JP5117864B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店に設置されるパチンコ機に関する。
現在、様々なタイプのパチンコ機が提供されているが、その1つとして、始動入賞口に遊技球が入賞したときに乱数を利用した当たり抽選が行われて当たりか否かが決定されるとともに、例えば7セグメント型の表示装置や液晶ディスプレイなどの画像表示装置で図柄の変動表示が行われた後に当たり抽選の結果が表示されるものが知られている。通常、当たり抽選や入賞口での入賞検知と、画像表示装置での画像の表示制御とは別個の基板を用いて行われ、前者を行う基板がメイン基板、後者を行う基板がサブ基板と称されている。このように、各処理を別個に行うことによって複雑な処理を迅速に行うことを可能にし、例えば画像表示装置でバリエーション豊かな画像を表示することを可能にしている。当たり抽選で当たりに当選すると通常モードから当たりモードに移行し、抽選で選択されたラウンド数の下で遊技が行われる。当たりモードでは、ラウンドごとのアタッカの開放により通常モードで閉じられている大入賞口が開放されるとともに、遊技球の大半がアタッカの内面で大入賞口に案内されるため、遊技者は大量の遊技球を獲得できる。
一般に、遊技者は遊技球を獲得することを目的として遊技を行うため、最近のパチンコ機では、遊技球を大量に獲得できる機会を増やして遊技者のパチンコ機への興味を高める工夫がなされている。このような工夫が凝らされたパチンコ機の一つとして、当たりが通常当たりと確変当たりとから構成されており、通常当たりに当選した場合は当たりモードにのみ移行し、確変当たりに当選した場合は通常モードよりも当たりの当選確率が高くなる確率変動モードに当たりモードの終了後に移行するものがある。また、また、近年提供されているパチンコ機の大半は始動入賞口に開閉自在な可動片が取り付けられており、スルーチャッカーを遊技球が通過したときに実行される開放抽選に当選すると可動片が開放して遊技球の入賞率が高くなる。そして、当たりモードの終了後には時短区間に移行し、可動片の開放時間が時短区間以外のときよりも長くなるとともに図柄の変動時間が時短区間以外のときよりも短くなる。これにより、時短区間では、始動入賞口への遊技球の入賞率を向上させることによって遊技者の持ち球を減少させることなく、効率良く図柄の変動表示を行うことができる。
以上のように、パチンコ機では遊技の状態によって遊技者の獲得する遊技球の個数に差がつくため、例えば停電などの原因によって当たりモード中にその電源が遮断され、電源が復帰したときに電源の遮断前の状態が保存されていないと遊技者の遊技への興趣が低下し、また、パチンコ店へのクレームの原因となってしまう。このため、例えば特許文献1〜2で示されているように、パチンコ機では電源が遮断されても遊技の状態が消去されないようにバックアップをとることが一般である。
特開2005−211221号公報 特開2005−211224号公報
ところで、時短区間に移行するとともに図柄の変動回数が規定回数に達すると時短区間が終了するパチンコ機では、時短区間中は時短区間に移行中であることを示す時短画像が表示され、時短区間での図柄の変動回数が規定回数に達したときにサブ基板がメイン基板から時短区間の終了を示すコマンドを受け、移行中のモードが通常モードあるいは確率変動モードのいずれであるかが識別できない通常画像が表示される。そして、確率変動モード中でかつ時短区間中にパチンコ機の電源が遮断された場合、電源の復帰後に確率変動モード中であることを示す確変画像を表示し、電源の遮断によって遊技状態が消去されていないことを示し、遊技者に安心感を抱かせるようにしている。しかし、電源の復帰後であっても時短区間での図柄の変動回数が規定回数に達したときにメイン基板からサブ基板に時短区間の終了を示すコマンドが入力されるため、サブ基板は上述した通常画像を表示させてしまう。このとき、遊技者は、電源の復帰後に確変画像によって確率変動モード中であることを確認して安心感を得たはずであるのに、時短区間の終了後に確率変動モード中であるか否かを識別できなくなってしまうため、確率変動モードから通常モードに格下げされてしまったのではないかという不信感を抱いてパチンコ店の店員とのトラブルの原因となっていた。