JP5116806B2 - 複数の周波数に同時に応答する電極を備えたプラズマ処理装置の動作方法 - Google Patents

複数の周波数に同時に応答する電極を備えたプラズマ処理装置の動作方法 Download PDF

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Description

本発明は一般に複数の周波数に同時に応答する電極を備えたプラズマ処理装置に関する。本発明の特定の一態様は、複数の周波数の電力に、1つは複数の周波数に同時に応答する電極であり、もう1つは実質的に基準電位の電極である一対の電極によって拘束された領域を通る実質的に異なる経路を通過させるための構造を有するチャンバを備えた処理装置に関する。本発明の他の態様は、複数の周波数に応答する電極のDCバイアス電圧が、複数の周波数のうちの1つの周波数の電力に関連するパラメータを他の周波数の電力に関連するパラメータに対して変更することによって制御される処理装置の動作方法に関する。
典型的には半導体基板、誘電体基板および金属基板であるワークピースへの物質の蒸着およびワークピースからの物質のエッチ除去には真空プラズマ処理装置が使用されている。ワークピースが配置された真空プラズマ処理チャンバにガスが導入される。チャンバ圧の範囲は、通常、0.1ないし1000トールである。このガスは、RF電界もしくはRF電磁界に応答して励起領域でRFプラズマ中に点火される。このRF界は、一般的には、RF磁界とRF電界の両方をガスに結合する電極アレイもしくはコイルのいずれかである無効インピーダンス・エレメントによって提供される。無効インピーダンス・エレメントは、比較的高い第1のRF周波数およびガスをプラズマ中に点火するだけの十分な電力を有する第1のRF源に接続されている。第1のRF源と無効インピーダンス・エレメントの間は、通常、第1のRF源に直接接続された比較的長いケーブルで接続されている。通常、ケーブルと無効インピーダンス・エレメントの間に接続された第1の共振整合回路網は、第1のRF源のインピーダンスを該第1のRF源が駆動している負荷に整合させるべく調整された一対の可変リアクタンスを含んでいる。
ガスは、通常、チャンバの頂部からチャンバに導入され、チャンバの底部から除去される。一般的には、チャンバの頂部の電極が一連のガス・バッフルおよび励起領域への開口部に結合され、励起領域に流入するガスにシャワー・ヘッド効果を提供している。
ワークピースは、通常、励起領域の底部の電極上に取り付けられる。いくつかのチャンバの中には、ワークピースを支えている電極(しばしば底部電極と呼ばれている)が、第1のRF周波数が供給される無効インピーダンス・エレメントであり、ワークピースを支えている電極から間隔を隔てた他の電極(しばしば頂部電極と呼ばれている)が基準電位、典型的には接地に接続されているチャンバもある。このような構成の処理装置は、チャンバが1つの電力電極、接地壁構造および接地電極を備えているため、しばしば二極管と呼ばれている。
他の処理装置では、チャンバの頂部電極および底部電極に、比較的高いRF周波数および比較的低いRF周波数の電力がそれぞれ個別に供給され、チャンバ壁構造は接地されている。10MHzを超える典型的には27MHzの比較的高い周波数がプラズマの密度を制御し、一方、10MHz未満の典型的には2MHzの比較的低い周波数がプラズマ中のイオンのエネルギーを制御している。プラズマ密度とイオン・エネルギーの独立した制御は、第1のRF源と第2のRF源の電気パラメータ、たとえば電力、電圧および/または電流などを独立して制御することによって提供される。また、しばしば三極管と呼ばれているこの構成のチャンバは、底部電極に確立されるDCバイアス電圧の制御を提供している。このDCバイアス電圧の制御は、頂部電極および底部電極に近いプラズマと、頂部電極および底部電極に印加されるRF電力に応じて頂部電極および底部電極をプラズマに結合するRF界の相互作用によるものである。パラメータの相対値、たとえば頂部電極および底部電極に印加する電流および/または電圧もしくは電力を変更することにより、底部電極DCバイアス電圧が制御可能に単調に変化するため、高周波電力が低周波電力に対して大きくなるほど、負のDCバイアス電圧の大きさが大きくなる。
前述の二極管構成および三極管構成を有するチャンバに、電極と電極の間の領域を含む閉込め領域にプラズマを閉じ込めるための構造を持たせることは知られており、この閉込め構造により、チャンバ接地金属壁構造へのプラズマの入射を阻止し、それによりチャンバ壁構造の実質的な損傷を防止し、かつ、プラズマ特性の制御を向上させている。これについては、たとえばLenzらの米国特許5,534,751を参照されたい。
さらに他のチャンバでは、頂部電極およびチャンバ金属壁が接地(基準電位)に接続され、比較的高いRF周波数の電力と比較的低いRF周波数の電力が底部電極に同時に供給されている。このような二極管構成の真空チャンバ接地金属壁構造は、通常、励起プラズマが存在する外部領域を画定している。詳細には、Lenzの米国特許5,998,932に、閉込め構造、頂部接地電極および金属壁を備えたチャンバの底部電極への2MHzおよび27MHzの同時供給が開示されている。また、Kuthiらの米国特許6,106,663に、頂部接地電極を備えたチャンバの底部電極への2MHzおよび27MHzの同時供給が開示されている。
