JP5122970B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、固体高分子電解質膜と、固体高分子電解質膜の両面に配置されるアノード側触媒体及びカソード側触媒体とを備える燃料電池に関する。
燃料電池システムであって、特に燃料電池のアノードに誘導された水素とカソード側に誘導された酸素により膜電極接合体(以下MEA;Membrane Electrode Assemblyと記載)が発電する燃料電池システムが知られている。
従来、上記燃料電池システムでは、セパレータ上に形成された流路中に水素が供給されていた。
ところが、このような流路構造では、水素が導入される導入口付近から、水素が排出される排出口付近に向かって水素の濃度分布が形成される。そしてMEA上のアノード側触媒体に供給される水素濃度が面内で不均一となることで、出力電圧のばらつきを生じさせて出力電圧を低下させるという問題があった。
上記問題を解決するために、セパレータに複数の突起物を形成し、当該複数の突起物のパターンにより水素の濃度分布を均一化する技術が提供されている(特開2002−117870号公報)。
なお、上述の水素の濃度分布とは、単位体積あたりに存在する水素質量を示すものとし、以下の説明でも全て同じ意味をなすものとする。
ところが、上記特許文献に記載されている水素を供給するための供給機構は、従来の流路構造と同じく、アノード側触媒体の縁付近において水素が導入される導入口と水素が排出される排出口とを備えている。また、当該供給機構は、当該導入口と当該排出口との間にはアノード側触媒体の全面に水素を行渡らせる誘導路を備えている。
このような供給機構では、アノード側触媒体の互いに向かい合う縁付近のそれぞれに導入口と排出口とが配置されており、両者間の距離が長い。このため、導入口付近から排出口に向かって水素の濃度が次第に低くなり、アノード側触媒体上のうちの水素濃度が比較的に低い部分ではそれ以外の部分に比べて出力電圧が低下し、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができない場合があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、水素濃度分布の不均一を抑制し、出力電圧を向上させることができる燃料電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の特徴は、本発明の燃料電池が、固体高分子電解質膜と、その固体高分子電解質膜の両面に配置されるアノード側触媒体及びカソード側触媒体と、アノード側触媒体が固体高分子電解質膜と向かい合う側とは反対側においてアノード側触媒体と向かい合わせに配置され、アノード側触媒体の面の中心に向けて外部から供給された燃料を誘導する燃料誘導部とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、燃料がアノード側触媒体中心から放射状に広がることから、アノード側触媒体の縁に備えられた導入口から水素を供給するよりも、水素濃度の不均一となる領域が小さくなり、出力電圧を向上させることができる。
本発明に係る第2の特徴は、上述の燃料誘導部が、外部から供給された燃料の速度を、供給時よりも遅くするための機構を備えることを要旨とする。
本発明に係る第3の特徴は、本発明の燃料電池が、アノード側触媒体の面の法線方向に沿って、外部から供給された燃料をアノード側触媒体に誘導するための機構を備えることを要旨とする。
本発明に係る第4の特徴は、上述の機構として、燃料誘導部が、アノード側触媒体から離間して配置され、アノード側触媒体と向かい合わせに配置されるアノード側部材を備え、このアノード側部材は、アノード側触媒体の面の中心に対応する位置に連通孔を備えることを要旨とする。
本発明に係る第5の特徴は、アノード側触媒体及び連通孔はそれぞれ複数備えられており、各連通孔は、アノード側触媒体のそれぞれの面の中心に対応する位置に備えることを要旨とする。
本発明に係る第6の特徴は、本発明の燃料電池が、アノード側触媒体及び連通孔をそれぞれ複数備え、各連通孔は、アノード側触媒体のそれぞれの面の中心に対応する位置に備えられており、上述の燃料誘導部は、燃料が供給される導入路と、導入路に接続され、導入路に供給された燃料を連通孔に誘導する誘導路とを備え、導入路は、誘導路に接続される終端口を備え、上述の複数の誘導路は、第1誘導路と、終端口から連通孔に向かう方向の長さが第1誘導路よりも長い第2誘導路とを備え、第1誘導路の断面積が第2誘導路の断面積よりも小さいことを要旨とする。
本発明に係る第7の特徴は、本発明の燃料電池が、アノード側触媒体及び連通孔が複数備えられ、各連通孔が、アノード側触媒体のそれぞれの面の中心に対応する位置に備えられており、燃料誘導部は、燃料が供給される導入路と、導入路に接続され、導入路に供給された燃料を連通孔に誘導する誘導路とを備え、導入路は、誘導路に接続される終端口を備え、複数の連通孔は、第1連通孔と、第1連通孔と終端口との間の距離よりも長い距離の場所に配置される第2連通孔を備え、第1連通孔の面積が第2連通孔の面積よりも小さいことを要旨とする。
本発明に係る第8の特徴は、本発明の燃料電池が、固体高分子電解質膜と、その固体高分子電解質膜の両面に配置されるアノード側触媒体及びカソード側触媒体と、アノード側触媒体が固体高分子電解質膜と向かい合う側とは反対側において、アノード側触媒体と向かい合わせに配置され、アノード側触媒体の面の複数個所に向けて外部から供給された燃料を誘導する燃料誘導部とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、連通孔が一つのときに比べて、複数の連通孔を備えた方が、全体の開口面積が大きくなる。このため、連通孔が一つのときよりも、連通孔から所から供給排出される燃料の流速が低減するため、アノード側触媒体に対してほぼ均等の圧力で燃料を吹き付けることができ、アノード側触媒体上の燃料濃度分布をより均一化させることができる。
本発明に係る第9の特徴は、上述の燃料誘導部が、外部から供給された燃料の速度を、供給時よりも遅くするための機構を備えることを要旨とする。
本発明に係る第10の特徴は、アノード側触媒体の面の法線方向に沿って、外部から供給された燃料を誘導するための機構を備えることを要旨とする。
