JP5115877B2 - 帽子 - Google Patents
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Description
この様な構成のため、本発明の帽子は、前記本体を折り畳むだけで素早くサンバイザーに形を変えることができる。また、サンバイザーが不要であると思われるときは、前記係止部を前記本体から取り外すことができる。
また、本発明は、前記着脱可能な係止部には、下方に広がって垂れ下がり首を後方から覆う方形の日除け用の布が取り付けられており、前記日除け用の布の下縁部の両端には係止具が取り付けられており、前記日除け用の布の前記係止具が取り付けてある面と反対側の面の下部の両端には前記係止具と対になる係止具が取り付けられており、前記日除け用の布は前記係止部に巻き付けられた後、前記係止具を前記反対側の面の係止具に係止することで前記係止部に固定されることを特徴とする。
この構成により、サンバイザーとしての使用時にも、帽子としての使用時にも首部の日除けをすることができるので、登山、マラソン、釣り、ガーデニング等で使用すると、長時間にわたって首部を日に曝すことを避けられる。
また、本発明は、前記着脱可能な係止部には、前記日除け用の布が収納される収納袋が取り付けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記着脱可能な係止部は、前記本体の両脇から後ろ側の下縁部に沿って結合分離可能となっていることを特徴とする。このため、見た目がすっきりし、前記係止部の持ち忘れをする恐れもない。また、前記本体と前記係止部が一体化しているので被り心地が良い。
また、本発明は、前記本体の裏面に多機能布が、その縁部が前記本体に固定されて又は結合分離可能に取り付けられており、前記多機能布が前記本体から引き出されたときに、前記本体と前記多機能布との間に小物の収容空間及び小物を出し入れするための出入口が形成されることを特徴とする。この構成により本発明の帽子は、汗止め布及び額部の保冷材収納部を備えた帽子またはサンバイザーになるばかりでなく、前記係止部を取っ手とするポーチに形を変えることができる。
また、前記多機能布は、前記帽子がサンバイザーに形を変える際、庇側に折り畳まれた状態の前記本体を覆うようにかぶさることで、畳まれた前記本体の形態を固定する役割を果たすことができる。
また、本発明は、前記多機能布は、前記本体に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
この構成により、多機能布が不要なときはいつでも取り外すことができる。
また、本発明は、前記本体の後側の表面に前後に並んだ一対の係止具が設けられており前記一対の係止具が前方内側に2度折り畳んだ前記本体を係止するよう構成されていることを特徴とする。本発明の帽子をサンバイザーの形に変える際、前記本体を前記庇側に2度折り畳むと、一対の前記係止具が隣接する構成になっている。これらの係止具を互いに係止すると、畳まれた前記本体の形態が固定され安定するので、サンバイザーの着脱をスムーズに行うことができる。
本体2には折り畳み易くなるようシームを入れてもよい。
また、被連結部52は、図4に示すように、被連結部の帽子本体に固着した部分52A´と、被連結部の、連結部51Aとの結合部を持つ部分52A´´とが回転可能に結合され、係止部4が頭部後ろ側のみならず顎部にも係止可能となるように構成されている。
また、図示はしないが、2本の係止部4、4が後頭部と顎部とをそれぞれ同時に係止することができるように、バックル等の被連結部52が、下縁部に沿って頭部後ろ側に開口する結合部と、顎方向に向けて下側に開口する結合部との、二つの結合部を備えていてもよい。
また、本体2の両脇から後方に延び、後頭部あたりで分離した一対の係止部4、4が、バックル等の連結部同士で連結される構成としてもよい。この構成でない場合は、ポニーテールの髪形でサンバイザーを被る時、まず後ろ手でポニーテールの根元をつかみ、そのポニーテールを前記本体と前記係止部とで形成される環状体にくぐらし、その後サンバイザーを被るという面倒な一連の動作が必要であった。この構成によると、ポニーテール状に結った髪の根元で係止部4の結合/分離作業をすることができるため、サンバイザーの素早い脱着を行う事ができる。
また、係止部4には、日よけ用の布6が収納される収納袋を設けてもよい。さらに、日除け用の布6は、係止部4に着脱自在に取り付けられていてもよい。
また、日除け用の布6は一枚の布で構成されても良いし、複数枚の布で構成されてもよい。
また、係止部4Aを広げた状態で端部同士を結ぶことで、下方に垂れた箇所を日除けとして用いることができる。
なお、係止部4Aは、本体2に縫い付ける等して取り付けられていてもよい。
また、紐状に束ねた状態で係止部4同士を顎部で結んで係止し、顎紐として用いることができる。
なお、弾性枠体40は、本体2Bに埋め込まれた部分と本体2Bの両脇から延出する部分とが、バックル等の連結部により着脱可能に構成されていてもよい。また、本体2Bの両脇から延出する部分は、下方に延びて顎部に係止可能に構成されていてもよい。また、係止部4B、4Bの後端部同士を紐等で連結可能に構成し、激しい動きのある運動をするときには後頭部の紐等を結び、また風の強い時には係止部を下方に延ばし顎部で紐等を結び、より確実に帽子/サンバイザーを頭部に係止できるようにしてもよい。
