JP5122858B2 - ヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造 - Google Patents

ヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造 Download PDF

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Description

本発明は、ヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造に関する。
従来の抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト(アクティブヘッドレスト)は、シートのフレームに設けた筒体(角パイプ)に、ヘッドレストサポートを挿入し、このヘッドレストサポートの貫通孔に、ヘッドレストステーを昇降自在に挿設する構造である。
このヘッドレストの高さ調整(位置決定)は、ヘッドレストサポートの頭部に開設した挿入孔に、出没自在に設けられた操作ボタンと、この操作ボタンに固止した係止片と、この係止片とヘッドレストステーの一面側に設けた切欠き部とで構成する。そして、このヘッドレストの固定(固止)は、この係止片を切欠き部に挿入し、係止することで達成される。この固止の状態より、解除する場合(ヘッドレストを引抜く場合)、又はヘッドレストステーの位置を変更する場合には、この操作ボタンの押圧を介して係止片を押圧し、この押圧で、前記係止片と切欠き部との係止を解除し、このヘッドレストステーを自由にした後に、ヘッドレストステーの抜け又は押圧等の操作をする。これによって、初期の目的は達成される。尚、位置の変更の場合には、係止片を、所定の(次の)切欠き部まで移動し、ここで、操作ボタンへの押圧を解除することで、係止片がスプリングの反発で復帰し、この切欠き部に係止され、この所定の位置で固止される。
またヘッドレストのロック・ロック解除(引抜き操作)は、ヘッドレストステーの他面側に設けたロック切欠き部(ロック用の切欠き部)と、操作ボタンに装備した(操作ボタンとは、別体もあり得る)ロック係止片、またはロック板等の特定のロック手段との係止又は開放(係脱)で行う構成であり、例えば、ロック切欠き部へのロック手段の係止で、ヘッドレストの抜け防止を図り、このロック切欠き部からのロック手段の離脱で、ヘッドレストの抜けを可能とする。そして、他のヘッドレストのロック解除としては、このロック切欠き部を、他方のヘッドレストステーに設け、このロック切欠き部とロック解除手段との関係で、前述と同様にロックを解除する構成がある。
次に、先行文献から、従来のヘッドレストの高さ調整及びヘッドレストのロック・ロック解除との関連公報を挙げると、本出願人が提案する下記の文献(1)〜文献(3)と、文献(4)とが最も合理的かつ経済的であるので、その概要を説明する。
文献(1)は、特開2003−52484の「レスト部材サポート構造」である。この発明は、[0041]、[0043]と、図22、図23に記載されているが如く、ヘッドレストの高さ調整を、従来の公知の構造を採用し、また、ヘッドレストのロック・ロック解除を図る係合片を、ヘッドレストサポートの挿入孔に設けた操作ボタンの平坦部(本発明の板状支持部)の内面側に、かつ前記高さ調整係止片と対峙して設け、この係合片及び/又は引抜き工具とを介して、ヘッドレストステー及び/又はヘッドレストを引抜く構成である。従って、ヘッドレストの高さ調整と、引抜き(ロック・ロック解除)が、確実、かつスムーズに行え、かつヘッドレストの引抜きに起因する弊害、例えば、ヘッドレストの置き忘れ・事故の発生回避、また高さ調整のみの場合に比し、犯罪等用の凶器への悪用回避が図れる。
文献(2)は、特開2005−261860の「ヘッドレストの抜け防止機構」である。この発明は、[0034]、[0035]と、図7に記載されているが如く、ヘッドレストの高さ調整を、従来の公知の構造を採用し、ヘッドレストのロック・ロック解除を、ヘッドレストサポートの挿入孔に設けた操作ボタンの平坦部に設け、かつ係止片(高さ調整用の係止片)と対峙して設けたロック解除係止片と、ヘッドレストステーの他面側に設けたロック切欠き部との係脱で行う構成である。従って、前述の文献(1)と同じ効果が期待できる。
文献(3)は、特開2005−52585の「ヘッドレストサポート構造」である。この発明は、前述の文献(1)と、文献(2)の内容と、略符合するので、説明は割愛する。
さらに文献(4)は、特開2002−360372の「ヘッドレスト」である。この発明は、ヘッドレストステーを支持するホルダーのシートバック側に、ヘッドレストの高さ調節機構を構成する調節ツールと、ステーの抜出防止機構を構成するロックツールとを併設して設け、このロックツールをロック解除方向に押動するための工具挿入用の工具穴をホルダーの上面に開口して設けた構成であり、この工具を介して、ロックツールをロック解除方向に押動し、ロックツールの係合部を、ロック溝から離脱することを特徴とする。
