JP5123641B2 - 性能履歴の管理方法および性能履歴の管理システム - Google Patents

性能履歴の管理方法および性能履歴の管理システム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ機器に含まれるボリュームなどの時系列な性能履歴について、データ再配置や機器の入替えに伴い、複数のボリュームに格納されたデータの性能履歴を1つの時系列な性能履歴として管理および表示することができる性能履歴の管理方法および性能履歴の管理システムに関するものである。
ストレージ機器の運用管理において、ストレージ機器に含まれるボリュームなどのリソースの性能監視は重要な業務の1つである。性能監視で使用する性能指標としては、単位時間あたりのアクセス頻度(IOPS:Input Output Per Second)や、CPU利用率(Busy rate)があり、これらの指標に基づく性能履歴を取得および表示するために、特許文献1に示すような従来技術が用いられてきた。
特許文献1に開示された技術によれば、性能情報を収集するサーバ(管理サーバ)は、ストレージ機器に含まれるリソースの構成情報や性能情報を定期的に採取し、採取した情報を時系列な性能履歴のグラフなどに加工して画面に表示することができる。
また、近年、ストレージ機器の集約化や大規模化に伴い、ストレージ仮想化技術が大きく進展してきた。ストレージ仮想化技術とは、ストレージエリアネットワーク(SAN:Storage Area Network)を介して、ホストクライアントとストレージ機器が接続されたシステムにおいて、あるストレージ機器のボリュームを、別のストレージ機器の仮想的なボリュームとして使用できるようにする技術である。このようなストレージ仮想化技術を用いることにより、ホストクライアントでは、ボリュームの論理的な存在場所である仮想ボリュームと、実際にデータが格納されるボリュームの物理的な存在場所である実ボリュームの関係を意識する必要なしに、ボリュームを使用することができる。
さらに、ストレージ仮想化技術の1つとして、ストレージ機器間でのオンラインマイグレーション技術も出現している。オンラインマイグレーションとは、ストレージ機器同士をデータ転送用のデータバスで接続することにより、移行元のストレージ機器に接続されたホストクライアントからのデータアクセスを継続したまま、ストレージ機器間でデータを移行し、データ転送が完了すると、移行先のストレージ機器への接続に切り替えることを可能とする技術である。
特開2005−62941号公報
前記のようなストレージ仮想化技術の進展により、ストレージ機器の運用管理では、ボリュームに格納されたデータの論理的なデータ格納場所と物理的なデータ格納場所を意識した管理が必要となる。このため、従来のストレージ機器の性能監視では、ストレージ機器単位もしくはストレージ機器に含まれるボリュームなどの物理的なリソース単位で性能監視を実現すればよかった。しかしながら、ストレージ仮想化技術を適用したストレージ機器の性能監視においては、ボリューム間でのデータ移行後も、引き続き、論理的なデータ格納場所という観点で、データ移行先のボリュームの性能監視を行うことが必要となってきた。
具体的には、データの移行元と移行先のボリュームに対する、以下のような監視を行う必要がある。
(1)指定された性能指標に基づくボリュームの性能履歴の変動監視
(2)監視対象のボリュームに関連するリソースの性能履歴の変動監視
(3)中長期にわたる時系列な性能履歴の変動監視
特許文献1に示されるように、従来のストレージ管理製品や技術では、監視対象の性能情報は、物理的なデータ格納場所であるストレージ機器やボリュームなどのハードウェア資源とのみ関連付けて管理していた。そのため、論理的なデータ格納場所という観点での性能監視を行うことができないという問題があった。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、ストレージ仮想化技術やストレージ機器間のオンラインマイグレーションによる、ボリュームに格納されたデータのボリューム間の移行前後に渡って、移行元ボリュームと移行先ボリュームの性能履歴を関連付けて管理できるようにすることにより、ボリューム間のデータ移行が発生する状況でも、論理的なデータ格納場所という観点で、上記(1)〜(3)のような性能監視を可能とする性能履歴の管理方法および性能履歴の管理システムを提供することを目的とする。
なお、以下では、前記のように、ボリューム間のデータ移行に伴う論理的なデータ格納場所という観点に基づいて取得する時系列な性能履歴を、「データ観点の性能履歴」という。
本発明は、前記課題を解決するために、ストレージ機器のボリュームに格納されたデータの他のボリュームへの移行履歴の情報と、各ボリュームの時系列な性能履歴から、データ観点の性能履歴の情報(データ観点の性能履歴情報)を管理することが特徴である。
本発明によれば、ストレージ機器およびストレージ機器に含まれるボリュームなどのリソースの時系列な性能履歴について、データ再配置や機器の入替えに伴う、連続した1つの時系列なデータ観点の性能履歴として監視することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)を図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態のシステムを示す構成図である。本システムは、1つまたは複数のホストクライアント10と、移行元ストレージ機器12と、移行先ストレージ機器14とがSAN11によって接続されている。また、移行元ストレージ機器12、移行先ストレージ機器14、管理サーバ16、および管理クライアント19がLAN(Local Area Network)15によって接続されている。
移行元ストレージ機器12は、SANアダプタ121と、コントローラ122と、ストレージディスク123と、システムディスク124と、LANアダプタ125と、データ転送ポート127とが、システムバス126で接続されたストレージ機器である。コントローラ122上には、性能管理プログラム205、構成管理プログラム206、データ再配置プログラム207が格納される。システムディスク124上には、データ再配置情報201と、構成情報202とが格納される。
移行先ストレージ機器14は、移行元ストレージ機器12と同様の構成を有するストレージ機器であり、SANアダプタ141と、コントローラ142と、ストレージディスク143と、システムディスク144と、LANアダプタ145と、データ転送ポート147とが、システムバス146で接続されたストレージ機器である。コントローラ142上には、性能管理プログラム215、構成管理プログラム216、データ再配置プログラム217が格納される。システムディスク144上には、データ再配置情報211と、構成情報212とが格納される。
データ転送用のデータバスであるデータ転送パス13は、オンラインマイグレーションの実行時に、移行元ストレージ機器12のデータ転送ポート127と移行先ストレージ機器14のデータ転送ポート147とが接続され、移行元ストレージ機器12のストレージディスク123から移行先ストレージ機器14のストレージディスク143にデータを転送する時に利用される。
管理サーバ16は、LANアダプタ161と、CPU162と、メモリ163と、ハードディスク164とが、システムバス165で接続されたコンピュータである。
メモリ163上には、ストレージ性能情報取得プログラム250、ストレージ構成情報取得プログラム251、ストレージ性能監視プログラム252、ストレージ設定実行プログラム253が格納される。ハードディスク164上には、ストレージ性能履歴テーブル226と、再配置履歴テーブル227と、ストレージ構成情報テーブル229とが格納される。
管理クライアント19は、表示装置20と入力装置21が接続されたコンピュータである。入力装置21は、キーボードやマウスなどのコンピュータに指示を与えるための装置である。本システムのユーザが、管理クライアント19を利用して、管理サーバ16のプログラムに指示を与えるために使用する。管理クライアント19は、入力装置21から入力された指示を管理サーバ16に通知する。表示装置20は、液晶ディスプレイなどのコンピュータからの要求に従って画面を表示するための装置であり、管理サーバ16上のプログラムからの要求に従い、管理クライアント19が、管理サーバ16のプログラムに対する設定画面や、管理サーバ16のプログラムから出力される性能履歴のグラフなどを表示するために使用する。
図2は、第1の実施形態における、管理サーバ上で動作するプログラムと、移行元ストレージ機器および移行先ストレージ機器上で動作するプログラムとの関係を示すモジュール関連図である。適宜図1を参照して説明する。管理サーバ16上で動作するプログラムと、移行元ストレージ機器12および移行先ストレージ機器14上で動作するプログラムとは、管理クライアント19の表示装置20に表示される性能履歴表示画面260(図16参照)、アラート表示画面261(図14参照)、ストレージ設定要求画面262(図3参照)に対して、入力装置21から入力された指示に基づいて動作する。なお、各画面については、管理サーバ16上で動作するプログラムの詳細な説明の際に後記する。
まず、管理クライアント19のストレージ設定要求画面262を介して指示の入力がされると、管理サーバ16のストレージ設定実行プログラム253に対して、ストレージ設定が実行される。ストレージ設定として、移行元ストレージ機器12から、移行先ストレージ機器14へのデータ移行を指示された際の、各プログラムの処理手順を説明する。この処理手順は、図2の(1−1)から(1−6)に対応する。
(1−1)ストレージ設定要求画面262での指示に基づいて、管理サーバ16のストレージ設定実行プログラム253は、移行先ストレージ機器14のデータ再配置プログラム217に対して、移行元ストレージ機器12からのデータ移行を要求する。
(1−2)移行先ストレージ機器14のデータ再配置プログラム217は、移行元ストレージ機器12の構成管理プログラム206を介して、システムディスク124に格納された構成情報202を取得する。構成情報202とは、ストレージ機器に含まれるリソースに関する情報である。例えば、ボリュームに関しては、構成情報202に、そのボリュームを特定するための識別子であるLDEVID、ボリュームが含まれるストレージ機器を特定する識別子であるストレージ機器ID、ボリューム作成元のアレイグループを特定する識別子であるアレイグループIDなどの情報が含まれる。
