JP5117760B2 - 放電灯始動装置 - Google Patents

放電灯始動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5117760B2
JP5117760B2 JP2007126795A JP2007126795A JP5117760B2 JP 5117760 B2 JP5117760 B2 JP 5117760B2 JP 2007126795 A JP2007126795 A JP 2007126795A JP 2007126795 A JP2007126795 A JP 2007126795A JP 5117760 B2 JP5117760 B2 JP 5117760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
voltage
switching means
storage
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007126795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008282723A (ja
Inventor
貴也 増田
賢仁 司城
真 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eye Lighting Systems Corp
Original Assignee
Eye Lighting Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eye Lighting Systems Corp filed Critical Eye Lighting Systems Corp
Priority to JP2007126795A priority Critical patent/JP5117760B2/ja
Publication of JP2008282723A publication Critical patent/JP2008282723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5117760B2 publication Critical patent/JP5117760B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

本発明は放電灯始動装置、特に長配線長に対応する始動機構の改良に関する。
各種放電灯にはその安定点灯のための点灯装置とともに、放電灯の始動時に該放電灯電極間の絶縁破壊を行うため、高電圧パルスを発生させる始動装置が要求される。
従来、放電灯始動装置としては、特開2002−305092号などに開示されるものが公知である。
一方、放電灯点灯装置或いは始動装置にはコンデンサ、コイルなどが必要となり、これらを全て放電灯の近傍に設置することは、スペース的、レイアウト的、或いは美観の観点から困難である。
そこで、放電灯点灯装置或いは始動装置は、放電灯より離隔して設置されることも多い。
しかしながら、特に始動装置を放電灯から離隔配置した場合、すなわち始動装置から放電灯までの配線長が長い場合には、始動装置の発する高圧パルスが減衰し、放電灯の始動性が悪化することがあった。
特開2002−305092号
本発明は前記従来技術に鑑みなされたものであり、その解決すべき課題は長配線長であっても良好な始動性を発揮しえる放電灯始動装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明にかかる放電灯始動装置は、
蓄電コイル及び蓄電コンデンサを直列に接続した蓄電回路と、
前記蓄電回路の蓄電コイル側とパルス発生コイルの一次巻線との間に直列に接続された双方向スイッチング手段と、
を備え、前記双方向スイッチング手段は、蓄電回路側電圧が無負荷時電圧近傍となるとゲートがターンオンし、蓄電回路に蓄電された電力が前記一次巻線へ供給されることを特徴とする。
また、前記装置において、双方向スイッチング手段のターンオン電圧は、無負荷時電圧の80〜105%であることが好適である。
本発明は前述したように蓄電回路としてコイル及びコンデンサの直列回路を採用し、両者に蓄積された電力を双方向スイッチ手段により放出することとしたので、パルス高、パルス幅ともに大きい高圧パルスを発生することができ、長配線長であってもパルスの減衰を抑制することができる。
以下、図面に基づき本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は本実施形態にかかるインバータの構成図である。
同図に示すように本実施形態にかかるインバータ10は、交流電源12から供給される電力を整流する整流回路14、整流された電力を平滑化するとともに力率改善する力率改善回路16、出力する電力を制御する電力制御回路18、電力制御回路18から供給される電力を矩形波にするとともに、周波数を調整する矩形波変換回路20、前記力率改善回路16、電力制御回路18、矩形波変換回路20を制御する制御回路部22、及び始動装置24を備え、交流電源12から供給される電力を整流回路14、力率改善回路16、電力制御回路18、矩形波変換回路20、始動装置24を通して放電灯26に供給している。そして放電灯26の点灯を開始させる為に用いられるものが始動装置24である。