特開2003−52484 特開2005−261860 特開2005−52585 特開2002−360372
最初に、文献(1)〜文献(4)を総称すると、これらの発明は、ヘッドレストステーに設けた高さ調整切欠きと、この高さ調整切欠きと関連する高さ調整操作板(第一の係合片、又は高さ調節機構の調節ツール)の高さ調整に関する構造と、またヘッドレトステーに設けた抜け防止切欠き(ヘッドレストのロック・ロック解除の切欠き)と、この抜け防止切欠きと関連する抜け防止操作板(第二の弾性体、又は第二の係合片、抜出防止用のロックツール)の抜け防止に関する構造となっており、両者の構造及び/又は役割は、全く異なっている。従って、この高さ調整に関する構造と、抜け防止に関する構造とは、共通する構造上の要素を備えず、かつこの高さ調整切欠きと、抜け防止切欠きとは、ヘッドレストステーの所定の位置に個別に形成される構成であった。
この文献(1)〜文献(4)の発明では、引抜き時(抜け防止解除)において、この抜け防止切欠きから操作ボタンに付設した抜け防止操作板が離脱した状態では、この高さ調整切欠きと、操作ボタンに付設した抜け防止操作板とは、全く無関係であり、当該高さ調整切欠きと、抜け防止操作板は、なんら機能しない構造となっていた。
従って、引抜き時に、抜け防止切欠きから抜け防止操作板が離脱すれば、簡単かつワンタッチで引抜きされるので、犯罪等用の凶器への悪用回避が図れるが、必ずしも、充分とは考えられない処である。
次に、個別に文献を見ると、文献(1)においては、ヘッドレストステーに抜止め用の弾性体を嵌入する構成であり、構造が複雑となり、引抜き後の再利用に問題を残している。また文献(2)、(3)においては、引抜き用の工具(ヘッドレストステーを、ヘッドレストサポートより取外すための特殊工具)を、操作ボタンの孔を介して、第二の係合片を操作することで、引抜く構造(抜け防止操作板と抜け防止切欠きとを係脱する構造)であり、この引抜き操作に困ることがあり得ると考えられる。そして、文献(4)においては、ヘッドレストサポートの頭部に、高さ調節機構の調節ツールと、抜出防止用のロックツールとを並設(重合せ)する構造であり、重合せによるスペース的な問題と、組込み構造の困難性が考えられる。また、この文献(4)は、工具をヘッドレストサポートの頭部の上方より操作する構造であり、操作時において、ヘッドレストが邪魔となり、簡便かつスムーズな操作が図れない問題点を抱えている。
上記に鑑み、本発明は、高さ調整切欠きと、抜け防止切欠きとを略同じ、位置関係とし、ヘッドレストステーの引抜き時に、高さ調整操作板の内面端が、自動的に、高さ調整切欠きより離脱することで、一気の引抜き防止と、凶器としての使用を回避すること、又は安全性の向上を図ること等を意図する。また、ヘッドレスト及び/又はヘッドレストステーの抜け防止が、抜け防止操作板の内面端が抜け防止切欠きより離脱し、さらに高さ調整操作板の内面端が高さ調整切欠きより離脱することが、条件設定となり、この抜けが、この高さ調整操作板の内面端と高さ調整切欠きとの係止で、一時的に補完されて、前述と同じ意図が可能となる。さらに、本発明は、工具(ヘッドレストステーの抜け防止切欠きより、操作ボタンに設けた抜け防止操作板を外す特殊工具であり、工具とする)を、ヘッドレストサポートの頭部の他方の壁面及び/又は側壁に設けた工具挿入孔に挿入し、この頭部からの操作で、ヘッドレスト及び/又はヘッドレストステーの引抜きを可能としたので、簡便な引抜きと、ヘッドレストに邪魔されることなく、作業ができる特徴がある。
請求項1の発明は、高さ調整切欠きと、抜け防止切欠きとを略同じ、位置関係とし、ヘッドレストステーの引抜き時に、高さ調整操作板の内面端が、自動的に、高さ調整切欠きより離脱することで、一気の引抜き防止と、凶器としての使用を回避すること、又は安全性の向上を図ること等を意図する。また、ヘッドレスト及び/又はヘッドレストステーの抜け防止が、抜け防止操作板の内面端が抜け防止切欠きより離脱し、さらに高さ調整操作板の内面端が高さ調整切欠きより離脱することが、条件設定となり、この抜けが、この高さ調整操作板の内面端と高さ調整切欠きとの係止で、一時的に補完されて、前述と同じ意図を図る。さらに、工具を、ヘッドレストサポートの頭部の他方の壁面及び/又は側壁に設けた工具挿入孔に挿入し、この頭部からの操作で、ヘッドレスト及び/又はヘッドレストステーの引抜きを可能としたので、簡便な引抜きと、ヘッドレストに邪魔されることなく、作業をすることを意図する。そして、抜け防止切欠きと、高さ調整切欠きとの切欠き形状を異にし、抜け防止操作板の内面端が、抜け防止切欠きより離脱した際に、確実かつスムーズに、高さ調整操作板の内面端が、高さ調整切欠きより離脱することを意図する。
