JP2007209868A - 圧力スイング吸着装置の安定運転方法 - Google Patents

圧力スイング吸着装置の安定運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】夏期や冬季などによる外気環境温度に拘らず、製品ガスの純度および製品ガス製造量を低コストでかつ簡単に安定化でき、既存設備からの設備の変更が容易である圧力スイング吸着装置の安定運転方法を提供する。
【解決手段】PSA10に導入される原料ガス流量と、PSA10からの製品水素流量から水素回収率を算出する演算機能を持たせ、サイクル時間を随時変更することで、外気環境温度の変動などに拘らず、一定の回収率でPSA10を運転できる。これにより、夏期や冬季などによる外気環境温度に拘らず、製品水素の純度および製品水素製造量を低コストでかつ簡単に安定化でき、しかも既存設備を利用し、簡単かつ低コストで本発明の運転方法とすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、圧力スイング吸着装置の安定運転方法、詳しくは例えば水素精製プラントにおいて、ガス変成後の水素含有ガスを圧力スイング吸着装置を通し、製品ガスの高純度水素を得る際、気温(外気温)に関わらず、安定した水素製造量および水素回収率が得られる圧力スイング吸着装置の安定運転方法に関する。
水素は、不飽和結合への水素添加用、酸水素炎用、そのほか各種用途に供される基礎原料であり、燃料電池用の燃料としても利用される。水素の工業的製造方法として、炭化水素ガスの水蒸気改質法や部分燃焼法が知られている。水蒸気改質法では、改質器が用いられ、炭化水素ガスが接触反応により改質ガスへ変えられる。得られた改質ガスには、主成分である水素のほか、CO、CO2などの副生成分や余剰HO、また未改質の炭化水素が含まれている。このため、改質ガスを例えば燃料電池にそのまま使用したのでは、電池性能を阻害してしまう。
例えば、燃料電池のうち、リン酸型燃料電池(PAFC)で用いる水素ガス中のCOは1%(容量%、以下同じ)、固体高分子型燃料電池(PEFC)では100ppm(容量ppm)が限度であり、これらを超えると電池性能が著しく劣化する。したがって、改質ガスは、燃料電池へ導入する前に精製し、それらの副生成分を除去しておく必要がある。また、不飽和結合への水素添加用あるいは酸水素炎用の水素は、通常、ボンベに詰めたものが使用されており、その純度は5N(99.999%)以上が要求されている。
このような高純度の水素を得る水素精製法の一つとして、圧力スイング吸着法(PSA法:Pressure Swing Adsorption Method)が開発されている。PSA法では、改質器で生成し、CO変成器を経た改質ガス中の不純物を吸着剤層に加圧下で吸着させて分離し、常圧付近まで減圧して吸着不純物を脱着させる。
例えば、図1に示すような水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置では、吸着、均圧減圧、均圧保持、減圧、ブローダウン、パージ、均圧昇圧、H昇圧(水素による昇圧)の各工程が繰り返され、ブローダウンおよびパージの工程においてはオフガスが発生する。
図2には、併せて各工程の進行に伴う各吸着塔内における圧力変化を示している。都市ガスなどの原料ガス、すなわち炭化水素を改質する水蒸気改質器(燃焼部+改質部)からCO変成器を経て得られる改質ガスはA塔に供給され、ここでHO、CO、CO、CHなどの不純物の吸着が行われ、吸着されない水素が精製水素(製品水素)となる。
その間、B塔ではブローダウンからパージの工程が行われ、C塔では均圧減圧から均圧保持、これに続く減圧の工程が行われ、D塔では均圧昇圧からH昇圧の工程が行われる。改質ガスの供給は、A塔において不純物が飽和して破過する前に、自動的にD塔に切り換えられる。この時点で、A塔は均圧減圧から減圧保持、これに続く減圧の工程へ切り換えられ、またB塔は均圧昇圧からH2昇圧の工程へ切り換えられ、C塔はブローダウンからパージの工程へ切り換えられ、D塔は吸着の工程へ切り換えられる。以降、これら工程を図2に示すように順次自動的に切り換え、繰り返して連続的に操作される。
その間、ブローダウン工程およびパージ工程で発生するオフガスは、オフガス貯蔵タンクTへ送られる。これらの工程において、ブローダウン工程時のオフガスは、加圧下で吸着した不純物を常圧付近まで減圧して脱着させる工程で発生し、オフガス導管(オフガスライン)を介してオフガス貯蔵タンク(オフガスタンク)に貯えられた後、水素製造用改質器の加熱燃料として燃焼用バーナに供給される。
