JP5124836B2 - 非対称保護検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は非対称保護検出回路、特にLCDバックライト光源に異常があるかどうかを正確に検出するための非対称保護検出回路に関する。
図1は従来技術によるLCDバックライト光源の異常状態検出回路を図示する概略回路図である。図1の異常状態検出回路は、基本的に駆動回路91、第一の変圧器921、第二の変圧器922、第一のランプ931、第二のランプ932、二つの第一のキャパシター941、二つの第二のキャパシター942、電圧保護検出回路95、電流保護検出回路96、そしてパルス幅変換IC97とから成る。パルス幅変換IC97と、第一の変圧器921の一次側と、第二の変圧器922の一次側とは駆動回路91に接続されている。第一の変圧器921の二次側には、第一のランプ931の第一の端部に接続された第一の端子と電流保護検出回路96に接続された第二の端子とがある。第二の変圧器922の二次側には第二のランプ932の第一の端部に接続された第一の端子と、電流保護検出回路96に接続された第二の端子とがある。第一のランプ931の第二の端部と、第二のランプ932の第二の端部は接地されている。二つの第一のキャパシター941の第一の端部はそれぞれ変圧器921と922の二次側の第一の端子と、ランプ931と932の第一の端部とに接続されている。二つの第一のキャパシター941の第二の端部は、それぞれ二つの第二のキャパシター942の第一の端部に接続されている。二つの第二のキャパシター942の第二の端部は、接地されている。二つの検出点98は、第一のキャパシター941と第二のキャパシター942の間のノードとして定義される。検出点98は、電圧保護検出回路95に接続されている。さらには、電圧保護検出回路95と電流保護検出回路96は、パルス幅変換IC97に接続されている。
電圧保護検出回路95によって、検出点98を検出することにより、第一のランプ931と第二のランプ932の異常状態が検知される。さらに、第一のランプ931と第二のランプ932の電圧値が第一の変圧器921と第二の変圧器922の二次側に設置された電圧分圧器により検出される。もしランプが断線状態にある時は、電圧保護検出回路95が有効に機能する。一方、もしランプが短絡状態にあると、各変圧器の二次側に直列に接続された電流保護検出回路96がランプを保護できる。しかし、図1に示された異常検出回路は、必要とされる電子部品が多すぎる。
図2は、従来技術によるLCDバックライト光源のブリッジ形位相検出回路を図示した概略回路図である。図2に示されたブリッジ形位相検出回路は基本的に、駆動回路81、第一の変圧器821、第二の変圧器822、第一のランプ831、第二のランプ832、第一のインピーダンス要素841、第二のインピーダンス要素842、第三のインピーダンス要素843、電圧保護検出回路85、電流保護検出回路86、そしてパルス幅変換IC87とで構成されている。第一の変圧器821と第二の変圧器822の一次側は駆動回路81に接続されている。第一の変圧器821の二次側には、第一のランプ831の第一の端部に接続された第一の端子と、電流保護検出回路86に接続された第二の端子とがある。第二の変圧器822の二次側には、第二のランプ832の第一の端部に接続された第一の端子と、電流保護検出回路86に接続された第二の端子とがある。第一のランプ831の第二の端部と第二のランプ832の第二の端部は、接地されている。第一のインピーダンス要素841の一端は、第一の変圧器821の二次側の第一の端子と、第一のランプ831の第一の端部に接続されている。第二のインピーダンス要素842の一端は、第二の変圧器822の二次側の第一の端子と、第二のランプ832の第一の端部に接続されている。第一のインピーダンス要素841の他の一端は第二のインピーダンス要素842の他の一端に接続されている。検出点7は、第一のインピーダンス要素841と第二のインピーダンス要素842の間に定義される点である。検出点7はまた、第三のインピーダンス要素843と電圧保護検出回路85にも接続されている。さらに、電圧保護検出回路85と電流保護検出回路86とはパルス幅変換IC87に接続されており、パルス幅変換IC87は駆動回路81に接続されていて、こうして検出ループを形成している。
