JP5125639B2 - サーバ装置、およびプログラム - Google Patents

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本発明はサーバベースコンピューティングシステムにおけるサーバ装置に関する。
サーバベースコンピューティングシステムにおいては、サーバ装置はクライアント装置用のプログラムを実行して表示データを作成し、これをクライアント装置に送る。クライアント装置では、使用者のキーやマウス装置等の操作情報を、ネットワークを介してサーバ装置へ送り、前記サーバ装置側で作成されたクライアント装置用の表示データを受け取って表示する。クライアント装置は、ネットワーク機器、表示装置、マウス装置やキーボード等の入力装置を備えているだけでよく、データをクライアント装置内に持たないためハードディスク等の記憶装置が基本的には不要であり、プログラムの実行を行なわないためクライアント装置に必要となる処理の負荷は軽い。
しかしながら、サーバ装置側で作成されたクライアント装置用の表示データを送信する際に、表示データの量が多い場合は通信時間が長くなり、表示するまでに時間がかかるという問題がある。
また、表示データが頻繁に更新される場合も、表示データの更新の都度、更新された表示データを送信する必要があるので通信時間が長くなり、表示するまでに時間がかかるという問題がある。
表示データを送信する際の通信時間を短縮するために、表示データをクライアント装置のRAM内にキャッシュしておき、キャッシュされた表示データと同じ表示データを表示する場合は、表示データの送信をしないようにする方法が用いられる場合もある。しかし、キャッシュメモリが必要となり、キャッシュの管理のためのCPUの負荷もかかる。また、キャッシュのヒット率を上げることは一般的に困難である。
表示データを圧縮して送信する方法もあるが、表示データの圧縮率を高くしてしまうと、その分クライアントに表示する画面は粗くきたないものになってしまう。またツールバーや詳細なアイコンなどを多く使用する場合や、動きの多いアニメーションなどを多数用いているプログラムのような場合は、表示データの圧縮率をあまりあげることができず、送信するデータ量をあまり減らすことができないという問題がある。
また、更新の発生した領域の画像データをサーバ装置が最初は低画質のイメージデータとして送信し、その後、改めて高画質のイメージデータとしてクライアント装置へ送信することにより、見かけ上の表示の高速化を実現する技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2006−246153号公報
特許文献1の方法では、サーバ装置が更新の発生した領域の画像データを最初は低画質で送信し、その後、改めて高画質でクライアント装置へイメージデータとして送信することにより、見かけ上の表示の高速化を実現している。したがって、送信開始から送信終了までの時間が短縮されるわけではなく、最初に送信される画面データの画質が良くないといった問題があった。
本発明の目的は、サーバ装置クライアント装置へ送信する画面データ最適化して、クライアント装置での表示の高速化を実現することである。
請求項1は、クライアント装置とはネットワークを介して通信接続され、そのクライアント装置で表示される画面データをサーバ装置側でのプログラム実行に基づいて順次生成して前記クライアント装置に対して送信することでクライアント装置における画面表示を制御するサーバベースコンピューティングシステムにおけるサーバ装置であって、実行可能な複数のプログラム毎に、複数の通信品質毎の表示様式を記憶する記憶手段と、前記クライアント装置において任意に選択されたモードが、通信品質に依存する画面生成を行う依存モードか、通信品質に依存しないで画面生成を行う非依存モードか、を判別するモード判別手段と、前記クライアント装置との間で通信を行う際の通信品質を判別する品質判別手段と、前記モード判別手段で前記依存モードであると判別された場合には、前記品質判別手段で取得した通信品質に対応した表示様式を前記記憶手段の参照により選択し、一方、前記モード判別手段で前記非依存モードであると判別された場合には、予め決められた所定表示様式を選択する選択手段と、前記プログラムの実行により生成される画面データを前記選択手段で選択された表示様式の画面データに変更して、その変更された画面データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、を備えることを特徴としている。
本発明によればユーザの要望に合った様式の画面データ変更できる。

以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
