JP5113711B2 - 自動分析装置および自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法 - Google Patents

自動分析装置および自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法 Download PDF

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Description

本発明は、試料に試薬を混合して反応させることにより試料の成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、血液や尿などの試料に試薬を混合して反応させ、その反応状態を分光分析することによって、試料の成分分析を自動的に行う装置である。この自動分析装置は、多数の試料について、短時間に多数項目の成分分析を行えるため、病院や医療検査機関などにおいて広く利用されている。
図7は、自動分析装置の要部である分析部1の概略的な構成を示した斜視図であり、この図を参照しながら自動分析装置について説明する。
図7に示すように、自動分析装置の分析部1には、多数の反応セル10を装着した反応ディスク11、多数の試料容器12aを収容したサンプルディスク12、第1試薬庫13、第2試薬庫14、試料分注機構15、第1試薬分注機構16、第2試薬分注機構17、第1攪拌機構18、第2攪拌機構19、洗浄ユニット20、測定ユニット22などを備え、これらのユニットや機構などの各構成機器の動作が、図示しない分析装置制御部によって制御されるものである。なお、オプションとして電極21も配置可能となっている。
反応ディスク11は、リング状に形成されて周方向に多数の反応セル10を装着しており、設定されたプログラムに沿って所定の角度だけ回転したり停止したりする間欠的な回転動作を行う。この反応ディスク11の傍に、分析対象となる試料の入った試料容器12aを多数収容したサンプルディスク12が配置されている。第1試薬庫13は、反応ディスク11の内側に同心状に配置され、試薬を収容した多数の試薬容器13aを格納している。同じく試薬を収容した多数の試薬容器14aを格納している円盤状に形成された第2試薬庫14が、反応ディスク11の近傍に所定間隔をおいて配置されている。なお、試薬容器13a、試薬容器14aは、円盤状の試薬庫を複数等分にしたような扇形に形成されている。
反応ディスク11とサンプルディスク12の間に試料分注機構15が配置されている。この試料分注機構15は支柱15aを軸として、反応ディスク11とサンプルディスク12の間を、孤を描くように回転する。また、反応ディスク11の外周近傍に第1試薬分注機構16が配置され、さらに反応ディスク11と第2試薬庫14の間に第2試薬分注機構17が配置されている。これら第1試薬分注機構16、第2試薬分注機構17もそれぞれ支柱16a、17aを軸として、反応ディスク11と第1試薬庫13の間、または反応ディスク11と第2試薬庫14の間を、孤を描くように回転する。さらに、反応ディスク11の外周近傍に、第1攪拌機構18、第2攪拌機構19、洗浄ユニット20、電極21が配置され、反応ディスク11の所定位置に測定ユニット22が配置されている。
サンプルディスク12は円盤状に形成され、その軸線を中心として回転することにより、試料容器12aの所望のものを試料分注機構15の吸引位置に移動させる。試料分注機構15は、アーム15bの先端側に針状のプローブ15cを有している。そして、このプローブ15cをサンプルディスク12の所定の吸引位置に位置づけて支柱15aを下降させることにより、プローブ15cを試料容器12a内に降下させて試料を吸引する。その後支柱15aを上昇させた上でアーム15bを反応ディスク11側へ回転し、反応ディスク11に収容された所定の反応セル10内へ試料を吐出する。
反応ディスク11はその軸線を中心に回転し、所定の反応セル10を第1試薬分注機構16、第2試薬分注機構17の試薬吐出位置に移動させる。
第1試薬庫13、第2試薬庫14はともに円環状に形成されていて、その軸線を中心として回転するものであり、それぞれに格納されている所望の試薬容器13a、14aを第1試薬分注機構16、第2試薬分注機構17の吸入位置へ移動させる。第1試薬分注機構16、第2試薬分注機構17も試料分注機構15と同様に、それぞれアーム16b、17bの先端に針状のプローブ16c、17cを有しており、それぞれ第1試薬庫13、第2試薬庫14の所定の試薬容器13a、14aから試薬を吸引し、その試薬を反応ディスク11に収容されている所定の反応セル10へ所定量分注する。
反応ディスク11の回転動作によって、反応セル10が第1攪拌位置、第2攪拌位置に達すると、第1攪拌機構18、第2攪拌機構19は、該当する反応セル10内に吐出されている試料と試薬との混合液を攪拌子で攪拌し、反応を促進させる。さらに、反応ディスク11の回転動作に伴い反応セル10が測定ユニット22の位置に達すると、測定ユニット22によって反応セル10内の混合液の成分が分光分析される。そして、分析終了後反応セル10内の混合液は廃棄され、その反応セル10内は洗浄ユニット20によって洗浄されて次の試料の分析に供せられる。
