JP5121804B2 - テーパ状部材研磨装置 - Google Patents

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本発明は、テーパ状部材研磨装置に関する。
近年、景観の改善や災害時の安全面などに配慮して、電力線や通信線などの架空電線路の地中化が進められており、それに伴って、不要となった既設の電柱(電力柱や電信柱など)が撤去されている。特に、コンクリート製の電柱は、長期間の使用に耐えるため、撤去された後、別の場所に移設して電柱として再利用されるほか、橋脚や桟橋の脚部として再利用される場合もある。
また、電柱の再利用にあたって、電柱の表面が風雨や貼り紙などによって汚れている場合には、外観が悪く、そのまま再利用することが困難であるため、電柱の表面を研磨して汚れを除去する作業が行われる。例えば、特許文献1および特許文献2では、手作業で電柱を研磨する場合に要する時間や費用を低減することができる電柱(特許文献2においてはテーパ状部材)研磨装置が開示されている。
このようにして、電柱研磨装置を用いて表面を研磨することによって、撤去された電柱を低コストで再利用することができる。
特開2006−231496号公報 特開2006−289526号公報
しかしながら、特許文献1の電柱研磨装置は、電柱の周上を螺旋状に旋回しながら長手(上下)方向に移動しつつ、研磨ディスクを電柱の表面に圧接して回転させる必要があり、高精度な移動機構および研磨機構を必要とする。また、特許文献2の電柱(テーパ状部材)研磨装置は、電柱の軸周りに回転する研磨部を、回転半径を変化させつつ軸方向に移動させる必要があり、同様に高精度な移動機構および研磨機構を必要とする。
そのため、移動機構および研磨機構の部品点数が増加し、電柱研磨装置のコストの上昇を招くこととなる。あるいは、移動機構および研磨機構の精度が不足し、電柱の表面を均一に研磨することが困難となる。
前述した課題を解決する主たる本発明は、テーパ状部材の軸方向における所定の長さだけ周面を覆うハウジングと、前記テーパ状部材または前記ハウジングを前記テーパ状部材の軸方向に相対的に移動させる駆動部と、前記テーパ状部材の軸に対する前記ハウジングの位置を固定する位置固定部と、前記ハウジング内に設けられ、前記テーパ状部材の周面を研磨する研磨部と、を備え、前記研磨部は、前記テーパ状部材の周面に掛け渡された第1の研磨ベルトと、前記第1の研磨ベルトの両端がそれぞれ接続され、一方が第1のトルクを受けて前記第1の研磨ベルトを巻き取るとともに、他方が前記第1の研磨ベルトを巻き取る方向の前記第1のトルクより小さい第2のトルクを受けて前記第1の研磨ベルトを繰り出す第1および第2のローラと、前記第1の研磨ベルトが掛け渡され、前記第1の研磨ベルトが前記テーパ状部材の周面の少なくとも半周以上に接触するように、前記テーパ状部材の径の変化に応じて移動する第3のローラと、入力軸に同じ大きさのトルクが伝達され、出力軸にそれぞれ前記第1および第2のローラが接続された第1および第2のクラッチと、を有し、前記第1の研磨ベルトは、前記テーパ状部材の周面を第1および第2の方向に交互に研磨し、前記第1の研磨ベルトが前記第1の方向に研磨する第1の期間には、前記第1のローラが前記第1の研磨ベルトを巻き取るとともに、前記第2のローラが前記第1の研磨ベルトを繰り出すべく、前記第1のクラッチが出力軸に前記第1のトルクを伝達するとともに、前記第2のクラッチが滑りながら出力軸に前記第2のトルクを伝達し、前記第1の研磨ベルトが前記第2の方向に研磨する第2の期間には、前記第2のローラが前記第1の研磨ベルトを巻き取るとともに、前記第1のローラが前記第1の研磨ベルトを繰り出すべく、前記第2のクラッチが出力軸に前記第1のトルクを伝達するとともに、前記第1のクラッチが滑りながら出力軸に前記第2のトルクを伝達することを特徴とするテーパ状部材研磨装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、研磨装置の部品点数を抑えつつ、テーパ状部材の周面を均一に研磨することができる。
