JP5125096B2 - 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機に搭載される電動送風機及び電気掃除機に関するものである。
まず、従来の一般的な電動送風機の構成について、図7〜図9を用いて説明する。図7は、従来の電動送風機の半断面図、図8は、同電動送風機の要部拡大断面図、図9は、同電動送風機のブラシホルダーユニットと整流子の斜視図、平面図及び側面図である。
図7〜図9に示すように、電動送風機1は、電動機31の出力軸であるシャフト6の一端に設けられたインペラ35と、インペラ35の周囲に設けられるエアガイド36と、それらを覆うケーシング37によって構成される。
電動機31は、界磁コア3に界磁巻線4を施してなるステータ2と、シャフト6の両端に設けられた軸受10によって回転自在に保持されたロータ5とかからなり、ロータ5はシャフト6に設けられ、電機子巻線8が施された電機子巻線8と、同軸上に配置された整流子9を有している。
ロータ5は、軸受10を介しハウジング11とブラケット12に、ステータ2は、ハウジング11の内面に固定される。また、前記ハウジング11には、一対のブラシホルダーユニット15が、樹脂からなる保持器13を介し、ビス14などで固定される。
ブラシホルダーユニット15は、真鍮など金属の平板をプレスで折り曲げられて中空に成形され外形が略直方体の筒体23と、筒体23の一方の開口部を閉塞する蓋体16によって構成されるホルダー20と、ホルダー20の内面を摺動する直方体のカーボンブラシ26と、カーボンブラシ26の反整流子9の端面と前記蓋体16とを電気的に接続する導電線17と、筒体23内の蓋体16とカーボンブラシ26の間に挿入されるコイルバネ18によって構成される。コイルバネ18の弾力によりカーボンブラシ26は、整流子9側に常に付勢されている。
上記構成において、電動送風機1が通電され運転されると、カーボンブラシ26から整流子9を通じ、電機子巻線8に通電される。界磁巻線4で生成される磁界と、電機子巻線8の作用によりロータ5は回転する。電動送風機1が運転され、ロータ5が回転している際にも、整流子9とカーボンブラシ26が常に接触するため、電機子巻線8への通電は継続されるため、電動送風機1は継続して運転されることが可能である。このとき、カーボンブラシ26は、回転する整流子9に常に機械的に接触しているため、カーボンブラシ26の先端部は磨耗し、カーボンブラシ26の磨耗粉を飛散させながら徐々に減っていく。飛散されるカーボン粉は、電動送風機1によって発生する風の流れに沿って周囲に飛び散る。
このように、従来の電動送風機1では、飛散するカーボン粉は、ハウジング11の内面や、ハウジング11の外部まで風に運ばれ堆積するが、カーボン粉の一部は、ホルダー20の筒体23の先端部の内面へも堆積する。
また、一方では、運転中のカーボンブラシ26の温度上昇を低減させるため、ホルダー20の筒体23の側面に複数の冷却口19を設け、カーボンブラシ26の温度低減を図り、電動送風機1の信頼性を向上させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−169592号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような従来の電動送風機の構成においては
、ホルダー20に冷却口19を設けて、カーボンブラシ26の温度上昇の低減は図れるものの、一方では、冷却口19からカーボン粉がホルダー20内に進入しやすくなり、このために、カーボンブラシ26とホルダー20の隙間へ入り込み、カーボンブラシ26とホルダー20内面との摺動性を損なうという課題があった。
ホルダー20内面に堆積したカーボン粉は、カーボンブラシ26がホルダー20内を摺動する際の抵抗となり、その結果、カーボンブラシ26が整流子9に対し付勢されにくくなる。カーボンブラシ26の整流子9に対する付勢力が弱くなると、カーボンブラシ26と整流子9との電気的接触が悪くなって、カーボンブラシ26の先端部からスパークが発生し、整流子9やカーボンブラシ26が高温になるとともに、電動送風機の信頼性を損ねるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決し、カーボンブラシの温度上昇の低減を図り信頼性を向上させると共に、カーボンブラシの磨耗粉がホルダーの内面に堆積するのを抑制することができる、信頼性の高い電動送風機を提供することを目的とする