まず、本実施形態における構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るサーバベースコンピューティングシステムの全体構成を示すブロック図である。
このサーバベースコンピューティングシステムは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)からなるネットワーク3上に接続されたサーバ装置1および複数のクライアント装置2を備える。クライアント装置2はシンクライアント(thin client)とも呼ばれる。
サーバ装置1は、文書作成処理プログラム,表計算処理プログラム,プレゼン資料作成プログラム,メール処理プログラム,インターネット接続処理プログラム、Webブラウザなど、複数のプログラムを有し、当該サーバ装置1に接続されたクライアント装置2からの操作入力(入力イベント)信号に応じて起動しその処理を実行する。
このサーバ装置1において、クライアント装置2からの操作入力信号に応じたプログラムの実行に伴い、後述の端末用のフレームバッファ14a上に生成された表示出力用の画面データは、アクセス元のクライアント装置2へ送信される。
そして、クライアント装置2では、前記サーバ装置1から転送された画面データがフレームバッファ25に展開され、表示部に表示される。
つまり、このサーバベースコンピューティングシステムにおける各クライアント装置2は、何れもキーボード及びマウスなどのユーザ操作に応じた入力機能と表示部への出力機能を主要な機能として有し、少なくとも前記サーバ装置1が有している各種のプログラムを実行する機能やデータファイルの管理機能を一切持っていない。
図2は、本実施形態に係るサーバ装置1の主要部構成を示すブロック図である。
サーバ装置1は、コンピュータとしてのCPU11を備え、このCPU11には、バス12を介してROM13、RAM14、フレームバッファRAM15、表示装置16が接続される。RAM14には、端末用のフレームバッファ14a、実行モード設定テーブルA14b、実行モード設定テーブルB14cが含まれる。
また、CPU11には、バス12を介してキーボード,マウスなどの入力装置17、ハードディスクなどの外部記憶装置18、クライアント装置2との通信I/F(インターフェイス)19が接続される。
CPU11は、ROM13に予め記憶されているシステム制御プログラムや種々のプログラムに従ってRAM14を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置17からのキー入力信号や通信I/F19を介して受信されるクライアント装置2からのユーザ操作(入力イベント)に応じた処理指令信号などに応じて前記種々のプログラムが起動・実行される。
このサーバ装置1において、クライアント装置2からの入力イベント信号に応じて起動・実行されるプログラムに従い生成された種々のデータは、例えばそのユーザIDに対応付けられて外部記憶装置18に記憶され、また表示用の画面データは、RAM14内の端末用フレームバッファ14aを使用して生成されると共に、通信I/F19からクライアント装置2へ転送されて表示出力される。
なお、当該サーバ装置1自身の表示装置16にて表示させるための画面データは、フレームバッファRAM15上に生成される。
図3は、本実施形態に係るクライアント装置2の主要部構成を示すブロック図である。
クライアント装置2は、コンピュータとしてのCPU21を備え、このCPU21には、バス22を介してROM23、RAM24、フレームバッファRAM25が接続される。そして、このフレームバッファRAM25に書き込まれた画面データが表示装置26に出力されて表示される。
また、CPU21には、バス22を介してキーボード,マウス,マイク,光センサなどの入力装置27、フラッシュメモリなどの外部記憶装置28、前記サーバ装置1との通信I/F(インターフェイス)29が接続される。
CPU21は、ROM23に予め記憶されているシステム制御プログラムに従ってRAM24を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置27からのキー入力信号や通信I/F29を介して受信されるサーバ装置1からのプログラム応答信号や画面データなどに応じて前記システム制御プログラムが起動され実行される。
このクライアント装置2において、前記サーバ装置1におけるプログラムを実行させて生成した種々のデータは、適宜、外部記憶装置28に書き込んで記憶させる。また、受信した表示用の画面データは、フレームバッファRAM25に書き込まれ表示装置26に表示出力される。
次に、本実施形態において使用するデータについて説明する。
図4は、サーバ装置1のRAM14に記憶される実行モード設定テーブルA14bの一例を示す図である。実行モード設定テーブルA14bは、通信の品質に対応してプログラムの実行モードを切り替えるために設定するテーブルである。