本発明に係る第11の特徴は、上述の機構として、燃料誘導部が、アノード側触媒体から離間して配置され、アノード側触媒体と向かい合わせに配置されるアノード側部材を備え、アノード側部材が、アノード側触媒体の面の複数個所のそれぞれに対応する位置に連通孔を備えることを要旨とする。
本発明に係る第12の特徴は、上述の連通孔が3つ以上備えられており、アノード側部材が、上述の3つ以上の連通孔を通る線によって形成される多角形面を備えており、アノード側部材の正面視において、この多角形面は、アノード側触媒体の面の重心と重なる位置に配置されることを要旨とする。
本発明に係る第13の特徴は、このように上述した構成のいずれかに該当する燃料電池と、燃料を燃料電池の燃料誘導部に供給する燃料供給部とを備える燃料電池システムを構成することを要旨とする。
本発明に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る燃料電池の分解斜視図の一例を示す図である。 第1実施形態に係る燃料電池のアノード側部材の構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る燃料電池の燃料導入部材の構成を示す斜視図である。 図2におけるF5−F5断面における水素の流れを示す図である。 本発明に係る燃料電池における水素の流れを示す図である。 第1実施形態の第1変形例に係る燃料電池の分解斜視図の一例を示す図である。 第1実施形態の第1変形例に係る燃料電池のアノード側部材の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の第1変形例に係る燃料電池の燃料導入部材の構成を示す斜視図である。 図9に示した燃料導入部材の構成を示す正視図である。 図10におけるA−A断面を示した断面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る燃料電池のアノード側部材の各連通孔から流出する水素流量を示すグラフである。 第1実施形態の第2変形例に係る燃料電池のアノード側部材の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の第2変形例に係る燃料電池のアノード側部材の各連通孔から流出する水素流量を示すグラフである。 第2実施形態に係る燃料電池のアノード側部材の構成を示す斜視図である。 第2実施形態の第1変形例に係る燃料電池のアノード側部材の構成を示す斜視図である。 第2実施形態の第2変形例に係る燃料電池のアノード側部材の構成を示す斜視図である。 第3実施形態に係る燃料電池の構成を示す斜視図である。
以下、本発明に係る燃料電池の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図面において同一の引用符号で表した構成要素は、各図面共通で同一の構成要素を示すものとする。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る燃料電池システムの構成図を示したものである。
図1において燃料電池システム1は、燃料供給部100と、燃料電池200と、制御回路300とを備える。
燃料供給部100は、水素を発生させる機能を有する全ての構成が適用可能であるが、例えば水素発生物質と水素発生促進物質を混合して水素を放出する構成であってもよい。好ましくは、燃料供給部100は、水素発生物質として水素化ホウ素ナトリウム、水素発生促進物質としてリンゴ酸水溶液をを混合して水素を放出する構成であっても良い。
また水素発生物質と水素発生促進物質の組み合わせとしては、上述した例のほか、水素発生物質は加水分解型の金属水素化物であれば全て適用可能で、水素発生促進物質は有機酸および無機酸あるいはルテニウムなど、水素発生触媒であれば全て適用可能である。
さらに、水素発生物質が水素化ホウ素ナトリウム水溶液で水素発生促進物質がリンゴ酸粉末というように、水素発生物質と水素発生促進物質の組み合わせは、混合することによって水素を発生する物質であれば全て適用可能である。
また、水素発生部に用いられる反応としては、金属と塩基性あるいは酸性水溶液の組み合わせであっても良い。
さらに水素発生部においては、アルコール、エーテル、ケトン類を水蒸気改質して水素を得るメタノール改質型や、ガソリン、灯油、天然ガスといった炭化水素を水蒸気改質して水素を得る炭化水素改質型など、加水により水素を発生する構成であれば全て適用可能である。
さらに水素発生部の構成の変形例としては、水素吸蔵合金を用いた構成や水素を封入したボンベであっても良い。
制御回路300は、燃料電池200に接続される。制御回路300は、燃料電池200によって供給される電圧により駆動する。
図2は、燃料電池200の一例を示す分解斜視図である。図2に示すように燃料電池200は、MEA210と、燃料誘導部220と、カソード側押さえ部材230と、アノード側押さえ部材240とを備える。また、燃料電池200は、MEA210を挟んでアノード側、カソード側にそれぞれ設置されるガス拡散部材(不図示)及び集電体(不図示)を備える。
MEA210は、固体高分子電解質膜211と、固体高分子電解質膜211の両面に設置されたカソード側触媒体212及びアノード側触媒体(不図示)とを備える。このアノード側触媒体は、カソード側触媒体212と略同形の大きさを有している。
図2において、MEA210の外形寸法は80×63×0.03mmであり、触媒体のサイズは、カソード、アノードいずれも70×53×0.03mmである。
燃料誘導部220は、アノード側触媒体が固体高分子電解質膜211と向かい合う側とは反対側に配置され、アノード側触媒体の面の中心に向けて外部から供給された燃料を誘導する。また、燃料誘導部220は、外部から供給された水素の速度を、供給時よりも遅くする機能を備えていても良い。
本実施形態における燃料誘導部200は、MEA210のアノード側触媒体側にアノード側触媒体と略平行に構成される。燃料誘導部200は、アノード側触媒体から離間して配置され、アノード側触媒体と向かい合わせに配置されるアノード側部材221を備える。燃料誘導部200は、アノード側部材221がアノード側触媒体と向かい合う側とは反対側に配置され、アノード側部材221を用いて導入された燃料を一時的に貯留する燃料導入部材222を備える。
カソード側押さえ部材230とアノード側押さえ部材240とは、いずれも燃料をMEA210に誘導する貫通部を備え、かつMEA210、図示しないガス拡散部材、集電体を挟持する。
