JP5125701B2 - インクジェット用インク - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット用インクに関する。
近年、インクジェット記録方式は簡便、安価に画像を作成できるため、写真、各種印刷、マーキング、カラーフィルター等の特殊印刷等、様々な印刷分野に応用されてきている。特に微細なドットを出射、制御するインクジェット記録装置や、色再現域、耐久性、出射適性等を改善したインク及びインクの吸収性、色材の発色性、表面光沢等を飛躍的に向上させた専用紙を用い、銀塩写真に匹敵する画質を得ることも可能となっている。
しかし、専用紙を必要とするインクジェット画像記録システムでは用いることのできる記録媒体が制限されること、記録媒体のコストアップ等が問題となる。
一方、オフィスにおいては、普通紙に高速でフルカラー印字が行えるシステムのニーズがますます高まりつつある。インクジェットインクの組成についても、高速で印字でき、普通紙での文字再現性が良く、印字の際の裏抜け(印字したインクが記録媒体を通過し、裏面にその画像が映る現象)、カールの発生がなく、また紙への浸透が速く乾燥が速い等の観点で種々の検討が行われてきた(例えば、特許文献1、2参照)。
これらの課題に対し、本発明者は、通常の水系インクジェットインクの溶剤が少量の高沸点有機溶剤と多量の水で構成されるのに対し、溶剤として少量の水と多量の特定の高沸点の有機溶剤で構成されるインクジェットインクを用いることにより、カールと裏抜けの両方を同時に防止することが可能であるインクを見出した(例えば、特許文献3〜6参照)。特に高沸点の有機溶剤としては、水酸基が一つのモノオールが好ましい。
しかしながら、これらの発明に係るインクで印字したプリント物を電子写真のプリント物と重ねて保存すると、電子写真プリント同士の貼りつきを生じる場合があることがわかった。その理由として、これらの発明のインクが通常の水系インクに比べ高沸点の有機溶剤を多く含むため紙中に残存しやすく、これらが電子写真トナーを溶解するためであることがわかった。
特開2004−217930号公報 特開2005−193660号公報 特開2005−220218号公報 特開2005−220296号公報 特開2005−220297号公報 特開2005−220298号公報
本発明の目的は、普通紙記録において裏抜けを防止し、そのプリント物と電子写真プリント物を重ねて保存しても電子写真プリントの貼りつきを生じることがなく、なお且つ高湿下でのカールを抑えたインクジェット用インクを提供することである。
本発明の目的は、以下の構成により達成することができる。
1.少なくとも水及び沸点150℃以上の有機溶剤を含み、該有機溶剤をインク中の50質量%以上80質量%以下含有するインクジェット用インクにおいて、該有機溶剤として下記一般式(1)及び/または(2)で表されるアルカンジオールをインク中の45質量%以上70質量%以下、及び下記一般式(3)で表されるグリコールモノエーテルをインク中の5質量%以上15質量%以下含有することを特徴とするインクジェット用インク。
一般式(1) R−CH(OH)−CH(OH)−CH−R
(式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Rは水素原子、メチル基、エチル基またはプロピル基を表す。)
一般式(2) R−CH(OH)−CH−CH(OH)−R
(式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Rは水素原子、メチル基、エチル基またはプロピル基を表す。)
一般式(3) CH−O−R−OH
(式中、Rは分岐鎖の2価の飽和炭化水素基を表す。)
2.前記一般式(1)及び/または(2)で表されるアルカンジオールが1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールから選ばれ、前記一般式(3)で表されるグリコールモノエーテルが3−メトキシ−3−メチル−ブタノールであることを特徴とする前記1に記載のインクジェット用インク。
本発明により、普通紙記録において裏抜けを防止し、そのプリント物と電子写真プリント物を重ねて保存しても電子写真プリントの貼りつきを生じることがなく、なお且つ高湿下でのカールを抑えたインクジェット用インクを提供することができた。
以下、本発明について詳述する。
電子写真トナーには粉砕トナーと重合トナーがあるが、その材料としては一般にスチレン/アクリル樹脂やポリエステル樹脂が用いられている。本発明者は新たに高沸点の有機溶剤のトナー溶解性についての検討を行った結果、高沸点の有機溶剤としてモノオールに比べ、ジオールではトナー溶解性を著しく低下できることを見出した。
