JP2003240777A - 血液検査システム - Google Patents

血液検査システム

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JP2003240777A
JP2003240777A JP2002044246A JP2002044246A JP2003240777A JP 2003240777 A JP2003240777 A JP 2003240777A JP 2002044246 A JP2002044246 A JP 2002044246A JP 2002044246 A JP2002044246 A JP 2002044246A JP 2003240777 A JP2003240777 A JP 2003240777A
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blood
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measuring
blood cell
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JP2002044246A
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Noriyuki Tatsumi
典之 巽
Hiroshi Tominaga
博 富永
Tomomi Tabuchi
倫美 田渕
Yoshinori Taniguchi
佳範 谷口
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Sefa Technology Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血球形態や血球数等の測定結果とともに赤沈
測定の結果を短時間で正確に検査可能な血液検査システ
ムを提供する。 【解決手段】 血球形態測定を行う血球形態測定装置1
と、血球数測定を行う血球数測定装置2と、血液生化学
測定を行う血液生化学測定装置3と、免疫血清測定を行
う免疫血清測定装置4と、赤沈測定を行う赤沈測定装置
5と、これら各測定装置の測定結果データが入力される
データ処理装置6と、該データ処理装置6での処理結果
を表示する表示装置7とからなり、該表示装置7に血球
形態、血球数、血液生化学、免疫血清の各測定結果とと
もに、赤沈の測定結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は血液検査システム
に関し、さらに詳細には、血球形態や血球数などの測定
に加え赤沈測定も行い得る血液検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療機関では入院時や外来初診時
などにおいて患者の状態を検査するために尿検査などと
ともに血球形態、血球数、生化学、血沈(赤沈)といっ
た項目についての血液検査が一般的に行われている。
【0003】ところで、このような血液検査を行う血液
検査システムとして市販されている装置は、図9に示す
ように、血球形態測定を自動的に行う自動血球形態測定
装置aと、血球数測定を自動的に行う自動血球数測定装
置bと、生化学測定を自動的に行う自動血液生化学測定
装置cと、免疫血清測定を自動的に行う自動免疫血清測
定装置dの4種の測定装置と、これら測定装置a〜dと
オンラインで接続され、各測定装置a〜dから出力され
る血球形態データ、血球数データ、生化学データ、免疫
血清データの各データを取得してCRTや液晶の表示装
置fに表示させるデータ処理装置eとで構成されてい
る。つまり、従来の血液検査装置では、上述した血液検
査の項目のうちの赤沈測定だけは検査対象から除外され
ている。
【0004】これは、赤沈測定は、従来よりその測定方
法として、垂直に保持された一定規格の試験容器に非凝
固化した血液を満たして静置し、血球の沈降によって血
球層と血漿層とに分離し、試験容器内の血漿層の上端か
ら血球層までの距離(高さ寸法)を静置から1時間後に
人が記録して、沈降の遅速を判断する方式のウェスター
グレン法が標準的に用いられていることによるものであ
り、このような測定方法は上述した血球形態測定や血球
数測定などのように機械を用いての自動測定になじまな
いためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤沈測
定によって得られるデータ(たとえば赤血球の沈降パタ
ーン)は、病状に応じて特有のパターンを示すため、患
者の病状の特定にとって重要なデータとなる。そのた
め、上述した血液検査システムにおいても赤沈測定のデ
ータの取り込みや表示が行えれば病状特定に有利であ
り、かかる取り込み・表示が可能なシステムの開発が要
望されていた。
【0006】その一方、従来の赤沈測定方法では測定開