前述したように、水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置は、吸着、均圧減圧、均圧保持、減圧、ブローダウン、パージ、均圧昇圧、H昇圧のサイクルで運転が行われる。ところが、水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置は、その運転に際して、外的環境温度の如何により性能の差が生じる。例えば、PSA操作温度、すなわち吸着塔内吸着剤の温度分布は、外気温度(気温差)により影響を受け、製品水素の純度に悪影響を及ぼすだけでなく、製品水素の回収率にも影響を及ぼしてしまう。
しかも、改質ガス中の不純物の増加および改質ガスの温度上昇に伴う吸着能力の低下、吸着剤の再生不良、例えば再生圧の高過ぎ、そのほか多数の要因から定常運転時における製品水素の純度低下を起こす要因が考えられる。このため、従来においては、その定常運転時に製品水素の純度の低下を起こすと製品水素の送出を直ちに停止し、圧力スイング吸着装置を手動操作によりサイクル時間を早める再生運転を行っていた。ここでのサイクル時間とは、圧力スイング吸着装置の各塔における1塔当たりの吸着時間である。この再生運転中は、製品水素の供給量が要求量に合わなかった場合、カードル水素などにより不足量を補う必要があった。また、夏場および冬場の運転調整が実施できない場合には、負荷変動や原料ガス条件の僅かな違いによっても製品水素ガス中にCOがリークする可能性もあるため、吸着剤の余裕度を多く見積もる必要があった。
これらの問題を回避する従来技術として、例えば特許文献1(特開2002−355519号公報)の水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置の安定運転方法と、特許文献2(特開2004−75485号公報)の水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置とが開発されている。
特許文献1では、水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置の運転に際して、製品水素の温度を測定、検知し、その測定、検知値を基にサイクル時間を変更する。これにより、製品水素流量を安定化させると同時に、製品水素の純度を安定化させ、かつ回収率を安定化させる。これにより夏場や冬場、あるいは昼夜などの気温差により目標とする装置性能に達しないケースを未然に防ぐことができる。
その具体的態様としては、測定、検知された製品水素の温度が高い場合は、サイクル時間を短くする。これは、吸着操作において、温度が高い場合、平衡吸着量が低くなるため、製品水素の純度をキープするためには、単位吸着剤当りの処理容量を減少させることが必須となるためである。このとき、昇圧工程に用いられる製品水素の一部は、実流量で所定圧力まで昇圧される。これにより、理想状態における必要水素量としては減少し、回収率は高まる。サイクル時間が短くなるほど、水素回収率は低下する傾向にあるが、上記二つの効果が相殺され、製品水素純度、回収率が安定する。
これとは反対に、測定、検知された製品水素の温度が低い場合は、サイクル時間を長くする。すなわち、製品水素の温度が低ければ、昇圧工程に用いられる製品水素の一部は、実流量で所定圧力まで昇圧されるため、理想状態における必要水素量が増加し、回収率が低下してしまう。このため、サイクル時間を長くし、回収率を高める必要がある。反面、温度が低ければ、平衡吸着量は増加し、製品水素の純度は、サイクル時間を長くしてもキープされる。このようにして、製品水素純度、回収率が安定化する。特許文献1では、このようにして水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置の運転に際して、夏場、冬場、あるいは昼、夜などの気温差に応じて常に安定した運転ができるものである。
一方、特許文献2の明細書中に記載された圧力スイング吸着装置の安定運転方法は、CO分析計による計測の結果、製品水素の純度が低下したとき、4塔式PSA装置のサイクル時間を早めるというものである。
