JP5114349B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は水や氷を供給するディスペンサー部を備えた冷蔵庫に関するものである。
水タンク内の水をディスペンサーに供給する冷蔵庫として、特許文献1や特許文献2に記載のものが知られている。特許文献1では、同文献の図1などに記載のように、水タンク内の水が第4連結管を経てディスペンサーに供給される。同図からも明らかなように、第4連結管は、タンクから供給される水を上から下に向かって通過させる第1の配管と、第1の配管を経由して供給される水を通過させる第2の配管と、第2の配管を経由して供給される水を下から上に向かって通過させる第3の配管とを含んでいる。
また、冷蔵庫のアイスディスペンサーの構造として、特許文献3に記載のものが知られている。
さらに、冷蔵庫のディスペンサーに使用されるポンプモータの駆動方法として、特許文献4に記載のものが知られている。
特開平11−108550号公報 米国特許3429140号公報 特開平11−287550号公報 特開平09−189472号公報
特許文献1のような連結管を用いたとき、ディスペンサー側の水位がディスペンサー近傍にあると、ディスペンサーから水が漏れる虞がある。また、タンクの水面がディスペンサー側の水面より低くなると、着脱可能な水タンクを取り外した場合に、連結管の水タンク側から水があふれ出る虞がある。
本発明の第1の目的は、ディスペンサーからの水漏れを防止するとともに、タンクを取り外した場合のタンク側配管からの水漏れを防止することにある。
また、特許文献3では、同文献の図1に示すように、第2レバーをカップで押すと、スイッチがオンされるとともに、排出管が開放され、氷が排出される。しかし、特許文献2のように、レバーのヒンジ部がスイッチよりも上方にあると、使用者はレバーの下方をカップで押すことになるため、排出管とカップの間隔が広くなり、排出間から供給される氷がカップの外に飛び散る虞が高くなる。
本発明の第2の目的は、ディスペンサーから供給される冷水や氷が容器の外に飛び散るのを防止する点にある。
また、特許文献4では、0001段落や0027段落に記載されているように、水を取り出した後はポンプモータを逆転させて排出ホースに残留している水を水桶に取り戻すことで、水とホースの清潔を維持し、また、フィルターに付着されていた異物質を除去している。しかし、特許文献1で開示されるように、水タンクからディスペンサーまでの距離が長い場合に、特許文献4に開示されている技術を適用すると、使用者が冷水の供給を要求してから実際に冷水が供給されるまでに長い時間がかかってしまい、使用者に故障と勘違いされる虞がある。
本発明の第3の目的は、水タンクからディスペンサーまでの距離が長い場合であっても、水などの変質を抑えるとともに、水を供給するまでに時間を要した場合であっても、使用者に故障と勘違いされることを防止することにある。
更に、氷を供給するディスペンサー部を備えた冷蔵庫では、特許文献1のように、製氷装置が冷凍室の天井付近に配置されるが、この配置であっても水配管と製氷皿の清掃を可能とすることにある。
上記課題は、特許請求の範囲に記載の発明によって解決される。
請求項1によれば、ディスペンサー部の水配管先端開口部から滞留水が垂れることを防止できるとともに、水タンクを取り外した場合であっても、水配管内の滞留水が接続端開口部から庫内にあふれることを防止することができる。
請求項2から請求項3によれば、水配管内の滞留水を水タンクへ回収することにより、高い水質の冷水を供給できる。
請求項4によれば、水配管内の滞留水を水タンクへ回収しなくても、劣化した冷水を使用者が飲用することを防止できる。
請求項5によれば、ディスペンサー部から供給される冷水や氷が受容する容器の外部に飛び散ることを低減することができると共に、レバー部を押す操作力を低減することができる。
請求項9から13項によれば、製氷装置の水配管と製氷皿の汚れを清掃することができる。
