JP5120945B2 - バラン装置およびアンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不平衡給電と平衡給電とを相互に変換するバラン装置および、それを備えるアンテナ装置に関する。
バラン(Balun)は、たとえばダイポールアンテナと同軸ケーブルとの接続に用いられる。ダイポールアンテナのような平衡型アンテナに、同軸ケーブルのような不平衡型の給電ケーブルを直接接続した場合には、同軸ケーブルの外側導体(一般的には、編組線と呼ばれる細い銅線を編んだものが用いられる)に漏れ電流が発生するとともに、各々の本来の動作が阻害される。バランを介して平衡型アンテナと同軸ケーブルとを接続することで、このような問題を回避することができる。
たとえば特開2006−14157号公報(特許文献1)および特開平6−188610号公報(特許文献2)に開示されるように、上記のバランをプリント基板により形成することが提案されている。また、実開昭62−98213号公報(特許文献3)は、プリント基板に形成された導体のパターンとして、らせん状のプリントパターンを開示している。
特開2006−14157号公報 特開平6−188610号公報 実開昭62−98213号公報
プリント基板を用いた従来のバランにおいては、多くの場合、ストリップラインの幅が狭いだけでなく、ストリップラインにより形成されたパターンが複雑である。たとえば実開昭62−98213号公報に開示されたような、らせん状のパターンがプリント基板上のバランに含まれる場合がある。
一方、製造コスト等の理由により、プリント基板に形成されたパターンと同様のパターンを、金属板をプレス加工して形成することが考えられる。この場合には、プリント基板上に形成されたパターンと同様なパターンを、プレス金型に形成する必要がある。しかしパターンが複雑化するほど、金型の作成が困難になる上に、そのパターンを金属板では再現できない可能性が高くなる。このような理由により、プリント基板に形成された従来のバランを金属板によって形成することは容易ではないと考えられる。
本発明の目的は、プリント基板だけでなく金属板によっても作製可能なパターンを有するバラン装置および、そのバラン装置を備えるアンテナ装置を提供することである。
本発明は要約すれば、バラン装置であって、平面状の第1および第2の導線部と、少なくとも1つのスタブと、第1の巻線部と、第2の巻線部とを備える。第1および第2の導線部は、互いに平行に配置される。少なくとも1つのスタブは、第1および第2の導線部の間に配置され、第1および第2の導線部のいずれか一方に接続される一方端と、電気的に開放された他方端とを含む。第1の巻線部は、第1および第2の導線部の間に配置され、第1および第2の導線部の延在方向を第1の方向とし、第1および第2の導線部の配置方向を第2の方向とすると、第1の導線部から第2の方向に延び、かつ、第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成される。第2の巻線部は、第1および第2の導線部の間に配置され、第1の巻線部によって囲まれる領域にその先端が位置するように、第2の導線部から第2の方向に延び、かつ、第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成される。第1および第2の巻線部は、第1の導線部および第2の導線部の同じ側の端部の近傍に配置される。少なくとも1つのスタブは、第1および第2の巻線部に相対的に近い場所に配置され、第1の導線部および第2の導線部に交互に接続される第1ないし第3のスタブと、第1および第2の巻線部に対して第1ないし第3のスタブよりも相対的に遠い場所に配置され、第1の導線部および第2の導線部に交互に接続される第4および第5のスタブとを含む。第4および第5のスタブは、第1の導線部および第2の導線部の各々の略中央の位置に配置される
