JP5114303B2 - 浸炭ガス生成装置及び浸炭ガスの生成方法 - Google Patents

浸炭ガス生成装置及び浸炭ガスの生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、浸炭ガス生成装置及び浸炭ガスの生成方法に関する。
自動車部品、建設機械部品等の製造に用いられる鋼材は、浸炭処理によりその表面が硬化されている。この浸炭処理は、例えば、浸炭ガス雰囲気下に浸炭を行うガス浸炭方法等により行われている。前記ガス浸炭方法では、浸炭ガス中に含まれる一酸化炭素ガスの濃度が高い濃度であるほど、浸炭処理を迅速に効率よく行うことができる。
前記浸炭ガスは、例えば、炭化水素ガスと空気との混合ガスを変成させて、浸炭ガスを得る方法や(空気添加法;例えば、特許文献1を参照)、浸炭ガス中に含まれる一酸化炭素ガス濃度を向上させるために、炭化水素ガスと二酸化炭素ガスとの混合ガスを変成させて、浸炭ガスを得る方法(二酸化炭素添加法;例えば、特許文献2、3を参照)等により生成されている。
しかしながら、空気添加法で得られる浸炭ガスは、一酸化炭素ガス濃度が20〜24%であり、浸炭処理を効率よく行うには、一酸化炭素ガス濃度が低い傾向にある。
一方、前記二酸化炭素添加法では、前記空気添加法よりも高い一酸化炭素ガス濃度の浸炭ガスを得ることができる。しかしながら、前記二酸化炭素添加法は、コストの高い二酸化炭素ガスを必要とするうえに、前記混合ガスの変成反応が吸熱反応となるため、多量のエネルギーを外部から混合ガスの変成反応系に加えることを必要とする。したがって、浸炭処理に際して、前記二酸化炭素添加法を行った場合、浸炭処理に要するランニングコストが高くなる。
これに対して、多量のエネルギーを外部から混合ガスの変成反応系に加えることを必要としない方法として、浸炭ガスの生成に際して、酸素ガスを用いる方法(例えば、特許文献4を参照)又は高酸素濃度のガスを用いる方法(例えば、特許文献5を参照)が提案されている。
特開平6−172960号公報 特開平6−279981号公報 特開2002−35763号公報 特開2000−256824号公報 特開平11−117058号公報
しかしながら、特許文献4及び5に記載の方法では、高酸素濃度のガス雰囲気下で変成が行われるため、変成炉内の温度が高くなり、変成炉に用いられている触媒やこの触媒が充てんされているレトルトが劣化しやすくなる。このように、特許文献4及び5に記載の方法では、当該変成炉の短寿命化を招くため、ランニングコストが増大する場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも低エネルギー消費量で、かつ低ランニングコストで、迅速な被処理物の浸炭処理を行うことができる浸炭ガスを生成することができる浸炭ガス生成装置及び浸炭ガスの生成方法を提供することを目的とする。
本発明の浸炭ガス生成装置は、空気と炭化水素ガスとから被処理物の浸炭処理に用いられる浸炭ガスを発生させる浸炭ガス生成装置であって、空気及び炭化水素ガスを混合して混合ガスを生成する混合流路と、前記混合流路の下流側に接続されており、前記混合ガスを変成させて変成ガスを生成する変成流路と、前記変成流路の下流側に接続されており、前記変成ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させ、浸炭ガスを生成する浸炭ガス生成流路とを備えており、前記浸炭ガス生成流路が、前記変成流路で生成された変成ガス中の窒素ガスを吸着させるべく、窒素ガスを可逆的に吸着する吸着剤が充てんされた吸着槽を有していることを特徴としている。
本発明の浸炭ガス生成装置によれば、混合流路が、空気と炭化水素ガスとを混合して、混合ガスを生成し、変成流路が、この混合ガスを変成させて変成ガスを生成し、浸炭ガス生成流路が、前記変成ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させることにより、変成ガス中の一酸化炭素ガス濃度を増大させる。そのため、高価な二酸化炭素ガスや、変成炉内の温度を上昇させる酸素ガスを用いなくても、高い一酸化炭素ガス濃度を有する浸炭ガスを得ることができる。したがって、本発明の浸炭ガス生成装置によれば、従来の方法よりも低エネルギー消費量で、かつ低ランニングコストで、迅速な被処理物の浸炭処理を行うことができる浸炭ガスを生成することができる。
