JP5750387B2 - フレーム制御装置、伝送装置、ネットワークシステム、バッファの読み出し制御方法 - Google Patents

フレーム制御装置、伝送装置、ネットワークシステム、バッファの読み出し制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、フレーム制御装置、伝送装置、ネットワークシステム、バッファの読み出し制御方法に係る。本発明は、特に、IEEE802.3規格であるイーサネット(登録商標)等に代表される各種規格に従い、パケット信号を伝送する伝送装置であり、且つ、帯域制限を行うポリシング機能を有する伝送装置において、当該伝送装置に入力されるフレーム間隔を保持したままバッファからフレームを出力し、且つ、データに誤りのある信号に対し廃棄制御が可能なフレーム制御装置、伝送装置、ネットワークシステム、バッファの読み出し制御方法に関する。
ネットワークの急速な発展に伴い、トラフィック量が著しく増加している現在、イーサネット(登録商標)は、WAN(Wide Area Network)で一般的に使用されているSONET(Synchronous Optical Network)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)の伝送装置に比べ大容量で安価な装置であるため広く普及している。
図1に、イーサネット(登録商標)信号であるMAC(Media Access Control)フレームのフォーマットを示す。MACフレームは、MACフレームが開始する事を表すPre(Preamble,8バイト)とMACフレームを転送する宛先のMACアドレスであるDA(Destination Address,6バイト)と、送信元のMACアドレスであるSA(Source Address,6バイト)と、MACフレーム内のユーザデータ長を表すLengthまたはプロトコルタイプを表すTypeの2バイトと、実際に送信するユーザデータ(Data,可変長46〜1500バイト)と、MACフレームのDAからDataまでの範囲でチェックサム計算を行った結果が格納されているFCS(Frame Check Sequence,4バイト)を含む。また、IEEE802.3規格では、フレーム長をDAからFCSまでの長さであると定義されている。
イーサネット(登録商標)の伝送方式には、ストア&フォワード方式がある。ストア&フォワード方式とは、当該装置に入力されたMACフレームの先頭(DA)から最後尾(FCS)までを、一旦バッファに格納してから次の転送先の装置にMACフレームを送出する方式のことである。つまり、ストア&フォワード方式で使用するバッファは、フレーム一時蓄積型のバッファであると言える。ストア&フォワード方式では、MACフレームを一旦バッファに全て格納する為、処理遅延が発生することが想定され得る。ただし、MACフレームを全てバッファに格納することで、FCSを用いてMACフレームのエラー検出を行える利点を持ち、エラーフレームの廃棄制御が可能となる。
また、近年の帯域不足によるユーザデータの遅延やロスなどの課題に対応する為に、伝送装置において帯域を制限する機能を持たせることが主流になりつつある。帯域制限の方式には、一例としてポリシングがある。ポリシングとは、例えば、帯域制限対象のトラフィックに対しあらかじめ設定したビットレートを超過した際、超過分のフレームを廃棄させることで帯域制限を実現する方式である。
尚、特許文献1では可変長ネットワークにおいて正確な帯域制限方法が記載されているが、固定長ギャップがある場合にのみ適用される為、フレーム間のギャップが任意である装置の場合では適用不可である。
特許第4027955号公報
IEEE802.3、P.49、3章、1.1節