実行モード設定テーブルA14bは、プログラムの名称を示す「プログラム」、通信の品質のレベルを示す「通信品質」、実行モードの種類を示す「実行モード」、実行モードに対応した表示様式を示す「表示」、プログラムを実行する際に受け渡す実行パラメータの受渡し方法を示す「実行パラメータ」の各項目から構成される。
図4の例では、通信の品質のレベルは、「良」、「普通」、「悪」の3つのレベルがある。実行モードの種類は、「モード1」、「モード2」、「モード3」の3種類ある。実行モードに対応した表示様式は、AP1の場合が、「画像を表示」、「小さい画像のみ表示」、「画像を非表示」、の3種類で、AP2の場合が、「アイコンを表示」、「テキストを表示」、の2種類である。
実行パラメータの受渡し方法は、実行パラメータが格納されたファイルを指示してもよいし、プログラムを実行する際の引数の値を指示してもよい。実行パラメータの受渡し方法は、AP1の場合が、モード1のとき「パス名1」、モード2のとき「パス名2」、モード3のとき「パス名3」、が設定されており、AP2の場合が、モード1のとき「引数の値1」、モード2のとき「引数の値1」、モード3のとき「引数の値2」、が設定されている。
実行モード設定テーブルA14bにおいて、例えば1行目のデータは、プログラムの名称が「AP1」、通信の品質のレベルは「良」、実行モードの種類は「モード1」、このときの表示様式は「画像を表示」、実行パラメータの受渡し方法は「パス名1」に記載された外部記憶装置18上の場所に実行パラメータが在ることを示している。
次に、図5は、サーバ装置1のRAM14に記憶される実行モード設定テーブルB14cの一例を示す図である。実行モード設定テーブルB14cは、通信の伝送媒体の種類に対応してプログラムの実行モードを切り替えるために設定するテーブルである。
実行モード設定テーブルB14cは、プログラムの名称を示す「プログラム」、通信の伝送媒体の種類を示す「伝送媒体」、実行モードの種類を示す「実行モード」、実行モードに対応した表示様式を示す「表示」、プログラムを実行する際に受け渡す実行パラメータの受渡し方法を示す「実行パラメータ」の各項目から構成される。
図5の例では、通信の伝送媒体の種類は、「有線LAN」、「無線LAN」、「携帯電話」、「PHS」の4種類がある。実行モードの種類は、「モード1」、「モード2」、「モード3」の3種類ある。実行モードに対応した表示様式は、AP1の場合が、「画像を表示」、「小さい画像のみ表示」、「画像を非表示」、の3種類で、AP2の場合が、「アイコンを表示」、「テキストを表示」、の2種類である。
実行パラメータの受渡し方法は、実行パラメータが格納されたファイルを指示してもよいし、プログラムを実行する際の引数の値を指示してもよい。実行パラメータの受渡し方法は、AP1の場合が、モード1のとき「パス名1」、モード2のとき「パス名2」、モード3のとき「パス名3」、が設定されており、AP2の場合が、モード1のとき「引数の値1」、モード2のとき「引数の値1」、モード3のとき「引数の値2」、が設定されている。
実行モード設定テーブルB14cにおいて、例えば5行目のデータは、プログラムの名称が「AP2」、通信の伝送媒体の種類は「有線LAN」、実行モードの種類は「モード1」、このときの表示様式は「アイコンを表示」、実行パラメータの受渡し方法は「引数の値1」にプログラムを実行する際の引数の値が記載されていることを示している。
次に、本実施形態における画面データについて説明する。
図6は、クライアント装置2の表示装置26へ表示される実行モードの設定画面の一例を示す図である。画面31には、実行モードを設定する際に、(1)実行モードの設定を使用しない、(2)実行モードが伝送媒体に依存する、(3)実行モードが通信品質に依存する、という(1)〜(3)の選択項目の中から任意の項目を左側のチェックボックスにより選択するように表示されている。
次に、本実施形態におけるクライアント装置2の動作について説明する。
図7は、クライアント装置2において実行される実行モード指示処理の詳細を示すフローチャートである。プログラムを実行させる前に、ユーザが図6に示す画面31を見て、プログラムの実行モードを指示する処理である。
まず、ステップC01では、図6に示す画面31を表示装置26へ表示する。ユーザは、(1)〜(3)の選択項目の中から任意の項目を左側のチェックボックスにより選択することによりプログラムの実行モードを指示する。その結果、選択されたチェックボックスが白い四角から黒い四角へと変化して表示される。(ステップC02)。
選択された実行モードが(2)の場合(ステップC03:(2))は、実行モードが伝送媒体に依存するので、実行モードのフラグを(2)にセットし(ステップC04)、接続している伝送媒体の種類をセットする(ステップC05)。