請求項1は、車輌のシートフレームに設けたブラケットに支持されるヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに貫設したヘッドレストステー用の嵌入孔と、前記ヘッドレストサポートの頭部の一方の挿入口から、他方の壁面に向かって、略水平方向に開設した空間部と、この空間部に移動可能に設けられる操作ボタンと、この操作ボタンの基端側に設けた抜け防止操作板と、この抜け防止操作板と、前記操作ボタンの内面側の間に係止した、この抜け防止操作板の復帰を司る第二スプリングと、前記操作ボタンの自由端側に移動可能に設けた高さ調整操作板と、この高さ調整操作板と、前記頭部の他方の壁面の間に係止した、この高さ調整操作板の復帰を司る第一スプリングと、前記ヘッドレストステーに設けた前記高さ調整操作板の内面端を係止する高さ調整切欠きと、前記抜け防止操作板の内面端を係止するヘッドレストの抜け防止切欠きと、この抜け防止切欠きから、抜け防止操作板の内面端を離脱する、前記頭部の他方に設けた抜け防止解除手段、でなるヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートにおいて、

前記抜け防止解除手段は、前記頭部の他方の壁面及び/又は側壁に設けた工具挿入孔と、この工具挿入孔に挿入される工具と、前記高さ調整操作板とで構成し、

また、前記抜け防止切欠きは、上面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ下方に向かって形成した一方の上方の切込み傾斜で、その下面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ水平に向かって形成した一方の水平部で、この上方の切込み傾斜面と水平部を繋き、かつこのヘッドレストステーの一方の外周面より凹設した底面とし、

さらに、前記高さ調整切欠きは、上面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ下方に向かって形成した他方の上方の切込み傾斜で、その下面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ上方に向かって形成した他方の下方の切込み傾斜で、この上下方の切込み傾斜面を繋き、かつこのヘッドレストステーの他方の外周面より凹設した底面とし、

さらに、前記一方の上方の切込み傾斜と底面の連結位置が、前記他方の上方の切込み傾斜と底面の連結位置より、このヘッドレストステーの反ヘッドレスト側に設けられ、また、前記一方の水平部と底面の連結位置が、前記他方の下方の切込み傾斜面と底面の連結位置より、このヘッドレストステーのヘッドレスト側に設ける構成としたヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造である。
請求項2の発明は、高さ調整操作板の可動を、板状支持板と、突起とを利用し、水平方向に、確実かつスムーズに行うことを意図する。
請求項2は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造であって、
前記高さ調整操作板は、この高さ調整操作板に貫設した長孔が、操作ボタンの板状支持部の自由端側に膨出した突起に、挿入される構造とし、当該高さ調整操作板が、この突起をガイドとして移動可能とする構成とした抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造である。
請求項1の発明は、車輌のシートフレームに設けたブラケットに支持されるヘッドレストサポートと、ヘッドレストサポートに貫設したヘッドレストステー用の嵌入孔と、ヘッドレストサポートの頭部の一方の挿入口から、他方の壁面に向かって、略水平方向に開設した空間部と、空間部に移動可能に設けられる操作ボタンと、操作ボタンの基端側に設けた抜け防止操作板と、抜け防止操作板と、操作ボタンの内面側の間に係止した、抜け防止操作板の復帰を司る第二スプリングと、操作ボタンの自由端側に移動可能に設けた高さ調整操作板と、高さ調整操作板と、頭部の他方の壁面の間に係止した、高さ調整操作板の復帰を司る第一スプリングと、ヘッドレストステーに設けた高さ調整操作板の内面端を係止する高さ調整切欠きと、抜け防止操作板の内面端を係止するヘッドレストの抜け防止切欠きと、抜け防止切欠きから、抜け防止操作板の内面端を離脱する、頭部の他方に設けた抜け防止解除手段、でなるヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートにおいて、

抜け防止解除手段は、頭部の他方の壁面及び/又は側壁に設けた工具挿入孔と、工具挿入孔に挿入される工具と、前記高さ調整操作板とで構成し、

