JP5117073B2 - 防蟻シート - Google Patents

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本発明は、防蟻シートに関する。
建築物におけるシロアリ被害防止策として、床下地盤面に防蟻薬剤を散布する方法が知られている。しかしながらこのような方法では地下水汚染の他、該薬剤の蓄積による土壌汚染や、散布時の作業者への揮散などによる健康被害など様々の課題があった。これらの課題を解決する方法として、シロアリに対する殺虫、忌避効果のある殺虫剤を含むシートを敷設する方法が知られている。特許文献1にはこのような防蟻シートとして、殺虫剤を低密度ポリエチレン樹脂に練り込んだ防蟻シートが開示されている。
特開2002−47110号公報
しかしながら特許文献1に記載された防蟻シートは、防蟻性能の持続性に劣るという問題があった。
本発明は、防蟻性能の持続性に優れる防蟻シートを提供するものである。
すなわち本発明は、密度が0.918〜0.940g/cm3のエチレン系樹脂(樹脂A)、カルボン酸ビニルエステルモノマーおよび不飽和カルボン酸エステルモノマーからなる群から選ばれる1種以上のモノマーとエチレンとの共重合体(樹脂B)、および20℃における蒸気圧が1×10-5Pa以下の水溶性殺虫剤を0.001〜0.1重量%含有し、前記樹脂Aと樹脂Bとの混合割合が、樹脂A/樹脂B=80/20〜40/60(重量比)である樹脂組成物からなる防蟻シートである。
本発明の防蟻シートは、防蟻性能の持続性に優れるものである。
本発明の防蟻シートは、エチレン系樹脂(樹脂A)、カルボン酸ビニルエステルモノマーおよび不飽和カルボン酸エステルモノマーからなる群から選ばれる1種以上のモノマーとエチレンとの共重合体(樹脂B)、および水溶性殺虫剤を含有する樹脂組成物からなる防蟻シートである。
前記水溶性殺虫剤は、20℃における蒸気圧が1×10-5Pa以下の水溶性殺虫剤であり、シロアリへの殺虫作用を有する殺虫剤である。殺虫剤の蒸気圧とは、Stephen F.Donovan:Journal of Chromatography A,749(1996)123-129の文献に記載された方法で測定される値である。20℃における蒸気圧が1×10-5Paより高い場合には、殺虫剤が蒸散してしまい、防蟻性能の持続性に劣るものとなる。
本発明における水溶性殺虫剤とは、OECDガイドライン、OECD Guidlines for the Testing of Chemicals No.107, Partition 、Coefficient(n-octanol/water): Shake Flask Method(1995)によって測定されるn−オクタノール/水の分配係数が1以下の殺虫剤であることが好ましい。本発明における水溶性殺虫剤は、ニトログアニジン系化合物であることが好ましい。具体的には、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン(一般名:ジノテフラン、蒸気圧1.7×10-6Pa(30℃)以下、n−オクタノール/水の分配係数−0.55)、E−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン(一般名:クロチアニジン、蒸気圧1.3×10-10Pa(25℃)、n−オクタノール/水の分配係数0.7)、(E)−N−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−エチル−N’−メチル−1−ニトロビニリデンジアミン(一般名:ニテンピラム、蒸気圧8.3×10-12Pa(20℃)、n−オクタノール/水の分配係数−0.64)などがあげられる。本発明における水溶性殺虫剤は、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンであることが特に好ましい。
本発明の防蟻シートに含まれる前記水溶性殺虫剤の濃度は、0.001〜0.1重量%である。ただし前記の値は、該防蟻シートの重量を100%としたときの値である。防蟻シートにおける水溶性殺虫剤の濃度が0.001重量%未満であると、防蟻性能が不十分であり、0.1重量%部を越えて含有させた場合には、超過分がシート表面からブリードしてしまい、有効に作用しない。