始から終了まで1時間以上を要するため、血球形態や血
球数といった他の検査項目に比べて測定結果を得るのに
長時間を要する。そのため、単にこのような測定方法に
よる赤沈測定結果を血液検査システムに取り込むだけで
は、血球形態や血球数等のデータとともに赤沈測定の結
果を見ることができるのは遅れてしまい、緊急の処置を
要するような場合の検査には適さないという問題もあ
る。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、血球形態
や血球数等の測定結果とともに赤沈測定の結果を短時間
で正確に検査可能な血液検査システムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の血液検査システムは、血球形態測定を行う
血球形態測定装置、血球数測定を行う血球数測定装置、
血液生化学測定を行う血液生化学測定装置、免疫血清測
定を行う免疫血清測定装置のうちの少なくとも一つの測
定装置と、赤沈測定を行う赤沈測定装置と、これら各測
定装置と接続され、各測定装置の測定結果を所定のフォ
ーマットの画像信号に生成するデータ処理装置と、該デ
ータ処理装置から出力される画像信号を表示する表示装
置とからなることを特徴とする。
【0009】そして好ましくは、上記赤沈測定装置は、
血液試料が収容された試験容器を傾斜状に保持する傾斜
保持手段と、上記試験容器に光を投射する投光手段と、
上記試験容器を挟んで上記投光手段に対向して設けら
れ、上記試験容器内を透過した光を受光して光電変換す
る受光手段と、この受光手段出力から上記血液試料中の
上澄み液と沈降物との境界面の経時的な位置変化を検出
する沈降状態検出手段と、沈降物の沈降状態の経時的変
化の標準値を記憶する標準値記憶手段と、上記沈降状態
検出手段の検出結果と上記標準値とを比較して、上記試
験容器内の沈降物の沈降速度を演算する沈降速度演算手
段と、上記沈降速度演算手段での演算結果を上記データ
処理装置に出力するデータ出力手段を備えていることを
特徴とする。
【0010】また、本発明の血液検査システムは、上記
各測定装置で得られた測定結果データを読み出し可能に
蓄積記憶するデータ記憶手段を備え、上記データ処理手
段は、各測定装置から入力される測定結果のデータとと
もに上記データ記憶手段に蓄積記憶された過去のデータ
を表示させる画像信号を生成することを特徴とする。
【0011】また、上記データ処理手段は、上記血球形
態測定から得られる血球形態データ、血球数測定から得
られる血球数測定データ、血液生化学測定から得られる
血液生化学データ、免疫血清測定から得られる免疫血清
データのうち少なくとも一つの測定データと、上記赤沈
測定から得られる赤沈データとの組み合わせから、予測
される症例等を表示させる画像信号を生成することを特
徴とする。
【0012】本発明の血液検査システムでは、血沈測定
の測定結果を短時間で取得するために、まず血沈測定装
置において、血液試料を満たした試験容器を傾斜状に保
持することにより、自然対流により赤血球の沈降を促進
する。
【0013】そして、この状態で、試験容器に光を投射
しつつその透過光を受光手段で受光して赤血球の沈降状
態を検出し、このようにして得た検出値と予め記憶させ
ておいた標準値とを比較して赤血球の沈降速度を予測す
る。つまり、赤血球の沈降が完了するのを待たずに赤沈
測定結果を演算予測する。
【0014】このようにして赤沈の予測結果が得られる
と、赤沈測定装置は該予測結果を赤沈の測定結果のデー
タとしてデータ処理装置に入力し、データ処理装置はこ
の赤沈測定結果のデータを他の測定装置からのデータ
(血球形態データや血球数データなど)とともに表示装
置に表示する。
【0015】また、各測定装置で得られた測定結果のデ
ータは、データ記憶手段に逐次蓄積記憶され、上記測定
結果のデータを表示装置に表示する際に、各測定装置で
得られた測定結果データとともに過去の測定結果のデー
タとして表示装置に表示される。
【0016】ここで、上記赤沈結果の予測に用いられる
標準値は以下のようにして決定される。すなわち、複数
の被験者を対象として赤沈測定を行い、その際、沈降物
である血球層(赤血球等がかたまり沈殿したもの)とそ
の上澄み液である血漿との境界の位置の経時的変化(沈
降状態)を集計し、これを縦軸に沈降値(上澄み液の高
さ寸法)、横軸に測定時間(沈降開始からの経過時間)
をとって図示すると、概ね図7に示すような一定のパタ
ーン(沈降値が1.5ないし2mm程度までは緩やかに
増加し、その後急激に増加して、また再び増加量が緩や
かになるというパターン)をもった曲線を描くことが知
られているが、本発明の赤沈測定装置ではかかるパター
ンを標準値として記憶する。なお、この図示例は試験容
器として成人の赤沈測定に使用される標準管を用い、そ
の傾斜角度を20°とし、さらに血液試料としてクエン
酸ナトリウム溶液1に対し血液4の混合液を用いた場合