一例として図2では、カソード側押さえ部材230及びアノード側押さえ部材240には、格子状の貫通部が形成されている。なお、貫通部は、格子状に限定される分けではなく、燃料を通す形状であればよい。
またカソード側押さえ部材230とアノード側押さえ部材240は互いに異なる形状であっても良い。またカソード押さえ部材230、アノード押さえ部材240の材質は、プラスチックやセラミックなどの絶縁体であっても良いし、金属などの導電体であっても良い。
また、燃料電池200の構成として、集電体を含まない構成とすることも可能で、その場合はカソード押さえ部材230とアノード押さえ部材240は導電性を有する材質で構成される。
図3は、図2に示した燃料電池200におけるアノード側部材221の構成を示す斜視図である。アノード側部材221は、板形状の部材のアノード側触媒体側に備えられた凹部221−1と、連通孔221−2と、第1排出口221−3とを備える。
凹部221−1は、アノード側部材221をアノード側触媒体側から正視したときに前面から深さを持つように形成される。
凹部221−1の底面はアノード側触媒体面と平行であることが好ましいが、特にこれに限定されず、例えばアノード側触媒体面に対して斜めの形状であっても良い。またキャ凹部底面の大きさは、アノード側触媒体の大きさよりも大きいことが好ましい。
連通孔221−2は円形状であることが好ましい。本実施形態における連通孔221−2は、アノード側触媒体の中心(重心)から引かれるアノード側触媒体面の法線上に位置される。
また連通孔221−2は、上述の円形状以外の形状でもよく、その場合にも、連通孔221−2の重心が上述の法線上に位置するように配置される。
図3に示したアノード側部材221のサイズは、外形寸法が80×70×1.5mm、凹部221−1は、アノード側部材221の正視図に対して前面から0.5mmの深さであり、寸法は70×53mmとした。
また連通孔221−2の径はφ10mmとした。
第1排出口221−3は、発電時においてカソード側触媒体からアノード側触媒体に流入した水を外部へ排出するために設置される。なお、第1排出口221−3は、設置されなくても本発明に記載の機能を限定するものではない。
図4は、図2に示した燃料電池200における燃料導入部材222の構成を示す図である。燃料導入部材222は、導入路222−1と、誘導路222−2と、第2排出口222−3とを備える。
導入路222−1は、水素を外部から導入するために設置され、外部の燃料供給部100との接続部である導入口222−1aと、後述する誘導路222−2側の端部である終端口222−1bとを備える。
導入口222−1aは、図4に示すように燃料導入部材222の正視図に対して背面から前面の方向に貫通するように設置されても良いし、側面に設置されても良い。また後述する誘導路222−2の領域内に設置されても良い。
導入口222−1aが誘導路222−2の領域外に設置された場合は、導入路222−1は終端口222−1bを誘導路222−2の正視図に対して側面に設置される。
終端口222−1bの位置については、図4では誘導路222−2の正視図に対して上側面中央に設置しているが、特にこれに限定されるものではなく、誘導路222−2の側面であればいかなる位置に設置されても良い。
誘導路222−2は、導入路222−1に接続され、導入路222−1に供給された水素を連通孔221−2に誘導する。本実施形態における誘導路222−2は、板状に形成されており、アノード側触媒体側に備えられた凹部を有する。
当該凹部とアノード側部材221のアノード側触媒体とは反対側の面との間で形成される空間に水素が一時的に貯留された後に、アノード側部材221に設置された連通孔221−2へ水素が誘導される。
ここで、導入された水素が誘導路222−1において一時的に貯留されるため、誘導路222−1を介して連通孔221−2から排出される水素の流速は、当該導入時の水素の流速よりも遅くなる。これにより、連通孔221−2から排出される水素が、アノード側触媒体に対して略均等な圧力で拡散することになる。このため、アノード側触媒体上の水素の濃度分布をより均一化することができ、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができる。
なお、誘導路222−2は、連通孔221−2へ水素を誘導する流路を備えていればよく、必ずしも凹部を有している必要はない。誘導路222−2は、例えば終端口222−1bと連通孔221−2とを接続するチューブや管形状であっても良い。
第2排出口222−3は、アノード側部材221に設置された第1排出口221−3から排出された水をさらに外部へと誘導するために備えられている。ただし、第2排出口222−3は、設置されていなくても本発明に記載の機能を限定するものではない。
図5は、図2におけるF5−F5断面を示した図であり、水素が流れる方向Dを示す図である。
図5においてカソード側押さえ部材230とアノード側押さえ部材240は、水素の流れに関与しないので、説明の簡略化のために割愛する。
水素は、燃料導入部材222に備えられた導入路222−1を通り、誘導路222−2へ導入される。さらに、水素は、誘導路222−2からアノード側部材221に設置された連通孔221−2を通り、MEA210のアノード側触媒体へ吹き付けられる。
図4に示した燃料導入部材222のサイズは、外形寸法が80×70×2mm、誘導路222−2の深さは、燃料導入部材222の正視図に対して前面から1mm、寸法は70×53mmとした。
図6は、図2に示した燃料電池の分解斜視図において水素が流れる方向Dを説明する図である。MEA210へ達するまでの水素の流れは図5で説明したので重複を避けるために割愛する。
MEA210へ吹き付けられた水素は、図6に示すようにアノード側触媒体の表面上を放射状に拡散し、アノード側触媒体全面へ供給される。
かかる実施形態によれば、燃料がアノード側触媒体中心から放射状に広がることから、アノード側触媒体の縁に備えられた導入口から水素を供給するよりも、水素濃度の不均一となる領域が小さくなる。その結果、出力電圧のばらつきを低減させることができ、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができる。