本発明における樹脂Aは、密度が0.918〜0.940g/cm3であり、好ましくは0.919〜0.930g/cm3のエチレン系樹脂である。該エチレン系樹脂としては、エチレン単独重合体や、エチレンと炭素原子数3〜20のα−オレフィンとの共重合体が挙げられる。密度が0.918g/cm3未満であると、水溶性殺虫剤の樹脂への溶解度が高くなり、殺虫剤が防蟻シート表面へ移行しやすくなる。防蟻シート表面には地面の湿気や水分が溜まるため、シート表面にブリードした水溶性殺虫剤は土中に溶け出してしまい、有効に作用しない。したがって、防蟻性能の持続性に劣るものとなる。エチレン系樹脂(樹脂A)の密度が0.940g/cm3を越える場合には、水溶性殺虫剤の樹脂への溶解度は低いが、シートが硬くなりすぎ、施工時の取り扱いが難しくなる。エチレン系樹脂(樹脂A)は、密度が前記範囲の1種類の樹脂であってもよく、密度が前記範囲の樹脂を2種類以上混合した混合物であってもよい。
本発明における樹脂Bは、カルボン酸ビニルエステルモノマーおよび不飽和カルボン酸エステルモノマーからなる群から選ばれる1種以上のモノマーとエチレンとの共重合体である。このような樹脂Bと前記した樹脂Aとの混合物に水溶性殺虫剤を含有させることにより、防蟻性能を長時間持続させることができる。
前記の樹脂Bは、カルボン酸ビニルエステルおよび不飽和カルボン酸エステルからなる群から選ばれる1種以上のモノマー由来の構成単位を23〜40重量%含有する共重合体であることが好ましい。なお、樹脂Bがカルボン酸ビニルエステルおよび不飽和カルボン酸エステルからなる群から選ばれる2種以上のモノマー由来の構成単位を含む場合、前記の値はそれらの合計重量である。樹脂Bが前記したような共重合体である場合には、水溶性殺虫剤の持続性と、防蟻シートの取扱い容易性のバランスに優れるものとなる。
樹脂Bがエチレン・カルボン酸ビニルエステル共重合体である場合には、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)を例示することができ、樹脂Bがエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体である場合には、エチレン・メタクリル酸メチル(EMMA)共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン・アクリル酸エチル(EEA)などがあげられる。
樹脂Aと樹脂Bの混合割合は、樹脂A/樹脂B=80/20〜40/60(重量比)である。ただし前記重量比は、樹脂A、樹脂Bおよび水溶性殺虫剤を含有する樹脂組成物中の樹脂Aと樹脂Bの合計を100とした場合の比率である。樹脂Aの割合が40%(重量比)未満となると、樹脂Bの割合が高くなり、防蟻シートとした場合にシートに粘着性を帯び、施工時お互いのシート同士が剥がれににくくなって、施工が困難となる。また、樹脂Aの割合が80%(重量比)を越えると樹脂Bの割合が少なくなり、殺虫剤の持続性に劣るものとなる。樹脂Aと樹脂Bの混合割合は、好ましくは樹脂A/樹脂B=75/25〜50/50(重量比)である。
前記した本発明の防蟻シートに、さらにポリオレフィン系樹脂からなる層を積層して、多層防蟻シートとしてもよい。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・カルボン酸ビニルエステルおよび/または不飽和カルボン酸エステル共重合体などを挙げることができる。水溶性殺虫剤の持続性から、ポリオレフィン系樹脂は前記樹脂Aと同様の樹脂であることが好ましい。また、防蟻シートを3層以上の多層とする場合は、樹脂A、樹脂Bおよび水溶性殺虫剤を含有する樹脂組成物からなる層を中間層にすることが、殺虫剤の持続性の点でより好ましい。
本発明の防蟻シート、あるいは多層防蟻シートの厚みは、殺虫剤の持続性、シート強度、および施工性の点から、好ましくは100〜200μmである。
