JP5117747B2 - Rfコイルおよび磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

Rfコイルおよび磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

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Description

本発明は、RFコイルおよびこのRFコイルを用いた磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置は、核磁気共鳴現象を利用して磁気共鳴信号を発生させ、被検体の断層画像を撮影する装置である。磁気共鳴イメージング装置では、磁気共鳴信号を送受信するのにRFコイルを用いる。このRFコイルは、微弱な信号を扱うため高いSNRが求められている。
高いSNRを実現させるために、小さいループ型コイルを用い、コイルの感度を向上させる。しかし、面積が小さくなると、広い領域を同時に撮像することができない。そこで、感度を向上させ、広い領域も撮像させるために、複数のコイルエレメントを配置して1つのRFコイルを形成し、複数のコイルエレメントを同時に用いる。しかし、複数のコイルエレメントを同時に使用すると、コイルエレメント間に主として電磁気的な相互誘導により干渉が発生する。この干渉を除去・低減させる技術として下記の技術が知られている。
1つの方法として、複数のコイルエレメントの一部を互いに重ね合わせて配置してRFコイルを形成する方法が知られている。図12は、RFコイル1の一例を示す図である。4個のループ型のコイルエレメント2を並べたものである。RFコイル1は、小さなループ型コイルと同程度の感度を保ちながら広い領域を撮像することができる。隣接するコイルエレメントの重ね合わさる面積比率を適切に選択すれば、電磁気的な干渉を除去する(デカップリング(decoupling)状態とする)ことができる(たとえば、特許文献1参照)。
また、コンデンサブリッジによる中和回路を用いる方法がある。この中和回路は、2つのコイルエレメントの間をコンデンサブリッジで橋絡し、相互誘導によって発生する誘導起電力と逆相となる電圧をコンデンサブリッジで供給して電磁気的な干渉を相殺させるものである(たとえば、特許文献2参照)。
さらに、低入力インピーダンスの前置増幅器を用いる方法がある。この方法は、低入力インピーダンスの前置増幅器とRFコイルの間を結ぶインダクタンスと、RFコイルの出力コンデンサとがLarmor周波数の電流が低減し、コイルエレメント間の電磁気的な相互誘導を低減させることができる(たとえば、特許文献3参照)。
特開平11−318851号公報 特開平08−229019号公報 特開2001−327477号公報
しかし、上記の方法には、以下のような問題点を有する。
複数のコイルエレメントの一部を互いに重ね合わせて配置してRFコイルを形成する方法の場合、隣接するコイルエレメントの重ね合わさる面積を適切に選択すれば、電磁気的な干渉を除去することができるが、コイルエレメントの重ね合わせる面積を変化させると、電磁気的な干渉が生じてくる。したがって、この方法では、撮像する部位又は被検体の体型に合わせてRFコイルの大きさを変化させると、コイルエレメントの重ね合わされる面積が変化するので、コイルエレメントがカップリング状態となり、SNRが低下する。また、RFコイルの大きさを変化させないで使用すると、被検体が小さい場合には、RFコイルと被検体との間隔が離れてしまい、SNRが低下し、撮像画像の画質が低下する。また被検体が大きい場合、被検体に対しRFコイルで撮像できる撮像領域が狭くなり撮像回数が増加するという問題が生じてくる。
また、コンデンサブリッジによる中和回路を用いる方法の場合、中和回路を必要としコストがかかる。また、一度の撮像で広範囲の診断画像を得るためにRFコイルの大きさを大きくすると、RFコイルを構成する複数のコイルエレメントの数が増加することになり、コイルエレメントの数が増加するにつれ、配線が複雑となる。
さらに、低入力インピーダンスの前置増幅器を用いる方法の場合、低入力インピーダンスの前置増幅器を必要とし、上記中和回路と同様、コストがかかる。また、コイルエレメント間の磁気的干渉が強い場合、除去機能が十分ではない。
したがって、本発明の目的は、複数のコイルエレメントの重ね合わせる面積を変化させても、すなわち、RFコイルの大きさを変化させても高いSNRを得ることができるRFコイルおよび磁気共鳴イメージング装置を提供することにある。
上記目的の達成のために本発明のRFコイルは、第1のコイル線により閉じられた第1の面を含む第1のループコイルエレメントと、第2のコイル線により閉じられた第2の面を含む第2のループコイルエレメントとを有し、前記第1の面の一部と前記第2の面の一部が互いに対面しているRFコイルであって、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントは、対面状態を維持して、前記第1のコイル面と前記第2のコイル面とが対面している対面領域の面積が変化するように移動し、前記第1のループコイルエレメントは、前記第1の面に平行な方向であって、前記第2のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第1の移動方向に垂直な方向において、前記第1の移動方向に平行な前記第1のコイル線が対向する間隔が、前記第1の移動方向に向かって広がるように第1のコイル線が設けられている第1のテーパー部と、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントとが電磁気的にデカップリングし、前記対面領域の面積が最小となる配置において、第1のコイル線が前記第2のテーパー部と交差するように第1のコイル線が設けられている第1のコイル交差部を有し、前記第2のループコイルエレメントは、前記第2の面に平行な方向であって、前記第1のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第2の移動方向に垂直な方向において、前記第2の移動方向に平行な前記第2のコイル線が対向する間隔が、前記第2の移動方向に向かって広がるように第2のコイル線が設けられている第2のテーパー部と、前記配置において、第2のコイル線が前記第1のテーパー部と交差するように第2のコイル線が設けられている第2のコイル交差部を有し、前記配置において、前記第1のテーパー部と前記第2のコイル交差部とが交差している点と、前記第2のテーパー部と前記第1のコイル交差部とが交差している点とを結ぶ線により、前記対面領域を第1の対面領域と第2の対面領域とに分離したときに、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが、前記第1の対面領域の面積が増加するように移動するにつれ、前記第2の対面領域の面積が減少するように形成されている。
好適には、前記第1のループコイルエレメントが、前記第2のループコイルエレメントに対して移動する移動範囲は、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが電磁気的にデカップリング状態を維持する範囲である。