また、抜け防止切欠きは、上面が、ヘッドレストステーの内側で、かつ下方に向かって形成した一方の上方の切込み傾斜で、下面が、ヘッドレストステーの内側で、かつ水平に向かって形成した一方の水平部で、上方の切込み傾斜面と水平部を繋き、かつヘッドレストステーの一方の外周面より凹設した底面とし、

さらに、高さ調整切欠きは、上面が、ヘッドレストステーの内側で、かつ下方に向かって形成した他方の上方の切込み傾斜で、下面が、ヘッドレストステーの内側で、かつ上方に向かって形成した他方の下方の切込み傾斜で、上下方の切込み傾斜面を繋き、かつヘッドレストステーの他方の外周面より凹設した底面とし、

さらに、一方の上方の切込み傾斜と底面の連結位置が、他方の上方の切込み傾斜と底面の連結位置より、ヘッドレストステーの反ヘッドレスト側に設けられ、また、一方の水平部と底面の連結位置が、他方の下方の切込み傾斜面と底面の連結位置より、ヘッドレストステーのヘッドレスト側に設ける構成としたヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造である。
従って、請求項1は、高さ調整切欠きと、抜け防止切欠きとを略同じ、位置関係とし、ヘッドレストステーの引抜き時に、高さ調整操作板の内面端が、自動的に、高さ調整切欠きより離脱することで、一気の引抜き防止と、凶器としての使用を回避できること、又は安全性の向上が図れること等の特徴を有する。また、へッドレスト及び/又はヘッドレストステーの抜け防止が、抜け防止操作板の内面端が抜け防止切欠きより離脱し、さらに高さ調整操作板の内面端が高さ調整切欠きより離脱することが、条件設定となり、この抜けが、この高さ調整操作板の内面端と高さ調整切欠きとの係止で、一時的に補完されて、前述と同じ特徴が達成できる。さらに、工具を、ヘッドレストサポートの頭部の他方の壁面及び/又は側壁に設けた工具挿入孔に挿入し、この頭部からの操作で、ヘッドレスト及び/又はヘッドレストステーの引抜きを可能としたので、簡便な引抜きと、ヘッドレストに邪魔されることなく、作業ができる実益がある。そして、抜け防止切欠きと、高さ調整切欠きとの切欠き形状を異にし、抜け防止操作板の内面端が、抜け防止切欠きより離脱した際に、確実かつスムーズに、高さ調整操作板の内面端が、高さ調整切欠きより離脱できる実益がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造であって、
高さ調整操作板は、高さ調整操作板に貫設した長孔が、操作ボタンの板状支持部の自由端側に膨出した突起に、挿入される構造とし、高さ調整操作板が、突起をガイドとして移動可能とする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造である。
従って、請求項2は、高さ調整操作板の可動を、板状支持板と、突起とを利用し、水平方向に、確実かつスムーズに行える実益がある。
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。
先ず、本発明の主要部を説明すると、1はヘッドレストサポートで、このヘッドレストサポート1は車輌CのシートC1に設けたブラケットC2に嵌合されている。そして、このヘッドレストサポート1は、頭部1A、首部1B、及び胴部1Cで形成されている。また、このヘッドレストサポート1には、頭部1A、首部1B、及び胴部1Cに亙って、ヘッドレストステー2が挿入される貫通穴3が縦設されている。尚、以下、ヘッドレストサポート1の好ましい一例を説明する。
首部1Aは、扁平帽子形を呈しており、その構成は、一方1A1に挿入口100と、この挿入口100に連通し、かつその他方1A2に向って開設した空間部101と、この空間部101と外部とを遮断する壁面102とでなり、かつこの挿入口100の下面は、挿入舌片103となっている。また首部1Bは、円筒形状を呈しており、一方1B1の上面に帯状楕円筒形状の弾性環体104と、側面1B3に鰭状の弾性舌片105を有する。そして、胴部1Cは、対の弾性帯部106、106(複数の弾性突起106aと、複数の弓形凹部106bを備えている。以下、106とする)を有している。
前記弾性環体104は、ブラケットC2の長手方向(上下方向)のガタ防止及び/又は騒音発生を回避する。また弾性舌片105は、ブラケットC2の周面方向のガタ防止及び/又は騒音発生を回避する。そして、また、前記弾性帯部106は、貫通穴3に挿入されたヘッドレストステー2を弾性的に支持し、このヘッドレストステー2のガタ防止及び/又は騒音発生を回避する。
