JP2005012982A - 回転機ブラシホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】回転機ブラシホルダ内にはブラシが挿着されているが、回転部との摺動により発生する摩耗粉はブラシホルダ内に侵入し、ホルダとブラシ間に蓄積する。ブラシの自由な摺動特性が阻害されたり、ブラシが浮き上がり火花が発生することもあった。
【課題を解決する手段】ブラシホルダの下方前面並びに下方側面にそれぞれ開口部を設けることにより、摺動により発生する摩耗粉がブラシホルダ内に侵入しても前面開口部並びに側面開口部からホルダ外へ排出する。
【選択図】 図1
【課題を解決する手段】ブラシホルダの下方前面並びに下方側面にそれぞれ開口部を設けることにより、摺動により発生する摩耗粉がブラシホルダ内に侵入しても前面開口部並びに側面開口部からホルダ外へ排出する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機や発電機におけるブラシホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動機や発電機の回転部への電気の授受のため、使用するブラシはその保持の必要上からブラシホルダに装着される。しかしながら、ブラシのほとんどがカーボン製のため回転部との摺動によって摩耗粉が発生する。従来のブラシホルダの構成を図2(a)(b)を用いて説明する。
【0003】
筒状直方体のブラシホルダ11内にはブラシ12が挿着されており、ブラシホルダ11の底部から突出しているブラシ12の先端13はスリップリング14に圧接するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成においては、スリップリング14がの矢印の方向に回転するとブラシ12の先端13とスリップリング14が摺動することになり、摩耗粉15が発生する。ブラシホルダ11は、頂部と底部のみが開放されており、いずれの側面も板状に形成されているため、発生した摩耗粉はブラシホルダ11内に侵入し易い。このため、侵入した摩耗粉がブラシ11とブラシホルダ12間に次第に蓄積し、ブラシ12の自由な摺動特性を阻害することがあった。更にこの状況が進展すると、ブラシ12は回転面から浮き上がり火花を発生し、最悪の場合にはフラッシュオーバー、ブラシ12廻りの焼損に至る。
【0005】
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で摩耗粉のブラシホルダ内への蓄積を防止することが可能な回転機ブラシホルダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる回転機ブラシホルダは、筒状直方体のブラシホルダの前面下方に前面開口部を設け、側面下方に側面開口部を設けたことを要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係わる実施形態を図1(a)(b)を参照して説明する。筒状直方体のブラシホルダ1内にはブラシ2が挿着されており、ブラシホルダ1の底部から突出しているブラシ2の先端3はスリップリング4に圧接するように構成されている。スリップリング4は矢印の方向に回転することにより、ブラシ2の先端3とスリップリング4が摺動して電気の授受が行われる。
【0008】
ブラシホルダ1の前面下方には矩形の前面開口部5が設けられており、側面下方には矩形の側面開口部6が設けられている。側面開口部6は図示していないが、反対側の側面にも設けられている。このような構成でブラシ2とスリップリング4が摺動状態になると、ブラシ2の先端3近傍に発生した摩耗粉7は、ブラシ2の前面下端からブラシホルダ1の内部へ侵入するが、侵入した摩耗粉7は矢印8a、8b、8c、8dのように、ブラシホルダ2の前面開口部5並びに側面開口部6から外部へ排出される。この結果、摩耗粉7がブラシホルダ1とブラシ2の間に蓄積することを防止できるようになった。
【0009】
【発明の効果】
上述したように本発明に係わる回転機ブラシホルダにより、摩耗粉のブラシホルダ内への蓄積が抑えられ、メンテナンスの軽減を図ることができるようになった。また、前面並びに側面に設けた開口部によってブラシの放熱効果が向上した。更に、スリップリング面に沿って移動侵入してくる摩耗粉のみならず、ブラシとブラシホルダの摩擦によって発生するブラシ粉もスムーズにブラシホルダ外に逃がすことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成並びに動作を説明するための図。
【図2】従来の構成並びに動作を説明するための図。
【符号の説明】
1…ブラシホルダ、
2…ブラシ
3…先端
4…スリップリング
5…前面開口部
6…側面開口部
7…摩耗粉
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機や発電機におけるブラシホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動機や発電機の回転部への電気の授受のため、使用するブラシはその保持の必要上からブラシホルダに装着される。しかしながら、ブラシのほとんどがカーボン製のため回転部との摺動によって摩耗粉が発生する。従来のブラシホルダの構成を図2(a)(b)を用いて説明する。
【0003】
筒状直方体のブラシホルダ11内にはブラシ12が挿着されており、ブラシホルダ11の底部から突出しているブラシ12の先端13はスリップリング14に圧接するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成においては、スリップリング14がの矢印の方向に回転するとブラシ12の先端13とスリップリング14が摺動することになり、摩耗粉15が発生する。ブラシホルダ11は、頂部と底部のみが開放されており、いずれの側面も板状に形成されているため、発生した摩耗粉はブラシホルダ11内に侵入し易い。このため、侵入した摩耗粉がブラシ11とブラシホルダ12間に次第に蓄積し、ブラシ12の自由な摺動特性を阻害することがあった。更にこの状況が進展すると、ブラシ12は回転面から浮き上がり火花を発生し、最悪の場合にはフラッシュオーバー、ブラシ12廻りの焼損に至る。