選択された実行モードが(1)の場合(ステップC03:(1))は、実行モードの設定を使用しないので、実行モードのフラグを(1)にセットする(ステップC06)。
選択された実行モードが(3)の場合(ステップC03:(3))は、実行モードが通信品質に依存するので、実行モードのフラグを(3)にセットし(ステップC07)、通信の品質を測定するためのモジュールである通信品質マネージャを起動する(ステップC08)。
次に、前のステップC04〜C08でセットした選択されたプログラムの実行モードに関するデータをサーバ装置1へ送信する。
次に、本実施形態におけるサーバ装置1の動作について説明する。
図8は、サーバ装置1において実行される実行モード設定処理の詳細を示すフローチャートである。クライアント装置2から選択された実行モードに関するデータを受信し、受信した実行モードを判別して実行モードに従ってプログラムを起動する処理である。
まず、ステップS01では、ユーザにより選択されたプログラムの実行モードに関するデータをクライアント装置2から受信する。
受信した実行モードが(2)の場合(ステップS02:(2))は、実行モードが伝送媒体に依存するので、実行モードのフラグを(2)にセットして図5の実行モード設定テーブルB14cを参照し(ステップS03)、実行モード設定テーブルB14cの設定内容に従ってプログラムの実行パラメータをセットする(ステップS04)。
受信した実行モードが(1)の場合(ステップS02:(1))は、実行モードの設定を使用しないので、実行モードのフラグを(1)にセットする(ステップS05)。
受信した実行モードが(3)の場合(ステップS02:(3))は、実行モードが通信品質に依存するので、実行モードのフラグを(3)にセットして通信の品質を測定するためのモジュールである通信品質マネージャを起動して通信の品質を測定する(ステップS06)。通信の品質を測定した後、図4の実行モード設定テーブルA14bを参照し(ステップS07)、実行モード設定テーブルA14bの設定内容に従ってプログラムの実行パラメータをセットする(ステップS08)。
次に、前のステップS03〜S08でセットされた、選択された実行モードに対応して決定した実行パラメータに従ってプログラムを起動する(ステップS09)。
起動されたプログラムは、予め実行モードによって表示様式を変えるように設計されている。例えば、AP1の場合は、モード1ならば「画像を表示」、モード2ならば「小さい画像のみ表示」、モード3ならば「画像を非表示」、の3種類の表示様式、AP2の場合は、モード1またはモード2ならば「アイコンを表示」、モード3ならば「テキストを表示」、の2種類の表示様式、で実行するように設計されている。
図9は、サーバ装置1において実行されるプログラム実行処理の詳細を示すフローチャートである。プログラムを起動された後の実行モードに応じた実行処理であり、実行中に任意のタイミングで実行モードが設定変更されても、画面更新のときに設定変更を検出して実行モードを変更できるようになっている。
まず、ステップA01で実行すべき実行モードを判別する。
実行モードが(2)の場合(ステップA01:(2))は、図4の実行モード設定テーブルA14bまたは図5の実行モード設定テーブルB14cに設定されたモード2に対応した表示様式で表示する処理を実行する(ステップA02)。
実行モードが(1)の場合(ステップA01:(1))は、図4の実行モード設定テーブルA14bまたは図5の実行モード設定テーブルB14cに設定されたモード1に対応した表示様式で表示する処理を実行する(ステップA03)。
実行モードが(3)の場合(ステップA01:(3))は、図4の実行モード設定テーブルA14bまたは図5の実行モード設定テーブルB14cに設定されたモード3に対応した表示様式で表示する処理を実行する(ステップA04)。
次に、設定されたモードに対応した表示様式で表示する処理を実行中に、表示画面のデータが更新されたか否かを検出する(ステップA05)。表示画面のデータが更新された場合(ステップA06:Yes)は、実行モードが設定変更されたかも知れないので、ステップA01に戻り実行モードを再度判別する。
図7のステップC08と図8のステップS06において起動される、通信の品質を測定するためのモジュールである通信品質マネージャの動作について、サーバ装置1とクライアント装置2とのシーケンス図を用いて説明する。通信品質マネージャは、サーバ装置1とクライアント装置2とにそれぞれ組み込まれ、互いに連携して動作する。
図10は、通信の品質の測定におけるサーバ装置1とクライアント装置2とのシーケンス図である。
まず、シーケンスM01で、クライアント装置2からサーバ装置1へ通信の品質の測定を開始するように要求する。サーバ装置1は、要求に応えて測定用のデータをクライアント装置2へ送信する(シーケンスM02)。
