JP2009009721A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンデンサ成分に流れるリーク電流の影響をキャンセルする放電灯点灯装置。
【解決手段】1次巻線P1と第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2とを有するトランスT1を備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧をトランスにより昇圧するインバータと、トランスの第1の2次巻線の一端と第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯1a,1bと、一端がトランスの第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、第1の2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出回路3aと、トランスの第1の2次巻線の一端と接地との間の電圧を検出する第1電圧検出回路5aと、第1電圧検出回路で検出された電圧に応じて、第1電流検出回路で検出された電流を補正する第1電流補正回路7a,9aとを有し、インバータは、補正された電流が所定値になるように制御する制御回路を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の冷陰極放電灯(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)、外部電極蛍光灯や蛍光灯等の放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関する。
冷陰極放電灯は、一般的に、インバータにより、数10kHzの周波数で且つ数百V〜千数百Vの電圧が印加されることにより点灯する。また、外部電極蛍光灯(EEFL:External Electrode Fluorescent Lamp)と呼ばれる蛍光管もある。外部電極蛍光灯と冷陰極放電灯とは電極の構造が相違し、それ以外の相違はほとんどなく、発光原理も冷陰極放電灯と同じである。このため、外部電極蛍光灯や冷陰極放電灯を点灯させるためのインバータは、原理的には同じである。このため、以下、冷陰極放電灯(放電灯と略称する。)を用いて説明する。
放電灯とインバータは、液晶TV、液晶モニタ、照明装置、液晶表示装置、看板などに用いられている。インバータはトランスで昇圧するものが多く、このインバータには、いわゆる「片端高圧」と呼ばれるシステムと「両端高圧」と呼ばれるシステムがある。片端高圧システムはトランスの2次巻線(放電灯側)の片側がグランド(GND)に対して低圧になるシステムであり、両端高圧システムはトランスの2次巻線の両端がグランドに対して高圧になるシステムである。
図12は従来の片端高圧システムを用いた放電灯点灯装置の回路図である。この片端高圧システムは、インバータ部20とパネル部30とで構成され、インバータ部20は、直流電圧を高周波電圧に変換し、高周波電圧をトランスT3で昇圧し、トランスT3の2次巻線S1(一端が接地されている。)に高圧の高周波電圧を発生させる。2次巻線S1に発生した高周波電圧によりパネル部30内の放電灯1に電流が流れて放電灯1が点灯する。また、放電灯1に流れる電流は、電流検出抵抗R1とダイオードD1,D2からなる電流検出回路により検出される。制御回路(図示せず)は、検出された電流が所定値になるように制御する。
この片端高圧システムでは、放電灯1や回路素子に流れる電流のほかに、寄生容量に流れる電流も存在する。トランスT3の2次巻線S1を流れる電流経路としては、2次巻線S1の電圧を検出するための電圧検出コンデンサC1、C2を流れる電流経路(1)と、配線等、主に高圧部とシャーシ等の間にある寄生容量C5に流れる電流経路(2)と、放電灯1を流れる電流経路(3)がある。
一般に、シャーシ等もグランド電位であるので、シャーシ等に対して流れるリーク電流は、直接、トランスT3に戻ってくる。このため、図12の例では、経路(1)と経路(2)の電流は電流検出抵抗R1を流れず、電流検出抵抗R1を流れるのは経路(3)のみであるため、放電灯1に流れる電流のみを検出できる。この電流検出値を用いて精度良くフィードバック制御が行なえる。また、図12の例では、電圧検出コンデンサC2と電流検出抵抗R1はともにグランドに接続されているので、グランド電位を基準とした電流検出が容易に行なえる。図12に示す片端高圧システムをパネル部に実装した構成例を図13に示す。図13に示すように、パネル部30に複数の放電灯1が併設され、各放電灯1はインバータ部20に電線3で接続され、インバータ部20は1枚の基板で構成されている。
一方、両端高圧システムは、トランスの2次巻線のグランド電位が確定できず、2次巻線の両端が高圧であるため、放電灯に流れる電流やトランスの電圧を検出することが困難である。このため、図14に示す両端高圧システムは、トランスT4の2次側を第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2とし、各巻線の一端をグランドに接続することによりトランスT4の2次側のグランド電位を確定し、グランド電位を基準にして各巻線の電流、電圧を検出する。
この場合、電流の経路としては、電圧検出コンデンサC1、C2、C3、C4を流れる電流経路(1)と、配線等による寄生容量C5、C6を流れる電流経路(2)と、放電灯1a,1bを流れる電流経路(3)とがある。電流検出抵抗R1、R2に流れる電流は経路(3)のみであるため、放電灯1a,1bに流れる電流のみを検出できる。この電流検出値を用いて精度良くフィードバック制御が行なえる。また、電圧検出コンデンサC2、C4と電流検出抵抗R1、R2はいずれもグランドに接続されているので、グランド電位を基準とした電流検出が行なえる。