運動の場でも、野外活動の場でも、また日常の買い物等の場でも、一時的に小物を運ぶことが必要となった場合、被っている帽子を脱ぎ、ひっくり返して本体の裏側の凹部に小物を収容し、片手又は両手の掌に盛ったような形で不安定な運び方をすることがあった。本発明の構成では、前記本体と前記多機能布との間に形成された空間に小物を収容し、ファスナー等で空間の開口部を閉じ、前記係止部を取っ手として掴むことで、片手で脱落の心配なく、安定して小物を持ち運ぶことができる。
このような形で帽子又はサンバイザーを使用すると、使用者の額部に位置した多機能布が、汗取り布の役割を果たす。また、サンバイザーを使用するときは、折り畳まれた本体2Dを多機能布が押さえるので、折り畳まれた形態を保持する事が出来る。
また、同じく図12に示すように、折り畳まれた状態の本体2Dにホック11等で多機能布10Dを係止して、折り畳まれた本体2Dの形状と、汗取り布としての多機能布の形状を固定してもよい。
また、多機能布10Dは、本体2Dの裏面全体を覆う大きさである必要はなく、例えば、裏面の前側のみを覆う大きさにして、頭部を冷やす保冷材などの収納部として用いてもよい。
また、多機能布10Dは、結合分離可能に本体2Dに取り付けられている必要はなく、出入口10D2を形成する部分以外が本体に縫い付けられる等して固定されていてもよい。
また、同じく裏面の前側のみを覆う大きさの多機能布10Dを吸水性の良いタオル地などで形成し、図13に示すように、主に汗止め布の目的で用いてもよい。当然のことながら、サイズの小さい多機能布10Dを汗止め布の目的で用いる場合は折り畳まなくてもよい。
また、帽子1Dに、ポーチを構成するための多機能布10Dと、汗止め布用としての多機能布10Dとの二つの多機能布10Dを同時に付けてもよい。
また、前記本体の表側、前記庇の表側、前記日除け布のうち少なくともいずれか1ヶ所の全面あるいは部分的に設置されたフレキシブルな太陽発電セルが、充電可能な電池に電気を供給できるように構成されていてもよい。また、携帯電話、スマートホン、音楽プレイヤー、ゲーム機等の携帯デジタル機器の電源コードの差し込み口を本体2の下縁部に備えていてもよい。コネクタ付きのコードの収納部を本体2の下縁部に備えていてもよい。
2,2A,2B,2C,2D 本体
2C1 切れ目
2C2 ジッパー
3,3A,3B,3C,3D 庇
4,4A,4B,4C,4D 係止部
40 弾性枠体
51,51A,51D、 連結部
52,52A,52D、 被連結部
52A´ 被連結部の帽子本体に固着した部分
52A´´ 被連結部の、連結部との結合部を持つ部分
6,6D 日除け用の布
6a 係止具(日除け用)
71,72 係止具
9A 連結部
10D 多機能布
10D1 ファスナー
10D2 出入口
11 ホック
Claims (6)
- 頭部を覆う本体と、該本体から延びた庇とを備え、前記本体の両脇には、前記頭部後ろ側に係止する係止部が、前記係止部の端部から先端側に延びた連結部と、前記本体の両脇から後方に延びた被連結部とが前後方向に連結することで前記本体に下縁部に沿って着脱可能に取り付けられ、さらに前記本体が前方内側へ折り畳み可能に構成されていることを特徴とする帽子。
- 前記着脱可能な係止部には、下方に広がって垂れ下がり首を後方から覆う方形の日除け用の布が取り付けられており、前記日除け用の布の下縁部の両端には係止具が取り付けられており、前記日除け用の布の前記係止具が取り付けてある面と反対側の面の下部の両端には前記係止具と対になる係止具が取り付けられており、前記日除け用の布は前記係止部に巻き付けられた後、前記係止具を前記反対側の面の係止具に係止することで前記係止部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の帽子。
- 前記着脱可能な係止部には、前記日除け用の布が収納される収納袋が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の帽子。
- 前記着脱可能な係止部は、前記本体の両脇から後ろ側の下縁部に沿って結合分離可能となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の帽子。
- 前記本体の裏面に多機能布が、その縁部が前記本体に固定されて又は結合分離可能に取り付けられており、前記多機能布が前記本体から引き出されたときに、前記本体と前記多機能布との間に小物の収容空間及び小物を出し入れするための出入口が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の帽子。
- 前記本体の後側の表面に前後に並んだ一対の係止具が設けられており前記一対の係止具が前方内側に2度折り畳んだ前記本体を係止するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の帽子。
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