高周波数および低周波数が底部電極を同時に駆動する構成を有するチャンバを備えた従来技術による処理装置は、高周波パラメータおよび低周波パラメータ、たとえば底部電極に供給する電力の相対値の変更によっては底部電極のDCバイアス電圧を制御できない方法で構築されている。DCバイアス電圧は、底部電極に供給される高周波電力および低周波電力の相対量の変化に対して、比較的一定の電圧を維持することが分かっている。本出願人らは、比較的一定のバイアス電圧が維持されるのは、イオン・エネルギー(主として低周波電力によって制御されていると思われる)とイオン密度(主として高周波電力によって制御されていると思われる)が実質的に結合するようにチャンバが構築されていることによるものと考えている。したがって、プラズマ密度と、プラズマ領域の縁とプラズマの縁に近いチャンバの表面との間のシース幅との結合が存在しており、その結果、パラメータ(たとえば電力)の相対値を高周波数および低周波数で変更しても、プラズマ・イオン・エネルギーおよびプラズマ密度に対する所望の独立した制御を得ることはできない。したがって、底部電極に2つの異なる周波数が同時に印加される従来技術による二極管チャンバでは、三極管二重周波数チャンバが達成している水準の底部電極バイアス電圧の制御を達成することは困難である。
本発明の一態様によれば、プラズマ処理装置は、(a)チャンバにガスを結合するためのポートと、(b)チャンバ内のガスに電界を印加するための第1の電極と、(c)実質的にDC基準電位の第2の電極と、(d)プラズマが存在する電極と電極の間の領域とを有する真空チャンバを備えている。プラズマ処理装置は、第1の電極に複数の周波数を有する電界を同時にプラズマに供給させるための回路を備えている。チャンバは、異なる周波数の電力に、プラズマが存在する電極と電極の間の領域を通る実質的に異なる経路を通過させるための構造を備えている。
第1の周波数(好ましくは約2MHz)が主としてプラズマのイオン・エネルギーを制御し、第2の周波数(好ましくは約27MHz)が主としてプラズマのイオン密度を制御することが好ましい。
チャンバは、第1の周波数の高周波の電力の主な部分を第1と第2の電極の間に結合し、かつ、第2の周波数の高周波の電力の主な部分の第1と第2の電極の間への結合を阻止するようになされていることが好ましい。
このようなチャンバ構造は、上記領域の外側に経路を有する分散パラメータ・フィルタ構造を備えていることが好ましい。上記領域の外側の経路は、電流を第2の電極から基準電位の端子に結合するようになされており、該経路の電位は実質的に基準電位である。この経路は、上記領域の外側の経路の第1の周波数におけるインピーダンスが、第2の周波数におけるインピーダンスより実質的に小さくなるよう、その第1の周波数における電気的長さが、第2の周波数における電気的長さより実質的に短くなっている。上記領域の外側の経路の構造は、第1の周波数における該経路の誘導性インピーダンスが第2の周波数における該経路の誘導性インピーダンスより概ね1桁小さくなるようになっている。
また、分散パラメータ・フィルタ構造は、第2の周波数が上記領域を通って、実質的に壁および第2の電極と同じDC基準電位にあるチャンバ壁延長部分の他の経路まで通過するようになされていることが好ましい。チャンバ壁延長部分の第1の電極までの距離は、第2の電極までの距離より実質的に短くなっている。
この延長部分には、第1の電極の周辺部分を越えた領域が含まれていることが好ましい。第1の電極からこの延長部分までの電気結合は、第2の周波数が上記領域中を、第1の周波数が上記領域中を通過する範囲より広い範囲まで通過するようになされている。この延長部分の他の経路は、誘電体によって第1の電極と間隔を隔てていることが好ましい。
プラズマを閉じ込めるための構造は、領域内のガスの上記領域の外側のチャンバ部分への流れを可能にするようになされた複数のルーバを備えていることが好ましい。ルーバおよびルーバ間の空間は、第2の電極から基準電位への第1の周波数の変位電流の流れを可能にし、かつ、実質的なDC電流の流れを阻止するようになされた材料でできていることが好ましい。
上記領域内のプラズマ圧力のコントローラは、チャンバ内の他の構造に対するルーバの間隔を制御するための構造を備えていることが好ましい。
本発明の他の態様は、第1および第2の周波数の電力が同時に供給される電極を有するプラズマ処理装置を動作させる方法に関している。電極に供給される第1および第2の周波数の電力と電極近傍のプラズマとの間の相互作用に応じてDC電圧バイアスが電極に確立される。このDCバイアス電圧の値は、第1の周波数の電力に関連するパラメータを第2の周波数の電力に関連するパラメータに対して変更することによって制御される。
本発明のさらに他の態様は、処理チャンバ内の電極と、第1および第2の周波数の電力を同時に電極に供給するための回路とを備えたプラズマ処理装置に関している。電極に供給される第1および第2の周波数の電力と電極近傍のプラズマとの間の相互作用に応じてDCバイアス電圧が電極に確立される。チャンバおよび第1と第2の周波数は、第1の周波数の電力に関連するパラメータを第2の周波数の電力に関連するパラメータに対して変更することによってDCバイアス電圧が制御可能に変化するようになされている。