を示している。
【0017】そして、赤沈の予測にあたっては、この標
準値と、上述した手順で検出した赤血球の沈降状態とを
沈降速度演算手段で比較する。具体的には、たとえば沈
降開始当初に沈降値が緩やな増加を示す時間(図示例で
は沈降値が1.5mmになるまでの所要時間)や、その
後急激に増加する際の傾き(単位時間あたりの増加量)
などを比較することにより赤血球の沈降速度(赤沈)の
予測を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0019】本発明に係る血液検査システムを図1に示
す。この検査システムは、図示のように、血球形態測定
を行う血球形態測定装置1と、血球数測定を行う血球数
測定装置2と、生化学測定を自動的に行う血液生化学測
定装置3と、免疫血清測定を自動的に行う免疫血清測定
装置4と、赤沈測定を行う赤沈測定装置5と、これら各
測定装置の測定結果のデータが入力されるデータ処理装
置6と、該データ処理装置6での処理結果を表示する表
示装置7とを主要部として構成される。
【0020】上記血球形態測定装置1、血球数測定装置
2、血液生化学測定装置3、免疫血清測定装置4は、い
ずれも図9に示す従来の血液検査システムにおいて用い
られていた自動血球形態測定装置a、自動血球数測定装
置b、自動血液生化学測定装置c、自動免疫血清測定装
置dと同様の構成よりなる装置であり、本発明の特徴的
構成とは直接関連しないのでここではその詳細な説明は
省略するが、各装置1〜4はいずれも上述したように血
球形態や血球数などを自動的に測定して、その測定結果
のデータ(血球形態データ、血球数データ、血液生化学
データ、免疫血清データ)をデータ処理装置6に入力可
能なようにデータ処理装置6と接続されている。
【0021】上記赤沈測定装置5は、具体的には図4
(a) に示すような試験容器T内に収容された血液の赤沈
を測定するものであって、複数本(本実施形態において
は8本)の試験容器T,T,…を傾斜状、好適には15
°〜25°の傾斜角度に保持する8ケの傾斜保持手段で
ある傾斜保持具11,11,…を円周上に配置したター
ンテーブル12と、このターンテーブル12の回転軸1
2aに連結して上記ターンテーブル12を回転させ、測
定位置にて停止させる回転駆動手段であるパルスモータ
(減速機付パルスモータ)13と、投光手段14、受光
手段15、上記ターンテーブル12の停止位置を検出す
る位置検出手段16、沈降状態検出手段である信号処理
部17、制御手段である制御部18、沈降速度演算手段
および標準値記憶手段をなす演算処理部19、上記演算
処理部19での演算結果を上記データ処理装置6に出力
するデータ出力手段を構成するインターフェース部20
を主要部として構成されている。
【0022】ターンテーブル12には、図3に示すよう
に回転軸12aの先端部にタコ足状に拡がる8本のリブ
12bが設けられ、この各リブの先端部に、円周方向に
15°〜25°の傾斜角で上記傾斜保持具11,11,
…が固定されている。なお、図2において、この傾斜保
持具11,11,…の傾斜方向が紙面と平行な方向に描
かれているが、これは傾斜状態を表示説明するため便宜
上描いたもので、実際には紙面と直角方向に傾斜してい
る。
【0023】傾斜保持具11,11,…は、具体的には
図3および図4に示すように、樹脂材料等からなるスケ
ルトン状の筒で、この筒の上板11aおよび上記上板1
1aより少し下がった位置に形成された中板11bに、
各々丸穴h1,h2が形成され、試験容器である標準管
T(成人の赤沈測定に使用される)およびキャピラリ管
Ts(赤ん坊の赤沈測定に使用される)の傾斜保持が可
能とされている。
【0024】すなわち、丸穴h1,h2は上記標準管T
の外径とほぼ同径に形成されており、上記標準管Tの場
合は上記丸穴h1,h2に該標準管Tが直接挿入保持可
能とされ、また、上記キャピラリ管Tsの場合には、そ
のキャピラリ管Tsを挿入保持できて、その外径が上記
標準管Tの外径とほぼ等しいキャピラリホルダ25が上
記丸穴h1,h2に挿入保持可能とされている。
【0025】そして、この2種類の試験容器は、各傾斜
保持具11,11,…の左下側に取付けられた2ケのマ
イクロスイッチMS1とMS2とにより検出され区別さ
れる。すなわち、マイクロスイッチMS1とMS2の双
方共がONの場合は、試験容器として標準管Tが用いら
れており、マイクロスイッチMS1がONでMS2がO
FFの場合には、試験容器としてキャピラリ管Tsが使
用されていると判別される。
【0026】投光手段14は、サンプル(赤沈測定液)
が収容された試験容器Tに対して光(投射光)14aを
投射するためのもので、発光源LDと、この発光源LD
からの投射光14aを試験容器Tにまんべんなく均一に
当てるための散光板21とを備えており、本実施形態で
は上記散光板21は各傾斜保持具11,11,…の後面
に取付けられた形態とされている(図3および図4(c)