(1−3)移行先ストレージ機器14のデータ再配置プログラム217は、移行先ストレージ機器14の構成管理プログラム216に対して、ストレージディスク143を、移行元ストレージ機器12のストレージディスク123と同じ構成に設定するように指示する。構成管理プログラム216は、構成情報202を元に、ストレージディスク143を設定し、設定した内容を構成情報212としてシステムディスク144に格納する。
(1−4)移行先ストレージ機器14のデータ再配置プログラム217は、移行元ストレージ機器12のデータ再配置プログラム207と連携して、移行元ストレージ機器12のストレージディスク123に格納されたデータを、移行先ストレージ機器14のストレージディスク143に移動する。データ移行の結果については、データ再配置情報211として、システムディスク144に格納する。
移行元ストレージ機器12が、以前、他のストレージ機器からデータ移行されていた場合には、移行元ストレージ機器12のデータ再配置情報201には、以前のデータ移行の結果が格納されている。この情報は、移行元ストレージ機器12から移行先ストレージ機器14へのデータ移行の際に、移行先ストレージ機器14のデータ再配置情報211に引き継ぐ。データ再配置情報211のデータ構造に関しては図6を参照して後記する。
(1−5)ストレージ設定実行プログラム253は、ストレージ構成情報取得プログラム251に対して、移行先ストレージ機器14から、データ再配置情報211と、構成情報212の取得を指示する。
(1−6)ストレージ構成情報取得プログラム251は、移行先ストレージ機器14の構成管理プログラム216に要求して、システムディスク144に格納されているデータ再配置情報211と構成情報212を取得する。取得したデータ再配置情報211は、DataIDの情報を追記した上で、再配置履歴テーブル227に新たな情報として格納する。DataIDの付与の仕方については、図7を参照して後記する。また、再配置履歴テーブル227のデータ構造については、図9を参照して後記する。取得した構成情報212は、ストレージ構成情報テーブル229に格納する。ストレージ構成情報テーブル229のデータ構造は、図8を参照して後記する。
次に、管理クライアント19のアラート表示画面261に対して、アラート条件が入力された際の、ストレージ性能監視プログラム252の処理手順について説明する。
ストレージ性能監視プログラム252は、再配置履歴テーブル227とストレージ性能履歴テーブル226から、データ移行元のボリュームとデータ移行先のボリュームの性能履歴を取得する。これらの性能履歴を元に指定されたアラート条件を満たす性能変動が発生しているボリュームがある場合は、これらのボリュームのアラート情報をアラート表示画面261に出力する。
次に、管理クライアント19の性能履歴表示画面260に対して、性能履歴表示条件として、表示対象のリソースや表示する性能指標、表示形式が入力される際の、ストレージ性能監視プログラム252の処理手順について説明する。
ストレージ性能監視プログラム252は、指定された性能指標に基づく、データ移行前後にまたがるリソースの時系列な性能履歴を、ストレージ性能履歴テーブル226、ストレージ構成情報テーブル229、再配置履歴テーブル227から取得した情報から生成し、指定された表示形式で、管理クライアント19の表示装置20に時系列な性能履歴のグラフを出力する。
次に、ストレージ性能情報取得プログラム250について説明する。
ストレージ性能情報取得プログラム250は、管理クライアント19の画面からの指示により動作するのではなく、あらかじめ定められた間隔で定期的に動作する。そして、移行元ストレージ機器12の性能管理プログラム205と、移行先ストレージ機器14の性能管理プログラム215から、移行元ストレージ機器12と移行先ストレージ機器14の性能情報を定期的に取得し、ストレージ性能履歴テーブル226に格納する。ストレージ性能履歴テーブル226のデータ構造に関しては図10を参照して後記する。
以下、図3〜図14を用いて、管理サーバ16上の各プログラムの処理の詳細を説明する。適宜図1および図2を参照する。
図3は、ストレージ設定要求画面の表示内容の一例を示す説明図である。ストレージ設定要求画面262には、操作種別3501、操作対象3502、実行ボタン3503が含まれる。まず、ユーザは、ストレージ設定要求画面262を介して、操作種別3501から、データ移行、ボリューム新規割り当て、ボリューム割り当て解除のいずれかを選択する。データ移行は、指定したストレージ機器間でのデータ移行を行う。ボリューム新規割り当てでは、指定したボリュームを指定したホストクライアントから使用できるように割り当てる。ボリューム割り当て解除では、ホストクライアントに割り当てたボリュームの割り当てを解除し、ホストクライアントから使用できなくする。
操作種別3501で、データ移行を選択した場合(ラジオボタンによる選択)は、操作対象3502として、移行元と移行先のストレージ機器を特定するストレージ機器IDを指定する。ストレージ機器IDは、ストレージ機器の型番や製造番号などから、ストレージ機器を一意に特定できる名称が付与される。操作種別3501で、ボリューム新規割り当てを選択した場合は、操作対象3502として、割り当て対象ボリュームである、新規に割り当てるボリュームの識別子であるLDEVIDと、割り当て対象ホストクライアントである、割り当て先のクライアントホスト名を指定する。操作種別3501で、ボリューム割り当て解除を選択した場合は、操作対象3502として、割り当て解除対象ボリュームである、割り当てを解除するボリュームのLDEVIDを指定する。
本実施形態では、LDEVIDを、以下の形式で記述する。
LDEVID=LDEV番号1:LDEV番号2/ストレージ機器ID
LDEV番号1:LDEV番号2で、ストレージ機器IDで特定されるストレージ機器におけるボリュームを一意に特定する番号を表す。LDEV番号1は、ストレージ機器内において、ボリュームが含まれる管理ユニットの番号を表し、ストレージ機器内で一意の番号を有する。LDEV番号2は、管理ユニット内におけるボリュームの番号であり、管理ユニット内で一意の値となる。このため、上記のLDEVIDにより、ボリュームを一意に特定することができる。
これらの操作種別3501と操作対象3502を指定し、実行ボタン3503を押下することにより、管理クライアント19は、管理サーバ16にストレージ設定の要求を通知する。
図4は、ボリューム間のデータ移行時の、ボリュームとアレイグループの関係を示す説明図である。アレイグループとは、ストレージ機器において、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)に構成された、複数のストレージディスクのことである。アレイグループ上に複数のボリュームを作成することができる。アレイグループは、RAID1やRAID5などの構成を組むことにより、アレイグループ上に作成されるボリュームの信頼性を向上することができる。
図4に示すように、アレイグループ1(1601)に含まれる、LDEVIDが1:32/SA1のデータ移行元ボリューム1605から、アレイグループ2(1602)に含まれる、LDEVIDが2:31/SA2のデータ移行先ボリューム1607へデータが移動している。アレイグループ1(1601)は、ボリューム1603,1604,1605を含み、アレイグループ2(1602)は、ボリューム1606,1607,1608を含む。
異なるアレイグループのボリューム間でのデータ移行を行うことで、アレイグループやそのアレイグループに含まれるボリュームの性能に影響が発生する。つまり、データ移行元ボリューム1605のデータを他のアレイグループに含まれるデータ移行先ボリューム1607に移行することにより、アレイグループ1自身や、アレイグループ1に含まれる、ボリューム1603、1604に対する性能改善が期待できる。
図5は、管理サーバにおけるストレージ設定実行プログラムの実行手順を示すフローチャートである。適宜図1および図2を参照して説明する。ストレージ設定実行プログラム253は、まず、ステップS401において、管理クライアント19のストレージ設定要求画面262(図3参照)で指定された、ストレージ設定の操作種別3501と操作対象3502の情報を取得する。
ステップS402において、操作種別3501を判定し、データ移行が選択されている場合は、ストレージ設定実行プログラム253は、ステップS401で取得したデータ移行の操作対象3502の情報を元に、移行先ストレージ機器14のデータ再配置プログラム217に、データ移行の実行を要求する。
データ再配置プログラム217は、指定された移行元ストレージ機器12からのデータ移行を実行する。次に、データ再配置プログラム217は、ボリュームごとのデータの再配置履歴をシステムディスク144の中に、データ再配置情報211として格納する。データ再配置情報211のデータ構造に関しては、図6を用いて後記する。さらに、構成管理プログラム216が、データ移行先のボリュームに関する構成情報を、システムディスク144の中に、構成情報212として格納する。
ステップS402において、操作種別3501として、ボリューム新規割り当てが選択された場合は、データ再配置プログラム217は、構成管理プログラム216に対して、ボリューム新規割り当ての実行を指示する。構成管理プログラム216は、移行先ストレージ機器14のボリュームの新規割り当てを実行し、データ再配置情報211として、新規に割り当てたボリュームの新規割り当て時刻の情報を登録する。さらに、新規に割り当てたボリュームの構成情報212を更新する。
同様に、ステップS402において、操作種別3501として、ボリュームの割り当て解除が選択された場合は、データ再配置プログラム217は、構成管理プログラム216に対して、ボリューム割り当て解除の実行を指示する。構成管理プログラム216は、移行先ストレージ機器14のボリュームの割り当て解除を実行し、データ再配置情報211として、割り当てを解除したボリュームの割り当て解除時刻の情報を登録する。さらに、新規に割り当てたボリュームの構成情報212を更新する。
ステップS403において、ストレージ設定実行プログラム253は、ストレージ構成情報取得プログラム251に対して、データ再配置プログラム217により生成されたデータ再配置情報211と、構成管理プログラム216によって生成された、構成情報212の取得を要求する。