このような事情から、サブ基板にバックアップ用のメモリを設けて電源が遮断されたときにサブ基板でも画像の切り替えの管理を行うことが考えられるが、現在提供されているパチンコ機の殆どがコスト削減の観点からサブ基板にはバックアップ用のメモリを設けずにメイン基板でのみバックアップをとっており、サブ基板にバックアップ用のメモリを設けると、その改造に要する費用やメモリの費用でパチンコ機の製造コストの上昇が避けられれなくなってしまう。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、サブ基板でバックアップをとることなく、時短区間での遊技中に電源が遮断されたときに遊技者が抱く不信感を解消することができるパチンコ機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のパチンコ機は、始動入賞口に遊技球が入賞した場合に当たり抽選を実行して、確変当たり、通常当たり、ハズレのいずれかをメイン基板で決定し、前記メイン基板から前記当たり抽選の結果を受けたサブ基板が画像表示装置で図柄の変動表示及び停止表示を行って前記当たり抽選の結果を表示させ、前記メイン基板は、前記通常当たりに当選した場合は通常モードで閉じられている大入賞口をラウンドごとに開放する当たりモードに移行させるとともに、前記確変当たりに当選した場合は前記当たりモードの終了後に前記確変当たり及び前記通常当たりの当選確率が通常モードよりも高くなる確率変動モードに移行させ、かつ前記当たりモードの終了後には時短区間に移行させ、前記時短区間では、前記図柄の変動表示の開始から停止表示までの時間である前記図柄の変動時間が前記時短区間以外のときよりも短くなるとともに、1回の前記当たり抽選につき行われた前記変動表示及び前記停止表示を1回とする前記図柄の変動回数が規定回数に達すると終了するパチンコ機において、前記メイン基板に、前記確率変動モードに移行しかつ前記時短区間に移行したことを示す第1状態コマンドを前記サブ基板に送信するとともに、前記確率変動モードに移行中でかつ前記時短区間が終了したことを示す第2状態コマンドを前記サブ基板に送信する状態コマンド送信手段を設け、前記サブ基板に、前記時短区間中に前記図柄の変動回数をカウントするとともに、前記パチンコ機の電源が遮断されたときにカウント値がリセットされる変動回数カウント手段と、前記第2状態コマンドを受けたときに前記変動回数カウント手段でのカウント値が前記規定回数に達しているか否かを判定する変動回数判定手段と、前記時短区間終了後に表示する画像を、前記通常モード又は前記確率変動モードのいずれかに移行中であることを示す通常画像又は前記通常画像と態様の異なり、前記通常モード又は前記確率変動モードのいずれかに移行中であることを示す特殊画像のいずれかから画像選択抽選により選択する画像選択抽選手段と、前記第1状態コマンドを受けて前記時短区間に移行中であることを示す時短画像を前記画像表示装置から表示させ、前記時短画像の表示中に前記電源が遮断された場合は、前記電源の復帰後に前記第1状態コマンドを受けて前記確率変動モードに移行中であることを示す確変画像を前記画像表示装置から表示させ、この後に前記第2状態コマンドを受けて、前記変動回数カウント手段でのカウント値が前記規定回数に達していた場合は、前記画像選択抽選の結果に従って前記時短区間の終了後から前記通常当たり又は前記確変当たりに当選するまで前記通常画像又は前記特殊画像を前記図柄と併せて前記画像表示装置から表示させ、前記変動回数カウント手段でのカウント値が前記規定回数に達していなかった場合は前記時短区間の終了後から前記通常当たり又は前記確変当たりに当選するまで前記特殊画像を前記図柄と併せて前記画像表示装置から表示させる表示制御手段とを設けたものである。
請求項1記載の発明によれば、時短区間で電源が遮断されたか否かを図柄の変動回数で識別することが可能になり、確率変動モード中でかつ時短区間に電源が遮断された場合は時短区間後に表示される画像を電源が遮断されなかった場合と異ならせることができる。これにより、サブ基板でバックアップをとることなく、時短区間での遊技中に電源が遮断されたときに遊技者が抱く不信感を解消することができる。