次に、操作ボタン5は、前記挿入口100に位置する膨出部500と、前記空間部101に位置する板状支持部501とで構成されており、この挿入口100と空間部101に可動可能に設けられているとともに、挿入舌片103と、空間部101の底部101aとで支持されている。そして、板状支持部501の自由端部は、爪片502を備えており、この操作ボタン5を空間部101に挿入した際に、空間部101の壁面102内側に、かつ下側に向かって開設した下向き貫通部107に係止され、当該操作ボタン5の空間部101からの脱抜を失くす。そして、この板状支持部501の膨出部500の内面側500aには、抜け防止操作板7が設けられており、この抜け防止操作板7は、操作ボタン5の動きに沿って、前進する(図5−1で矢印「ロ」)とともに、後述する高さ調整操作板で後退する。この抜け防止操作板7は、平面視して、両端の凸部700と、この凸部700間に設けられ、かつヘッドレストステー2の抜け防止切欠き200に係止、脱外(係脱)される内面端701とで構成されている板状の外観形態である。尚、この抜け防止操作板7は、前記後退した後において、スプリング8により復帰する構造である。このスプリング8の一方は、当該抜け防止操作板7の後端側に確実に組付け、及び/又は離脱防止を図るために、図2−5−1、図2−6−1に示した如く、この後端側に突起702を形成し、この突起702に、スプリング8を係止する。またこのスプリング8の他方は、確実に組付け、及び/又は離脱防止を図るために、内面側500aの内方側の凸部に係止する。従って、このスプリング8は確実に、係止保持され、この抜け防止操作板7の動きで、離脱することはない。そして、図示しないが、この抜け防止操作板7は、板状支持部501に設けたガイド手段で、確実に前後動することが望ましい。尚、前記突起702は、図2−5−1、図2−5−2では、緊締係止する構造を、図2−6−1、図2−6−2では、係止する構造を示している。
またこの板状支持部501の自由端側には、この抜け防止操作板7に対峙するように、高さ調整操作板10が設けられている。この高さ調整操作板10は、板状支持部501に設けた突起503に遊嵌される長孔1002を有しており、この突起503及び板状支持部501を介して、前進後退する(図5−1で矢印「イ」)とともに、この前進後退は、前記抜け防止操作板7及び/又は後述する工具による。この高さ調整操作板10は、平面視して、両端の凸部1000と、この凸部1000間に設けられ、かつヘッドレストステー2の高さ調整切欠き201に係脱される内面端1001とで構成されている板状の外観形態である。
尚、図5−2は、ヘッドレストステー2と、高さ調整操作板10及び抜け防止操作板7との関係を示した要部断面図であり、この高さ調整操作板10及び抜け防止操作板7が、貫通穴3内に進入した状態でも、このヘッドレストステー2は、その下端に形成した環状の切欠き部を利用することで挿入可能である。
また、この高さ調整操作板10は、操作ボタン5の押込みで後退し、ヘッドレストステー2の高さ調整切欠き201より脱外される。また、この高さ調整操作板10は、操作ボタン5の押込み開放操作で、前進し、ヘッドレストステー2の高さ調整切欠き201に係止される。尚、ヘッドレストステー2の引抜き時において、例えば、工具20を操作し(差込み)、前記高さ調整操作板10の内面端1001を押込んだ際(高さ調整操作板10の前進に相当する)に、この高さ調整操作板10の凸部1000が、抜け防止操作板7の凸部700に衝止、かつ押圧することで、この抜け防止操作板7が後退し、その内面端701が、ヘッドレストステー2の抜け防止切欠き200に仮係止(脱外可能に係止)される。そして、僅か、高さ調整操作板10の内面端1001を押込むことで、この抜け防止操作板7は後退し、ヘッドレストステー2の抜け防止切欠き200より脱外される(図6−5参照)。そして、この高さ調整操作板10は、前記後退した後において、スプリング11により復帰する構造である。このスプリング11の一方は、当該高さ調整操作板10の後端側に確実に組付け、及び/又は離脱防止を図るために、図2−2−1〜図2−3−2に示した如く、この後端側に突起1003を形成し、この突起1003に、スプリング11を係止する。また、このスプリング11の他方は、確実に組付け、及び/又は離脱防止を図るために、壁面102の内方側の凸部(凹部)に係止する。従って、このスプリング11は確実に、係止保持され、この高さ調整操作板10の動きで、離脱することはない。そして、スプリング11を、ヘッドレストサポート1の壁面102に確実に組付け、及び/又は離脱防止を図るために、板状支持板501の自由端側の下面を、図2−4−1の如く、スプリング11の外形に準じて、曲面状にすることが望ましいが、図2−4−2の如く、フラットでも可能である。尚、突起1003は、図2−2−1、図2−2−2では、緊締係止する構造を、図2−3−1、図2−3−2では、係止する構造を示している。また、図示しないが、この高さ調整操作板10は、板状支持部501に設けたガイド手段で、確実に前後動することが望ましい。そして、スプリング8・11の各関係を図8に示したが、基本の一例として、図7−1に示してある。
