JP5111082B2 - フレーム遅延発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、伝送されるフレームに対し遅延を発生させるフレーム遅延発生装置に関する。
現在、インターネットサービス用ネットワークと電話サービス用の電話網とが別々に構築されており、NGN(Next Generation Network)は、次世代に向けて、IP(Internet Protocol)技術を用いてQoS(Quality of Service)やセキュリティを向上させたIP通信網として双方のネットワークを統合することで、現行の公衆網を代替し、電話だけでなくテレビ放送もリアルタイムに伝送できるように開発されている。
リアルタイム通信を行うNGNなどでは、フレームの伝送過程で過度に遅延が発生してしまうと、電話や放送などのサービスが提供できなくなるため、どの程度の遅延が許容できるのかを試験することが必要となる。
従来のフレーム遅延発生装置としては、ギガビットイーサネット(登録商標)光ファイバメディアシステム(1000BASE−X)におけるネットワークエミュレーション機能を備え、メディアアクセス制御(MAC)層終端を行うことなく、入力フレームに遅延を与え回路規模の削減を図るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のフレーム遅延発生装置のブロック図を図6に示す。試験対象装置9Aと試験対象装置9Bとの間にフレーム遅延発生装置50がイーサネット(登録商標)で接続されている。試験対象装置9Aと試験対象装置9Bと間で、例えばIP電話など、リアルタイムに行われるサービスのフレームが伝送されることを想定し、フレーム遅延発生装置50を介在させて、フレーム遅延発生装置10がリアルタイムに伝送されるフレームを遅延させる試験を行う。
フレーム遅延発生装置50は、入力されたフレームのうち、所定のMACアドレスなどをもつ特定のフレームを抽出するフィルタ回路51、フレームを書込むメモリ52と、メモリ52に書き込まれたフレームおよびフレーム抽出部51によって抽出されないフレームを出力するフレーム出力部53を備えている。また、フィルタ回路51は、特定のフレームをメモリ52に一時的に書き込むことで、一定時間、特定のフレームを遅延させることができる。また、フィルタ回路51は、特定のフレームでなく全てのフレームをメモリ52に一時的に書き込むことで、回線で伝送される全てのフレームに遅延を一定時間の間与えることもできる。なお、全てのフレームに遅延を与える際の最大の遅延時間は、フレーム遅延発生装置50に搭載されたメモリ52の容量を回線の伝送速度で割れば求まる。
特開2005−184512号公報
しかしながら、従来のフレーム遅延発生装置50では、特定のフレームに遅延を一定の遅延時間与える際、特定のフレームの伝送速度が一定とは限らず突発的に速くなることもあり、搭載しているメモリ52の容量が小さいとフレームがメモリ52から溢れてしまうため、フレームを遅延できなくなる恐れがある。従って、従来のフレーム遅延発生装置50では、搭載しているメモリ52にある程度余裕をもたせるため、余裕の分のメモリを増設する必要があるが、メモリの増設はコスト高になり、メモリの実装スペースを確保するため大型化してしまう。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、特定のフレームに遅延を与える際のメモリの増設によるコスト高や実装スペースの拡大を抑えて小型化できるフレーム遅延発生装置を提供することを目的とする。
本発明のフレーム遅延発生装置は、入力されたフレームのうち特定のフレームを抽出するフレーム抽出部と、前記特定のフレームを構成するデータが書込まれるライトバッファと、第1のクロック速度変換バッファを有し、前記フレーム抽出部によって抽出された特定のフレームを構成するデータを第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度よりも遅い第2のクロック速度で出力することで前記データを遅延させてから前記ライトバッファに書き込む第1の遅延制御部と、第2のクロック速度変換バッファを有し、前記ライトバッファに書き込まれたデータを前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度で出力する第2の遅延制御部と、前記入力フレームから前記特定のフレームを抽出した後の残りのフレームに前記第2の遅延制御部から出力されたデータによって構成される前記遅延を持たせたフレームを付加して出力するフレーム出力部とを備えた構成を有している。