クライアント装置2は、測定用のデータを受信し、測定を開始するように要求した時間からの経過時間を求め、基準の経過時間との差(遅延時間)を求めることにより通信の品質のレベルを示す測定値を算出する(シーケンスM03)。
次に、クライアント装置2は、算出した通信の品質のレベルを示す測定値をサーバ装置1へ送信する(シーケンスM04)。
サーバ装置1は、受信した通信の品質のレベルを示す測定値から、図4の実行モード設定テーブルA14bまたは図5の実行モード設定テーブルB14cの通信品質を決定する。
クライアント装置2は、予め設定された一定時間待った後に(シーケンスM04)、シーケンスM01に戻り繰り返し測定を行う。クライアント装置2に同期して、サーバ装置1もシーケンスM01に戻り繰り返し測定を行う。
以上のように、通信の品質を判別し、通信の品質によりプログラムの実行モードを変更して、通信の品質が良い場合はデータ量の多い表示様式で表示し、通信の品質が悪い場合はデータ量の少ない表示様式で表示するというように、通信の品質に合わせた表示様式の画面データを生成することにより、送信するデータ量を最適化して表示の高速化を実現することができる。
前記実施形態では、通信の品質のレベルは、「良」、「普通」、「悪」の3つのレベルとしたが、3つより多くても少なくても良い。
前記実施形態では、実行モードの種類は、「モード1」、「モード2」、「モード3」の3種類としたが、3種類より多くても少なくても良い。
前記実施形態では、実行モードに対応した表示様式は、AP1の場合が、「画像を表示」、「小さい画像のみ表示」、「画像を非表示」、の3種類で、AP2の場合が、「アイコンを表示」、「テキストを表示」、の2種類としたが、表示様式の内容も種類もプログラムの機能に従って任意に設定して良い。
前記実施形態では、実行パラメータの受渡し方法は、実行パラメータが格納されたファイルを指示するか、プログラムを実行する際の引数の値を指示するとしたが、プログラムを実行できれば別の受渡し方法を採用してもよい。
前記実施形態において、サーバ装置1からクライアント装置2へデータを送信する際に、サーバ装置1側でデータを圧縮し、クライアント装置2側で受信したデータを伸張するようにしてもよい。また、サーバ装置1側でデータを暗号化し、クライアント装置2側で受信したデータを復号化するようにしてもよい。さらに、データの圧縮・伸張とデータの暗号化・復号化とを組み合わせてもよい。
前記実施形態において記載したサーバ装置1、クライアント装置2の処理、すなわち図7乃至図9のフローチャートに示す各処理は、何れもコンピュータが読み取り可能なプログラムとして、外部記憶装置18、外部記憶装置28に記憶されている。なお、これらのプログラムは、半導体メモリ(ROM、RAM等)、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)の記録媒体に記憶してもよく、更に、プログラムの一部若しくは全部をサーバ装置1やクライアント装置2に備えられた記録媒体に記憶し、ネットワーク3を介して受信して読み取る構成にしてもよい。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
本発明の実施形態に係るサーバベースコンピューティングシステムの全体構成を示すブロック図。 本実施形態に係るサーバ装置1の主要部構成を示すブロック図。 本実施形態に係るクライアント装置2の主要部構成を示すブロック図。 サーバ装置1のRAM14に記憶される実行モード設定テーブルA14bの一例を示す図。 サーバ装置1のRAM14に記憶される実行モード設定テーブルB14cの一例を示す図。 クライアント装置2の表示装置26へ表示される実行モードの設定画面の一例を示す図。 クライアント装置2において実行される実行モード指示処理の詳細を示すフローチャート。 サーバ装置1において実行される実行モード設定処理の詳細を示すフローチャート。 サーバ装置1において実行されるプログラム実行処理の詳細を示すフローチャート。 通信の品質の測定におけるサーバ装置1とクライアント装置2とのシーケンス図。
符号の説明
1 …サーバ装置
2 …クライアント装置
3 …通信ネットワーク
11、21…CPU
12、22…バス
13、23…ROM
14、24…RAM
14a…クライアント用フレームバッファ
14b…実行モード設定テーブルA
14c…実行モード設定テーブルB
15、25…フレームバッファRAM
16、26…表示装置
17、27…入力装置
18、28…外部記憶装置
19、29…通信I/F

Claims (5)

  1. クライアント装置とはネットワークを介して通信接続され、そのクライアント装置で表示される画面データをサーバ装置側でのプログラム実行に基づいて順次生成して前記クライアント装置に対して送信することでクライアント装置における画面表示を制御するサーバベースコンピューティングシステムにおけるサーバ装置であって、