好適には、前記第1のループコイルエレメントが、前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第1の延在部を有し、前記第2のループコイルエレメントが、前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第2の延在部を有する。
好適には、前記第1の延在部が、前記第1の移動方向と反対方向に延在し、前記第2の延在部が、前記第2の移動方向と反対方向に延在する。
好適には、前記第1のループコイルエレメントが、前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が内側に狭まり始める側の端部から前記第1のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第1の移動方向と反対方向に延在する平行部とを有し、前記第2のループコイルエレメントが、前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が内側に狭まり始める側の端部から前記第2のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第2の移動方向と反対方向に延在する平行部とを有する。
好適には、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向を軸として線対称である。
好適には、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向と垂直な方向を軸として線対称である。
好適には、前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントの形状が異なる。
好適には、前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントが同一である。
好適には、静磁場空間の被検体から生ずる磁気共鳴信号に基づいて前記被検体の画像を生成する磁気共鳴イメージング装置における前記磁気共鳴信号の送受信の少なくとも一方を担う。
また、上記目的の達成のために本発明の磁気共鳴イメージング装置は、磁気共鳴信号の送受信の少なくとも一方を担うRFコイルを有する磁気共鳴イメージング装置であって、前記RFコイルは、第1のコイル線により閉じられた第1の面を含む第1のループコイルエレメントと、第2のコイル線により閉じられた第2の面を含む第2のループコイルエレメントとを有し、前記第1の面の一部と前記第2の面の一部が互いに対面しているRFコイルであって、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントは、対面状態を維持して、前記第1のコイル面と前記第2のコイル面とが対面している対面領域の面積が変化するように移動し、前記第1のループコイルエレメントは、前記第1の面に平行な方向であって、前記第2のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第1の移動方向に垂直な方向において、前記第1の移動方向に平行な前記第1のコイル線が対向する間隔が、前記第1の移動方向に向かって広がるように第1のコイル線が設けられている第1のテーパー部と、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントとが電磁気的にデカップリングし、前記対面領域の面積が最小となる配置において、第1のコイル線が前記第2のテーパー部と交差するように第1のコイル線が設けられている第1のコイル交差部を有し、前記第2のループコイルエレメントは、前記第2の面に平行な方向であって、前記第1のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第2の移動方向に垂直な方向において、前記第2の移動方向に平行な前記第2のコイル線が対向する間隔が、前記第2の移動方向に向かって広がるように第2のコイル線が設けられている第2のテーパー部と、前記配置において、第2のコイル線が前記第1のテーパー部と交差するように第2のコイル線が設けられている第2のコイル交差部を有し、前記配置において、前記第1のテーパー部と前記第2のコイル交差部とが交差している点と、前記第2のテーパー部と前記第1のコイル交差部とが交差している点とを結ぶ線により、前記対面領域を第1の対面領域と第2の対面領域とに分離したときに、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが、前記第1の対面領域の面積が増加するように移動するにつれ、前記第2の対面領域の面積が減少するように形成されている。
好適には、前記第1のループコイルエレメントが、前記第2のループコイルエレメントに対して移動する移動範囲は、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが電磁気的にデカップリング状態を維持する範囲である。
好適には、前記第1のループコイルエレメントが、前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第1の延在部を有し、前記第2のループコイルエレメントが、前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第2の延在部を有する。
好適には、前記第1の延在部が、前記第1の移動方向と反対方向に延在し、前記第2の延在部が、前記第2の移動方向と反対方向に延在する。
好適には、前記第1のループコイルエレメントが、前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が内側に狭まり始める側の端部から前記第1のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第1の移動方向と反対方向に延在する平行部とを有し、前記第2のループコイルエレメントが、前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が狭まり始める側の端部から前記第2のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第2の移動方向と反対方向に延在する平行部とを有する。
好適には、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向を軸として線対称である。
好適には、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向と垂直な方向を軸として線対称である。
好適には、前記RFコイルにおける前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントの形状が異なる。
好適には、前記RFコイルにおける前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントが同一である。