図6は、データ再配置情報のデータ構造を示す説明図である。データ再配置情報211は、再配置前LDEVID1701、再配置後LDEVID1702、再配置開始時刻1703、再配置終了時刻1704の情報を含む。ボリューム新規割り当ての場合は、再配置後LDEVID1702に新規に割り当てたボリュームのLDEVID、再配置終了時刻1704にボリューム新規割り当ての時刻が格納される。ボリューム割り当て解除の場合は、再配置前LDEVID1701に割り当て解除したボリュームのLDEVID、再配置開始時刻1703にボリューム割り当て解除の時刻が格納される。
図7は、管理サーバにおけるストレージ構成情報取得プログラムの実行手順を示すフローチャートである。まず、ストレージ構成情報取得プログラム251は、ステップS501において、移行先ストレージ機器14の構成管理プログラム216から、システムディスク144に格納されたデータ再配置情報211と構成情報212を取得する。ステップS502において、ステップS501にて取得した構成情報212を、ストレージ構成情報テーブル229(図8参照)に格納する。ステップS503において、ステップS501にて取得したデータ再配置情報211にDataIDの情報を付与して、再配置履歴テーブル227(図9参照)に新たな情報として格納する。
ステップS503におけるデータ再配置情報に対するDataIDの付与は以下の手順で行う。データ再配置情報の再配置前LDEVIDの値と、既に存在するデータ再配置テーブルのレコードの中から再配置後LDEVIDの値が、今回格納するデータ再配置情報の再配置前LDEVIDの値と同じになるレコードを探し、そのレコードのDataIDを今回追加するデータ再配置情報のDataIDとして付与する。また、新規割り当て時には、再配置前のLDEVIDが存在しないため、その際には今まで割り当てられていないDataIDを、新たに生成し割り当てる。
図8は、管理サーバにおけるストレージ構成情報テーブルのデータ構造の一例として、ボリュームの構成情報を示す説明図である。ボリュームのストレージ構成情報テーブル229には、LDEVID2901、ストレージ機器ID2902、アレイグループID2903などの情報が登録される。
LDEVID2901は、ボリュームを特定する識別子である。ストレージ機器ID2902は、ボリュームが格納されるストレージ機器を特定する識別子である。アレイグループID2903は、ボリュームが作成されたアレイグループを特定する識別子である。
図9は、管理サーバにおける再配置履歴テーブルのデータ構造を示す説明図である。再配置履歴テーブル227には、DataID601、再配置前LDEVID602、再配置後LDEVID603、再配置開始時刻604、再配置終了時刻605の情報が登録される。
DataID601は、ボリュームの中に格納されるデータに対する識別子である。再配置前LDEVID602は、データ移行前に、データを格納していた移行元ボリュームのLDEVIDである。再配置前LDEVID602がブランクであるケースは、ボリュームが新規に割り当てられたことを意味する。
再配置後LDEVID603は、データ移行後にデータを格納している移行先ボリュームのLDEVIDである。再配置後LDEVID603がブランクであるケースはボリュームの割り当てが解除されたことを意味する。
再配置開始時刻604は、データ移行が開始された時刻もしくはボリュームの割り当てを解除した時刻を示す。再配置終了時刻605は、データ移行が完了した時刻もしくはボリュームを新規に割り当てた時刻を示す。
図10は、管理サーバにおけるストレージ性能履歴テーブルのデータ構造を示す説明図である。ストレージ性能履歴テーブル226には、LDEVID1001、性能取得時刻1002、性能値1003の情報が登録される。LDEVID1001は、性能の取得対象であるボリュームの識別子である。性能取得時刻1002は、ボリュームの性能を取得した時刻を表す。性能値1003は、性能指標に基づき、時系列で取得した性能値を表す。図10では、単位時間あたりのアクセス頻度(IOPS)となっているが、その他に応答性能(Response time)、データ転送性能(Transfer)、CPU利用率(Busy rate)など、一般的なストレージの性能指標の性能値が格納される。
図11は、管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおけるデータ観点の性能履歴の作成手順を示すフローチャートである。図12は、管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおけるデータ観点の性能履歴の作成手順を示す説明図である。図11および図12を参照して、ストレージ性能履歴テーブル226と再配置履歴テーブル227に格納されたデータから、データ観点の性能履歴を作成する手順を説明する。
まず、ステップS901において、ストレージ性能監視プログラム252は、上位のプログラムから指定された、ボリュームを特定する情報であるLDEVIDを取得する。図12では指定値のLDEVIDとして、2:31/SA2という値が指定されている。
ステップS902において、ステップS901で取得した情報で特定されたボリュームに関する再配置履歴を、再配置履歴テーブル227から取得し、データ格納履歴情報1103として、ボリュームに格納されたデータの格納先ボリュームと期間の情報を生成する。
データ格納履歴情報1103を作成するために、ストレージ性能監視プログラム252は、まず、再配置履歴テーブル227を検索し、ステップS901で取得したボリュームのLDEVIDである2:31/SA2が、再配置後LDEVIDと一致するレコード1111のDataIDを取得する。再配置後LDEVIDが2:31/SA2となっているレコードが複数ある場合は、再配置終了時刻が直近であるレコードを選択し、そのDataIDを取得する。図12では、LDEVIDが2:31/SA2となっているレコード1111のDataIDは“A”となるので、次に、DataIDが“A”の再配置履歴テーブル227のレコードをすべて取得する。これによりレコード1110とレコード1111とレコード1112が取得できる。
次に、これらの3つのレコードを時刻順に並べ替え、最も古いレコード1110の再配置後LDEVID(次のレコード1111の再配置前LDEVIDと同じ)、最も古いレコード1110の再配置終了時刻と、次のレコード1111の再配置開始時刻を取得し、それぞれ、データ格納履歴情報1103のレコード1120の格納先LDEVID、格納開始時刻、格納終了時刻の値として登録する。
同様に、レコード1111と最も新しいレコード1112から、レコード1111の再配置後LDEVID(レコード1112の再配置前LDEVIDと同じ)、レコード1111の再配置終了時刻と、レコード1112の再配置開始時刻を、データ格納履歴情報1103のレコード1121の格納先LDEVID、格納開始時刻、格納終了時刻の値として登録することにより、データ格納履歴情報1103が作成される。このように、DataID=Aの再配置履歴をすべて取得することにより、ボリュームの新規割り当てからデータ移行、ボリュームの割り当て解除までのデータのライフサイクルに対応したデータ格納履歴情報1103を生成することができる。
ステップS903において、ストレージ性能履歴テーブル226と、ステップS902で取得したデータ格納履歴情報1103とを用いて、データ観点の性能履歴1104を作成する。図12では、ステップS902で生成したデータ格納履歴情報1103の各レコード1120,1121に格納された格納先LDEVID、格納開始時刻、格納終了時刻を用いて、ストレージ性能履歴テーブル226から、LDEVIDが格納先LDEVIDと一致し、性能収集時刻が、格納開始時刻以後であり格納終了時刻以前となる性能履歴のレコードを取得し、データ観点の性能履歴1104に登録する。図12では、データ格納履歴情報1103のレコード1120の情報から得られる条件により、ストレージ性能履歴テーブル226の複数のレコード1130が取得される。
さらに、データ格納履歴情報1103のレコード1121の情報から得られる条件により、ストレージ性能履歴テーブル226の複数のレコード1131が取得される。これらのレコードをデータ観点の性能履歴1104に複数のレコード1140および複数のレコード1141として登録することにより、データ観点の性能履歴1104を作成する。
図13は、管理サーバのストレージ性能監視プログラムのアラート表示処理において、データ観点の性能履歴を用いて、データ移行前後における性能平均値の劣化、性能ワースト値の劣化、性能変動幅の劣化を検出する方法を示す説明図である。
まず、移行前性能算出期間804の性能値から、移行前の性能平均値801A、移行前の性能ワースト値802A、移行前の性能変動幅803Aを算出する。データ移行後は、移行後性能監視期間806の間、移行後性能算出間隔805ごとに、性能平均値801B(図では801B1、801B2、801B3)、性能ワースト値802B(図では802B1、802B2、802B3)、性能変動幅803Bを算出し、それらをそれぞれ移行前の性能平均値801A、移行前の性能ワースト値802A、移行前の性能変動幅803Aと比較する。なお、移行後の性能変動幅803Bについては、移行後性能監視期間806全体での変動幅を取得する。
データ移行前の各性能値に対する、データ移行後の性能値の劣化率が、指定された閾値以上であった場合、アラートを発生する。発生したアラートは、管理クライアント19のアラート表示画面261(図14参照)に表示する。
ここで、劣化率とは、データ移行前の各性能値に対して、データ移行後の性能値が劣化した割合である。具体的には、性能平均値の劣化率(%)は、
(801B−801A)×100÷801A ・・・(A1)
という式で得られる。
同様に、性能ワースト値の劣化率(%)は、
(802B−802A)×100÷802A ・・・(A2)
という式で得られる。
性能変動幅の劣化率(%)は、
(803B−803A)×100÷803A ・・・(A3)
という式で得られる。
図14は、管理クライアントにおけるアラート表示画面の一例を示す説明図である。ストレージ性能監視プログラム252が、図13の検出する方法においてアラート発生の条件を満たすボリュームの情報を、管理クライアント19に接続された表示装置20に出力する。アラート表示画面261では、アラート条件とアラート一覧を含む。
