JP5110916B2 - 固形粉末化粧料の製造方法 - Google Patents

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本発明は、やわらかくしっとりした感触で、耐衝撃性に優れた固形粉末化粧料に関する。
固形粉末化粧料は、粉体成分を主体とし、結合剤として油性成分を添加混合して容器に充填後圧縮して固化させるプレス製法により製造されている。通常、パフ、スポンジ、ブラシなどの化粧用具にて使用する。一般の固形粉末化粧料は、油剤の配合量が少ないため粉体間結合力が弱く、高いプレス圧での成形が必要になる。その結果、得られる成形品は一般的に硬く、粉っぽい感触になり肌が乾燥してしまう。粉っぽい感触を解消するために多量の油剤を配合すると、ケーキングを起こしたり、性状が流動性のない粉末状になり、均一に成形することが困難になるなどの問題があった。また、固形粉末化粧料の硬度を低くすると、それに伴って粉体間結合力が低下し、成形品が外力によって壊れやすくなるため、一般には硬く成形する。硬く成形した粉体層は脆い性質を持っており、歪に弱いのが特長で、特に外部からの衝撃や化粧用具を用いたときの粉体層にかかるズリ応力に対して割れやすいという性質を有している。
一方、その他の成形法として、粉体等の基材を低沸点有機溶剤などに混合してスラリー状とし、これを容器に充填した後、溶剤を除去して固化させる溶剤法がある(特許文献1)。溶剤法は内容物を均一に充填できる点で有利であるが、乾燥時にスラリー中の多量の溶剤が揮発するのに伴って収縮やひび割れが生じたり、成形後の内容物が外力によって割れやすかったり、また、ケーキングしやすいという欠点があった。
また、皮膜形成性高分子を用いた製造方法(特許文献2)も知られている。これは、外力からの衝撃には強いものの、油剤の配合量が少なく粉っぽさが残り、粉体層が歪に弱いため、化粧用具を用いたときのズリ応力に対する強度は十分とは言えなかった。
特開昭56−108703号公報 特開2001−72536号公報
本発明の目的は、やわらかくなめらかでしっとりした感触、保湿性を有し、耐衝撃性や、化粧用具使用時にも割れが生じ難い固形粉末化粧料を提供することにある。
本発明者らは、粉体、油剤、不揮発性液状水溶性成分及び皮膜形成性高分子を特定の割合で組み合わせて用いれば、やわらかくなめらかでしっとりした感触、保湿性を有し、粉取れ等の使用感が良好で、しかも、歪みに強い粉体層が形成されるため、耐衝撃性や、化粧用具使用時にも割れが生じ難い固形粉末化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)粉体 60〜98質量%、
(B)油剤 1〜20質量%、
(C)不揮発性液状水溶性成分 0.5〜10質量%、
(D)皮膜形成性高分子 0.5〜10質量%
を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量割合が、(C)/((A)+(B))=0.01〜0.2である固形粉末化粧料を提供するものである。
また、本発明は、成分(A)及び(B)を混合した後、成分(C)及び(D)を混合した溶液を加えて混合し、流動性のある粉末の状態を保持したまま成形し、次いで乾燥する前記固形粉末化粧料の製造方法を提供するものである。
本発明の固形粉末化粧料は、さらさらの粉末の状態で不揮発性液状水溶性成分を含有することにより、やわらかくなめらかでしっとりした感触、保湿性を有し、粉取れ等の使用感が良好で、耐衝撃性、さらに化粧用具を用いたときの剪断応力に対する強度にも優れたものである。
本発明で用いる成分(A)の粉体としては、通常化粧料に用いられる体質顔料、着色顔料であれば特に制限されず、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、チタン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びカーボンブラック、これらの複合体等の無機粉体;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、長鎖アルキルリン酸金属塩、N−モノ長鎖アルキルアシル塩基性アミノ酸、これらの複合体等の有機粉体;さらに、上記無機粉体と有機粉体との複合粉体などが挙げられる。
粉体としては、疎水性粉体であるのが、使用感により優れるので好ましく、粉体として本来表面が疎水性であるものや、表面を疎水化処理したものを使用することができる。
疎水化処理は、例えばシリコーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物等の疎水化処理剤を用いて行われる。粉体を疎水化処理する方法は特に制限されず、常法に従って行えば良く、また粉体に対する疎水化処理剤の処理量は、0.05〜20質量%、特に2〜10質量%であるのが好ましい。
成分(A)の粉体は、1種以上を用いることができ、全組成中に60〜98質量%、好ましくは80〜93質量%含有される。
本発明で用いる成分(B)の油剤としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形油分;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコーン油等の流動油分;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤などが挙げられる。
成分(B)の油剤は、1種以上を用いることができ、全組成中に1〜20質量%、好ましくは5〜15質量%含有される。この範囲内であれば、しっとり感や肌へのつきが向上するので好ましい。
本発明で用いる成分(C)の不揮発性液状水溶性成分において、不揮発性とは、25℃常圧で水の蒸発より遅いもので、沸点が100℃以上のものをいう。
かかる不揮発性液状水溶性成分としては、多価アルコール、ポリオキシアルキレン変性糖類等が挙げられる。