図1に示すように、パチンコ機10は遊技盤11を備えている。遊技盤11の盤面上には遊技領域11aが形成されており、打ち出された遊技球は遊技領域11aを流下する。遊技領域11aには第1の始動入賞口(以下、「第1の始動口」)12、第2の始動入賞口(以下、「第2の始動口」)13、スルーチャッカー14が設けられている。第1の始動口12又は第2の始動口13に遊技球が入賞すると予め決められた規定個数の遊技球が賞球として払い出される。第1の始動口12と第2の始動口13とは上下に並べて配置されており、第2の始動口13は第1の始動口12の下方に配置されている。第2の始動口13には前後方向に延びる軸にその基端部が軸支された一対の可動片13aが取り付けられている。可動片13aは常態では互いの先端部が近づく閉じ位置に位置しており、スルーチャッカー14を遊技球が通過したときに実行される開放抽選に当選すると互いの先端部が離れる開放位置に回動する。可動片13aが閉じ位置に位置するときには可動片13a同士の隙間が第1の始動口12によって覆われるため、第2の始動口13には可動片13aが開放位置に回動したときにのみ遊技球を入賞させることができる。可動片13aが開放位置に回動するとその内面で遊技球が第2の始動口13内に案内される。これにより、可動片13aが閉じ位置に位置するときと開放位置に位置するときとで第2の始動口13への遊技球の入賞率を変化させることができる。
第1又は第2の始動口12,13に遊技球が入賞すると当たり又はハズレを決定する当たり抽選が行われる。当たりに当選するとラウンド数抽選が行われて、当たりモードでのラウンド数、通常当たり又は確変当たりのいずれかが同時に決定される。通常当たりに当選した場合には、当たりモードにのみ移行され、確変当たりに当選した場合には当たりモードに引き続き確率変動モードに移行する。確率変動モードでは通常モードよりも当たりの当選確率が高くなる。確率変動モードは、当たりモードの終了後からその後に当たりに当選するまで継続する。
当たりモードでは、ラウンド数抽選で決定されたラウンド数の下で遊技が行われる。各ラウンドでは、遊技領域11aの下方に設けられたアタッカ15が1回ずつ開放される。アタッカ15の奥には図示しない大入賞口が設けられており、アタッカ15が開放されると遊技領域11aを流下する遊技球の大半がその内面で大入賞口に案内されて多数の賞球を得ることができる。そして、大入賞口に遊技球が10個入賞するか又はラウンド開始から30秒経過するとアタッカ15が閉じて1ラウンドが終了し、ラウンド数抽選で決定されたラウンド数が終了すると当たりモードが終了する。
遊技領域11aの略中央部にはセンター役物16が設けられている。センター役物16には、液晶ディスプレイ17が組み込まれている。液晶ディスプレイ17では、3列に横並びに配置された図柄18が表示されている。各列の図柄18は「青」、「赤」、「ピンク」の3種類で構成されている。通常モード又は確率変動モード中に第1又は第2の始動口12,13に遊技球が入賞すると図柄18の変動表示が開始され、図柄18が上から下へスクロールする。そして、図柄18は1列ずつ順次(左→右→中の順)停止表示され、全ての図柄18が停止表示されたときに同一色の図柄18が揃っているか又は図柄18の色の並びが特定の並び(以下「チャンス目」)と当たりとなる。
このとき、青の図柄18が揃って当たりになると、当たりモードのラウンド数が14ラウンドで確変当たり又は通常当たりのいずれか、赤の図柄18が揃って当たりになると、当たりモードのラウンド数が16ラウンドで確変当たり確定、ピンクの図柄18が揃って当たりになると、当たりモードのラウンド数が14ラウンドで確変当たり確定となる。また、チャンス目が揃って当たりになると、当たりモードのラウンド数が2ラウンドで確変当たり確定となる。