アラート表示画面261では、アラート条件として、性能指標1807に示す各指標における劣化率の閾値1808を指定することができる。性能指標1807としては、性能平均値、性能ワースト値、性能変動幅の劣化率の3つを指定することができる。また、各性能指標の劣化率の閾値1808、各性能指標のアラート条件への使用・不使用1809について指定することができる。アラート表示画面261には、アラート一覧として、各アラートの、ボリュームID1802、日付1803、平均値劣化率(性能平均値の劣化率)1804、ワースト値劣化率(性能ワースト値の劣化率)1805、変動幅劣化率(性能変動幅の劣化率)1806からなるテーブルに、アラート条件を満たすボリュームの性能劣化率の情報が表示される。
本実施形態によれば、管理サーバ16は、移行前ボリュームの性能履歴と移行後ボリュームの性能履歴を性能履歴の平均値、ワースト値、変動幅のうち少なくとも1つの性能指標について、劣化状態の検知に関する設定に基づいて監視を行い、設定された条件を満たすことを検知すると、劣化状態となった監視対象を特定するための情報であるアラート情報を出力し、アラート情報を、性能指標、平均値、ワースト値、変動幅、ボリュームの各指標でソートして、表示装置20に一覧表示することができる。
図15は、管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおけるアラート表示処理の実行手順を示すフローチャートである。ストレージ性能監視プログラム252は、まず、ステップS701において、管理クライアント19のアラート表示画面261で指定されたアラート条件を取得する。
ステップS702において、監視対象となるボリュームの一覧を取得する。監視対象のボリュームは、再配置履歴テーブル227に対して、図8のストレージ構成情報テーブル229を用いて前記した移行後性能監視期間を経過していないボリュームを検索することで取得できる。
ステップS703において、ステップS702で取得した監視対象ボリュームについて、図11および図12を用いて前記した手順により、そのボリュームに格納されているデータに対する、データ観点の性能履歴を作成する。
ステップS704において、図13を用いて前記したデータ移行前の性能算出期間における、移行元ボリュームの各性能指標に基づくデータ移行前の性能値を算出する。
ステップS705において、図13を用いて前記した移行後性能算出間隔ごとの、各性能指標に基づく、データ移行後の性能値を算出する。
ステップS706において、ステップS705で算出された各性能指標に基づくデータ移行後の性能値の、ステップS704で算出された各性能指標に基づくデータ移行前の性能値に対する劣化率が、ステップS701で取得したアラート条件の閾値を超えたと判断された場合は(ステップS706,Yes)、ステップS707において、性能劣化状態となった監視対象ボリュームを特定するための情報を管理クライアント19のアラート表示画面261に出力する。ステップS707の処理の後はステップS708に制御を移す。ステップS706において、ステップS705で算出された各性能指標に基づくデータ移行後の性能値の、ステップS704で算出された各性能指標に基づくデータ移行前の性能値に対する劣化率が、ステップS701で取得したアラート条件の閾値を超えないと判断された場合は(ステップS706,No)、ステップS708に制御を移す。ステップS708において、全ての監視対象ボリュームの性能劣化の評価が完了したと判断された場合は(ステップS708,Yes)、アラート表示処理を終了し、そうでない場合は(ステップS708,No)、ステップS703に制御を移し、次の監視対象ボリュームについての性能劣化の評価を行う。
図16は、管理クライアントにおける性能履歴表示画面の一例を示す説明図である。性能履歴表示画面260では、対象リソース選択領域1501と、性能指標および表示形式選択領域1502と、性能履歴表示領域1503とを表示する。
対象リソース選択領域1501では、性能履歴表示対象のボリュームとして、データ移行先ボリュームもしくはデータ移行元ボリュームと、これらのボリュームに関連する、性能履歴を表示可能なリソースの一覧を表示する。表示するリソースは、データ移行元および移行先のボリュームと、それらのボリュームが所属するアレイグループ、およびそれらのアレイグループに属するその他のボリューム全てである。
性能指標および表示形式選択領域1502において、管理クライアント19を操作しているユーザは、選択したリソースに関して、そのリソースのどの性能指標をどのような形式(データ観点かリソース観点か、移行中の性能は非表示か重ね合わせか)で表示するかを指定する。データ観点の場合は、データ移行に伴う移行前後のボリュームの性能履歴を表示する。リソース観点の場合は、データ移行があった場合でも、指定されたボリュームの性能履歴のみを表示する。移行中の性能が非表示か重ね合わせかの指定による表示形式の違いについては、図17と図18を用いて後記する。
性能履歴表示領域1503には、対象リソース選択領域1501で指定されたリソースに関する性能履歴が、性能指標および表示形式選択領域1502で指定された形式で表示される。
図17は、データ移行期間中の性能履歴表示を省略した場合の管理クライアントにおけるデータ観点性能履歴のグラフを示す説明図である。すなわち、図16に示した管理クライアント19の性能履歴表示画面260において、データ観点の性能履歴のグラフを表示する際に、データ移行期間の性能履歴を省略して表示した場合の、性能履歴表示領域1503の表示内容を示す。
移行元ボリュームの性能履歴1301と移行先ボリュームの性能履歴1302をそれぞれ独立したグラフとして表示し、移行期間中は両方の性能履歴のグラフを表示しない。移行元ボリュームの性能履歴1301および移行先ボリュームの性能履歴1302のグラフに対して、データが格納されていたボリュームを示すノーテーション(注釈)1303,1304を表示する。データ移行期間の位置には、データ移行中であることを示すノーテーション1305が表示される。
本実施形態によれば、管理サーバ16は、移行前ボリュームの性能履歴のグラフと移行後ボリュームの性能履歴のグラフの不連続ポイント(例えば、データ移行期間の位置)において、ノーテーションで不連続となった理由を付記して表示することができる。
図18は、データ移行期間中にデータ移行前後の両方のボリューム性能履歴を表示した場合の、管理クライアントにおけるデータ観点性能履歴のグラフを示す説明図である。すなわち、図16に示した管理クライアント19の性能履歴表示画面260において、データ観点での性能履歴のグラフを表示する際に、データ移行期間は、移行元ボリュームと移行先ボリュームの性能履歴を重ね合わせて表示した場合の、性能履歴表示領域1503の表示内容を示す。
図17との違いは、移行期間中は、移行元ボリュームの性能履歴1401と移行先ボリュームの性能履歴1402の、両方の性能履歴のグラフを重ね合わせて表示する点である。移行元ボリュームの性能履歴1401および移行先ボリュームの1402のグラフに対して、データが格納されていたボリュームを示すノーテーション1403,1404を表示する点と、データ移行期間の位置に、データ移行中であることを示すノーテーション1405を表示する点については、図17と同じである。
図18に示すグラフを表示するためには、データ観点の性能履歴1104の作成において、データ格納履歴情報1103を作成する際に、レコード1120の格納終了時間として、再配置履歴テーブルのレコード1111の再配置終了時間を設定し、レコード1121の格納開始時間として、再配置履歴テーブル227のレコード1111の再配置開始時間を設定することにより、実現可能である。
図19は、管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおいて、性能履歴表示の実行手順を示すフローチャートである。ストレージ性能監視プログラム252は、まず、ステップS1201において、図16に示した管理クライアント19の性能履歴表示画面260で指定された表示対象リソース(ボリュームまたはアレイグループ)を特定する識別子と表示する性能指標、性能表示の形式を取得する。
ボリュームまたはアレイグループの識別子は、1つまたは複数個取得される。性能表示形式はデータ移行中の移行元ボリュームと移行先ボリュームの性能履歴を重ね合わせて表示するか、もしくは省略するかの表示形式である。性能指標は、単位時間あたりのアクセス頻度(IOPS)、データ転送性能(Transfer)、CPU利用率(Busy rate)、応答性能(Response time)などである。
ステップS1202において、ステップS1201において取得したボリュームと指標に関するデータ観点の性能履歴1104(図12参照)を作成する。ステップS1202の処理の詳細は、図11および図12で説明した通りである。
ステップS1203において、ステップS1202で取得したデータ観点の性能履歴1104を用いて、ステップS1201で取得した表示形式で、時間と性能値でプロットをとったグラフを描画するための情報を作成する。表示形式が移行中の期間は表示を省略する場合は、移行中に相当する性能値の情報をデータ観点の性能履歴1104として取得せず、表示形式が移行中の期間は重ね合わせる場合は、いずれの情報も取得する。
また、性能履歴グラフに付けるボリュームのLDEVIDのノーテーションとデータ移行期間において、移行中であることを示すノーテーションの表示するための情報も本ステップにて作成する。以上の情報を元に性能履歴のグラフを作成し、管理クライアント19の性能履歴表示画面260に出力する。
本実施形態によれば、管理サーバ16は、ストレージのボリュームの性能情報を取得して、時系列のストレージ性能履歴情報としてハードディスク(記憶部)164に登録して管理し、ストレージのボリューム間のデータ移行履歴であるデータ再配置履歴情報をストレージから取得し、ストレージ性能履歴情報と前記データ再配置履歴情報とに基づいて、所定のデータの移行元ボリュームの性能履歴と、移行先ボリュームの性能履歴とを対応付けてハードディスク164に登録して管理することができる。
《第2の実施形態》
次にストレージ機器が仮想化機能を有する場合に、本発明が第1の実施形態と同様の効果をあげるための第2の実施形態について図20〜図30を参照して説明する。