以下では本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1において、1は貯蔵室が左右に大きく分割された構造を有するサイドバイサイドと呼ばれるタイプの冷蔵庫である。21は冷蔵庫1の左側に設けられた回転式の冷凍室ドアであり冷凍室の開口を閉鎖する。34は冷蔵庫1の右上に設けられた回転式の冷蔵室ドア、35は冷蔵庫1の右下に設けられた回転式の野菜室ドアである。10は冷凍室ドア21に設けられたディスペンサー部であり、ドアを開けることなくコップなどの容器に水や氷を供給できる。ディスペンサー部10は、水や氷の提供を選択するするとともに使用者に報知する情報を表示する表示部13,水や氷を供給するためのレバー15を有する。
次に、図2を用いて実施例1の冷蔵庫の各ドアを開いた状態を説明する。ヒンジ構造の冷凍室ドア21を開くと、貯蔵温度が0℃以下の冷凍室20が現れる。同様に、冷蔵室ドア34を開くと貯蔵温度が0℃より高い冷蔵室32が現れ、野菜室ドア35を開くと貯蔵温度が冷蔵室より高い野菜室33が現れる。なお、以下では、貯蔵温度が0℃より高い冷蔵室32と野菜室33を合わせて第2貯蔵室30と称することもある。
36は後述する水配管39を経由してディスペンサー部10に水を供給するとともに、後述する水配管45を経由して製氷皿に水を供給する水タンクである。なお、水タンク36への給水作業を容易にするため、水タンク36は着脱自在な構成となっている。水タンク36は冷蔵室32内に設けられているので、水タンク36内に蓄えられている水も冷却されており、水タンク36からディスペンサー部10へは冷水が供給される。
次に、図3を参照し、水配管39と水配管45の経路を説明する。図3では、冷凍室ドア21は閉められており、冷蔵室ドア34および野菜室ドア35は開かれている。水タンク36からディスペンサー部10に供給される冷水が水配管39中で暖まってしまうのを防止するため、水配管39は冷蔵庫1や冷凍室ドア21の断熱体の内部に配置されるので、実際には水配管39を外部から見ることができないが、便宜上冷蔵庫の正面図に水配管39を配置して、水配管39の経路を説明することとする。
図3に示すように、水配管39は、水タンク36から供給される水を上から下に向かって通過させる第1の配管391と、第1の配管を経由して供給される水を通過させる第2の配管392と、第2の配管を経由して供給される水を下から上に向かって通過させる第3の配管393の少なくとも3つの配管を含んでおり、これら第1から第3の配管を経由して水タンク36からディスペンサー部10に冷水が供給される。
具体的には、水配管39は、冷凍室ドア21の下側に設けたヒンジ部24を通過して冷凍室ドア21の断熱体の内部に引き込まれ、ディスペンサー部10に接続される。このように接続すると、冷水は水タンク36から開口端39aに向かって水配管393を下から上に搬送されるので、レバー15の操作を停止して水配管39の経路途中に備えたポンプ(図示しない)の運転が停止すると、搬送途中の冷水が水配管39内に滞留し、開口端39aから冷水がこぼれ難くなる。また、冷凍室ドア21の電気配線(図示しない)は冷凍室ドア21の上面から断熱体に引き込むので、水配管39から水が漏れたとしても電気配線を濡らすことがない。
水配管45は、水タンク36から製氷装置50の内部に備えた製氷皿60へ冷水を搬送する配管であり、水配管45の経路途中にポンプを備え、マイクロプロセッサの指令により、ポンプの運転を制御することで、製氷皿60への給水を行う。
図4を参照し、水配管39の構成をより具体的に示す。図4において、50は冷凍室20内に設けられた製氷装置であり、110は冷凍室ドア21を閉じたときに製氷装置50の下方に位置するように冷凍室ドア21に設けられた氷貯蔵部である。