本発明の他の局面に従うと、バラン装置であって、平面状の第1および第2の導線部と、少なくとも1つのスタブと、第1の巻線部と、第2の巻線部とを備える。第1および第2の導線部は、互いに平行に配置される。少なくとも1つのスタブは、第1および第2の導線部の間に配置され、第1および第2の導線部のいずれか一方に接続される一方端と、電気的に開放された他方端とを含む。第1の巻線部は、第1および第2の導線部の間に配置され、第1および第2の導線部の延在方向を第1の方向とし、第1および第2の導線部の配置方向を第2の方向とすると、第1の導線部から第2の方向に延び、かつ、第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成される。第2の巻線部は、第1および第2の導線部の間に配置され、第1の巻線部によって囲まれる領域にその先端が位置するように、第2の導線部から第2の方向に延び、かつ、第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成される。第1および第2の巻線部は、第1の導線部および第2の導線部の同じ側の端部の近傍に配置される。少なくとも1つのスタブは、第1および第2の巻線部に相対的に近い場所に配置され、第1の導線部および第2の導線部に交互に接続される第1ないし第6のスタブと、第1および第2の巻線部に対して第1ないし第6のスタブよりも相対的に遠い場所に配置され、第1の導線部および第2の導線部に交互に接続される第7および第8のスタブとを含む。
本発明の他の局面に従うと、バラン装置であって、平面状の第1および第2の導線部と、少なくとも1つのスタブと、第1の巻線部と、第2の巻線部とを備える。第1および第2の導線部は、互いに平行に配置される。少なくとも1つのスタブは、第1および第2の導線部の間に配置され、第1および第2の導線部のいずれか一方に接続される一方端と、電気的に開放された他方端とを含む。第1の巻線部は、第1および第2の導線部の間に配置され、第1および第2の導線部の延在方向を第1の方向とし、第1および第2の導線部の配置方向を第2の方向とすると、第1の導線部から第2の方向に延び、かつ、第1および第2の方向に交互に3回折れ曲がるように形成される。第2の巻線部は、第1および第2の導線部の間に配置され、第1の巻線部によって囲まれる領域にその先端が位置するように、第2の導線部から第2の方向に延び、かつ、第1および第2の方向に交互に3回折れ曲がるように形成される。第1および第2の巻線部は、第1の導線部および第2の導線部の同じ側の端部の近傍に配置される。第1および第2の巻線部は、第1の導線部および第2の導線部の同じ側の端部の近傍に配置される。少なくとも1つのスタブは、第1および第2の巻線部に相対的に近い場所に配置され、第1の導線部および第2の導線部に交互に接続される第1ないし第3のスタブと、第1および第2の巻線部に対して第1ないし第3のスタブよりも相対的に遠い場所に配置され、第1の導線部および第2の導線部に交互に接続される第4および第5のスタブとを含む
本発明の他の局面に従うと、アンテナ装置であって、上記のいずれかのバラン装置と、第1および第2の給電部を有し、かつ、バラン装置と一体的に形成されたアンテナ本体部とを備える。第1の巻線部に対して相対的に遠い側に位置する第1の導線部の端部は、第1の給電部に接続される。第2の巻線部に対して相対的に遠い側に位置する第2の導線部の端部は、第2の給電部に接続される。
本発明によれば、プリント基板だけでなく金属板によっても作製可能なパターンを有するバラン装置を実現できる。
以下において、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態に係るバラン装置1を示す図である。図1(A)は、バラン装置1の平面図である。
図1(A)を参照して、バラン装置1は、導線部11,12と、複数のスタブ13,14と、巻線部15,16とを備える。導線部11と、複数のスタブ13と、巻線部15とは、一体的に形成される。同様に、導線部12と、複数のスタブ14と、巻線部16とは、一体的に形成される。
本実施の形態に係るバラン装置1は、たとえば金属板をプレス加工することにより作製される。なお、バラン装置1を一度に形成してもよいし、導線部11と複数のスタブ13と巻線部15とが一体化された板状導体と、導線部12と複数のスタブ14と巻線部16とが一体化された板状導体とを別々に形成して、これらを組み合わせることによりバラン装置1を形成してもよい。
なお、本実施の形態では板状の導体、あるいは薄膜導体であっても実質的に線路として機能するバラン装置1の要素を「導線部」あるいは「線状導体」と呼ぶことにする。
導線部11,12は、細長い矩形状に形成され、かつ平行に配置される。これにより導線部11,12は平行線路を構成する。図1に示したX方向は導線部11,12の延在方向であり、Y方向は、導線部11,12の配置方向であり、かつX方向に垂直な方向である。