本発明の一実施形態における研磨部の構成を示す透過正面図である。 研磨部のベルト巻き取り機構の構成の詳細を示す平面図および正面図である。 研磨ベルト24の研磨方向とクラッチ32および42の接続状態との関係の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における電柱研磨装置1の電柱9への取付状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態における電柱研磨装置1全体の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態における位置固定部の構成を示す斜視図である。 位置固定部のラック・ピニオン機構の構成の詳細を示す平面図および側面図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===電柱研磨装置全体の構成===
以下、一例として、研磨対象であるテーパ状部材は、電柱であるものとし、図4および図5を参照して、本発明の一実施形態における電柱研磨装置全体の構成について説明する。
図4に示されているように、電柱9は、支持台8aおよび8bを用いて、軸方向(長手方向)が略水平(地面7に対して略平行)となるように据え置かれる。また、図4においては、電柱研磨装置1が電柱9に取り付けられた状態で、電柱研磨装置1の側面が示されている。そして、図5は、図4のような取付状態において、電柱研磨装置1の構成を示す正面図である。なお、以下の説明において、電柱研磨装置1および電柱9の上下方向は、地面7の方向を下方向と定義するものとする。
図5に示されている電柱研磨装置1は、ハウジング11、駆動部12、下部固定部材13、左右固定部材14(14a/14b)、15(15a/15b)、および研磨ベルト24を含んで構成されている。また、駆動部12、下部固定部材13、左右固定部材14、15、および研磨ベルト24は、ハウジング11内に設けられている。
ハウジング11は、電柱研磨装置1の外形を構成しており、図4に示されているように、電柱9の軸方向における所定の長さだけ周面を覆っている。また、下部固定部材13、および左右固定部材14、15は、位置固定部に含まれ、研磨ベルト24は、研磨部に含まれる。なお、それら以外の構成要素も含めて、位置固定部および研磨部の構成についての詳細な説明は後述する。
本実施形態において、研磨対象である電柱は、重量が非常に大きいため、駆動部12は、ハウジング11側(電柱研磨装置1側)を電柱9の軸方向に移動させる。例えば図5に示されているように、駆動部12は、電柱9の上部に配置され、駆動源によって駆動回転する駆動ローラなどを用いて構成されている。なお、研磨対象であるテーパ状部材が容易に移動可能な場合には、駆動部は、当該テーパ状部材側を軸方向に移動させる構成としてもよい。
===電柱研磨装置全体の動作===
次に、本実施形態における電柱研磨装置全体の動作について説明する。なお、位置固定部および研磨部の詳細な動作については後述するものとし、ここでは動作の概略についてのみ説明する。
駆動部12は、電柱9の上部に接触する駆動ローラなどによって、ハウジング11、およびハウジング11内に設けられた各部を電柱9の軸方向に移動させる。また、電柱9の形状は、完全な円柱ではなく、厳密にはテーパ状(円錐台形状)であるため、ハウジング11の移動に伴って、図5の二点鎖線のように、電柱9の径が変化する。一例として、電柱9の大径D(図4において支持台8a側の直径)を50cmとし、小径d(図4において支持台8b側の直径)を30cmとし、軸方向の長さLを15mとすると、テーパ比Cは、
C=(D−d)/L=1/75
となる。
位置固定部に含まれる下部固定部材13は、電柱9の径の変化に応じて上下方向に移動し、電柱9の下部に押圧される。また、左右固定部材14は、図5において左側から、左右固定部材15は、図5において右側から、電柱9に押圧される。