本実施形態にかかるインバータ10は、図2に示す始動装置24を備える。該始動装置24は、パルス発生コイル30と、該パルス発生コイル30の一次巻線30aに直列接続された蓄電回路32を備える。蓄電回路32は、直列接続された蓄電コイル34及び蓄電コンデンサ34を有し、その蓄電コイル34を双方向スイッチング手段38を介して前記パルス発生コイル30の一次巻線30aに接続する。なお、双方向スイッチング手段38に対して並列に抵抗40,42が接続されている。また、LC発振用コンデンサ44が、放電灯26に対して並列に接続されている。
この双方向性スイッチング手段38は、双方向に電流を流すものの、特定方向に対しては一定以上の電圧が印加されなければターンオン作動しないため電流を流さず、また一度オン作動しても、流れる電流が特定の電流値以下になると再びオフ作動するものであり、通常は半導体素子として提供される。そして、本実施形態において、一次巻線30a側より蓄電コイル38へは低電圧より導通可能であり、蓄電コイル38側より一次巻線30aには無負荷電圧近傍の電圧でターンオンし、導通状態となる。
前記双方向性スイッチング手段には、放電灯始動前に放電灯の電極間に印加される無負荷電圧がかかり、一次巻線30a及び双方向スイッチング手段38を介して蓄電回路34に蓄電される。そして、蓄電回路32への蓄電により電圧上昇し、蓄電回路32の電圧が無負荷電圧近傍に達すると、双方向性スイッチング素子38がターンオンし、蓄電回路32に蓄電された電力を一気にパルス発生コイル30の一次巻線30a側に導通させる。この際、蓄電回路32には蓄電コイル24と蓄電コンデンサ36の双方に電力が蓄積されており、且つ蓄電コイル34の限流作用により放出電力ピーク巾も大きくなる。
この結果、パルス発生コイルの二次側に発生するパルス電圧は、そのピーク高及びピーク巾の大きいものとなり、長配線長であってもパルス電圧の低下は小さい。
図2に示す本実施形態にかかる始動装置と、図3(A)に示す一般的な始動装置を用いた場合とを比較し、配線長とパルス高の関係を図4に示す。
同図より明らかなように、図3に示す始動装置では、配線長が伸びるに従いパルス電圧高が低くなり、電流値が上昇する。そして、約10m程度で放電灯の良好な始動に必要なパルス電圧値3.0kVを下回り、さらに16m付近で始動特性の評価点である2.5kVを下回るようになる。
これに対し、本実施形態にかかる始動装置は、配線長が伸びても高いパルス電圧値を示し、配線長が15mを超えても3.0kV以上を維持している。
また、前記本実施形態にかかる始動装置と、図3(B)に示す始動装置との、放電灯点灯後のランプ電圧の波高率を比較した。結果を次の表1に示す。
表1
波高率
実施例 1.23
比較例
上記結果より明らかなように、本実施形態においては波高率が大きく改善されている。
すなわち、放電灯点灯後にも始動装置が機能しつづけると、無負荷時(放電灯点灯前)ほどではないにしろ、矩形波状の駆動電圧に対してパルスが重畳しつづけ、回路及びランプに短寿命化などの悪影響を及ぼす。
そして、矩形波状駆動電圧に対するパルス電圧の比を示したのが波高率であり、この波高率は低いほうが好ましい。
一方、図3(B)に示す始動装置のように、始動特性を改善する観点からは双方向性スイッチング手段を設けないことも可能であり、コイル34Bが電荷ポンプ及びスイッチの役割を果たし、ある程度の長配線長適応性を示す。
しかしながら、コイル34B及びコンデンサ36Bは、放電灯点灯後もLC発振回路として機能しつづけ、波高率を悪化させてしまうのである。
この点で、本実施形態にかかる始動装置は、長配線長に対する適応性とともに、放電灯点灯後のランプ電圧波形の波高率改善をも達成するものである。
このため本実施形態にかかる双方向性スイッチング手段の、ターンオン作動する作動開始しきい電圧を、点灯される放電灯によって決定される無負荷電圧と同一或いはこれよりも20%以内で低い程度の高い電圧に設定しておくことが好適である。
このような作動開始しきい電圧を有する双方向性スイッチング手段38であれば、放電灯点灯前の無負荷電圧による、高い電圧が印加された際には、無負荷電圧が作動開始しきい電圧より大きいため、オン作動してLC振動を妨害することなく、好適に放電灯26を始動させることができる。また放電灯26が安定点灯しているときには、印加される電圧が作動開始しきい電圧より小さいため、オフ状態のままとなり、図2に示したLC振動を発生させるコイル34とコンデンサー36及び一次巻線30aは回路から切り離された状態となり、始動装置の二次巻線30bを通してLC振動が重畳されていない電力が放電灯26に供給される。このようにしてランプ電圧やランプ電流にLC振動成分が重畳されることが防止される。さらに回路からコイル34、コンデンサー36、一次巻線30aが切り離されるので、ランプ点灯中はこの部分での電力消費がなくなり、省エネの面からも有利である。
本発明に好適に用いられるインバータの説明図である。 本発明の一実施形態にかかる始動装置の構成図である。 比較例となる始動装置の構成図である。 本発明の効果の説明図である。
符号の説明
24 始動装置
26 放電灯
30 パルス発生コイル
32 蓄電回路
34 蓄電コイル
36 蓄電コンデンサ