また、本発明の浸炭ガス生成装置において、浸炭ガス生成流路が、前記変成流路で生成された変成ガス中の窒素ガスを吸着させるべく、窒素ガスを可逆的に吸着する吸着剤が充てんされた吸着槽を有していることから、かかる浸炭ガス生成装置によれば、吸着剤が変成ガス中の窒素ガスを吸着するので、変成ガスからの窒素ガスの除去が容易になる。
また、本発明の浸炭ガス生成装置において、前記吸着槽の下流に、窒素ガスを回収する窒素ガス回収流路を設けておけば、前記吸着槽の吸着剤に吸着した窒素ガスの再利用が容易になる。
本発明の浸炭ガスの生成方法は、前述した浸炭ガス生成装置を用い、被処理物の浸炭処理に用いられる浸炭ガスを生成する方法であって、空気と炭化水素ガスとを混合して混合ガスを生成する工程と、前記混合ガスを変成させて変成ガスを生成する工程と、前記変性ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させることにより、前記変性ガス中の一酸化炭素ガス濃度を増大させて、浸炭ガスを生成する工程とを含み、窒素ガスを吸着する吸着剤と前記変成ガスとを接触させて、前記変成ガス中の窒素ガスを前記吸着剤に吸着させることにより、当該変成ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させることを特徴としている。
本発明の生成方法は、上述の浸炭ガス生成装置により行うことができる方法であり、前記各工程を順に行うことで、空気と炭化水素ガスとを含む混合ガスを変成させて得られた変成ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させ、前記変性ガス中の一酸化炭素ガス濃度を上昇させて、浸炭ガスを生成させることができる。したがって、本発明の生成方法によれば、上述の浸炭ガス生成装置と同様の作用効果が奏される。
本発明の生成方法及び浸炭ガスの生成装置によれば、従来よりも低エネルギー消費量で、かつ低ランニングコストで、迅速な被処理物の浸炭処理を行うことができる浸炭ガスを生成することができる。
〔浸炭ガス生成装置の全体構成〕
まず、添付図面を参照しつつ、本発明の浸炭ガス生成装置を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る浸炭ガス生成装置を示す流体回路図である。
図1に示すように、本実施形態の浸炭ガス生成装置1は、変成ガス生成部10と、この変成ガス生成部10の下流側に接続された窒素ガス除去部20とを備えている。変成ガス生成部10は、変成ガスを生成するものである。そして、窒素ガス除去部20は、変成ガス生成部10で生成された変成ガスから窒素ガスを除去するものである。
変成ガス生成部10は、混合ガスを生成する混合流路11と、ルーツブロワ110を介して混合流路11の下流側に接続された前記混合ガスを変成させて変成ガスを生成する変成流路12とを備えている。
混合流路11は、原料ガスの空気を供給する空気供給源101と、原料ガスの炭化水素ガスであるLPGを供給する第1のLPG槽102と、エンリッチガスであるLPGを供給する第2のLPG槽103と、空気とLPGとを混合するキャブレタ107とを備えている。
空気供給源101は、混合ガスの原料ガスである空気を供給するものである。この空気供給源101には、流量計104を介した管路Aが接続されている。
また、第1のLPG槽102は、混合ガスの原料となる炭化水素ガスである液化石油ガス(LPG)を供給するものである。第1のLPG槽102には、流量計105を介した管路Bが接続されている。そして、流量計104の下流側に接続されている管路Aと、比例調整弁106の下流側に接続されている管路Bとは、キャブレタ107に接続されている。