しかし、各放電灯1a,1bの一端にダイオードD1,D2及び電流検出抵抗R1からなる第1電流検出回路と、ダイオードD3,D4及び電流検出抵抗R2からなる第2電流検出回路とを設置する必要がある。図14に示す両端高圧システムをパネル部に実装した構成例を図15に示す。図15に示すように、インバータ部のための基板20a以外に、第1電流検出回路及び第2電流検出回路のための基板20bが増設されている。また、基板20a,20bに接続するコネクタ、ハーネス等を設けなければならず、コストがアップする。そこで、コストを低減させるために、図16に示すように、電流検出抵抗R1,R2等の電流検出回路をインバータ部に設置して1枚の基板で構成している。
しかし、図16に示す構成例では、トランスT5の2次巻線S1,S2に流れる電流経路としては、電圧検出コンデンサC1、C2、C3、C4を流れる電流経路(1)と、配線等による寄生容量C5、C6を流れる電流経路(2)と、放電灯1a,1bを流れる電流経路(3)とがある。即ち、経路(1)(2)(3)の全ての電流が電流検出抵抗R1,R2に流れているという問題点があるが、この問題点について以下に説明する。
放電灯の輝度を制御する一番有効な手段は、放電灯に流れる電流を制御することである。放電灯は温度によるインピーダンスの変化が大きい。即ち、点灯時の温度状態でもインピーダンスは変化し、点灯後も放電灯の温度が上がるため、刻々とインピーダンスは変化する。また、放電灯の個体差によるインピーダンスのばらつきもある。
放電灯に一定電流を流すように制御するには、放電灯に印加される電圧を変化させる。即ち、トランスの電圧を刻々と変化させているため、コンデンサ成分に流れる経路(1)、(2)の電流も刻々と変化する。この変化する電流値が経路(3)の電流値に加算されて電流検出抵抗R1、R2に流れるので、放電灯の電流値が正確に検出されない。放電灯の輝度を決定するのは経路(3)の電流値であり、経路(1)(2)の電流値は輝度に寄与しない。このため、経路(1)(2)(3)の電流が混合した検出値でフィードバック制御をかけた場合、放電灯が点灯した後、時間と共に放電灯電流が変化する。また、周囲温度や装置の実装状態によっても、放電灯電流が変化するといった現象が起こる。
具体的には、低温時には経路(1)(2)の電流が増加し、電流検出抵抗R1,R2に流れる電流が増加するため、結果的に放電灯1a,1bに流れる電流が減少する。高温時には経路(1)(2)の電流が減少し、電流検出抵抗R1,R2に流れる電流が減少するため、結果的に放電灯1a,1bに流れる電流が増加する。即ち、放電灯は低温時に暗く、高温時に明るくなり、輝度が変化する。
実開平6−19299
このように、図16に示す回路は、1枚の基板で構成できる利点はあるが、放電灯に流れる電流が温度変化等により変動する。
本発明は、寄生容量等のコンデンサ成分に流れるリーク電流の影響をキャンセルして、安価で温度特性の良好なインバータを実現できる放電灯点灯装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有するトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記トランスにより昇圧するインバータと、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出回路と、前記トランスの第1の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する第1電圧検出回路と、前記第1電圧検出回路で検出された電圧に応じて、前記第1電流検出回路で検出された電流を補正する第1電流補正回路とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の放電灯点灯装置において、一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する第2電流検出回路と、前記トランスの第2の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する第2電圧検出回路と、前記第2電圧検出回路で検出された電圧に応じて、前記第2電流検出回路で検出された電流を補正する第2電流補正回路とを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有するトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記トランスにより昇圧するインバータと、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出回路と、一端が前記トランスの第1の2次巻線の一端に接続された第1コンデンサと、一端が前記第1コンデンサの他端に接続され他端が前記接地に接続され、前記第1コンデンサに流れる電流を検出する第2電流検出回路と、前記第2電流検出回路で検出された電流に応じて、前記第1電流検出回路で検出された電流を補正する第1電流補正回路とを有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の放電灯点灯装置において、一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する第3電流検出回路と、一端が前記トランスの第2の2次巻線の一端に接続された第2コンデンサと、一端が前記第2コンデンサの他端に接続され他端が前記接地に接続され、前記第2コンデンサに流れる電流を検出する第4電流検出回路と、前記第4電流検出回路で検出された電流に応じて、前記第3電流検出回路で検出された電流を補正する第2電流補正回路とを有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の放電灯点灯装置において、前記トランスは、1次巻線と2次巻線とを有する第1トランス及び第2トランスとからなり、前記トランスの第1の2次巻線は、前記第1トランスの2次巻線からなり、前記トランスの第2の2次巻線は、前記第2トランスの2次巻線からなることを特徴とする。