第1の周波数の高周波の電力に関連するパラメータが第1の周波数の高周波の電力量であり、第2の周波数の高周波の電力に関連するパラメータが第2の周波数の高周波の電力量であることが好ましい。また、第1の周波数(好ましくは約2MHz)の高周波が主としてプラズマのイオン・エネルギーを制御し、第2の周波数(好ましくは約27MHz)の高周波が主としてプラズマのイオン密度を制御することが好ましい。
DCバイアス電圧の制御を促進するためには、第1の電極と第2の電極の間の領域を含み、かつ、処理装置のチャンバの壁構造が含まれていない領域に第2の周波数の高周波の電力が拘束されることが好ましい。第1の周波数の高周波の電力は、DCバイアス電圧の制御を促進するための上記領域を実質的に除いたチャンバ部分に供給される。プラズマは、通常、第2の周波数の高周波の電力が拘束される領域に閉じ込められる。また、この領域のプラズマ圧力を制御することによって、DCバイアス電圧の制御が促進される。
DCバイアス電圧のより良好な制御の提供を促進するために、第1の電極の周辺部分を越えた領域まで第2の周波数の高周波の拘束領域が延びている。第1の電極の周辺部分を越えた領域は、(1)第1および第2の周波数の高周波の変位電流の流れを可能にし、かつ、実質的なDC電流の流れを阻止する材料、好ましくは真性半導体と、(2)この材料の周辺部分を越えたDC基準電位の表面からなっていることが好ましい。
プラズマを閉じ込めるための構造は、上記領域内のガスの上記領域の外側のチャンバ部分への流れを可能にするようになされた複数のルーバを備えていることが好ましい。ルーバおよびルーバ間の空間は、第2の電極から基準電位への第1の周波数の高周波の変位電流の流れを可能にし、かつ、実質的なDC電流の流れを阻止するようになされた材料でできていることが好ましい。
本発明の追加態様は、基準電位の導電壁を有する真空チャンバを備えた、ワークピースを処理するためのプラズマ処理装置に関している。この導電壁は、チャンバの縦軸と同軸の円形内部周囲を有している。チャンバは、円形ワークピース・ホルダを備えた第1の円形電極を備えており、第1の電極とワークピース・ホルダは、チャンバの縦軸と同軸である。また、チャンバは、チャンバの縦軸と同軸の第2の円形電極を備えており、第2の電極は、チャンバ内でプラズマに変換されるガスの入口を有している。チャンバ内の閉込め構造は、電極と電極の間の領域を含んだ、導電壁へのプラズマの入射を許容しない領域にプラズマを閉じ込めている。プラズマ閉込め構造は、上記領域からのガスの流出を可能にしている。チャンバは、さらに、上記領域から流出するガスのための出口を有している。閉込め領域の下部境界には、(1)第1の電極、(2)チャンバの縦軸と同軸のリング、(3)チャンバの縦軸と同軸の環状表面を有する部材が含まれており、環状表面を有する部材の電位は実質的に基準電位である。リングは、第1の電極と環状表面を有する部材の間に挿入されており、RF変位電流の流入を可能にし、かつ、実質的な伝導電流の流入を阻止する材料でできている。回路は、複数の周波数の電力を同時に第1の電極に供給している。導電壁は、第2の電極および環状表面を有する部材に電気接続されており、比較的小さいインピーダンスを第1の周波数に提供し、かつ、比較的大きいインピーダンスを第2の周波数に提供するよう、第2の電極と環状表面を有する部材の間に一定の長さを有している。
環状表面を有する部材は、導電部材を覆っている誘電体であることが好ましく、また、リングは真性半導体、たとえばシリコンからなっていることが好ましい。
好ましい実施形態では、プラズマ閉込め構造は、チャンバの縦軸と同軸の内部周囲表面を有する、間隔を隔てた複数のプラズマ閉込めリングを備えており、また、第2の電極は、閉込め領域の上部境界を形成している表面を有している。プラズマ閉込めリングの各々の内部周囲表面は、上部境界領域を形成している第2の電極の表面の周囲と実質的に整列し、また、環状表面を有する部材は、少なくとも、プラズマ閉込めリングの内部周囲表面と整列した円の円周まで延ばして形成されている
また、チャンバおよび第1と第2の周波数は、第1の周波数の高周波の電力に関連するパラメータを第2の周波数の高周波の電力に関連するパラメータに対して変更することによって、第1の電極に供給される第1および第2の周波数の高周波の電力と第1の電極近傍のプラズマとの間の相互作用に応じて第1の電極に確立されるDCバイアス電圧が制御可能に変化するようになされている。
本発明の上記およびさらに他の目的、特徴および利点については、とりわけ添付の図面に照らして行う本発明の特定の実施形態についての以下の詳細な説明を考察することによって明らかになるであろう。
添付の図面の図1を参照すると、縦軸すなわち中心線12を有するプラズマ処理装置真空チャンバ10が示されている。プラズマ処理装置真空チャンバ10は、軸12と同軸の円形内部周囲を有する導電金属壁14を備えている。壁14は接地されており、換言するとDC基準電位にある。