従来、ポリシングでは、正常フレームと異常フレームを区別せず帯域制限していた。しかし、最近になって正常フレームのみを帯域制限対象とする要望が強まってきた。なぜならば、正常フレームと異常フレームを区別せず帯域制限を行うと、異常フレーム分の不要な帯域を消費してしまい、帯域を有効に使用することができない場合がある為である。そこで、正常フレームと異常フレームを区別するためにストア&フォワード方式とポリシング機能との組み合わせが考えられる。しかしながら、ストア&フォワード方式のバッファ後段にポリシングを行うポリサ部を有する伝送装置を構成した場合には、次のような課題が生じる。それは、ストア&フォワード方式の様な一時蓄積型のバッファでは、バッファにおける処理遅延が発生し、バッファからの読み出し時にバーストデータとなる場合がある。なお、ここでバーストとは、例えば、フレーム間隔が狭まりフレームが連続的に伝送する状態のことである。このデータをポリサ部へ送信した場合、ポリサ部では、あらかじめ設定したビットレートを超過してしまいポリサ部でフレーム廃棄が発生する確率が高まる場合がある。これは、正確な帯域制限を実施することができない可能性があることを意味する。
上記課題を解決するために、本発明では、エラーフレームの検出・廃棄処理を可能にし、且つ、バッファ処理による入出力のビットレートを変動させることなく正常フレームに対して正確な帯域制限を実現することを目的とする。
上述の課題を解決する為には、バッファに入力される一つのMACフレーム(個別MACフレームと称する)を先頭から最後尾(DAからFCS)まで一旦全て格納し、且つ、バッファに入力されるフレーム列のフレーム間隔を保持したままバッファから個別MACフレームを出力する必要がある。そこで本発明では、入力MACフレームに(システム設計上の)最大フレーム長分の固定遅延を与え、入力時のフレーム間隔を保ったままポリサ部に送信させる。この最大フレーム長は、例えば、伝送規格や通信規格等の規格で定められる、または、システム設計上・装置設計上・伝送設計上定められる。本発明では、一例として、当該伝送装置にMACフレームが入力された事を判定する信号(以下、トップ信号(TOP)と称する)を生成し、且つ入力される個別MACフレームの最大フレーム長分の固定遅延をTOPに付与(シフト制御)し、TOPに対し固定遅延の付与が完了した時点でバッファに格納されていた個別MACフレームを読み出す方式を提案する。
本発明の第1の解決手段によると、
入力された各フレームのエラー判定を行い、エラー判定結果を各フレームに付与するフレーム形成部と、
各フレームが入力されたことを判定するためのフレームの先頭タイミングを表すトップ信号を生成し、前記トップ信号に予め設定された固定遅延を付与するトップ生成制御部と、
前記フレーム形成部から出力された各フレームを記憶するバッファ部と、
前記トップ生成制御部から出力された、固定遅延が付与された各トップ信号のタイミングで前記バッファ部から前記トップ信号に対応する各フレームを読み出し、各フレームに付与された前記エラー判定結果に基づき、各フレームを廃棄又は出力する廃棄制御部と、
前記廃棄制御部から出力された各フレームに対して、帯域制限を行うポリサ部と
を備えたフレーム制御装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
伝送装置であって、
前記伝送装置は、
複数のフレーム制御装置と、
各前記フレーム制御装置からの出力に対して、カプセル化又は他の信号処理を行う複数の信号処理部と、
前記複数の信号処理部からの信号を多重化する多重化部と、
前記多重化部で多重化された信号を所定方路に振り分けるスイッチと、
前記スイッチから出力された各信号を伝送路に出力する複数の伝送路インタフェース部と
を備え、

各前記フレーム制御装置は、
入力された各フレームのエラー判定を行い、エラー判定結果を各フレームに付与するフレーム形成部と、
各フレームが入力されたことを判定するためのフレームの先頭タイミングを表すトップ信号を生成し、前記トップ信号に予め設定された固定遅延を付与するトップ生成制御部と、
前記フレーム形成部から出力された各フレームを記憶するバッファ部と、
前記トップ生成制御部から出力された、固定遅延が付与された各トップ信号のタイミングで前記バッファ部から前記トップ信号に対応する各フレームを読み出し、各フレームに付与された前記エラー判定結果に基づき、各フレームを廃棄又は出力する廃棄制御部と、
前記廃棄制御部から出力された各フレームに対して、帯域制限を行うポリサ部と
を備えた伝送装置が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