【0005】
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で摩耗粉のブラシホルダ内への蓄積を防止することが可能な回転機ブラシホルダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる回転機ブラシホルダは、筒状直方体のブラシホルダの前面下方に前面開口部を設け、側面下方に側面開口部を設けたことを要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係わる実施形態を図1(a)(b)を参照して説明する。筒状直方体のブラシホルダ1内にはブラシ2が挿着されており、ブラシホルダ1の底部から突出しているブラシ2の先端3はスリップリング4に圧接するように構成されている。スリップリング4は矢印の方向に回転することにより、ブラシ2の先端3とスリップリング4が摺動して電気の授受が行われる。
【0008】
ブラシホルダ1の前面下方には矩形の前面開口部5が設けられており、側面下方には矩形の側面開口部6が設けられている。側面開口部6は図示していないが、反対側の側面にも設けられている。このような構成でブラシ2とスリップリング4が摺動状態になると、ブラシ2の先端3近傍に発生した摩耗粉7は、ブラシ2の前面下端からブラシホルダ1の内部へ侵入するが、侵入した摩耗粉7は矢印8a、8b、8c、8dのように、ブラシホルダ2の前面開口部5並びに側面開口部6から外部へ排出される。この結果、摩耗粉7がブラシホルダ1とブラシ2の間に蓄積することを防止できるようになった。
【0009】
【発明の効果】
上述したように本発明に係わる回転機ブラシホルダにより、摩耗粉のブラシホルダ内への蓄積が抑えられ、メンテナンスの軽減を図ることができるようになった。また、前面並びに側面に設けた開口部によってブラシの放熱効果が向上した。更に、スリップリング面に沿って移動侵入してくる摩耗粉のみならず、ブラシとブラシホルダの摩擦によって発生するブラシ粉もスムーズにブラシホルダ外に逃がすことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成並びに動作を説明するための図。
【図2】従来の構成並びに動作を説明するための図。
【符号の説明】
1…ブラシホルダ、
2…ブラシ
3…先端
4…スリップリング
5…前面開口部
6…側面開口部
7…摩耗粉
Claims (1)
- 筒状直方体のブラシホルダの前面下方に前面開口部を設け、側面下方に側面開口部を設けたことを特徴とする回転機ブラシホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177643A JP2005012982A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 回転機ブラシホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177643A JP2005012982A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 回転機ブラシホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005012982A true JP2005012982A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34100147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003177643A Pending JP2005012982A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 回転機ブラシホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005012982A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008042993A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Denso Corp | 車両用交流発電機 |
JP2008160972A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 |
JP2011135722A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Nsk Ltd | 車輪駆動装置用電食防止ユニットおよび車輪駆動装置 |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003177643A patent/JP2005012982A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008042993A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Denso Corp | 車両用交流発電機 |
JP4687604B2 (ja) * | 2006-08-02 | 2011-05-25 | 株式会社デンソー | 車両用交流発電機 |
JP2008160972A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 |
JP2011135722A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Nsk Ltd | 車輪駆動装置用電食防止ユニットおよび車輪駆動装置 |
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