前記従来の課題を解決するために、本発明の電動送風機は、回転自在で一端にインペラが固定されたロータと、前記ロータに設けられた整流子と、カーボンブラシを摺動自在に収納すると共に断面が略長方形の筒体と、前記筒体の一方の開口部を閉塞すると共に前記カーボンブラシの一端と電気的に接続された蓋体とからなるホルダーと、前記カーボンブラシを前記筒体の他方の開口部側に付勢し、前記カーボンブラシの他端を前記整流子に圧接させるためのコイルバネを備え、前記筒体の端面と前記整流子とのクリアランスを、前記整流子の長手方向で、風上側(前記インペラ側)から風下側(前記インペラと反対側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、前記整流子の回転方向に向かって、徐々に大きくしたもので、従来と変わらない部品構成で、スパークの発生するカーボンブラシの回転方向側の温度上昇の低減を図るとともに、カーボン粉が堆積しやすい回転方向側の筒体内面、および筒体底面の内面へのカーボン粉の堆積を抑制することができ、安価で、信頼性の高い電動送風機を提供できる。
また、本発明の電動送風機は、回転自在で一端にインペラが固定されたロータと、前記ロータに設けられた整流子と、カーボンブラシを摺動自在に収納すると共に断面が略長方形の筒体と、前記筒体の一方の開口部を閉塞すると共に前記カーボンブラシの一端と電気的に接続された蓋体とからなるホルダーと、前記カーボンブラシを前記筒体の他方の開口部側に付勢し、前記カーボンブラシの他端を前記整流子に圧接させるためのコイルバネを備え、前記筒体の端面と前記整流子とのクリアランスを、前記整流子の長手方向で、風下側(前記インペラと反対側)から風上側(前記インペラ側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、前記整流子の回転方向に向かって、徐々に大きくしたもので、従来と変わらない部品構成で、スパークの発生するカーボンブラシの回転方向側の温度上昇の更なる低減を図るとともに、スパークの発生を防止し、かつ、カーボン粉が堆積しやすい回転方向側の筒体内面へのカーボン粉の堆積を抑制することができ、安価で、信頼性の高い電動送風機を提供できる。
本発明の電気掃除機は、塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続される吸気部と、請求項1または2に記載の電動送風機とを備えたもので、安価で、スパークの発生が少なく、信頼性の高い電気掃除機を提供することができる。
本発明の電動送風機は、従来と変わらない安価な部品構成で、カーボンブラシの温度上昇の低減を図り信頼性を向上させると共に、さらにカーボンブラシの磨耗粉がホルダーの
内面に堆積することを抑制することができ、信頼性の高いものである
第1の発明は、回転自在で一端にインペラが固定されたロータと、前記ロータに設けられた整流子と、カーボンブラシを摺動自在に収納すると共に断面が略長方形の筒体と、前記筒体の一方の開口部を閉塞すると共に前記カーボンブラシの一端と電気的に接続された蓋体とからなるホルダーと、前記カーボンブラシを前記筒体の他方の開口部側に付勢し、前記カーボンブラシの他端を前記整流子に圧接させるためのコイルバネを備え、前記筒体の端面と前記整流子とのクリアランスを、前記整流子の長手方向で、風上側(前記インペラ側)から風下側(前記インペラと反対側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、前記整流子の回転方向に向かって、徐々に大きくしたもので、従来と変わらない部品構成で、スパークの発生するカーボンブラシの回転方向側の温度上昇の低減を図るとともに、カーボン粉が堆積しやすい回転方向側の筒体内面、および筒体底面の内面へのカーボン粉の堆積を抑制することができ、安価で、信頼性の高い電動送風機を提供できる。
の発明は、回転自在で、一端にインペラが固定されたロータと、前記ロータに設けられた整流子と、カーボンブラシを摺動自在に収納すると共に断面が略長方形の筒体と、前記筒体の一方の開口部を閉塞すると共に前記カーボンブラシの一端と電気的に接続された蓋体とからなるホルダーと、前記カーボンブラシを前記筒体の他方の開口部側に付勢し、前記カーボンブラシの他端を前記整流子に圧接させるためのコイルバネを備え、前記筒体の端面と前記整流子とのクリアランスを、前記整流子の長手方向で、風下側(前記インペラと反対側)から風上側(前記インペラ側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、前記整流子の回転方向に向かって、徐々に大きくしたもので、従来と変わらない部品構成で、スパークの発生するカーボンブラシの回転方向側の温度上昇の更なる低減を図るとともに、スパークの発生を防止し、かつ、カーボン粉が堆積しやすい回転方向側の筒体内面へのカーボン粉の堆積を抑制することができ、安価で、信頼性の高い電動送風機を提供できる。