したがって、電柱9は、駆動部12の駆動ローラなどと下部固定部材13とによって上下から挟まれ、左右固定部材14および15によって左右から挟まれ、ハウジング11の移動に伴って、ハウジング11と電柱9の軸との位置関係は変化しない。なお、下部固定部材13、および左右固定部材14、15は、電柱9の軸に対するハウジング11の位置を確実に固定しつつ、駆動部12によるハウジング11の移動を妨げないよう、電柱9と接触する部分に弾性ローラを用いることが望ましい。
研磨部に含まれる研磨ベルト24は、後述するように、常に電柱9の周面の少なくとも半周以上に接触するように掛け渡されている。そのため、研磨ベルト24は、常に電柱9の周面の半周以上を研磨することができ、図5においては、右側の周面を研磨することとなる。
このようにして、電柱研磨装置1は、電柱9の周面の半周以上を研磨しながら、電柱9の軸に対するハウジング11の位置を固定しつつ、電柱9の軸方向に移動する。
なお、前述したように、電柱研磨装置1は、駆動部12および位置固定部によって、電柱9を上下および左右から挟んでいるため、図4に示したように、電柱研磨装置1の下部は、地面7から浮いていてもよい。また、特許文献2の電柱研磨装置のように、電柱研磨装置1の下部に移動台を設けてもよい。この場合には、駆動部12が常に電柱9の上部に接触するように、移動台にサスペンション機構を設けることが望ましい。
さらに、電柱9の汚れ具合を光センサなどによって検出する汚れ検出部を設け、電柱9の汚れ具合に応じて駆動部12によるハウジング11の移動速度を変化させてもよい。例えば、汚れ検出部は、電柱9の研磨前の周面に光を照射して、その反射光の明るさ(照度)を照度センサによって測定し、駆動部12は、当該照度が所定の基準値より低い場合に、ハウジング11の移動速度を遅くする。この場合には、汚れがひどい箇所に対する研磨時間を長くすることができるため、確実に汚れを除去することができる。
===研磨部の構成===
以下、図1および図2を参照して、本実施形態における電柱研磨装置のうち、研磨部の構成について説明する。なお、図1は、図5に対して、研磨部の構成要素を透過して拡大した図である。また、図2は、研磨部のうち、後述するベルト巻き取り機構の構成の詳細を示している。
図1および図2に示されている研磨部は、ギア21、31、41、モータ22、クラッチ32、42、および固定ローラ33、43からなるベルト巻き取り機構を含んでいる。また、研磨部は、可動ローラ23、研磨ベルト24、ばね25、粉塵除去部26、案内レール51(不図示)、およびラックギア52(不図示)をさらに含んで構成されている。なお、案内レール51およびラックギア52は、可動ローラ23を案内する案内部を構成するが、位置固定部にも含まれるため、図6に図示し、詳細な構成については後述するものとする。
図2に示されているように、ベルト巻き取り機構において、モータ22の回転軸には、ギア21(第3のギア)が接続され、ギア21の左右には、いずれもギア21と噛み合うギア31(第1のギア)およびギア41(第2のギア)がそれぞれ配置されている。また、ギア31には、クラッチ32(第1のクラッチ)の入力軸が接続されており、クラッチ32の出力軸には、位置が固定された固定ローラ33(第1のローラ)が接続されている。同様に、ギア41には、クラッチ42(第2のクラッチ)の入力軸が接続されており、クラッチ42の出力軸には、位置が固定された固定ローラ43(第2のローラ)が接続されている。
研磨ベルト24(第1の研磨ベルト)は、図1に示されているように、両端がそれぞれ固定ローラ33および43に接続され、電柱9の周面および可動ローラ23(第3のローラ)に掛け渡されている。また、ばね25の一端は、可動ローラ23に接続され、他端は、固定されている。さらに、粉塵除去部26は、研磨ベルト24に近接して配置されている。
===研磨部の動作===
次に、本実施形態における研磨部の動作について説明する。