参照)。
【0027】発光源LDとしては、LED(発光ダイオ
ード)アレイ、好適には可視光を発光する赤色LEDア
レイや赤外線を発光する赤外LEDアレイ等が用いられ
るが、この発光源LDと上記散光板21,21,…は試
験容器Tの傾斜角度と同一の傾斜角度に設定されてい
る。
【0028】受光手段15は、試験容器Tを挟んで投光
手段14に対向配置されたCCDラインセンサやフォト
ダイオードアレイ等、少なくとも上記試験容器内の血液
試料の全体を同時に撮像可能な撮像素子からなるライン
センサLSと、試験容器T内を透過した発光源LDから
の光14bを、上記ラインセンサLSに収束させる対物
レンズLLとを備えて構成される。
【0029】位置検出手段16は、試験容器Tの測定位
置にてターンテーブル12を正確に停止させるための手
段で、アナログアンプ22とA/D変換回路23を主要
部として構成され、ラインセンサLSの光電変換出力V
を検出に利用する。
【0030】ラインセンサLSの光電変換出力Vは、図
6に示すように試験容器T内の内容物に対応した光の透
過量により変化する。すなわち、サンプルの存在しない
空間S0の透過量が最も大きくVaで示され、次にサン
プルS1(血漿)の透過量は、血漿の存在により光が減
衰されて低下しVbとなり、サンプルS2(血球層)の
透過量は血球の存在により、そのほとんどが減衰されて
0に等しくなる。
【0031】位置検出手段16は、この光電変換出力V
aを用いる。すなわち、ある試験容器T内の赤沈を測定
する場合、測定開始と同時にターンテーブル12が回転
を始め、試験容器Tが測定位置に近づくと、発光源LD
からの光が試験容器T内の空間S0を透過しはじめ、ラ
インセンサLSからわずかな光電変換出力Va(図6の
破線120)が検出される。
【0032】そして、この光電変換出力VaがA/D変
換回路23でA・D変換されて演算処理部19に取込ま
れ、その結果制御部18へパルスモータ13の減速指令
が与えられて、ターンテーブル12が定速回転モードか
ら減速回転モードとなる。
【0033】ターンテーブル12が減速回転すると、光
電変換出力Vaが徐々に増加して最大値を迎え(図6の
破線121)、その後減少して試験容器Tが測定位置か
ら遠ざかると0となる。この時の光電変換出力Vamax
の値を演算処理部19にて記憶しておく。
【0034】続いて制御部18へパルスモータ13の増
速指令が与えられて、ターンテーブル12が減速回転モ
ードから定速回転モードに戻り、上記試験容器Tが再び
測定位置に近づくと、上記のようにターンテーブル12
が減速回転して光電変換出力Vaが上記と同様の経時的
変化をたどるが、この時の光電変換出力Vaの値と、前
回記憶しておいた光電変換出力Vamax とを、演算処理
部19で減速回転モード中比較しておき、このVaがV
amax に等しいか減少に入った時に、制御部18へパル
スモータ13の停止指令を与えてターンテーブル12を
停止する。
【0035】信号処理部17は、ラインセンサLSの光
電変換出力Vを検出し、その経時的変化を測定する。こ
の出力変化は、先にも述べたように試験容器Tの内容物
に対応し、たとえば、図6に示すようになり、Vaは空
間S0を透過した光の受光量を表し、VbはサンプルS
1(血漿)を透過した光の受光量を表す。なお、サンプ
ルS2(血球層)は光がほとんど透過せず0である。
【0036】上記光電変換出力Vは、試験容器Tの端
部、本実施形態においてはキャップ24と空間S0との
境界B1と、この空間S0と血漿S1との境界B2およ
び血漿S1と血球層S2との境界B3で大きく変化す
る。
【0037】この境界のうち境界B1と境界B2との位
相は、同一の試験容器に対して変化せず、境界B3のみ
が変化する。すなわち、測定開始時は境界B3は存在し
ないが、測定開始からしばらくして赤血球の集合体が沈
降して集積が始まると、時間経過に伴い境界B3が発生
して、それが下方(図6の矢符G参照)に移動して12
2で示す位置に光電変換出力Vbを生じる。
【0038】そして、さらに沈降が進んで赤沈測定に最
適なタイミングにおいては、境目B3が図6の123の
位置に移動している。この時の光電変換出力Vbは、境
界B3が122の位置における光電変換出力Vbとほぼ
等しい。
【0039】信号処理部17は、上記3つの境界位置の
光電変換出力VaとVbを処理して、演算処理部19へ
位置パルス(ラッチ信号)を送出するものである。
【0040】すなわち、光電変換出力V(VaおよびV
b)を一次微分して一次微分波形f’を得、二次微分し
て二次微分波形f''を得る。その後一次微分波形f' と
設定値L1との比較からクリッピング信号Aおよび、同
じく一次微分波形f' と設定値L2との比較からクリッ
ピング信号Dを得る。一方、二次微分波形f''からゼロ
クロス信号BおよびEを得る。さらに、クリッピング信
号Aとゼロクロス信号Bとの比較一致から境界B1の位
置パルス(ラッチ信号)Cを得、やはりクリッピング信