上述の伝送装置を複数備え、クライアント装置からの信号をひとつ又は複数の前記伝送装置を経由して他のクライアント装置に伝送するためのネットワークシステムが提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
入力された各フレームのエラー判定を行い、エラー判定結果を各フレームに付与し、
各フレームが入力されたことを判定するためのフレームの先頭タイミングを表すトップ信号を生成し、前記トップ信号に予め設定された固定遅延を付与し、
エラー判定結果が付与された各フレームをバッファ部に記憶し、
固定遅延が付与された各トップ信号のタイミングで前記バッファ部から前記トップ信号に対応する各フレームを読み出し、各フレームに付与された前記エラー判定結果に基づき、各フレームを廃棄又は出力し、
前記エラー判定結果に基づき出力された各フレームに対して、帯域制限を行う、
ッファの読み出し制御方法が提供される。
前述の通り、本発明によると、帯域制限を行うポリサを具備する伝送装置において、エラーフレームの廃棄を可能にしつつ、当該装置に入力される個別MACフレーム間隔を保持したままバッファから個別MACフレームを出力する事が可能となり、バッファ後段のポリサにて正常フレームに対して正確な帯域制限を行うことが可能となる。また、本発明によると、当該MACフレームに対して最大フレーム長分の遅延を与えることで、実際のフレーム長と最大フレーム長の差分時間に、エラーフレームの判定、廃棄処理が可能となる。さらに、本発明によれば、当該バッファへの入力と出力のクロックが異なる場合であっても、正常フレームのみの帯域制限が可能となる。
MACフレームのフレームフォーマットを示す図である。 ネットワークシステムの構成の一例を示す図である。 パケット多重伝送装置の構成例である。 トークンバケット方式の原理図である。 ストア&フォワード方式の課題を示す図である。 本実施の形態による異常フレーム廃棄部及びポリサの構成図である。 クロック乗せ換えを表す図である。 本実施の形態によるMACフレームの動きを示す図である。 本実施の形態によるバッファ読み出し制御方式のフローチャートを示す図である。 本実施の形態において、入出力クロックが異なる場合のフレームの動きを示す図である。 MACフレームの装置内のフレームフォーマットを示す図である。
以下、実施の形態を図面を用いて説明する。
図2は、ネットワークシステムの構成の一例を示す図である。本システムでは、クライアント装置201からのクライアント信号は伝送装置202を介して、送信したい対向側のクライアント装置203に伝送される。本実施の形態は、主に、伝送装置202における伝送方式に関するものである。
図3に、伝送装置202内部の構成を示す。図3に示す伝送装置は、複数種の回線をカプセル化技術により収容し、統計多重化をした後に信号を伝送する装置の一例である。カプセル化技術とは、複数種の信号に対し同一規格のヘッダやフッタをつけることで、同一種の信号と見なして伝送を行う技術の事である。伝送装置202は、低速インタフェース301、スイッチ302、伝送路インタフェース部303を備える。図3において、クライアント装置201からの信号を低速インタフェース301内の異常フレーム廃棄・ポリサ部(フレーム制御装置)304で受け、信号処理部305でカプセル化を行い複数種の信号を収容し、統計多重のためにバッファ306で信号を待たせる。複数のバッファ306からの信号は、多重化部307で多重化され、その多重化された信号はスイッチ302内のバッファ308で受け、スイッチング処理部309で所定方路に振り分けられ、伝送路インタフェース部303を介し伝送路に送出される。本発明及び本実施の形態で主な対象となる箇所は、クライアント装置201から信号を受ける伝送装置202内の異常フレーム廃棄・ポリサ部304に関する。
次に、異常フレーム廃棄・ポリサ部304に含まれるポリサにおける帯域制限(ポリシング)の方法について説明する。ポリシングでは、例えばトークンバケット方式と呼ばれるアルゴリズムが使用される。