本発明の防蟻シートあるいは多層防蟻シートは、その効果を損なわない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、抗ブロッキング剤、顔料、造核剤などを含有してもよい。また、他の活性化合物、例えば殺虫活性成分、忌避活性成分、抗菌・防黴成分などを含有してもよい。さらに、多孔質粒子などに活性成分を吸着させたものなども併用することができる。
本発明の防蟻シートは、例えば以下のような方法により製造することができる。殺虫剤と樹脂A、樹脂Bを、必要に応じて酸化防止剤や抗ブロッキング剤、滑剤などを、ロール又はバンバリー型の混練機または押出機を用いて混練して、組成物を得る。得られた組成物を、インフレーション加工法またはTダイ加工法、カレンダー加工法などにより、本発明の防蟻シートを得ることができる。また、多層防蟻シートは多層インフレーション加工法、多層Tダイ加工法、単層の防蟻シート上にポリオレフィン系樹脂をラミネートする方法などによって得ることができる。
防蟻シートあるいは多層防蟻シートを製造する際には、水溶性殺虫剤をあらかじめ樹脂Bに混練したものと、樹脂Aとを混練して成形することが殺虫剤の持続性の点から好ましい。また、水溶性殺虫剤を高濃度で含有する組成物(マスターバッチと称する)を用いることもできる。
殺虫剤マスターバッチは、殺虫剤と樹脂、必要に応じて酸化防止剤や抗ブロッキング剤、滑剤などをロール又はバンバリー型の混練機または押出機を用いて混練して製造することができる。また、殺虫剤を含む樹脂を芯材層と、該芯材層を取り囲むように形成される、殺虫剤を含まない樹脂からなる鞘材層とからなる2層構造のマスターバッチを用いてもよい。マスターバッチを製造する際、通常押出機より押出された溶融樹脂を水で冷却するが、この時、水溶性殺虫剤が水に流出しやすい。これを防止する観点から、2層構造のマスターバッチが好ましく使用される。
2層構造のマスターバッチの芯材層に用いられる樹脂は、前記樹脂Bである。2層構造のマスターバッチの鞘材層に用いられる樹脂は、通常前記した樹脂Aである。特に密度が0.920g/cm3以上のエチレン系樹脂が好ましい。ここでエチレン系樹脂とは、エチレン単独重合体および/またはエチレンと炭素原子数3〜20のα−オレフィンとの共重合体である。芯材層と鞘材層との割合は、通常、芯材層:鞘材層=9:1〜5:5(重量比)の範囲である。
2層構造マスターバッチは、芯材層用二軸押出機と鞘材層用単軸押出機を備え、かつ、芯/鞘型ダイスを備えた装置で製造できる。具体的には、芯材層用二軸押出機には芯材層用の樹脂と殺虫剤を供給し、鞘材層用単軸押出機には鞘材層用樹脂を供給し、それぞれの押出機から所定の温度で、所定の重量比になるように押出し、得られたストランドを水で冷却し、ペレタイザーでカットすることにより製造することができる。二層構造マスターバッチを製造する際、本発明の効果を損なわない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、抗ブロッキング剤、顔料、造核剤などを適宜併用することができる。
また、他の活性化合物、例えば殺虫活性成分、忌避活性成分、抗菌・防黴成分などを含有することができる。さらに、多孔質粒子などに殺虫剤などの活性成分を吸着させたものなども併用することができる。
本発明の防蟻シートあるいは多層防蟻シートは、殺虫剤を長期にわたってシートに保持することができるため、種々の防蟻工法に用いられる防蟻シートとして有用である。例えば、床下地盤面への埋設、基礎コンクリートからシロアリが這い上がるのを防止するために基礎コンクリートの周囲に接着して用いる工法など、様々な防蟻シートとして利用できる。
次に、実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)殺虫剤含有量の分析方法
防蟻シート約5gを精秤後、100ml丸底フラスコに採取し、THF(テトラヒドロフラン)50mlを加え、ウォーターバスを用いて80℃で1時間還流抽出を行ない、その後、室温まで冷却した。300mlビーカーにメタノール150mlを入れ、スターラーで攪拌しながら抽出液をピペットで滴下し、超音波洗浄器に3分間かけ、沈殿物を凝集させた。その後0.5μmメンブランフィルターでろ過し、凝集物もメタノールで洗いながらろ過した。ろ液を200mlナス形フラスコに採取し、50℃のウォーターバス上でろ液を温めながらエバポレーターで濃縮、乾固した。その後、ナス形フラスコにTHFを入れ、25ml容のメスフラスコに洗い込んで定容した。定容した溶液10mlと内部標準液10mlをスクリュー管にて混合し試料溶液とし、液体クロマトグラフィーで殺虫剤の含有量を分析した。