号Dとゼロクロス信号Eとの比較一致から境界B2の位
置パルス(ラッチ信号)Fを得る。
【0041】このように、本発明の赤沈測定装置におい
ては、信号処理部17において光電変換出力V(Vaお
よびVb)を処理することにより、測定開始後しばらく
して発生し、かつ時間の経過にともなって下降する血漿
S1と血球層S2との境界B3の高さ位置の経時的変化
(沈降状態)が検出される。
【0042】演算処理部19は、上記信号処理部17の
検出結果に基づいて、上記境界B3の沈降が開始されて
から比較的初期の時点で、終局的な赤沈の値を演算予測
するものである。
【0043】具体的には、この赤沈の値の予測は、ま
ず、上述したように予め複数の被験者を対象として赤沈
測定をした際に得た、境界B3が下降する際の経時的変
化(沈降状態)を、血漿S1の高さ寸法(沈降値)と測
定時間(沈降開始からの経過時間)の関係のデータ(標
準値)として演算処理部19に設けられる記憶装置19
aに記憶させておく。なお、この標準値は試験容器の種
別や試験容器の傾斜角度などによって相違するので、演
算処理部19には、実際に赤沈測定を行う条件に応じた
標準値を記憶させておく。
【0044】ここで、図7は血液試料としてクエン酸ナ
トリウム溶液1に対し血液4の混合液を用い、試験容器
として20°の傾斜で保持した標準管Tを用いた場合の
標準値の一例を示しており、このような条件下で赤沈を
測定すると、図示のようにまず境界B3が発生してこの
境界B3が血液試料の上端面から約1.5mmないし2
mmほど降下するまでの間は符号130で示すように上
記境界B3は緩やかに沈降する。そして、その後は上記
境界B3は符号131で示すようにより急激に降下し、
ある程度時間が経過すると再び符号132で示すように
緩やかに降下するという特徴を有する。
【0045】なお、図において符号P1は境界B3の沈
降速度が急激に上昇するポイント(図示の場合、沈降値
が1.5mmのポイント)を示しており、また符号P2
は境界B3の降下が再び緩やかになるポイントを示して
いる。また、このような関係はサンプルの数によって多
少は変動するが、被験者の性別や年齢などの条件を揃え
てサンプルの数をある程度増やすことによって、ある程
度一定の特性を得ることが可能である。
【0046】演算処理部19では、このようにして得た
標準値と上記信号処理部17の検出結果とを比較するこ
とにより、赤沈の予測値を演算する。具体的には、たと
えば、境界B3が降下(沈殿物が沈降)を開始して上記
ポイントP1に達するまでの経過時間t1の遅速や、上
記ポイントP1からP2までの間の単位時間当たりの沈
降値の増加量の比較、さらにはこれら両者の総合的な比
較によって赤沈の値を予測演算する。
【0047】また、この他上記演算処理部19では、経
時的に検出される境界B3の下降状況、つまり信号処理
部17の検出結果が、たとえば図8の符号140に示す
ように図7の特性と近似した曲線を描く場合には赤沈は
正常と判断し、信号処理部17の検出結果が、図8の符
号141に示すような場合、つまり、ポイントP1に到
達するまでの経過時間t1が標準値より短かかったり、
あるいはポイントP1,P2間における単位時間当たり
の沈降値の増加量が標準値より多い場合、さらにはこら
の双方に該当する場合などには赤沈は亢進と予測する。
さらに、これと反対に図8の符号142に示すように、
経過時間t1が標準値より長かったり、ポイントP1,
P2間での単位時間当たりの沈降値の増加量が標準値よ
り少ない場合、さらにはこれらの双方に該当する場合な
どには赤沈は遅延と予測する。
【0048】このように本発明の赤沈測定装置5では、
境界B3の降下開始から試験容器内を透過した光の光量
変化を受光手段15で電気的に検出し、この検出値から
上記境界面の下降状況(沈降状態)を信号処理部17で
検出する一方、このようにして得られた検出値と上述し
た標準値について、経過時間t1やポイントP1,P2
間における単位時間当たりの沈降値の増加量を比較する
ので、赤沈測定開始から比較的早い段階で赤沈測定結果
の予測や、正常/亢進/遅延の予測を行うことができ、
赤沈測定を極めて短時間で行うことができるようにな
る。
【0049】なお、演算処理部19は、このような赤沈
の予測の他、パルスモータ13,LEDアレイLD、ラ
インセンサLS等を制御するための制御部18への指令
部としての役も司る。
【0050】インターフェース部20は、演算処理部1
9で予測された結果を赤沈データとしてデータ処理装置
6に出力するものである。すなわち、このインターフェ
ース部20は、上記データ処理装置6との間でデータ通
信を行う通信装置で構成され上記データ処理装置6から
の要求に基づいて演算処理部19での演算結果をデータ
処理装置6に対して送信する。
【0051】ところで、上述した説明においては1本の
試験容器に対する赤沈測定工程を述べたが、他の7本の