第一のランプ831と第二のランプ832とは逆位相で稼働している。検出点7の電圧は、第一のインピーダンス要素841の電圧と第二のインピーダンス要素842の電圧との逆位相の関係にある電圧の加算電圧に等しい。平常動作時の検出点7での電圧は180度の位相差をもつため、第一のインピーダンス要素841の電圧と第二のインピーダンス要素842の電圧との合成電圧はほぼ零の値となり、電圧保護検出回路85は起動されない。もし、どちらかのランプが断線状態となれば、合成電圧は位相差を生じて、もはや値は零ではなくなる。このような状況により、電圧保護検出回路85は、第一のランプ831と第二のランプ832のいずれが異常になっても、容易に検出ができる。しかし、このブリッジ形位相検出回路にもまだ欠点が残っている。例えば、もし第一のランプ831と第二のランプ832とに同時に断線が発生した場合、電圧保護検出回路85は検出点7で起動させることができない。
図3は従来技術によるLCDバックライト光源の対称保護回路を図示するための概略回路図である。図3の対称保護検出回路700は、基本的に第一のランプ711、第二のランプ712、駆動回路720、制御部730、第一の変圧器T1、第二の変圧器T2、四つの抵抗器R1、R2、R3とR4、そしてダイオードの対D1とD2とから構成される。第一の変圧器T1
は駆動回路720と第一のランプ711の間に接続されている。第二の変圧器T2は駆動回路720と第二のランプ712の間に接続されている。駆動回路720から発せられた駆動信号は第一の変圧器T1と第二の変圧器T2を経て伝達される。駆動回路720は第一の変圧器T1と第二の変圧器T2の一次側に接続されている。第一の変圧器T1と第二の変圧器T2の二次側は、それぞれ第一のランプ711と第二のランプ712の第一の端部に接続される。
第一のランプ711の第二の端部は、抵抗器R3を介して基準電圧Vrefに接続されている。第二のランプ712の第二の端部は、抵抗器R4を介して基準電圧Vrefに接続されている。第一のランプ711の入力電圧と基準電圧Vrefとの差電圧に応じて、第一のランプ711は点灯される。第二のランプ712の入力電圧と基準電圧Vrefとの差電圧に応じて、第二のランプ712は点灯される。基準電圧Vrefとは、ここではアース電位である。第一のランプ711からダイオードD1を経由して流れる電流と、第二のランプ712からダイオードD2を経由して流れる電流は、合流して合計電流IFBとなる。合計電流IFBは、制御部730のフィードバック電流として使われる。第一の変圧器T1と第二の変圧器T2の二次側は、互いに接続されている。第一の変圧器T1と第二の変圧器T2の二次側の間にあるノードEについては、第一のランプ711の負荷と第二のランプ712の負荷が対称になっている。ノードEは二つの直列接続された抵抗器R1、R2を通して接地されている。抵抗器R1とR2の間の電圧Vdは制御部730により検出される。第一のランプ711と第二のランプ712が正常に接続され、動作している場合、第一の変圧器T1と第二の変圧器T2の二次側に流れる電流は同じ大きさとなる。換言すれば、ノードEから抵抗器R1とR2を通して接地点に電流は流れず、従って検出点の電圧(Vd)は零になる。もし、どちらかのランプに断線が発生したとき、第一の変圧器T1と第二の変圧器T2の間の差電流が抵抗器R1とR2を通して流れる。このような状況になれば、検出点での電圧(Vd)が上昇する。もし、電圧Vdが所定値に達すると、保護回路が起動される。その一方で制御部730は駆動回路720に無効信号を発する。この無効信号に対応して、駆動回路720の動作は停止される。この対称保護検出回路700には、まだ幾つか欠点がある。例えば、もし第一のランプ711と第二のランプ712が同時に断線状態となった場合、電圧Vdは所定値よりも低い値にとどまり、保護回路が起動されることはない。
本発明の目的は、LCDバックライト光源のどのランプが異常になっても、正確に検出できるような非対称保護検出回路を提供することである。