パチンコ機10では、確変当たり又は通常当たりのいずれに当選した場合も当たりモードの終了後に時短区間に移行する。時短区間では、図柄18の変動表示の開始から停止表示までの時間の平均である図柄の変動時間及び開放抽選の結果の表示に要する時間が時短区間以外のときよりも短くなり、さらに、可動片13aの開放時間が1回の開放につき時短区間以外のときは0.5秒であるのに対し、時短区間では2秒になる。これにより、遊技者は持ち球を減らすことなく効率良く遊技を行うことができる。時短区間は、1回の前記当たり抽選につき行われた図柄の変動表示及び停止表示を1回とする図柄の変動回数が100回(規定回数)に達すると終了する。
パチンコ機10の下部には、遊技球を遊技領域11aに発射するときに回動操作する発射ハンドル19や賞球が払い出される受け皿20が設けられている。
図2に示すように、パチンコ機10の動作はメイン基板30によって管制される。メイン基板30はCPU31を備えている。CPU31には各種センサが接続されている。CPU31は各センサからの信号に応答してメモリ32に格納されたプログラムやデータを参照し、賞球の払い出しや当たり抽選の実行、アタッカ15や可動片13aの駆動制御、各モードや時短区間での遊技を実行する。また、CPU31にはバックアップメモリ33が接続されている。バックアップメモリ33には、遊技の進行に併せて遊技の状態を示すフラグやデータなどが書き込まれる。バックアップメモリ33は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリからなり、バックアップメモリ33に書き込まれたフラグやデータは、パチンコ機10の電源34が遮断その復帰時に記憶されたままになる。これにより、時短区間での図柄の変動回数(第1又は第2の始動口12,13への入賞回数)や当たりモードでのラウンド数などが保存され、電源34が遮断されてもその復帰後が継続して遊技を行うことができる。
第1始動センサ35aは第1の始動口12に入った遊技球を検知し、第2始動センサ35bは第2の始動口13に入った遊技球を検知する。スルーセンサ36はスルーチャッカー14を通過した遊技球を検知する。これらの検知信号はCPU31に入力される。
CPU31は、当たり抽選部37、ラウンド数抽選部38、開放抽選部39を備えている。
当たり抽選部37は、第1又は第2の始動口12,13に遊技球が入賞したときに第1又は第2始動センサ35a,35bから入力される信号を受けて電子的な乱数を利用した当たり抽選を行い、当たり又はハズレを決定する。当たり抽選では、その抽選時に抽出された乱数が当たり判定テーブルと比較され、抽出された乱数が当たり乱数か否かを判定することによって当たりか否かが決定される。当たり判定テーブルは、通常モードで使用される通常テーブルと確率変動モードで使用される確変テーブルとから構成されており、確変テーブルでは当たりの当選確率が通常テーブルよりも高く設定、すなわち、通常テーブルよりも確変テーブルのほうが当たり乱数の数が多くなっている。
ラウンド数抽選部38は、当たりに当選したときに電子的な乱数を利用したラウンド数抽選を行い、当たりモードでのラウンド数、通常当たり又は確変当たりのいずれかを同時に決定する。
開放抽選部39は、スルーチャッカー14を遊技球が通過したときにスルーセンサ36から入力される信号を受けて作動される。開放抽選部39は電子的な乱数を用いた開放抽選を行って第2の始動口13の可動片13aを開放させるか否かを決定する。開放抽選に当選すると、CPU31は時短区間以外では0.2秒、時短区間では2秒間可動片13aを開放させる。
パチンコ機10は、メイン基板30からのコマンドを受けて作動されるサブ基板40を備えている。サブ基板40は液晶ディスプレイ17での画像の表示制御を行う。サブ基板40はCPU(表示制御手段)41及びメモリ42を備えており、その全体の動作はCPU41によって制御される。
メモリ42には、液晶ディスプレイ17から図柄を表示するための図柄データ、時短区間に移行中であることを示す時短画像を表示するための時短画像データ、時短区間の終了後に表示する通常画像及び特殊画像を表示するための通常画像データ及び特殊画像データ、確率変動モードに移行中であることを示す確変画像の確変画像データなど、液晶ディスプレイ17から表示させる各種画像の表示データが格納されている。なお、通常画像及び特殊画像は、通常モード又は確率変動モードのいずれかに移行中であることを示す。