モータ22は、所定のトルクを発生し、ギア21は、例えば、図1において反時計回りに回転する。また、ギア31および41は、同一諸元を有しており、いずれもギア21と噛み合って時計回りに回転し、それぞれクラッチ32および42の入力軸に同じ大きさのトルクを伝達する。さらに、固定ローラ33および43は、クラッチ32および42の接続状態に応じて、一方が研磨ベルト24を巻き取り、他方が研磨ベルト24を繰り出す。そして、クラッチ32および42の接続状態を切り替えることによって、研磨ベルト24は、電柱9の周面を、図1において矢印Aの方向(第1の方向)および矢印Bの方向(第2の方向)に交互に研磨する。
ここで、一例として、研磨ベルト24の研磨方向とクラッチ32および42の接続状態との関係を図3に示す。
研磨ベルト24が矢印Aの方向に研磨する第1の期間には、クラッチ32は、略完全に接続され(締結状態)、入力軸のトルクに略等しい第1のトルクを出力軸に伝達する。また、クラッチ42は、滑りながら接続され(いわゆる半クラッチ状態)、第1のトルクより小さい第2のトルクを出力軸に伝達する。したがって、固定ローラ33および43には、いずれも時計回りのトルクが伝達されるものの、固定ローラ33は、時計回りに正回転して研磨ベルト24を巻き取り、固定ローラ43は、反時計回りに逆回転して研磨ベルト24を繰り出す。この場合、図1において、研磨ベルト24が電柱9と接触する周面(研磨面)のうち、下側のC面の研磨力が大きくなる。
一方、研磨ベルト24が矢印Bの方向に研磨する第2の期間には、クラッチ32は、いわゆる半クラッチ状態となり、第2のトルクを出力軸に伝達する。また、クラッチ42は、締結状態となり、第1のトルクを出力軸に伝達する。したがって、固定ローラ33および43には、いずれも時計回りのトルクが伝達されるものの、固定ローラ33は、反時計回りに逆回転して研磨ベルト24を繰り出し、固定ローラ33は、時計回りに正回転して研磨ベルト24を巻き取る。この場合、図1において、研磨面のうち、上側のD面の研磨力が大きくなる。
後述する案内レール51およびラックギア52からなる案内部は、電柱9の径の変化の方向と平行に、すなわち、図1において上下方向に可動ローラ23を案内する。また、可動ローラ23は、当該案内部に従って、研磨ベルト24が常に電柱9の周面の少なくとも半周以上に接触するように、電柱9の径の変化に応じて移動する。
図4において支持台8b側に向かって、すなわち、電柱9の径が次第に減少する方向に電柱研磨装置1が移動する場合には、可動ローラ23は、研磨ベルト24によって引っ張られ、上方向に移動する。また、後述するように、本実施形態において、可動ローラ23は、位置固定部にも含まれており、当該位置固定部は、研磨ベルト24の引っ張り力に抗して、可動ローラ23を電柱9の径に応じた位置に固定する。
一方、図4において支持台8a側に向かって、すなわち、電柱9の径が次第に増加する方向に電柱研磨装置1が移動する場合には、位置固定部は、研磨ベルト24の引っ張り力に抗して、可動ローラ23を下方向に移動させ、電柱9の径に応じた位置に固定する。この場合、研磨ベルト24の引っ張り力に抗して可動ローラ23を移動させる必要があるため、ばね25などの弾性体によって、研磨ベルト24の引っ張り力に抗する方向、すなわち、下方向に可動ローラ23を付勢することが望ましい。また、ばね25としては、定荷重ばねを用いることが望ましい。
粉塵除去部26は、例えば、研磨ベルト24に空気を吹き付けることによって、電柱9の研磨時に発生する粉塵を研磨ベルト24上から除去する。また、例えば、粉塵が飛散しないよう、粉塵を吸引することによって除去してもよい。
このようにして、本実施形態の研磨部は、電柱9の径の変化に応じて可動ローラ23を移動させることによって、研磨ベルト24を常に電柱9の周面の少なくとも半周以上に接触させ、電柱9の周面の半周以上を研磨することができる。また、電柱研磨装置1が電柱9の一端から他端まで移動することによって、電柱9全体の周面の半分以上を研磨することができる。さらに、クラッチ32および42を用いて研磨ベルト24の研磨方向を切り替え、研磨力が大きくなる研磨面を交互に切り替えることによって、電柱9の周面を均一に研磨することができる。