請求項1の本発明においては、非対称保護検出回路が提供されている。非対称保護検出回路は少なくとも一つのランプモジュールを含む。ランプモジュールは、一つの第一のランプ、複数の第二のランプ、一つの第一の変圧器、複数の第二の変圧器、複数のインピーダンス要素、そして差電圧分圧器を含む。第一の変圧器は、第一の一次側と第一の二次側を含む。第一の変圧器の第一の二次側は第一の端子と第二の端子とをもつ。第一の端子は第一のランプの第一の端部に接続されている。複数の第二の変圧器は各々の第二の一次側と各々の第二の二次側とを含む。各々の第二の変圧器の各々の第二の二次側は、各々の第三の端子と各々の第四の端子とをもつ。各々の第三の端子は対応する各々の第二のランプの第一の端部に接続される。第一の変圧器の第一の二次側の第二の端子と、複数の第二の変圧器の各々の第二の二次側の各々の第四の端子はそれぞれの対応するインピーダンス要素を介して接地されている。第二の端子とインピーダンス要素は、第一の接続ノードに接続され、第四の端子の各々と各対応するインピーダンス要素は第二の接続ノードに接続されている。差電圧分圧器は一方の端部が第一の接続ノードに、他の端部が第二の接続ノードに接続されている。差電圧分圧器は第一の接続ノードと第二の接続ノードとの間にある電圧検出点を含んでいる。
以上の本発明による内容は、以下に示す詳細な説明と関連図を吟味することにより、通常の当業者にとってはさらに明らかなものとなる。
従来技術によるLCDバックライト光源の異常状態検出回路を図示する概略回路図である。 従来技術によるLCDバックライト光源のブリッジ形位相検出回路を図示する概略回路図である。 従来技術によるLCDバックライト光源の対称保護検出回路を図示する概略回路図である。 本発明の実施例によるLCDバックライト光源の非対称保護検出回路を図示する概略回路図である。 本発明の他の実施例によるLCDバックライト光源の非対称保護検出回路を図示する概略回路図である。 図5に示された非対称保護検出回路の電圧保護検出回路を図示する概略回路図である。 本発明による非対称保護検出回路で扱われる電圧信号の正常時の関係を示すタイミング波形図である。 本発明による非対称保護検出回路で扱われる電圧信号の異常時の関係を示すタイミング波形図である。 本発明による非対称保護検出回路で扱われる電圧信号の異常時の関係を示すタイミング波形図である。 本発明による非対称保護検出回路で扱われる電圧信号の異常時の関係を示すタイミング波形図である。
以下の実施例を参照することにより、本発明をさらに明確に説明する。ここで、次に説明される本発明の好ましい実施例は図示と説明のみを目的とすることに留意すべきである。本発明は、以下の詳細に記述した開示例で全てが示されるものではなく、またそれに限定されるものでもない。
図4は、本発明の実施例によるLCDバックライト光源の非対称保護検出回路を図示する概略回路図である。図5は、本発明の他の実施例によるLCDバックライト光源の非対称保護検出回路を図示する概略回路図である。
非対称保護検出回路1と1’は、フラットディスプレイ機器の直接照明形のバックライトモジュールに適用される。非対称保護検出回路1と1’の各々は、基本的に少なくとも一つのランプモジュール10から構成される。ランプモジュール10は、第一のランプ31、複数の第二のランプ32、第一の変圧器21、複数の第二の変圧器22、複数のインピーダンス要素Z1〜ZN、そして差電圧分圧器40とを含む。図4の非対称保護検出回路1は一つのランプモジュール10を含む。図5の非対称保護検出回路1’は複数のランプモジュール10を含む。
これ以降、図4の非対称保護検出回路1をさらに詳細に説明する。