すなわち、製品水素の純度(CO含有量)に基づき、PSA装置のサイクル時間を制御し、かつ製品水素ホルダー内圧力(製品水素回収量)に基づいて、水素含有ガス製造装置の原料供給量を制御する。これにより、機械的トラブル以外の製品水素の純度低下においても水素回収率を一定に保ことができる。なお、サイクル時間を早めるとき、PSA装置へ供給する改質ガス量を一定とすると、PSA装置により得られる製品水素量が減少し、製品水素圧力、すなわち製品水素ホルダー内の圧力が低下する。これを補い、製品水素量を低下前と同じにするには、PSA装置への供給改質ガス量を増やす必要があることも開示されている。
しかしながら、特許文献1のように、水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置の運転に際して、製品水素の温度に基づきサイクル時間を変更する方法では、実際の吸着剤層温度と製品水素温度との関連性が低い場合もあり、必ずしも製品水素純度、回収率が安定化する信頼性の高い方法ではないという問題がある。
また、特許文献2の水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置では、設備中にCO分析計(CO濃度計)、PSA自動クリーニングモード設定機構、PSA自動負荷設定機構、圧力計および水素製造装置自動負荷設定機構という多数の機器を必要とする。これらの測定器は大変高価であるとともに、高純度な測定器を維持管理するために手間を要していた。また、通常、PSA装置内にはCO分析計を設けない。したがって、CO濃度とは異なる測定値により製品水素の純度を許容範囲内に制御する技術が望まれていた。
特開2002−355519号公報 特開2004−75485号公報
本発明は、このような従来技術の欠点に鑑みなされたもので、夏期や冬季などによる外気環境温度に関わらず、製品ガスの純度および製品ガス製造量を低コストでかつ簡単に安定化させることができ、しかも既存設備からの設備の変更が容易である圧力スイング吸着装置の安定運転方法を提供すること目的としている。
請求項1に記載の発明は、原料ガス中の不純物を加圧下で吸着剤層に吸着させて分離し、その後、常圧付近まで減圧して吸着不純物を脱着させて製品ガスを得る圧力スイング吸着装置に導入される原料ガス流量Finと、
上記圧力スイング吸着装置から排出される製品ガス流量Poutとを計測し、
次式により製品ガス回収率ηAを求め、
得られた製品ガス回収率ηAに上限値ηH、下限値ηL を設定し、
(I)ηA<ηLの場合には、サイクル時間Tc(秒)を(Tc+Tc×x)(ここで、xは0.001〜0.1の小数点以下の数値である。以下同じ)と所定時間だけ増やす一方、
(II)ηH≧ηA≧ηLの場合には、サイクル時間Tc(秒)を変えず、
(III)ηA>ηHの場合には、サイクル時間Tc(秒)を(Tc−Tc×x)と所定時間だけ減らす、
圧力スイング吸着装置の安定運転方法に関する。
製品ガス回収率(ηA)=[Pout/(Fin×Cin/100)]×100……(1)
〔式(1)中、原料ガス流量Finと製品ガス流量Pout は、何れも移動平均値(Nm3/h)であり、Cinは、原料ガス中の製品ガス分率(mol%)である。〕
請求項1に記載の発明によれば、圧力スイング吸着装置に導入される原料ガス流量Finと、圧力スイング吸着装置から排出される製品ガス流量Poutとを流量計によりそれぞれ計測し、製品ガス回収率ηA を上記式(1)により求める。
一方、製品ガス回収率ηA に対する上限値ηH と下限値ηL とを予め設定する。
ここで、(I)ηA<ηLの場合は、サイクル時間Tc(秒)を(Tc+Tc×x)(ここで、xは0.001〜0.1の小数点以下の数値である。以下同じ)と所定時間だけ長くする。
製品ガスの温度が低い場合は、昇圧工程に用いられる製品ガスの一部は、実流量で所定圧力まで昇圧されるため、理想状態における必要製品ガス量が増加し、回収率が低下してしまう。そのためサイクル時間を長くし、回収率を高める必要がある。反面、温度が低ければ、平衡吸着量は増加し、製品ガスの純度は、サイクル時間を長くしてもキープされる。このようにして、製品ガス純度、回収率が安定する。
本発明によれば、このようにして圧力スイング吸着装置の運転に際して、夏場、冬場、あるいは昼、夜などの外気環境温度の変化に拘らず、製品ガスの純度および製品ガス製造量を、吸着剤を積み増しすることなく低コストでかつ簡単に安定化させることができ、しかも既存設備からの設備変更も容易に行うことができる。
なお、(II)ηH≧ηA≧ηLの場合には、サイクル時間Tc(秒)を変える必要はない。