Claims (2)

  1. 矩形波電力を出力し、放電灯と並列接続されたLC振動方式のスタータ回路を備えたインバータにおいて、
    蓄電コイル及び蓄電コンデンサを直列に接続した蓄電回路と、
    前記双方向スイッチング手段に対して並列に接続した抵抗と、
    前記蓄電回路の蓄電コイル側とパルス発生コイルの一次巻線との間に接続された双方向スイッチング手段と、備え、
    前記双方向スイッチング手段は、蓄電回路側電圧が無負荷時電圧近傍となるとゲートがターンオンし、蓄電回路に蓄電された電力が前記一時巻線へ供給することで、
    前記インバータと前記放電灯の配線長が10m以上であっても安定して放電灯を点灯することが可能であることを特徴とする長配線長用の放電灯点灯装置。
  2. 請求項1記載の装置において、双方向スイッチング手段のターンオン電圧は、無負荷時電圧の80〜105%であることを特徴とする放電灯始動装置。
JP2007126795A 2007-05-11 2007-05-11 放電灯始動装置 Active JP5117760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007126795A JP5117760B2 (ja) 2007-05-11 2007-05-11 放電灯始動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007126795A JP5117760B2 (ja) 2007-05-11 2007-05-11 放電灯始動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008282723A JP2008282723A (ja) 2008-11-20
JP5117760B2 true JP5117760B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40143356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007126795A Active JP5117760B2 (ja) 2007-05-11 2007-05-11 放電灯始動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5117760B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4127357B2 (ja) * 2001-02-05 2008-07-30 株式会社アイ・ライティング・システム スタータ回路を備えるインバータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008282723A (ja) 2008-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6927544B2 (en) Lighting control system with variable arc control including start-up circuit for providing a bias voltage supply
JP2005101016A (ja) 放電灯点灯装置及び車載用照明器具
JP2009289480A (ja) 高圧放電灯点灯装置および照明器具
JP4873370B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP5117760B2 (ja) 放電灯始動装置
JP5103641B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP2009055691A (ja) スイッチング電源装置
JP4288702B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4710032B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4179173B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタ
JP5476212B2 (ja) 電源装置及びそれを用いた照明装置
US7626341B2 (en) Discharge lamp lighting apparatus
JP4970898B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4403752B2 (ja) 放電灯点灯装置および照明器具
JP2005011798A (ja) 高圧パルス発生装置及び放電灯点灯装置
WO2016129307A1 (ja) Led照明装置
JP2005057947A (ja) 電源装置及び放電灯点灯装置
JP5450255B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5032869B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JP4721937B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4984062B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPWO2008123274A1 (ja) 高輝度放電ランプ点灯装置
JP2005268210A (ja) 放電灯点灯回路
JP6417844B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP5381137B2 (ja) 放電ランプ点灯装置、光源装置及びイグナイタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5117760

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350