この構成により、データを遅延させるメモリを不要とし、特定のフレームを構成するデータを入力するときのクロックとデータを出力するときのクロックとの差分でデータを遅延させるため、特定のフレームに遅延を与える際のメモリの増設によるコスト高や実装スペースの拡大を抑えて小型化できる。
また、本発明のフレーム遅延発生装置は、入力されたフレームのうち特定のフレームを抽出するフレーム抽出部と、前記特定のフレームを構成するデータが書込まれるライトバッファと、第1のクロック速度変換バッファを有し、前記フレーム抽出部によって抽出された特定のフレームを構成するデータを第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度よりも遅い第2のクロック速度で出力することで前記データを遅延させてから前記ライトバッファに書き込む第1の遅延制御部と、前記ライトバッファに書込まれているデータを書込むメモリと、前記メモリから転送されたデータを蓄積するリードバッファと、第2のクロック速度変換バッファを有し、前記リードバッファに書き込まれたデータを前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度で出力する第2の遅延制御部と、前記入力フレームから前記特定のフレームを抽出した後の残りのフレームに前記第2の遅延制御部から出力されたデータによって構成される前記遅延を持たせたフレームを付加して出力するフレーム出力部とを備えた構成を有している。
本発明は、特定のフレームに遅延を与える際のメモリの増設によるコスト高や実装スペースの拡大を抑えて小型化できるフレーム遅延発生装置を提供するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るフレーム遅延発生装置で試験を行う際の試験構成図を示したものである。
試験対象装置9Aと試験対象装置9Bと間にフレーム遅延発生装置10がイーサネット(登録商標)で接続されている。試験対象装置9Aと試験対象装置9Bとの間で、例えばIP電話など、リアルタイムに行われるサービスのフレームが伝送されることを想定し、フレーム遅延発生装置10を介在させて、フレーム遅延発生装置10がリアルタイムに伝送されるフレームを遅延させる試験を行う。
フレーム遅延発生装置10には、試験対象装置9Aから送信されたフレームが入力され、フレーム遅延発生装置10は、入力されたフレームを遅延させてから試験対象装置9Bに出力するようになっている。以下、フレーム遅延発生装置10について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係るフレーム遅延発生装置10のブロック図である。
フレーム遅延発生装置10は、フレーム抽出部11、遅延制御部12、ライトバッファ13、メモリ14、リードバッファ15、バス切替回路16、メモリ制御部17、遅延制御部18、およびフレーム出力部19によって構成されている。
フレーム抽出部11は、入力されたイーサネット(登録商標)のフレームのうち特定のフレームを抽出するようになっている。特定のフレームは、所定の宛先MACアドレスなどを含むものでもよく、送信元MACアドレス、宛先MACアドレスや送信元MACアドレスの組合せ、さらに、IPアドレスとの組合せを含むものでもよい。また、特定のフレームは、特定のアドレスを含むフレームに限定することはなく、アドレスでない他の情報要素を含むフレームでもよい。
また、フレーム抽出部11は、入力されたフレーム全て、すなわち回線を介して伝送される全てのフレームに対して遅延させるため、全てのフレームを抽出するようにしてもよい。
遅延制御部12は、フレーム抽出部11によって抽出された特定のフレームを構成するデータを遅延させてからライトバッファ13に書き込むようになっている。
データを遅延させる手段を実現するため、例えば、遅延制御部12は、データを入力するときのクロック速度とデータを出力するときのクロック速度とが異なるように構成されている。すなわち、フレーム遅延発生装置10は、図2のとおり回路を駆動するためのラインクロックドメイン、中間クロックドメイン、メモリクロックドメインとして3つのクロック速度を有している。