ところで、自動分析装置には分析項目の数に応じた数の試薬が必要であるが、試薬の保存性や反応過程の前処理等の事情から、2つ以上に試薬を分け、先ず第1番目の試薬を試料に添加し、その後第2番目の試薬を添加するように、1つの分析項目に対して複数の試薬を必要とする場合があり、現状では、2つの試薬を必要とする場合が多い。第1試薬庫13および第2試薬庫14には、多数の試薬容器13a、試薬容器14aが格納されているので、それぞれにどのような試薬が収容されているかを明確にしておく必要がある。そのために、各試薬容器13a、試薬容器14aに試薬の情報に対応したバーコードラベルを貼付しておき、これをバーコードリーダで読み取ることによって、試薬庫のどの位置からでも分析項目に合った必要な試薬容器を選別することができる(例えば、特許文献1参照。)。よって、試薬庫の任意の位置に任意の試薬容器を置いても、必要な試薬を選択して、所定の反応セルへ分注することができる。
特開2002−139503号公報
従来、試薬容器に貼付されているバーコードをバーコードリーダで読み取る場合には、バーコードの認識に高い精度が要求されるため、試薬庫を回転させて先ず試薬容器の有無をセンサで検知し、試薬容器の在る位置で試薬庫を停止させてその試薬容器に貼付されているバーコードをバーコードリーダで読み取ることになる。そのため、試薬庫の回転と停止を何度も繰り返すことになり、その影響で試薬容器内の試薬の液面が大きく揺れて、泡立ちが生じたり試薬が飛び出したりするおそれがある。試薬が泡立つと、試薬分注時に正確な量の試薬をプローブで吸引することができず、反応に支障を生ずることになるという問題がある。また、試薬庫を小刻みに回転と停止を繰り返すことになるので、動作時間が長くなり分析結果を得るまでの時間が長くなるという問題にもつながるものであった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、料または試薬が収容され、収
容された内容物に関する識別情報の表示された容器を配列して格納した格納手段と、前記
格納手段に格納されている前記容器へ向けて光を照射する光照射手段と、前記光照射手段
により光を照射した場合と照射しない場合について、前記格納手段または前記容器を移動
させながら前記容器を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影された、前記光を照射し
場合と照射しない場合に得た画像の差分を演算する演算手段と、前記演算手段による演
算結果から、前記格納手段に格納されている前記容器の有無を判断し、格納されている容
器について、前記撮影手段によって得られた画像から、前記容器に表示されている前記識
別情報を判別する判別手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の自動分析装置において、照射する帯
状の光を前記容器に表示されている前記識別情報の表示位置の上方に当たるように設定さ
れ、この帯状の光の当たった位置から下方の所定範囲を前記識別情報の表示領域と認識す
る表示領域認識手段をさらに備え、この表示領域認識手段で認識された範囲について、前
記判別手段は前記容器に表示されている識別情報を判別することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、別情報の表示された試料または試薬を格納した容器
または当該容器が配列された格納手段を移動させながら、前記容器の画像を順次撮影し、
記容の画像を得る第1の工程と、前記格納手段に配列された容器に対して、光が前記
識別情報に当たるように、前記容器へ向けて照射し、前記容の画像を得る第2の工程と
前記第2の工程と前記第1の工程で得た画像の差分を演算する第3の工程と、前記第3
の工程で得た差分画像に基づき、前記格納手段に配列された容器の有無を判別する第4の
工程と、前記第4の工程によって存在を確認した前記容器に対して、前記第1の工程で得
た画像から前記容器に表示されている識別情報を読み取る第5の工程とを具備すること
を特徴とする自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法である。
上記課題を解決するための手段の項にも示したとおり、本発明の特許請求の範囲に記載する各請求項の発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、試薬庫の回転、停止を繰り返すことなく、容器に貼付
されている識別情報を読み取ることができるので、容器内の試薬などの液面が大きく揺れ
て、泡立ちが生じたり試薬などが飛び出したりするのが防止でき、正確な分析結果を得る
ことができる。
請求項に記載の発明によれば、識別情報の読み取り領域を限定することができ、その
領域について識別情報を読み取るので、識別情報の読み取り時間や読み取り精度を向上す
ることができる。
請求項に記載の発明によれば、試薬庫の回転、停止を繰り返すことなく試薬容器に貼