本発明によれば、複数のコイルエレメントの重ね合わせる面積を変化させても、すなわち、RFコイルの大きさを変化させても高いSNRを得ることができるRFコイルおよびこのRFコイルを用いた磁気共鳴イメージング装置を提供することができる。
以下より、本発明にかかる一実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明にかかる第1の実施形態のRFコイル部により構成される磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。本装置は、本発明の実施形態の一例である。
図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置10は、静磁場マグネット部12と、勾配コイル部13と、RFコイル部14と、RF駆動部22と、勾配駆動部23と、データ収集部24と、被検体搬送部25と、制御部30と、記憶部31と、操作部32と、画像再構成部33と、表示部34とを有する。
以下より、各構成要素について、順次、説明する。
静磁場マグネット部12は、被検体が収容される静磁場空間11に静磁場を形成するために設けられている。静磁場マグネット部12は、開放型であり、たとえば、一対の永久磁石が静磁場空間11を挟むように配置され、静磁場の方向が被検体40の体軸方向に対して垂直な方向に沿うように構成されている。なお、図1では図示を省略しているが、静磁場マグネット部12は、上ヨークと下ヨークとサイドヨークとを備え、上ヨークと下ヨークとの端部がサイドヨークによって支持されている。そして、一対の永久磁石が上ヨークと下ヨークとのそれぞれに配置されている。
勾配コイル部13は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号に3次元の位置情報を持たせるために、静磁場空間11に勾配磁場を形成する。勾配コイル部13は、スライス選択勾配磁場、読み取り勾配磁場、位相エンコード勾配磁場の3種類の勾配磁場を形成するために勾配コイルを3系統有する。
RFコイル部14は、後述するコイルエレメント15(図2以降参照)により構成されている。RFコイル部14は、たとえば、被検体40の撮影領域である頭部全体を囲むように配置されており、被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信用コイルとして構成されている。RFコイル部14は、静磁場空間11内の被検体に電磁波であるRF信号を送信して高周波磁場を形成し、被検体40の撮影領域におけるプロトンのスピンを励起する。そして、RFコイル部14は、その励起されたプロトンから発生する電磁波を磁気共鳴信号として受信する。なお、RFコイル部14は、送信用と受信用とを兼用するように構成されていてもよい。
RF駆動部22は、RFコイル部14を駆動させて静磁場空間11内に高周波磁場を形成するために、ゲート変調器(図示なし)とRF電力増幅器(図示なし)とRF発振器(図示なし)とを有する。RF駆動部22は、制御部30からの制御信号に基づいて、RF発振器からのRF信号を、ゲート変調器を用いて所定のタイミングおよび所定の包絡線の信号に変調する。そして、ゲート変調器により変調されたRF信号を、RF電力増幅器により増幅した後、RFコイル部14に出力する。
勾配駆動部23は、制御部30の制御信号に基づいて勾配コイル部13を駆動させて、静磁場空間11内に勾配磁場を発生させる。勾配駆動部23は、勾配コイル部13の3系統の勾配コイルに対応して3系統の駆動回路(図示なし)を有する。
データ収集部24は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号を収集するために、位相検波器(図示なし)とアナログ/デジタル変換器(図示なし)とを有する。データ収集部24は、RFコイル部14からの磁気共鳴信号を、RF駆動部22のRF発振器の出力を参照信号として、位相検波器によって位相検波し、アナログ/デジタル変換器に出力する。そして、位相検波器により位相検波されたアナログ信号である磁気共鳴信号を、アナログ/デジタル変換器によってデジタル信号に変換して、画像再構成部33に出力する。
被検体搬送部25は、被検体40を載置するテーブルを有する。被検体搬送部25は、制御部30からの制御信号に基づいて、静磁場空間11の内部と外部との間でテーブルに載置された被検体40を移動する。
制御部30は、コンピュータと、コンピュータを用いて所定のスキャンに対応する動作を各部に実行させるプログラムとを有する。そして、制御部30は、操作部32に接続されており、操作部32に入力された操作信号を処理し、RF駆動部22と勾配駆動部23とデータ収集部24と被検体搬送部25との各部に、制御信号を出力し制御を行う。また、制御部30は、所望の画像を得るために、操作部32からの操作信号に基づいて画像再構成部33を制御する。
記憶部31は、コンピュータにより構成されている。そして、記憶部31は、データ収集部24に収集された画像再構成処理前の磁気共鳴信号、画像再構成部33で画像再構成処理された画像データ等を記憶する。
操作部32は、キーボードやマウスなどの操作デバイスにより構成されており、オペレータの操作に応じた操作信号を制御部30に出力する。
画像再構成部33は、コンピュータにより構成されている。そして、画像再構成部33は、データ収集部24に接続されており、データ収集部24から出力される磁気共鳴信号に対して画像再構成処理を実施して、画像を生成する。
表示部34は、ディスプレイなどの表示デバイスにより構成されており、画像再構成部33が生成する被検体40の画像を表示する。
次に、上述したRFコイル部14について詳細を説明する。
図2は、本発明の一実施形態におけるRFコイル部を構成するコイルエレメントの形状を説明する図である。本コイルエレメントは、本発明の実施形態の一例である。図3は、本発明の一実施形態におけるコイルエレメントが互いに重なり合っている状態を示す図である。本実施形態におけるコイルエレメントの形状および重なり合いは、本発明の実施形態の一例である。図4は、図3における破線で囲まれたA部およびB部の拡大図である。
図2に示すように、RFコイル部14を構成するコイルエレメント15は、コイル線16がループ状に形成されている。そして、コイルエレメント15は、Y軸方向において、コイル線16が対向する間隔が、X軸方向に向かって広がるテーパー部Tと、X軸に平行に延在し、テーパー部Tと頂点P1で交差する延在部Eと、X軸に平行に延在し、テーパー部Tと頂点P2で交差する平行部H1と、Y軸に平行に延在し、平行部H1と頂点P3で交差するコイル交差部Kと、X軸に平行に延在し、コイル交差部Kと頂点P4で交差する平行部H2を有する。そして、コイルエレメント15は、X軸方向を軸に線対称の形状である。テーパー部Tの平行部H1に対する角度、およびテーパー部Tの長さは、コイルエレメント15の形状および大きさにより最適な形状および大きさが決定される。そして、RFコイル部14は、例えば、図3(a)に示すように、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bとが重ねられている。重なり合ってコイルエレメント15同士が接触する部分は、電気的に絶縁されている。