遅延制御部12は、例えば、図3に示すクロック速度変換回路で構成されている。図3に示すクロック速度変換回路20は、クロック速度変換バッファ書き込み制御部21、書込アドレス部22、クロック速度変換バッファ23、フル制御部24、フレームエンド位置記憶部25、読出開始検出部26、クロック速度変換バッファ読み出し制御部27、読出終了検出部28、および読出アドレス部29によって構成されている。
クロック速度変換バッファ書き込み制御部21には、フレーム抽出部11から出力されたフレームが入力され(dt_in)、クロック速度変換バッファ書き込み制御部21は、フレームが入力されている間、書き込み有効信号wen1を出力し、フレームの入力が終了すると書き込み有効信号wen1の出力を停止するようになっている。
クロック速度変換バッファ書き込み制御部21は、クロック速度変換バッファ23が所定サイズ分のデータを書き込むときの記憶領域のアドレスwcntを出力するようになっており、具体的には、次の書き込むサイズに合わせてアドレスwcntをインクリメントし、そのアドレスを出力するようになっている。
書込アドレス部22には、書き込み有効信号wen1およびフレーム抽出部11から出力されたフレームが入力され、書込アドレス部22は、入力されたフレームからフレーム長を取得し、フレーム長から、クロック速度変換バッファ23の記憶領域におけるフレームの終端位置のアドレスwadrを求め、書き込み有効信号wen1の出力が停止すると、アドレスwadrを出力するようになっている。また、アドレスwadrを出力している間、書き込み有効信号wen2を出力し、アドレスwadrの出力が終了すると書き込み有効信号wen2の出力を停止するようになっている。
クロック速度変換バッファ23には、書き込み有効信号wen1、アドレスwcntおよびフレーム抽出部11から出力されたフレームが入力され、クロック速度変換バッファ23は、書き込み有効信号wen1が入力されている間、フレームを構成する所定サイズ分のデータをアドレスwcntから書き込むようになっている。
また、クロック速度変換バッファ23には、読み出し有効信号renおよびアドレスrcntが入力され、クロック速度変換バッファ23は、読み出し有効信号renが入力されている間、フレームを構成する所定サイズ分のデータをアドレスrcntから読み出して出力(dt_out)するようになっている。
フル制御部24は、アドレスwcntと、クロック速度変換バッファ23が所定サイズ分のデータを読み出すときのアドレスrcntとを比較することで、クロック速度変換バッファ23に書き込んだデータ量が満杯(フル)になったことを検知したとき、クロック速度変換バッファ書き込み制御部21に対し動作を停止させる。書き込んだデータ量が満杯でないとき、フル制御部24は、クロック速度変換バッファ書き込み制御部21に対し動作を開始させる。
フレームエンド位置記憶部25には、書込アドレス部22から出力された書き込み有効信号wen2およびアドレスwadrが入力され、フレームエンド位置記憶部25は、書き込み有効信号wen2が入力されたとき、アドレスwadrを記憶するようになっている。なお、フレームエンド位置記憶部25は、フレームエンドを表すアドレスwadrを複数記憶することができる。
読出開始検出部26には、アドレスwadrおよびアドレスradrが入力され、読出開始検出部26は、アドレスwadrが入力されたとき、アドレスwadrとアドレスradrとを比較し、双方が一致するまで開始トリガ信号を出力し続ける。また、開始トリガ信号が出力されている最中にアドレスwadrが1回以上入力される場合があるが、読出開始検出部26は、開始トリガ信号の出力を停止した際、それぞれのアドレスwadrが入力されたときの時間間隔に従って開始トリガ信号の出力を開始する。このため、フレーム遅延発生装置10に伝送されたフレームとフレームとの間の伝送時間に従って、フレームがクロック速度変換バッファ23から読み出される。
クロック速度変換バッファ読み出し制御部27には、読出開始検出部26から開始トリガ信号および読出終了検出部28から終了トリガ信号が入力され、クロック速度変換バッファ読み出し制御部27は、開始トリガ信号が出力している間、読み出し有効信号renを出力し、開始トリガ信号の出力が終了して終了トリガ信号が入力されると読み出し有効信号renの出力を停止するようになっている。