ここに示すように、水配管39の一方の端部である開口端39aはディスペンサー部10の内部に配置されており、開口端39aから冷水を供給する構造となっている。また、水配管39の他方の端部である接続端39bは冷蔵室32内に配置されており、水タンク36と接続可能な構造となっている。水配管39の経路内には水配管39内の冷水を搬送させるためのポンプが設けられているが任意の位置に配置できるので図示は省略する。なお、15はレバーであり、表示部13で冷水の出水を選択した状態で使用者がレバー15を押すと、冷水を供給する方向にポンプを回転駆動し、ディスペンサー部10に冷水が供給される。15aはレバー15の上端に設けられたヒンジである。また、16は使用者がレバー15を押したときにレバー15によって押されるレバースイッチであり、レバースイッチからの出力信号はマイクロプロセッサ(図示しない)に送られる。レバースイッチからの出力信号を受け取ったマイクロプロセッサはポンプの運転を制御する。
引き続き、図4を用いて、水配管39内の水面高さについて説明する。ディスペンサー部10側に配置される開口端39aは容器に冷水を注ぎやすい高さに配置するのが好ましい。また、水タンク36側に配置される接続端39bは、水タンク36への給水作業を容易なものとするため、開口端37aより低い位置に配置するのが好ましい。このような意図から、開口端39aは接続端39bよりも高さ方向にB高い位置に設けられている。また、水配管39よりも水タンク36の水面の表面積が広いことにより、ポンプの運転終了後の水配管39内の滞留水の水位36aは水タンク36の水面36bよりも上方で安定する。
次に図5を用いて、水配管39内の滞留水と水タンク36の水面高さの調整方法について説明する。図5は、図4における水タンク36と水配管39の水面の関係を表示したものである。ディスペンサー部10から冷水を供給した直後には、図5(a)左図に示すように、水面は開口端39aの近傍に達している。そして、水配管39の経路内に配置されたポンプが抵抗となるので、ポンプが停止しても開口端39a側の水面は直ぐに下降しない。
図5(a)左図の状態の時には次の問題が生じる。第一に、開口端39aの近傍まで水面が迫っているので、ディスペンサー部10から水が漏れる虞がある。第二に、水配管39内の水面高さが下降完了する前に、着脱可能な水タンク36を取り外すと、図5(a)右図のように、開口端39a側の水面が接続端39b側の水面と同じ高さまで下がる過程で、水配管39内の滞留水の一部が接続端39bからあふれ出てしまう。
そこで、図5(b)左図のように、ディスペンサー部10での冷水の出水終了後にポンプを逆転駆動させ、開口端39a側の水面を水タンク36の水面と略等しい高さかそれ以下にする。これにより、第一に、ディスペンサー部10から水が垂れるのを防止することができる。第二に、水タンク36を取り外したときには、図5(b)右図のように、開口端39a側の水面が接続端39b側の水面と同じ高さまで上がることになり、水配管39内の対流水が接続端39bからあふれることを回避することができる。
なお、上述したように、水配管39の経路内に配置されたポンプが抵抗となるので、水タンク36と水配管39の水面高さの差が大気圧程度であれば、冷水がポンプ側から漏れることはない。
次に上記で説明した冷蔵庫の使用方法を説明する。まず、ディスペンサー部10に備えたレバースイッチ16をオンすると、マイクロプロセッサの制御により水配管39に備えたポンプが回転駆動して水タンク36から冷水が搬送され、ディスペンサー部10から冷水が供給される。レバースイッチ16をオフすると、マイクロプロセッサの制御によりポンプが停止して給水が停止する。その後、マイクロプロセッサの制御によりポンプを逆転駆動させ水配管39内の滞留水の水面高さを水タンク36の水面以下にする。
また、この方法を用いると、第3の配管393内に滞留水を残すことが可能であり、次回の冷水の出水操作で、出水迄の待ち時間が比較的短いという利点がある。
また、水配管39の経路内に逆止弁(図示しない)を配置することによっても、水タンク36を取り外した際の接続端39bからの冷水漏れを防止することができる。
以上で説明したように、実施例1の冷蔵庫によれば、ディスペンサー部10の水配管開口端39aから滞留水が垂れることを防止できるとともに、水タンク36を取り外した場合であっても、水配管内の滞留水が庫内にあふれることを防止することができる。
実施例2の冷蔵庫について説明する。実施例2の冷蔵庫は、ディスペンサー部10から冷水や氷を容器に供給する際に、冷水や氷が容器外部に飛び散ることを防止することを目的とする。なお、実施例2の冷蔵庫において、実施例1の冷蔵庫と同等の構成については説明を省略する。