図4に、トークンバケット方式の原理図を示す。トークンバケット方式では、トークンと呼ばれるフレーム長に対応したカウンタ値を用いる。また、トークンを溜めておくためのバケット(またはバケツ)と呼ばれるカウンタを用意し、このバケットは設定帯域に応じたレートでトークンの加算(トークン補給と呼ぶ)を行う。また、ポリサにフレームが到着した時、フレームを送出できるための十分なトークンがバケットにある場合、ポリサは、フレームを送出しフレーム長に応じたトークンをバケットから減算する(トークン消費と呼ぶ)。ここで、バケット内にフレームを送出できるための十分なトークンが溜まっていない場合は、ポリサは、フレームを廃棄処理することで帯域制限を行う。また、ポリサは、フレーム廃棄の際はトークン消費を行わず、トークン補給を継続する。尚、トークンバケット方式ではバケットの深さB(トークンが溜められる最大値)を大きくすることで、一時的に発生するビットレートが高くなる区間(バーストと呼ぶ)が発生しても、ポリサは、バケットが空(トークンが0)になることなくフレームを伝送することが可能となる。ただし、バーストが長く続くような場合、バケットが空になりフレーム廃棄が発生する。
次に、本発明及び本実施の形態が解決する課題について説明する。
図5は、ストア&フォワード方式を採用した場合に、帯域制限を行う異常フレーム廃棄・ポリサ部304での課題を示す図である。図5(1)は、伝送装置202に入力するMACフレームのフレーム列である。図5(2)は、ストア&フォワード方式を採用した場合の異常フレーム廃棄・ポリサ部304内のバッファから出力されるMACフレームのフレーム列を示している。入力フレームの先頭MACフレームをNo.1、最終MACフレームをNo.5とし、No.1〜No.5のMACフレームの一つ一つを個別MACフレームと呼ぶこととする。ストア&フォワード方式の様な一時蓄積型のバッファでは、個別MACフレーム毎に一旦バッファで格納してからFCSによるエラーチェックを行い、バッファに個別MACフレームの格納が完了した時点でフレームの読み出しが開始可能となる。上述のストア&フォワード方式では、個別MACフレームを一旦バッファに格納するため、バッファでの処理遅延が発生してしまうことが想定される。その為、連続的にMACフレームがバッファに入力される場合、バッファによる処理遅延により個別MACフレームの読み出しが完了するまで後続のMACフレームを読み出すことができず、バッファで後続のフレームが待たされてしまう場合がある。データ長が長ければ長いほどこの待機時間が長くなる為、データ長の長い個別MACフレームの読み出し後は、個別MACフレーム間のギャップが短くなり瞬時的にビットレートが高くなる区間(バースト)が発生する。バーストとは、例えば、図5(2)に示すように(個別MACフレーム1〜4)、フレーム間隔が狭まりフレームが連続的に伝送する状態のことである。尚、個別MACフレーム間には、規格上最小であるギャップ(IFG:Inter Frame Gap)、例えば12Byte以上の間隔が空いている。バッファの処理遅延によりバーストが発生することで、バッファ後段のポリサにて事前に設定したビットレートを超過する場合があり、クライアント装置201が設定帯域を守ってフレームを送出していても当該装置202でフレームを廃棄してしまう場合があるという課題があった。
そこで本発明及び本実施の形態では、伝送装置202において個別MACフレームが入力された事を判定するTOPを生成し、TOPに対し最大フレーム長分の固定遅延を付与(シフト制御)する。なお、TOPは、予め定められた適宜の固定パターンを用いることができる。また、この最大フレーム長は、例えば、伝送規格や通信規格等の規格で定められる、または、システム設計上・装置設計上・伝送設計上定められる。その後、TOPに対するシフト制御が完了した時点でバッファに格納されていた個別MACフレームの読み出しを開始することで、バッファに入力するMACフレームと出力するMACフレームの間隔を揃えることが可能となり、バーストの発生を抑制できる。
図6に、本実施の形態による異常フレーム廃棄部及びポリサ部の構成図を示す。図6を用いて、本実施の形態によるバッファの読み出し制御方式について説明する。
異常フレーム廃棄部及びポリサ部304は、異常フレーム廃棄部601及びポリサ608を備える。異常フレーム廃棄部601は、フレーム形成部611(エラー検出部602、ヘッダ付与部609)、バッファ603、フレーム長解析部604、TOP生成制御部610(TOP生成部605、TOPシフト制御部606)、読み出し廃棄制御部607、ポリサ608を備える。