一方、圧力スイング吸着装置の運転時において、(III)ηA>ηHの場合は、サイクル時間Tc(秒)を(Tc−Tc×x)と所定時間だけ短くする。サイクル時間を短くするのは、圧力スイング吸着装置の吸着操作において、温度が高い場合、平衡吸着量が低くなるため、製品ガスの純度をキープするには、単位吸着剤当りの処理容量を減少させることが必須であるからである。この場合、昇圧工程に用いられる製品ガスの一部は、実流量で所定圧力まで昇圧される。これにより、理想状態における必要製品ガス量としては減少し、回収率は高まる方向となる。サイクル時間が短くなるほど、製品ガス回収率は低下する傾向にあるが、上記二つの効果が相殺され、製品ガス純度、回収率が安定する。
圧力スイング吸着装置は、例えば水素精製用、酸素精製用、CO精製用、除湿用として採用することができる。また、圧力スイング吸着装置は1塔式でもよいし、2塔、3塔、4塔式以上でもよい。
請求項2に記載の発明は、原料ガスは、水素精製プロセスにおいて脱硫部で脱硫された原料炭化水素に、改質部で水蒸気を加えて改質することで水素含有ガスを生成した後、ガス変成部で水素含有ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素および水素に転換して得られたガス変成後の水素含有ガスで、上記製品ガスは高純度水素である請求項1に記載の圧力スイング吸着装置の安定運転方法である。
請求項3に記載の発明は、上記圧力スイング吸着装置は4塔式である請求項1または請求項2に記載の圧力スイング吸着装置の安定運転方法である。
請求項4に記載の発明は、上記吸着剤層に充填される吸着剤は、ゼオライト、活性炭および/または分子篩炭素である請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の圧力スイング吸着装置の安定運転方法である。
吸着剤はゼオライトのみでもよいし、活性炭のみでもよい。また、これらの両方でもよい。さらに、分子篩炭素(MSC)やアルミナを併用してもよい。
本発明によれば、圧力スイング吸着装置に導入される原料ガス流量と、圧力スイング吸着装置から排出される製品ガス流量から製品ガスの回収率を算出する演算機能を持たせ、サイクル時間を随時変更することで、外気環境温度の変動などに拘らず、一定の回収率で圧力スイング吸着装置を運転することができる。これにより、夏期や冬季などによる外気環境温度に関わらず、製品ガスの純度および製品ガス製造量を低コストでかつ簡単に安定化させることができ、しかも既存設備を利用して、簡単かつ低コストで本発明の運転方法とすることができる。
以下、実施例に基づき本発明をさらに詳しく説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されない。
実施例では、図3に示す水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置(以下、圧力スイング吸着装置)10を使用した。各吸着塔A、B、C、Dに混合床として活性炭、ゼオライトを充填した。吸着塔A〜Dへ供給する被処理ガスとして、都市ガス(脱硫済み)を水蒸気改質器で改質し、改質器からCO変成器を経て得られる改質ガスを用いた。改質器は概略バーナを備える燃焼部と改質部からなり、燃焼部からの熱(ΔH)が改質部に供給され、改質部で原料ガスが接触反応により改質ガスへ変えられる。
図3中、Tはオフガス貯蔵タンク、Fはバーナ燃料ガス導管で、バーナ燃料としてオフガスのみでは不足の場合には適宜都市ガスなどが添加補充される。Kはバーナ燃焼用空気導管である。11は圧力スイング吸着装置10の原料ガス(ガス変成後の水素含有ガス)流量計、12は圧力スイング吸着装置10の製品水素(製品ガス)流量計である。制御部のメモリには、予め上記式(1)の水素回収率の回収率計算式と、水素回収率ηAの上限値ηH(74%)および下限値ηL(72%)、ηA<ηLの場合およびηA>ηH の場合におけるサイクル時間の増減量(x)(1%)がそれぞれ記憶されている。なお、水素回収率ηAの上限値ηH は、通常、65〜90%、好ましくは73〜75%、その下限値ηLは、通常、60〜85%、好ましくは70〜72%の数値を採用することができる。また、サイクル時間の増減量(x)は、通常、0.001〜0.1、好ましくは0.005〜0.1の小数点以下の数値を採用することができる。
なお、図3中の改質器に続くCO変成器およびガスクーラーの記載は省略している。
改質ガスは、水素が主成分であるが、CO、CH4 、CO2 、N2などが含まれている。これらの水素外のガスが吸着塔で吸着除去されるガスであるが、改質ガスの吸着塔への入温度は20〜40℃程度である。CO変成器を経た改質ガスの温度はそれより高温であるので、ガスクーラーによりそのような温度に冷却して吸着塔に供給される。