図4に示す第一のランプ31と第二のランプ32の例としては、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を含むが、この例に限られるものではない。第一の変圧器21は、第一の一次側と第一の二次側とを含む。第一の変圧器21の第一の二次側には第一の端子と第二の端子がある。第一の変圧器21の第一の二次側の第一の端子は第一の位相をもつAC電圧を供給する。第一の変圧器21の第一の二次側の第一の端子は第一のランプ31の第一の端部に接続される。第一のランプ31の第二の端部は接地されている。第二の変圧器22の各々は第二の一次側と第二の二次側とを含む。第二の変圧器22の第二の二次側には、第三の端子と第四の端子がある。第二の変圧器22の第二の二次側の第三の端子は第二の位相をもつAC電圧を供給する。第一の位相と第二の位相の位相差は180度である。第一の端子と第四の端子が正の高電圧端子の時は、第二の端子と第三の端子は負の高電圧端子である。一方、第一の端子と第四の端子が負の高電圧端子の時は、第二の端子と第三の端子は正の高電圧端子となる。第二の変圧器22の第二の二次側の第三の端子は、各々第二のランプ32の第一の端部に接続される。第二のランプ32の第二の端部は接地される。
第一の変圧器21の第一の二次側の第二の端子と、第二の変圧器22の第二の二次側の第四の端子は、それぞれインピーダンス要素Z1〜ZNを通して接地されている。第二の端子とインピーダンス要素Z1は、第一の接続ノードAに接続されている。第四端子の各々とインピーダンス要素Z2〜ZNの各々は、第二の接続ノードBに接続されている。差電圧分圧器40は第二のインピーダンス要素ZAと第三のインピーダンス要素ZBを含む。第二のインピーダンス要素ZA の一端は第一の接続ノードAに接続されている。第三のインピーダンス要素ZB の一端は第二の接続ノードBに接続されている。第二のインピーダンス要素ZA の他の一端と、第三のインピーダンス要素ZB の他の一端は電圧検出点Cに接続されている。第二のインピーダンス要素ZA と第三のインピーダンス要素ZB のインピーダンス値は、インピーダンス要素Z1〜ZNのインピーダンス値よりもかなり大きな値となっている。第二のインピーダンス要素ZA のインピーダンス値は第三のインピーダンス要素ZB のインピーダンス値とおおよそ等しい値となっている。インピーダンス要素Z1〜ZN、第二のインピーダンス要素ZA と第三のインピーダンス要素ZB の例としては、容量性でも抵抗性でも良い。
非対称保護検出回路1は、さらに駆動回路11を備える。駆動回路11は第一の変圧器21の第一の一次側と、第二の変圧器22の第二の一次側とに接続される。駆動回路11により、DC電圧はAC電圧に変換され、第一の変圧器21の第一の一次側と、第二の変圧器22の第二の一次側とに伝達される。
非対称保護検出回路1はさらに、電圧保護検出回路15を備える。電圧保護検出回路15は電圧検出点Cに接続され、電圧検出点Cの電圧値を検出する。全てのランプが正常な状態で正常に稼働しているときは、電圧検出点Cの電圧値はほぼ零である。もし、電圧保護検出回路15で検出された電圧検出点Cの電圧値が零に近い値でなく、所定の値を超えたとすると、それはランプのどれかが異常であることを意味する。そのようになれば、電圧保護検出回路15は第一の保護信号を発する。第一の保護信号に従って、駆動回路11の動作は停止される。
非対称保護検出回路1は、さらに電流保護検出回路16を備える。電流保護検出回路16は第二の端子とインピーダンス要素Z1の間にある第一の接続ノードAに接続される。電流保護検出回路16は第一のランプ31に電流が流れているかどうかを検出するために用いられる。もし、電流保護検出回路16により第一の接続ノードAに電流が流れていないことが検出されると、電流保護検出回路16は第二の保護信号を発する。第二の保護信号により、駆動回路11の動作は停止される。
非対称保護検出回路1は、さらにパルス幅変換IC17を備える。電圧保護検出回路15と電流保護検出回路16はパルス幅変換IC17に接続されている。パルス幅変換IC17は駆動回路11に接続されている。第一の保護信号あるいは第二の保護信号はパルス幅変換IC17で受信され、駆動回路11の動作許可あるいは動作停止を制御する。
以下に、図5の非対称保護検出回路1’を、さらに詳しく図説する。簡単明瞭のために、非対称保護検出回路1’と非対称保護検出回路1の差についてのみが描かれている。
図5に示すように、非対称保護検出回路1’は複数のランプモジュール10を含む。非対称保護検出回路1’は複数の電圧検出点C1~CNを含む。電圧保護検出回路15は電圧検出点C1~CNに接続され、電圧検出点C1~CNの電圧値を検出する。