管路Bの流量計105とキャブレタ107との間には、管路Aを流れる空気の量に応じて第1のLPG槽102から供給されるLPGの量を調整する比例調整弁106が設けられている。これにより、空気供給源101から供給された空気と第1のLPG槽102から供給されたLPGとは、キャブレタ107において所定の体積割合となるように混合される。
第2のLPG槽103は、変成ガスのカーボンポテンシャルを増大させるエンリッチガスとして用いられるLPGを供給するものである。第2のLPG槽103には、モータバルブ108とその下流に設けられた流量計109とを介した管路Dが接続されている。そして、管路Dの流路計109よりも下流側は、管路Cのキャブレタ107よりも下流側で合流している。
混合流路11の下流側には、変成流路12に接続されているルーツブロワ11が接続されている。このルーツブロワ11は、混合流路11から導入された混合ガスを変成流路12に設けられた変成炉111に送り出すように構成されている。
変成流路12は、混合ガスを変成させる変成炉111と、変成炉111の下流側に設けられ、変成ガスを冷却するガスクーラ115とを備えている。
変成炉111は、内部にニッケル触媒が充てんされたニッケル触媒層113を有するレトルト112と、このレトルト112の周囲に設けられ、レトルト112を加熱するヒータ114とを有している。
変成炉111では、ルーツブロワ110から供給された混合ガスがレトルト112に導入されて、ヒータ114により加熱されたニッケル触媒層113を通過させることにより、混合ガス中の空気とLPGとを反応させ、変成ガスを生成させる。
変成炉111の下流側には、変成ガスを冷却するガスクーラ115が接続されている。これにより、変成炉111から吐出された変成ガスが、ガスクーラ115に導入され、冷却される。
ガスクーラ115の下流側には、背圧を調整する背圧調整弁117ガスブリーダ118が接続されている。
ガスクーラ115と背圧調整弁117との間の管路Eの途中には、二酸化炭素ガス濃度を測定する赤外線CO2分析計116が設けられている。赤外線CO2分析計116は、この赤外線CO2分析計116から出力された信号によってバルブの開閉が調節されるように、配線を介してモータバルブ108と接続している。これにより、変成ガス中の二酸化炭素ガスの量に応じて、変成ガスのカーボンポテンシャルを高めるべく、LPGが供給される。
背圧調整弁117の下流側に設けられている管路は、二手に分岐しており、一方は、余剰変成ガスの燃焼排出を行うガスブリーダ118に接続され、他方は、窒素ガス除去部20に変成ガスを吐出する管路Fに接続されている。
変成ガス生成部10で生成された変成ガスは、用いられる原料ガスの種類及び量に応じて変動するが、通常、一酸化炭素ガス濃度24vol%、水素ガス濃度29vol%、窒素ガス濃度46vol%、残部が水、二酸化炭素ガス等である組成を有するものである。
なお、変成ガス生成部10として、慣用の空気添加法に基づく変成ガス生成装置を用いることができる。
窒素ガス除去部20は、浸炭ガス生成流路21と、窒素ガス生成流路22とを備えている。変成ガス生成部10から送り出された変成ガスは、まず、浸炭ガス生成流路21に導入される。
浸炭ガス生成流路21は、変成ガス生成部10の管路Fに接続された水分を除去する除湿器201と、除湿器201の下流に接続された不純物を活性炭に吸着させる活性炭槽202と、活性炭槽202から分岐した管路にそれぞれ接続された窒素ガスを吸着する吸着剤が充てんされている第1及び第2吸着槽203,204とを備えている。
除湿器201では、この除湿器201内に変成ガスが導入されることにより、変成ガス中の水分が除去される。除湿器201は、活性炭槽202と接続されている。
活性炭槽202の内部には、活性炭が充てんされている。活性炭槽202内に除湿後の変成ガスが導入されると、活性炭槽202内の活性炭が変成ガス中の不純物を吸着し除去する。活性炭槽202の下流側は、第1及び第2吸着槽203,204と接続されている。第1及び第2吸着槽203,204の内部には、窒素ガスを吸着する吸着剤が充てんされている。そして、変成ガスが導入される際には、第1及び第2吸着槽203,204の内部は、吸着剤が窒素ガスを吸着するに適した条件となるように維持されている。