これはトナーの極性と溶剤の極性がモノオールの方がジオールよりも近いためであると思われる。しかしながら、一般にジオールはモノオールに比べ普通紙のプリント物のカールが良好でない結果が得られる。これは紙のセルロースの水酸基による水素結合が解離し、膨潤後に別の位置で水素結合を起こすために起こるカールという現象を、モノオールの場合、解離したセルロースの水酸基をブロックしやすいためカールが低減できるのに対し、ジオールではそのような機構が働かないためであると思われる。
ところが、ジオールの中でも前記一般式(1)、(2)で表されるアルカンジオールのどちらか、またはその両方を用いることで、トナー溶解性が低いのは勿論のこと、普通紙のプリント物のカールが少ないことを見出した。
その理由はこれらのアルカンジオールでは二つの水酸基が分子の中で近接しているため、例えば、両末端に水酸基のあるアルカンジオールに比べ分子内の極性の適度な偏りが膨潤により解離したセルロースの水酸基をブロックしやすいためだと考えている。
上記のような検討を経て、本発明者は普通紙記録において、カールと裏抜けを防止し、なお且つそのプリント物と電子写真プリント物を重ねて保存しても電子写真プリントの貼りつきを生じないインクを見出すに至ったが、更に種々の保管条件で評価したところ、湿度がかなり高い場合にはカール防止効果がまだ不十分であることが判明した。
これはアルカンジオールでは水酸基を二つ持っているので吸湿性が強いためと思われる。そこで、本発明者は更なる検討を行った結果、モノオールの中でも前記一般式(3)のグリコールモノエーテルであれば、分岐した炭化水素に起因する分子内極性のためと推定される機構のため、インク中に本発明の45質量%以上のアルカンジオールとの併用において、15質量%以下の添加で高湿カールに十分な効果を示すことがわかった。同時にその含有量の範囲で用いるのであれば、トナー溶解性に支障がないことを見出した。
《溶剤》
インク中に少なくとも水及び沸点150℃以上の有機溶剤を含み、該有機溶剤をインク中の45質量%以上80質量%以下含有するインクジェット用インク(以後、単にインクとも言う)において、有機溶剤として少なくとも前記一般式(1)及び/または(2)で表されるアルカンジオールをインク中の45質量%以上75質量%以下、及び前記一般式(3)で表されるグリコールモノエーテルをインク中の5質量%以上15質量%以下含有することを特徴としている。
本発明者は、既にインク中の沸点150℃以上の有機溶剤の含有量によって普通紙のプリントカールが少なく、且つインクの裏抜けを少なくすることが両立可能なことを見出している。プリントカールは沸点150℃以上の有機溶剤の比率が高いほど良好であり、逆に裏抜けは沸点150℃以上の有機溶剤の比率が低いほど良好となる。
そして、沸点150℃以上の有機溶剤をインク中の45質量%以上75質量%以下、及び前記一般式(3)で表されるグリコールモノエーテルをインク中の5質量%以上15質量%以下含有することで普通紙プリントの高湿カールが少なく、且つインクの裏抜けを少なくすることができることを見出した。
これらの一般式(1)、(2)で表されるアルカンジオールは、具体的には、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、2,3−ブタンジオール、2,3−ペンタンジオール、2,3−ヘキサンジオール、1,3−ブタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールなどが挙げられる。更に一般式(1)、(2)のアルカンジオールの中でも、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールの中から選択されたものは水分が蒸発したときの粘度上昇が低くインク出射時のデキャップ特性がより良好となるため望ましい。
また、一般式(3)で表されるグリコールモノエーテルは、具体的には3−メトキシ−3−メチル−ブタノール、3−メトキシ−ブタノール、2−メトキシ−プロパノールなどが挙げられる。更に一般式(3)のグリコールモノエーテルの中でも、3−メトキシ−3−メチル−ブタノールは3位の炭素にメチル基が2つ付いているため、よりカール低減効果がある。
これらのアルカンジオールをインク中の45質量%以上75質量%以下、及びグリコールモノエーテルをインク中の5質量%以上15質量%以下含有することにより、普通紙プリントの高湿カール、裏抜けを少なく、且つトナー溶解性が低いインクとすることが可能となる。
《色材》
本発明のインクには色材が含有されており、本発明のインクに用いられる色材の色相としては、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ブルー、グリーン、レッドのインクを形成する色材が好ましく用いられ、特に好ましくはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色材である。