チャンバ10は、しばしば底部電極と呼ばれている第1の円形電極18を備えた円形ワークピース・ホルダ16からなる底部アセンブリ15を備えている。ワークピース・ホルダ16および電極18は、軸12と同軸である。典型的には半導体ウェハであるワークピース20は、チャンバ10内の領域24に閉じ込められたプラズマ22による処理中、ワークピースが軸12と同軸になるよう、適切な機構(図示せず)によってホルダ16の上に置かれている。ワークピース・ホルダ16は、適切なDCチャック電圧源(図示せず)に接続された静電チャックとして構成されていることが好ましい。ワークピース・ホルダ16は、通常のワークピース持上げピン(図示せず)およびワークピース温度を制御するための構造(図示せず)を備えている。
また、チャンバ10は、電気的にDC接地された、軸12と同軸の第2の円形電極26を備えている。しばしば頂部電極と呼ばれている電極26は、内部通路(図示せず)および多数のシャワー・ヘッド開口(図示せず)を備えている。内部通路およびシャワー・ヘッド開口は共に、シャワー・ヘッド開口を通って領域24に流入する1つまたは複数のガスの適切なガス源28に流量関係で接続されている。領域24に流入したガスは、そこで処理プラズマ22に変換される。
プラズマ22は、垂直方向に積み重ねられた、水晶であることが好ましい4つの誘電体円形リング31〜34を備えた下部アセンブリ30からなる閉込め構造28を使用して領域24に閉じ込められている。円形リング31〜34は、適切なシャフト構造(図示せず)によって互いに固定接続されている。リング31〜34は軸12と同軸であり、プラズマ閉込め領域24の最上面を画定している電極26の直径と実質的に同じ直径を有する整列した内部周囲を備えている。リング31〜34の各々は、概ね同じ水平方向延長部分を有しており、上部リング31は、リング32〜34の概ね同じ垂直方向延長部分より実質的に長い垂直方向延長部分を有している。上部リング31の内部周囲は、頂部電極26の周囲と接触している。底部リング34の下面は、通常、下部アセンブリ15の上面の上方に間隔を隔てている。イオン化されていないガス、つまりプラズマではないガスは、領域24からルーバ・アセンブリ30およびリング34と底部アセンブリ15の間の空間を通って流れる。チャンバ10の外部のモータ35は、チャンバを貫通して延びたシャフト(図示せず)を備えており、底部アセンブリ15の頂面に対して垂直方向にリング31〜34を駆動している。プラズマ閉込め領域24内のプラズマ22の圧力を制御するために、モータ35は、リング31〜34を垂直方向に駆動するためのコントローラ36の出力信号に応答するべく接続されており、それによりリング34と底部アセンブリ15の頂面の間の間隔を制御している。リング34の底面とアセンブリ15の頂面が接触すると、最大圧力が得られる。
イオン化されていないガスは、領域24からルーバ・アセンブリ30を通って、リング31〜34の外縁と壁14の内部周囲の間のチャンバ10の環状領域38に流入する。領域24に閉じ込められているプラズマは、壁14への入射が阻止されている。領域38の底に設けられているポート40が、チャンバ10の圧力を典型的には1ミリトールと1000ミリトールの間に維持する適切な真空ポンプ(図示せず)に接続されているため、領域38中のイオン化されていないガスは、領域38の底の複数のポート40を通って流れる。
頂部電極26は、軸12と同軸で、かつ、接地に接続された、アルミニウムであることが好ましい金属板42を備えたアセンブリである。金属板42は、垂直方向に延びた側縁44および半径方向に延びたフランジ46を備えている。フランジ46は、側縁44の上部部分から延びており、その外径は、リング31〜34の外径と同じであるため、フランジとリングの外部周囲は垂直方向に整列している。側縁44の外径は、リング31〜34の内径と同じであり、したがって側縁44の周囲とリング31〜34の内部周囲は垂直方向に整列している。金属板42には、軸12と同軸であり、かつ、側縁44の直径と同じ直径を有する黒鉛円板48がボルト止めされており、したがって金属板42の底面と黒鉛円板48の頂面は接触している。半導体円板50の頂面は軸12と同軸であり、その直径は黒鉛円板48の直径と同じである。半導体円板50は、真性シリコンでできていることが好ましい。半導体円板50は、適切な接着剤で黒鉛円板48の底面に結合されている。
底部アセンブリ15は、頂面が保護電気絶縁酸化膜51で覆われた電極18、および水晶でできていることが好ましい誘電体円形リング52を備えている。軸12と同軸であるリング52は、電極18とその上にワークピース20が正しく配置された場合に整列する直径と実質的に同じ直径を有する円形内部周辺壁表面を有している。アルミニウムであることが好ましい、電気的に接地された金属被覆54がリング52の外部円形壁を覆っており、リングの外壁から内側に向かって、リングの内壁およびワークピース20の周囲表面に向かって延びている。金属被覆54の内縁は軸12と同軸の円形であり、リング52の内壁から間隔を隔てている。水晶であることが好ましい誘電体層56は、金属被覆54の側面および上面を覆っており、その電位は、DC接地金属被覆54と接しているため、DC接地電位である。したがって金属被覆54および誘電体層56は、DC接地金属壁14の延長部分と見なすことができる。