各種画像の表示データには先頭アドレスが付されており、CPU41はこの先頭アドレスを識別することによって各画像を識別する。
第1又は第2の始動口12,13に遊技球が入賞して当たり抽選が実行されるとCPU31からCPU41に始動入賞コマンドが入力される。始動入賞コマンドには当たり抽選の結果(通常当たり、確変当たり、ハズレのいずれか)が含まれるとともに、当たり抽選に当選した場合はラウンド抽選の結果が含まれている。CPU41は、始動入賞コマンドを受けて図柄データを読み出し、図柄の変動表示及び停止表示を液晶ディスプレイ17で行って当たり抽選の結果を表示する。
また、当たりモードの終了後で時短区間の開始及び終了時には、CPU31からCPU41に状態移行コマンドが入力される。状態移行コマンドは、確率変動モードに移行し、かつ時短区間に移行したことを示す第1状態コマンド、確率変動モードに移行中で、かつ時短区間が終了したことを示す第2状態コマンド、通常モードに移行し、かつ時短区間に移行したことを示す第3状態コマンド、通常モードに移行中で、かつ時短区間が終了したことを示す第4状態コマンドの4つのコマンドで構成されている。そして、時短区間の開始時には、移行中のモードに併せて第1状態コマンド又は第3状態コマンドが入力され、時短区間の終了時には、移行中のモードに併せて第2状態コマンド又は第4状態コマンドが入力される。また、時短区間中に電源34が遮断されるとともに、これが復帰された場合にも移行中のモードに併せて第1状態コマンド又は第3状態コマンドが入力される。CPU41は、これらの状態移行コマンドを識別して、時短画像、通常画像又は特殊画像、確変画像から選択した画像を液晶ディスプレイ17から図柄の表示と併せて表示させる。
CPU41は、変動回数カウント部(変動回数カウント手段)43、変動回数判定部(変動回数判定手段)44、画像選択抽選部(画像選択抽選手段)45を備えている。
変動回数カウント部43は、CPU31から第1状態コマンド又は第3状態コマンドが入力されたときに作動される。変動回数カウント部43は、時短区間での図柄の変動回数をカウントする。時短区間は図柄の変動回数が100回に達すると終了するため、変動回数カウント部43には予め「100」がセットされている。そして、変動回数カウント部43では、時短区間中に始動入賞コマンドが入力されるたびに変動回数カウント部43にセットされた「100」が「1」ずつ減算されていく。変動回数カウント部43のカウント値が「0」になると、時短区間での図柄の変動回数が100回に達したことが識別される。変動回数カウント部43のカウント値は電源34が遮断されるとリセットされ、「100」に戻される。
変動回数判定部44は、CPU31から第2状態コマンドが入力されたときに作動される。変動回数判定部44は、変動回数カウント部43のカウント値が「0」であるか否か、すなわち変動回数カウント部43のカウント値が時短区間の終了条件の規定回数である100回に達しているか否かを判定する。時短区間で電源34が遮断されると、変動回数カウント部43のカウント値はリセットされるため、変動回数判定部44での判定時には変動回数カウント部43のカウント値が「0」にならず、時短区間で電源34が遮断されていない場合は変動回数判定部44での判定時には変動回数カウント部43のカウント値が「0」になる。これにより、変動回数判定部44での判定によって時短区間34で電源34が遮断されたか否かを識別することができる。
画像選択抽選部45は、第4状態コマンドが入力された場合、すなわち通常モードに移行中でかつ時短区間が終了した場合、又は、第2状態コマンドの入力時に変動回数判定部44で変動回数カウント部43のカウント値が「0」と判定された場合、すなわち、確率変動モードに移行したときの時短区間中に電源34が遮断されなかった場合に作動される。画像選択抽選部45では、時短区間の終了後から当たりに当選するまでに表示する画像を通常画像又は特殊画像のいずれにするかを画像選択抽選により決定する。画像選択抽選部45は、通常モード用の抽選テーブルと確率変動モード用の抽選テーブルとを備えている。そして、画像選択抽選で抽出された乱数値が移行中のモードに応じたテーブルと照合されて、通常画像又は特殊画像のいずれにするかが画像選択抽選により決定される。確率変動モード用の抽選テーブルでは通常モード用の抽選テーブルよりも特殊画像の選択確率が高くなるように当選乱数の数が設定されている。このため、特殊画像が表示されると確率変動モードに移行中であることへの期待感が高くなる。