本発明のインクでは、色材が染料である染料インク、あるいは色材がインクジェットインクを構成する溶媒に不溶で、微細な顔料粒子を含む分散系を形成する顔料インク、あるいは色材が着色した高分子ポリマーの分散体からなる分散インク等の種々のインクジェット用インクに適用できる。
本発明で用いることのできる染料としては、アゾ染料、メチン染料、アゾメチン染料、キサンテン染料、キノン染料、フタロシアニン染料、トリフェニルメタン染料、ジフェニルメタン染料等を挙げることができ、その具体的化合物としては、例えば、特開2002−264490号公報に例示した染料を挙げることができる。
また、ポリマー等と共に着色微粒子を形成し着色材となる油溶性染料については、通常カルボン酸やスルホン酸等の水溶性基を有さない有機溶剤に可溶で水に不溶な染料、例えば、分散染料等が選ばれる。また、水溶性染料を長鎖の塩基と造塩することにより油溶性を示す染料も含まれ、例えば、酸性染料、直接染料、反応性染料と長鎖アミンとの造塩染料が知られている。
しかしながら、本発明のインクにおいては色材としては顔料を用いることが好ましく、本発明に係る溶媒組成物に溶解度を有しない顔料が、本発明の目的効果をいかんなく発揮させる観点から好ましい。
本発明において使用できる顔料としては、従来公知のものを特に制限なく使用でき、水分散性顔料、溶剤分散性顔料等いずれも使用可能であり、例えば、不溶性顔料、レーキ顔料等の有機顔料及び、カーボンブラック等の無機顔料を好ましく用いることができる。この顔料は水性インクの中で分散された状態で存在させ、この分散の方式としては自己分散、活性剤分散、ポリマー分散、マイクロカプセル分散のいずれでもよいが、ポリマー分散、マイクロカプセル分散が定着性の点から好ましい。
不溶性顔料としては特に限定するものではないが、例えば、アゾ、アゾメチン、メチン、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、キナクリドン、アントラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、イソインドリノン、イソインドリン、アジン、オキサジン、チアジン、ジオキサジン、チアゾール、フタロシアニン、ジケトピロロピロール等が好ましい。
好ましく用いることのできる具体的顔料としては、以下の顔料が挙げられる。
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー15:3、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられる。
グリーンまたはシアン用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
以上の顔料の他にレッド、グリーン、ブルー、中間色が必要とされる場合には、以下の顔料を単独あるいは併用して用いることが好ましく、例えば、C.I.Pigment Red;209、224、177、194、C.I.Pigment Orange;43、C.I.Vat Violet;3、C.I.Pigment Violet;19、23、37、C.I.Pigment Green;36、7、C.I.Pigment Blue;15:6等が用いられる。
また、ブラック用の顔料としては、例えば、C.I.Pigment Black;1、C.I.Pigment Black;6、C.I.Pigment Black;7等が挙げられる。
本発明のインクに使用する顔料分散体の平均粒子径は、50nm以上、200nm未満であることが好ましい。顔料分散体の平均粒子径が50nm未満あるいは200nm以上では、顔料分散体の安定性が悪くなりやすく、インクの保存安定性が劣化しやすくなる。
顔料分散体の粒子径測定は、動的光散乱法、電気泳動法等を用いた市販の粒径測定機器により求めることができるが、動的光散乱法による測定が簡便でこの粒子径領域の精度が良く多用される。
本発明で用いられる顔料は、分散剤及びその他所望する諸目的に応じて必要な添加物と共に分散機により分散して用いることが好ましい。分散機としては従来公知のボールミル、サンドミル、ラインミル、高圧ホモジナイザー等が使用できる。中でも、サンドミルによる分散が100nm前後の平均粒子径を狙った分散を行った時の粒度分布がシャープであり好ましい。また、サンドミル分散に使用するビーズの材質はビーズ破片やイオン成分のコンタミネーションの点から、ジルコニアまたはジルコンが好ましい。更に、このビーズ径としては0.1mm以上0.5mmが好ましい。
《顔料分散剤》