請求項6の発明は、1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有する1以上のトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記1以上のトランスにより昇圧するインバータと、前記各々のトランス毎に設けられ、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、前記1以上のトランスに対応して設けられ、一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する1以上の第1電流検出回路と、前記1以上のトランスに対応して設けられ、一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する1以上の第2電流検出回路と、前記1以上のトランスに対応して設けられ、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する1以上の第1電圧検出回路と、前記1以上のトランスに対応して設けられ、前記トランスの前記第2の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する1以上の第2電圧検出回路と、前記1以上の第1電圧検出回路及び前記1以上の第2電圧検出回路の内の1つの電圧検出回路で検出された電圧又は前記1以上の第1電圧検出回路及び前記1以上の第2電圧検出回路の内の複数の電圧検出回路で検出された電圧を加算平均した電圧に応じて、前記1以上の第1電流検出回路及び前記1以上の第2電流検出回路の内の1つの電流検出回路で検出された電流又は前記1以上の第1電流検出回路及び前記1以上の第2電流検出回路の内の複数の電流検出回路で検出された電流を加算平均した電流を補正する第1電流補正回路とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1電流検出回路がトランスの第1の2次巻線に流れる電流を検出し、第1電圧検出回路がトランスの第1の2次巻線の一端と接地との間の電圧、即ち第1インバータ出力電圧を検出し、第1電流補正回路が第1電圧検出回路で検出された電圧に応じて、第1電流検出回路で検出された電流を補正するので、リーク電流の影響をキャンセルできることから、安価で温度特性の良好なインバータを実現できる。
請求項2の発明によれば、第2電流検出回路がトランスの第2の2次巻線に流れる電流を検出し、第2電圧検出回路がトランスの第2の2次巻線の一端と接地との間の電圧、即ち第2インバータ出力電圧を検出し、第2電流補正回路が第2電圧検出回路で検出された電圧に応じて、第2電流検出回路で検出された電流を補正するので、リーク電流の影響をキャンセルできることから、安価で温度特性の良好なインバータを実現できる。
請求項3の発明によれば、第1電流検出回路がトランスの第1の2次巻線に流れる電流を検出し、第2電流検出回路が第1コンデンサに流れる電流を検出し、第1電流補正回路が第2電流検出回路で検出された電流に応じて、第1電流検出回路で検出された電流を補正するので、リーク電流の影響をキャンセルできることから、安価で温度特性の良好なインバータを実現できる。
請求項4の発明によれば、第3電流検出回路がトランスの第2の2次巻線に流れる電流を検出し、第4電流検出回路が第2コンデンサに流れる電流を検出し、第2電流補正回路が第4電流検出回路で検出された電流に応じて、第3電流検出回路で検出された電流を補正するので、リーク電流の影響をキャンセルできることから、安価で温度特性の良好なインバータを実現できる。
請求項5の発明によれば、 トランスとして、第1トランスと第2トランスとを用いることもできる。
請求項6の発明によれば、第1電流補正回路が1以上の第1電圧検出回路及び1以上の第2電圧検出回路の内の1つの電圧検出回路で検出された電圧又は1以上の第1電圧検出回路及び1以上の第2電圧検出回路の内の複数の電圧検出回路で検出された電圧を加算平均した電圧に応じて、1以上の第1電流検出回路及び1以上の第2電流検出回路の内の1つの電流検出回路で検出された電流又は1以上の第1電流検出回路及び1以上の第2電流検出回路の内の複数の電流検出回路で検出された電流を加算平均した電流を補正するので、リーク電流の影響をキャンセルできることから、安価で温度特性の良好なインバータを実現できる。
以下、本発明の放電灯点灯装置の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図16に示す経路(1)を流れる電流は、電圧検出コンデンサC1,C2,C3,C4に印加される電圧値により変化する。図16に示す経路(2)を流れる電流も、寄生容量C5,C6が一定であれば寄生容量C5,C6に印加される電圧値により変化する。経路(1)(2)のどちらもコンデンサに印加される電圧値で電流が決定される。即ち、経路(1)(2)の電流はインバータ出力電圧に比例している。