リング52の頂面には、シリコンであることが好ましい真性半導体でできたリング58が取り付けられている。リング58は、ワークピース20の外径と金属被覆54および誘電体層56の整列した内縁との間に挿入するように寸法化され、かつ、配置されている。リング58は、リング58の外縁と金属被覆54および誘電体層56の内縁が接触し、かつ、ワークピースがワークピース・ホルダ16上に正しく配置された場合に、リング58の内縁とワークピース20がほぼ接触するようにリング52の上に取り付けられている。真性半導体でできているリング58は、金属被覆54および誘電体層56を備えた接地電極の延長部分を含む、底部電極18と接地電極26の間を流れるRF変位電流に経路を提供しているが、リング58の真性半導体材料は、延長部分を含む電極18と26の間を流れることになるDC電流に導電経路を提供していないため、金属被覆54と電極18もしくはワークピース20との間のリング58の両端間には実質的なDC電流は流れない。
金属壁14は、それぞれ半径方向を内側に軸12に向かって延びた上部金属部分60および下部金属部分62を備えている。上部金属部分60の内縁は、下向きに垂れ下がったフランジ64によってアルミニウム板42に電気的かつ機械的に接続されており、一方、下部金属部分62の内縁は、金属被覆54に電気的かつ機械的に接続されている。開口すなわち通路40を備えた金属リング66は軸12と同軸であり、導電率の大きい非磁気金属、たとえば銅あるいはアルミニウムでできていることが好ましい。リング66の下面は、金属ストラップ68によって接地に接続され、リング66の上面は、下部金属部分62および金属被覆54に接続されている。したがって金属被覆54は、DC接地に抵抗(すなわち導電もしくはDC)接続され、壁14の電位と実質的に同じDC接地電位を維持している。
上部金属部分60および下部金属部分62を備えた壁14は、低RF周波数(たとえば2MHz)におけるインピーダンスが比較的小さく、かつ、高RF周波数(たとえば27MHz)におけるインピーダンスが比較的大きい分散パラメータ誘導子と見なすことができる。したがって壁14は、低RF周波数を通過させ、高RF周波数を実質的に阻止する分散パラメータ低域通過フィルタと見なすことができる。
回路70は、複数のRF周波数の電力を同時に電極18に供給している。RF周波数は、2MHzおよび27MHzであることが好ましく、それぞれプラズマ20中のイオンのエネルギーおよび密度を主として制御している。したがって2MHzの電力の量が変化すると、プラズマ22のイオン・エネルギーが変化し、また、27MHzの電力の量が変化すると、プラズマ22の密度が変化することになる。チャンバ10の構成により、2MHzの電力を27MHzの電力に対して変化させ、あるいは27MHzの電力を2MHzの電力に対して変化させることにより、プラズマと、回路20が電極18に供給する2MHzおよび27MHzの電力に応答して電極18をプラズマに結合する2MHzおよび27MHzの電界との間の相互作用によって電極18に確立されるDCバイアス電圧が制御可能に変化する。本出願人らは、チャンバ10のこの構成によって、2MHzおよび27MHzの電力の相対量と電極18のDCバイアス電圧の間の単調な関係を達成することができることを見出した。27MHzの電力の量に対する2MHzの電力の量が増加すると、電極18の負のDCバイアス電圧が大きくなる。したがって、図1に示す二極管構成の電極18に供給される2MHzおよび27MHzの電力の相対量を制御することにより、異なる周波数の電力が頂部電極および底部電極に個別に供給され、かつ、チャンバ壁が接地される三極管構成によって得られる結果と幾分か同様の結果が提供される。
図1に示す二極管構成は、2MHzおよび27MHzの電力が底部電極を同時に駆動する従来技術による典型的な二極管構成とは異なっている。図1に示す二極管チャンバ10の場合、電極18に印加される高周波27MHz電力のうちの実質的な割合の電力が、電極18と金属被覆54が形成している接地延長部分とを含み、電極26を含まない経路を有している。それとは対照的に、電極18に印加される低周波2MHz電力のうちの実質的な割合の電力が、電極18と接地電極26とを含み、金属被覆54を含まない経路を有している。壁14は、27MHzにおける壁の誘導性インピーダンスが大きいため、電極26への実質的な量の27MHz電力の到達を阻止している。壁14の2MHzにおける誘導性インピーダンスは、27MHzにおける壁の誘導性インピーダンスより1桁以上小さく、したがって2MHz電力の壁を通した実質的な循環が存在する。電極26と金属被覆54の間の壁14の長さは、27MHzにおける壁14の電気的長さが概ね1波長であり、かつ、2MHzにおける電気的長さが波長の1/10未満であるようになっている。
プラズマ22、半導体リング58および誘電体リング52の頂面上および外面壁上の接地金属被覆54を介して電極18から接地に結合される2MHzの電力に対するチャンバ10の容量性インピーダンスは、同じ経路、つまりプラズマ22、半導体リング58および金属被覆54を通る経路を介して結合される27MHzの電力に対する容量性インピーダンスより実質的に大きくなっている。リング58は、容量分および抵抗分を有する分散インピーダンス・コンポーネントと見なすことができる。プラズマ22は、主として分散抵抗と見なすことができる。プラズマ22と閉込め領域24の表面、すなわちワークピース20の頂面、リング31〜34の表面、半導体円板50の底面、誘電体層56の頂面および半導体リング58の頂面との間にはシースが存在している。電極18のDCバイアス電圧が変化すると、シースの厚さおよびシースと結合した容量が変化する。このシースは、主として容量分を有する分散インピーダンスと見なすことができる。したがって電力が供給される底部電極18から接地金属ストラップ68へ流れるRF電流は、先ず底部アセンブリ15の直ぐ上のシースの容量性インピーダンスを通って流れ、そこから抵抗性プラズマ22を通って流れる。