まず、伝送装置202に入力された個別MACフレームは、エラー検出部602において個別MACフレームの最後尾であるFCSを参照しチェックサム計算を行うことで、エラーの有無を判定する。その後、ヘッダ付与部609にて、例えばMACフレームのPre(先頭8byte)を装置内部フォーマットに置き換えることで、エラーの有無の判定結果を格納し、バッファ603に記憶する。
図11に、MACフレームの装置内でのフレームフォーマットの例を示す。この例では、図1に示したMACフレームのヘッダPreを装置内部フォーマットに置き換え、エラーの有無の判定結果をヘッダに付与している。エラー有無の判定結果は、これに限らず適宜の位置又はデータに含める又は追加することができる。読み出し廃棄制御部607は、エラーの有無の判定結果を含むヘッダを見てエラーフレームの廃棄制御を行うことができる。
そして、フレーム長解析部604にて個別MACフレームのフレーム長を計測する。さらに、個別MACフレームが伝送装置202に入力された事を判定するためのトップ信号TOPをTOP生成部605にて個別MACフレームの先頭のタイミングで生成する。TOPシフト制御部606は、伝送装置202に入力される(規格上又はシステム設計上等の)最大フレーム長分だけの固定遅延を各TOPに対し付与することでシフト制御を行う。その後、読み出し廃棄制御部607は、シフト制御が完了した各TOPの時点で、フレーム長解析部604で計測したフレーム長分だけバッファ603より各個別MACフレームの読み出しを開始する。読み出し廃棄制御部607は、エラーの有無の判定結果を含むヘッダを見てエラーフレームの廃棄制御を行う。なお、ポリサ608の前段若しくは後段又はバッファ603の後段に設けた適宜のブロック(図示せず)等により、MACフレームのヘッダは装置内部フォーマットから元のMACフレームのフォーマットPreに戻してもよいし、そのままとしておいてもよい。
上述の方式により、伝送装置202内のバッファ603に入力される個別MACフレーム間隔を保持したままバッファ603から個別MACフレームを出力する事ができ、バーストの発生を抑えることが可能となる。その為、異常フレーム廃棄部601後段の帯域制限を行うポリサ608において、正常フレームに対し正確な帯域制限を行うことが可能となる。またTOPに対しシフト制御を掛けることで、シフト制御の間、個別MACフレームをバッファ603で待機させる事ができ、実際のフレーム長と最大フレーム長の差分時間によりエラーフレームを廃棄させる事が可能となる。
図8は、MACフレームの動きを示す図である。
次に、本実施の形態による個別MACフレームの動きについて図8を用いて説明する。ただし、図8はバッファの入出力クロックが等しい場合を図示している。図8(1)における上側は、伝送装置202に入力された個別MACフレームのフレーム列を表しており、下側は、個別MACフレームが伝送装置202に入力された事を判定するTOPの列を表している。先頭個別MACフレームをNo.1、最終個別MACフレームをNo.5とする。図8(2)における上側は、TOPのシフト制御が完了した時のバッファ603内での個別MACフレームの列を表し、下側は、TOPシフト制御部606にてシフト制御が完了した時のTOPの列を表している。図8(2)において、シフト制御は、伝送装置202に入力される個別MACフレームの最大フレーム長分の固定遅延を付与している。図8(3)の上側は、バッファ603から読み出した個別MACフレームのフレーム列を表しており、下側はTOPのシフト制御が完了し、バッファ603に到来した時のTOPの列を表している。図8を見て分かるように、本実施の形態では、伝送装置202に入力された個別MACフレームの間隔を保持したままバッファ603から個別MACフレームを出力することが可能となる。