尚、前述した抜け防止切欠き200は、ヘッドレストステー2の後端側の所定の位置であり、最低の高さ調整切欠き201と同じ位置関係に形成されており、その好ましい一例を説明すると、抜け防止切欠き200は、上面が、ヘッドレストステー2の一方の外周面2aより、同ヘッドレストステー2の内側2bで、かつ下方に向かって形成した切込み傾斜200aで、その下面が、このヘッドレストステー2の一方の外周面2aより、その内側に向かって形成した水平部200bで、この上下面を、ヘッドレストステー2の一方の外周面2aより凹設した底面200cとした構造である。また、この高さ調整切欠き201は、上面が、ヘッドレストステー2の他方の外周面2aより、同ヘッドレストステー2の内側2bで、かつ下方に向かって形成した切込み傾斜201aで、その下面が、このヘッドレストステー2の他方の底面より、その外側に向かって形成した開放傾斜201bで、この上下面を、ヘッドレストステー2の他方の外周面2aより凹設した底面201cとした構造である。
尚、抜け防止切欠き200と、高さ調整切欠き201との位置関係の相違を説明すると、この抜け防止切欠き200(一方)の切込み傾斜200aと底面200cの連結位置が、高さ調整切欠き201(他方)の切込み傾斜201aと底面201cの連結位置より、ヘッドレストステー2の反ヘッドレスト側に設け、また、抜け防止切欠き200(一方)の水平部200bと底面200cの連結位置が、高さ調整切欠き201(他方)の開放傾斜201bと底面201cの連結位置より、ヘッドレストステー2のヘッドレスト側に設ける構成とし、この高さ調整切欠き201からの高さ調整操作板10の内面端1001の自動脱外を図ることを意図する。そして、図6−1〜6−6に示したロック時における、このヘッドレストステー2と高さ調整操作板10並びに抜け防止操作板7と、このロック解除に至る各工程を説明する。図6−1の抜け防止切欠き200に抜け防止操作板7の内面端701が係止され、また、最低の高さ調整切欠き201に、高さ調整操作板10の内面端1001が離間した状態から(高さ調整操作板10と抜け防止操作板7は、それぞれの凸部1000と凸部700との衝突で、この状態が確保されている)、工具20で高さ調整操作板10を押込む(図5−1で示した矢印「イ」の前進)。これにより、図6−2の如く、この高さ調整操作板10が、抜け防止操作板7を押込む(図5−6で示した矢印「ロ」の後退)ことで、この抜け防止操作板7の内面端701が底面200cより外れ、一方の外周面2aに乗り上がる(図6−3参照)。この状態では、高さ調整操作板10の内面端1001が、開放傾斜201bのやや上方に位置する(隙間Sが形成される)。そこで、ヘッドレストステー2を上方に引抜くと、この抜け防止操作板7の内面端701が、一方の外周面2aを移動するとともに、高さ調整操作板10の内面端1001が、開放傾斜201bを滑り、かつスプリング11を圧縮する。そして、この高さ調整操作板10の内面端1001が、開放傾斜201bを滑り終わり、他方の外周面2aに至る(図6−5の状態)。この状態が、ヘッドレストステー2が引抜かれる最終状態である。以上のように、本発明は、高さ調整切欠き201の構造は、従来の各例と同様であるが、本発明では、最低の高さ調整切欠き201の構造に特徴がある。
図中15は、工具20を挿入する工具挿入孔であり、図1−1等の基本の構造では、頭部1Aの壁面102に貫設するが、図1−2の他の例では、側壁に貫設し、望ましくは、両側面に貫設する。
次に、ヘッドレストの高さ調整及び引抜きの動作について説明する。まず、ヘッドレストの高さ調整の流れの一例を説明すると、ヘッドレストサポート1頭部1Aに設けた操作ボタン5を押圧すると、板状支持部501の突起503が後退する。この突起503の後退とともに、突起503が、高さ調整操作板10の長孔1002の端側にあることを利用し、高さ調整操作板10が後退し、ヘッドレストステー2の高さ調整切欠き201より脱外される。そして、脱外された高さ調整操作板10を、所定の高さ調整切欠き201まで移動し、ここで、操作ボタン5への押圧を解除することで、高さ調整操作板10がスプリング11の反発で復帰し、突起503は、長孔1002の他の端側に復帰するとともに、この高さ調整切欠き201に係止され、この所定の位置で固止される。
また、ヘッドレストステー2の引抜きの流れの一例を説明すると、工具20を操作し(差込み)、この工具20で高さ調整操作板10を押込むと、この高さ調整操作板10が、抜け防止操作板7を押込むので、この抜け防止操作板7の内面端701が底面200cより外れ、一方の外周面2aに乗り上がる。この状態では、高さ調整操作板10の内面端1001が、開放傾斜201bのやや上方に位置する。そこで、ヘッドレストステー2を上方に引抜くと、この抜け防止操作板7の内面端701が、一方の外周面2aを移動するとともに、高さ調整操作板10の内面端1001が、開放傾斜201bを滑り、かつスプリング11を圧縮する。そして、この高さ調整操作板10の内面端1001が、開放傾斜201bを滑り終わり、他方の外周面2aに至るので、さらにヘッドレストステー2を引抜くと、当該ヘッドレストステー2の引抜きが終了する。この終了後の状態が、図6−6の状態と同様である。