図6を用いて、実施例1の冷蔵庫との相違点を説明する。実施例2の冷蔵庫では、図6に示すように、レバー15のヒンジ部15aはレバー15の下端に設けられており、使用者がレバースイッチ16のプランジャ部よりも更に高い位置にあるレバー15の上端を押したときに、冷水または氷が供給される。
このように構成することで、使用者はホッパー部180の底面開口に容器の上部開口を隣接させた状態でレバー15を押すことになる。つまり、ホッパー部180の底面開口と容器の上部開口の間隔が寸法Dという狭い間隔となるので、容器からの氷や冷水の飛び散りを抑制できる。
なお、実施例2の構成を採れば、レバー15の支点(ヒンジ部15a)と力点(容器を押さえつける部分)の距離が長くなり、より小さな力でレバースイッチ16のプランジャ部を作動可能となるので、例えばスチロールカップや紙カップのように容器の強度が弱い場合であってもレバー15を操作可能となる。
以上で説明したように、実施例2の冷蔵庫によれば、ディスペンサー部10のホッパー体180の底面開口に容器を近づけないと冷水や氷が供給されないので、冷水や氷が容器の外部に飛び散るのを防止することができる。
実施例3の冷蔵庫について説明する。実施例3の冷蔵庫は、水配管39に滞留した水の常温化や変質を防止することを目的とする。なお、実施例3の冷蔵庫において、実施例1の冷蔵庫と同等の構成については説明を省略する。
前述したように、冷水が水配管39中で暖まってしまうのを防止するため、水配管39は冷蔵庫1や冷凍室ドア21の断熱体の内部に配置されるが、水配管39自体が冷却されているわけではないので、水配管39内の水は時間の経過とともに常温に近づく。このため、ディスペンサー部10を長時間使用しなかった場合には、ディスペンサー部10から常温に近い温度の水が供給される場合がある。
使用者が一人しかいない冷蔵庫であれば数杯分の水を破棄したほうが良いなどの判断が容易にできるが、使用者が複数いる場合はその水がどの程度水配管39内に滞留していたかを知ることができないため、その水の使用の是非についての判断が難しい場合がある。
このため、実施例3の冷蔵庫では、マイクロプロセッサを用いて最後に冷水を供給してからの経過時間を計測するとともに、ディスペンサー部10から冷水の出水が一定期間行われない場合には、ポンプをディスペンサー部10への出水と逆方向に回転させることで、水配管39の滞留水を水タンク36に回収する。
これにより、継続的に冷水を供給する場合は、水配管39に滞留した冷水を供給できるので、短時間で冷水を供給できる。また、長期間冷水を供給しない場合は、滞留水を水タンク36に回収して低温で保持し冷水を供給するときに再度水タンクからディスペンサー部10に冷水を供給できるので、ディスペンサー部10から常温の水が供給されるのを防止することができる。
なお、水配管39内の滞留水を水タンク36に回収するまでの時間を、使用者が任意に設定できるようにしても良い。
次に、実施例3の冷蔵庫の具体的な動作を説明する。ディスペンサー部10のレバー15が操作され、レバースイッチ16がONされてからの経過時間をマイクロプロセッサで計測する。レバースイッチ16がONされないまま、計測時間が所定時間に達したときには、マイクロプロセッサは経過時間の計測を停止するとともに、ポンプを逆転させ水配管39内の滞留水を水タンク36に回収する。このとき、滞留水が回収されたことを表示部13に表示する。滞留水が回収された後に、使用者がレバー15を操作したときには、水タンク36から冷水を取り込んでディスペンサー部10に供給するようにポンプが制御される。このとき、ディスペンサー部10から冷水を供給するまでに要する時間は通常よりも長くなるので、冷水が供給されるまでに通常よりも時間が掛かることを表示部13に表示するのが好ましい。これにより、冷水の供給に時間を要したとしても使用者が故障したと勘違いすることを防ぐことができる。なお、使用者への伝達の方法として、表示部13への表示に加えて、「ブザー」や「音声アナウンス」を併用しても良い。