試験容器に対しても同様の工程にて赤沈測定が行われ
る。この場合、試験容器の特定は、試験容器Tの上部に
貼られた、誰のサンプルであるかを識別する細帯状のI
DラベルをID読取装置26で読み取ることにより行わ
れる。なお、ID読取装置26は、IDが文字の場合は
文字読取装置が用いられ、IDがバーコードの場合はバ
ーコードリーダが用いられる。
【0052】しかして、以上のように構成された赤沈測
定装置において、投光手段14,受光手段15に対し
て、ターンテーブル12によりサンプルが収容された試
験容器T,T…を回転させながら投射光14aを投射す
る。そして、この時まずID読取装置26が試験容器上
のIDラベルを読み取り、試験容器の特定が行われる。
【0053】そして、前述したような受光手段15のラ
インセンサLSにより、試験容器Tを透過する透過光1
4bの光量を電気信号として検出し、ターンテーブル1
2の停止位置決めと、赤沈測定が行われ、その赤沈測定
結果が上記IDとともにインターフェース部20を介し
てデータ処理装置6に送信される。
【0054】なお、試験容器Tは8本ともセットする必
要はなく、経時的にセットしても良く、また歯抜け状に
セットされた状態での測定も、上記IDラベルの利用に
より容易に行える。
【0055】また、本実施形態においては、標準管Tの
みならずキャピラリ管Tsでの測定がキャピラリホルダ
25の使用により可能であり、この場合の測定方法は標
準管Tの場合と同じである。
【0056】データ処理装置6は、上記血球形態測定装
置1、血球数測定装置2、血液生化学測定装置3、免疫
血清測定装置4および上記赤沈測定装置5から出力され
る各測定結果のデータ(血球形態データ、血球数測定デ
ータ、血液生化学データ、免疫血清データ、血沈デー
タ)を取得して、これらのデータを後述する所定のフォ
ーマットにしたがって上記表示装置7に表示させるため
の処理装置であって、具体的には、上記表示装置7で表
示可能な画像データの生成を行うコンピュータで構成さ
れる。つまり、このデータ処理装置6は、上記各測定装
置1〜5から得られたデータを上記所定のフォーマット
(たとえば国際標準法に基づく表示方式など)の画像デ
ータに置き換えて表示装置7に出力する。
【0057】また、このデータ処理装置6は、好ましく
は図1に示すようにデータ記憶装置61を備えて構成さ
れ、上記各測定装置1〜5から入力される測定結果のデ
ータ(血球形態データ、血球数測定データ、血液生化学
データ、免疫血清データ、血沈データの各データ)を患
者毎に分けて蓄積データとして蓄積記憶するものとされ
る。なお、その際のデータ(患者)の識別には上述した
ID読取装置26で読み取ったIDなどが用いられる。
【0058】そして、上記各測定装置1〜5で取得した
データを表示装置7に表示させる際には、直近に測定し
たデータだけでなく、上記蓄積データも同時に表示し
て、両者を比較可能とするのが好ましい。つまり、各測
定装置1〜5から測定結果のデータが入力されると、こ
の入力されたデータが示す患者に関する蓄積データをデ
ータ記憶装置61から読み出して、入力されたデータと
ともに蓄積データを表示装置7に表示する。これによ
り、現在の測定結果と過去の測定結果の双方が表示装置
7に表示されるので、患者の病状の変化を容易に把握す
ることが可能となる。
【0059】またその他、上記データ記憶装置61に、
たとえば病状判断の参考用として、症例毎の参考値(血
球形態や血球数、赤沈などの参考的な値)を記憶させて
おき、これらのデータも同時に表示装置7に表示するよ
うにしておくことにより、病状判断が容易となる。
【0060】さらに、このデータ記憶装置61に、血球
形態、血球数、血液生化学および免疫血清の各データと
血沈データとの関係から予測される病状を特定するため
のデータ(病状判断用データ)を予め記憶させておき、
データ処理手段6において、上記血球形態測定装置1か
ら得られる血球形態データ、血球数測定装置2から得ら
れる血球数測定データ、血液生化学測定装置3から得ら
れる血液生化学データ、免疫血清測定装置4から得られ
る免疫血清データのうち少なくとも一つの測定データと
上記赤沈測定5から得られる赤沈データとの組み合わせ
と、上記病状判断用データとに基づいて、予測される症
例等を表示させる画像信号を生成して、予測される病状
を上記表示装置7に表示するように構成することもでき
る。
【0061】表示装置7は、上記データ処理装置6から
出力される画像データを表示するための装置であって、
CRTや液晶ディスプレイなどの画像表示装置で構成さ
れる。
【0062】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可
能である。
【0063】たとえば、上記実施形態において、試験容
器Tが8ヶ所の傾斜保持具11,11,…全部にセット
されていなくても、赤沈測定は可能であるが、各傾斜保
持具11,11,…に対応して試験容器T,T,…の有