図6は、図5で示された非対称保護検出回路の電圧保護検出回路を示す概略回路図である。電圧保護検出回路15’は、整流フィルタユニット151とORゲート152を含む。電圧検出点C1~CNの電圧は整流フィルタユニット151により整流され平滑され、そして対応する入力電圧を発生させる。ORゲート152は整流フィルタユニット151に接続されている。入力電圧に応じて、ORゲート152は第一の保護信号を出力させる。もし、第一の保護信号が高レベル状態にあれば、駆動回路11は動作停止される。
非対称保護検出回路1’は、さらに電流保護検出回路16’を備える。電流保護検出回路16’は、複数のランプモジュール10の複数の第一の接続ノードAに接続されている。電流保護検出回路16’は、第一の接続ノードAに電流が流れているかどうかを検出するために用いられる。もし、第一の接続ノードAのどれにも電流が流れていないことが電流保護検出回路16’により検出されれば、電流保護検出回路16’は第二の保護信号を発する。第二の保護信号によって、駆動回路11は動作停止される。
非対称保護検出回路1’が複数のランプモジュール10を備える場合、各ランプモジュール10の少なくとも一つのランプは二つの異なるランプモジュール10に属する。もし、特定のランプモジュールの全てのランプが異常な(断線状態にある)場合、他のランプモジュールが異常状態を検出でき、そうして保護動作が実施される。
図7Aは、本発明による非対称保護検出回路によって処理される電圧信号の正常状態における様子を示すタイミング波形図である。図7B、図7Cと図7Dは、本発明による非対称保護検出回路によって処理される電圧信号の異常状態における様子を示すタイミング波形図である。例えば、非対称保護検出回路1は第一のランプ31と二つの第二のランプ32を含む。第一の端子は正の高電圧端子であり、第三の端子は負の高電圧端子である。インピーダンス要素Z1 、Z2と Z3のインピーダンス値はほぼ等しい。第二のインピーダンス要素ZAと第三のインピーダンス要素ZBのインピーダンス値は、インピーダンス要素Z1 〜 Z3のインピーダンス値よりもはるかに大きい。
図7Aに示すように、もしこれら三つのランプが正常に動作していると、電圧検出点Cの電圧値VC は第一の接続ノードAの電圧VA と、第二の接続ノードBの電圧VB の和の半分に等しくなる。電圧VA の最大値が+V0 (V0 は定格出力電圧の最大値)の時、電圧VB の最大値は-V0 となり、そして電圧VC の最大値は零に近い値となる。
図7Bに示すように、もし二つのランプ32の何れかが異常(断線状態)の場合、電圧VB の最大値は-(1/2)V0, となり、電圧VC の最大値は (VA + VB)/2 = +(1/4)V0 となる。電圧VC の最大値が零ではないため、電圧保護検出回路15は第二のランプ32の異常状態を識別することができる。
図7Cに示すように、もし第一のランプ31が断線となり、かつ第二のランプ32が正常に動作しているとき、電圧VA の最大値は零になる。電圧VB の最大値が-V0 のときは、電圧VC の最大値は-(1/2)V0 となる。
図7Dに示すように、もし第一のランプ31が正常動作であるが、二つの第二のランプ32が断線状態となっているとき、電圧VB の最大値は零となる。電圧VA の最大値が+V0 のとき、電圧VC
の最大値は+(1/2)V0 となる。
もし第一のランプ31と二つの第二のランプ32がすべて異常なとき、異常状態が電圧検出点Cによって有効に識別できなくなってしまう。このような状況では、電流保護検出回路16により電流検出されないため、電流保護検出回路16は第二の保護信号を発して駆動回路11の動作を停止させる。換言すれば、非対称保護検出回路はどのランプが異常になっても、正確に検出ができるということである。
以上の説明により、本発明による非対称保護検出回路ではどれか一つのランプが異常になれば、電圧保護検出回路によって検出された電圧検出点の電圧値が零でなくなり、それを識別可能である。さらに、電流保護検出回路により第一の接続ノードを通して電流が流れていないことが検出されれば、本発明による非対称保護検出回路はすべてのランプが異常であることを識別できる。換言すれば、本発明による非対称保護検出回路はどのランプが異常になっても、正確に検出ができるということである。