また、図1では、導線部11,12により構成される平行線路の一方端および他方端をそれぞれ「A端」および「B端」と示す。バラン装置1をダイポールアンテナおよび同軸ケーブルの間に介在させる場合、A端はダイポールアンテナに接続され、B端は同軸ケーブルに接続される。
ここで、ダイポールアンテナのインピーダンスは一般に約300Ωであり、同軸ケーブルのインピーダンスは一般に約75Ωである。したがって、バラン装置1は、A端側でのインピーダンスが約300Ωとなり、B端側のインピーダンスが約75Ωとなるように(すなわちインピーダンス変換比が4:1のバランとして)構成される。具体的には、複数のスタブ13,14および巻線部15,16が導線部11,12の間に配置されることで、このような構成が実現される。
複数のスタブ13,14は、Y方向に延在する導線部である。複数のスタブ13の各々の一方端は導線部11に接続される。複数のスタブ13の各々の他方端(先端)は、導線部12に接触せずに電気的に開放される。同様に、複数のスタブ14の各々の一方端は導線部12に接続される。複数のスタブ14の各々の他方端(先端)は導線部11に接触せずに電気的に開放される。
巻線部15,16に相対的に近い場所である領域2では、3つのスタブ(2つのスタブ13および1つのスタブ14)が配置され、巻線部15,16に相対的に遠い場所(領域2よりもA端に近い場所)である領域3では、2つのスタブ(スタブ13およびそれに近接したスタブ14)が配置される。このように本実施の形態では、巻線部15,16に相対的に近い領域2に少なくとも1つのスタブが配置され、そのスタブよりも巻線部15,16に対して相対的に遠い領域3に、少なくとも1つのスタブが配置される。なお、本実施の形態では、巻線部15,16に相対的に近い場所である領域2は、巻線部15に近接した場所であり、巻線部15,16に相対的に遠い場所である領域3は、導線部11(および導線部12)の略中央部分である。
スタブを導線部11,12に接続することによって、導線部11,12からなる平行線路のインピーダンスを下げることができる。しかし、導線部11,12の間隔は、A端でのインピーダンスが約300Ωとなるように調整されているので、A端に近い側に多くのスタブを接続すると、A端でのインピーダンスが約300Ωから大きくずれることが起こり得る。したがってダイポールアンテナをA端に接続した場合に、たとえばVSWR(電圧定在波比)が大きくなることが起こりうる。VSWRとは交流の伝送路における進行波と反射波の関係を示す数値であり、その値が小さいほどアンテナの性能としては優れている。VSWRを小さくするためにはA端でのインピーダンスを300Ωに近づける必要がある。
本実施の形態では、スタブ13,14を巻線部15,16に巻線部15に近接した領域2および導線部11(および導線部12)の略中央部分である領域3に配置する。これによってA端のインピーダンスを約300Ωに保つことができるので、A端に接続されたアンテナのVSWR(電圧定在波比)を小さくすることができる。また、巻線部15に相対的に近い場所に適切な本数のスタブが接続されることで、B端でのインピーダンスをほぼ所定のインピーダンス(略75Ω)に近づけることができる。さらに、領域2よりも巻線部15,16に対して遠い領域3に設けられたスタブ13(14)によって、B端でのインピーダンスを上記所定のインピーダンスに調整することが可能になる。
スタブ13,14は、X方向に沿って交互に配置されている。すなわち複数のスタブは導線部11,12に交互に接続される。これによって、平行線路(導線部11,12)による平衡給電形態が崩れるのを回避できるので、A端にダイポールアンテナが接続された場合に、そのアンテナの動作を安定させることができる。
巻線部15,16は、導線部11,12の間に配置される。巻線部15は、導線部11からY方向に延び、かつ、X方向およびY方向に交互に折れ曲がるように形成される。巻線部16は、導線部12からY方向に延び、かつ、X方向およびY方向に交互に折れ曲がるように形成される。さらに、巻線部16の先端部は、巻線部15によって囲まれる領域に位置する。
すなわち図1(A)に示すようにバラン装置1を平面視した場合、巻線部15の巻き方向と巻線部16の巻き方向とは互いに逆であり、巻線部15,16は、いわば互いにかみ合うように配置される。
また、本実施の形態では、巻線部15,16の折れ曲がる回数は2回である。これにより、巻線部のパターンが複雑化するのを回避できるので、金属板によってバラン装置1を容易に形成できる。