図20は、本発明における第2の実施形態のシステムを示す構成図である。管理サーバ16における図1からの変更点は、ストレージ構成情報取得プログラム251、ストレージ性能監視プログラム252、ストレージ設定実行プログラム253が、それぞれ、仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951、仮想ストレージ性能監視プログラム1952、仮想ストレージ設定実行プログラム1953に置き換わっている点と、ハードディスク164に格納される情報のうち、ストレージ構成情報テーブル229が仮想ストレージ構成情報テーブル1929に置き換わっている点である。さらに、SAN11には、図1の移行元ストレージ機器12、移行先ストレージ機器14に対して、図20に示すように、外部ストレージ機器(外部接続ストレージ機器)31,32およびストレージ仮想化機器30が接続されている。なお、ホストクライアント10、管理クライアント19および表示装置20、入力装置21の構成は、図1と同じであるため、説明を省略する。
ストレージ仮想化機器30は、SANアダプタ301と、LANアダプタ302と、コントローラ303と、システムディスク304が、システムバス306で接続されたストレージ仮想化機能を提供する機器である。コントローラ303上には、データ再配置プログラム3031と、仮想ストレージ管理プログラム3032が、システムディスク304上には、データ再配置情報3041と、仮想ストレージ構成情報3043が格納される。
外部ストレージ機器31は、SANアダプタ310と、LANアダプタ311と、コントローラ312と、ストレージディスク313と、システムディスク314が、システムバス315で接続されたストレージ機器である。コントローラ312上に構成管理プログラム3121と、性能管理プログラム3123が、システムディスク314上に、構成情報3141が格納される。外部ストレージ機器32は、外部ストレージ機器31と同様の構成を有するストレージ機器である。
図21は、ストレージ仮想化機器が有するストレージ仮想化機能を示す説明図である。適宜図20を参照して説明する。ストレージ仮想化機器30が有するストレージ仮想化機能とは、(a)実領域を有するボリューム(以下、実ボリュームと呼ぶ)を、実領域を持たない仮想的なボリューム(以下、仮想ボリュームと呼ぶ)と対応付けることにより、ホストクライアント10から仮想ボリューム3051への入出力要求を実ボリューム3052に対する入出力要求に変換する機能(関係3061の機能)、(b)データ再配置プログラム3031による、仮想ボリューム3051から仮想ボリューム3053へのデータ移行3055後に、仮想ボリューム3051と実ボリューム3052との対応付けを、仮想ボリューム3051と、仮想ボリューム3053に対応付けられていた実ボリューム3054との対応付けに変更する機能(関係3062の機能)である。
対応付けを変更した結果は、仮想ストレージ構成情報3043に格納される。ストレージ仮想化機能により、ホストクライアント10の設定変更なしに、移行元ボリュームである実ボリューム3052に格納されたデータへのアクセスを、移行先ボリュームである、実ボリューム3054上に格納されたデータへのアクセスに変更することができる。
第1の実施形態におけるデータ移行との違いは、第1の実施形態のように、データ移行がストレージ機器単位に行われるのではなく、ストレージ仮想化機器を用いて、仮想ボリューム単位で行われる点である。
図22は、第2の実施形態における、管理サーバ上で動作するプログラムと、ストレージ仮想化機器および外部ストレージ機器上で動作するプログラムとの関係を示すモジュール関連図である。適宜図20を参照して説明する。
図2で示した第1の実施形態におけるモジュール関連図と異なるのは、ストレージ仮想化機器30では、移行先ストレージ機器14の構成管理プログラム216の代わりに、仮想ストレージ管理プログラム3032が、仮想ボリュームのデータ再配置情報3041と仮想ストレージ構成情報3043を管理する点である。
また、管理サーバ16上のプログラムは、ストレージ設定実行プログラム253と、ストレージ構成情報取得プログラム251と、ストレージ性能監視プログラム252が、仮想ストレージ設定実行プログラム1953と、仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951と、仮想ストレージ性能監視プログラム1952に変更されている点である。
さらに、管理サーバ16上のストレージ構成情報テーブル229は、仮想ストレージ構成情報テーブル1929に変更されている。外部ストレージ機器31,32は、第1の実施形態における移行元ストレージ機器12もしくは移行先ストレージ機器14のデータ再配置プログラム207、217を持たないストレージ機器である。その他の相違点は無いため、第2の実施形態においては、説明を省略する。
図23は、ストレージ仮想化機器の仮想ボリューム管理情報の一例を示す説明図である。図23に示すように、仮想ストレージ構成情報3043のうち、仮想ボリュームと実ボリュームの関係を表す。仮想ストレージ構成情報3043には、ストレージ仮想化機器30上の仮想ボリュームを特定する識別子である仮想LDEVID2101と、仮想ボリュームに対応付けられた外部ストレージ機器の実ボリュームを特定する識別子である実LDEVID2102が格納される。
以下では、管理サーバ16上の、仮想ストレージ設定実行プログラム1953と、仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951と、仮想ストレージ性能監視プログラム1952の3つのプログラムの処理手順について説明する。
図24は、管理サーバにおける仮想ストレージ設定実行プログラムの実行手順を示すフローチャートである。仮想ストレージ設定実行プログラム1953は、まず、ステップS2201において、仮想ストレージの設定にあたって必要な情報を取得する。図5で示したストレージ設定実行プログラム253のフローチャートのステップS401との処理内容の違いは、ストレージ仮想化機器30を用いたデータ移行は、ストレージ機器単位ではなく、ストレージ仮想化機器30上の仮想ボリュームを指定して、仮想ボリューム単位で実行する点である。このため、ストレージ設定要求画面262(図3参照)では、データ移行時には、ストレージ機器を特定するストレージ機器IDが指定されるのではなく、ストレージ仮想化機器30上の仮想ボリュームを特定するLDEVIDが指定される。
ステップS2202において、ステップS2201のステップで取得した情報を元に、ストレージ仮想化機器30のデータ再配置プログラム3031に対して仮想ボリューム間でのデータ移行を指示する。データ再配置プログラム3031は、図21に示したように、移行元の仮想ボリュームと対応付けられた実ボリュームに格納されたデータを移行先の仮想ボリュームに対応付けられた実ボリュームに移動し、移動が完了すると、仮想ボリュームと実ボリュームの対応付けを変更する。
ステップS2203において、仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951に対して、ストレージ仮想化機器30の仮想ストレージ管理プログラム3032よりデータ再配置情報3041と、仮想ストレージ構成情報3043を取得し、これらの情報から実LDEVIDでのデータ再配置情報を作成することを要求する。
図25は、仮想ストレージ構成情報取得プログラムが仮想ストレージ管理プログラムより取得するデータ再配置情報のデータ構造を示す説明図である。データ再配置情報3041には、再配置前LDEVID2401、再配置後LDEVID2402、再配置開始時刻2403、再配置終了時刻2404が含まれる。取得データは、移行元の仮想ボリュームのLDEVIDを再配置前LDEVID2401に、移行先の仮想ボリュームのLDEVIDを再配置後LDEVID2402に格納する。再配置開始時刻2403には、データ移行の開始時刻、再配置終了時刻2404には、データ移行の終了時刻が格納される。仮想ボリュームの新規割り当てを実行した場合は再配置前LDEVID2401および再配置開始時刻2403がブランクになり、ボリュームの割り当て解除の場合には、再配置後LDEVID2402および再配置終了時刻2404がブランクとなる。
図26は、管理サーバにおける仮想ストレージ構成情報取得プログラムの実行手順を示すフローチャートである。図24に示した仮想ストレージ設定実行プログラム1953のフローチャートのステップS2203で実行される。
仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951は、まず、ステップS2301において、ストレージ仮想化機器30のコントローラ303上の仮想ストレージ管理プログラム3032を経由して、システムディスク304からデータ再配置情報3041を取得する。
ステップS2302において、ストレージ仮想化機器30のコントローラ303上の仮想ストレージ管理プログラム3032を経由して、システムディスク304から仮想ストレージ構成情報3043を取得する。取得した仮想ストレージ構成情報は、仮想ストレージ構成情報テーブル1929に格納する。仮想ストレージ構成情報テーブル1929のデータ構造については、図28を参照して後記する。
ステップS2303において、ステップS2301およびステップS2302にて取得したデータ再配置情報3041と仮想ストレージ構成情報3043を対応付ける。その際、ステップS2302で取得した仮想ストレージ構成情報3043は、データ移行後に、実ボリュームとの対応関係が変更されている。このため、データ再配置情報3041と仮想ストレージ構成情報3043を用いて、データ移行前の時点での、実ボリュームのデータ再配置情報を作成する。実ボリュームのデータ再配置情報を作成方法については、図27を参照して後記する。
ステップS2304において、ステップS2303で作成した実LDEVデータ再配置情報に、DataIDを付与した上で、再配置履歴テーブル227(図22参照)に格納し、処理を終了する。実ボリュームのデータ再配置情報に対するDataIDの作成の方法は、図7のステップS502と同様であるため説明を省略する。
図27は、実ボリューム再配置履歴情報の作成方法を示す説明図である。ここでは、図26のステップS2303における、実ボリュームのデータ再配置情報3300の作成方法を、具体例を用いて説明する。図27では、図26のステップS2301で取得したデータ再配置情報3041の内容が「再配置前ボリュームが2:15/USP、再配置後のボリュームが3:15/USP」であり、図26のステップS2302で取得した仮想ストレージ構成情報3043の内容が「仮想ボリューム2:15/USPが実ボリューム1:32/DF2と対応、仮想ボリューム3:15/USPが実ボリューム2:31/DF1と対応」である場合に、実LDEVデータ再配置情報を作成する処理を説明する。