プラズマ22を通って流れるRF電流の第1の経路は、頂部電極アセンブリ26の直ぐ下のシースの容量性インピーダンスを通り、そこから壁14およびリング66を通って接地ストラップ68に到る経路である。プラズマ22を通って流れるRF電流の第2の経路は、底部電極18の上方のシースの容量性インピーダンスを通って容量性および抵抗性半導体リング58に入り、そこから誘導性被覆54を経由してストラップ68に到る経路である。プラズマ22を通って流れるRF電流の第3の経路は、底部アセンブリ15の上方のシースの容量性インピーダンスを通って層56の容量性インピーダンスに入り、そこから誘導性被覆54を経由してストラップ68に到る経路である。シース、層56およびリング58の容量性インピーダンスは、底部電極18から接地ストラップ68へ流れる27MHzの電流に対するインピーダンスの方が、2MHzの電流に対するインピーダンスより1桁小さい。また、リング52の頂面の誘導性被覆54の面積は、コンデンサ電極と同様に機能するため、第3の経路のインピーダンスは、27MHzの励起に対するインピーダンスの方が、2MHzの励起に対するインピーダンスより小さい。コンデンサの値は、コンデンサの電極の面積に正比例し、また、コンデンサのインピーダンスは、コンデンサに印加される周波数とコンデンサの値の積に反比例しているため、リング52のインピーダンスは、27MHzに対するインピーダンスの方が2MHzに対するインピーダンスよりはるかに小さい。27MHzでは、プラズマ22、誘電体リング52の頂面の金属被覆54および半導体リング58を介した電極18から接地ストラップ68までのインピーダンスの方が、プラズマ22、電極26および壁14を介した電極18から接地ストラップ68までの経路のインピーダンスよりはるかに小さい。
実際の実験から、閉込め領域24(電極26と、誘電体リング52の頂面の金属被覆54を備えたその延長部分を含む)を本質的に制限している接地電極の面積を、電力が供給される電極18の面積に対して広くすることにより、電極18に供給される2MHzおよび27MHzの相対電力の変化によって生じるDCバイアス電圧の制御量が実質的に増加することが分かっている。図2に示す好ましい一実施形態では、接地電極の面積と電力が供給される電極の面積の比率は、2.7:1である。
図1に示す実施形態の回路70は、それぞれ整合回路網76および78を駆動している可変電力2MHz源72および可変電力27MHz源74を備えている。整合回路網76および78は、それぞれ2MHzおよび27MHzに同調されている。ハイブリッド結合器80は、それぞれ整合回路網76および78のRF出力に応答するべく接続された第1および第2の入力部を有しており、整合回路網の出力を線形結合した出力を駆動している。結合器80の出力は、結合コンデンサ82を介して電極18に供給されており、したがって電極は、2MHzおよび27MHzの電力によって同時に駆動される。
整合回路網76および78の各々は、コントローラ36によってその値が制御される一対の可変リアクタンスを備えている。コントローラ36は、整合回路網76のリアクタンスを制御するべく、プローブ信号(図示せず)に応答して、整合回路網76が2MHz源72に向けて反射する2MHzエネルギーの電圧、電流および位相角を示す信号を引き出している。また、コントローラ36は、整合回路網78のリアクタンスを制御するべく、プローブ信号(図示せず)に応答して、整合回路網78が27MHz源74に向けて反射する27MHzエネルギーの電圧、電流および位相角を示す信号を引き出している。回路網76、78およびRF源72、74は、場合によっては損傷の可能性のある27MHz電力の2MHz源72への結合を防止し、かつ、場合によっては損傷の可能性のある2MHz電力の27MHz源74への結合を防止するべく、十分に大きいQ(Q値)を有している。RF源72および74によって電極18に供給される相対電力は、プラズマ中のイオン・エネルギーとプラズマ中のイオン密度の独立した制御を提供し、かつ、底部電極18のDCバイアス電圧を制御するべく制御されている。
次に、添付の図面の図2を参照すると、図1に略図で示す構造の機械横断面図が示されている。閉込め領域24内の上部接地電極26の表面積を若干広くするために、黒鉛円板48および半導体円板50の下面は、テーパが施された、電極26の中心および周辺部分からそれぞれ下向きに領域24へ延びた表面80および82を備えている。円板48および50は、テーパが施された表面80と82の間に位置し、かつ、底部電極16の上面に平行に延びた平らな表面84を備えている。