無や測定終了を知らせるLED等の表示灯を配置しても
良い。
【0064】また、上記実施形態においては、散光板2
1は、各々の傾斜保持具11,11,…に取り付けられ
ているが、1枚の散光板をLEDアレイLDと傾斜保持
具との間に設ける構成としても良い。
【0065】さらに、上記実施形態においては、受光手
段15としてラインセンサLSを用いたが、CCDイメ
ージセンサを用いてもよい。
【0066】また、上述した実施形態では、赤沈測定装
置5の演算処理部19で予測した演算結果を赤沈データ
としてデータ処理装置6に入力する構成を示したが、こ
のような予測値ではなく境界の沈降状況をリアルタイム
でデータ処理装置6に送信するように構成することも可
能である。
【0067】また、上述した実施形態では、赤沈測定装
置5の他に血球形態、血球数、血液生化学、免疫血清の
各測定装置1〜4を備える構成を示したが、血球形態、
血球数、血液生化学、免疫血清の各測定装置1〜4は少
なくともいずれか一台が設けられていればよく、これら
の組み合わせは適宜変更可能である。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の血液検査
システムによれば、血球形態測定を行う血球形態測定装
置、血球数測定を行う血球数測定装置、血液生化学測定
を行う血液生化学測定装置、免疫血清測定を行う免疫血
清測定装置のうちの少なくとも一つの測定装置と、赤沈
測定を行う赤沈測定装置とに共通して各測定装置の測定
結果を所定のフォーマットの画像信号に生成するデータ
処理装置と、該データ処理装置から出力される画像信号
を表示する表示装置とが設けられていることから、従来
の血液検査システムに赤沈測定のデータの取り込みや表
示が行えるので、病状の特定に有利な血液検査システム
を提供できる。
【0069】また、上記赤沈測定装置が試験容器を所定
の傾斜角度をもって保持して、自然対流による上記沈降
物の沈降を促進させながら、沈降物の沈降開始初期時に
おける沈降状態を検出し、この検出値と予め得ておいた
標準値とを比較して、沈降開始の初期段階で沈降物の沈
降速度を算出するので、試験容器を所定の傾斜角度をも
って保持したことにより赤血球の集合塊の生成を促進し
てその沈降速度を早めるだけでなく、標準値との比較に
より赤沈の測定結果を予測して、その予測結果を赤沈の
測定結果としてデータ処理装置に入力しているので、病
状特定の有力な資料となる赤沈測定の結果を血球形態や
血球数などとともに迅速に表示することができ、初期診
断や緊急の医療措置が必要な場合において非常に有効と
なる。
【0070】しかも、赤沈測定装置を血液検査システム
に組み込んだことから、血算の残血を血沈測定に用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る血液検査システムの概略構成を示
すブロック図である。
【図2】同血液検査システムに用いられる赤沈測定装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図3】同赤沈測定装置の投光手段、傾斜保持手段、お
よび受光手段の相対位置関係を示す平面図である。
【図4】同赤沈測定装置における傾斜保持手段の概略構
成を示し、図4(a) は、標準管を用いた場合の図3のP
矢視図、図4(b) は、キャピラリ管を用いた場合の図3
のP矢視図、図4(c) は、図4(a) のQ矢視図である。
【図5】同赤沈測定装置における投光手段、試験容器、
および受光手段の相対位置関係の一例を示す図である。
【図6】同赤沈測定装置において、投射光が、試験容器
内の空間、血漿および血球層中を透過する場合の透過光
のライン光量(光電変換出力)と、その信号処理部にお
ける信号処理波形とを示す線図である。
【図7】血漿と血球層との境界の沈降状態の標準値の一
例を示す特性図である。
【図8】図7の標準値との比較による赤沈の予測例を示
す説明図である。
【図9】従来の血液検査システムの概略構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 血球形態測定装置 2 血球数測定装置 3 血液生化学測定装置 4 免疫血清測定装置 5 赤沈測定装置 6 データ処理装置 7 表示装置 11 傾斜保持具(傾斜保持手段) 12 ターンテーブル 13 パルスモータ(回転駆動手段) 14 投光手段 15 受光手段 16 位置検出手段 17 信号処理部(沈降状態検出手段) 18 制御部(制御手段) 19 演算処理部(沈降速度演算手段、標