次に、時短区間中におけるサブ基板40のCPU41が実行する画像表示処理の流れを説明する。
図3に示すように、当たりモードが終了するとCPU31からCPU41に状態移行コマンドが入力される。このとき、確率変動モードの場合はCPU31からCPU41に第1状態コマンド、通常モードの場合はCPU31からCPU41に第3状態コマンドが入力される。第1状態コマンド又は第3状態コマンドを受信すると、CPU41は時短区間に移行したことを識別して時短画像を液晶ディスプレイ17から表示させる。また、始動入賞コマンドがCPU31から入力されるたびに変動回数カウント部43で図柄の変動回数を「100」から「1」ずつ減算するカウントをしていく。時短区間中に電源34が遮断されるとともにこれが復帰(電源34の再投入)されると、変動回数カウント部43のカウント値はリセットされ、「100」に戻される。このとき、確率変動モードの場合はCPU31からCPU41に第1状態コマンド、通常モードの場合はCPU31からCPU41に第3状態コマンドが入力される。これに応答してCPU41は画像復帰処理を実行し、第1状態コマンドを受けた場合は確変画像を液晶ディスプレイ17から表示させ、第3状態コマンドを受けた場合は時短画像を液晶ディスプレイ17から再表示させる。そして、CPU31は、第1又は第2の始動口12,13への遊技球の入賞回数が100回になって、時短区間中にCPU41に始動入賞コマンドを100回送信すると時短区間を終了させる。このとき、確率変動モードの場合はCPU31からCPU41に第2状態コマンド、通常モードの場合はCPU31からCPU41に第4状態コマンドが入力される。CPU41は、第2状態コマンド又は第4状態コマンドを受信すると、時短区間が終了したことを識別する。そして、変動回数カウント部43のカウント値を参照し、第2状態コマンドを受信してかつ変動回数カウント部43のカウント値が「0」でなかった場合(時短区間中に電源34が遮断された場合)は、液晶ディスプレイ17から特殊画像を当たり抽選部37による当たりに当選するまで(すなわち通常当たり又は確変当たりに当選するまで)図柄と併せて表示させる。また、第2状態コマンドを受信してかつ変動回数カウント部43のカウント値が「0」であった場合(時短区間中に電源34が遮断されなかった場合)は確率変動モード用の抽選テーブルを用いた画像選択抽選(第1抽選)を実行して特殊画像又は通常画像のいずれを表示させるかを決定し、液晶ディスプレイ17から決定した画像を当たりに当選するまで図柄と併せて表示させる。また、CPU41は、第4状態コマンドを受信した場合も変動回数カウント部43のカウント値に関わらず、通常モード用の抽選テーブルを用いた画像選択抽選(第2抽選)を実行して特殊画像又は通常画像のいずれを表示させるかを決定し、液晶ディスプレイ17から決定した画像を当たりに当選するまで図柄と併せて表示させる。
以上のように、時短区間中に電源34が遮断された場合には、確率変動モードに移行中である場合には確変画像を表示して遊技者に安心感を与えるとともに、時短区間が終了したときに確率変動モードに移行する確率の高い特殊画像を表示することによって、確変画像から通常画像が表示されてあたかも確率変動モードが中止されてしまったかのような印象を与えることを避けることができ、その後も継続して遊技を行う意欲を掻き立てることができる。そして、これらの処理をサブ基板40にバックアップメモリを設けることなく実行できるのでパチンコ機10の製造コストが上昇することを防止できる。
上記実施形態では、画像選択抽選で通常画像又は特殊画像のいずれかを選択したが、これらの画像以外にも選択される画像を増加させてもよい。この場合、確率変動モードのときに最も選択されやすい画像を時短区間中に電源の遮断があった場合に表示することが好ましい。例えば確率変動モードに移行中である可能性の高い特殊画像Aと確率変動モードに移行中である可能性の低い特殊画像Bとを選択することが挙げられる。