特に、図5及び図6に示すように、外部から導入された水素が、アノード側触媒体の面の法線方向に沿ってアノード側触媒体に吹き付けられるため、吹き付けられた水素は、放射状に略均等な流量でアノード側触媒体に拡散することになる。これにより、外部から導入された水素が上記法線方向に沿わないときよりも、当該水素が法線方向に沿った方が、 アノード側触媒体上の水素の濃度分布のばらつきを抑えることができ、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができる。
また、導入された水素が誘導路222−1において一時的に貯留されるため、誘導路222−1を介して連通孔221−2から排出される水素の流速は、当該導入時の水素の流速よりも遅くなる。これにより、連通孔221−2から排出される水素が、アノード側触媒体に対して略均等な圧力で拡散することになる。このため、アノード側触媒体上の水素の濃度分布をより均一化することができ、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができる。
さらに、燃料導入部材222に備えられた導入口222−1aがひとつでも上記効果が得られるため、燃料電池システム全体を容易に小型化することができ、体積出力密度を向上させることもできる。
また、微細な流路構造を不要とするため、加工の容易性も同時に実現することができる。
(第1変形例)
第1実施形態では、一のアノード側触媒体の面の中心に対して水素が吹き付けられている。これに対し、第1変更例では、複数のアノード触媒体の面のそれぞれの中心に対して水素が吹き付けられている点で相違する。以下、第1変更例について詳細に説明する。
図7は、本発明に係る燃料電池の第1実施形態の第1変形例を示す図である。
燃料電池400は、MEA410と、燃料誘導部420と、カソード側押さえ部材430と、アノード側押さえ部材440とを備える。MEA410のアノード側、カソード側にそれぞれには、図示しないガス拡散部材、集電体が配置される。
図7において燃料電池400は、MEA410を挟んで一対のカソード側触媒体とアノード側触媒体とを3つ備えている。燃料電池400は、それぞれ一対のカソード側触媒体とアノード側触媒体とを備える単位燃料電池(以下、「セル」と呼ぶ)の集合体である。
MEA410は、固体高分子電解質膜411の両面のうちの一方の面に設置されたカソード側触媒体412a、412b、412cと、他方の面に配置されたカソード側触媒体412a、412b、412cとそれぞれ略同形の図示しない3つのアノード側触媒体とを備える。
図7において、MEA410の外形寸法は80×63×0.03mmであり、触媒体のサイズは、カソード、アノードいずれも20×53×0.03mmである。
燃料誘導部420は、第1実施形態と同様にアノード側部材421と燃料導入部材422とを備える。
カソード側押さえ部材430、アノード側押さえ部材440については、図2に示した第1実施形態におけるカソード側押さえ部材230、アノード側押さえ部材240と同様の構造、機能を有するため、重複を避けるために詳細な説明は割愛する。
また図示しないガス拡散部材、集電体は、カソード側、アノード側いずれもMEA410に設置された各触媒体と略同形であることが好ましい。
図8は、図7に示した燃料電池400におけるアノード側部材421の構成を示す図である。
アノード側部材421は、図3に示した第1実施形態におけるアノード側部材221と同様に、凹部421−1と、第1連通孔421−2b,第2連通孔421−2a,421−2cと、第1排出口421−3とを備える。
上述の凹部421−1の深さ、形状については、第1実施形態における凹部221−1と同様であるが、図8に示すように、アノード側部材421の強度を補強し、かつ水素リッチガスの拡散を阻害しない形状の凸部が備えられていても良い。
第1排出口421−3については、第1実施形態における第1排出口221−3と同様の構造、機能を有するため、重複を避けるために詳細な説明は割愛する。
第1連通孔421−2b、第2連通孔421−2a、421−2cは、いずれもその形状の重心が、それぞれ対応するアノード側触媒体の中心から引かれるアノード側触媒体面の法線上に位置される。
図8に示したアノード側部材421のサイズは、外形寸法、凹部221−1の深さが第1実施形態と同様であり、第1連通孔421−2b、第2連通孔421−2a、421−2cの径はいずれもφ6mmとした。
図9は、図7に示した燃料電池400における燃料導入部材422の構成を示す図である。燃料導入部材422は、導入路422−1と、誘導路422−2と、第2排出口422−3とを備える。
導入路422−1は、水素を外部から導入するために設置され、外部の燃料供給部100との接続部である導入口422−1aと、後述する誘導路422−2側の端部である終端口422−1bとを備える。
導入口422−1a、終端口422−1bについては、第1実施形態の基本例における導入口222−1a、終端口222−1bと同様の構造、機能を有するため、重複を避けるために詳細な説明は割愛する。
また第2排出口422−3についても同様の理由で詳細な説明は割愛する。
誘導路422−2については、図10、図11を用いてさらに詳細に説明する。
図9に示した燃料導入部材422のサイズは、第1実施形態における燃料導入部材222と略同形とした。
図10は、図9に示した燃料導入部材422に対して、アノード側触媒体の方向から見た正視図である。また図11は、図10におけるA−A断面を示した図である。
図10において、第1連通孔421−2b、第2連通孔421−2a,421−2cは、いずれもアノード側部材421と燃料導入部材422とが組み合わされた場合において、アノード側触媒体の方向から燃料導入部材422を見たときの第1連通孔421−2b,第2連通孔421−2a,421−2cの位置を示す。
また、終端口422−1bから第1連通孔421−2bに向けて流れる水素の流路長は、L2として示される。終端口422−1bから第2連通孔421−2a,421−2cに向けて流れる水素の流路長は、それぞれL1,L3として示される。
さらに図9における誘導路422−2内に凸部が配置されることにより、第1連通孔421−2b、第2連通孔421−2a、421−2cにそれぞれ対応する誘導路422−22、422−21、422−23が形成される。なお、誘導路422−22は、第1誘導路を構成する。誘導路422−21,422−23は、第2誘導路を構成する。
