実線で示すように、RSOCが強制的に100%に変更され、併せてFCCが1000mAhに変更される。
以下では、上述した制御部5の代表的な動作例を、それを示すフローチャートを用いて説明する。以下に示す処理は、ROM52に予め格納された制御プログラムに従ってCPU51により実行される。
図8,9は、充電電圧を変更して相対残容量を算出するCPU51の処理手順を示すフローチャートである。図8の処理は、電気機器20で選択された使用モードに応じたコマンドがパック電池10で受信されたときに起動される。ここでは、各使用モードに応じた充電電圧、設定電流、及び公称容量(DC)の値が、テーブルとしてROM52に記憶してあるものとする。
以下で説明するフローのうち、ステップS11〜S26のフロー(仮にフローAとする)が、図4に示す場合に対応する。また、フローAに対し、ステップS12からステップS17に分岐することによってステップS14〜S16が除かれたフローが、図7に示す場合に対応する。また、ステップS11〜S15、分岐先のステップS30〜S37、及び分岐先のステップS17〜S26を連ねたフロー(仮にフローBとする)が図5に示す場合に対応する。そして、フローBに対し、ステップS33〜S36に代えてステップS32からの分岐先のステップS38〜S39が含まれるフローが、図6に示す場合に対応する。
図8の処理が起動された場合、CPU51は、受信したコマンドで示される使用モードに応じた充電電圧及び設定電流の値を、ROM52に記憶したテーブルから特定し(S11:請求項に記載の設定を受け付ける手段)、特定した充電電圧(請求項に記載の変更すべき充電電圧)が、ROM52に記憶した充電電圧(請求項に記載の印加されるべき充電電圧)より低いか否かを判定する(S12:請求項に記載の判定手段)。低くない場合(S12:NO)、即ち、記憶した充電電圧と同等か又はそれより高い充電電圧に変更する場合、変更後の充電電圧が二次電池1の電池電圧より低くなる虞がなく、充電電圧の変更が可能であるため、CPU51は、後述するステップS17に処理を移す。
ステップS12で、特定した充電電圧が記憶した充電電圧より低い場合(S12:YES)、CPU51は、タイマ54を用いて計時を開始した(S13)後、A/D変換部4を介して取り込んだ電池ブロック11,12,13の各電圧によって二次電池1の電池電圧を検出し(S14:請求項に記載の電圧を検出する手段)、検出した電池電圧が、ステップS11で特定した充電電圧より0.1V(請求項に記載の第1電圧又は所定電圧)以上低いか否かを判定する(S15:請求項に記載の、低いか否かを判定する手段)。
例えば、記憶した充電電圧が12.9Vのときに特定した充電電圧が12.6Vの場合、電池電圧が12.5V(特定した充電電圧−0.1V)より低いか否かを判定する。電池電圧の方が低くないと判定した場合(S15:NO)、CPU51は、二次電池1が放電中であるか否かを判定するために、後述するステップS30(図9参照)に処理を移す。
電池電圧の方が低いと判定した場合(S15:YES)、CPU51は、計時を開始してから1分が経過したか否かを判定し(S16)、経過していない場合(S16:NO)、ステップS14に処理を戻して電池電圧に係る判定を繰り返す。その間に1分が経過した場合(S16:YES)、CPU51は、特定した充電電圧によって、ROM52に記憶した充電電圧を置き換える(S17:請求項に記載の変更手段)と共に、ステップS11で特定した設定電流によって、ROM52に記憶した設定電流を置き換える(S18)。これにより、ROM52に記憶した充電電圧及び設定電流が、下がる方向に変更される。
次いで、CPU51は、ROM52に記憶した充電電圧に応じて充電電圧のデータを生成し(S19)、生成した充電電圧のデータを、通信部9を介して制御・電源部21に送信する(S20)。ここで送信した充電電圧のデータが、充電器としての制御・電源部21で受信されて充電電圧に反映されたときに、初めて充電電圧が変更される。
その後、CPU51は、タイマ54を用いて計時を開始した(S21)後、A/D変換部4を介して取り込んだ電流検出器2の電流によって二次電池1の充電電流を検出する(S22:請求項に記載の、時系列的に検出する手段)。そして、CPU51は、検出した充電電流が、例えば50mAより小さいか否かを判定し(S23)、小さくない場合(S23:NO)、処理をステップS21に戻す。