本発明に係る顔料を分散する高分子分散剤としては、例えば、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、あるいは、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマル酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以上の単量体からなるブロック共重合体、ランダム共重合体及びこれらの塩を挙げることができる。
本発明において、顔料分散剤の添加量としては、顔料に対し10〜100質量%であることが好ましい。
《界面活性剤》
本発明に係る顔料の分散において、添加剤として界面活性剤を用いることができる。本発明に用いられる界面活性剤としては、カチオン性、アニオン性、両性、ノニオン性のいずれも用いることができるが、分散安定性の点からノニオン性界面活性剤を使用することが特に好ましい。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン2級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキサイド、アセチレングリコール、アセチレンアルコール等が挙げられる。
また、インク吐出後のインク液滴の普通紙中への浸透を加速するために、界面活性剤を使用することが好ましく、そのような界面活性剤としてはインクに対して保存安定性等の悪影響を及ぼさないものであれば限られるものではなく、上記の分散時の添加剤として使用する界面活性剤と同様のものが用いることができる。
《多価金属イオン》
また、本発明のインク中には、多価金属イオンであるカルシウムイオン、マグネシウムイオン及び鉄イオンの総含有量が10ppm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1〜5ppm、特に好ましくは0.1〜1ppmである。
インクジェット用インク中の多価金属イオンの含有量を上記で規定した量とすることにより、高い分散安定性を有するインクを得ることができる。本発明に係る多価金属イオンは、硫酸塩、塩化物、硝酸塩、酢酸塩、有機アンモニウム塩、EDTA塩等に含有されている。
《その他の添加剤》
本発明のインクでは上記説明した以外に必要に応じて、出射安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、公知の各種添加剤、例えば、多糖類、粘度調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を適宜選択して用いることができる。
例えば、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、シリコンオイル等の油滴微粒子、特開昭57−74193号、同57−87988号及び同62−261476号の各公報に記載の紫外線吸収剤、特開昭57−74192号、同57−87989号、同60−72785号、同61−146591号、特開平1−95091号及び同3−13376号の各公報に記載されている退色防止剤、特開昭59−42993号、同59−52689号、同62−280069号、同61−242871号及び特開平4−219266号の各公報に記載されている蛍光増白剤等を挙げることができる。
また、本発明のインク中の溶存酸素濃度は、25℃で2ppm以下であることが好ましく、この溶存酸素濃度条件とすることにより気泡の形成を抑制することができ、高速印字においても出射安定性に優れたインクジェット記録方法を実現することができる。インク中に溶存している溶存酸素を測定する方法としては、例えば、溶存酸素測定装置DO−14P(東亜電波(株)製)を用いて測定することができる。
《記録方法》
本発明のインクを用いた画像記録方法においては、例えば、インクジェット用インクを装填したプリンター等により、デジタル信号に基づきインクジェットヘッドよりインクを液滴として吐出させ普通紙に付着させることでインクジェットプリントが得られる。
本発明のインクを吐出して画像形成を行う際に使用するインクジェットヘッドは、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。また、吐出方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)等などいずれの吐出方式を用いても構わない。
その中でも、本発明に係るインクジェット記録方法においては、本発明のインクを30μm以下のノズル径を有するピエゾ型インクジェット記録ヘッドから吐出させて、普通紙に記録を行うこと、更に30μm以下のノズル径を有するラインヘッド方式のピエゾ型インクジェット記録ヘッドから吐出させて、普通紙に記録を行うことが好ましい。
《記録媒体》