次に、本実施の形態に係るバラン装置1の寸法について説明する。なお、以下に示した数値は一例であって、下記の寸法によってバラン装置1が限定されるものでないことを確認的に記載する。
導線部11,12のX方向の長さは約150mmである。ただし導線部11,12のX方向の長さは約70〜80mm程度であってもよい。
導線部11,12の各々の線幅は約3mmである。導線部11,12の間隔(導線部11から導線部12までのY方向の距離)は約12mmである。なお、導線部11,12の間隔は、導線部11,12により構成される平行線路のA端でのインピーダンスが約300Ωになるように定められればよい。
複数のスタブ13,14の各々の線幅、および巻線部15,16の各々の線幅も約3mmである。なお、スタブ13とスタブ14との間隔、および、巻線部15,16の間隔は、特に限定されるものではない。たとえば一枚の金属板をプレス加工することで、バラン装置1を一度に形成するのであれば、上記の間隔は、金型による金属板の打ち抜きが可能な最小間隔よりも大きければよい。
また、領域2において、最も巻線部15から遠い位置にあるスタブ13から領域3におけるスタブ14までの距離は、約31mmである。
また、本実施の形態では、導線部11,12から構成される平行線路のB端から、巻線部16までの最短距離は約7mmである。ただし、この最短距離は、約3〜10mmの範囲内の値とすることもできる。
平行線路を構成する導線部11,12の間隔を調整することでB端でのインピーダンスを75Ωに設定しようとすると、その間隔は約1mmとなる。しかし、導線部11,12の間隔は、A端でのインピーダンスが約300Ωとなるように調整されているので、本実施の形態では約12mmとなる。B端から巻線部16までの最短距離を小さくすることで、B端での導線部11,12の間隔が約12mmであっても、B端のインピーダンスを約75Ωに保つことができる。また、この距離を小さくすることで、B端付近での損失が大きくなるのを回避できる。
図1(B)は、図1(A)に示す矢印A1方向からのバラン装置1の側面図である。図1(B)を参照して、バラン装置1を構成する金属板の厚みは約1mmである。
本実施の形態に係るバラン装置1を金属板によって形成されるものと限定されない。図2に示すように、バラン装置1は、プリント基板によって形成することも可能である。
図2(A)は、プリント基板により形成されたバラン装置1の平面図である。図2(B)は、図2(A)に示す矢印A2方向からのバラン装置1の側面図である。図2(A)に示した平面パターンは、図1(A)に示した平面パターンと同様である。ただし、図2に示した構成によれば、バラン装置1は誘電体基板20の主表面上の薄膜導体によって形成される。図2(B)に示すように、薄膜導体の厚みは誘電体基板20の厚みよりも小さい。すなわち、図2に示したバラン装置1は、図1に示したバラン装置1よりも薄い。
本実施の形態によれば、バラン装置1を金属板あるいはプリント基板によって作製できるので、バラン装置の薄型化を実現できる。
図3は、一般的と考えられるバラン装置1Aの構成を示す図である。図3(A)は、バラン装置1Aのイメージ図である。図3(B)は、図3(A)に示したバラン装置1Aの等価回路図である。
図3(A)および図3(B)を参照して、バラン装置1Aは、メガネコア25と、1対の絶縁導線26,27とを備える。絶縁導線26,27はメガネコア25に巻付けられる。絶縁導線27の一方端はアンテナ側の端子23に接続され、絶縁導線27の他方端は同軸ケーブル側の端子28に接続される。絶縁導線26の一方端はアンテナ側の端子24に接続され、絶縁導線26の他方端は同軸ケーブル側の端子29に接続される。
メガネコア25の厚み(図3(A)に示したメガネコア25の紙面を貫く方向の長さ)は、たとえば約3〜4mm程度である。これに対し、本実施の形態によれば、金属板あるいはプリント基板によってバラン装置を作製することができるので、バラン装置の薄型化を実現できる。
また、図3に示したバラン装置1Aを製造する場合、絶縁導線26,27をメガネコア25に巻き付けるための工程が必要となる。しかし、本実施の形態によれば、バラン装置1は、絶縁導線26,27に代えて、平面的に形成された巻線部15,16を有する。巻線部15,16は導線部11,12とそれぞれ一体的に形成される。したがって、本実施の形態では、絶縁導線をメガネコアに巻き付けるための工程が不要となる。これにより、本実施の形態によればバラン装置の製造コストを低減できる。