そこで、実施例1では、経路(1)(2)の電流を検出して補正を行なう代わりに、インバータ出力電圧値に比例した電気量により電流補正を行なうことを特徴とする。つまり、経路(1)(2)の電流量をインバータ出力電圧により予想する。
次に、図1を参照して本発明の実施例1の放電灯点灯装置の構成を説明する。図1において、トランスT1は1次巻線P1と第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2とを有し、インバータを構成する。このインバータは、制御回路(図示せず)によりスイッチング素子(図示せず)をオンオフさせることにより直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧をトランスT1により昇圧して第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2に出力する。トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と第2の2次巻線S2の一端との間には、放電灯1aと放電灯1bとが直列に接続されている。
放電灯1a,1bは、例えば、冷陰極放電灯、外部電極蛍光灯や蛍光灯から構成されており、ここでは、冷陰極放電灯を用いるものとする。
トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と放電灯1aとの接続点と接地との間には、電圧検出コンデンサC1と電圧検出コンデンサC2との直列回路が接続されるとともに、寄生容量C5が接続されている。トランスT1の第2の2次巻線S2の一端と放電灯1bとの接続点と接地との間には、電圧検出コンデンサC3と電圧検出コンデンサC4との直列回路が接続されるとともに、寄生容量C6が接続されている。
電流検出回路3a(第1電流検出回路)は、一端がトランスT1の第1の2次巻線S1の他端に接続され、他端が接地され、第1の2次巻線S1に流れる電流を検出する。
電圧検出回路5a(第1電圧検出回路)は、トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と接地との間の電圧(第1インバータ出力電圧)を検出する。補正量調整回路7a(第1電流補正回路)は、電圧検出回路5aで検出された電圧に応じて、電流を補正するための電流補正量を調整する。加減算回路9a(第1電流補正回路)は、電流検出回路3aで検出された電流に対して補正量調整回路7aからの電流補正量を加算又は減算することにより、電流を補正し、補正された電流検出値を前記インバータに有する制御回路に出力する。
電流検出回路3b(第2電流検出回路)は、一端がトランスT1の第2の2次巻線S2の他端に接続され、他端が接地され、第2の2次巻線S2に流れる電流を検出する。
電圧検出回路5b(第2電圧検出回路)は、トランスT1の第2の2次巻線S2の一端と接地との間の電圧(第2インバータ出力電圧)を検出する。補正量調整回路7b(第2電流補正回路)は、電圧検出回路5bで検出された電圧に応じて、電流を補正するための電流補正量を調整する。加減算回路9b(第2電流補正回路)は、電流検出回路3bで検出された電流に対して補正量調整回路7bからの電流補正量を加算又は減算することにより、電流を補正し、補正された電流検出値を前記インバータに有する制御回路に出力する。インバータに有する制御回路は、加減算回路9aで補正された電流と加減算回路9bで補正された電流との平均電流値を求めてこの平均電流値が所定値になるようにスイッチング素子をオンオフさせるPWM制御を行なう。
トランスT1の第2の2次巻線S2の一端とトランスT1の第2の2次巻線S2の一端との間の電圧をインバータ出力電圧(第1インバータ出力電圧と第2インバータ出力電圧の差電圧)とし、このインバータ出力電圧が放電灯1a,1bに印加される。
このように構成された実施例1の放電灯点灯装置によれば、電圧検出回路5a,5bがインバータ出力電圧を検出し、補正量調整回路7a,7bが検出されたインバータ出力電圧に応じて電流補正量を調整し、加減算回路9a,9bが電流検出回路3a,3bの電流検出値に対して補正量調整回路7a,7bの電流補正量を加算又は減算し、補正された電流検出値を得る。
具体的には、インバータ出力電圧が大きいほど経路(1)(2)の電流が大きくなり、電流検出抵抗R1、R2を流れる電流が増加して電流検出値が大きくなる。このため、インバータ出力電圧が大きいほど大きな電流補正量を電流検出値から減算する。
インバータ出力電圧は交流電圧であるので、ダイオード等を用いた検出回路によりインバータ出力電圧が正値又は負値でも容易に検出できる。トランス出力電圧を正値で検出した場合、その値を放電灯電流検出値から減算する。トランス出力電圧を負値で検出した場合、その値を放電灯電流検出値に加算する。これにより、直接、リーク電流(経路(1)(2)の電流)を検出することなく、リーク電流の影響をキャンセルした電流検出が行え、安価で温度特性の良好なインバータを実現できる。
また、制御回路は、加減算回路9aで補正された電流と加減算回路9bで補正された電流との平均電流値を求めるので、電流検出精度がさらに向上する。
図2は本発明の実施例2の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図2に示す実施例2では、図1に示す実施例1に対して、電圧検出コンデンサC1と電圧検出コンデンサC2との接続点における電圧を第1インバータ出力電圧として補正量調整回路7aに入力し、電圧検出コンデンサC3と電圧検出コンデンサC4との接続点における電圧を第2インバータ出力電圧として補正量調整回路7bに入力した点が異なる。