検出した充電電流が50mAより小さい場合(S23:YES)、CPU51は、計時を開始してから1分が経過したか否かを判定し(S24:請求項に記載の、継続するか否かを判定する手段)、経過していない場合(S24:NO)、ステップS22に処理を戻して充電電流に係る判定を繰り返す。その間に1分が経過した場合(S24:YES)、CPU51は、RAM53に記憶しているRSOCを100%に変更する(S25)と共に、ROM52に記憶しているFCCを、そのときの使用モードに応じたDC(公称容量)に変更して(S26)図8の処理を終了する。ここで変更するDCは、上述のステップS11で使用モードに応じてROM52から読み出して特定しておけばよい。
ステップS15で電池電圧の方が特定した充電電圧より低くないと判定した場合(S15:NO)、図9に移って、CPU51は、通信部9を介して制御・電源部21に充電禁止を通知する(S30)。その後、CPU51は、A/D変換部4を介して取り込んだ電流検出器2の電流によって二次電池1の充放電電流を検出し(S31)、検出した充放電電流の極性及び大きさに基づいて、二次電池1が放電中であるか否かを判定する(S32)。
放電中ではない場合(S32:NO)、例えば、二次電池1が満充電まで充電された後に自己放電を継続している場合、CPU51は、電池電圧の低下を監視するために、タイマ54を用いて計時を開始した(S33)後、A/D変換部4を介して取り込んだ電池ブロック11,12,13の各電圧によって二次電池1の電池電圧を検出する(S34)。その後、CPU51は、検出した電池電圧が、ステップS11で特定した充電電圧より0.1V(請求項に記載の第1電圧又は所定電圧:ステップS15の第1電圧又は所定電圧と異なる電圧であってもよい)以上低いか否かを判定する(S35:請求項に記載の、低いか否かを判定する手段)。
電池電圧の方が低くない場合(S35:NO)、CPU51は、ステップS31に処理を戻して充放電電流及び電池電圧に係る判定を繰り返す。電池電圧の方が低い場合(S35:YES)、CPU51は、計時を開始してから1分が経過したか否かを判定し(S36)、経過していない場合(S36:NO)、ステップS34に処理を戻して電池電圧に係る判定を繰り返す。その間に1分が経過した場合(S36:YES)、CPU51は、通信部9を介して制御・電源部21に充電許可を通知した(S37)後、充電電圧を変更するためにステップS17に処理を移す。
ステップS32で放電中と判定した場合(S32:YES)、CPU51は、A/D変換部4を介して取り込んだ電池ブロック11,12,13の各電圧によって二次電池1の電池電圧を検出する(S38)。そしてCPU51は、検出した電池電圧が、ステップS11で特定した充電電圧より0.1V低い電圧よりも更に0.5V(請求項に記載の第2電圧)以上低いか否か、即ち特定した充電電圧より0.6V(請求項に記載の所定電圧)以上低いか否かを判定する(S39:請求項に記載の、低いか否かを判定する手段)。
電池電圧の方が低い場合(S39:YES)、CPU51は、充電電圧を変更するために、ステップS37を経てステップS17に処理を移す。電池電圧の方が低くない場合(S39:NO)、CPU51は、ステップS31に処理を戻して充放電電流及び電池電圧に係る判定を繰り返す。これにより、二次電池1の電池電圧が低下するまで待機する。
以上のように本実施の形態によれば、制御・電源部から二次電池に印加されるべき充電電圧としてROMに記憶している充電電圧(12.9V)よりも、電気機器から設定された使用モードに応じて変更すべき充電電圧(12.6V)の方が低く、且つ、検出した電池電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)よりも低い場合(又は所定電圧以上低い場合)、ROMに記憶している充電電圧を下げるように変更する。そして、繰り返し検出する二次電池の充電電流が、例えば20秒間以上50mAより小さくなったときに満充電を検出してRSOCを100%に変更する。
これにより、制御・電源部に通知する充電電圧の変更後に、充電電圧のデータを受信した制御・電源部から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電池電圧以上となることが担保され、その後満充電が検出されてRSOCが100%であることが使用者に認識され得る状態となったときに初めてRSOCが100%に変更される。
従って、二次電池の設定電圧又は充電電圧を変更した際に、相対残容量が不自然に変化するのを防止することが可能となる。
また、制御・電源部から二次電池に印加されるべき充電電圧としてROMに記憶している充電電圧(12.9V)よりも、電気機器から設定された使用モードに応じて変更すべき充電電圧(12.6V)の方が低く、且つ、検出した電池電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)以上であり、且つ、二次電池が放電中でない場合、検出した二次電池の電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)よりも低くなったときに、ROMに記憶している充電電圧を下げるように変更する。そして、繰り返し検出する二次電池の充電電流が、例えば20秒間以上50mAより小さくなったときに満充電を検出してRSOCを100%に変更する。