第1及び第2吸着槽203,204では、吸着剤が活性炭槽202から導入された変成ガス中の窒素ガスを吸着し除去するため、変成ガスの窒素ガス濃度を低減させることに伴って、一酸化炭素ガス濃度及び水素ガス濃度を上昇させることができる。なお、これらの第1及び第2の吸着槽203,204は、交互に切り替わって窒素ガスの脱着を行うことで連続運転を可能とするものである。これにより、高い一酸化炭素ガス濃度を有する発生ガスA(浸炭ガス)を連続的に生成できる。
このように生成される発生ガスAは、一酸化炭素ガス濃度35vol%、水素ガス濃度42vol%、窒素ガス濃度22vol%、残部が水、二酸化炭素ガス等である組成を有する。
生成された発生ガスAは、浸炭ガス生成流路21から、被処理物が配置された所定の炉内温度に調整されている浸炭炉に供給される。そして、浸炭炉内において、被処理物に浸炭処理が施される。前記浸炭処理では、高い一酸化炭素ガス濃度を有する発生ガスAが用いられている。そのため、前記浸炭処理によれば、従来の空気添加法により生成させた変成ガスを用いる浸炭処理に比べて、被処理物を同程度の硬度とする場合においては、処理に要する時間を短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
窒素ガス生成流路22は、第1及び第2吸着槽203,204それぞれの発生ガスBの排出側一端に接続され、これら両吸着槽203,204から分離された窒素ガスを排出する管路からなる。窒素ガス生成流路22は、浸炭ガスの生成後、吸着剤から窒素ガスを分離するに適した条件となるように当該第1及び第2吸着槽203,204が維持されることにより、窒素ガス濃度の高い発生ガスBを生成する。
この発生ガスBは、通常、窒素ガス濃度99vol%、残部が水、二酸化炭素ガス等である組成を有する。発生ガスBは、パージ用ガス、例えば、炉内パージや、入出口の真空パージ後の復圧に有効利用できるほか、石油系溶剤で洗浄した被洗浄物の乾燥用の不活性ガス等としても用いることができる。
なお、窒素ガス除去部20には、圧力スイング吸着法により空気から窒素ガスを分離する窒素ガス分離装置を用いることができる。
〔浸炭ガスの生成方法の処理手順〕
つぎに、添付図面を参照しつつ、本実施形態の浸炭ガスの生成方法における処理手順を詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る浸炭ガスの生成方法の処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態の生成方法では、まず、原料ガスを混合する(工程S1)。
原料ガスとしては、空気及び炭化水素ガスが挙げられる。炭化水素ガスとしては、特に限定されるものではなく、LPG、メタンガス、エタンガス、プロパンガス等が挙げられる。これらの炭化水素ガスは、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
原料ガスの混合比は、得られる浸炭ガスの用途や用いる炭化水素ガス及びエンリッチガスの種類に応じて異なるので、一概に決定されるものではない。例えば、炭化水素ガス及びエンリッチガスが、LPGである場合、LPGと空気との混合比は、通常、LPG:空気(体積比)として、1:3〜1:5とすることができる。
つぎに、前記工程S1で得られた混合ガスに変成処理を施す(工程S2)。
変成処理は、変成炉中、混合ガスを加熱条件下、触媒に接触させることにより行われる。加熱温度は、エンリッチガスを部分燃焼させて一酸化炭素を生じさせるに十分な温度であればよく、通常、1000〜1100℃である。
触媒としては、特に限定されるものではなく、例えば、ニッケル触媒などが挙げられる。
つぎに、前記工程S2で得られた変成ガス中の窒素ガスを除去して、浸炭ガスを得る(工程S3)。