このような構成によれば、実施例1の効果と同様な効果が得られるとともに、電圧検出回路5a,5bを削除できるので、さらに、安価となる。
図3は本発明の実施例3の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図3に示す実施例3は、図1に示す実施例1の電圧検出回路5a,5bと補正量調整回路7a,7bに代えて、コンデンサC7,C8と電流検出回路11a,11bを設けたことを特徴とする。
トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と放電灯1aとの接続点と接地との間には、コンデンサC7(第1コンデンサ)と電流検出回路11a(第2電流検出回路)との直列回路が接続されている。電流検出回路11aは、コンデンサC7に流れる電流を検出する。加減算回路9aは、電流検出回路3a(第1電流検出回路)で検出された電流に対して電流検出回路11aからの電流補正量を加算又は減算することにより、電流を補正し、補正された電流検出値を前記インバータに有する制御回路に出力する。
トランスT1の第2の2次巻線S2の一端と放電灯1bとの接続点と接地との間には、コンデンサC8(第2コンデンサ)と電流検出回路11b(第4電流検出回路)との直列回路が接続されている。電流検出回路11bは、コンデンサC8に流れる電流を検出する。加減算回路9bは、電流検出回路3b(第3電流検出回路)で検出された電流に対して電流検出回路11bからの電流補正量を加算又は減算することにより、電流を補正し、補正された電流検出値を前記インバータに有する制御回路に出力する。インバータに有する制御回路は、加減算回路9aで補正された電流と加減算回路9bで補正された電流との平均電流値を求めてこの平均電流値が所定値になるようにスイッチング素子をオンオフさせるPWM制御を行なう。
このように構成された実施例3の放電灯点灯装置によれば、電流検出回路11a,11bがコンデンサC7,C8に流れる電流を検出する。検出された電流は印加されるインバータ出力電圧に比例する。このため、この電流値はリーク電流(経路(1)(2)の電流)と比例関係にあるので、この電流値を電流補正量として加減算回路9a,9bに出力する。加減算回路9a,9bが電流検出回路3a,3bの電流検出値に対して電流検出回路11a,11bの電流補正量を加算又は減算し、補正された電流検出値を得る。
従って、実施例3によっても実施例1の効果と同様な効果が得られる。
図4は本発明の実施例4の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図4に示す実施例4は、図2に示す実施例1の放電灯点灯装置の具体例である。
ダイオードD1とダイオードD2と抵抗R1とは電流検出回路3aを構成し、ダイオードD3とダイオードD4と抵抗R2とは電流検出回路3bを構成する。ダイオードD5と抵抗R3とは電圧検出回路5aを構成し、ダイオードD7と抵抗R9とは電圧検出回路5bを構成する。抵抗R5と抵抗R6とは加減算回路9aを構成し、抵抗R7と抵抗R8とは加減算回路9bを構成する。
ダイオードD1の両端にはダイオードD2と抵抗R1との直列回路が接続され、ダイオードD3の両端には、ダイオードD4と抵抗R2との直列回路が接続されている。ダイオードD5のカソードは、電圧検出コンデンサC1と電圧検出コンデンサC2との接続点に接続され、ダイオードD5のアノードは、抵抗R3を介して接地されている。ダイオードD7のカソードは、電圧検出コンデンサC3と電圧検出コンデンサC4との接続点に接続され、ダイオードD7のアノードは、抵抗R9を介して接地されている。
ダイオードD2と抵抗R1との接続点と、ダイオードD5と抵抗R3との接続点との間には、抵抗R5と抵抗R6との直列回路が接続されている。ダイオードD4と抵抗R2との接続点と、ダイオードD7と抵抗R9との接続点との間には、抵抗R7と抵抗R8との直列回路が接続されている。
このような構成によれば、抵抗R1により検出された電流に比例した電圧が抵抗R5に印加される。抵抗R2により検出された電流に比例した電圧が抵抗R7に印加される。ダイオードD5と抵抗R3とより第1インバータ出力電圧としての電圧が検出されて抵抗R6に印加される。ダイオードD7と抵抗R9とより第2インバータ出力電圧としての電圧が検出されて抵抗R8に印加される。
ここでは、ダイオードD5,D7の作用により交流電圧の負側が検出される。抵抗R5,R6は、抵抗R1により検出された電流に比例した電圧とダイオードD5と抵抗R3とより検出された電圧とを加算し、この加算値を制御回路に出力する。抵抗R7,R8は、抵抗R2により検出された電流に比例した電圧とダイオードD7と抵抗R9とより検出された電圧とを加算し、この加算値を制御回路に出力する。
実施例4によれば、電流補正のための追加部品は、ダイオードD5,D7、抵抗R3,R9,R6,R8の6点のみであるため、非常に少ない部品で電流を補正できる。
図5は本発明の実施例5の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図4に示す実施例4では、インバータ出力電圧を検出して補正量として用いたが、図5に示す実施冷5では、第1,第2インバータ出力電圧を検出するコンデンサに流れる電流を検出したことを特徴とする。
図3に示す実施例3では、電流を検出するためにコンデンサC7,C8を新たに設けたが、実施例5では、既存の電圧検出コンデンサC1,C2,C3,C4を用いている。