また、同じ製造方法によって複数のバラン装置1Aを製造したとしても、絶縁導線の巻き付け方の違いに依存して、これらの間で性能のばらつきが大きくなる可能性がある。本実施の形態によれば、たとえば金属板をプレス加工してバラン装置を作製することができるので、バラン装置1を構成する各要素(導線部11,12,スタブ13,14および巻線部15,16)の寸法のばらつきを小さくすることができる。したがって本実施の形態によれば、複数のバラン装置1の間で性能のばらつきを小さくすることができる。
図4は、バラン装置1をダイポールアンテナおよび同軸ケーブルに接続した状態を示す図である。図4を参照して、導線部11,12から構成される平行線路のA端には折返しダイポールアンテナ31が接続される。
一般にダイポールアンテナでは、2つの給電部(給電点)が互いに距離を隔てて設けられている。折返しダイポールアンテナ31は、給電部FD1,FD2を有する。折返しダイポールアンテナ31は、給電部FD1,FD2が導線部11,12にそれぞれ接続されるように、導線部11,12と一体的に形成される。
一方、平行線路のB端側には同軸ケーブル32が接続される。同軸ケーブル32は、外部導体33と、内部導体34とを有する。外部導体33および内部導体34は、導線部11,12にそれぞれ接続される。
図4に示したバラン装置1は金属板により作製されたものであるが、プリント基板によって作製されていてもよい。この場合にも、給電部FD1,FD2が導線部11,12にそれぞれ接続されるように、折返しダイポールアンテナ31を導線部11,12と一体的に形成することができる。
このように本実施の形態によれば、バラン装置1を金属板あるいはプリント基板によって作製できるので、アンテナとバラン装置1とを一体的に作製できる。これによって、アンテナおよびバラン装置1を含むアンテナ装置の部品点数を削減することができるので、アンテナ装置の製造コストを低減することができる。
なお、金型によって金属板を打ち抜く場合、誘電体基板上の薄膜導体をパターニングする場合よりも、製造コストが低くなることが期待できる。つまり、金属板によりバラン装置1を作製する場合には、プリント基板によりバラン装置1を作製する場合よりも、製造コストを下げることが可能になる。
図4では、バラン装置1に接続されるダイポールアンテナの例として折返しダイポールアンテナを示したが、バラン装置1に接続されるダイポールアンテナは、折返しダイポールアンテナに限定されず、たとえば線状ダイポールアンテナ、ファン(扇型)ダイポールアンテナ等でもよい。
次に、本実施の形態に係るバラン装置1に含まれる複数のスタブ13,14および巻線部15,16について、より詳細に説明する。
図5は、プリント基板により再現されたバラン装置1Aの一部の構成を示す模式図である。図5を参照して、誘電体基板20の表面には、ストリップラインによって巻線部15A,16Aが形成される。巻線部15A,16Aは、図3に示したメガネコア25に巻き付けられた絶縁導線26,27をプリント基板により再現したものである。この構成によれば、バラン装置1Aと同等の特性を得るためには、巻線部15A,16Aの巻き数をできるだけ多くする必要がある。ただし、誘電体基板20の大型化(主表面の面積が大きくなること)を防ごうとすると、図5に示した構成では、ストリップラインの幅を細くするとともに、巻線部15A,16Aの間隔を小さくする必要がある。
図5に示したパターンは、プリント基板では実現可能と考えられる。しかし、このパターンを、金属板によって形成しようとすると、プレス加工のための金型のパターンが複雑になる。このため、金属板の打ち抜きが不十分となり、たとえば加工後の金属板において、本来、離れている配線同士が接続されているといった不具合が生じる可能性がある。つまり、金属板によりバラン装置を形成するためには、そのパターンが単純であるほど好ましい。
図6は、本実施の形態に係るバラン装置1に含まれるスタブ13,14および巻線部15,16を説明する図である。図6および図5を参照して、本実施の形態に係るバラン装置1は、図5に示した巻線部15A,16Aの一部を導線部11,12にそれぞれ接続されるスタブ13,14に置き換えた構成を有している。したがって、巻線部15,16の巻き数を、図5に示した巻線部15A,16Aの巻数よりも少なくすることができる。