車輌のブラケットと、ヘッドレスト、及びヘッドレストサポート、並びに操作ボタン等を分解して示した縮尺斜視図 車輌のブラケットと、ヘッドレスト、及びヘッドレストサポート、並びに他の操作ボタン等を分解して示した縮尺斜視図 ヘッドレストと、ヘッドレストサポート、及び操作ボタン、並びに高さ調整操作板と、抜け防止操作板とを分解して示した縮尺斜視図 図2−1に示した高さ調整操作板と、スプリングとの組付け関係を示した拡大斜視図 図2−2−1の要部の拡大平面図 図2−1に示した高さ調整操作板と、スプリングとの他の組付け関係を示した拡大斜視図 図2−3−1の要部の拡大平面図 図2−1に示した高さ調整操作板と、スプリングとの組付け関係を示した一例の拡大正面図 図2−1に示した高さ調整操作板と、スプリングとの組付け関係を示した他の一例の拡大正面図 図2−1に示した抜け防止操作板と、スプリングとの組付け関係を示した拡大斜視図 図2−5−1の要部の拡大平面図 図2−1に示した抜け防止操作板と、スプリングとの他の組付け関係を示した拡大斜視図 図2−6−1の要部の拡大平面図 ヘッドレストサポートとヘッドレストステーとの関係を主体として説明した斜視図 ヘッドレストサポートと、操作ボタンとの関係を主体として説明した正面図 ヘッドレストサポートを示した正面図 ヘッドレストサポートと、ヘッドレストステー(一部欠截した、以下省略)、及び操作ボタンと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係で、高さ調整時の状態を示した断面図 ヘッドレストサポートと、ヘッドレストステー、及び操作ボタンと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係で、ロック時の状態を示した断面図 ヘッドレストサポートと、ヘッドレストステー、及び操作ボタンと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係で、引抜き時の状態を示した断面図 ヘッドレストステーを、ヘッドレストサポートの貫通穴、及び操作ボタン内に挿入する前の状態を示した平面図 ヘッドレストステーを、ヘッドレストサポートの貫通穴、及び操作ボタン内に挿入する前の状態を示した拡大断面図 図5−1の状態で、ヘッドレストステーを挿入した後の高さ調整操作板及び抜け防止操作板との関係を示した平面図 高さ調整時におけるヘッドレストステーと、ヘッドレストサポート、及び操作ボタンと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係を示した平面図 ロック時におけるヘッドレストステーと、ヘッドレストサポート、及び操作ボタンと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係を示した平面図 図5−5−1の関係を、ヘッドレストステーの高さ調整・抜け防止切欠きと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係を示した断面図 ロック終了時におけるヘッドレストステーと、ヘッドレストサポート、及び操作ボタンと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係を示した平面図 ロック解除し、ヘッドレストステー引抜き時におけるヘッドレストステーと、ヘッドレストサポート、及び操作ボタンと、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係を示した平面図 ヘッドレストステーのロック時における、このヘッドレストステーと高さ調整操作板並びに抜け防止操作板との関係を示した断面模式図 図6−1に示したヘッドレストステーのロック時より、ロック解除のための工具挿入時を示した断面模式図 図6−1に示したヘッドレストステーのロック時より、ロック解除に至る、第一の過程を示した断面模式図 図6−1に示したヘッドレストステーのロック時より、ロック解除に至る、第二の過程を示した断面模式図 図6−1に示したヘッドレストステーのロック時より、ロック解除が終了した第三の過程を示した断面模式図 図6−1に示したヘッドレストステーのロック解除後、ヘッドレストステーの引抜きが完了した状態を示した断面模式図 ヘッドレストのロック解除動作時におけるヘッドレストステーにかかる荷重と、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板の作動ストロークとの関係を示した模式図 ヘッドレストの高さ調整時におけるヘッドレストステーにかかる荷重と、高さ調整操作板並びに抜け防止操作板の作動ストロークとの関係を示した模式図 スプリングの荷重関係を示した説明図