即ち、電圧検出コンデンサC2と接地との間に接続された抵抗R11により、電圧検出コンデンサC1,C2に流れる電流を検出している。また、電圧検出コンデンサC4と接地との間に接続された抵抗R12により、電圧検出コンデンサC3,C4に流れる電流を検出している。
この電流検出値は、インバータ出力電圧に比例するので、図4の電圧検出コンデンサC2,C4の電圧値と相似である。従って、図5に示す実施例5によっても、図4の実施例4と同様に電流を補正できる。
また、電流補正のための追加部品は、ダイオードD5,D7、抵抗R3,R9,R6,R8,R11,R12の8点のみであるので、非常に少ない部品で電流を補正できる。
図6は本発明の実施例6の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図6に示す実施例6では、第1インバータ出力電圧のみを用いて電流を補正したものである。
実施例6によれば、抵抗R1により検出された電流に比例した電圧が抵抗R5に印加される。ダイオードD5と抵抗R3とより第1インバータ出力電圧としての電圧が検出されて抵抗R6に印加される。抵抗R5,R6は、抵抗R1により検出された電流に比例した電圧とダイオードD5と抵抗R3とより検出された電圧とを加算し、この加算値を制御回路に出力する。
即ち、第1インバータ出力電圧を検出するのみでも実施例1の効果と同様の効果が得られる。
また、電流補正のための追加部品は、ダイオードD5、抵抗R3,R6の3点のみであるので、非常に少ない部品で電流を補正できる。
なお、図6に示す構成に対して、さらに、ダイオードD3,D4、抵抗R2を削除し、トランスT1の第2の2次巻線S2の他端を接地と抵抗R1の一端とダイオードD1のアノードとに接続しても、同様な効果が得られる。
図7は本発明の実施例7の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図1乃至図6に示す実施例1乃至6では、トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と第2の2次巻線S2の一端との間に、放電灯1aと放電灯1bとが接続されていたが、図7に示す実施例7では、トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と第2の2次巻線S2の一端との間に、1灯の放電灯1が接続されている。
このように、1灯の放電灯1を点灯させるシステムであっても実施例1乃至6の効果と同様な効果が得られる。このシステムは、特に、放電灯1が長く、高電圧が必要な場合等に有効である。1灯の放電灯当り、第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2との2つの巻線を用いることにより、各巻線電圧を半分の電圧にすることができる。
図8は本発明の実施例8の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図1乃至図7の実施例1乃至7では、1つのトランスT1で第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2とにより2出力としたが、図8に示す実施例8では、1次巻線P1と2次巻線S1とを有する1出力のトランスT2a(第1トランス)と1次巻線P2と2次巻線S2とを有する1出力のトランスT2b(第2トランス)との2個のトランスを用いたものである。
このような実施例8でも実施例1の効果と同様の効果が得られる。
図9は本発明の実施例9の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図6に示す実施例6では、加減算回路9aが電流検出回路3aからの電流を入力したが、図9に示す実施例9では、加減算回路9cが電流検出回路3bからの電流に対して補正量調整回路7aからの電流補正量を加算又は減算することにより、電流を補正し、補正された電流検出値を前記インバータに有する制御回路に出力する。即ち、電圧検出回路5aで検出された電圧に応じて、電流検出回路3bからの電流を補正する。
このような実施例9でも実施例1の効果と同様の効果が得られる。
図10は本発明の実施例10の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図10に示す実施例10は、図9に示す実施例9の構成に、さらに、トランスT2と電流検出回路3c,3dと放電灯1c,1dとを備える。
トランスT2は1次巻線P2と第1の2次巻線S3と第2の2次巻線S4とを有し、インバータを構成する。トランスT2の第1の2次巻線S3の一端と第2の2次巻線S4の一端との間には、放電灯1cと放電灯1dとが直列に接続されている。
トランスT2の第1の2次巻線S3の一端と放電灯1cとの接続点と接地との間には、電圧検出コンデンサC11と電圧検出コンデンサC12との直列回路が接続されるとともに、寄生容量C15が接続されている。トランスT2の第2の2次巻線S4の一端と放電灯1dとの接続点と接地との間には、電圧検出コンデンサC13と電圧検出コンデンサC14との直列回路が接続されるとともに、寄生容量C16が接続されている。
電流検出回路3c(第1電流検出回路)は、一端がトランスT2の第1の2次巻線S3の他端に接続され、他端が接地され、第1の2次巻線S3に流れる電流を検出する。電流検出回路3d(第2電流検出回路)は、一端がトランスT2の第2の2次巻線S4の他端に接続され、他端が電流検出回路3cと接地とに接続され、第2の2次巻線S4に流れる電流を検出する。