    複数のプログラム毎に、複数の通信品質毎の表示様式を記憶する記憶手段と、
    前記クライアント装置から、実行すべきプログラムを指示する入力イベントと、表示様式を任意に選択するモードと、を受信する受信手段と、
    前記クライアント装置から受信したモードが、通信品質に依存する画面生成を行う依存モードか、通信品質に依存しないで画面生成を行う非依存モードか、を判別するモード判別手段と、
    前記クライアント装置との間で通信を行う際の通信品質を判別する品質判別手段と、
    前記モード判別手段で前記依存モードであると判別された場合には、前記実行すべきプログラムに対応して前記記憶手段に記憶された表示様式の内で前記品質判別手段で判別された通信品質に対応した表示様式を選択し、一方、前記モード判別手段で前記非依存モードであると判別された場合には、予め決められた所定表示様式を選択する選択手段と、
    前記クライアントからか受信した入力イベントに対応するプログラムの実行により生成される画面データを前記選択手段で選択された表示様式の画面データに変更して、その変更された画面データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記プログラムの実行に伴い順次生成される画面データが更新されたか否かを判別する更新判別手段と、を更に具備し、
    前記選択手段は、前項更新判別手段で更新されたことを判別した際は、前記依存モードである場合に前記品質判別手段によりその時点での通信品質の判別を再度行って、その再度判別された通信品質に対応する表示様式を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記通信品質は、前記クライアント装置との間で通信を行う際の伝送媒体の種類の相違による通信品質、あるいは前記クライアント装置との間で通信を行う際の通信遅延時間の測定結果による通信品質である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  4. 前記記憶手段は、実行可能な複数のプログラム毎に複数の伝送媒体毎の表示様式を記憶する第1記憶手段と、実行可能な複数のプログラム毎に複数の通信速度品質毎の表示様式を記憶する第2記憶手段と、を含み、
    前記依存モードは、伝送媒体に依存する媒体依存モードと、通信速度品質に依存する速度依存モードと、を含み、
    前記品質判別手段は、前記媒体依存モードの場合には、前記クライアント装置との間で通信を行う際の伝送媒体の種類の相違による通信品質を判別し、前記速度依存モードの場合には、前記クライアント装置との間で通信を行う際の通信遅延時間の測定結果による通信品質を判別する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  5. クライアント装置とはネットワークを介して通信接続され、そのクライアント装置で表示される画面データをサーバ装置側でのプログラム実行に基づいて順次生成して前記クライアント装置に対して送信することでクライアント装置における画面表示を制御するサーバベースコンピューティングシステムにおけるサーバ装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数のプログラム毎に、複数の通信品質毎の表示様式を記憶する記憶手段、
    前記クライアント装置から、実行すべきプログラムを指示する入力イベントと、表示様式を任意に選択するモードと、を受信する受信手段、
    前記クライアント装置から受信したモードが、通信品質に依存する画面生成を行う依存モードか、通信品質に依存しないで画面生成を行う非依存モードか、を判別するモード判別手段、
    前記クライアント装置との間で通信を行う際の通信品質を判別する品質判別手段、
    前記モード判別手段で前記依存モードであると判別された場合には、前記実行すべきプログラムに対応して前記記憶手段に記憶された表示様式の内で前記品質判別手段で判別された通信品質に対応した表示様式を選択し、一方、前記モード判別手段で前記非依存モードであると判別された場合には、予め決められた所定表示様式を選択する選択手段、
    前記クライアントからか受信した入力イベントに対応するプログラムの実行により生成される画面データを前記選択手段で選択された表示様式の画面データに変更して、その変更された画面データを前記クライアント装置へ送信する送信手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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