クロック速度変換バッファ読み出し制御部27は、クロック速度変換バッファ23が所定サイズ分のデータを読み出すときの記憶領域のアドレスrcntを出力するようになっており、具体的には、次の読み出すサイズに合わせてアドレスrcntをインクリメントし、そのアドレスを出力するようになっている。
読出終了検出部28には、処理中のフレームエンドを表すアドレスがフレームエンド位置記憶部25から入力されるとともに、クロック速度変換バッファ読み出し制御部27からアドレスrcntが入力され、読出終了検出部28は、フレームエンドを表すアドレスとアドレスrcntとを比較し、双方が一致したときにアドレスrcntと共に終了トリガ信号を出力するようになっている。
読出アドレス部29には、読出終了検出部28から終了トリガ信号が入力され、読出アドレス部29は、終了トリガ信号が入力されたとき、アドレスrcntをアドレスradrとし、アドレスradrを出力するようになっている。
ここで、ラインクロックと中間クロックとが同じ速度であった場合のクロック速度変換回路20のフレームの入出力を図4に示す。また、単位時間当たりにクロックで処理されるデータ量とクロック速度は同じであり、図4に示すように、ラインクロックおよび中間クロックで処理されるデータ量はともに、1秒間に1000M(メガ)bitであり(クロック速度は同じ1000Mbit/sとなる)、1目盛がクロックの単位時間である。クロック速度変換回路20には、フレームから分割された1.5単位時間分のデータが入力される。図4には、フレームを構成するデータNO.1からデータNO.4までを図示している。データNO.1からデータNO.4の長さは1.5単位時間分の長さがある。
上段のタイムチャートに示すように、クロック速度変換回路20に対する1.5単位時間分のデータNO.1の入力が終了したとき、中段のタイムチャートに示すようにデータNO.1の出力が開始されるが、入力したときの同じクロック速度であるため、入力したときにかかる時間と同じ時間がデータNO.1の出力にかかる。従って、各データの伝送遅延は殆ど発生しない。
ここで、クロック速度変換回路20からデータが出力された後、遅延制御部18は、下段のタイムチャートに示すように、遅延制御部18は、データが入力されたときのクロック速度と出力されるときのクロック速度が同じであるため、各データの伝送遅延は殆ど発生しない。後述するが、メモリクロックの速度は、中間クロックの速度より2倍以上のクロック速度であるため、メモリクロックによる遅延はない。
また、ラインクロックと中間クロックとが異なる速度であった場合のフレームの入出力を図5に示す。図5に示すように、上段のタイムチャートに係るラインクロックのクロック速度は1000Mbit/sであり、中段のタイムチャートに係る中間クロックのクロック速度は100Mbit/sである。1目盛の単位時間は、ラインクロックの単位時間に合わせている。図5には、フレームを構成するデータNO.1からデータNO.4までを図示している。データNO.1からデータNO.4の長さは1.5単位時間分の長さがある。
上段のタイムチャートに示すように、クロック速度変換回路20に対する1.5単位時間分のデータNO.1の入力が終了したとき、中段のタイムチャートに示すようにクロック速度変換回路20は、データNO.1の出力を開始するが、入力したときのクロック速度よりも10分の1遅いため、入力したときにかかる時間の10倍の時間がデータNO.1の出力にかかる。従って、ラインクロックと中間クロックとが異なる速度であった場合のクロック速度変換回路20は、フレームの伝送速度に対して10分の1の伝送速度に遅延させることができる。
ここで、下段のタイムチャートに係るラインクロックのクロック速度は1000Mbit/sである。クロック速度変換回路20で、フレームの伝送速度に対して10分の1の伝送速度に遅延させた後、下段のタイムチャートに示すように、遅延制御部18は、データが入力されたときのクロック速度よりも出力されるときのクロック速度が10倍早いため、入力したときにかかる時間の10分の1時間でデータNO.1を出力する。従って、ラインクロックと中間クロックとの間でフレームを転送する際に、フレームの伝送速度に対して10分の1遅れてしまった分、フレームの遅延時間が発生する。
なお、フレーム遅延発生装置10は、図4で説明したように、ラインクロックと中間クロックとの差分を無くして回線で伝送されるフレームを遅延させなくてもよいし、図5で説明したように、回線で伝送されるフレームを遅延させるように、ラインクロックと中間クロックとの差分を設けてもよい。