なお、図1においては、電柱9の右側の周面を研磨する研磨ベルト24のみが示されているが、研磨部は、電柱9の左側の周面を研磨する第2の研磨ベルトをさらに有する構成としてもよい。例えば、当該第2の研磨ベルトを、研磨面が研磨ベルト24の研磨面と対向するように、電柱9の周面に軸方向の位置をずらして掛け渡し、ベルト巻き取り機構などの各構成要素を左右対称に配置する。
このような構成とすることによって、第2の研磨ベルトを、電柱9の周面のうち少なくとも研磨ベルト24が接触しない周面に接触させることができる。したがって、電柱9の周面は、少なくとも一方の研磨ベルトによって研磨され、電柱9の一端から他端までの1回の移動で電柱9の全周面を研磨することができる。
===位置固定部の構成===
以下、図6および図7を参照して、本実施形態における電柱研磨装置のうち、位置固定部の構成について説明する。なお、図6は、位置固定部のうち、図5において左側から左右固定部材14を電柱9に押圧する構成要素のみを抽出した斜視図であり、位置固定部は、図5において右側から左右固定部材15を電柱9に押圧する、同様の構成要素を含んでいる。また、図6におけるdYおよびdZの矢印の方向は、それぞれ図5における左右方向(水平方向)および上下方向(垂直方向)と一致している。さらに、図7は、位置固定部のうち、後述するラック・ピニオン機構の構成の詳細を示している。
図6および図7に示されている位置固定部は、ラックギア52、57、ピニオンギア53、56、回転軸54、および固定ボルト55からなるラック・ピニオン機構(運動変換部)を含んでいる。また、位置固定部は、下部固定部材13、左右固定部材14(14a/14b)、可動ローラ23、および案内レール51、58をさらに含んで構成されている。なお、前述したように、可動ローラ23、案内レール51、およびラックギア52は、研磨部にも含まれる。
図6に示されているように、下部固定部材13および可動ローラ23は、ラックギア52(第1のラックギア)に接続され、ラックギア52は、垂直方向に移動可能な案内レール51に固定されている。また、左右固定部材14は、ラックギア57(第2のラックギア)に接続され、ラックギア57は、水平方向に移動可能な案内レール58に固定されている。さらに、図7に示されているように、ラック・ピニオン機構において、ラックギア52および57とそれぞれ噛み合うピニオンギア53(第1のピニオンギア)およびピニオンギア56(第2のピニオンギア)は、同じ角度だけ回転するよう、回転軸54を共通にし、固定ボルト55によって互いに固定されている。
===位置固定部の動作===
次に、本実施形態における位置固定部の動作について説明する。
まず、電柱9の径が次第に減少する方向に電柱研磨装置1が移動する場合の動作について説明する。
前述したように、可動ローラ23は、研磨ベルト24によって引っ張られ、可動ローラ23およびラックギア52は、案内レール51に従って、上方向に移動する。また、ラックギア52が上方向に移動すると、ピニオンギア53は、図7において時計回りに回転し、ピニオンギア56も、同じ角度だけ時計回りに回転する。さらに、ピニオンギア56が時計回りに回転すると、ラックギア57は、案内レール58に従って、図7において右方向に移動する。そして、ラックギア57が右方向に移動すると、左右固定部材14が電柱9に押圧されるため、各ギアの移動および回転が停止し、可動ローラ23は、研磨ベルト24の引っ張り力に抗して、電柱9の径に応じた位置に固定される。
図7の実線の矢印は、この場合の各ギアの移動方向および回転方向を示している。ここで、一例として、ラックギア52および57の諸元を同一とし、ピニオンギア53および56のギア比(歯数の比)を2:1とすることによって、ラックギア52の移動距離dZとラックギア57の移動距離dYとの関係は、dZ=2dYとなる。したがって、可動ローラ23は、電柱9の直径の減少分だけ上方向に移動し、左右固定部材14は、電柱9の半径の減少分だけ右方向に移動することとなる。同様に、左右固定部材15は、電柱9の半径の減少分だけ左方向に移動することとなる。