上述のように、巻線部15は、導線部11からY方向に延び、かつ、X方向およびY方向に交互に折れ曲がるように形成される。巻線部16は、導線部12からY方向に延び、かつ、X方向およびY方向に交互に折れ曲がるように形成される。すなわち、巻線部15,16の各々の折り曲げ回数は2回だけである。
具体的には、巻線部15は、線状導体41〜43を含む。線状導体41の一方端は導線部11に接続され、線状導体41はY方向に延びる。線状導体42の一方端は線状導体41の他方端(先端)に接続され、線状導体42はY方向に延びる。線状導体43の一方端は線状導体42の他方端(先端)に接続され、線状導体43は、その他方端が導線部11に向かうように、X方向に延びる。
同様に、巻線部16は、線状導体44〜46を含む。線状導体44は、線状導体43に対して線状導体41と反対側に位置する。線状導体44の一方端は導線部12に接続され、線状導体44はY方向に延びる。線状導体45の一方端は線状導体44の他方端(先端)に接続され、線状導体45は線状導体41と非接触状態になるように、X方向に延びる。線状導体46の一方端は線状導体45の他方端(先端)に接続され、線状導体46は、その他方端(先端)が導線部12に対向するようにY方向に延びる。線状導体46の先端は線状導体41〜43によって囲まれる。
このように巻線部15,16を形成することによって、図5に示したパターンよりも単純化されたパターンが実現できる。これによって、金属板によりバラン装置1を形成することが可能になる。
なお、スタブ13,14の個数は、図1等に示すように限定されるものではない。図7は、本実施の形態に係るバラン装置の第1の変形例を示す図である。図7を参照して、巻線部15,16に近い場所である領域2において、3つのスタブ13および3つのスタブ14が配置される。一方、巻線部15,16から遠い場所である領域3においては、1つのスタブ13および1つのスタブ14が配置される。このように、スタブ13,14の個数は、特に限定されるものではない。
なお、インピーダンス整合を実現できるのであれば、スタブの個数は1つでもよい。ただし、バラン装置1に接続されるダイポールアンテナの動作を安定させる観点からは、スタブ13,14を、X方向に沿って交互に配置することが好ましい。
また、巻線部15,16の形状は、図1等に示すように限定されるものではない。図8は、本実施の形態に係るバラン装置の第2の変形例を示す図である。図8を参照して、この変形例では、巻線部15,16の折り曲げ回数が3回である。金属板によりバラン装置1を作製する場合、あるいは、プリント基板によりバラン装置1を作製する場合において巻線部15,16の線幅および/または巻線部15,16の間隔を小さくすることが可能であれば、このように巻線部15,16の折り曲げ回数を増やしてもよい。
続いて、本実施の形態に係るバラン装置1の特性として、VSWRおよび通過損失を説明する。
図9は、本実施の形態に係るバラン装置1のVSWRの周波数特性を示す図である。図9を参照して、約470MHz〜約770MHzの範囲にわたり、VSWRは1.5以下に保たれている。この周波数範囲は、日本におけるUHF(Ultra High Frequency)テレビ放送の帯域に相当する。なお、日本における地上デジタル放送の周波数帯は、約470MHz〜約710MHzの範囲である。図9に示した結果は、バラン装置1が実用レベルのVSWRを有することを示している。
なお、VSWRの周波数特性は、バラン装置1の平行線路のA端に約300Ωの終端抵抗を接続し、平行線路のB端にF型接栓を接続して測定したものである。
図10は、本実施の形態に係るバラン装置1の通過損失の周波数特性を示す図である。なお、周波数範囲は図9に示した範囲と同様である。また、通過損失の絶対値が小さいほどバラン装置の性能は良好である。図10を参照して、約470MHz〜約620MHzの範囲では、通過損失は概ね−0.3〜−0.5(dB)の範囲内であり、約620〜約680MHzの範囲では、通過損失は、概ね−0.5〜−1(dB)の範囲内であり、約680〜約770MHzの範囲内では、通過損失は、概ね−1〜−2(dB)の範囲内である。なお約470MHz〜約620MHzの周波数範囲は、日本における地上デジタル放送のローチャネルの帯域に対応する。図10に示した結果は、バラン装置1が実用レベルの通過損失を有することを示している。
なお、通過損失の周波数特性は、バラン装置1を2つ用意して、その2つのバラン装置1の互いのA端同士を接続して測定した。図10に示す結果は、その測定値の1/2の値である。