ライトバッファ13は、固定サイズの記憶領域を有しており、ライトバッファ13には、遅延制御部12から出力されたデータが書き込まれる。固定サイズは、例えば、256byte程度のサイズである。
メモリ14は、DDR SDRAM(Double Data Rate Synchronous DRAM)またはSDRAM(Synchronous DRAM)などで構成されており、メモリ14には、ライトバッファ13に書込まれているデータが書き込まれる。
リードバッファ15は、固定サイズの記憶領域を有しており、リードバッファ15には、メモリ14から出力されたデータが書き込まれる。固定サイズは、例えば、256byte程度のサイズである。
バス切替回路16は、ライトバッファ13とメモリ14とを接続した状態からリードバッファ15とメモリ14とを接続した状態に切り替え、また、リードバッファ15とメモリ14とを接続した状態からライトバッファ13とメモリ14とを接続した状態に切り替えるようになっている。
メモリ制御部17は、ライトバッファ13からメモリ14に対するデータの書込みおよびメモリ14からリードバッファ15に対するデータの転送を制御するようになっている。また、メモリ制御部17は、ライトバッファ13とメモリ14とをバス切替回路16に接続させ、所定時間後にリードバッファ15とメモリ14とをバス切替回路16に接続させることを交互に繰り返す。このため、メモリ14とライトバッファ13との接続、メモリ14とリードバッファ15との接続は、所定時間毎に切り替わる。
メモリ14とライトバッファ13とが接続したとき、ライトバッファ13に書き込まれているデータがメモリ14に書き込まれる。また、メモリ14とリードバッファ15とが接続したとき、メモリ14に書き込まれているデータがリードバッファ15に蓄積される。
ライトバッファ13に書き込まれているデータがメモリ14に書き込まれるときのクロック、および、メモリ14に書き込まれているデータがリードバッファ15に蓄積されるときのクロックは、図2に示したようにメモリクロックである。メモリクロックの速度は、中間クロックの速度より2倍以上のクロック速度である。従って、遅延制御部12がライトバッファ13に書き込む速度よりも2倍以上の速度で、ライトバッファ13に書き込まれているデータがメモリ14に書き込まれる。また、リードバッファ15から遅延制御部18に転送される速度よりも2倍以上の速度で、メモリ14に書き込まれているデータがリードバッファ15に蓄積される。
遅延制御部18は、ラインクロックと中間クロックドメインとの差分を戻してリードバッファ15に書き込まれたデータをフレーム出力部19に出力するようになっている。例えば、遅延制御部18は、図3に示すクロック速度変換回路のように構成されるが、図5に示したように遅延制御部12で発生したラインクロックと中間クロックドメインとの差分を戻すように構成される。
フレーム出力部19は、遅延制御部18から出力されたデータによって構成される特定のフレームおよびフレーム抽出部11によって抽出されなかったフレームを出力するようになっている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係るフレーム遅延発生装置の動作について以下に説明する。以下の説明では、図1に示した試験構成でリアルタイムに行われるサービスに係るフレームの伝送が、フレーム遅延発生装置10を介在させて行われているものとする。
(本発明の第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態では、特定のフレームに対する遅延を発生させる形態について図面を参照しながら説明する。この形態では、遅延を発生させるようにラインクロックと中間クロックとの差分があるものとする。
まず、図2に示すように回線を介して伝送される各フレームのうち、所定の宛先MACアドレスなどを含む特定のフレームがフレーム抽出部11によって抽出され、遅延制御部12に出力される。遅延制御部12には、特定のフレームを構成するデータが入力される。ここで、図5の上段および中段で示したように、中間クロックがラインクロックよりも遅いため、遅延制御部12は、入力されたデータをライトバッファ13に書き込むが、入力されたデータは、クロックの差分に応じた遅延が生じてライトバッファ13に書き込まれる。