図3(a)において、第1のコイルエレメント15aは、RFコイル部14の大きさを小さくさせるように、第2のコイルエレメント15bに対してMaの方向に移動可能であり、またRFコイル部14の大きさを大きくさせるように、Maの方向と反対方向に移動可能である。第1のコイルエレメント15aを移動させることにより、RFコイル部14の大きさを調整する。
また、第1のコイルエレメント15aを流れる電流をIaとし電流が流れる方向を矢印の方向とし、第1のコイルエレメント15aが形成する磁束をφaとし、磁束φaの方向を第1のコイルエレメント15aまたは第2のコイルエレメント15bをまたぐ矢印の方向とする。また、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bの対面領域をRとする。また第2のコイルエレメント15bに形成される領域を後述するように、また、図3に示すようにS1、S2、S3、S4、S5、S6に区切ると、図3(a)に示すように、対面領域Rは、S2+S3+S4の領域となる。また、図3または図4に示すように、第2のコイルエレメント15bにおけるS1からS6の領域を鎖交する磁束をそれぞれ磁束φa1、磁束φa2、磁束φa3、磁束φa4、磁束φa5、磁束φa6とする。また、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bが重なり合っているため、理解補助の便宜上、第1のコイルエレメント15aを太線、第2のコイルエレメント15bを細線で記載しており、また、図3(a)と図3(b)とは、コイルエレメントの重なり合いをずらして記載している。図5以後の図においても同様である。
ここで領域S1からS6の区切り方について説明する。
図3に示すように、第1のコイルエレメント15aにより形成される面に平行であって、第1のコイルエレメント15aが移動するMa方向に垂直な方向における、第1のコイルエレメント15aのコイル線が対向する間隔が、Ma方向に向かって広がるテーパー部をTa、同様に第2のコイルエレメント15bにおけるテーパー部をTbとする。また、第1のコイルエレメント15aにおいて、第1のコイルエレメント15aがMa方向に移動することにより、最初に第2のコイルエレメント15bと交差するコイル線16をコイル交差部Ka、同様に第2のコイルエレメント15bにおける最初に第1のコイルエレメント15aと交差するコイル線16をコイル交差部Kbとする。
領域S1とS2は、第1のコイルエレメント15aにおけるテーパー部Taにより第2のコイルエレメント15bが区切られたそれぞれの領域である。
領域S2とS3は、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bとが重ね合わさったときに、デカップリング状態(相互インダクタンスの値が0μH)であって、重ね合わさる面積が最小となる位置において、TaとKbとが交差する点と、TbとKaとが交差する点を結ぶ線(図3において、点線で示す)により区切られたそれぞれの領域である。そして、本実施形態のコイルエレメント15aおよびコイルエレメント15bは、コイルエレメント15aが移動するMa方向を軸に線対称の形状であるので、領域S3とS4、領域S4とS5の領域についても同様にして区切られる。また、領域S2とS3を区切る線と領域S3とS4を区切る線の位置は、最初に定められた位置に常に固定されている。すなわち、コイルエレメント15aがMa方向に移動しても、領域S2とS3を区切る線と領域S3とS4を区切る線の間隔は常に一定値Lである。
領域S6は、第2のコイルエレメント15bにより形成される領域で領域S1からS5を除いた領域である。
また、他の区切り方として、図5に示すように、上記と同様に第1のコイルエレメント15aにおけるテーパー部をTa、第2のコイルエレメント15bにおけるテーパー部をTbとし、また、第1のコイルエレメント15aにおいて、テーパー部Taが広がり始める頂点をPa1、第2のコイルエレメント15bにおいてテーパー部Tbが広がり始める頂点をPb1とする。
領域S1’とS2’は、第1のコイルエレメント15aにおけるテーパー部Taにより第2のコイルエレメント15bが区切られたそれぞれの領域である。
領域S2’とS3’は、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bとが重ね合わさる領域が頂点Pa1とPb2とを結ぶ線(図5において、点線で示す)により区切られるそれぞれの領域である。領域S3’とS4’、領域S4’とS5’の領域についても同様にして区切られる。
領域S6’は、第2のコイルエレメント15bにより形成される領域で領域S1’からS5’を除いた領域である。
本実施形態においては、前者の区切り方でデカップリングの効果を説明するが、後者の区切り方でも同様に説明することができる。
RFコイル部14により高いSNRを得るためには、RFコイル部14を構成するコイルエレメント15と隣接するコイルエレメント15とが、デカップリング状態となっていることが必要である。そして、コイルエレメント15と隣接するコイルエレメント15とをデカップリング状態にするためには、コイルエレメント15を鎖交させている、隣接するコイルエレメント15によって形成される磁束φの総和が0Wbとなり、相互インダクタンスの値が0μHとなることが必要である。また、相互インダクタンスの値が0μHとならなくても、その絶対値が小さければ、高いSNRを得ることができる。
例えば、図3(a)および(b)において、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bがデカップリング状態となるためには、前述したように第2のコイルエレメント15bと鎖交している第1のコイルエレメント15aが形成する磁束φaの総和の絶対値が小さくなればよい。
第1のコイルエレメント15aが形成する磁束φaの方向は、第1のコイルエレメント15aを流れる電流Iaの方向により定まり、図3(a)に示す矢印の方向に電流Iaが流れている場合、S1〜S6の領域を鎖交している磁束の方向は、図3(a)または図4に示すように磁束φa2、磁束φa3、磁束φa4は手前から奥の方向となり、磁束φa1、磁束φa5、磁束φa6は奥から手前の方向となり、手前から奥の方向の磁束を正とし、奥から手前の磁束を負とする。ここで、2つのコイルエレメントを重ね合わせるとき、面積の10%程度を重ね合わせると、2つのコイルエレメントは、デカップリング状態となることが知られている。すなわち、コイルエレメントの形状に関わらず、デカップリング状態となるコイルエレメントの重ね合わせが存在する。したがって、図3(a)に示す状態のとき、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bは、デカップリング状態、すなわち、第2のコイルエレメント15bに鎖交している磁束φa、すなわちφa1+φa2+φa3+φa4+φa5+φa6=0Wbとなるように重ね合わせることができる。