本発明で対象とする水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置10の図2に示す各ステップの操作時間については、ステップ1は5〜60秒、好ましくは20〜30秒、ステップ2は5〜60秒、好ましくは10〜20秒、ステップ3は110〜300秒、好ましくは120〜190秒の範囲である。したがって、ステップ1〜3の操作時間は、本発明のサイクル時間をいい、120〜420秒、好ましくは150〜240秒の範囲で実施される。
実施例においては、ステップ1は30秒、ステップ2は20秒、ステップ3は130秒とした。したがって、ステップ1〜3でのサイクル時間は180秒である。ステップ4〜6、6〜9および10〜12は、それぞれ、操作工程は各塔で、順次、切り替わるが、ステップ1〜3と同一の操作時間である。ステップ1〜3、ステップ4〜6、ステップ7〜9、ステップ10〜12がそれぞれサブサイクルであり、ステップ1〜12で1サイクルとなる。
標準仕様としては、水素純度は99.999vol%以上、水素製造量は50Nm3/H以上である。
運転圧力は、吸着工程時(吸着工程終了時まで同じ)0.70MPaG、均圧減圧、減圧保持および減圧終了時0.6MPaG、ブローダウン終了時0.02MPaG、パージ終了時0.22MPaG、昇圧終了時0.68MPaとした。吸着工程の吸着圧力は、精製水素ラインに配置された制御バルブにより制御されるが、図示は省略している。以下の操作において、弁Vはステップ1〜12を通して開の状態である。ブローダウン(工程)は適宜ブロー(工程)と略記している。
以下におけるステップ1〜12のサイクルを繰り返す操作において、随時、原料ガス流量計11により得られた原料ガス流量Finと、製品水素流量計12により得られた製品水素流量Poutとを回収率演算式〔上記式(1)〕に代入し、製品水素回収率ηA を算出する。
次に、図4のフローチャートを参照して、圧力スイング吸着装置回収率の補正演算を具体的に説明する。
圧力スイング吸着装置10の運転時において、ηA<ηLの場合は、サイクル時間Tc(秒)をTc=Tc+Tc×0.01(1%)(ここで、x=0.01)に代入し、所定時間だけ長くする。製品水素の温度が低い場合は、昇圧工程に用いられる製品水素の一部は、実流量で所定圧力まで昇圧されるため、理想状態における必要水素量が増加し、回収率が低下してしまう。そのため、サイクル時間を長くし、回収率を高める必要がある。反面、温度が低ければ、平衡吸着量は増加し、製品水素の純度は、サイクル時間を長くしてもキープされる。このようにして製品水素純度、回収率が安定する。
圧力スイング吸着装置10の運転時において、ηH≧ηA≧ηLの場合は、サイクル時間は増減しない。すなわち、Tc=Tc(秒)である。
圧力スイング吸着装置10の運転時において、ηA>ηHの場合は、TcをTc=Tc−Tc×0.01(1%)(ここで、x=0.01)に代入し、所定時間だけ短くする。回収率適正診断は、圧力スイング吸着装置10の吸着塔A〜Dのサイクル切り替え時に随時行う(4塔式の場合、各塔のサイクル切り替え時)。サイクル時間を短くするのは、圧力スイング吸着装置10の吸着操作において、温度が高い場合、平衡吸着量が低くなるため、製品水素の純度をキープするには、単位吸着剤当りの処理容量を減少させることが必須であるからである。この場合、昇圧工程に用いられる製品水素の一部は、実流量で所定圧力まで昇圧される。これにより、理想状態における必要水素量としては減少し、回収率は高まる方向となる。サイクル時間が短くなるほど、水素回収率は低下する傾向にあるが、上記二つの効果が相殺され、製品水素純度、回収率が安定する。
このようにして、圧力スイング吸着装置10の運転に際して、夏場、冬場、あるいは昼、夜などの外気環境温度の変化に拘らず、製品水素の純度および製品水素製造量を、吸着剤を積み増しすることなく低コストでかつ簡単に安定化させることができ、しかも既存設備からの設備変更も容易に行うことができる。
一方、比較例では、上記サイクル時間を常に180秒として実施した。実施例では、上記のように、製品水素回収率ηAを基準とし、この基準回収率ηAと、その上限値ηHおよび下限値ηLを基に、ηA<ηLの場合にはサイクル時間を1%長くし、ηA>ηH の場合にはサイクル時間を1%短くした。また、ηH≧ηA≧ηLの場合はサイクル時間を変更しないものとした。