メモリ制御部17がバス切替回路16にライトバッファ13とメモリ14とを接続させているとき、ライトバッファ13に書き込まれたデータが、メモリ14に書き込まれる。また、メモリ制御部17がバス切替回路16にライトバッファ13とメモリ14とを接続させているとき、メモリ14に書き込まれたデータがリードバッファ15に蓄積される。
メモリ制御部17は、バス切替回路16の接続を所定時間毎に交互に繰り返し、メモリクロックの速度は、中間クロックの速度より2倍以上のクロック速度であるため、ライトバッファ13およびメモリ14に書き込まれるデータの蓄積量が増え続けることはない。
リードバッファ15に書き込まれたデータは、図5の中段および下段で示したように、遅延制御部18によってラインクロックと中間クロックドメインとの差分が戻されて、フレーム出力部19に出力される。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係るフレーム遅延発生装置は、特定のフレームを構成するデータを入力するときのクロックとデータを出力するときのクロックとの差分でデータを遅延させてこの差分を戻してデータを出力するため、遅延させるために必要なメモリを増設することなく、メモリの増設によるコスト高や実装スペースの拡大を抑えて小型化できる。さらに、この場合、メモリ14を使用することにより、所望の遅延時間にすることができ、遅延時間をさらに大きく設定することができる。
なお、フレーム遅延発生装置10は、メモリ14、リードバッファ15、バス切替回路16、およびメモリ制御部17を持たなくてもよく、これらを持たない場合、遅延制御部18が、ラインクロックと中間クロックドメインとの差分を戻してデータをフレーム出力部19に出力する構成とする。
(本発明の第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、回線を介して伝送される全てのフレームに対する遅延を発生させる形態について図面を参照しながら説明する。この形態では、ラインクロックと中間クロックとの差分がないものとする。
まず、図2に示すように回線を介して伝送される全てフレームがフレーム抽出部11によって抽出され、遅延制御部12に出力される。遅延制御部12には、フレームを構成するデータが入力される。ここで、図4で示したように、中間クロックがラインクロックと同じであるため、遅延制御部12は、入力されたデータをライトバッファ13に書き込むが、入力されたデータは、遅延が殆ど生じずライトバッファ13に書き込まれる。
メモリ制御部17がバス切替回路16にライトバッファ13とメモリ14とを接続させているとき、ライトバッファ13に書き込まれたデータが、メモリ14に書き込まれる。また、メモリ制御部17がバス切替回路16にライトバッファ13とメモリ14とを接続させているとき、メモリ14に書き込まれたデータがリードバッファ15に蓄積される。
本発明の第2の実施の形態では、メモリ制御部17は、ライトバッファ13から転送されたデータを一定時間が経過するまでメモリ14に蓄積させておき、一定時間が経過した後、メモリ14に蓄積されたデータをリードバッファ15に蓄積させる。メモリクロックの速度は、中間クロックの速度より2倍以上のクロック速度であるため、ライトバッファ13に書き込まれるデータの蓄積量が増え続けることはない。
また、中間クロックがラインクロックと同じであるため、データ遅延が殆ど生じてのおらずライトバッファ13からメモリ14にデータが次々転送されるため、メモリ14は、一定時間が経過しても満杯にならない蓄積容量を有することが必要である。なお、メモリ14では、ライトバッファ13からメモリ14に対するデータの入力、およびメモリ14からリードバッファ15に対するデータの出力が、FIFO(First In First Out)で行われる。
リードバッファ15に書き込まれたデータは、遅延制御部18によって遅延が生じること無くフレーム出力部19に出力される。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係るフレーム遅延発生装置は、遅延制御部12がデータを遅延させないでライトバッファ13に書き込み、メモリ制御部17がメモリ14に書込まれたデータを一定時間遅延させてからリードバッファ15にデータを蓄積させ、遅延制御部18がリードバッファ15に蓄積されたデータを出力するため、回線を介して伝送される全てのフレームに対する遅延を発生させることができる。