本発明のインクを用いたインクジェット記録方法で用いる普通紙としては、特に制限はないが、非塗工紙、特殊印刷用紙、及び情報用紙の一部に属する80〜200μmの非コート紙が望ましい。
本発明に係る普通紙の構成は、LBKP及びNBKPに代表される化学パルプ、サイズ剤及び填料を主体とし、その他の抄紙助剤を必要に応じて用い常法により抄紙される。本発明に係る普通紙に使用されるパルプ材としては、機械パルプや古紙再生パルプを併用してもよいし、また、これらを主材としても何ら問題はない。
本発明に係る普通紙に内添されるサイズ剤としては、例えば、ロジンサイズ、AKD、アルニケル無水コハク酸、石油樹脂系サイズ、エピクロルヒドリン、カチオン澱粉及びアクリルアミド等が挙げられる。
また、本発明に係る普通紙に内添される填料としては、例えば、微粉珪酸、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、カオリン、カオリナイト、ハロイサイト、ナクライト、ディッカイト、パイロフィライト、セリサイト、二酸化チタン、ベントナイト等が挙げられる。
また、本発明に係る普通紙には、本発明のインクの裏抜けや顔料の定着性を高める観点から、水溶性多価金属塩を含有していてもよい。水溶性多価金属塩としては特に制限はないが、例えば、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、ストロンチウム、バリウム、ニッケル、銅、スカンジウム、ガリウム、インジウム、チタン、ジルコニウム、スズ、鉛などの金属塩、硫酸塩、硝酸塩、ギ酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩、クロロ酢酸塩、p−トルエンスルホン酸塩といった塩として添加される。
また、水溶性の多価金属イオンの塩として、ポリ塩化アルミニウムのような水溶性無機ポリマーを使用してもよい。水溶性は少なくとも0.1質量%を示すものが好ましく、より好ましくは1質量%を示すものである。
中でも、アルミニウム、カルシウム、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛からなる水溶性塩はその金属イオンが無色なため好ましい。特に好ましいのは、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛である。
また、本発明においては、普通紙の他、上質紙、アート紙、コート紙、キャスコート紙、光沢紙、インクジェット専用紙等が広く用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
実施例1
《インク1、2の調製》
(マゼンタ顔料分散液の調製)
以下の各添加剤を混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製のポリ瓶に入れて密栓し、ペイントシェーカーを用いて5時間分散し、マゼンタ顔料の含有量が15%のマゼンタ顔料分散液を調製した。
C.I.Pigment Red;122 15部
ジョンクリル501(ジョンソンポリマー社製)(固形分30%水溶液) 20部
1,2−ブタンジオール 60部
水 5部
〔インク1の調製〕
上記調製したマゼンタ顔料分散液に、インク中の顔料濃度が4質量%、1,2−ブタンジオールが10質量%になるように残部を水で調整して、加えて十分に攪拌を行った。次いで、この混合液を#3500メッシュの金属フィルターで濾過し、中空糸膜による脱気を行い、マゼンタインク1を調製した。
〔インク2の調製〕
インク1の調製において、1,2−ブタンジオールが60質量%になるようにした以外は、同様にしてマゼンタインク2を調製した。
《インク3〜7、24〜27の調製》
(マゼンタ顔料分散液の調製)
以下の各添加剤を混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製のポリ瓶に入れて密栓し、ペイントシェーカーを用いて5時間分散し、マゼンタ顔料の含有量が15%のマゼンタ顔料分散液を調製した。
C.I.Pigment Red;122 15部
ジョンクリル501(ジョンソンポリマー社製)(固形分30%水溶液) 20部
1,2−ブタンジオール 50部
3−メトキシ−3−メチル−ブタノール 10部
水 5部
〔インク3の調製〕
上記調製したマゼンタ顔料分散液に、インク中の顔料濃度が4質量%、1,2−ブタンジオールが40質量%、3−メトキシ−3−メチル−ブタノールが10質量%になるように残部を水で調整して、加えて十分に攪拌を行った。次いで、この混合液を#3500メッシュの金属フィルターで濾過し、中空糸膜による脱気を行い、マゼンタインク3を調製した。
〔インク4〜7、24〜27の調製〕