〈ステップ1〉A塔=吸着、B塔=ブロー、C塔=均圧減圧、D塔=均圧昇圧弁A1、A2を開とし、改質ガスをA塔に供給して吸着操作を実施した。その間、B塔ではブロー工程、C塔では均圧減圧工程、D塔では均圧昇圧工程を行った。他の弁については、弁B5、C4、D3を開とし、バルブW、バルブX、バルブY、バルブZの開度を一定とした。これら以外の弁は閉状態である。
〈ステップ2〉A塔=吸着、B塔=ブロー、C塔=減圧保持、D塔=H2昇圧弁C4、バルブXを閉に切り換えた以外はステップ1と同じくして、引続き改質ガスをA塔に供給して吸着操作を実施した。その間、B塔ではブロー工程、C塔では減圧保持工程、D塔では均圧昇圧工程を行った。
〈ステップ3〉A塔=吸着、B塔=パージ、C塔=減圧、D塔=H2 昇圧弁B4、C4を開とした以外はステップ2と同じくして、引続き改質ガスをA塔に供給して吸着操作を実施した。その間、B塔ではパージ工程、C塔では減圧工程、D塔ではH昇圧工程を行った。
〈ステップ4〉A塔=均圧減圧、B塔=均圧昇圧、C塔=ブロー、D塔=吸着弁D1、D2を開とし、改質ガスをD塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔では均圧減圧工程、B塔では均圧昇圧工程、C塔ではブロー工程を行った。他の弁については、弁A4、B3、C5を開とし、バルブW、バルブX、バルブY、バルブZの開度を一定とした。これら以外の弁は閉状態である。
〈ステップ5〉A塔=減圧保持、B塔=H2 昇圧、C塔=ブロー、D塔=吸着弁A4、バルブXを閉に切り換えた以外はステップ4と同じくして、引続き改質ガスをD塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔では減圧保持工程、B塔ではH2昇圧工程を行い、C塔ではブロー工程を行った。
〈ステップ6〉A塔=減圧、B塔=H2昇圧、C塔=パージ、D塔=吸着A4、C4を開とした以外はステップ5と同じくして、引続き改質ガスをD塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔では減圧工程、B塔ではH昇圧工程、C塔ではパージ工程を行った。
〈ステップ7〉A塔=ブロー、B塔=吸着、C塔=均圧昇圧、D塔=均圧減圧弁B1、B2を開とし、改質ガスをB塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔ではブロー工程、C塔では均圧昇圧工程、D塔では均圧減圧工程を行った。他の弁については、A5、C3、D4を開とし、バルブW、バルブX、バルブY、バルブZの開度を一定とした。これら以外の弁は閉状態である。
〈ステップ8〉A塔=ブロー、B塔=吸着、C塔=H昇圧、D塔=減圧保持弁D4、バルブXを閉に切り換えた以外はステップ7と同じくして、引続き改質ガスをB塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔ではブロー工程、C塔ではH昇圧工程、D塔では減圧保持工程を行った。
〈ステップ9〉A塔=パージ、B塔=吸着、C塔=H2 昇圧、D塔=減圧A4、D4を開とした以外はステップ8と同じくして、引続き改質ガスをB塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔ではパージ工程、C塔ではH昇圧工程、D塔では減圧工程を行った。
〈ステップ10〉A塔=均圧昇圧、B塔=均圧減圧、C塔=吸着、D塔=ブロー弁C1、C2を開とし、改質ガスをC塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔では均圧昇圧工程、B塔では均圧減圧工程、D塔ではブロー工程を行った。他の弁については、A3、B4、D5を開とし、バルブW、バルブX、バルブY、バルブZの開度を一定とした。これら以外の弁は閉状態である。
〈ステップ11〉A塔=H昇圧、B塔=減圧保持、C塔=吸着、D塔=ブロー弁B4、バルブXを閉に切り換えた以外はステップ10と同じくして、引続き改質ガスをC塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔ではH昇圧工程、B塔では減圧保持工程、D塔ではブロー工程を行った。
〈ステップ12〉A塔=H昇圧、B塔=減圧、C塔=吸着、D塔=パージB4、D4を開とした以外はステップ11と同じくして、引続き改質ガスをC塔に供給して吸着操作を実施した。その間、A塔ではH昇圧工程、B塔では減圧工程、D塔ではパージ工程を行った。