誘導路422−21,422−23は、終端口422−1bから連通孔421−2a,421−2cに向かう方向の長さL1,L3が誘導路422−22の長さL2よりも長い。具体的には、図10、図11においてL1=L3>L2の関係が成立する。
図11におけるS1、S2、S3はそれぞれ誘導路422−21、422−22、422−23の誘導路422−2の下側面の断面を示す。
誘導路422−22は、誘導路422−22の断面積S2が誘導路422−21,422−23の断面積S1,S3よりも小さい。具体的には、図10、図11において、S1=S3>S2の関係がある。
また、誘導路422−21,422−22,422−23は、上述の関係式が満たされればよく、水素の流路が形成されていればよい。例えば、誘導路422−21,422−22,422−23は、終端口222−1bと各連通孔421−2a,421−2b,421−2cとを接続する管状のチューブであっても良い。
次に、図7に示す燃料誘導部420を備えた燃料電池400に水素を導入させたときのシミュレーション結果について説明する。
燃料電池400においては、発電時にアノード側触媒体で水素が消費されるので、水素流動については、時間当たりに一定量がアノード側触媒体面から外部に流出する、というモデルでシミュレーションを行った。
シミュレーションでは、純水素が6.825E−8[kg/s]の流量で導入された。
燃料導入部材422の終端口422−1bから導入された水素は、誘導路422−2を通り、アノード側部材421の第1連通孔421−2b、第2連通孔421−2a、421−2cを通り、アノード側触媒体へ供給される。
図12は第1連通孔421−2b,第2連通孔421−2a,421−2cから流出する水素流量をそれぞれシミュレーションにより求めたものである。
図12より本発明の構造により連通孔の孔径が等しくても各連通孔からの流量は誤差3.5%でほぼ等しいことが確認された。
また3つのセルの出力電圧はほぼ等しくなった。具体的には、第1連通孔421−2b、第2連通孔421−2a,421−2cに対応するセルの出力電圧が、それぞれ0.615V、0.6225V、0.621Vであり、誤差は1.2%であった。
ここで、誘導路422−22の長さL2は、終端口422−1bから連通孔421−2a,421−2cまでの長さ(L1,L3)よりも短い。このため、仮に、誘導路422−22、誘導路422−21,422−23の断面積が全て等しい場合には、終端口4221−1bから排出された水素の多くは、第2連通孔421−2a,421−2cよりも、第1連通孔421−2bに誘導され易くなる。この場合には、第1連通孔421−2b、第2連通孔421−2a,421−2cのそれぞれから排出される水素の量は大きくばらつくことになる。
ところが、本変更例では、誘導路422−22の断面積S2は、誘導路422−21,422−23の断面積(S1,S3)よりも小さい。これにより、水素の多くが誘導路422−22に流れ難くなり、略等しい量の水素が誘導路422−21〜422−23のそれぞれに分散して流れ易くなるため、アノード側触媒体のそれぞれに対して吹付けられる水素の量を略等しくすることができる。
また、アノード側触媒体のそれぞれに対して吹付けられる水素の量が略等しくなるため、アノード側触媒体のそれぞれに対応する出力電圧のばらつきを低減することができる。さらに、アノード側触媒体のそれぞれの出力電圧が他の出力電圧に対して極端に低くなることがないため、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができる。
(第2変形例)
第1変更例では、アノード側触媒体のそれぞれに対応する連通孔は全て等しい大きさを有している。これに対し、第2変更例では、アノード側触媒体のそれぞれに対応する連通孔は全て等しくない点で相違する。以下、第2変更例について詳細に説明する。
図13は、本発明に記載の燃料電池の第1実施形態の第2変形例におけるアノード側部材421Aの構成を示す図である。
アノード側部材421Aは、図7に示す平面複数電極構造のMEA410に対応するアノード側部材であり、図8に示すアノード側部材421の変形例である。
本変更例では、図4に示す燃料導入部材222が用いられる。終端口222−1bからアノード側部材421Aに備えられた第1連通孔421−5b、第2連通孔421−5a、421−5cまでの長さは、それぞれLb、La、Lcとして示される。第1変更例と同様に、La=Lc>Lbの関係が成り立つ。
さらに第1連通孔421−5bの孔径φDbと第2連通孔421−5a、421−5cの孔径φDa、φDcの間には、Da=Dc>Dbの関係が成り立つ。
図13に示す第1実施形態の第2変形例においては、Da=Dc=4mm、Db=2mmとした。
次に、アノード側部材421Aと燃料導入部材222からなる燃料誘導部を備えた燃料電池に、水素を導入させたときのシミュレーション結果について説明する。
第1実施形態の第1変形例に対して行った計算と同じく、純水素が6.825E−8[kg/s]の流量で導入された。水素流動の経路については、第1変形例と同様であるので割愛する。
図14は第1連通孔421−5b、第2連通孔421−5a,421−5cから流出する水素流量をそれぞれシミュレーションにより求めたものである。
図14に示すように、第1実施形態の第2変形例の構造により各連通孔からの流量は誤差2%でほぼ等しいことが確認された。
シミュレーションの妥当性と、水素流量のばらつきと出力電圧のばらつきとの相関については、第1実施形態の第1変形例で確認済みであるので、重複を避けるために割愛する。
ここで、第1連通孔421−5bは、第2連通孔421−5a、421−5cよりも、終端口222−1bの近くに配置されている。このため、仮に、第1連通孔421−5b、第2連通孔421−5a、421−5cの大きさが全て等しい場合には、終端口222−1bから排出された水素の多くは、第2連通孔421−5a、421−5cよりも、第1連通孔421−5bに誘導され易くなる。この場合には、第1連通孔421−5b、第2連通孔421−5a、421−5cのそれぞれから排出される水素の量は大きくばらつくことになる。
ところが、本変更例では、第1連通孔421−5bの大きさは、第2連通孔421−5a、421−5cの大きさよりも小さい。これにより、水素の多くが第1連通孔421−5bから排出され難くなり、略等しい量の水素が第1連通孔421−5b、第2連通孔421−5a、421−5cから分散して排出されることになる。このため、アノード側触媒体のそれぞれに対して吹付けられる水素の量を略等しくすることができる。