加減算回路9d(第1電流補正回路)は、電流検出回路3dで検出された電流に対して補正量調整回路7aからの電流補正量を加算又は減算することにより、電流を補正し、補正された電流検出値を前記インバータに有する制御回路に出力する。即ち、電圧検出回路5aで検出された電圧に応じて、電流検出回路3dからの電流を補正する。
このような実施例10でも実施例1の効果と同様の効果が得られる。
また、加減算回路9dは、電流検出回路3dからの電流を用いる代わりに、電流検出回路3cからの電流を用いても同様な効果が得られる。
図11は本発明の実施例11の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図9に示す実施例9では、加減算回路9cが電流検出回路3bからの電流のみを入力したが、図11に示す実施例11では、加算回路9eが電流検出回路3aからの電流と電流検出回路3bからの電流とを加算平均して平均電流を求め、加減算回路9fが加算回路9eからの平均電流に対して補正量調整回路7aからの電流補正量を加算又は減算することにより、電流を補正し、補正された電流検出値を前記インバータに有する制御回路に出力する。即ち、電圧検出回路5aで検出された電圧に応じて、加算回路9eからの平均電流を補正する。
このような実施例11でも実施例1の効果と同様の効果が得られる。
また、加算回路9eは、例えば、図10に示す実施例10の4つの電流検出回路3a〜3dで検出された電流を加算平均して平均電流を求め、この平均電流を加減算回路9fに出力しても同様な効果が得られる。
なお、本発明は前記実施例1乃至11の放電灯点灯装置に限定されるものではない。例えば、図3に示す実施例3において、電流検出回路3a、11a、コンデンサC7、加減算回路9aのみを用い、電流検出回路11b、コンデンサC8、加減算回路9bを削除しても、実施例3の効果と同様な効果が得られる。
また、図1〜図6の実施例1乃至6、実施例8〜11では、放電灯が2灯であったが、放電灯は1灯であっても良い。また、図1〜図7の実施例1乃至7では、トランスT1を用いたが、トランスT1の代わりに、例えば、図8に示すような1次巻線P1と2次巻線S1を有するトランスT2aと1次巻線P2と2次巻線S2を有するトランスT2bとを用いても良い。この場合、トランスT1の第1の2次巻線S1は、トランスT2aの2次巻線S1からなり、トランスT1の第2の2次巻線S2は、トランスT2bの2次巻線S2からなる。
また、図9の構成にさらに、電圧検出コンデンサC3と電圧検出コンデンサC4との直列回路の両端に電圧検出回路5bを設け、電圧検出回路5aの検出電圧の代わりに、電圧検出回路5bの検出電圧を補正量調整回路7aに入力しても良い。
また、図10の構成にさらに、電圧検出コンデンサC3と電圧検出コンデンサC4との直列回路の両端に電圧検出回路5bを設け、電圧検出コンデンサC11と電圧検出コンデンサC12との直列回路の両端に電圧検出回路5cを設け、電圧検出コンデンサC13と電圧検出コンデンサC14との直列回路の両端に電圧検出回路5dを設け、電圧検出回路5aの検出電圧の代わりに、電圧検出回路5dの検出電圧を補正量調整回路7aに入力しても良い。
また、図11の構成にさらに、電圧検出コンデンサC3と電圧検出コンデンサC4との直列回路の両端に電圧検出回路5bを設け、電圧検出回路5aの検出電圧と電圧検出回路5bの検出電圧とを加算平均して平均電圧を求め、この平均電圧を補正量調整回路7aに入力しても良い。
本発明の実施例1の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例3の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例4の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例5の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例6の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例7の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例8の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例9の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例10の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例11の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 従来の片端高圧システムを用いた放電灯点灯装置の回路図である。 図12に示す片端高圧システムをパネル部に実装した構成例を示す図である。 従来の両端高圧システムを用いた放電灯点灯装置の回路図である。 図14に示す両端高圧システムをパネル部に実装した構成例を示す図である。 電流検出部をインバータ部に設置して1枚の基板で構成した従来の両端高圧システムを用いた放電灯点灯装置の回路図である。
符号の説明
T1,T2,T2a,T2b,T3,T4,T5 トランス
P1 1次巻線
S1,S3 第1の2次巻線
S2,S4 第2の2次巻線
C1〜C4,C11〜C14 電圧検出コンデンサ
C5,C6,C15,C16 寄生容量
R1,R2 電流検出抵抗
R3〜R10 抵抗
D1〜D10 ダイオード
1,1a,1b 放電灯
3 電線
3a,3b,3c,3d,11a,11b 電流検出回路
5a,5b 電圧検出回路
7a,7b 補正量調整回路
9a,9b,9c,9d,9f 加減算回路
9e 加算回路
20 インバータ部