次に図3(b)に示すように、第1のコイルエレメント15aをMa方向に移動させ、図3(a)の場合よりも第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bとの重ね合わされる面積を増加させる。このときの第2のコイルエレメント15bにおけるS1〜S6の領域の面積を図3(a)のそれぞれの領域の面積と比較すると、領域S1、S3、S5の面積は増加し、領域S2、S4、S6の面積は減少する。したがって、それぞれの領域での磁束の絶対値の増減は、磁束φa1、磁束φa3、磁束φa5は増加し、磁束φa2、磁束φa4、磁束φa6は減少する。言い換えると、磁束の方向が手前から奥の方向(正方向)の磁束では、磁束φa3が増加し、磁束φa2および磁束φa4が減少する。また、奥から手前の方向(負方向)の磁束では、磁束φa6が増加し、磁束φa1および磁束φa5が減少する。したがって、第2のコイルエレメント15bを鎖交している磁束が増加している領域と減少している領域が存在するため、磁束φa、すなわち、φa1+φa2+φa3+φa4+φa5+φa6の増加あるいは減少が抑制される。
このように、本発明のコイルエレメント15を用いると、コイルエレメント15の重ね合わさる面積を変化させても、すなわちRFコイル部14の大きさを変化させても、隣り合うコイルエレメント15を鎖交している磁束の総和の増減を抑制することができるため、カップリングを抑制することができ、高いSNRを保つことができる。
本発明における本実施形態においては、図2に示す形状のコイルエレメント15を用いて本発明の説明を行ったが、これには限定されない。
本発明の効果が得られるためには、コイルエレメント15が、領域S3の面積が増加するにつれ、領域S2の面積が減少する形状を含んでいればよい。このような形状の場合、必然的に領域S1の面積が増加し、領域S6の面積は減少することとなり、それぞれの領域に鎖交する磁束の増減は、磁束φa1、磁束φa3、磁束φa5は増加し、磁束φa2、磁束φa4、磁束φa6は減少する。したがって、コイルエレメント15の重ね合わせる面積、すなわち、RFコイル部14の大きさを変化させてもカップリングを抑制し、高いSNRを保つRFコイル部14を得ることができる。
また、本実施形態におけるコイルエレメント15は、移動方向を軸として線対称であって2つのテーパー部Tを含んでいるが、テーパー部は1つであってもよい。また、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bの形状は同一でも、異なっていてもよい。
以下より、本発明にかかる一実施形態における、RFコイル部14におけるコイルエレメント15の連結及び移動について説明する。図6は、本発明の一実施形態におけるコイルエレメントの連結及び移動について説明する図である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、例えば第1のコイルエレメント15aの表面に凹部のレール18が設けられており、第2のコイルエレメント15bの表面には凸部19が設けられている。そして、例えば第1のコイルエレメント15aまたは第2のコイルエレメント15bのどちらか一方を被検体搬送部25等に固定してもよい。そして、レール18に凸部19が嵌め込まれ、第2のコイルエレメント15bがレール18上を移動することにより、第1のコイルエレメント15aと第2のコイルエレメント15bの重ね合わさる面積が変化し、RFコイル部14の大きさが変化する。したがって、RFコイル部14の大きさは、例えば被検体の検査部位または被検体40の体型などに合わせて変化させることができ、被検体40にRFコイル部14を密着させたまま、画像を撮像することができる。したがって、本発明のRFコイル部14によれば、RFコイル部14の大きさを変化させても高いSNRを保つことができる。
以下に、本発明のコイルエレメント15のデカップリングの効果を確認するために行ったシミュレーションの結果を示す。図7は、シミュレーションに用いたコイルエレメントを示す図であり、図7(a)は、本発明の一実施形態におけるコイルエレメント15を示す図であり、図7(b)は、従来のコイルエレメント2を示す図である。シミュレーションに用いる図7(a)に示す本発明の一実施形態におけるコイルエレメント15は、80mm×150mmの矩形を基にしてあり、P1が115mm、P2が150mm、P3が160mmに位置する。また、図7(b)に示す従来のコイルエレメント15の大きさは、80mm×150mmである。
図8は、従来のコイルエレメント2の重ね合わせを示す図である。図8(a)は、コイルエレメント15同士の重ね合わせ距離が0mmを示す図であり、図8(b)は、コイルエレメント15同士の重ね合わせ距離が6.0mmを示す図である。
図9は、本発明の一実施形態におけるコイルエレメント15の重ね合わさり方を示す図である。図9(a)は、コイルエレメント15同士の重ね合わせ距離が、0mmを示す図であり、図9(b)は、コイルエレメント15同士の重ね合わせ距離が、5.5mmを示す図であり、図9(c)は、コイルエレメント15同士の重ね合わせ距離が、60.5mmを示す図である。
図10は、それぞれのコイルエレメントの重ね合わせ距離Dと相互インダクタンスの相関関係を示す図である。点線が従来のコイルエレメント2であり、実線が本発明における一実施形態のコイルエレメント15である。
まず、従来のコイルエレメント2を用いたシミュレーション結果について説明する。図8(a)において、コイルエレメント2の重ね合わせ距離D=0mmである。このときの相互インダクタンスは、図10に示すように負の値を示す。したがって、この状態では、コイルエレメント2同士は、電磁気的にカップリングされている状態である。そして、Ma方向にコイルエレメント2を移動させ、図8(b)に示すように、重ね合わせ距離D=6.0mmとする。このときの相互インダクタンスは、図10に示すように0μHとなる。このとき、コイルエレメント2同士は、電磁気的にデカップリングされている。そして、再び、コイルエレメント2同士の重ね合わせ距離Dを増やすと、重ね合わせ距離に比例して相互インダクタンスの値も増加していくことが分かる。したがって、従来のコイルエレメント2の重ね合わせの距離Dを変化させていくと、電磁気的にデカップリングとなる重ね合わせ距離Dが存在するが、その他の重ね合わせ距離Dでは、電磁気的にカップリング状態となる。
本発明の一実施形態におけるコイルエレメント15を用いたシミュレーション結果について説明する。図9(a)において、コイルエレメント15の重ね合わせ距離D=0mmである。このときの相互インダクタンスは、図10に示すように負の値を示す。この状態では、隣り合うコイルエレメント15同士は、電磁気的にカップリングされている状態である。そして、Ma方向にコイルエレメント15を移動させ、図9(b)に示すように、重ね合わせ距離D=5.5mmとする。このときの相互インダクタンスは、図10に示すように0μHとなる。このとき、コイルエレメント15同士は、電磁気的にデカップリングされている。再び、重ね合わせ距離Dを増加していくと相互インダクタンスの値も増加していく。しかし、相互インダクタンスの値の増加率は、従来のコイルエレメント2を用いたときと比べ、小さく、重ね合わせ距離Dがある値(本実施形態においては、D=15mm)を越えると、重ね合わせ距離Dを増加しても、相互インダクタンスの値は増加せず、ほぼ一定値となる。さらに重ね合わせ距離Dを増加させると、相互インダクタンスの値が減少に転じ、さらに、重ね合わせ距離Dを増加させ、図9(c)に示すように、重ね合わせ距離D=40mmとする。このとき、再び相互インダクタンスの値が0μHとなる。その後さらに、コイルエレメント15の重ね合わせの距離を増やしていくと相互インダクタンスの値が負となる。しかし、相互インダクタンスの減少率は、小さく、コイルエレメント15の重ね合わせの距離がある値(本実施形態においては、D=45mm)となると、再び増加に転じ、その増加率も小さい。