次に、図9に、本実施の形態によるバッファ読み出し制御方式のフローチャートを示す。伝送装置202に個別MACフレームが入力される事で処理が開始され、エラー検出部602にて、FCSを参照し、エラーの有無を判定し(S901)、ヘッダ付与部609にて、判定結果を当該個別MACフレームに付与し、バッファ603に格納する(S903)。一方、フレーム長解析部604にて個別MACフレームのフレーム長を解析する(S905)。また、TOP生成部605にて、伝送装置202に個別MACフレームが入力された事を判定するTOPを各個別MACフレームの先頭タイミングに生成し(S907)、TOPシフト制御部606にて、伝送装置202に入力される個別MACフレームの最大フレーム長分だけの固定遅延をTOPに付与(シフト制御)する(S909)。TOPシフト制御部606によるTOPのシフト制御完了後、読み出し廃棄制御部607は、TOPが到来した時点で、バッファ603から個別MACフレームの読み出し処理を開始し(S911)、バッファ603に格納されていた個別MACフレームを読み出しエラーの有無を判定する(S913)。ヘッダ付与部609でエラー有りの判定結果が付与された個別MACフレームに対して、読み出し廃棄制御部607にて廃棄処理を行い(S915)、エラー無しであれば正常フレームをバッファ603より読み出す流れとなっている(S917)。
尚、本実施の形態ではMACフレームに固定遅延を付与する方法として、TOPを生成しTOPに対し固定遅延を付与する方法を提案しているが、シフトレジスタを用いて固定遅延を付与する方法も考えられる。ただし、伝送装置の設計においてバッファの入出力のクロックが異なる場合があり、この場合、入出力クロックが等しいシフトレジスタを適用することはできない。
図7に、バッファの入出力クロックが異なる例を示す。伝送装置において、装置に入力されたフレーム702のクロックに同期したクロック(以下、伝送路クロックと称する)タイミングでバッファ701に書き込みを実施し、その後、伝送装置内部でのクロック(以下、装置内クロックと称する)に同期したタイミングでバッファ701からフレーム702の読み出しを行う場合がある。これをクロックの乗せ換えと呼ぶ。クロックの乗せ換えにより、バッファでの書き込みの処理速度と読み出しの処理速度が異なり、伝送路クロックに対し装置内クロックを高速にする事で、バッファ701におけるフレーム702の格納時間を減らす構成をとる事がある。本発明及び本実施の形態は、このような入出力でのクロックが異なる装置においても適用できるという利点を持つ。
図10は、本実施の形態において、入出力クロックが異なる場合のフレームの動きを示す図である。図10から分かるように、TOPのタイミングで、書き込みの処理速度より速い処理速度でMACフレームを読み込みしており、フレーム間に十分な空きを持たせることができ、入出力クロックが等しい場合と同様にバーストの発生を抑えることが可能となる。
以上では、MACフレームについて説明したが、これに限らず、本発明は適宜のフレームに適用することができる。
201 送信側クライアント装置
202 伝送装置
203 受信側クライアント装置
301 低速インタフェース部
302 スイッチ部
303 伝送路インタフェース部
304 異常フレーム廃棄・ポリサ部
305 信号処理部
306 バッファ
307 多重化部
308 バッファ
309 スイッチング処理部
601 異常フレーム廃棄部
602 エラー検出部
603 バッファ
604 フレーム長解析部
605 TOP生成部
606 TOPシフト制御部
607 読み出し廃棄制御部
608 ポリサ
609 ヘッダ付与部
610 TOP生成制御部
611 フレーム形成部
701 バッファ
702 MACフレーム

Claims (10)

  1. 入力された各フレームのエラー判定を行い、エラー判定結果を各フレームに付与するフレーム形成部と、
    各フレームが入力されたことを判定するためのフレームの先頭タイミングを表すトップ信号を生成し、前記トップ信号に予め設定された固定遅延を付与するトップ生成制御部と、
    前記フレーム形成部から出力された各フレームを記憶するバッファ部と、
    前記トップ生成制御部から出力された、固定遅延が付与された各トップ信号のタイミングで前記バッファ部から前記トップ信号に対応する各フレームを読み出し、各フレームに付与された前記エラー判定結果に基づき、各フレームを廃棄又は出力する廃棄制御部と、
    前記廃棄制御部から出力された各フレームに対して、帯域制限を行うポリサ部と
    を備えたフレーム制御装置。
  2. 請求項1に記載のフレーム制御装置において、