20a,20b 基板
30 パネル部

Claims (6)

  1. 1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有するトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記トランスにより昇圧するインバータと、
    前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、
    一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出回路と、
    前記トランスの第1の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する第1電圧検出回路と、
    前記第1電圧検出回路で検出された電圧に応じて、前記第1電流検出回路で検出された電流を補正する第1電流補正回路と、
    を有することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する第2電流検出回路と、
    前記トランスの第2の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する第2電圧検出回路と、
    前記第2電圧検出回路で検出された電圧に応じて、前記第2電流検出回路で検出された電流を補正する第2電流補正回路と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有するトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記トランスにより昇圧するインバータと、
    前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、
    一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出回路と、
    一端が前記トランスの第1の2次巻線の一端に接続された第1コンデンサと、
    一端が前記第1コンデンサの他端に接続され他端が前記接地に接続され、前記第1コンデンサに流れる電流を検出する第2電流検出回路と、
    前記第2電流検出回路で検出された電流に応じて、前記第1電流検出回路で検出された電流を補正する第1電流補正回路と、
    を有することを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する第3電流検出回路と、
    一端が前記トランスの第2の2次巻線の一端に接続された第2コンデンサと、
    一端が前記第2コンデンサの他端に接続され他端が前記接地に接続され、前記第2コンデンサに流れる電流を検出する第4電流検出回路と、
    前記第4電流検出回路で検出された電流に応じて、前記第3電流検出回路で検出された電流を補正する第2電流補正回路と、
    を有することを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記トランスは、1次巻線と2次巻線とを有する第1トランス及び第2トランスとからなり、前記トランスの第1の2次巻線は、前記第1トランスの2次巻線からなり、前記トランスの第2の2次巻線は、前記第2トランスの2次巻線からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の放電灯点灯装置。
  6. 1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有する1以上のトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記1以上のトランスにより昇圧するインバータと、
    前記各々のトランス毎に設けられ、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、
    前記1以上のトランスに対応して設けられ、一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する1以上の第1電流検出回路と、
    前記1以上のトランスに対応して設けられ、一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する1以上の第2電流検出回路と、
    前記1以上のトランスに対応して設けられ、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する1以上の第1電圧検出回路と、
    前記1以上のトランスに対応して設けられ、前記トランスの前記第2の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する1以上の第2電圧検出回路と、
    前記1以上の第1電圧検出回路及び前記1以上の第2電圧検出回路の内の1つの電圧検出回路で検出された電圧又は前記1以上の第1電圧検出回路及び前記1以上の第2電圧検出回路の内の複数の電圧検出回路で検出された電圧を加算平均した電圧に応じて、前記1以上の第1電流検出回路及び前記1以上の第2電流検出回路の内の1つの電流検出回路で検出された電流又は前記1以上の第1電流検出回路及び前記1以上の第2電流検出回路の内の複数の電流検出回路で検出された電流を加算平均した電流を補正する第1電流補正回路と、
    を有することを特徴とする放電灯点灯装置。
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