付されている識別情報を読み取ることにより、識別情報の読み取り時間を短縮できる。ま
た容器内の試薬の液面が大きく揺れて、泡立ちを生じたり試薬が飛び出したりすることを
防止できる。よって、試薬分注時に正確な量の試薬をプローブで吸引して試料へ分注する
ことができるので、正確な分析結果を得ることにも寄与することができる。
以下、本発明に係る自動分析装置および自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法の一実施例について、図1ないし図6を参照して詳細に説明する。なお、これらの図において、図7と同一部分には同一符号を付して示してある。
図1は、本発明に係る自動分析装置において、分析部1の第2試薬庫の上方部分を部分的に抽出して示した平面図であり、図2は、例えば第2試薬庫14部分の斜視図である。また図3は、図1に矢印Aを付した方向を見た部分的な側面図である。これらの図は、例えば第2試薬庫14に格納されている試薬容器14aの正面を超小型のCCDカメラ30で撮影する場合の様子を説明するために示したものであるが、第1試薬庫13に格納されている試薬容器13aについても同様なので、以下の説明では単に試薬庫14として説明するものとする。
試薬庫14には多数の試薬容器14aが格納されており、各試薬容器14aの正面には、試薬容器14a毎に収容している試薬の情報(例えば、種類、ロット番号など)に対応したバーコードラベル141、142が貼付されている。ここで、バーコードラベル141は1次元のバーコードを表示しており、バーコードラベル142は2次元のバーコードを表示したものであるが、バーコードの種別は本発明の趣旨に特に関わりはないので、以下の説明では単にバーコードラベル141として記載する。
CCDカメラ30は、バーコードラベル141を撮影してその内容を読み取るために設置されているが、本発明では、CCDカメラ30の上方に光源31を設置して、光源31からの光を試薬容器14aの上から下へ向かうように斜めに照射するようにしている。すなわち、図3に示されているように、光源31の前面にスリット31aが形成されており、このスリット31aを介して平行な帯状の光31bが試薬容器14aの上から下へ向かうように照射される。この帯状の光31bを試薬容器14aの上から下へ向けて斜めに照射する理由は、後述するが、試薬庫14に格納されている試薬容器14aの有無を判断したり、バーコードラベル141の貼付されている範囲を判断したりするために利用されるものである。
なお、図3において、バーコードラベル141、142の表示されている位置には試薬容器14aが格納されていることを示し、符号140を付して示した位置には、試薬容器14aが格納されていないことを表している。また、CCDカメラ30は、その撮影視野30a内で複数の試薬容器14aを一度に撮影することが可能であり、図2には一例として3個の試薬容器14aを撮影している様子が示されている。このCCDカメラ30は、暗闇での撮影においても明確に画像を取得できるように、最低照度の高い超小型のものを使用することが望ましい。
次に、本発明に係る自動分析装置の作用と、バーコードラベルの読み取り方法について説明する。
試薬庫14は円盤状に形成されており、図示しないモーターなどによって回転駆動される。この試薬庫14に格納されている試薬容器14aをCCDカメラ30で撮影する場合は、試薬庫14を停止させずに1回転させて、その間に格納されている位置での各試薬容器14aの正面画像を撮影する。そのため、試薬庫14の駆動開始後定速回転に達してから撮影を開始するものとする。なお、試薬庫14の回転加速度、回転速度は使用しているモーターの仕様から明らかなので、定速回転になるまでの時間も容易に知ることができる。従って、試薬庫14を駆動開始した後、定速回転になったタイミングで、CCDカメラ30のシャッターをON・OFF制御して、数回に分けて1周分の試薬容器14aの正面画像を撮影する。そして、このようにして得た画像を繋ぎ合わせることによって、試薬庫14に格納されている1周分の試薬容器14aの正面画像をパノラマ画像として取得する。
このような方法で、先ず光源31の光31bを照射しない状態で、試薬容器14aのパノラマ画像を取得する。その結果を図4(a)に示している。次に、光源31からの平行な帯状の光31bを、試薬容器14aの上から下へ向けて斜めに照射した状態で、同様に試薬容器14aの正面画像をCCDカメラ30で撮影して、試薬容器14aのパノラマ画像を取得する。その結果は、図4(b)に示すように、試薬容器14aに対しては、上方部に光源31からの帯状の光31bが光の線31cとして写し込まれており、試薬容器14aのない位置には、試薬庫14の底部の近い位置に光源31からの帯状の光31bが光の線31dとして写し込まれることになる。その理由を、図3を参照して説明する。
すなわち、図3に示されているように、スリット31aを経た光源31からの平行な帯状の光31bは、試薬容器14aの上から下へ向けて斜めに照射される。従って、試薬庫14に試薬容器14aが格納されていれば、光源31からの光31bは試薬容器14aの上方部に線31cとして結像し、試薬容器14aが格納されていなければ、光源31からの光31bは遮るものがないので試薬庫14の奥の方まで達し、下方部に線31dとして結像することになるものである。