したがって、本発明の一実施形態におけるコイルエレメント15を用いると、従来のコイルエレメント2に比べ、相互インダクタンスの値の絶対値が小さい重ね合わせ距離の範囲が広くなることが分かる。したがって、電磁気的にカップリング状態ではあるが、カップリング状態を低く維持できる重ね合わせ距離の範囲が、広くなるため、本発明のコイルエレメント15で構成されたRFコイル部14の大きさを変化させた場合でも、高いSNRを得られることが分かる。
具体的には、画像を撮像しても大きな画質の劣化を生じさせない相互インダクタンスの範囲は、撮像する部位、磁気共鳴イメージング装置の主磁場の強さ等により異なる。しかし、従来のコイルエレメント2を用いたRFコイル1の場合、コイルエレメント2の重ね合わせ距離Dは、相互インダクタンスが0μHとなる重ね合わせ距離Dを基準に±5mm程度であれば、撮像画像の大きな劣化を生じさせないことが経験的に知られている。したがって、従来のコイルエレメント2を用いた本シミュレーションの場合の許容できる重ね合わせ距離Dは、約2mm〜12mmの範囲である。重ね合わせ距離Dが前記範囲の場合の相互インダクタンスは、約±0.03μHである。
本発明のコイルエレメント15を用いたRFコイル部14の場合も、撮像する部位、磁気共鳴イメージング装置の主磁場の強さ等により、画像を撮像しても大きな画質の劣化を生じさせない相互インダクタンスの範囲は異なる。しかし、本発明の本シミュレーションで用いたコイルエレメント15に関して言えば、許容できる相互インダクタンスの範囲は±0.05μH、好ましくは±0.03μHである。したがって、本発明のコイルエレメント15を用いた本シミュレーションの場合の許容できる重ね合わせ距離Dは、約1mm〜80mmの範囲である。
以上のことから、従来のコイルエレメント2に比べ、本発明の一実施形態におけるコイルエレメント15を用いて画像を撮像した場合、大きな画質の劣化を生じさせないコイルエレメントの重ね合わせ距離Dの範囲が、大幅に広がっていることが分かる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態は、RFコイル部14を除いて、第1の実施形態と同様である。このため、重複する個所については、説明を省略する。
本実施形態は、3つのコイルエレメント15を有するRFコイル部14の場合について説明する。
図11は、3個のコイルエレメント15を有するRFコイル部14を示す図である。本実施形態において、第3のコイルエレメント15cは、第4のコイルエレメント15d側にテーパー部Tcを有し、第4のコイルエレメント15dは、第3のコイルエレメント15cと第5のコイルエレメント15e側の両側にテーパー部Td1、Td2を有し、第5のコイルエレメント15eは、第4のコイルエレメント15d側にテーパー部Teを有する形状である。
第3のコイルエレメント15cは、第4のコイルエレメント15dに対しMc方向に移動し、第5のコイルエレメント15eは、第4のコイルエレメント15dに対しMe方向に移動する。また、Mc、Meと反対方向に移動することもできる。
本実施形態のRFコイル部14の場合、例えば、第3のコイルエレメント15cと第4のコイルエレメント15dの重ね合わせ距離D1が図11に示す状態のとき、第3のコイルエレメント15cと第4のコイルエレメント15dの相互インダクタンスの値が0μHとすると、第3のコイルエレメント15cをMc方向に移動させても、第3のコイルエレメント15cと第4のコイルエレメント15dとの相互インダクタンスの値の絶対値を小さく抑えることができる。また、同様に第5のコイルエレメント15eをMe方向に移動させても、第3のコイルエレメント15cと第4のコイルエレメント15dとの相互インダクタンスの値の絶対値を小さく維持することができる。したがって、第3のコイルエレメント15cと第4のコイルエレメント15dのカップリング状態を低く維持することができ、第4のコイルエレメント15dと第5のコイルエレメント15eのカップリング状態も低く維持することができる。したがって、本実施形態のRFコイル部14を用いて、被検体40の検査部位、被検体40の体型に合わせて、RFコイル部14の大きさを変化させてもSNRが高く、高画質の撮像画像を得ることができる。なお、本実施形態におけるRFコイル部14は、3つのコイルエレメント15により構成されているが、コイルエレメントの数は、これには限定されない。このとき、コイルエレメント15に重なり合うコイルエレメント15が存在するとき、コイルエレメント15における重なり合う部分は、テーパー部Tを有する。
なお、上記の本実施形態における第1のコイルエレメント15aは、本発明の第1のループコイルエレメントに相当する。または本実施形態の第2のコイルエレメント15bは、本発明の第2のループコイルエレメントに相当する。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
本発明のRFコイル部14として、磁気共鳴イメージング装置としてのRFコイル部14について説明したが、本発明のRFコイル部14は、磁気共鳴イメージング装置に限らず、RFコイル部14を構成するコイルエレメント15同士が、電磁気的にデカップリング状態で使用する装置にも適用することができる。また、第1の実施形態において、2個のコイルエレメント15を有するRFコイル部14を用い、また第2の実施形態において、3個のコイルエレメント15を有するRFコイル部14を用いて説明したが、RFコイル部14が有するコイルエレメント15は数に制限はない。
図1は、本発明にかかる第1の実施形態のRFコイル部14により構成される磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。 図2は本発明の一実施形態におけるRFコイル部を構成するコイルエレメントの形状を説明する図である。 図3は、本発明の一実施形態におけるコイルエレメントの重ね合わせを示す図である。 図4は、図3における波線で囲まれたA部およびB部の拡大図である。 図5は、本発明の一実施形態におけるコイルエレメントの重ね合わせを示す図である。 図6は、本発明の一実施形態におけるコイルエレメントの連結及び移動について説明する図である。 図7は、シミュレーションに用いた本発明の一実施形態におけるコイルエレメントを示す図である。 図8は、シミュレーションに用いた従来のコイルエレメントの重ね合わせを示す図である。 図9は、シミュレーションに用いた本発明の一実施形態におけるコイルエレメントの重ね合わせを示す図である。 図10は、それぞれのコイルエレメントの重ね合わせ距離と相互インダクタンスの相関を示す図である。 図11は、3個のコイルエレメントを有するRFコイル部を示す図である。 図12は、従来のコイルエレメントを示す図である。