内部標準液はフタル酸ジメチル約50mgを精秤し、THFにて200mlに定容したものを用いた。液体クロマトグラフィーの分析条件は以下の通りである。
カラム : SUMIPAX ODS A−212
カラム温度 : 40℃
測定波長 : 270nm
注入量 : 5μl
溶媒 : THF
(2)殺虫剤保持率の評価方法
防蟻シート中の殺虫剤の保持率は、以下の方法で算出した。
成形したシートから約20cm×50cmに切り出したものを、恒温恒湿器に吊り下げ、60℃×90%RHにて、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月放置し、製造直後の防蟻シートの殺虫剤濃度(A)と、所定の時間を経た後の各シート中の殺虫剤濃度(B)から、次式により保持率を求めた。
殺虫剤保持率(%)= (B/A) × 100
後述する比較例1の防蟻シートは、2年間屋外試験した後に取り出して、殺虫剤含有量を分析したところ、0%であった。一方前記評価方法でも、3ヶ月後には殺虫剤含有量が0%であった。このことから、本評価方法によって屋外試験の結果を予測することが可能であると判断した。
[実施例1]
(3)マスターバッチの製造例
ジノテフラン0.2kgとエチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量 25wt%)15.8kgをミキサーで混合し、芯材層用二軸押出機(φ46mm、L/D=35)に供給した。一方鞘材層用単軸押出機(φ40mm、L/D=25)には低密度ポリエチレン(スミカセンE FV405 住友化学(株)製 密度0.923、MFR=4g/10分)を供給した。
それぞれの押出機から、重量比で芯材層用成分/鞘材層用成分=50/50となるように芯/鞘型ダイに供給し、押出されたストランドを冷却水槽に通して冷却した後、ペレタイザーでカットして、ジノテフラン1wt%の2層構造マスターバッチ(1)を得た。このマスターバッチ(1)中のジノテフラン量の分析値は0.91wt%であった。
(4)防蟻シートの製造
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量 25wt%)7.56kgと上記ジノテフランマスターバッチ(1)0.44kgを混合し、2軸押出機(φ43mm、L/D=30)に供給した。押出機の温度180℃、ダイス温度180℃で押し出し、得られたストランドを水で冷却し、ペレタイザーでカットして、ジノテフランを約0.05wt%含有する樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物5kgと、直鎖状低密度ポリエチレン(エクセレンGMH GH051 住友化学(株)製 密度0.921g/cm3)5kgを混合し、単層Tダイ装置に供給した。押出機温度200℃、ダイス温度220℃で押し出し、ダイスから押し出されたシート状物を、35℃の冷却ロールで冷却しながら、引き取り速度2.4m/minで巻き取り、厚み180μmの防蟻シートを得た。樹脂A/樹脂Bの配合比は51/49(重量比)である。配合比率を表1に示した。
得られた防蟻シートを温度60℃、湿度90%RHに調節した恒温恒湿器に放置してジノテフランの経時的残存量を測定し、保持率を求めた。結果を表2に示した。
[実施例2]