ステップS2302で取得した仮想ストレージ構成情報3043の内容は、データ移行の実行後のものであり、対応関係がデータ移行の実行前の状態から入れ替わっている。このため、まず、ステップS3310で、仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951は、データ再配置情報3041から取得した再配置前LDEVID2401が、仮想ストレージ構成情報3043の仮想LDEVID2101と一致するレコードの実LDEVID2102を取得する。この場合は、仮想LDEVID2:15/USPと3:15/USPに対応する実LDEVIDとして1:32/DF2と2:31/DF1が取得される。
次に、ステップS3311で、これらの仮想LDEVIDと実LDEVIDの対応関係を入れ替えることにより、データ移行実行前の時点での実ボリュームのデータ再配置情報「再配置前ボリュームが2:31/DF1、再配置後ボリュームが1:32/DF2」を作成する。再配置前ボリュームと再配置後ボリュームのLDEVIDを実ボリュームのデータ再配置情報3300の再配置前LDEVID3301、再配置後LDEVID3302に格納する。さらに、データ再配置情報3041の再配置開始時刻2403と再配置終了時刻2404を、実ボリュームのデータ再配置情報3300の再配置開始時刻3303と再配置終了時刻3304に格納することにより、実ボリュームのデータ再配置情報3300を作成することができる。
図28は、管理サーバにおける仮想ストレージ構成情報テーブルのデータ構造の一例として、仮想ボリュームの構成情報を示す説明図である。仮想ボリュームの仮想ストレージ構成情報テーブル1929には、仮想LDEVID3001、仮想ストレージ機器ID3002、仮想アレイグループID3003、実LDEVID3004、実ストレージ機器ID3005、実アレイグループID3006などの情報が登録される。
仮想LDEVID3001は、仮想ボリュームを特定する識別子である。仮想ストレージ機器ID3002は、仮想ボリュームが格納されるストレージ仮想化機器を特定する識別子である。仮想アレイグループID3003は、仮想ボリュームが作成された仮想アレイグループを特定する識別子である。実LDEVID3004は、仮想ボリュームに対応する実ボリュームを特定する識別子である。実ストレージ機器ID3005は、実ボリュームが格納されるストレージ機器を特定する識別子である。実アレイグループID3006は、実ボリュームが作成されたアレイグループを特定する識別子である。
図29は、管理サーバの仮想ストレージ性能監視プログラムにおける性能履歴表示処理の実行手順を示すフローチャートである。仮想ストレージ性能監視プログラム1952は、まず、ステップS2501において、管理クライアント19の性能履歴表示画面260で、ユーザから指定された情報を取得する。取得する情報は履歴を表示する対象となる仮想ボリュームの識別子、性能表示の形式、および表示する性能指標である。仮想ボリュームの識別子は、1つまたは複数個取得される。性能表示形式はデータ移行中の性能履歴を重ね合わせするか、もしくは省略するかの表示形式である。性能指標は単位時間あたりのアクセス頻度(IOPS)、データ転送性能(Transfer)、CPU利用率(Busy rate)応答性能(Response time)などである。
ステップS2502において、仮想ストレージ構成情報テーブル1929の仮想ボリュームと実ボリュームの関係を用いて、ステップS2501で取得した仮想ボリュームに対応する実ボリュームの情報を取得する。
ステップS2503において、前記ステップS2502で取得した実ボリュームと前記ステップS2501で取得した性能指標に関するデータ観点の性能履歴1104を作成する。データ観点の性能履歴1104の作成手順については、図11および図12を参照して説明した通りである。
ステップS2504において、ステップS2503で取得したデータ観点の性能履歴1104を用いて、ステップS2501で取得した表示形式で、時間と性能値でプロットをとったグラフを描画するための情報を作成する。表示形式が移行中の期間は表示を省略する場合は、移行中に相当する性能値の情報を、データ観点の性能履歴1104から取得せず、表示形式が移行中の期間は重ね合わせる場合は、いずれの情報も取得する。
また、仮想ストレージ構成情報テーブル1929より、仮想ボリュームとデータが格納されたボリュームの関係を取得し、性能履歴のグラフに付けるノーテーションにボリュームLDEVIDおよびデータが格納されたボリュームのLDEVIDを示すノーテーションと、データ移行期間において、移行中であることを示すノーテーションの表示するための情報も本ステップにて作成する。以上の情報を元に、管理クライアント19の性能履歴表示画面260(図16参照)に出力する。
図30は、管理クライアントの仮想ストレージ性能監視プログラムが、性能履歴表示画面の性能履歴表示領域に出力した仮想ボリュームのデータ観点の性能履歴のグラフの説明図である。この図では、仮想ストレージ性能監視プログラム1952が、データ移行前の性能履歴2601とデータ移行後の性能履歴2602をそれぞれ独立したグラフとして表示し、移行期間中は両方の履歴情報を省略している。そして、仮想ストレージ性能監視プログラム1952は、データ移行前の性能履歴2601およびデータ移行後の性能履歴2602に対して、仮想ボリュームと実際にデータが格納されたボリュームを示すノーテーション2603,2604を表示している。さらに、データ移行期間を示すノーテーション2605を表示している。
仮想ストレージ性能監視プログラム1952における、アラート表示処理については、第1の実施形態からの変更点はないため、説明を省略する。
本実施形態によれば、管理サーバ16は、ストレージのボリュームの性能情報を取得して、時系列のストレージ性能履歴情報としてハードディスク(記憶部)164に登録して管理し、ストレージ仮想化装置の仮想ボリューム間のデータ移行履歴であるデータ再配置履歴情報をストレージ仮想化装置から取得し、ストレージ仮想化装置の仮想ボリュームと前記ストレージに格納される実ボリュームの対応付け情報である仮想ボリューム管理情報を前記ストレージ仮想化装置から取得し、データ再配置履歴情報と仮想ボリューム管理情報に基づいて、実ボリュームで表される実ボリュームのデータ再配置履歴情報を作成してハードディスク164に登録し、ストレージ性能履歴情報と前記実ボリュームのデータ再配置履歴情報とに基づいて、所定のデータの移行元ボリュームの性能履歴と、移行先ボリュームの性能履歴とを対応付けてハードディスク164に登録して管理することができる。
《第3の実施形態》
次に、第2の実施形態でストレージ機器が仮想化機能を有する場合と同様に、仮想ボリュームの機能をホストクライアント上で実現する場合に、本発明が第2の実施形態と同様の効果をあげるための、第3の実施形態について図31〜図33を参照して説明する。
第2の実施形態では、仮想ボリュームの機能をストレージで実現する場合の構成について説明したが、第3の実施形態に示す仮想ボリュームの機能をホストクライアント上で実現する場合も、ホストクライアントが保持するボリューム管理情報を取得することにより、同様に実現することが可能である。
図31は、本発明における第3の実施形態のシステムを示す構成図である。管理サーバ16における図20からの変更点として、仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951、仮想ストレージ性能監視プログラム1952、仮想ストレージ設定実行プログラム1953は、それぞれ、ボリューム情報取得プログラム2751、ボリューム性能監視プログラム2752、ボリューム設定実行プログラム2753に置き換わっている。また、仮想ストレージ構成情報テーブル1929は、ボリューム情報テーブル2729に置き換わっている。SAN11には、ホストクライアント10と、ストレージ機器41,42が接続される。なお、管理クライアント19および表示装置20、入力装置21の構成は、第2の実施形態のシステム構成図である図20と同じであるため、説明を省略する。
ホストクライアント10は、SANアダプタ101と、LANアダプタ110と、CPU111と、メモリ103と、ハードディスク107が、システムバス106で接続されたコンピュータである。メモリ103上には、データ転送プログラム104と、ボリューム管理プログラム105が、ハードディスク107上には、データ転送履歴情報108と、ボリューム管理情報109が格納される。
ストレージ機器41は、SANアダプタ410と、LANアダプタ411と、コントローラ412と、ストレージディスク413と、システムディスク414が、システムバス415で接続されたストレージ機器である。コントローラ412上に構成管理プログラム4121と、性能管理プログラム4123が、システムディスク414上に、構成情報4141が格納される。ストレージ機器42は、ストレージ機器41と同様の構成を有するストレージ機器である。これらのストレージ機器41、42は、第2の実施形態における外部ストレージ機器31,32と同じ構成のストレージ機器である。
図32は、ホストクライアントが有するボリューム管理プログラムの機能を示す説明図である。ボリューム管理プログラム105のボリューム管理機能とは、ホストクライアントのOS(Operating System)上に構築される仮想デバイスファイルとデバイスファイルを通じてストレージ機器の実ボリュームに対する対応関係を管理する機能である。デバイスファイルにより、アクセスする実ボリュームは一意に特定できるため、ボリューム管理プログラム105では、仮想デバイスファイルとデバイスファイルの関係を変更すること(例えば、関係3161から、関係3162へ変更すること)により、仮想デバイスファイルに対応付けられたボリュームを変更することができる。仮想デバイスファイルとデバイスファイルの対応付けの情報は、ボリューム管理情報109として保持される。
データ移行する場合は、データ転送プログラム104が、デバイスファイル3151からデバイスファイル3153へのデータ転送3155を実行する。この際に、ストレージ機器41に格納された実ボリューム3152から、ストレージ機器42に格納された実ボリューム3154へのデータの転送が行われる。そして、ボリューム管理プログラム105が、ボリューム管理情報109の仮想デバイスファイルと、デバイスファイルおよびボリュームとの関係を変更することにより、データ転送が完了する。