このように本実施の形態に係るバラン装置1は、日本のUHFテレビ放送の帯域(特に地上デジタル放送の帯域)での性能が優れている。したがって、バラン装置1をUHFテレビ放送受信用アンテナ(地上デジタル放送受信用アンテナを含む)と同軸ケーブルとの接続に用いることが可能である。
図11は、図3に示したバラン装置1Aの通過損失の周波数特性を示した図である。なお、周波数範囲は図9に示した範囲と同様である。図11を参照して、約470MHz〜約620MHzの範囲では、通過損失は概ね−0.4〜−0.6(dB)の範囲内であり、約620〜約680MHzの範囲では、通過損失は、概ね−0.6〜−0.7(dB)の範囲内であり、約680〜約770MHzの範囲では、通過損失は、概ね−0.7〜−1(dB)の範囲内である。
図10および図11を比較すると、約470MHz〜約680MHzの範囲において、バラン装置1の通過損失は、バラン装置1Aの通過損失と同程度である。このことから、バラン装置1は、日本のUHFテレビ放送の帯域(特に地上デジタル放送の帯域)において、一般的と考えられるバラン装置とほぼ同程度の性能を有することが分かる。
なお、上記説明では、本実施の形態に係るバラン装置1は4:1のインピーダンス変換(300Ωと75Ωとの間の変換)を行なうものであるとした。ただし、平行線路(導線部11,12)の間隔を適切に定めることにより、本実施の形態に係るバラン装置1は、たとえば2:1のインピーダンス変換(たとえば150Ωと75Ωとの間の変換)を行なうバラン装置として適用することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係るバラン装置1を示す図である。 プリント基板によって形成された、本実施の形態に係るバラン装置1を示す図である。 一般的と考えられるバラン装置1Aの構成を示す図である。 バラン装置1をダイポールアンテナおよび同軸ケーブルに接続した状態を示す図である。 プリント基板により再現されたバラン装置1Aの一部の構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るバラン装置1に含まれるスタブ13,14および巻線部15,16を説明する図である。 本実施の形態に係るバラン装置の第1の変形例を示す図である。 本実施の形態に係るバラン装置の第2の変形例を示す図である。 本実施の形態に係るバラン装置1のVSWRの周波数特性を示す図である。 本実施の形態に係るバラン装置1の通過損失の周波数特性を示す図である。 図3に示したバラン装置1Aの通過損失の周波数特性を示した図である。
符号の説明
1,1A バラン装置、2,3 領域、11,12 導線部、13,14 スタブ、15,16,15A,16A 巻線部、20 誘電体基板、23,24,28,29 端子、25 メガネコア、26,27 絶縁導線、31 ダイポールアンテナ、32 同軸ケーブル、33 外部導体、34 内部導体、41〜46 線状導体、A1,A2 矢印、FD1,FD2 給電部。

Claims (4)

  1. 互いに平行に配置され、かつ平面状の第1および第2の導線部と、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1および第2の導線部のいずれか一方に接続される一方端と、電気的に開放された他方端とを含む、少なくとも1つのスタブと、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1および第2の導線部の延在方向を第1の方向とし、前記第1および第2の導線部の配置方向を第2の方向とすると、前記第1の導線部から前記第2の方向に延び、かつ、前記第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成された第1の巻線部と、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1の巻線部によって囲まれる領域にその先端が位置するように、前記第2の導線部から前記第2の方向に延び、かつ、前記第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成された第2の巻線部とを備え
    前記第1および第2の巻線部は、前記第1の導線部および前記第2の導線部の同じ側の端部の近傍に配置され、
    前記少なくとも1つのスタブは、