そこで、図4(a)に示した帯状の光31bを当てずに撮影して得た試薬容器14aのパノラマ画像と、図4(b)に示した帯状の光31bを照射して線31c、31dの写し込まれた試薬容器14aのパノラマ画像とを、画像処理することによって差分をとり、線31c、31dのみの画像を得る。その結果の画像を図4(c)に示してある。なお、結果をわかり易くするように、便宜上試薬庫14の外形部分の線は残して表示してある。
この図4(c)に示す画像から、線31cが明確に写しこまれている部分には試薬容器14aが格納されており、線31cが写し込まれていない部分、すなわち逆に言うと、線31dが明確に写しこまれている部分には試薬容器14aが格納されていないものと判断される。線31cが写し込まれているかいないか、すなわち、試薬容器14aの有無を判断する方法としては、画像処理の結果について、例えば、図5(a)に示すように、試薬容器14aのパノラマ画像のy軸方向の最下点を基準としてx軸方向に基準となる直線を引き、このx軸からある設定した距離よりも上方に線31cが写し込まれているかいないかを判定すればよい。
また、帯状の光31bを試薬容器14aのバーコードの表示位置の上端に照射するように、光源31の位置や傾きを調整しておくことによって、CCDカメラ30で撮影した画像からバーコードの表示領域だけを切り出すことができる。すなわち、図4(a)に示す試薬容器14aのパノラマ画像に、図5(a)に示す画像を重ねるように画像処理することによって、図5(b)に示すように、試薬容器14aに貼付されているバーコードの表示領域143が検出できる。よって、ここで検出したバーコードの表示領域143のみを試薬容器14aの画像から切り取り、切り取った画像からバーコードを読み取るようにすれば、必要な読み取り領域を大幅に限定することができるので、バーコードの検出精度を向上させるとともに、バーコードの読み取り時間を短縮することができる。
上述の動作の流れをフローチャートで示すと、図6のようになる。すなわち、先ず試薬庫14を回転させ(ステップ1)て、定速回転になったところで、試薬庫14に格納されている試薬容器14aの正面画像をCCDカメラ30で撮影し、試薬庫14に格納されている全ての試薬容器14aの並らんだパノラマ画像を得ることになる。ここで、1回転目では光源31による光の照射なしの状態で撮影し(ステップ2)、2回転目には光源31から光を照射した状態で撮影し(ステップ3)て、同様のパノラマ画像を得る。この2つのパノラマ画像は画像蓄積部に保存される。
次に、画像蓄積部に保存されている上記の2つのパノラマ画像を読み出して、画像処理部において、差分画像を得るように画像処理を施す(ステップ4)。この差分画像には、試薬容器14aの有無によって光源31から照射された光の位置の違いが表現されるので、ステップ5として、この差分画像から試薬容器有無判別部において、試薬庫14に試薬容器14aが格納されているか否かを識別する。ここで、試薬容器14aが無いと判断された部位については、その後の処理は終了とし、試薬容器14aの有るものについては、次のステップ6へ進み、バーコード領域取得部において、バーコードを読み取るべき領域を設定する。
その後画像合成処理部において、ステップ6で取得しバーコード領域取得部において設定したバーコード読み取り領域と、ステップ2で取得し画像蓄積部に保存されている光源31による光の照射なしの状態で撮影したパノラマ画像とを合成処理する(ステップ7)。従って、ここで合成処理された合成画像によって、試薬容器14aに貼付されているバーコード領域のみの画像が取得されることになる(ステップ8)。その結果、試薬庫14に試薬容器14aが格納されていない部位については、画像がないのでその後の処理は終了とし、試薬容器14aの格納されている部位については、次のステップ9へ進み、バーコード読取部において、このバーコード画像からバーコードを読み取る。このバーコードの読み取りは、全ての試薬容器14aについて読み取るまで繰り返し行われる。
なお、上記の動作の流れの中で説明した画像蓄積部、画像処理部、試薬容器有無判別部、バーコード領域取得部、画像合成処理部、バーコード読取部などは、自動分析装置の図示しない例えば分析装置制御部などに含まれているものである。
以上詳述したように本発明によれば、試薬庫の回転、停止を繰り返すことなく、試薬庫または試薬容器を2周させるだけで、試薬庫に格納されている試薬容器の有無を検出し、格納されている試薬容器に貼付されているバーコードを読み取ることができる。よって、試薬庫の回転と停止を繰り返すことに伴い、試薬容器内の試薬の液面が大きく揺れて、泡立ちが生じたり試薬が飛び出したりすることが防止できる。そのため、試薬の泡立ちに伴い、試薬分注時に正確な量の試薬をプローブで吸引できずに反応に支障を生ずるような問題が確実に防止できる。また、バーコードの読み取り領域を設定することにより、バーコードの読み取り時間や読み取り精度を向上することができる。