次に図7を用いて、実施例3の冷蔵庫の動作を示すタイミングチャートを説明する。ここに示すように、レバースイッチが1回目にONされてから2回目にONされるまでは短時間であるので、水配管39内の水は水タンク36に回収されないが、レバースイッチが2回目にONされてから3回目にONされるまでに所定の時間を超えているので、マイクロプロセッサでの経過時間計測が設定された時間に達したときに、経過時間計測を停止(クリア)するとともに、水配管39に備えられているポンプを逆回転させ、水配管39内の滞留水を水タンク36に回収する。
以上で説明した実施例3の冷蔵庫を用い、滞留水を回収するまでの所定時間を適切に設定することにより、使用者はディスペンサー部10から常に冷水の供給を受けることができる。
実施例3の変形例である実施例4の冷蔵庫について説明する。実施例4の冷蔵庫では、水配管39内に滞留水が所定時間以上滞留した場合、水タンク36に滞留水を回収するのではなく、表示部13を用いて滞留水の破棄を促す表示をするものである。なお、実施例4の冷蔵庫において、実施例3の冷蔵庫と同等の構成については説明を省略する。
実施例4の冷蔵庫の具体的な動作を説明する。ディスペンサー部10のレバー15が操作され、レバースイッチ16がONされてからの経過時間をマイクロプロセッサで計測する。レバースイッチ16がONされないまま、計測時間が所定時間に達したときには、マイクロプロセッサは経過時間の計測を停止するとともに、表示部13に滞留水の破棄を促す表示をする。
このとき、滞留水の破棄に加え、水タンク36内の水の交換を促す表示を行っても良い。なお、滞留水の破棄を促す表示は常に表示されている必要は無く、使用者が冷水供給を選択したときにのみ表示しても良いし、使用者がレバー15を操作している間のみ表示しても良い。また、使用者への伝達の方法として、表示部13への表示に加えて、「ブザー」や「音声アナウンス」を併用しても良い。
次に図8を用いて、実施例4の冷蔵庫の動作を示すタイミングチャートを説明する。ここに示すように、レバースイッチが1回目にONされてから2回目にONされるまでは短時間であるので、表示部13に滞留水の破棄を促す表示はされないが、レバースイッチが2回目にONされてから3回目にONされるまでに所定の時間を超えているので、マイクロプロセッサでの経過時間計測が設定された時間に達したときに、経過時間計測を停止(クリア)するとともに、表示部13に滞留水の破棄を促す表示をする。
以上で説明した実施例4の冷蔵庫を用い、滞留水の破棄を表示するまでの所定時間を適切に設定することにより、使用者はディスペンサー部10から常に所望の品質の冷水の供給を受けることができる。
次に図9から図11を用いて実施例5の冷蔵庫を説明する。
なお、実施例5の冷蔵庫は実施例1の冷蔵庫の構成に加えて後述する構成を有するものであり、実施例1で説明済みの構成については説明を省略する。
実施例5の冷蔵庫は、給水タンク36から供給される新鮮な水を水配管に通水することによって水配管や製氷皿60の表面に付着した汚れを洗い流す(以下では「清掃」とも言う)ものである。具体的には、水タンク36から製氷皿60に冷水を給水し、その水を製氷せずに氷貯蔵部110に排水することで、製氷皿60及び給水配管経路の清掃を行う。
まず、図11を用いて、検氷動作について説明する。検氷動作は、図11に示すように氷量検知部52を下方向に移動させて行う。氷貯蔵部110内に十分な氷が貯蔵されているときに氷量検出部52を下方向に回転させると、氷接触片52bが氷に接触するので氷量検出部52を所定量以上回転させることができない。一方、氷貯蔵部110内に氷がないときに氷量検出部52を下方向に回転させると、氷によっては氷量検出部52の回転が制限されないので、氷量検出部52が所定の位置まで回転することができる。すなわち、氷量検出部52の回転量に基づいて氷貯蔵部110内の氷量を知ることができる。そして、氷量が少ないときには製氷皿60からの氷の供給を促進させ、十分な氷量であるときには製氷皿60からの氷の供給を停止するように制御することができる。なお、氷接触片52bはレバー52aに回動自在に保持されるが、ばね52cによってその回動を規制されるため、氷貯蔵部110内に貯蔵された氷に接触しても氷接触片52bは回動することなく、氷の貯蔵量を検知することができる。