符号の説明
10:磁気共鳴イメージング装置、11:静磁場空間、12:静磁場マグネット部、13:勾配コイル部、14:RFコイル部、15:コイルエレメント、16:矩形部、17:突起部、18:レール、19:凸部、22:RF駆動部、23:勾配駆動部、24:データ収集部、25:被検体搬送部、30:制御部、31:記憶部、32:操作部、33:画像再構成部、34:表示部、40:被検体、T,Ta,Tb:テーパー部、H1,Ha1,Hb1,H2,Ha2,Hb2:平行部、K,Ka,Kb:コイル交差部、E,Ea,Eb:延在部、P1,P2,P3,P4,Pa1,Pa2,Pa3,Pa4,Pb1,Pb2,Pb3,Pb4:頂点、R:対面領域、S1,S2,S3,S4,S5,S6:領域、Ma,Mc,Me:移動方向、D,D1,D2:重ね合わせ距離

Claims (19)

  1. 第1のコイル線により閉じられた第1のコイル面を含む第1のループコイルエレメントと、第2のコイル線により閉じられた第2のコイル面を含む第2のループコイルエレメントとを有し、
    前記第1のコイル面の一部と前記第2のコイル面の一部が互いに対面しているRFコイルであって、
    前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントは、対面状態を維持して、前記第1のコイル面と前記第2のコイル面とが対面している対面領域の面積が変化するように移動し、
    前記第1のループコイルエレメントは、
    前記第1のコイル面に平行な方向であって、前記第2のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第1の移動方向に垂直な方向において、前記第1の移動方向に平行な前記第1のコイル線が対向する間隔が、前記第1の移動方向に向かって広がるように第1のコイル線が設けられている第1のテーパー部と、
    前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントとが電磁気的にデカップリングし、前記対面領域の面積が最小となる配置において、第1のコイル線が第2のテーパー部と交差するように第1のコイル線が設けられている第1のコイル交差部を有し、
    前記第2のループコイルエレメントは、
    前記第2のコイル面に平行な方向であって、前記第1のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第2の移動方向に垂直な方向において、前記第2の移動方向に平行な前記第2のコイル線が対向する間隔が、前記第2の移動方向に向かって広がるように第2のコイル線が設けられている第2のテーパー部と、
    前記配置において、第2のコイル線が前記第1のテーパー部と交差するように第2のコイル線が設けられている第2のコイル交差部を有し、
    前記配置において、前記第1のテーパー部と前記第2のコイル交差部とが交差している点と、前記第2のテーパー部と前記第1のコイル交差部とが交差している点とを結ぶ線により、前記対面領域を第1の対面領域と第2の対面領域とに分離したときに、
    前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが、前記第1の対面領域の面積が増加するように移動するにつれ、前記第2の対面領域の面積が減少するように形成されている、
    RFコイル。
  2. 前記第1のループコイルエレメントが、前記第2のループコイルエレメントに対して移動する移動範囲は、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが電磁気的にデカップリング状態を維持する範囲である、
    請求項1に記載のRFコイル。
  3. 前記第1のループコイルエレメントが、
    前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第1の延在部を有し、
    前記第2のループコイルエレメントが、
    前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第2の延在部を有する、
    請求項1または2に記載のRFコイル。
  4. 前記第1の延在部が、
    前記第1の移動方向と反対方向に延在し、
    前記第2の延在部が、
    前記第2の移動方向と反対方向に延在する、
    請求項3に記載のRFコイル。
  5. 前記第1のループコイルエレメントが、
    前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が内側に狭まり始める側の端部から前記第1のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、
    前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第1の移動方向と反対方向に延在する平行部と
    を有し、
    前記第2のループコイルエレメントが、
    前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が内側に狭まり始める側の端部から前記第2のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、
    前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第2の移動方向と反対方向に延在する平行部と
    を有する、
    請求項3または4に記載のRFコイル。
  6. 前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向を軸として線対称である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のRFコイル。
  7. 前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向と垂直な方向を軸として線対称である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のRFコイル。
  8. 前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントの形状が異なる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のRFコイル。
  9. 前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントが同一である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のRFコイル。