の発明は、塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続される吸気部と、請求項1または2に記載の電動送風機とを備えたもので、安価で、スパークの発生が少なく、信頼性の高い電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電動送風機の半断面図、図2は、同電動送風機の要部拡大断面図である。なお、上記従来の電動送風機と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
図1、図2において、電動送風機1のブラシホルダーユニット15は、電動機31のハウジング11に、保持器13を介し取り付けられている。
ブラシホルダーユニット15は、ホルダー40と、その内面を摺動するカーボンブラシ26と、カーボンブラシ26の一端と蓋体16とを電気的に接続する導電線17と、蓋体16とカーボンブラシ26の間に挿入されるコイルバネ18によって構成されている。カーボンブラシ26は、コイルバネ18の弾力により、整流子9側に常に付勢されている。
ホルダー40は、真鍮などの導電性金属をプレスで成型した後、折り曲げ・カシメなどの工程を経て組み立てられ、外形が略直方体で内部が空洞で両側が開口している筒状の筒
体45と蓋体16から構成されている。
図2に示すように、筒体45の整流子9に対向する端面45aと整流子9とのクリアランスは、電動機31の軸方向に沿って、風上側(インペラ35側)から風下側(反インペラ35側)に向かって、徐々に大きくなっている。
以上のように構成された本実施の形態における電動送風機1の動作、作用について説明する。
電動送風機1が運転されると、整流子9が回転し、カーボンブラシ26は、回転する整流子9の表面を摺動しながら電力を供給する。カーボンブラシ26の先端は、整流子9と摩擦するため、徐々に磨耗していく。カーボンブラシ26先端で発生するカーボンの磨耗粉は、整流子9の回転方向に飛び出し、周囲を流れる空気の流れに沿って飛散していくが、本実施の形態では、風下に向かって、筒体45の端面45aと整流子9とのクリアランスが徐々に大きくなる形状のため、飛散するカーボン粉がホルダー40内部へ侵入することが抑制される。
このように本実施の形態によれば、カーボンブラシ26先端で発生するカーボン粉は、ホルダー40内面に堆積することが抑制され、カーボンブラシ26が筒体45内で摺動できなくなることを防止し、スパークの発生を抑制するので、信頼性も高い電動送風機が、従来と同様の部品構成で実現できるものである。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における電動送風機の要部拡大断面図である。なお、上記従来及び第1の実施の形態における電動送風機と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態は、図3に示すように、筒体45の整流子9に対向する端面45aと整流子9とのクリアランスを、電動機31の軸方向に沿って、風下側(反インペラ35側)から風上側(インペラ35側)に向かって、徐々に大きくしたものである。
以上のように構成された本実施の形態における電動送風機1の動作、作用について説明する。
電動送風機1が運転されると、整流子9が回転し、カーボンブラシ26は、回転する整流子9に対し摺動しながら電力を供給する。筒体45の風上側(インペラ35側)の整流子9側の先端が開口されているため、カーボンブラシ26の先端にインペラ35からの風があたる。
このように本実施の形態によれば、インペラ35からの風があたることにより、カーボンブラシ26の温度上昇が低減され、スパークの発生は抑制され、信頼性が向上するので、信頼性の高い電動送風機が、従来と同様の部品構成で実現できるものである。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における電動送風機の要部拡大断面図である。なお、上記従来及び上記実施の形態における電動送風機と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態は、図4に示すように、筒体45の整流子9に対向する端面45aと整流子9とのクリアランスを、電動機31の整流子9の回転方向Aに沿って、回転の進行方向
に向かって、徐々に大きくしたものである。