次に、図9を用いて本実施例の清掃を実現する構成を説明する。図9において、21は冷凍室ドアであり、50は製氷装置、110は氷貯蔵部である。また、氷貯蔵部110の上部には水受皿91が設けられている。このように構成することで、給水配管経路と製氷装置50を経由して排水された水は、氷貯蔵部110の上部に設けられた水受皿91に溜めることができる。そして、使用者は排水が溜まった水受皿91を冷蔵庫1から取り出して排水を廃棄することができる。
次に、図10を用いて本実施例における清掃制御フローを示す。製氷動作(S132)中に清掃開始スイッチが押されると、スイッチが押されている時間を計測する(S133)。清掃開始スイッチが押されている時間が5秒以下であったときには誤入力であると判断して、通常動作である製氷動作(S132)を続行する。一方、清掃開始スイッチが押されている時間が5秒以上であったときには、清掃制御(S134)を開始する。
清掃制御が開始されると、前述した検氷動作と同等の動作を行い水受皿91の有無を確認する(S135)。すなわち、氷量検出部52を下方向に回転させ水受皿91の位置で回転が停止したときには、図9のように水受皿91が装着されていると判断し、実際の清掃動作を実行する(S136)。具体的には、給水タンク36の新鮮な水を給水配管経路に、通水することによって給水配管経路と製氷皿60の表面に付着した汚れを洗い流して水受皿91に排出する。そして、清掃動作が終了したときには使用者にその旨を報知することで水受皿91に排出された排水の廃棄を促す。
一方、水受皿91が設置されていないと判断したときには、その旨を使用者に報知するとともに、通常動作である製氷動作(S132)に復帰する。
なお、製氷装置50の清掃動作を行わないときには、水受皿91は、例えば回転式の冷凍室ドア21の氷貯蔵部110上側に設けた収納部に収納したり、ドアポケットとして使用したりするなどして、冷蔵庫1の内部に収納しても良い。
以上で説明したように、実施例5の冷蔵庫を用いれば、水配管と製氷皿の清掃を簡単に実現することができる。
実施例5を簡易にした実施例6を図12及び図13を用いて説明する。実施例1または実施例5で説明済みの構成は説明を省略する。
実施例5では、排水を水受皿91に溜める構成としたので、排水の溜まった水受皿91を氷貯蔵部110の上部から取り出す際に、排水をこぼす恐れがあった。
そこで、実施例6では水受皿91を使用せずに、図12に示すように、製氷装置50を経由した排水を、氷貯蔵部110を介して直接ディスペンサー部10に排出することとした。
水受皿91を氷貯蔵部110の上部に配置しない場合は、使用者が氷貯蔵部110に貯蔵した氷を一時的に別の場所に移動させた後、製氷皿60に通水することで清掃を行い、製氷皿60からの排水は氷貯蔵部110、氷供給ダクト26を経由してディスペンサー部10に配した載置部14におかれた容器に排水し、この排水を使用者が廃棄して清掃動作が完了する。
次に、図14を用いて本実施例における清掃制御フローを示す。製氷動作(S132)中に清掃開始スイッチが押されると、スイッチが押されている時間を計測する(S133)。清掃開始スイッチが押されている時間が5秒以下であったときには誤入力であると判断して、通常動作である製氷動作(S132)を続行する。一方、清掃開始スイッチが押されている時間が5秒以上であったときには、清掃制御(S134)を開始する。
製氷皿60の排水をディスペンサー部10に配した載置部14に排水する際、蓋体(ダンパー)181を開放する制御を入れても良い。
清掃動作では、水受皿91や載置部14が清掃動作後の排水を受け取るために生じる容積増加を最小限に抑えるため、製氷時よりも製氷皿60への給水量を減らして、水受皿91が受け取る排水の量を減らせるよう、給水ポンプ(図示しない)の運転を制御しても良い。
以上で説明したように、実施例6の冷蔵庫を用いれば、水配管と製氷皿の清掃を簡単に実現することができる。