インク3の調製において、1,2−ブタンジオール及び3−メトキシ−3−メチル−ブタノールの質量%を表1及び表2に記載のようにした以外は、同様にしてマゼンタインク4〜7、24〜27を調製した。
《インク8の調製》
(マゼンタ顔料分散液の調製)
以下の各添加剤を混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製のポリ瓶に入れて密栓し、ペイントシェーカーを用いて5時間分散し、マゼンタ顔料の含有量が15%のマゼンタ顔料分散液を調製した。
C.I.Pigment Red;122 15部
ジョンクリル501(ジョンソンポリマー社製)(固形分30%水溶液) 20部
1,2−ブタンジオール 50部
トリプロピレングリコールモノブチルエーテル 10部
水 5部
〔インク8の調製〕
上記調製したマゼンタ顔料分散液に、インク中の顔料濃度が4質量%、1,2−ブタンジオールが60質量%、トリプロピレングリコールモノブチルエーテルが10質量%になるように残部を水で調整して、加えて十分に攪拌を行った。次いで、この混合液を#3500メッシュの金属フィルターで濾過し、中空糸膜による脱気を行い、マゼンタインク8を調製した。
〔インク9〜14の調製〕
インク5の調製において、マゼンタ顔料分散液のジオール、及びインクの調製における1,2−ブタンジオールを表1記載のアルカンジオールとした以外は同様にして、マゼンタインク9〜14を調製した。
《インク15〜23の調製》
(マゼンタ顔料分散液の調製)
以下の各添加剤を混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製のポリ瓶に入れて密栓し、ペイントシェーカーを用いて5時間分散し、マゼンタ顔料の含有量が15%のマゼンタ顔料分散液を調製した。
C.I.Pigment Red;122 15部
ジョンクリル501(ジョンソンポリマー社製)(固形分30%水溶液) 20部
1,2−ブタンジオール 25部
1,2−ペンタンジオール 25部
3−メトキシ−3−メチル−ブタノール 10部
水 5部
〔インク15の調製〕
上記調製したマゼンタ顔料分散液に、インク中の顔料濃度が4質量%、1,2−ブタンジオールが30質量%、1,2−ペンタンジオールが30質量%、3−メトキシ−3−メチル−ブタノールが10質量%になるように残部を水で調整して、加えて十分に攪拌を行った。次いで、この混合液を#3500メッシュの金属フィルターで濾過し、中空糸膜による脱気を行い、マゼンタインク15を調製した。
〔インク16〜23の調製〕
インク15の調製において、マゼンタ顔料分散液及びインクの調製における1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオールの組み合わせを表2のように変え、同様にしてマゼンタインク16〜23を調製した。
《インク28の調製》
(マゼンタ顔料分散液の調製)
以下の各添加剤を混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製のポリ瓶に入れて密栓し、ペイントシェーカーを用いて5時間分散し、マゼンタ顔料の含有量が15%のマゼンタ顔料分散液を調製した。
C.I.Pigment Red;122 15部
ジョンクリル501(ジョンソンポリマー社製)(固形分30%水溶液) 20部
1,2−ブタンジオール 50部
3−メトキシ−ブタノール 10部
水 5部
〔インク28の調製〕
上記調製したマゼンタ顔料分散液に、インク中の顔料濃度が4質量%、1,2−ブタンジオールが60質量%、3−メトキシ−ブタノールが10質量%になるように残部を水で調整して、加えて十分に攪拌を行った。次いで、この混合液を#3500メッシュの金属フィルターで濾過し、中空糸膜による脱気を行い、マゼンタインク28を調製した。
《インク29の調製》
(マゼンタ顔料分散液の調製)
以下の各添加剤を混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製のポリ瓶に入れて密栓し、ペイントシェーカーを用いて5時間分散し、マゼンタ顔料の含有量が15%のマゼンタ顔料分散液を調製した。
C.I.Pigment Red;122 15部
ジョンクリル501(ジョンソンポリマー社製)(固形分30%水溶液) 20部
トリプロピレングリコールモノブチルエーテル 60部
水 5部
〔インク29の調製〕
上記調製したマゼンタ顔料分散液に、インク中の顔料濃度が4質量%、トリプロピレングリコールモノブチルエーテルが65質量%になるように残部を水で調整して、加えて十分に攪拌を行った。次いで、この混合液を#3500メッシュの金属フィルターで濾過し、中空糸膜による脱気を行い、マゼンタインク29を調製した。
《画像評価》