本発明は、上述の一実施例に限定されることなく、要旨の範囲内で種々の形態での実施が可能である。実施例では、試薬容器に貼付されたバーコードの読み取りについて説明したが、試薬容器に限らず試料を収容した試料容器や反応セルなど他の容器に貼付されたバーコードの読み取りにも適用することができる。また、試薬容器が回転駆動される円盤形の試薬庫に格納されている場合について説明したが、試薬容器自体が試薬庫内を移動するようなものにも本発明は適用できることは言うまでもない。従って試薬庫の形状は円盤形に限らず、例えば矩形であってもよい。勿論、試料容器や反応セルなどについても同様である。
本発明に係る自動分析装置における分析部の試薬庫の上方部分を部分的に抽出して示した平面図である。 図1に示されている試薬庫部分の斜視図である。 図1の矢印A方向の部分的な側面図である。 CCDカメラで撮影したパノラマ画像の一例と画像処理について説明するために示した説明図である。 バーコードを読み取るための画像処理について説明するために示した説明図である。 本発明の動作の流れを説明するために示したフローチャートである。 自動分析装置の要部である分析部の概略的な構成を示した斜視図である。
符号の説明
1 分析部
14 試薬庫
14a 試薬容器
30 CCDカメラ
31 光源
31a スリット
31b 帯状の光
31c、31d 光の線
140 試薬容器の格納されていない部分
141、142 バーコードラベル

Claims (6)

  1. 料または試薬が収容され、収容された内容物に関する識別情報の表示された容器を配
    列して格納した格納手段と、
    前記格納手段に格納されている前記容器へ向けて光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段により光を照射した場合と照射しない場合について、前記格納手段また
    は前記容器を移動させながら前記容器を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影された、前記光を照射した場合と照射しない場合に得た画像の差分
    を演算する演算手段と、
    前記演算手段による演算結果から、前記格納手段に格納されている前記容器の有無を判
    断し、格納されている容器について、前記撮影手段によって得られた画像から、前記容器
    に表示されている前記識別情報を判別する判別手段と
    を具備することを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記光照射手段は、前記格納手段に格納されている前記容器の情報から斜め下方へ向け
    て帯状の光を照射することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
  3. 前記光照射手段は、照射する帯状の光を前記容器に表示されている前記識別情報の表示
    位置の上方に当たるように設定され、この帯状の光の当たった位置から下方の所定範囲を
    前記識別情報の表示領域と認識する表示領域認識手段をさらに備え、この表示領域認識手
    段で認識された範囲について、前記判別手段は前記容器に表示されている識別情報を判別
    することを特徴とする請求項に記載の自動分析装置。
  4. 前記格納手段は円環状に形成されており、前記撮影手段は前記格納手段の定速回転時に
    、複数回に分けて前記容器を撮影し、全ての容器についてパノラマ状の画像を得るもので
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の自動分析装置。
  5. 別情報の表示された試料または試薬を格納した容器または当該容器が配列された格納
    手段を移動させながら、前記容器の画像を順次撮影し、前記容の画像を得る第1の工程
    と、
    前記格納手段に配列された容器に対して、光が前記識別情報に当たるように、前記容
    向けて照射し、前記容の画像を得る第2の工程と、
    前記第2の工程と前記第1の工程で得た画像の差分を演算する第3の工程と、
    前記第3の工程で得た差分画像に基づき、前記格納手段に配列された容器の有無を判別
    する第4の工程と、
    前記第4の工程によって存在を確認した前記容器に対して、前記第1の工程で得た画
    から前記容器に表示されている識別情報を読み取る第5の工程と
    を具備することを特徴とする自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方
    法。
  6. 前記第2の工程において、前記容器に照射する帯状の光を、前記識別情報の表示位置の
    上方に当たるように設定し、この帯状の光の当たった位置から下方の所定範囲を前記識別
    情報の表示範囲とし、前記第5の工程において、この表示範囲について、前記容器に表示
    されている識別情報を読み取ることを特徴とする請求項に記載の自動分析装置における
    容器に付された識別情報を読み取る方法。
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