実施例1の冷蔵庫の斜視図。 実施例1の冷蔵庫の全てのドアを開いた状態を示す正面図。 実施例1の冷蔵庫の水配管の配置を示す図。 実施例1の冷蔵庫の水配管配置状態を示す断面図。 実施例1の水配管39内の水面を説明する図。 実施例2のディスペンサー部のレバー構造を示す断面図。 実施例3の冷蔵庫で、水配管の滞留水を回収する場合のタイミングチャート。 実施例3の冷蔵庫で、水配管の滞留水を回収しない場合のタイミングチャート。 実施例5の冷蔵庫の要部拡大図。 実施例5の清掃制御フロー。 検氷動作を説明する図。 実施例6の冷蔵庫の要部断面図。 実施例6の清掃制御フロー。
符号の説明
1 冷蔵庫
10 ディスペンサー部
13 表示部
14 載置部
15 レバー
15a ヒンジ部
16 レバースイッチ
20 冷凍室
21 冷凍室ドア
24 ヒンジ部
30 第2貯蔵室
32 冷蔵室
33 野菜室
34 冷蔵室ドア
35 野菜室ドア
36 水タンク
36a 水配管内の水位
36b 水タンク内の水位
39,45 水配管
39a 開口端
39b 接続端
50 製氷装置
52 検氷レバー
52a レバー部
52b 氷接触片
52c ばね
60 製氷皿
91 水受皿
110 貯氷容器
180 ホッパー体

Claims (5)

  1. 冷蔵室内に備えた着脱自在の水タンクに貯水した水を冷却して冷水を製造し、ドアを開けることなくドアの外表面に設けたディスペンサー部から供給する水配管と、冷水を搬送するポンプを備える冷水供給装置と共に、供給する対象を選択することで、前記冷水供給装置に運転信号を発するスイッチをディスペンサー部に設けた冷蔵庫であって、
    前記水配管は、前記ディスペンサー部に配置された前記水配管の一端である開口端と、前記水タンクに配置された前記水配管の他端である接続端と、を備え、前記水タンクから供給される水を上から下に向かって通過させる第1の配管と、該第1の配管を経由して供給される水を通過させる第2の配管と、該第2の配管を経由して供給される水を下から上に向かって通過させる第3の配管と、を経由して前記水タンクから前記ディスペンサー部に水を供給するものであり、
    前記冷水供給装置から出水後にポンプを一定時間逆転運転させることで、水配管内の滞留水の水面高さを水タンクの水面高さと同等かそれ以下に低くして、前記水タンクを取り外した場合、前記開口端側の水面が前記接続端側の水面と同じ高さまで上がり、
    前記ディスペンサー部が水を供給してから所定時間経過内は前記水配管内に水を留め、所定時間経過後に前記水配管内の水を前記水タンクに戻すように前記ポンプを制御することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷蔵庫において、ディスペンサー部から冷水の出水が一定期間行われない場合に、自動的にポンプを逆回転させて水配管内の滞留水を水タンクに回収することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷水供給装置に運転信号を発するスイッチを前記ディスペンサー部に設けて、
    前記ディスペンサー部から冷水を一定期間以上出水しない場合のみ、表示基板に水配管内の滞留水の廃棄を使用者に促す表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記水タンクの冷水を製氷皿に供給する第二の水配管と、該第二の水配管の経路途中に設けられて冷水を搬送するポンプと、該製氷皿の下方に設けられた氷貯蔵部と、該氷貯蔵部の上部に設けられた水受皿と、を備え、
    前記第二の水配管と前記製氷皿を清掃した排水を前記水受皿で受け取ることを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 請求項4に記載の冷蔵庫において、前記第二の水配管と前記製氷皿の掃除を行う場合に、前記製氷皿への給水量を通常の製氷を行うための給水量よりも少なくする制御を行うことを特徴とする冷蔵庫。
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