  10. 静磁場空間の被検体から生ずる磁気共鳴信号に基づいて前記被検体の画像を生成する磁気共鳴イメージング装置における前記磁気共鳴信号の送受信の少なくとも一方を担う、
    請求項1から9のいずれか1項に記載のRFコイル。
  11. 磁気共鳴信号の送受信の少なくとも一方を担うRFコイルを有する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記RFコイルは、
    第1のコイル線により閉じられた第1のコイル面を含む第1のループコイルエレメントと、第2のコイル線により閉じられた第2のコイル面を含む第2のループコイルエレメントとを有し、
    前記第1のコイル面の一部と前記第2のコイル面の一部が互いに対面しているRFコイルであって、
    前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントは、対面状態を維持して、前記第1のコイル面と前記第2のコイル面とが対面している対面領域の面積が変化するように移動し、
    前記第1のループコイルエレメントは、
    前記第1のコイル面に平行な方向であって、前記第2のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第1の移動方向に垂直な方向において、前記第1の移動方向に平行な前記第1のコイル線が対向する間隔が、前記第1の移動方向に向かって広がるように第1のコイル線が設けられている第1のテーパー部と、
    前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントとが電磁気的にデカップリングし、前記対面領域の面積が最小となる配置において、第1のコイル線が第2のテーパー部と交差するように第1のコイル線が設けられている第1のコイル交差部を有し、
    前記第2のループコイルエレメントは、
    前記第2のコイル面に平行な方向であって、前記第1のループコイルエレメントに対して、前記対面領域の面積が増加するように移動する第2の移動方向に垂直な方向において、前記第2の移動方向に平行な前記第2のコイル線が対向する間隔が、前記第2の移動方向に向かって広がるように第2のコイル線が設けられている第2のテーパー部と、
    前記配置において、第2のコイル線が前記第1のテーパー部と交差するように第2のコイル線が設けられている第2のコイル交差部を有し、
    前記配置において、前記第1のテーパー部と前記第2のコイル交差部とが交差している点と、前記第2のテーパー部と前記第1のコイル交差部とが交差している点とを結ぶ線により、前記対面領域を第1の対面領域と第2の対面領域とに分離したときに、
    前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが、前記第1の対面領域の面積が増加するように移動するにつれ、前記第2の対面領域の面積が減少するように形成されている、
    磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記第1のループコイルエレメントが、前記第2のループコイルエレメントに対して移動する移動範囲は、前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントが電磁気的にデカップリング状態を維持する範囲である、
    請求項11に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記第1のループコイルエレメントが、
    前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第1の延在部を有し、
    前記第2のループコイルエレメントが、
    前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が外側へ広がり始める側の端部から延在する第2の延在部を有する、
    請求項11または12に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記第1の延在部が、
    前記第1の移動方向と反対方向に延在し、
    前記第2の延在部が、
    前記第2の移動方向と反対方向に延在する、
    請求項13に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 前記第1のループコイルエレメントが、
    前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のテーパー部において前記第1のコイル線が内側に狭まり始める側の端部から前記第1のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、
    前記第1の移動方向に平行な方向であって、前記第1のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第1の移動方向と反対方向に延在する平行部と
    を有し、
    前記第2のループコイルエレメントが、
    前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のテーパー部において前記第2のコイル線が狭まり始める側の端部から前記第2のコイル交差部の端部に接合するように延在する平行部と、
    前記第2の移動方向に平行な方向であって、前記第2のコイル交差部の前記端部でないもう一方の端部から前記第2の移動方向と反対方向に延在する平行部と
    を有する、
    請求項13または14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  16. 前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向を軸として線対称である、
    請求項11から15のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  17. 前記第1のループコイルエレメントと前記第2のループコイルエレメントの少なくとも一方が前記第1の移動方向と垂直な方向を軸として線対称である、
    請求項11から16のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  18. 前記RFコイルにおける前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントの形状が異なる、
    請求項11から17のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  19. 前記RFコイルにおける前記第1のループコイルエレメントの形状と前記第2のループコイルエレメントが同一である、
    請求項11から17のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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