図33は、第3の実施形態における、管理サーバと、ホストクライアント上で動作するプログラムのモジュール関連図である。図22で示した第2の実施形態におけるモジュール関連図と異なるのは、(a)ホストクライアント10では、ストレージ仮想化機器30の仮想ストレージ管理プログラム3032の代わりに、ボリューム管理プログラム105が、デバイスファイルで特定できるボリューム間のデータ転送履歴情報108と、ボリューム管理情報109を管理する点と、(b)管理サーバ16上のプログラムは、仮想ストレージ設定実行プログラム1953と、仮想ストレージ構成情報取得プログラム1951と、仮想ストレージ性能監視プログラム1952が、ボリューム設定実行プログラム2753と、ボリューム情報取得プログラム2751と、ボリューム性能監視プログラム2752に変更されている点である。
また、管理サーバ16上の仮想ストレージ構成情報テーブル1929は、ボリューム情報テーブル2729に変更されている。ストレージ機器41、42は、第2の実施形態における外部ストレージ機器31と同じ構成のストレージ機器である。第2の実施形態において、管理クライアント19上に表示するストレージ設定要求画面262は、ホストクライアント10に対するボリューム設定要求画面2801に変更となる。
第3の実施形態では、ホストクライアントにおいて、データ移行を実行した場合であっても、ホストクライアントにおけるデータ格納先であるファイルシステムとストレージ機器のボリュームとを関連付けて管理することにより、第2の実施形態における仮想ボリュームと実ボリュームを対応付けたデータ観点の性能履歴を参照と同様に、ファイルシステムとボリュームを対応付けたデータ観点の性能履歴を表示することが可能である。実現方法に関しては、仮想ボリュームと実ボリュームの関係を仮想デバイスファイルとボリュームの関係に置き換えることで、第2の実施形態と同様の方法で実現できるため、詳細な説明は省略する。
第3の実施形態によれば、管理サーバ16は、ストレージのボリュームの性能情報を取得して、時系列のストレージ性能履歴情報としてハードディスク(記憶部)164に登録して管理し、ホストの仮想的なデバイスファイルで表されるデータ再配置情報をホストクライアント10から取得し、ホストの仮想的なデバイスファイルと前記ストレージの実ボリュームの対応付け情報であるボリューム管理情報をホストクライアント10から取得し、データ再配置情報と前記ボリューム管理情報に基づいて、実ボリュームで表される実ボリュームのデータ再配置情報を作成してハードディスク164に登録し、ストレージ性能履歴情報と前記実ボリュームのデータ再配置履歴情報とに基づいて、所定のデータの移行元ボリュームの性能履歴と、移行先ボリュームの性能履歴とを対応付けてハードディスク164に登録して管理することができる。
本発明によれば、管理サーバ16は、ストレージ構成情報取得プログラム251により、再配置履歴テーブル227に格納した、ストレージ機器のボリュームに格納されたデータの他のボリュームへの移行履歴の情報である再配置履歴情報、および、ストレージ構成情報テーブル229に格納したストレージ構成情報と、ストレージ性能情報取得プログラム250により、ストレージ性能履歴テーブル226に格納した各ボリュームの性能履歴から、ストレージ性能監視プログラム252を用いて、ボリュームに格納されたデータの論理的な格納場所というデータ観点の性能履歴を生成し、性能履歴のグラフを表示もしくは性能変動を検知してアラート表示することができる。
本発明における第1の実施形態のシステムを示す構成図である。 第1の実施形態における、管理サーバ上で動作するプログラムと、移行元ストレージ機器および移行先ストレージ機器上で動作するプログラムとの関係を示すモジュール関連図である。 ストレージ設定要求画面の表示内容の一例を示す説明図である。 ボリューム間のデータ移行時の、ボリュームとアレイグループの関係を示す説明図である。 管理サーバにおけるストレージ設定実行プログラムの実行手順を示すフローチャートである。 データ再配置情報のデータ構造を示す説明図である。 管理サーバにおけるストレージ構成情報取得プログラムの実行手順を示すフローチャートである。 管理サーバにおけるストレージ構成情報テーブルのデータ構造の一例として、ボリュームの構成情報を示す説明図である。 管理サーバにおける再配置履歴テーブルのデータ構造を示す説明図である。 管理サーバにおけるストレージ性能履歴テーブルのデータ構造を示す説明図である。 管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおけるデータ観点の性能履歴の作成手順を示すフローチャートである。 管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおけるデータ観点の性能履歴の作成手順を示す説明図である。 管理サーバのストレージ性能監視プログラムのアラート表示処理において、データ観点の性能履歴を用いて、データ移行前後における性能平均値の劣化、性能ワースト値の劣化、性能変動幅の劣化を検出する方法を示す説明図である。 管理クライアントにおけるアラート表示画面の一例を示す説明図である。 管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおけるアラート表示処理の実行手順を示すフローチャートである。 管理クライアントにおける性能履歴表示画面の一例を示す説明図である。 データ移行期間中の性能履歴表示を省略した場合の管理クライアントにおけるデータ観点性能履歴のグラフを示す説明図である。 データ移行期間中にデータ移行前後の両方のボリューム性能履歴を表示した場合の、管理クライアントにおけるデータ観点性能履歴のグラフを示す説明図である。 管理サーバのストレージ性能監視プログラムにおいて、性能履歴表示の実行手順を示すフローチャートである。 本発明における第2の実施形態のシステムを示す構成図である。 ストレージ仮想化機器が有するストレージ仮想化機能を示す説明図である。 第2の実施形態における、管理サーバ上で動作するプログラムと、ストレージ仮想化機器および外部ストレージ機器上で動作するプログラムとの関係を示すモジュール関連図である ストレージ仮想化機器の仮想ボリューム管理情報の一例を示す説明図である。 管理サーバにおける仮想ストレージ設定実行プログラムの実行手順を示すフローチャートである。 仮想ストレージ構成情報取得プログラムが仮想ストレージ管理プログラムより取得するデータ再配置情報のデータ構造を示す説明図である。 管理サーバにおける仮想ストレージ構成情報取得プログラムの実行手順を示すフローチャートである。 実ボリューム再配置履歴情報作成方法を示す説明図である。 管理サーバにおける仮想ストレージ構成情報テーブルのデータ構造の一例として、仮想ボリュームの構成情報を示す説明図である。 管理サーバの仮想ストレージ性能監視プログラムにおける性能履歴表示処理の実行手順を示すフローチャートである。 管理クライアントの仮想ストレージ性能監視プログラムが、性能履歴表示画面の性能履歴表示領域に出力した仮想ボリュームのデータ観点の性能履歴のグラフの説明図である。 本発明における第3の実施形態のシステムを示す構成図である。 ホストクライアントが有するボリューム管理プログラムの機能を示す説明図である。 第3の実施形態における、管理サーバと、ホストクライアント上で動作するプログラムのモジュール関連図である。
符号の説明
10 ホストクライアント
11 SAN
12 移行元ストレージ機器
13 データ転送パス
14 移行先ストレージ機器
15 LAN
16 管理サーバ
19 管理クライアント
20 表示装置
21 入力装置
30 ストレージ仮想化機器(ストレージ仮想化装置)
31,32 外部ストレージ機器
41,42 ストレージ機器
101,121,141,301,311,410 SANアダプタ
104 データ転送プログラム
105 ボリューム管理プログラム
106,126,146,165,306,315,415 システムバス
107,164 ハードディスク
108 データ転送履歴情報
109 ボリューム管理情報
110,125,145,161,302,311,411 LANアダプタ
111,162 CPU
122,142,303,312,412 コントローラ
123,143,305,313,413 ストレージディスク
124,144,304,314,414 システムディスク
127,147 データ転送ポート
103,163 メモリ
201,211 データ再配置情報
202,212 構成情報
205,215 性能管理プログラム
206,216 構成管理プログラム
207,217 データ再配置プログラム
226 ストレージ性能履歴テーブル
227 再配置履歴テーブル
228 構成情報管理プログラム
229 ストレージ構成情報テーブル
250 ストレージ性能情報取得プログラム
251 ストレージ構成情報取得プログラム
252 ストレージ性能監視プログラム
253 ストレージ設定実行プログラム
801A 移行前の性能平均値
801B1,801B2,801B3 移行後の性能平均値
802A 移行前の性能ワースト値
802B1,802B2,802B3 移行後の性能ワースト値
803A 移行前の性能変動幅
803B 移行後の性能変動幅
804 移行前性能算出期間
805 移行後性能算出間隔
806 移行後性能監視期間
1103 データ格納履歴情報
1104 データ観点の性能履歴
1301,1401 データ移行前のボリュームの性能履歴
1302,1402 データ移行後のボリュームの性能履歴
1303,1403 データ移行前のボリュームを表すノーテーション
1304,1404 データ移行後のボリュームを表すノーテーション
1305,1405 データ移行期間を示すノーテーション
1501 対象リソース選択領域
1502 性能指標および表示形式選択領域
1503 性能履歴表示領域
1601 データ移行元アレイグループ
1602 データ移行先アレイグループ
1603,1604 データ移行元アレイグループに属するデータ移行元ボリューム以外のボリューム
1605 データ移行元ボリューム
1606,1608 データ移行先アレイグループに属するデータ移行先ボリューム以外のボリューム
1607 データ移行先ボリューム
1929 仮想ストレージ構成情報テーブル
1951 仮想ストレージ構成情報取得プログラム
1952 仮想ストレージ性能監視プログラム
1953 仮想ストレージ設定実行プログラム
2729 ボリューム情報テーブル
2751 ボリューム情報取得プログラム
2752 ボリューム性能監視プログラム