なお、可動ローラ23およびラックギア52が上方向に移動すると、下部固定部材13は、連動して上方向に移動し、電柱9の下部に押圧される。そのため、可動ローラ23は、研磨ベルト24の引っ張り力に抗して、電柱9の径に応じた位置に固定される。前述したように、可動ローラ23の位置は、左右固定部材14によっても固定されるため、下部固定部材13をラックギア52に接続せず、定荷重ばねなどによって上方向に付勢する構成としてもよい。
次に、電柱9の径が次第に増加する方向に電柱研磨装置1が移動する場合の動作について説明する。
この場合、左右固定部材14およびラックギア57は、案内レール58に従って、電柱9の半径の増加分だけ左方向に移動し、ピニオンギア56および53は、同じ角度だけ反時計回りに回転する。また、ピニオンギア53が反時計回りに回転すると、ラックギア52は、案内レール51に従って、電柱9の直径の増加分だけ下方向に移動する。そして、ラックギア52が下方向に移動すると、可動ローラ23は、研磨ベルト24の引っ張り力に抗して、下方向に移動し、電柱9の径に応じた位置に固定される。
なお、図7の短破線の矢印は、この場合の各ギアの移動方向および回転方向を示している。また、前述したように、ばね25などの弾性体によって、研磨ベルト24の引っ張り力に抗する方向に可動ローラ23を付勢することが望ましい。
このようにして、本実施形態の位置固定部は、電柱9の直径の変化分だけ上下方向に移動する可動ローラ23に連動して、左右固定部材14および15をそれぞれ電柱9の半径の変化分だけ左右方向に移動させ、電柱9に押圧する。したがって、左右固定部材14および15によって電柱9を左右から挟み、電柱9の軸に対するハウジング11の左右方向の位置を固定する。また、位置固定部は、可動ローラ23に連動して、下部固定部材13を電柱9の直径の変化分だけ上下方向に移動させ、電柱9の下部に押圧する。したがって、駆動部12と下部固定部材13とによって電柱9を上下から挟み、電柱9の軸に対するハウジング11の上下方向の位置を固定する。
なお、研磨部が2本の研磨ベルトを有する構成とした場合には、左右固定部材15側の構成要素は、図6に示した左右固定部材14側の構成要素に対して左右対称に配置すればよい。また、研磨部が1本の研磨ベルトのみを有する構成とした場合には、左右固定部材15側の垂直方向のラックギアは、左右固定部材14側の垂直方向のラックギア52と同様に、可動ローラ23に連動して移動する構成とする必要がある。
前述したように、研磨ベルト24がテーパ状部材(電柱9)の周面の少なくとも半周以上に接触するように、径の変化の方向と平行に可動ローラ23を移動させ、大きさが異なる同一方向のトルクを受けて、固定ローラ33および43の一方が研磨ベルト24を巻き取るとともに、他方が研磨ベルト24を繰り出すことによって、研磨装置の部品点数を抑えつつ、テーパ状部材の周面を均一に研磨することができる。
また、研磨ベルト24を巻き取る固定ローラと繰り出す固定ローラとを切り替え、研磨ベルト24の研磨方向を交互に切り替えることによって、研磨力が大きくなる研磨面を切り替え、テーパ状部材の周面を均一に研磨することができる。
また、クラッチ32および42の出力軸にそれぞれ固定ローラ33および43を接続し、入力軸に同じ大きさのトルクを伝達したうえで、各クラッチの接続状態を切り替えることによって、研磨ベルト24の研磨方向を交互に切り替えることができる。
また、クラッチ32および42の入力軸をそれぞれギア31および41に接続し、モータ22の回転軸にギア21を接続したうえで、いずれもギア21と噛み合うようにギア31および41をそれぞれ配置することによって、各クラッチの入力軸に同じ大きさのトルクを伝達することができる。