以上のように構成された本実施の形態における電動送風機1の動作、作用について説明する。
電動送風機1が運転されると、整流子9が回転し、カーボンブラシ26は回転する整流子9に対し摺動しながら電力を供給する。カーボンブラシ26の先端は、整流子9と摩擦するため、徐々に磨耗していく。カーボンブラシ26先端で発生するカーボンの磨耗粉は、整流子9の回転方向に飛び出し、周囲を流れる空気の流れに沿って飛散していくが、本実施の形態では、筒体45の整流子9側端部の開口部は、整流子9の回転方向に向かって整流子9とのクリアランスが大きくなる形状のため、カーボンブラシ26の先端部の整流子9の回転方向側にインペラ35からの風があたる。
このように本実施の形態によれば、インペラ35からの風があたることによりカーボンブラシ26の温度上昇は低減され、特にスパークが発生する整流子9の回転方向側により多くの冷却風が当たり、よりスパークの発生は抑制され、信頼性が向上する。また、カーボン粉が飛散するカーボンブラシ26先端の整流子9回転方向側の筒体45が開口しているので、ホルダー40内面に、カーボン粉が堆積することがより抑制され、カーボンブラシ26が筒体45内で摺動できなくなることを防止し、スパークの発生を防止するので、より信頼性の高い電動送風機が、従来と同様の部品構成で実現できるものである。
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における電動送風機のブラシホルダーユニットと整流子の斜視図、平面図及び側面図である。なお、上記従来及び上記実施の形態における電動送風機と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態は、図5に示すように、筒体45の整流子9に対向する端面45aと整流子9とのクリアランスを、電動送風機1の軸方向に沿って、風上側(インペラ35側)から風下側(反インペラ35側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、整流子9の回転方向に沿って、回転の進行方向に向かって、徐々に大きくしたものである。
以上のように構成された本実施の形態における電動送風機1の動作、作用について説明する。
電動送風機1が運転されると、整流子9が回転し、カーボンブラシ26が、回転する整流子に対し摺動しながら電力を供給する。カーボンブラシ26の先端は、整流子9と摩擦するため、徐々に磨耗していく。カーボンブラシ26先端で発生するカーボンの磨耗粉は、整流子9の回転方向に飛び出し、周囲を流れる空気の流れに沿って飛散していく。
しかしながら本実施の形態では、筒体45が、風下に向かって整流子9とのクリアランスが大きくなる形状のため、飛散するカーボン粉がホルダー40内部へ侵入するのが抑制される。また、筒体45の整流子9側端部の開口部は、整流子9の回転方向に向かって整流子9とのクリアランスが大きくなる形状のため、カーボンブラシ26の先端部の整流子9の回転方向側にインペラ35からの風があたる。
このように本実施の形態によれば、インペラ35からの風があたることによりカーボンブラシ26の温度上昇は低減され、特にスパークが発生する整流子9の回転方向側により多くの冷却風が当たり、よりスパークの発生は抑制され、信頼性が向上する。また、カーボン粉が飛散するカーボンブラシ26先端の整流子9回転方向側の筒体45が開口されているので、ホルダー40内面にカーボン粉が堆積することがより抑制され、カーボンブラ
シ26がホルダー40内で摺動できなくなることを防止し、スパークの発生を防止する。さらに、スパークの発生が抑制されるので、より信頼性が高い電動送風機が、従来と同様の部品構成で実現できるものである。
(実施の形態5)
図6は、本発明の第5の実施の形態における電動送風機のブラシホルダーユニットと整流子の斜視図、平面図及び側面図である。なお、上記従来及び上記実施の形態における電動送風機と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態は、図6に示すように、筒体45の整流子9に対向する端面45aと整流子9とのクリアランスを、電動機31の軸方向に沿って、風下側(反インペラ35側)から風上側(インペラ35側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、整流子9の回転方向に沿って、回転の進行方向に向かって、徐々に大きくしたものである。
以上のように構成された本実施の形態における電動送風機1の動作、作用について説明する。