上記実施形態では、液晶ディスプレイによって図柄の変動表示を行うパチンコ機を例に挙げて説明したが、モータの駆動によって回転するリールを用いて図柄の変動表示を行うパチンコ機など、他の態様で当たり抽選の結果を表示するパチンコ機に本発明を適用してもよい。また、画像表示装置は、液晶ディスプレイに限らず、7セグメント型の表示装置やEL(エレクトロルミネッセンス)を用いた表示装置など適宜の表示装置を用いてよい。
パチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 時短区間での画像表示処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機
41 CPU(遊技制御手段)
43 変動回数カウント部(変動回数カウント手段)
44変動回数判定部(変動回数判定手段)
45画像選択抽選部(画像選択抽選手段)

Claims (1)

  1. 始動入賞口に遊技球が入賞した場合に当たり抽選を実行して、確変当たり、通常当たり、ハズレのいずれかをメイン基板で決定し、前記メイン基板から前記当たり抽選の結果を受けたサブ基板が画像表示装置で図柄の変動表示及び停止表示を行って前記当たり抽選の結果を表示させ、前記メイン基板は、前記通常当たりに当選した場合は通常モードで閉じられている大入賞口をラウンドごとに開放する当たりモードに移行させるとともに、前記確変当たりに当選した場合は前記当たりモードの終了後に前記確変当たり及び前記通常当たりの当選確率が通常モードよりも高くなる確率変動モードに移行させ、かつ前記当たりモードの終了後には時短区間に移行させ、前記時短区間では、前記図柄の変動表示の開始から停止表示までの時間である前記図柄の変動時間が前記時短区間以外のときよりも短くなるとともに、1回の前記当たり抽選につき行われた前記変動表示及び前記停止表示を1回とする前記図柄の変動回数が規定回数に達すると終了するパチンコ機において、
    前記メイン基板に、前記確率変動モードに移行しかつ前記時短区間に移行したことを示す第1状態コマンドを前記サブ基板に送信するとともに、前記確率変動モードに移行中でかつ前記時短区間が終了したことを示す第2状態コマンドを前記サブ基板に送信する状態コマンド送信手段を設け、
    前記サブ基板に、
    前記時短区間中に前記図柄の変動回数をカウントするとともに、前記パチンコ機の電源が遮断されたときにカウント値がリセットされる変動回数カウント手段と、
    前記第2状態コマンドを受けたときに前記変動回数カウント手段でのカウント値が前記規定回数に達しているか否かを判定する変動回数判定手段と、
    前記時短区間終了後に表示する画像を、前記通常モード又は前記確率変動モードのいずれかに移行中であることを示す通常画像又は前記通常画像と態様の異なり、前記通常モード又は前記確率変動モードのいずれかに移行中であることを示す特殊画像のいずれかから画像選択抽選により選択する画像選択抽選手段と、
    前記第1状態コマンドを受けて前記時短区間に移行中であることを示す時短画像を前記画像表示装置から表示させ、前記時短画像の表示中に前記電源が遮断された場合は、前記電源の復帰後に前記第1状態コマンドを受けて前記確率変動モードに移行中であることを示す確変画像を前記画像表示装置から表示させ、この後に前記第2状態コマンドを受けて、前記変動回数カウント手段でのカウント値が前記規定回数に達していた場合は、前記画像選択抽選の結果に従って前記時短区間の終了後から前記通常当たり又は前記確変当たりに当選するまで前記通常画像又は前記特殊画像を前記図柄と併せて前記画像表示装置から表示させ、前記変動回数カウント手段でのカウント値が前記規定回数に達していなかった場合は前記時短区間の終了後から前記通常当たり又は前記確変当たりに当選するまで前記特殊画像を前記図柄と併せて前記画像表示装置から表示させる表示制御手段とを設けたことを特徴とするパチンコ機。
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