    前記第1および第2の巻線部に相対的に近い場所に配置され、前記第1の導線部および前記第2の導線部に交互に接続される第1ないし第3のスタブと、
    前記第1および第2の巻線部に対して前記第1ないし第3のスタブよりも相対的に遠い場所に配置され、前記第1の導線部および前記第2の導線部に交互に接続される第4および第5のスタブとを含み、
    前記第4および第5のスタブは、前記第1の導線部および前記第2の導線部の各々の略中央の位置に配置される、バラン装置。
  2. 互いに平行に配置され、かつ平面状の第1および第2の導線部と、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1および第2の導線部のいずれか一方に接続される一方端と、電気的に開放された他方端とを含む、少なくとも1つのスタブと、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1および第2の導線部の延在方向を第1の方向とし、前記第1および第2の導線部の配置方向を第2の方向とすると、前記第1の導線部から前記第2の方向に延び、かつ、前記第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成された第1の巻線部と、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1の巻線部によって囲まれる領域にその先端が位置するように、前記第2の導線部から前記第2の方向に延び、かつ、前記第1および第2の方向に交互に折れ曲がるように形成された第2の巻線部とを備え
    前記第1および第2の巻線部は、前記第1の導線部および前記第2の導線部の同じ側の端部の近傍に配置され、
    前記少なくとも1つのスタブは、
    前記第1および第2の巻線部に相対的に近い場所に配置され、前記第1の導線部および前記第2の導線部に交互に接続される第1ないし第6のスタブと、
    前記第1および第2の巻線部に対して前記第1ないし第6のスタブよりも相対的に遠い場所に配置され、前記第1の導線部および前記第2の導線部に交互に接続される第7および第8のスタブとを含む、バラン装置。
  3. 互いに平行に配置され、かつ平面状の第1および第2の導線部と、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1および第2の導線部のいずれか一方に接続される一方端と、電気的に開放された他方端とを含む、少なくとも1つのスタブと、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1および第2の導線部の延在方向を第1の方向とし、前記第1および第2の導線部の配置方向を第2の方向とすると、前記第1の導線部から前記第2の方向に延び、かつ、前記第1および第2の方向に交互に3回折れ曲がるように形成された第1の巻線部と、
    前記第1および第2の導線部の間に配置され、前記第1の巻線部によって囲まれる領域にその先端が位置するように、前記第2の導線部から前記第2の方向に延び、かつ、前記第1および第2の方向に交互に3回折れ曲がるように形成された第2の巻線部とを備え
    前記第1および第2の巻線部は、前記第1の導線部および前記第2の導線部の同じ側の端部の近傍に配置され、
    前記少なくとも1つのスタブは、
    前記第1および第2の巻線部に相対的に近い場所に配置され、前記第1の導線部および前記第2の導線部に交互に接続される第1ないし第3のスタブと、
    前記第1および第2の巻線部に対して前記第1ないし第3のスタブよりも相対的に遠い場所に配置され、前記第1の導線部および前記第2の導線部に交互に接続される第4および第5のスタブとを含む、バラン装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載のバラン装置と、
    第1および第2の給電部を有し、かつ、前記バラン装置と一体的に形成されたアンテナ本体部とを備え、
    前記第1の巻線部に対して相対的に遠い側に位置する第1の導線部の端部は、前記第1の給電部に接続され、
    前記第2の巻線部に対して相対的に遠い側に位置する第2の導線部の端部は、前記第2の給電部に接続される、アンテナ装置。
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