本発明は、現時点で最も実用的で最適な実施例は何かとの観点から説明されている。このため、本発明はここに開示された実施例に限定される必要はないと理解されるべきである。逆に、本発明は添付した請求項の精神や範囲の中に含まれる様々な変形や類似の構成にも範囲が及ぶことを意図しており、その請求項はそのような全ての変形や類似構成をも包含するような最も広い解釈が付与されるべきである。
1、1’ 非対称保護検出回路
10 ランプモジュール
11 駆動回路
15 電圧保護検出回路
151 整流フィルタユニット
152 ORゲート
16 電流保護検出回路
16’ 電流保護検出回路
17 パルス幅変換IC
31 第一のランプ
32 第二のランプ
21 第一の変圧器
22 第二の変圧器
〜Zインピーダンス要素
40 差電圧分圧器
第二のインピーダンス要素
第三のインピーダンス要素電圧検出点C
7 検出点
700 対称保護検出回路
711 第一のランプ
712 第二のランプ
720 駆動回路
730 制御部
第一の変圧器
第二の変圧器
、R、R3、四つの抵抗器
1、ダイオード
81 駆動回路
821 第一の変圧器
822 第二の変圧器
831 第一のランプ
832 第二のランプ
841 第一のインピーダンス要素
842 第二のインピーダンス要素
843 第三のインピーダンス要素
85 電圧保護検出回路
86 電流保護検出回路
87 パルス幅変換IC
91 駆動回路
921 第一の変圧器
922 第二の変圧器
931 第一のランプ
932 第二のランプ
941 二つの第一のキャパシター
942 二つの第二のキャパシター
95 電圧保護検出回路
96 電流保護検出回路
97 パルス幅変換IC
98 二つの検出点

Claims (14)

  1. 少なくとも一つのランプモジュールを備える非対称保護検出回路において、前記ランプモジュールは、
    第一のランプと、
    複数の第二のランプと、
    第一の変圧器で、第一の一次側と第一の二次側を含み、前記第一の変圧器の前記第一の二次側は第一の端子と第二の端子をもち、前記第一の端子は前記第一のランプの第一の端部に接続されているものと、
    複数の第二の変圧器で、前記複数の第二の変圧器の各々は、各々の第二の一次側と各々の第二の二次側とを含み、前記複数の第二の変圧器の前記各々の第二の二次側は各々の第三の端子と各々の第四の端子をもち、前記各々の第三の端子は対応する各々の第二のランプの第一の端部に接続されているものと、
    記第一の変圧器の前記第一の二次側の前記第二の端子と前記各々の第二の変圧器の前記各々の第二の二次側の前記各々の第四の端子は、各々インピーダンス要素を介して接地されており、前記第二の端子は第一の接続ノードに接続され、前記各々の第四の端子は第二の接続ノードに接続されているものと、
    一端が前記第一の接続ノードに接続され、他の一端が前記第二の接続ノードに接続された差電圧分圧器で、前記差電圧分圧器は前記第一の接続ノードと前記第二の接続ノードとの間に電圧検出点を含むもの、
    とを備えることを特徴とする非対称保護検出回路。
  2. 前記第一のランプと前記複数の第二のランプとは冷陰極蛍光ランプで、フラットディスプレイ機器の直接照明形バックライトモジュールとともに用いることを特徴とする。
    請求項1記載の非対称保護検出回路。
  3. 前記差電圧分圧器は第二のインピーダンス要素と第三のインピーダンス要素とを含み、前記第二のインピーダンス要素の一端は前記第一の接続ノードに接続され、前記第三のインピーダンス要素の一端は前記第二の接続ノードに接続され、そして前記第二のインピーダンス要素の他の一端と前記第三のインピーダンス要素の他の一端は、前記電圧検出点に接続されていることを特徴とする、
    請求項1記載の非対称保護検出回路。
  4. 前記第二のインピーダンス要素のインピーダンス値は前記第三のインピーダンス要素のインピーダンス値とほぼ等しく、前記第二のインピーダンス要素と前記第三のインピーダンス要素の前記インピーダンス値は前記複数のインピーダンス要素のインピーダンス値よりもかなり大きいことを特徴とする、