また、ばね25などの弾性体を用いて、研磨ベルト24の引っ張り力に抗する方向に可動ローラ23を付勢することによって、径が次第に増加する場合に、研磨ベルト24の引っ張り力に抗して可動ローラ23を移動させることができる。
また、研磨ベルト24に空気を吹き付けることによって、または、粉塵を吸引することによって、研磨時に発生する粉塵を研磨ベルト24上から除去することができる。
また、研磨面が対向する2本の研磨ベルトを軸方向の位置をずらして周面に掛け渡し、ベルト巻き取り機構などの各構成要素を対称に配置することによって、一方の研磨ベルトを、少なくとも他方の研磨ベルトが接触しない周面に接触させることができ、テーパ状部材の一端から他端までの1回の移動で全周面を研磨することができる。
また、研磨対象が電柱9である場合に、電柱9の周面の半周以上を研磨しながら、電柱9の軸に対する位置を固定しつつ、ハウジング11側を軸方向に移動させることによって、電柱9の一端から他端までの1回の移動で、電柱9全体の周面の半分以上を研磨することができる。
また、軸方向が略水平となるように据え置かれた電柱9に対して、駆動部12を電柱9の上部に配置し、可動ローラ23に連動して下部固定部材13を上下方向に移動させ、電柱9の下部に押圧することによって、駆動部12と下部固定部材13とによって電柱9を上下から挟み、電柱9の軸に対するハウジング11の上下方向の位置を固定することができる。
また、電柱9の汚れ具合に応じて駆動部12によるハウジング11の移動速度を変化させることによって、汚れがひどい箇所に対する研磨時間を長くすることができ、確実に汚れを除去することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1 電柱研磨装置
7 地面
8a、8b 支持台
9 電柱
11 ハウジング
12 駆動部
13 下部固定部材
14、15 左右固定部材
21 ギア
22 モータ
23 可動ローラ
24 研磨ベルト
25 ばね
26 粉塵除去部
31、41 ギア
32、42 クラッチ
33、43 固定ローラ
51、58 案内レール
52、57 ラックギア
53、56 ピニオンギア
54 回転軸
55 固定ボルト

Claims (8)

  1. テーパ状部材の軸方向における所定の長さだけ周面を覆うハウジングと、
    前記テーパ状部材または前記ハウジングを前記テーパ状部材の軸方向に相対的に移動させる駆動部と、
    前記テーパ状部材の軸に対する前記ハウジングの位置を固定する位置固定部と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記テーパ状部材の周面を研磨する研磨部と、
    を備え、
    前記研磨部は、
    前記テーパ状部材の周面に掛け渡された第1の研磨ベルトと、
    前記第1の研磨ベルトの両端がそれぞれ接続され、一方が第1のトルクを受けて前記第1の研磨ベルトを巻き取るとともに、他方が前記第1の研磨ベルトを巻き取る方向の前記第1のトルクより小さい第2のトルクを受けて前記第1の研磨ベルトを繰り出す第1および第2のローラと、
    前記第1の研磨ベルトが掛け渡され、前記第1の研磨ベルトが前記テーパ状部材の周面の少なくとも半周以上に接触するように、前記テーパ状部材の径の変化に応じて移動する第3のローラと、
    入力軸に同じ大きさのトルクが伝達され、出力軸にそれぞれ前記第1および第2のローラが接続された第1および第2のクラッチと、
    を有し、
    前記第1の研磨ベルトは、前記テーパ状部材の周面を第1および第2の方向に交互に研磨し、
    前記第1の研磨ベルトが前記第1の方向に研磨する第1の期間には、前記第1のローラが前記第1の研磨ベルトを巻き取るとともに、前記第2のローラが前記第1の研磨ベルトを繰り出すべく、前記第1のクラッチが出力軸に前記第1のトルクを伝達するとともに、前記第2のクラッチが滑りながら出力軸に前記第2のトルクを伝達し、