以上のように、本発明は、特定のフレームに遅延を与える際のメモリの増設によるコスト高や実装スペースの拡大を抑えて小型化できるという効果を有し、通信機器間で送受信されるデータを試験するための通信試験装置等として有用である。
本発明の実施の形態に係るフレーム遅延発生装置で試験を行う際の試験構成図 本発明の実施の形態に係るフレーム遅延発生装置のブロック図 本発明の実施の形態に係るクロック速度変換回路のブロック図 ラインクロックと中間クロックとが同じ速度であった場合のクロック速度変換回路のフレームの入出力を示す図 ラインクロックと中間クロックとが異なる速度であった場合のフレームの入出力を示す図 従来のフレーム遅延発生装置のブロック図
符号の説明
9 試験対象装置
10、50 フレーム遅延発生装置
11 フレーム抽出部
12 遅延制御部
13 ライトバッファ
14、52 メモリ
15 リードバッファ
16 バス切替回路
17 メモリ制御部
18 遅延制御部
19 フレーム出力部
20 クロック速度変換回路
21 クロック速度変換バッファ書き込み制御部
22 書込アドレス部
23 クロック速度変換バッファ
24 フル制御部
25 フレームエンド位置記憶部
26 読出開始検出部
27 クロック速度変換バッファ読み出し制御部
28 読出終了検出部
29 読出アドレス部
51 フィルタ回路
53 データ切替回路

Claims (2)

  1. 入力されたフレームのうち特定のフレームを抽出するフレーム抽出部(11)と、
    前記特定のフレームを構成するデータが書込まれるライトバッファ(13)と、
    第1のクロック速度変換バッファ(23)を有し、前記フレーム抽出部によって抽出された特定のフレームを構成するデータを第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度よりも遅い第2のクロック速度で出力することで前記データを遅延させてから前記ライトバッファに書き込む第1の遅延制御部(12)と、
    第2のクロック速度変換バッファ(23)を有し、前記ライトバッファに書き込まれたデータを前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度で出力する第2の遅延制御部(18)と、
    前記入力フレームから前記特定のフレームを抽出した後の残りのフレームに前記第2の遅延制御部から出力されたデータによって構成される前記遅延を持たせたフレームを付加して出力するフレーム出力部(19)とを備えたことを特徴とするフレーム遅延発生装置。
  2. 入力されたフレームのうち特定のフレームを抽出するフレーム抽出部(11)と、
    前記特定のフレームを構成するデータが書込まれるライトバッファ(13)と、
    第1のクロック速度変換バッファ(23)を有し、前記フレーム抽出部によって抽出された特定のフレームを構成するデータを第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第1のクロック速度で前記第1のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度よりも遅い第2のクロック速度で出力することで前記データを遅延させてから前記ライトバッファに書き込む第1の遅延制御部(12)と、
    前記ライトバッファに書込まれているデータを書込むメモリ(14)と、
    前記メモリから転送されたデータを蓄積するリードバッファ(15)と、
    第2のクロック速度変換バッファ(23)を有し、前記リードバッファに書き込まれたデータを前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込み、前記第2のクロック速度で前記第2のクロック速度変換バッファに書き込まれた前記データを前記第1のクロック速度で出力する第2の遅延制御部(18)と、
    前記入力フレームから前記特定のフレームを抽出した後の残りのフレームに前記第2の遅延制御部から出力されたデータによって構成される前記遅延を持たせたフレームを付加して出力するフレーム出力部(19)とを備えたことを特徴とするフレーム遅延発生装置。
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