図1にリング52の頂面の金属被覆54で示されている接地電極の延長部分は、図2では、水晶リング52の頂面に結合された金属(たとえばアルミニウムもしくは銅)リング86で提供されている。リング86は、水晶リング52内の垂直方向のシリンダを貫通して延びた複数の金属(たとえばアルミニウムもしくは銅)ポスト88によって励起回路70の接地端子に電気接続されている。ポスト88は、リング52の周りに数度毎に等間隔で配置されている。ポスト88の各々の上面は、たとえばはんだによって機械的かつ電気的にリング86の下面に結合されている。ポスト88の各々の下端は、水晶リング52の下面の下を延びており、励起回路90の接地端子が接続されている接地金属(たとえばアルミニウムもしくは銅)電気接触リング90のシリンダの側壁と機械的かつ電気的に係合している。したがってポスト88およびリング90は、図1に示すリング52上の金属被覆54の側壁および金属ストラップ68の機能と同じ機能を提供している。リング90およびポスト88は、チャンバ壁14の水平方向に延びた金属板92に機械的かつ電気的に接続されている。金属板92は、図1に示す下部壁部分62およびリング66の等価物である。
電力が供給される底部電極18の周囲とリング86の内部円周の間に挿入されている半導体リング58は、熱膨張に備えるべく半径方向に互いに間隔を隔てた2つの相互嵌合い剛直セグメント92および94を備えている。
図2に示すように、壁14は観察窓95を備えている。金属リング98は、壁14および金属板42に機械的かつ電気的に接続され、図1に示す上部壁部分60の機能を果たしている。
実際に構築された、図2に示す構成を有するチャンバ10の一例では、円板50の直径は11 1/2”であり、電極51の直径は7 1/4”で、その縁と縁の間で半導体セグメント92と接触している。リング86の内径と外径の間の間隔は1”である。リング58は、セグメント92および94によって形成され、その内径と外径の間の間隔は3/4”である。窓96の部分の壁14の直径は12 3/4”であり、電極16および26の平らな面と面の間の軸12に沿った間隔は3/8”である。これらの寸法により、接地電極と閉込め領域24内の電力が供給される電極との面積比率2.7:1が得られる。接地電極の面積は、シリコン円板50の底面と金属リング86の上面からなり、一方、電力が供給される電極の面積は、電極18の上面からなっている。
次に、添付の図面の図3を参照すると、図2に示す構造の他のデバイスと比較した性能を示す一連のプロットが示されている。図3では、回路70によって電極16に供給される2MHzと27MHzの電力の比率に対する、電極18と結合したDCバイアス電圧がプロットされている。
プロット100は、従来技術による、底部電極に2MHzの電力が印加され、頂部電極に27MHzの電力が印加され、かつ、チャンバ壁が接地されている三極管チャンバに印加された電力比率に対するDCバイアス電圧の単調関数である。プロット100は、比較的大きい負の勾配を有しており、頂部電極および底部電極に供給する電力の比率を変更することにより、底部電極のDCバイアス電圧に対する有意な制御が提供されることを示している。つまり、頂部電極に供給する27MHzの電力に対する底部電極に供給する2MHzの電力の比率を変化させることにより、底部電極のDCバイアス電圧が有意に変化する。
それとは対照的に、プロット102は、2MHzおよび27MHzの電力が同時に底部電極に供給され、かつ、頂部電極およびチャンバ壁が接地されている典型的な従来技術による二極管チャンバの性能を示している。プロット102は単調関数ではなく、極めて緩やかな勾配を有している。プロット102の勾配は、27MHzの電力が2MHzの電力の少なくとも2倍大きい電力比率に対しては負の勾配である。プロット102は、27MHzの電力の量が2MHzの電力の量の約2倍未満の電力比率に対して正の勾配を有している。したがってプロット102で示す結果を生成するべく構成されたチャンバでは、底部電極のDCバイアス電圧に対する有意な制御を得ることはできない。
プロット104および106は、それぞれ120ミリトールおよび67ミリトールの圧力に対する図2に示すチャンバの性能を示している。プロット104および106は、いずれも単調関数であり、底部電極に印加される2MHzおよび27MHzの電力の相対量の変化に応じて底部電極18のDCバイアス電圧の制御を可能にするだけの十分な負の勾配を有している。たとえばプロット104は、電極18に2MHzの電力ではなく、1000ワットの電力が27MHzで印加された場合、底部電極18のDCバイアス電圧は−590ボルトであることを示している。2MHzの電力が増加し、2MHzの電力および27MHzの電力が共に1000ワットになると、電極18のDCバイアス電圧は約−630ボルトになる。2MHzの電力がさらに増加し、2MHzの電力が2000ワット、27MHzの電力が1000ワットになると、電極18のDCバイアス電圧はさらに減少して約−670ボルトになる。2MHzの電力が4000ワット、27MHzの電力が1000ワットになると、底部電極18のDCバイアス電圧はさらに減少して約−725ボルトになる。したがって図2に示す構成を有するチャンバの場合、底部電極18に印加する2MHzおよび27MHzの電力の相対量を変化させることにより、底部電極のDCバイアス電圧の実質的な制御が提供され、プラズマ密度およびイオン・エネルギーが独立して制御される。プロット106で示す67ミリトールの圧力の場合も、同様の結果が提供される。
以上、本発明の特定の実施形態について説明し、かつ、図に示したが、とりわけ図に示し、かつ、説明した実施形態の詳細に、特許請求の範囲で定義されている本発明の真の精神および範囲を逸脱することなく変更を加えることができることは明らかであろう。