    前記バッファは、入力と出力が異なるクロックで動作することを特徴とするフレーム制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のフレーム制御装置において、
    前記ポリサ部は、前記廃棄制御部から出力された各フレームの帯域制限を行うために、入力された各フレームが事前に設定したビットレートを超過した場合に超過分のフレームを廃棄することで帯域制限を行うことを特徴とするフレーム制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のフレーム制御装置において、
    前記フレーム形成部は、入力された各フレーム内のエラーチェックデータに従いエラーの有無の判定を行い、判定結果を各フレームのヘッダに含め、
    前記廃棄制御部は、各フレームのヘッダを参照して、エラーの有無を判定することで、各フレームの廃棄制御を行うことを特徴とするフレーム制御装置。
  5. 請求項に記載のフレーム制御装置において、
    記ポリサ部の前段若しくは後段又は前記バッファ部の後段に設けられたブロックにより、エラー判定結果が付与された各フレームのヘッダを、元の入力された各フレームのヘッダに戻すことを特徴とするフレーム制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のフレーム制御装置において、
    前記予め設定された固定遅延は、システム設計上若しくは装置設計上若しくは伝送設計上予め定められる、入力フレームの最大フレーム長分又はそれ以上であること、又は、通信規格若しくは伝送規格により予め定められる、入力フレームの最大フレーム長分又はそれ以上であることを特徴とするフレーム制御装置。
  7. 伝送装置であって、
    前記伝送装置は、
    複数のフレーム制御装置と、
    各前記フレーム制御装置からの出力に対して、カプセル化又は他の信号処理を行う複数の信号処理部と、
    前記複数の信号処理部からの信号を多重化する多重化部と、
    前記多重化部で多重化された信号を所定方路に振り分けるスイッチと、
    前記スイッチから出力された各信号を伝送路に出力する複数の伝送路インタフェース部と
    を備え、

    各前記フレーム制御装置は、
    入力された各フレームのエラー判定を行い、エラー判定結果を各フレームに付与するフレーム形成部と、
    各フレームが入力されたことを判定するためのフレームの先頭タイミングを表すトップ信号を生成し、前記トップ信号に予め設定された固定遅延を付与するトップ生成制御部と、
    前記フレーム形成部から出力された各フレームを記憶するバッファ部と、
    前記トップ生成制御部から出力された、固定遅延が付与された各トップ信号のタイミングで前記バッファ部から前記トップ信号に対応する各フレームを読み出し、各フレームに付与された前記エラー判定結果に基づき、各フレームを廃棄又は出力する廃棄制御部と、
    前記廃棄制御部から出力された各フレームに対して、帯域制限を行うポリサ部と
    を備えた伝送装置。
  8. 請求項7に記載の伝送装置を複数備え、クライアント装置からの信号をひとつ又は複数の前記伝送装置を経由して他のクライアント装置に伝送するためのネットワークシステム。
  9. 入力された各フレームのエラー判定を行い、エラー判定結果を各フレームに付与し、
    各フレームが入力されたことを判定するためのフレームの先頭タイミングを表すトップ信号を生成し、前記トップ信号に予め設定された固定遅延を付与し、
    エラー判定結果が付与された各フレームをバッファ部に記憶し、
    固定遅延が付与された各トップ信号のタイミングで前記バッファ部から前記トップ信号に対応する各フレームを読み出し、各フレームに付与された前記エラー判定結果に基づき、各フレームを廃棄又は出力し、
    前記エラー判定結果に基づき出力された各フレームに対して、帯域制限を行う、
    ッファの読み出し制御方法。
  10. 請求項9に記載のバッファの読み出し制御方法において、
    前記フレームは、MACフレームであることを特徴とするバッファの読み出し制御方法。
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