    前記第1の研磨ベルトが前記第2の方向に研磨する第2の期間には、前記第2のローラが前記第1の研磨ベルトを巻き取るとともに、前記第1のローラが前記第1の研磨ベルトを繰り出すべく、前記第2のクラッチが出力軸に前記第1のトルクを伝達するとともに、前記第1のクラッチが滑りながら出力軸に前記第2のトルクを伝達することを特徴とするテーパ状部材研磨装置。
  2. 前記研磨部は、
    所定のトルクを発生するモータと、
    前記第1および第2のクラッチの入力軸がそれぞれ接続された第1および第2のギアと、
    前記第1および第2のギアと噛み合い、前記所定のトルクを伝達する第3のギアと、
    をさらに有することを特徴とする請求項に記載のテーパ状部材研磨装置。
  3. 前記研磨部は、
    前記第3のローラを案内する案内部と、
    前記第1の研磨ベルトが前記第3のローラを引っ張る力に抗する方向に前記第3のローラを付勢する弾性体と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項に記載のテーパ状部材研磨装置。
  4. 前記研磨部は、前記テーパ状部材の研磨時に発生する粉塵を前記第1の研磨ベルト上から除去する粉塵除去部をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項の何れかに記載のテーパ状部材研磨装置。
  5. 前記研磨部は、
    前記テーパ状部材と接触する周面が前記第1の研磨ベルトが前記テーパ状部材と接触する周面と対向するように、前記テーパ状部材の周面に掛け渡された第2の研磨ベルトと、
    前記第2の研磨ベルトの両端がそれぞれ接続され、一方が第3のトルクを受けて前記第2の研磨ベルトを巻き取るとともに、他方が前記第2の研磨ベルトを巻き取る方向の前記第3のトルクより小さい第4のトルクを受けて前記第2の研磨ベルトを繰り出す第4および第5のローラと、
    前記第2の研磨ベルトが掛け渡され、前記第2の研磨ベルトが前記テーパ状部材の周面のうち少なくとも前記第1の研磨ベルトが接触しない周面に接触するように、前記テーパ状部材の径の変化に応じて移動する第6のローラと、
    入力軸に同じ大きさのトルクが伝達され、出力軸にそれぞれ前記第4および第5のローラが接続された第3および第4のクラッチと、
    をさらに有し、
    前記第2の研磨ベルトは、前記テーパ状部材の周面を第3および第4の方向に交互に研磨し、
    前記第2の研磨ベルトが前記第3の方向に研磨する第3の期間には、前記第4のローラが前記第2の研磨ベルトを巻き取るとともに、前記第5のローラが前記第2の研磨ベルトを繰り出すべく、前記第3のクラッチが出力軸に前記第3のトルクを伝達するとともに、前記第4のクラッチが滑りながら出力軸に前記第4のトルクを伝達し、
    前記第2の研磨ベルトが前記第4の方向に研磨する第4の期間には、前記第5のローラが前記第2の研磨ベルトを巻き取るとともに、前記第4のローラが前記第2の研磨ベルトを繰り出すべく、前記第4のクラッチが出力軸に前記第3のトルクを伝達するとともに、前記第3のクラッチが滑りながら出力軸に前記第4のトルクを伝達することを特徴とする請求項1に記載のテーパ状部材研磨装置。
  6. 前記テーパ状部材は、電柱であり、
    前記駆動部は、前記ハウジングを前記電柱の軸方向に移動させることを特徴とする請求項1ないし請求項の何れかに記載のテーパ状部材研磨装置。
  7. 前記電柱は、軸方向が略水平となるように据え置かれ、
    前記駆動部は、前記電柱の上部に配置され、
    前記位置固定部は、前記第3のローラに連動して上下方向に移動し、前記電柱の下部に押圧される下部固定部材を含むことを特徴とする請求項に記載のテーパ状部材研磨装置。
  8. 前記電柱の汚れ具合を検出する汚れ検出部をさらに備え、
    前記駆動部は、前記汚れ具合に応じた速度で前記ハウジングを移動させることを特徴とする請求項または請求項に記載のテーパ状部材研磨装置。
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