変成ガス中の窒素ガスの除去は、窒素ガスを吸着する吸着剤と変成ガスとを接触させ、この吸着剤に変成ガス中の窒素ガスを吸着させることにより行われる。
前記吸着剤としては、特に限定されないが、例えば、ゼオライト等が挙げられる。
前記ゼオライトを用いて、変成ガス中の窒素ガスを除去する場合、ゼオライトと変成ガスとを加圧条件下に接触させることにより、変成ガス中の窒素ガスをゼオライトに吸着させる。その後、窒素ガスを回収して再利用する場合には、窒素ガスが吸着したゼオライトを減圧条件下に維持することにより、ゼオライトから窒素ガスを脱離させればよい。
このように、前記工程S1〜S3を順に行うことによって、例えば、一酸化炭素ガス濃度24vol%、水素ガス濃度29vol%、窒素ガス濃度46vol%、残部を水、二酸化炭素ガス等とする組成の変成ガスからは、一酸化炭素ガス濃度30%以上の浸炭ガスを生成させることができる。
得られた生成ガスを用いて被処理物の浸炭処理を行う場合は、内部に処理物が配置されている所定の処理温度に維持された浸炭炉に前記浸炭ガスを供給し、所定の処理時間維持すればよい(工程S4)。
本発明の一実施形態に係る浸炭ガス生成装置を示す流体回路図である。 本発明の一実施形態に係る浸炭ガスの生成方法の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 浸炭ガス生成装置
10 変成ガス生成部
11 混合流路
12 変成流路
20 窒素ガス除去部
21 浸炭ガス生成流路
22 窒素ガス生成流路
101 空気供給源
102 第1のLPG槽
103 第2のLPG槽
104 流量計
105 流量計
106 比例調整弁
107 キャブレタ
108 モータバルブ
109 流量計
110 ルーツブロワ
111 変成炉
112 レトルト
113 ニッケル触媒層
114 ヒータ
115 ガスクーラ
116 赤外線CO2分析計
117 背圧調整弁
118 ガスブリーダ
201 除湿器
202 活性炭槽
203 第1吸着槽
204 第2吸着槽
A〜F 管路

Claims (3)

  1. 空気と炭化水素ガスとから被処理物の浸炭処理に用いられる浸炭ガスを発生させる浸炭ガス生成装置であって、
    空気及び炭化水素ガスを混合して混合ガスを生成する混合流路と、
    前記混合流路の下流側に接続されており、前記混合ガスを変成させて変成ガスを生成する変成流路と、
    前記変成流路の下流側に接続されており、前記変成ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させ、浸炭ガスを生成する浸炭ガス生成流路と
    を備えており、
    前記浸炭ガス生成流路が、前記変成流路で生成された変成ガス中の窒素ガスを吸着させるべく、窒素ガスを可逆的に吸着する吸着剤が充てんされた吸着槽を有していることを特徴とする浸炭ガス生成装置
  2. 前記吸着槽の吸着剤に吸着した窒素ガスを回収する窒素ガス回収流路をさらに備えている請求項に記載の浸炭ガス生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の浸炭ガス生成装置を用い、被処理物の浸炭処理に用いられる浸炭ガスを生成する方法であって、
    空気と炭化水素ガスとを混合して混合ガスを生成する工程と、
    前記混合ガスを変成させて変成ガスを生成する工程と、
    前記変性ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させることにより、前記変性ガス中の一酸化炭素ガス濃度を増大させて、浸炭ガスを生成する工程と
    を含み、
    窒素ガスを吸着する吸着剤と前記変成ガスとを接触させて、前記変成ガス中の窒素ガスを前記吸着剤に吸着させることにより、当該変成ガス中に含まれる窒素ガスの量を低減させることを特徴とする浸炭ガスの生成方法
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