    請求項3記載の非対称保護検出回路。
  5. 前記複数のインピーダンス要素と、前記第二のインピーダンス要素と前記第三のインピーダンス要素は容量性か抵抗性であることを特徴とする、
    請求項3記載の非対称保護検出回路。
  6. 前記第一の変圧器の前記第一の二次側の前記第一の端子は、第一の位相をもつAC電圧を供給し、前記複数の第二の変圧器の前記第二の二次側の前記各々の第三の端子は、第二の位相をもつAC電圧を供給し、前記第一の位相と前記第二の位相の位相差は180度で、前記第一の端子は正の高電圧端子であり、前記各々の第三の端子は負の高電圧端子であるか、または、前記第一の端子は負の高電圧端子であり、前記各々の第三の端子は正の高電圧端子であることを特徴とする、請求項1記載の非対称保護検出回路。
  7. さらに前記第一の変圧器の前記第一の一次側と前記複数の第二の変圧器の前記第二の一次側に接続された駆動回路を備え、前記駆動回路はDC電圧をAC電圧に変換し、変換されたAC電圧は前記第一の変圧器の前記第一の一次側と前記複数の第二の変圧器の前記第二の一次側に伝達されることを特徴とする、
    請求項1記載の非対称保護検出回路。
  8. さらに前記電圧検出点の電圧値を検出するために前記電圧検出点に接続された電圧保護検出回路を備え、それによって第一の保護信号を出力するものにおいて、前記電圧検出点の前記電圧値は正常状態では零近傍の値をとり、もし前記電圧保護検出回路で検出された前記電圧値が所定値より大きいとき、前記ランプの一つが異常で、前記第一の保護信号が出力され、前記駆動回路の動作を停止させることを特徴とする、
    請求項7記載の非対称保護検出回路。
  9. さらに、前記第一の接続ノードに電流が流れているか否かを検出するために、前記第一の接続ノードに接続された電流保護検出回路を備え、電流が流れていないことを前記電流保護検出回路が検出したときは、前記電流保護検出回路は第二の保護信号を出力して前記駆動回路の動作を停止させることを特徴とする、
    請求項7記載の非対称保護検出回路。
  10. 前記非対称保護検出回路は複数のランプモジュールと複数の電圧検出点とから成り、前記非対称保護検出回路はさらに前記電圧検出点の電圧値を検出するために前記電圧検出点に接続された電圧保護検出回路を備え、それによって第一の保護信号を発することを特徴とする、
    請求項7記載の非対称保護検出回路。
  11. 前記電圧保護検出回路は、
    前記電圧検出点の前記電圧値を整流し平滑して前記電圧値に対応する入力電圧を発生させる整流フィルタユニットと、
    前記整流フィルタユニットに接続されて、前記入力電圧に応じて前記第一の保護信号を出力するORゲートとから成り、
    前記駆動回路は、もし前記第一の保護信号が高レベル状態にあれば、動作を停止させることを特徴とする、
    請求項10記載の非対称保護検出回路。
  12. 前記非対称保護検出回路は複数のランプモジュールと複数の第一の接続ノードを備え、前記非対称保護検出回路はさらに前記複数の第一の接続ノードに接続されて前記複数の第一の接続ノードに流れる電流を検出し、それにより第二の保護信号を出力する電流保護検出回路を備え、もし前記電流保護検出回路により前記複数の第一の接続ノードに電流が流れていないことが検出されたとき前記電流保護検出回路は前記第二の保護信号を出力して前記駆動回路の動作を停止させることを特徴とする、
    請求項7記載の非対称保護検出回路。
  13. さらに前記駆動回路と前記電圧保護検出回路と電流保護検出回路の双方または一方とに接続されたパルス幅変換ICを備え、前記第一の保護信号と前記第二の保護信号の双方または一方に従って前記駆動回路を制御することを特徴とする、
    請求項8から請求項12のいずれかの請求項に記載の非対称保護検出回路
  14. 前記非対称保護検出回路は複数のランプモジュールを備え、
    各ランプモジュールの中の少なくとも一つのランプが二つの異なるランプモジュールに属することを特徴とする、 請求項1記載の非対称保護検出回路。
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