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル含有量 25wt%)4.6kgと上記ジノテフランマスターバッチ(1)0.4kgを混合し、2軸押出機(φ43mm、L/D=30)に供給した。押出機の温度180℃、ダイス温度180℃で押し出し、得られたストランドを水で冷却し、ペレタイザーでカットして、ジノテフラン約0.075wt%を混和した樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物3.3kgと、直鎖状低密度ポリエチレン(エクセレンGMH GH051 住友化学(株)製 密度0.921g/cm3)6.6kgを混合し、単層Tダイ装置に供給した。押出機温度200℃、ダイス温度220℃で押し出し、ダイスから押し出されたシート状物を、35℃の冷却ロールで冷却しながら、引き取り速度2.4m/minで巻き取り、厚み180μmの防蟻シートを得た。樹脂A/樹脂Bの配合比は68/32(重量比)である。配合比率を表1に示した。
得られたシートを温度60℃、湿度90%RHに調節した恒温恒湿器に放置してジノテフランの経時的残存量を測定し、保持率を求めた。結果を表2に示した。
[実施例3]
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量 25wt%)4.45kgと上記ジノテフランマスターバッチ(1)0.55kgを混合し、2軸押出機(φ43mm、L/D=30)に供給した。押出機の温度180℃、ダイス温度180℃で押し出し、得られたストランドを水で冷却し、ペレタイザーでカットして、ジノテフラン約0.1wt%を混和した樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物2.5kgと、直鎖状低密度ポリエチレン(エクセレンGMH GH051 住友化学(株)製 密度0.921g/cm3)7.5kgを混合し、単層Tダイ装置に供給した。押出機温度200℃、ダイス温度220℃で押し出し、ダイスから押し出されたシート状物を、35℃の冷却ロールで冷却しながら、引き取り速度2.4m/minで巻き取り、厚み180μmの防蟻シートを得た。樹脂A/樹脂Bの配合比は76/24(重量比)である。配合比率を表1に示した。
得られたシートを温度60℃、湿度90%RHに調節した恒温恒湿器に放置してジノテフランの経時的残存量を測定し、保持率を求めた。結果を表2に示した。
[実施例4]
実施例2のエチレン−メタクリル酸メチル共重合体を、エチレン−メチルアクリレート(アクリフトCG4002 住友化学(株)製 メチルアクリレート由来の構成単位含有量 31wt%)に変更した以外は実施例2と同様に行なった。
[実施例5]
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量 25wt%)3.03kg、上記ジノテフランマスターバッチ(1)0.28kg、直鎖状低密度ポリエチレン(エクセレンGMH GH051 住友化学(株)製 密度0.921g/cm3)6.60kgを混合し、単層Tダイ装置に供給した。押出機温度200℃、ダイス温度220℃で押し出し、ダイスから押し出されたシート状物を、35℃の冷却ロールで冷却しながら、引き取り速度2.4m/minで巻き取り、厚み180μmの防蟻シートを得た。樹脂A/樹脂Bの配合比は68/32(重量比)である。配合比率を表1に示した。
得られたシートを温度60℃、湿度90%RHに調節した恒温恒湿器に放置してジノテフランの経時的残存量を測定し、保持率を求めた。結果を表2に示した。
[比較例1]
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量 25wt%)4.5kgをバンバリーミキサーに投入し、せん断発熱を利用して樹脂を溶融した。温度90℃になったところでジノテフラン0.05kgを入れ、5分間混練した。混練樹脂を単軸押出機に投入し、押出機温度160℃で押し出し、押出されたストランドを冷却水槽に通して冷却した後、ペレタイザーでカットして、ジノテフラン1wt%のマスターバッチ(2)を得た。このマスターバッチ(2)中のジノテフラン濃度は0.90wt%であった。
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量 25wt%)9.82kgと上記ジノテフランマスターバッチ(2)0.28kgを混合し、単層Tダイ装置に供給した。押出機温度180℃、ダイス温度200℃で押し出し、ダイスから押し出されたシート状物を、35℃の冷却ロールで冷却しながら、引き取り速度2.4m/minで巻き取り、厚み180μの防蟻シートを得た。樹脂A/樹脂Bの配合比は0/100(重量比)である。配合比率を表1に示した。