1 ヘッドレストサポート
1A 頭部
1A1 一方
1A2 他方
1B 首部
1B1 一方
1B3 側面
1C 胴部
100 挿入口
101 空間部
101a 底部
102 壁面
103 挿入舌片
104 弾性環体
105 弾性舌片
106 弾性帯部
106a 弾性突起
106b 弓形凹部
107 貫通部
2 ヘッドレストステー
2a 外周面
2b 内側
200 抜け防止切欠き
200a 切込み傾斜
200b 水平部
200c 底面
201 高さ調整切欠き
201a 切込み傾斜
201b 開放傾斜
201c 底面
3 貫通穴
5 操作ボタン
500 膨出部
500a 内面側
501 板状支持部
502 爪片
503 突起
7 抜け防止操作板
700 凸部
701 内面端
702 突起
8 スプリング
10 高さ調整操作板
1000 凸部
1001 内面端
1002 長孔
1003 突起
11 スプリング
15 工具挿入孔
20 工具
C 車輌
C1 シート
C2 ブラケット
S 隙間

Claims (2)

  1. 車輌のシートフレームに設けたブラケットに支持されるヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに貫設したヘッドレストステー用の嵌入孔と、前記ヘッドレストサポートの頭部の一方の挿入口から、他方の壁面に向かって、略水平方向に開設した空間部と、この空間部に移動可能に設けられる操作ボタンと、この操作ボタンの基端側に設けた抜け防止操作板と、この抜け防止操作板と、前記操作ボタンの内面側の間に係止した、この抜け防止操作板の復帰を司る第二スプリングと、前記操作ボタンの自由端側に移動可能に設けた高さ調整操作板と、この高さ調整操作板と、前記頭部の他方の壁面の間に係止した、この高さ調整操作板の復帰を司る第一スプリングと、前記ヘッドレストステーに設けた前記高さ調整操作板の内面端を係止する高さ調整切欠きと、前記抜け防止操作板の内面端を係止するヘッドレストの抜け防止切欠きと、この抜け防止切欠きから、抜け防止操作板の内面端を離脱する、前記頭部の他方に設けた抜け防止解除手段、でなるヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートにおいて、
    前記抜け防止解除手段は、前記頭部の他方の壁面及び/又は側壁に設けた工具挿入孔と、この工具挿入孔に挿入される工具と、前記高さ調整操作板とで構成し、
    また、前記抜け防止切欠きは、上面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ下方に向かって形成した一方の上方の切込み傾斜で、その下面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ水平に向かって形成した一方の水平部で、この上方の切込み傾斜面と水平部を繋き、かつこのヘッドレストステーの一方の外周面より凹設した底面とし、
    さらに、前記高さ調整切欠きは、上面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ下方に向かって形成した他方の上方の切込み傾斜で、その下面が、このヘッドレストステーの内側で、かつ上方に向かって形成した他方の下方の切込み傾斜で、この上下方の切込み傾斜面を繋き、かつこのヘッドレストステーの他方の外周面より凹設した底面とし、
    さらに、前記一方の上方の切込み傾斜と底面の連結位置が、前記他方の上方の切込み傾斜と底面の連結位置より、このヘッドレストステーの反ヘッドレスト側に設けられ、また、前記一方の水平部と底面の連結位置が、前記他方の下方の切込み傾斜面と底面の連結位置より、このヘッドレストステーのヘッドレスト側に設ける構成としたヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造。
  2. 請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造であって、
    前記高さ調整操作板は、この高さ調整操作板に貫設した長孔が、操作ボタンの板状支持部の自由端側に膨出した突起に、挿入される構造とし、当該高さ調整操作板が、この突起をガイドとして移動可能とする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造。
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