準値記憶手段) 20 インターフェース部 14a 投射光 14b 透過光 21 散光板 22 アナログアンプ 23 A/D変換回路 25 キャピラリホルダ 51 データ記憶装置(データ記憶手段) T 標準管 Ts キャピラリ管 LD LEDアレイ(発光源) LE LED(発光素子) LL 対物レンズ LS ラインセンサ(撮像素子) PS 光センサ(受光素子) S0 空間 S1 血漿 S2 血球層 B1 試験容器のキャップと空間との境界 B2 血漿の液面 B3 血漿と血球層との境界 Va 空間S0の透過光量を表す信号 Vb 血漿S1の透過光量を表す信号 MS1 マイクロスイッチ MS2 マイクロスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 35/02 G01N 35/02 G 35/04 35/04 A (72)発明者 田渕 倫美 大阪府大阪市西区新町1丁目1番17号 長 瀬産業株式会社内 (72)発明者 谷口 佳範 大阪府枚方市新町1丁目12番1号 セファ テクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA02 AA04 AA05 AA14 FA12 FA25 GA01 JA01 JA04 JA06 2G058 AA09 CC17 CD04 GA03 GD01 GD07 GE02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血球形態測定を行う血球形態測定装置、
    血球数測定を行う血球数測定装置、血液生化学測定を行
    う血液生化学測定装置、免疫血清測定を行う免疫血清測
    定装置のうちの少なくとも一つの測定装置と、赤沈測定
    を行う赤沈測定装置と、これら各測定装置と接続され、
    各測定装置の測定結果を所定のフォーマットの画像信号
    に生成するデータ処理装置と、該データ処理装置から出
    力される画像信号を表示する表示装置とからなることを
    特徴とする血液検査システム。
  2. 【請求項2】 前記赤沈測定装置は、血液試料が収容さ
    れた試験容器を傾斜状に保持する傾斜保持手段と、前記
    試験容器に光を投射する投光手段と、前記試験容器を挟
    んで前記投光手段に対向して設けられ、前記試験容器内
    を透過した光を受光して光電変換する受光手段と、この
    受光手段出力から前記血液試料中の上澄み液と沈降物と
    の境界面の経時的な位置変化を検出する沈降状態検出手
    段と、沈降物の沈降状態の経時的変化の標準値を記憶す
    る標準値記憶手段と、前記沈降状態検出手段の検出結果
    と前記標準値とを比較して、前記試験容器内の沈降物の
    沈降速度を演算する沈降速度演算手段と、前記沈降速度
    演算手段での演算結果を前記データ処理装置に出力する
    データ出力手段を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の血液検査システム。
  3. 【請求項3】 前記受光手段は、少なくとも前記試験容
    器内の血液試料の全体を同時に撮像可能な撮像素子の形
    態とされ、 前記沈降状態検出手段は、前記撮像素子で得られた画像
    の経時的な光量変化から前記血液試料中の上澄み液と沈
    降物との境界面の経時的な位置変化を検出することを特
    徴とする請求項2に記載の血液検査システム。
  4. 【請求項4】 前記傾斜保持手段が、ターンテーブル上
    に円周上に配設された複数の傾斜保持具からなり、 前記ターンテーブルを回転させ測定位置にて停止させる
    回転駆動手段と、前記沈降状態検出手段および前記回転
    駆動手段を同期して制御する制御手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の血液検査システム。
  5. 【請求項5】 前記試験容器の傾斜角度を15°〜25
    °に設定したことを特徴とする請求項2から4のいずれ
    か一つに記載の血液検査システム。
  6. 【請求項6】 前記各測定装置で得られた測定結果デー
    タを読み出し可能に蓄積記憶するデータ記憶手段を備
    え、 前記データ処理手段は、各測定装置から入力される測定
    結果のデータとともに前記データ記憶手段に蓄積記憶さ
    れた過去のデータを表示させる画像信号を生成すること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の血
    液検査システム。
  7. 【請求項7】 前記データ処理手段は、前記血球形態測
    定から得られる血球形態データ、血球数測定から得られ
    る血球数測定データ、血液生化学測定から得られる血液
    生化学データ、免疫血清測定から得られる免疫血清デー
    タのうち少なくとも一つの測定データと、前記赤沈測定
    から得られる赤沈データとの組み合わせから、予測され
    る症例等を表示させる画像信号を生成することを特徴と
    する請求項2から6のいずれか一つに記載の血液検査シ
    ステム。
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