本発明の好ましい実施形態によるプラズマ処理装置の好ましい実施形態の部分略図である。 図1に略図で示すプラズマ処理装置真空チャンバの好ましい実施形態の横断面図である。 図2に示すチャンバの底部電極に供給される2つのRF周波数の電力の関数として制御されるDCバイアス電圧の様子を示すグラフである。

Claims (12)

  1. 第1の電極と該第1の電極の周縁外側に配置された接地電極とを有し、前記第1の電極上の第1の領域と前記第1の電極と前記接地電極との間の第2の領域にプラズマを発生するプラズマ処理装置を動作させる方法であって、
    前記第1の領域に第1の周波数の高周波の電圧を印加することにより、第1の周波数の高周波の電力を供給すると同時に前記第2の領域に前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波の電圧を印加することにより、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波の電力を供給するステップと、
    前記第1および第2の周波数の高周波の電力と前記第1の電極近傍のプラズマとの間の相互作用に応じて前記第1の電極に直流バイアス電圧を確立するステップと、
    いずれか一方の前記周波数の高周波の電力に関連するパラメータをもう一方の前記周波数の高周波の電力に関連するパラメータに対して変更することによって前記第1の電極の直流バイアス電圧の値を制御するステップとを含む方法。
  2. 第1の電極と該第1の電極に対向して配置された所定のDC基準電位の第2の電極と前記第1の電極の周縁外側に配置された接地電極とを有するプラズマ処理装置を動作させる方法であって、第1の周波数の高周波の電力および該第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波の電力を前記第1の電極に同時に供給するステップと、前記第1の周波数の高周波を前記第1の電極と前記第2の電極とこれら第1及び第2の電極の間の領域とを含む領域を通過して前記第2の電極に至る経路を通過させるステップと、前記第2の周波数の高周波を前記領域を通過して前記接地電極に至る経路を通過させるステップと、前記第1の電極に供給される前記第1および第2の周波数の高周波の電力と前記第1の電極近傍のプラズマとの間の相互作用に応じて前記第1の電極にDCバイアス電圧を確立するステップと、いずれか一方の前記周波数の高周波の電力に関連するパラメータをもう一方の前記周波数の高周波の電力に関連するパラメータに対して変更することによって前記第1の電極のDCバイアス電圧の値を制御するステップとを含む方法。
  3. いずれか一方の前記周波数の電力に関連する前記パラメータが、前記第1の電極に印加される前記第1の周波数の高周波の電力量であり、前記第2の周波数の高周波の電力に関連する前記パラメータが前記第2の周波数の高周波の電力量である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 10MHzよりも低い前記第1の周波数の高周波が主として前記プラズマのイオン・エネルギーを制御し、10MHzよりも高い前記第2の周波数の高周波が主として前記プラズマのイオン密度を制御する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1および第2の周波数がそれぞれ2MHzおよび27MHzである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1および第2の周波数の高周波の電力を、前記第1の電極と第2の電極の間の領域を含む領域に集中させるステップと、前記第1の電極に印加される前記第1および第2の周波数の高周波の主な部分の電力を前記領域内に異なる経路を持たせるステップとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記第1の周波数の前記経路が前記第1および第2の電極を含み、前記第2の周波数の前記経路が前記第2の電極を含まない、請求項6に記載の方法。
  8. 前記処理装置が、前記第2の電極のDC電位と同じDC電位の、前記第2の電極よりも前記第1の電極の方に近い他の経路を備え、前記第2の周波数の前記経路が前記第1の電極および前記他の経路を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記プラズマを前記領域に閉じ込めるステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  10. 前記領域内のプラズマの圧力を制御するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2の電極の電位がDC基準電位である、請求項6乃至10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記第2の周波数の高周波の電力量と前記第1の周波数の高周波の電力量の比率を変化させると前記第1の電極のDCバイアス電圧の値が前記電力量の比率に対して単調関数で変化するように前記真空チャンバが構成されている、請求項3に記載の方法。
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