ノズル口径25μm、駆動周波数12kHz、ノズル数128、ノズル密度180dpi(以下、dpiは2.54cmあたりのドット数を表す)であるピエゾ型ヘッドを用い、最大記録密度720×720dpiのオンデマンド型のインクジェットプリンター(コニカミノルタ製)を使用し画像を作成した。
〔トナー溶解性〕
ベタプリントを10枚印字して重ねて置き、その上に電子写真方式であるカラーレーザープリンターmagicolor7300(コニカミノルタ製)を使用して黒ベタプリントを500枚印字して重ねて、25℃及び60℃の環境で1週間置いた。1週間後に電子写真プリントの下から何枚目までが貼り付いているか観察した結果、25℃ではいずれも貼り付きは見られなかったが、60℃では違いが見られたので60℃での評価を行った。
A:貼り付き全くなし
B:1枚貼り付いた
C:2〜3枚貼り付いた
D:4〜10枚貼り付いた
E:11枚以上貼り付いた。
〔カール(湿度50%、85%)〕
ベタプリントを印字して、25℃50%及び85%環境に水平にして3日間放置し、目視で観察し、評価を行った。
A:カール全くなし
B:わずかにカールが発生している
C:弱いカールが発生しておる
D:やや伸縮が認められ、強いカールが発生している
E:はっきりと収縮が認められ、かなり強いカールが発生している。
〔裏抜け〕
ベタプリントの裏側からを目視で観察し、評価を行った。
A:裏面にインクの滲み、裏抜けが全く認められない
B:裏面にインクの滲み、裏抜けがわずかに認められる
C:裏面にインクの滲み、裏抜けがやや認められる
D:裏面にインクの滲み、裏抜けが強く認められる
E:裏面にインクの滲み、裏抜けがかなり強く認められる。
〔耐デキャップ性〕
インクをノズル数256のシェアモードピエゾ型記録ヘッド(コニカミノルタ製)を用いて、ヘッド内を35℃にして、ノズル初期状態として、出射間隔50ミリ秒時のインク液滴速度が8m/secとなるように、記録ヘッドに印加する電圧を調整した。次いで、出射間隔時間を変化し、下式にあてはめて液滴速度の相対比率を測定し、下記の基準に従って耐デキャップ性の評価を行った。
例えば、出射間隔50ミリ秒でインク液滴を100滴出射させ、最初の出射から間隔時間t秒後に、再び出射間隔50ミリ秒で100滴出射させ、間隔時間t秒後の最初のインク液滴の速度を測定して、これを間隔時間t後の液滴速度とする。
液滴速度の相対比率(%)=(出射間隔t秒後の液滴速度)/(出射間隔50ミリ秒の液滴速度=8m/sec)×100
A:液滴速度の相対比率が70%以下となる間隔時間tが10秒以上である
B:液滴速度の相対比率が70%以下となる間隔時間tが1秒以上10秒未満である
C:液滴速度の相対比率が70%以下となる間隔時間tが0.3秒以上1秒未満である
D:液滴速度の相対比率が70%以下となる間隔時間tが0.3秒未満である。
Figure 0005125701
Figure 0005125701
表1及び表2より、本発明のインクジェット用インクは裏抜けを防止し、そのプリント物と電子写真プリント物を重ねて保存しても電子写真プリントの貼りつきを生じることがなく、なお且つ高湿下でのカールも抑えられていることがわかる。

Claims (2)

  1. 少なくとも水及び沸点150℃以上の有機溶剤を含み、該有機溶剤をインク中の50質量%以上80質量%以下含有するインクジェット用インクにおいて、該有機溶剤として下記一般式(1)及び/または(2)で表されるアルカンジオールをインク中の45質量%以上70質量%以下、及び下記一般式(3)で表されるグリコールモノエーテルをインク中の5質量%以上15質量%以下含有することを特徴とするインクジェット用インク。
    一般式(1) R−CH(OH)−CH(OH)−CH−R
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Rは水素原子、メチル基、エチル基またはプロピル基を表す。)
    一般式(2) R−CH(OH)−CH−CH(OH)−R
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Rは水素原子、メチル基、エチル基またはプロピル基を表す。)
    一般式(3) CH−O−R−OH
    (式中、Rは分岐鎖の2価の飽和炭化水素基を表す。)
  2. 前記一般式(1)及び/または(2)で表されるアルカンジオールが1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールから選ばれ、前記一般式(3)で表されるグリコールモノエーテルが3−メトキシ−3−メチル−ブタノールであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用インク。
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