また、アノード側触媒体のそれぞれに対して吹付けられる水素の量が略等しくなるため、アノード側触媒体のそれぞれに対応する出力電圧のばらつきを低減することができる。さらに、アノード側触媒体のそれぞれの出力電圧が他の出力電圧に対して極端に低くなることがないため、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態における燃料誘導部は、一のアノード側触媒体の面の中心に向けて水素を導入している。これに対し、第2実施形態における燃料誘導部は、一のアノード側触媒体の面の複数個所に向けて水素を誘導している点で相違する。以下、第2実施形態について詳細に説明する。
図15は、本発明に記載の燃料電池の第2実施形態におけるアノード側部材221Aの構成を示す図である。
アノード側部材221Aは、図2に示す燃料電池200におけるアノード側部材221を変形したものである。アノード側部材221Aは、アノード側触媒体が配置される側に凹部221−1を備える。凹部221−1内には、複数の連通孔221−4a、221−4b、221−4cが形成されている。
アノード側部材221Aは、上述の3つの連通孔を通る線によって形成される三角形面221−5(多角形面)を備える。カソード側からアノード側部材221Aを見た正面視において、三角形面221−5は、アノード側触媒体の面と重なる位置に配置される。
本実施形態では、上述の3つの連通孔は、アノード側触媒体面の法線であり且つアノード側触媒体の中心(重心)を通る法線が、三角形面221−5の内側を通るように配置される。
かかる特徴によれば、連通孔が一つのときに比べて、複数の連通孔を備えた方が、全体の開口面積が大きくなる。これにより、連通孔が一つのときよりも、連通孔から排出される水素の流速が低減されるため、アノード側触媒体に対してほぼ均等な圧力で水素を吹き付けることができ、アノード側触媒体上の水素の濃度分布をより均一化させることができる。
また、カソード側からアノード側部材221Aを見た正面視において、三角形面221−5が、アノード側触媒体の面の重心(中心)と重なる位置に配置される。このため、連通孔のそれぞれから排出される水素を、アノード側触媒体の面に対してより均等な圧力で吹付けることができる。
なお、連通孔221−4a、221−4b、221−4cの孔径は、任意のサイズとして良いが、全て略同形の円形状であることが好ましい。また上述の法線は三角形面221−5の外接円の中心を通過してもよい。
なお、本実施形態において、連通孔は3つ設置されているが、2つであっても良く、その場合、2つの連通孔の中心間距離の中点を上述の法線が通ることが好ましい。
なお、本実施形態における燃料導入部材は、第1実施形態で説明した燃料導入部材222のように単一の誘導路を備えた構造としても良い。また、本実施形態における燃料導入部は、連通孔ごとに誘導路を備え、誘導路の断面積と導入口から各連通孔までの距離との関係が、第1実施形態の第1変形例で説明した関係であることが好ましい。
(第1変形例)
第2実施形態では、アノード側部材221Aは、3つの連通孔を通る線によって形成される三角形面221−5を備える。これに対し、第1変更例では、アノード側部材221Bは、4つの連通孔を通る線によって形成される四角形面221−7を備える点で相違する。以下、第1変更例について詳細に説明する。
図16は、第2実施形態の第1変形例におけるアノード側部材221Bの構成を示す図である。
アノード側部材221Bは、連通孔221−6a、221−6b、221−6c、221−6dを備える。
カソード側からアノード側部材221Bを見た正面視において、四角形面221−7は、アノード側触媒体の面と重なる位置に配置される。
本変更例では、上述の4つの連通孔は、アノード側触媒体面の法線であり且つアノード側触媒体の中心(重心)を通る法線が、四角形面221−7の内側を通るように配置される。
連通孔221−6a、221−6b、221−6c、221−6dの孔径は、任意のサイズとしてよいが、全て略同形の円形状であることが好ましい。また上述の法線は、四角形面221−7の重心を通過しても良い。
さらに本実施形態の変形例において、連通孔は4つ設置されているが、5つ以上であっても良い。連通孔が5つ以上ある場合にも、当該連通孔の位置関係は、上述と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また連通孔の中心を全て結ぶと、頂角が180度以上の点を有する多角形面ができる場合は、他の全ての頂角が180度以下で、かつ全ての連通孔を内包する任意の多角形面の重心が、上述の法線を通るように各連通孔が配置されることが好ましい。
本実施形態の変形例における燃料導入部材の誘導路の形状については第2実施形態と同様であるので重複を避け、詳細な説明は割愛する。
かかる特徴によれば、連通孔が一つのときに比べて、複数の連通孔を備えた方が、全体の開口面積が大きくなる。これにより、連通孔が一つのときよりも、連通孔から排出される水素の流速が低減されるため、アノード側触媒体に対してほぼ均等な圧力で水素を吹き付けることができ、アノード側触媒体上の水素の濃度分布をより均一化させることができる。
特に、連通孔が4つ備えられているため、連通孔が3つ備えられているときよりも、連通孔から排出される水素を、アノード側触媒体に対してより均等な圧力で吹付けることができる。
(第2変形例)
第2実施形態では、一のアノード側触媒体の面の複数個所に向けて水素が誘導されている。これに対し、第2変更例では、複数のアノード側触媒体の面のそれぞれの複数個所に向けて水素が誘導されている点で相違する。以下、第2変更例について詳細に説明する。
図17は、第2実施形態の第2変形例におけるMEA410とアノード側部材421Bとの構成を示す図である。
アノード側部材421Bは、MEA410に配置されているアノード側触媒体のそれぞれに3つずつ対応するように、9つの連通孔421−4a、421−4b、421−4c、421−4d、421−4e、421−4f、421−4g、421−4h、421−4iを備える。
図17においては、MEA410を介してカソード側触媒体412aと向かい合うアノード側触媒体に対応して、連通孔421−4a、421−4d、421−4gが備えられる。