従って、制御・電源部に通知する充電電圧の変更後に、充電電圧のデータを受信した制御・電源部から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電池電圧以上となることが担保され、その後満充電を検出したときにRSOCを100%に変更することが可能となる。
更に、時系列的に検出した二次電池の電池電圧が、変更すべき充電電圧より0.1V(第1電圧)以上低い状態が1分以上継続する場合、ROMに記憶する充電電圧を下げるように変更する。
従って、例えば、充電電圧を変更する際に二次電池が放電しており、放電が停止することによって二次電池の電圧が第1電圧の範囲内で上昇する場合であっても、充電電圧の変更後に制御・電源部から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電圧以下となるのを確実に防止することが可能となる。
更にまた、制御・電源部から二次電池に印加されるべき充電電圧としてROMに記憶している充電電圧(12.9V)よりも、電気機器から設定された使用モードに応じて変更すべき充電電圧(12.6V)の方が低く、且つ、検出した電池電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)以上であり、且つ、二次電池が放電中である場合、検出した二次電池の電圧が変更すべき充電電圧(12.6V)から0.1Vを減じた電圧(12.5V)より更に0.5V(第2電圧)以上低くなったとき、即ち12.0Vよりも低くなったときに、ROMに記憶している充電電圧を下げるように変更する。そして、繰り返し検出する二次電池の充電電流が、例えば20秒間以上50mAより小さくなったときに満充電を検出してRSOCを100%に変更する。
従って、制御・電源部に通知する充電電圧の変更後に、充電電圧のデータを受信した制御・電源部から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電池電圧以上となることが担保され、その後満充電を検出したときにRSOCを100%に変更することが可能となる。
更にまた、制御・電源部から二次電池に印加されるべき充電電圧としてROMに記憶している充電電圧(12.6V)よりも、電気機器から設定された使用モードに応じて変更すべき充電電圧(12.9V)の方が低くない場合、ROMに記憶している充電電圧を上げるように変更する。そして、繰り返し検出する二次電池の充電電流が、例えば20秒間以上50mAより小さくなったときに満充電を検出してRSOCを100%に変更する。
従って、制御・電源部に通知する充電電圧の変更後に、充電電圧のデータを受信した制御・電源部から二次電池に印加される充電電圧が、二次電池の電池電圧以上となることが担保され、その後満充電を検出したときにRSOCを100%に変更することが可能となる。
更にまた、二次電池のRSOCを100%にしたときに、二次電池に充電可能な総容量として予め記憶されている公称容量(DC)を満充電容量(FCC)とする。
つまり、充電電圧の変更に伴ってRSOC及びFCCが更新されるため、式(1)によって、その後の残容量(RC)の算出を正確に行うことが可能となる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 二次電池
11,12,13 電池ブロック
10 パック電池
5 制御部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 タイマ
9 通信部
20 電気機器
21 制御・電源部

Claims (11)

  1. 二次電池と、該二次電池に印加されるべき充電電圧を段階的に変更する制御部とを備えるパック電池における前記制御部で前記二次電池の満充電容量に対する相対残容量を算出する方法において、
    変更すべき充電電圧が、印加されるべき充電電圧より低いか否かを判定し、
    低いと判定した場合、前記二次電池の電圧を検出し、
    検出した電圧が、変更すべき充電電圧より低いか否かを判定し、
    低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更し、
    前記二次電池の充電電流を時系列的に検出し、