2753 ボリューム設定実行プログラム
3031 データ再配置プログラム
3032 仮想ストレージ管理プログラム
3041 データ再配置情報
3043 仮想ストレージ構成情報
3121,4121 構成管理プログラム
3123,4123 性能管理プログラム
3141,4141 構成情報
3300 実ボリュームのデータ再配置情報

Claims (13)

  1. 1つ以上のストレージと、前記ストレージを管理する管理サーバとを備えるシステムにおいて、前記ストレージのボリューム内に格納するデータを、他のボリュームへ移行した場合の前記データの移行に伴う性能履歴の管理方法であって、
    前記管理サーバは、
    前記ストレージのボリュームの性能情報を取得して、時系列のストレージ性能履歴情報として記憶部に登録して管理し、
    前記ストレージのボリューム間のデータ移行履歴であるデータ再配置履歴情報を前記ストレージから取得し、
    前記ストレージ性能履歴情報と前記データ再配置履歴情報とに基づいて、所定のデータの移行元ボリュームの性能履歴と、移行先ボリュームの性能履歴とを対応けて前記記憶部に登録して管理し、
    前記対応づけて管理される両方の性能履歴を時系列で合成するとともに、データ移行の発生情報、移行前後のボリューム情報を付加することにより、データ観点の性能履歴情報を生成するに際し、
    前記ストレージのボリュームの新規割り当て、他のボリュームへの移行、移行先のボリュームの割り当て解除までの期間について、前記データのライフサイクルに対応した前記データ観点の性能履歴情報を生成する
    ことを特徴とする性能履歴の管理方法。
  2. 1つ以上のストレージと、前記ストレージの実領域である実ボリュームを仮想的なボリュームと対応付けるストレージ仮想化装置と、前記ストレージおよび前記ストレージ仮想化装置を管理する管理サーバとを備えるシステムにおいて、前記ストレージのボリューム内に格納するデータを、他のボリュームへ移行した場合の前記データの移行に伴う性能履歴の管理方法であって、
    前記管理サーバは、
    前記ストレージのボリュームの性能情報を取得して、時系列のストレージ性能履歴情報として記憶部に登録して管理し、
    前記ストレージ仮想化装置の仮想ボリューム間のデータ移行履歴であるデータ再配置履歴情報を前記ストレージ仮想化装置から取得し、
    前記ストレージ仮想化装置の仮想ボリュームと前記ストレージに格納される実ボリュームの対応付け情報である仮想ボリューム管理情報を前記ストレージ仮想化装置から取得し、
    前記データ再配置履歴情報と前記仮想ボリューム管理情報に基づいて、実ボリュームで表される実ボリュームのデータ再配置履歴情報を作成して前記記憶部に登録し、
    前記ストレージ性能履歴情報と前記実ボリュームのデータ再配置履歴情報とに基づいて、所定のデータの移行元ボリュームの性能履歴と、移行先ボリュームの性能履歴とを対応けて前記記憶部に登録して管理し、
    前記対応づけて管理される両方の性能履歴を時系列で合成するとともに、データ移行の発生情報、移行前後のボリューム情報を付加することにより、データ観点の性能履歴情報を生成するに際し、
    前記ストレージのボリュームの新規割り当て、他のボリュームへの移行、移行先のボリュームの割り当て解除までの期間について、前記データのライフサイクルに対応した前記データ観点の性能履歴情報を生成する
    ことを特徴とする性能履歴の管理方法。
  3. 1つ以上のストレージと、前記ストレージの実領域である実ボリュームを仮想的なデバイスファイルと対応付け、および実ボリューム間でのデータ転送後に仮想的なデバイスファイルと、実ボリュームの対応付けを変更することにより、移行先のボリュームに継続してアクセスするホストと、前記ストレージおよび前記ホストを管理する管理サーバとを備えるシステムにおいて、前記ストレージのボリューム内に格納するデータを、他のボリュームへ移行した場合の前記データの移行に伴う性能履歴の管理方法であって、
    前記管理サーバは、
    前記ストレージのボリュームの性能情報を取得して、時系列のストレージ性能履歴情報として記憶部に登録して管理し、
    前記ホストの仮想的なデバイスファイルで表されるデータ再配置情報を前記ホストから取得し、
    前記ホストの仮想的なデバイスファイルと前記ストレージの実ボリュームの対応付け情報であるボリューム管理情報を前記ホストから取得し、
    前記データ再配置情報と前記ボリューム管理情報に基づいて、実ボリュームで表される実ボリュームのデータ再配置履歴情報を作成して前記記憶部に登録し、
    前記ストレージ性能履歴情報と前記実ボリュームのデータ再配置履歴情報とに基づいて、所定のデータの移行元ボリュームの性能履歴と、移行先ボリュームの性能履歴とを対応けて前記記憶部に登録して管理し、
    前記対応づけて管理される両方の性能履歴を時系列で合成するとともに、データ移行の発生情報、移行前後のボリューム情報を付加することにより、データ観点の性能履歴情報を生成するに際し、
    前記ストレージのボリュームの新規割り当て、他のボリュームへの移行、移行先のボリュームの割り当て解除までの期間について、前記データのライフサイクルに対応した前記データ観点の性能履歴情報を生成する
    ことを特徴とする性能履歴の管理方法。
  4. 前記管理サーバは、前記データ観点の性能履歴情報から、所定の表示仕様に従った性能履歴のグラフを作成し、表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の性能履歴の管理方法。
  5. 前記管理サーバは、前記データ観点の性能履歴情報に基づいて、前記移行元ボリュームの性能履歴のグラフと、前記移行先ボリュームの性能履歴のグラフのそれぞれについて表示し、前記移行元ボリュームおよび前記移行先ボリュームを特定する情報を付記して表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の性能履歴の管理方法。
  6. 前記管理サーバは、前記移行前ボリュームの性能履歴のグラフと前記移行後ボリュームの性能履歴のグラフの不連続ポイントにおいて、不連続となった理由を付記して表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の性能履歴の管理方法。
  7. 前記管理サーバは、前記データ観点の性能履歴情報に基づいて、前記移行元ボリュームの性能履歴のグラフと、前記移行先ボリュームの性能履歴のグラフのそれぞれについて時系列に表示し、データ移行期間中の性能履歴に関しては、移行前のボリューム性能値と移行後のボリュームの性能値の両方を表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の性能履歴の管理方法。
  8. 前記管理サーバは、前記データ観点の性能履歴情報に基づいて、前記移行元ボリュームの性能履歴のグラフと、前記移行先ボリュームの性能履歴のグラフのそれぞれについて時系列に表示し、データ移行期間中の性能履歴に関しては、性能表示を省略する
    ことを特徴とする請求項に記載の性能履歴の管理方法。
  9. 前記管理サーバは、外部からの指示入力を受け付ける入力部を備え、
    前記入力部からデータ移行前後のボリュームに関連するリソースを1つまたは複数指定することによって、選択されたリソースの性能履歴のグラフを所定の表示仕様に従って、表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の性能履歴の管理方法。
  10. 前記管理サーバは、前記データ観点の性能履歴情報に基づいて、前記移行元ボリュームの所定期間におけるデータ移行前性能値を算出し、前記移行後ボリュームの所定期間におけるデータ移行後性能値を算出し、前記データ移行前性能値と前記データ移行後性能値を比較することにより、性能劣化の検出を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の性能履歴の管理方法。
  11. 前記管理サーバは、前記移行前ボリュームの性能履歴と前記移行後ボリュームの性能履歴を性能履歴の平均値、ワースト値、変動幅のうち少なくとも1つの性能指標について、劣化状態の検知に関する設定に基づいて監視を行い、設定された条件を満たすことを検知すると、劣化状態となった監視対象を特定するための情報であるアラート情報を出力する
    ことを特徴とする請求項10に記載の性能履歴の管理方法。
  12. 前記管理サーバは、
    作成した前記データ観点の性能履歴から、所定の表示仕様に従った性能履歴のグラフを作成し、性能履歴のグラフを移行前のボリュームと移行後のボリュームのそれぞれについて表示し、各性能履歴のグラフに仮想ボリュームと前記ストレージに格納される実ボリュームの対応を特定する情報を付記して表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の性能履歴の管理方法。
  13. 1つ以上のストレージと、前記ストレージを管理する管理サーバとを備え、前記ストレージのボリューム内に格納するデータを、他のボリュームへ移行した場合の前記データの移行に伴う性能履歴の管理システムであって、
    前記管理サーバは、
    前記ストレージのボリュームの性能情報を取得して、時系列のストレージ性能履歴情報を記憶部に登録して管理するストレージ性能情報取得手段と、
    前記ストレージのボリューム間のデータ移行履歴であるデータ再配置履歴情報を前記ストレージから取得するストレージ構成情報取得手段と、
    前記ストレージ性能履歴情報と前記データ再配置履歴情報とに基づいて、所定のデータの移行元ボリュームの性能履歴と、移行先ボリュームの性能履歴とを対応けて前記記憶部に登録して管理し、前記対応づけて管理される両方の性能履歴を時系列で合成するとともに、データ移行の発生情報、移行前後のボリューム情報を付加することにより、データ観点の性能履歴情報を生成し監視するストレージ性能監視手段と、を有し、
    前記ストレージ性能監視手段は、前記所定のデータに対するデータ観点の性能履歴の管理として、前記ストレージのボリュームの新規割り当て、他のボリュームへの移行、移行先のボリュームの割り当て解除までの期間について、前記データのライフサイクルに対応した前記データ観点の性能履歴情報を生成する
    ことを特徴とする性能履歴の管理システム。
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