MEA410を介してカソード側触媒体412bと向かい合うアノード側触媒体に対応して、連通孔421−4b、421−4e、421−4hが備えられる。
MEA410を介してカソード側触媒体412cと向かい合うアノード側触媒体に対応して、連通孔421−4c、421−4f、421−4iが備えられる。
なお、本変更例では、一のアノード側触媒体に対応する3つの連通孔は、一列に配置されているが、これに限定されないのは勿論のことである。例えば、一のアノード側触媒体に対応する3つの連通孔は、上述した図15に示すような位置に備えられていても良い。
なお、3つの連通孔は、等間隔に直線上に配置されていてもよい。また、等間隔に備えられた複数の連通孔のうち、中央の連通孔は、上述の法線が通る位置に備えられるのが好ましい。
以上のように、複数のアノード側触媒体の面の複数個所に向けて外部から供給された燃料を誘導することにより、各セル内のアノード側触媒体面内の燃料濃度分布をより均一化させることができるとともに、各セル間の燃料供給量を均一化させることもできる。これにより、各セル間の出力電圧のばらつきを低減し、燃料電池全体の出力電圧を向上させることができる。
[第3実施形態]
図18は、本発明に記載の燃料電池の第3実施形態の構成を示す図である。
図18において燃料電池500は、MEA210と、燃料誘導部510と、図示しないカソード押さえ部材及びアノード押さえ部材と、図示しないガス拡散部材と、集電体とを備える。
MEA210は、固体高分子電解質膜211と、その両面に配置されるカソード側触媒体212と、図示しないアノード側触媒体とを備える。
また燃料誘導部510は、アノード側部材511と燃料導入部材512とを備える。
第1実施形態、第2実施形態においては、燃料導入部材は、アノード側触媒体が固体高分子電解質膜211と向かい合う側とは反対側において、アノード側部材を介してアノード側部材と平行に配置されている。
これに対し、本実施形態においては、燃料導入部材512は、アノード側部材511と隣接する任意の場所に設置可能である。具体的には、燃料導入部材512は、アノード側部材511と燃料導入部材512とが略面一となるような位置に備えられる。
アノード側部材511は、第1板材511−1と、供給口511−2と、導入路511−3と、接続口511−4とを備える。
供給口511−2は、アノード側触媒体へ水素を供給する。供給口511−2は、貫通しておらず、第1板材511−1がアノード側触媒体と向かい合う側に形成された開口である。供給口511−2は、アノード側触媒体面の法線上に配置され、且つアノード側触媒体の中心を通る線上に配置される。
導入路511−3は、接続口511−4から導入された水素を供給口511−2に誘導する。導入路511は、第1板材511−1の面方向に沿って管状に形成されている。接続口511−4は、燃料導入部材512と接続される。
なお、供給口511−2は、図18に示すように単一のアノード側触媒体に対して一つだけ備えられていても良いし、複数備えられていても良い。
なお、複数の供給口が備えられる場合は、接続口511−4からの距離の近い供給口511−2Aに対しては、供給口511−2Aに接続される導入路511−3Aの断面積が小さく、接続口511−4からの距離の遠い供給口511−2Bに対しては、供給口511−2Bに接続される導入路511−3Bの断面積を大きくするのが好ましい。
または、接続口511−4から各供給口までの導入路断面積を一定にして、接続口511−4からの距離の近い供給口511−2Aの面積を小さくし、接続口511−4からの距離の遠い供給口511−2Bの面積を大きくしても良い。
燃料導入部材512は、第2板材512−1と、誘導路512−2と、導入口512−3とを備える。
導入口512−3は、外部の燃料供給部100と接続され、誘導路512−2へ水素を供給する。
導入口512−3は、第2板材512−1の任意の位置に備えられる。また、導入口512−3は、いずれの形状を有していても良い。導入口512−3は、アノード側部材511と燃料導入部材512を接続するときに、その接続面の法線とは異なる軸方向に開ける構成が好ましい。
なお、誘導路512−2は、第2板材512−1に設けられた空間であり、水素供給の際にバッファとして作用しても良い。すなわち、誘導路512−2は、導入された水素の速度を、当該導入時よりも遅くするように構成されていても良い。
以上のような構成とすることで、燃料導入部材512の位置を任意に設定することができ、燃料導入部材512のレイアウトの自由度を向上させることができると共に、燃料電池の薄型化に寄与することができる。
[その他の実施形態]
本発明の一例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各実施形態における具体的構成等は、適宜設計変更可能である。
また、各実施形態及び各変更例の具体的構成のそれぞれは、組み合わせることが可能である。さらに、実施形態の作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
上述した全ての実施形態において、燃料は水素に限られず、メタノール水溶液など、MEAの触媒体上でプロトンと電子を取り出すことのできる燃料ならば全て適用可能である。
さらに上述した全ての実施形態の効果として、特に燃料電池に出口の無いデッドエンド構造では、発電に必要な水素のみ供給されることとなるため、従来技術(フロー構造)では導入口近傍の水素濃度がアノード側触媒体上の導入口からの最遠部の水素濃度に比べて高くなるのに対し、本発明に記載の構造により、より均一な水素濃度分布を実現することができ、燃料電池全体の出力向上に寄与することができる。
なお、本実施形態においてデットエンド構造とは、燃料誘導部において導入された燃料をアノード側触媒体にのみ誘導する構造であり、当該水素を外部に誘導させない構造である。一方、フロー構造とは、燃料誘導部において導入された燃料をアノード側触媒体に誘導するのみならずに、外部にも誘導する構造である。
産業上の利用の可能性
本発明に係る燃料電池によれば、水素濃度分布の不均一を抑制し、出力電圧を向上させることができる。

Claims (12)

  1. 固体高分子電解質膜と、
    前記固体高分子電解質膜の両面に配置されるアノード側触媒体及びカソード側触媒体と、