電動送風機1が運転されると、整流子9が回転し、カーボンブラシ26は、回転する整流子9に対し摺動しながら電力を供給する。筒体45の風上側(インペラ35側)の整流子9側の先端が開口しているため、カーボンブラシ26の先端にインペラ35からの風があたる。カーボンブラシ26の先端は整流子9と摩擦するため、徐々に磨耗していく。カーボンブラシ26の先端で発生するカーボンの磨耗粉は、整流子9の回転方向に飛び出し、周囲を流れる空気の流れに沿って飛散していくが、本実施の形態によれば、インペラ35からの風があたることにより、カーボンブラシ26の温度上昇が低減され、特にスパークが発生する整流子9の回転方向側により多くの冷却風が当たり、よりスパークの発生が抑制され、信頼性が向上するので、より信頼性が高い電動送風機が、従来と同様の部品構成で実現できるものである。
特に図示しないが、上記各実施の形態における電動送風機1のいずれかを、塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続される吸気部とを備えた電気掃除機に採用すれば、安価で、スパークの発生が少なく、信頼性の高い電気掃除機を提供することができるものである。
以上のように、本発明にかかる電動送風機のホルダーでは、従来と同等の部品構成で、信頼性を向上することができるので、電気掃除機や、その他家庭用電化機器、産業機器等の用途にも幅広く適用できる有用なものである。
本発明の第1の実施の形態における電動送風機の半断面図 同電動送風機の要部拡大断面図 本発明の第2の実施の形態における電動送風機の要部拡大断面図 本発明の第3の実施の形態における電動送風機の要部拡大断面図 (a)本発明の第4の実施の形態における電動送風機のブラシホルダーユニットと整流子の斜視図、(b)同ブラシホルダーユニットと整流子の平面図、(c)同ブラシホルダーユニットと整流子の側面図 (a)本発明の第5の実施の形態における電動送風機のブラシホルダーユニットと整流子の斜視図、(b)同ブラシホルダーユニットと整流子の平面図、(c)同ブラシホルダーユニットと整流子の側面図 従来の電動送風機の半断面図 同電動送風機の要部拡大断面図 (a)同電動送風機のブラシホルダーユニットと整流子の斜視図、(b)同ブラシホルダーユニットと整流子の平面図、(c)同ブラシホルダーユニットと整流子の側面図
1 電動送風機
2 ステータ
3 界磁コア
4 界磁巻線
5 ロータ
6 シャフト
7 電機子コア
8 電機子巻線
9 整流子
10 軸受
11 ハウジング
12 ブラケット
13 保持器
14 ビス
15 ブラシホルダーユニット
16 蓋体
17 導電線
18 コイルバネ
26 カーボンブラシ
31 電動機
35 インペラ
36 エアガイド
37 ケーシング
40 ホルダー
45 筒体
45a 端面

Claims (3)

  1. 回転自在で一端にインペラが固定されたロータと、前記ロータに設けられた整流子と、カーボンブラシを摺動自在に収納すると共に断面が略長方形の筒体と、前記筒体の一方の開口部を閉塞すると共に前記カーボンブラシの一端と電気的に接続された蓋体とからなるホルダーと、前記カーボンブラシを前記筒体の他方の開口部側に付勢し、前記カーボンブラシの他端を前記整流子に圧接させるためのコイルバネを備え、前記筒体の端面と前記整流子とのクリアランスを、前記整流子の長手方向で、風上側(前記インペラ側)から風下側(前記インペラと反対側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、前記整流子の回転方向に向かって、徐々に大きくした電動送風機。
  2. 回転自在で一端にインペラが固定されたロータと、前記ロータに設けられた整流子と、カーボンブラシを摺動自在に収納すると共に断面が略長方形の筒体と、前記筒体の一方の開口部を閉塞すると共に前記カーボンブラシの一端と電気的に接続された蓋体とからなるホルダーと、前記カーボンブラシを前記筒体の他方の開口部側に付勢し、前記カーボンブラシの他端を前記整流子に圧接させるためのコイルバネを備え、前記筒体の端面と前記整流子とのクリアランスを、前記整流子の長手方向で、風下側(前記インペラと反対側)から風上側(前記インペラ側)に向かって、徐々に大きくし、かつ、前記整流子の回転方向に向かって、徐々に大きくした電動送風機。
  3. 塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続される吸気部と、請求項1または2に記載の電動送風機とを備えた電気掃除機。
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