実施例および比較例ともに、以上ステップ1〜12からなるサイクルを繰り返し実施した。すなわち、比較例として、ステップ1〜3、4〜6、7〜9、10〜12の各サイクル時間を常に180秒と一定として実施した。表1は、その結果のうち代表例を示している。
表1に示すように、実施例においては、外気温度7℃の場合、製品水素純度は99.999Vol%と標準仕様を満たし、かつ製品水素製造量も50.8Nm3/Hとなり標準仕様を満たしている。また、実施例での外気温度32℃の場合には、製品水素純度は99.9995Vol%、製品水素製造量も50.9Nm3/Hと、何れも標準仕様を満たしている。そして、水素回収率は、外気温度7℃の場合には72.9%、外気温度32℃の場合には73.0%と安定している(上限値の範囲内)。
このように、実施例においては、2つの流量計11,12による製品水素回収率演算機能を有しているため、サイクル時間を演算によってサイクル時間を随時変更させたので、操作温度に差分が生じても一定の水素回収率および製品純度を許容内に抑えることが可能となった。
一方、表1のとおり、2つの流量計11,12による製品水素回収率演算機能を持たない比較例においては、外気温度9℃の場合、製品水素純度は99.9998Vol%と標準仕様を超えているものの、製品水素製造量に関しては47.3Nm/Hとなり、50Nm/Hの標準仕様を満たしていない。また、比較例での外気温度33℃の場合には、製品水素純度は99.9974Vol%と標準仕様を満たしていない。また、製品水素製造量に関しては51.9Nm3/Hとなり標準仕様を満たしている。そして、水素回収率に関しては、外気温度の変化によって67.9%および74.5%となり、安定していない。
本発明において前提とする水素精製用の4塔式圧力スイング吸着装置における各吸着塔A〜D、配管、各バルブ、オフガス貯蔵タンクなどの配置関係を示す図である。 図1に示す水素精製用4塔式圧力スイング吸着装置における各吸着塔の工程フローおよび運転シーケンスの概略を示す図である。 本発明の実施例1に係る圧力スイング吸着装置における各吸着塔A〜D、配管、バルブ、オフガス貯蔵タンクなどの配置関係を示す図である。 本発明の実施例1に係る圧力スイング吸着装置の回収率補正演算フローチャートである。
符号の説明
10 圧力スイング吸着装置
11 原料ガス流量計
12 製品ガス流量計

Claims (4)

  1. 原料ガス中の不純物を加圧下で吸着剤層に吸着させて分離し、その後、常圧付近まで減圧して吸着不純物を脱着させて製品ガスを得る圧力スイング吸着装置に導入される原料ガス流量Finと、
    上記圧力スイング吸着装置から排出される製品ガス流量Pout とを計測し、
    下記式(1)により製品ガス回収率ηAを求め、
    得られた製品ガス回収率ηA に上限値ηH 、下限値ηLを設定し、
    (I)ηA<ηLの場合には、サイクル時間Tc(秒)を(Tc+Tc×x)(ここで、xは0.001〜0.1の小数点以下の数値である。以下同じ)と所定時間だけ増やす一方、
    (II)ηH≧ηA≧ηLの場合には、サイクル時間Tc(秒)を変えず、
    (III)ηA>ηHの場合には、サイクル時間Tc(秒)を(Tc−Tc×x)と所定時間だけ減らす、
    圧力スイング吸着装置の安定運転方法。
    製品ガス回収率(ηA)=[Pout/(Fin×Cin/100)]×100……(1)
    〔式(1)中、原料ガス流量Finと製品ガス流量Pout は、何れも移動平均値(Nm/h)であり、Cinは、原料ガス中の製品ガス分率(mol%)である。〕
  2. 原料ガスは、水素精製プロセスにおいて脱硫部で脱硫された原料炭化水素に、改質部で水蒸気を加えて改質することで水素含有ガスを生成した後、ガス変成部で水素含有ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素および水素に転換して得られたガス変成後の水素含有ガスで、
    上記製品ガスは高純度水素である請求項1に記載の圧力スイング吸着装置の安定運転方法。
  3. 上記圧力スイング吸着装置は4塔式である請求項1または請求項2に記載の圧力スイング吸着装置の安定運転方法。
  4. 上記吸着剤層に充填される吸着剤は、ゼオライト、活性炭および/または分子篩炭素である請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の圧力スイング吸着装置の安定運転方法。

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