    前記アノード側触媒体が前記固体高分子電解質膜と向かい合う側とは反対側において、前記アノード側触媒体と向かい合わせに配置され、前記アノード側触媒体の面の中心に向けて外部から供給された燃料を誘導する燃料誘導部と、
    を備え、
    前記燃料誘導部は、
    前記アノード側触媒体から離間して配置され、前記アノード側触媒体と向かい合わせに配置されるアノード側部材と、
    前記燃料が供給される導入路と、前記導入路に接続され、前記導入路に供給された前記燃料を一時的に貯留する、底面が前記アノード側触媒体の面と平行な凹部を有する誘導路と、を備え、
    前記アノード側部材は、
    前記アノード側触媒体の面の中心に対応する位置に、前記凹部に貯留された燃料を誘導する連通孔を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記アノード側触媒体及び前記連通孔は複数備えられており、
    前記連通孔のそれぞれは、前記アノード側触媒体のそれぞれの面の中心に対応する位置に備えられることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記導入路は、前記誘導路に接続される終端口を備え、
    複数の前記誘導路は、第1誘導路と、前記終端口から前記連通孔に向かう方向の長さが前記第1誘導路よりも長い第2誘導路とを備え、
    前記第1誘導路は、前記第1誘導路の断面積が前記第2誘導路の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記導入路は、前記誘導路に接続される終端口を備え、
    複数の前記連通孔は、第1連通孔と、前記第1連通孔と前記終端口との間の距離よりも長い距離の場所に配置される第2連通孔を備え、
    前記第1連通孔は、前記第1連通孔の面積が前記第2連通孔の面積よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  5. 固体高分子電解質膜と、
    前記固体高分子電解質膜の両面に配置されるアノード側触媒体及びカソード側触媒体と、
    前記アノード側触媒体が前記固体高分子電解質膜と向かい合う側とは反対側において、前記アノード側触媒体と向かい合わせに配置され、前記アノード側触媒体の面の中心に向けて外部から供給された燃料を誘導する燃料誘導部と、
    を備え、
    前記燃料誘導部は、
    前記アノード側触媒体から離間して配置され、前記アノード側触媒体と向かい合わせに配置されるアノード側部材を備え、
    前記アノード側部材は、
    前記アノード側触媒体の面の中心に対応する位置に連通孔を備え、
    前記アノード側触媒体及び前記連通孔は複数備えられており、
    前記連通孔のそれぞれは、前記アノード側触媒体のそれぞれの面の中心に対応する位置に備えられることを特徴とする燃料電池。
  6. 記燃料誘導部は、前記燃料が供給される導入路と、前記導入路に接続され、前記導入路に供給された前記燃料を前記連通孔に誘導する誘導路とを備え、
    前記導入路は、前記誘導路に接続される終端口を備え、
    複数の前記誘導路は、第1誘導路と、前記終端口から前記連通孔に向かう方向の長さが前記第1誘導路よりも長い第2誘導路とを備え、
    前記第1誘導路は、前記第1誘導路の断面積が前記第2誘導路の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の燃料電池。
  7. 記燃料誘導部は、前記燃料が供給される導入路と、前記導入路に接続され、前記導入路に供給された前記燃料を前記連通孔に誘導する誘導路とを備え、
    前記導入路は、前記誘導路に接続される終端口を備え、
    複数の前記連通孔は、第1連通孔と、前記第1連通孔と前記終端口との間の距離よりも長い距離の場所に配置される第2連通孔を備え、
    前記第1連通孔は、前記第1連通孔の面積が前記第2連通孔の面積よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の燃料電池。
  8. 固体高分子電解質膜と、
    前記固体高分子電解質膜の両面に配置されるアノード側触媒体及びカソード側触媒体と、
    前記アノード側触媒体が前記固体高分子電解質膜と向かい合う側とは反対側において、前記アノード側触媒体と向かい合わせに配置され、前記アノード側触媒体の面の複数個所に向けて外部から供給された燃料を誘導する燃料誘導部と
    を備え、
    前記燃料誘導部は、
    前記アノード側触媒体から離間して配置され、前記アノード側触媒体と向かい合わせに配置されるアノード側部材と、
    前記燃料が供給される導入路と、前記導入路に接続され、前記導入路に供給された前記燃料を一時的に貯留する、底面が前記アノード側触媒体の面と平行な凹部を有する誘導路と、を備え、
    前記アノード側部材は、
    前記アノード側触媒体の面の複数個所のそれぞれに対応する位置に、前記凹部に貯留された燃料を誘導する連通孔を備えることを特徴とする燃料電池。
  9. 前記連通孔は3つ以上備えられており、
    前記アノード側部材は、前記3つ以上の連通孔を通る線によって形成される多角形面を備えており、
    前記アノード側部材の正面視において、前記多角形面は、前記アノード側触媒体の面の重心と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池。
  10. 前記燃料誘導部は、前記外部から供給された前記燃料の速度を、前記供給時よりも遅く
    することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の燃料電池。
  11. 前記燃料誘導部は、前記アノード側触媒体の面の法線方向に沿って、前記外部から供給
    された前記燃料を誘導することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の燃料電池。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の燃料電池と、
    前記燃料を前記燃料誘導部に供給する燃料供給部とを備えることを特徴とする燃料電池システム。
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