    検出した充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続するか否かを判定し、
    継続すると判定した場合、前記二次電池の相対残容量を100%とすること
    を特徴とする二次電池の相対残容量算出方法。
  2. 検出した電圧が、変更すべき充電電圧より低くないと判定した場合、
    前記二次電池の充放電電流を検出し、
    検出した充放電電流の極性によって、前記二次電池が放電中であるか否かを判定し、
    放電中でないと判定した場合、前記二次電池の電圧を検出し、
    検出した電圧が、変更すべき充電電圧より低いか否かを判定し、
    低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の二次電池の相対残容量算出方法。
  3. 前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更する前に前記二次電池の電圧を時系列的に検出し、
    検出した電圧が変更すべき充電電圧より第1電圧以上低い状態が所定時間以上継続するか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の二次電池の相対残容量算出方法。
  4. 前記第1電圧は、0.1Vであることを特徴とする請求項3に記載の二次電池の相対残容量算出方法。
  5. 前記二次電池が放電中であると判定した場合、前記二次電池の電圧を検出し、
    検出した電圧が、変更すべき充電電圧から前記第1電圧を減じた電圧より第2電圧以上低いか否かを判定し、
    低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更すること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の二次電池の相対残容量算出方法。
  6. 前記第2電圧は、0.5Vであることを特徴とする請求項5に記載の二次電池の相対残容量算出方法。
  7. 変更すべき充電電圧が、印加されるべき充電電圧より低くないと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更すること
    を特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の二次電池の相対残容量算出方法。
  8. 変更すべき充電電圧における前記二次電池の充電可能な総容量を予め記憶しておき、
    前記二次電池の相対残容量を100%にした場合、記憶した総容量を、前記二次電池の満充電容量とすること
    を特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の二次電池の相対残容量算出方法。
  9. 二次電池と、該二次電池に印加されるべき充電電圧を段階的に変更する制御部とを備え、該制御部は、前記二次電池の満充電容量に対する相対残容量を算出して相対残容量のデータを生成するようにしてあるパック電池において、
    前記制御部は、
    前記充電電圧を段階的に変更する設定を受け付ける手段と、
    該手段が受け付けた場合、変更すべき充電電圧が、印加されるべき充電電圧より低いか否かを判定する判定手段と、
    該手段が低いと判定した場合、前記二次電池の電圧を検出する手段と、
    該手段が検出した電圧が、変更すべき充電電圧より所定電圧以上低いか否かを判定する手段と、
    該手段が低いと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更する変更手段と、
    前記二次電池の充電電流を時系列的に検出する手段と、
    該手段が検出した充電電流が所定電流より小さい状態が所定時間以上継続するか否かを判定する手段とを備え、
    該手段が継続すると判定した場合、前記二次電池の相対残容量を100%とするようにしてあること
    を特徴とするパック電池。
  10. 前記変更手段は、前記判定手段が低くないと判定した場合、前記二次電池に印加されるべき充電電圧を変更するようにしてあることを特徴とする請求項9に記載のパック電池。
  11. 前記制御部は、
    変更すべき充電電圧における前記二次電池の充電可能な総容量を記憶する手段を備え、
    前記二次電池の相対残容量を100%にした場合、前記記憶手段が記憶した総容量を、前記二次電池の満充電容量とするようにしてあること
    を特徴とする請求項9又は10に記載のパック電池。
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