得られたシートを温度60℃、湿度90%RHに調節した恒温恒湿器に放置してジノテフランの経時的残存量を測定し、保持率を求めた。結果を表2に示した。
[比較例2]
実施例2のエチレン−メタクリル酸メチル共重合体を、メタクリル酸メチル由来の構成単位の含有量が20wt%の樹脂(アクリフトWH206 住友化学(株)製)に変更した以外は実施例2と同様に行なった。
[比較例3]
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量 25wt%)0.72kg、ジノテフランマスターバッチ(1)0.28kg、直鎖状低密度ポリエチレン(エクセレンGMH GH051 住友化学(株)製 密度0.921)9.00kgを混合し、単層Tダイ装置に供給した。押出機温度200℃、ダイス温度220℃で押し出し、ダイスから押し出されたシート状物を、35℃の冷却ロールで冷却しながら、引き取り速度2.4m/minで巻き取り、厚み180μmの防蟻シートを得た。樹脂A/樹脂Bの配合比は91/9(重量比)である。配合比率を表1に示した。
得られたシートを温度60℃、湿度90%RHに調節した恒温恒湿器に放置してジノテフランの経時的残存量を測定し、保持率を求めた。結果を表2に示した。
[比較例4]
エチレン−メチルアクリレート(アクリフトCG4002 住友化学(株)製 メチルアクリレート由来の構成単位含有量 31wt%)1.22kg、上記ジノテフランマスターバッチ(1)0.28kg、直鎖状低密度ポリエチレン(エクセレンGMH GH051 住友化学(株)製 密度0.921g/cm3)8.50kgを混合し、単層Tダイ装置に供給した。押出機温度200℃、ダイス温度220℃で押し出し、ダイスから押し出されたシート状物を、35℃の冷却ロールで冷却しながら、引き取り速度2.4m/minで巻き取り、厚み180μmの防蟻シートを得た。樹脂A/樹脂Bの配合比は86/14(重量比)である。配合比率を表1に示した。
得られたシートを温度60℃、湿度90%RHに調節した恒温恒湿器に放置してジノテフランの経時的残存量を測定し、保持率を求めた。結果を表2に示した。
Figure 0005117073
LLDPE:エクセレンGMH GH051 住友化学(株)製 密度0.921g/cm3
EMMA1:アクリフトWK307 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量25wt%
EMMA2:アクリフトWH206 住友化学(株)製 メタクリル酸メチル由来の構成単位含有量20wt%
EMA :アクリフトCG4002 住友化学(株)製 アクリル酸メチル由来の構成単位含有量31wt%
Figure 0005117073
本発明の防蟻シートは、表2に示すように、殺虫剤が長期にわたってシートに保持することができるため、種々の防蟻工法に用いられる防蟻シートとして有用である。

Claims (3)

  1. 密度が0.918〜0.940g/cm3のエチレン系樹脂(樹脂A)、カルボン酸ビニルエステルモノマーおよび不飽和カルボン酸エステルモノマーからなる群から選ばれる1種以上のモノマーとエチレンとの共重合体(樹脂B)、および20℃における蒸気圧が1×10-5Pa以下の水溶性殺虫剤を0.001〜0.1重量%含有し、前記樹脂Bが、カルボン酸ビニルエステルおよび不飽和カルボン酸エステルからなる群から選ばれる1種以上のモノマー由来の構成単位を23〜40重量%含有する共重合体であり、前記樹脂Aと樹脂Bとの混合割合が、樹脂A/樹脂B=80/20〜40/60(重量比)である樹脂組成物からなる防蟻シート。
  2. 前記水溶性殺虫剤が、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンである請求項1記載の防蟻シート。
  3. 請求項1または2に記載の防蟻シートと、ポリオレフィン系樹脂からなる層とが積層されてなる多層防蟻シート。
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