より具体的には、多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、イソプレングリコール等のグリコール類;グリセリン、ジグリセリン等のグリセリン類;ソルビトール、マルチトール、マルトース、フラクトース、キシリトール、マルトトリオース、スレイトール、エリスリトール、グルコース等の糖類などが挙げられる。
また、ポリオキシアルキレン変性糖類としては、ポリオキシアルキレン変性アルキルグルコシドが好ましく、例えばポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドが挙げられる。さらに好ましくはアルキレンオキサイド付加モル数が5〜30のもの、特に10〜20のものであり、アルキレンオキサイドとしては、炭素数1〜4のもの、特にエチレンオキサイドが好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、全組成中に0.5〜10質量%、好ましくは2〜7質量%含有される。
成分(C)を用いることにより、粉体を圧縮成形して得られる粉体層の構造が歪みに強くなり、化粧用具でこすったときのズリ応力に対して十分な強度が得られる。
また、成分(A)、(B)及び(C)の質量割合は、(C)/((A)+(B))=0.01〜0.2、好ましくは0.02〜0.1である。この範囲内であれば、ズリ応力に対して十分な強度が得られ、取れ等の使用感が良好で、塗布時、やわらかく、しっとりした感触を付与することができる
本発明で用いる成分(D)の皮膜形成性高分子としては、数平均分子量が10,000〜1,000,000程度のものが好ましく、例えば、重合性二重結合を有する単量体の1種類以上を重合して得られる高分子、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン(特開平5-112423号公報、特開平7-133352号公報、特開平10-95705号公報)、ビニル・シリコーンブロックポリマー(特開平11-100307号)等が挙げられる。
重合性二重結合を有する単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸等のエチレン性不飽和カルボン酸;(メタ)アクリルアミド、N−ダイアセトンアクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド;アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N,N−トリメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有不飽和カルボン酸エステル又はその塩などの親水性単量体;スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、アルキルスチレン等の芳香族ビニル化合物;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物;酢酸ビニル等のビニルエステル;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル;トリフルオロエチルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、パーフルオロオクチルメタクリレート、パーフルオロオクチルアクリレート等のフッ素系単量体;下記の一般式(1)〜(5)で表わされるようなシリコーンマクロモノマーなどの疎水性単量体が挙げられる。
Figure 0005110916
(式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2〜R10はそれぞれ炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又はフェニル基を示し、nは1〜500の数を示す)
また、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーンとしては、分子内に式(6)
Figure 0005110916
(式中、R11は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、mは2又は3を示す)
で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントと、オルガノポリシロキサンのセグメントを有し、オルガノポリシロキサンのセグメントの末端に、又は側鎖として、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、前記式(6)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントが結合しており、該ポリ(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントとオルガノポリシロキサンのセグメントとの重量比が1/50〜20/1で、分子量が10,000〜500,000、特に50,000〜300,000のものが好ましい。
また、ビニル・シリコーンブロックポリマーとしては、次の一般式(7)
Figure 0005110916
(式中、R12、R13、R14及びR15はそれぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又はニトリル基を示し、R16、R17、R18及びR19はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子が置換していてもよいアルキル基又はアリール基を示し、Yはハロゲン原子が置換していてもよい炭素数1〜10の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を示し、Aは−CONH−基又は−COO−基を示し、Bは−NHCO−基又は−OCO−基を示す。ここで、Aが−CONH−基のとき、Bは−NHCO−基であり、Aが−COO−基のとき、Bは−OCO−基である。qは0〜200の数を示し、pは0〜6の数を示し、aは2〜300の数を示す)
で表されるシリコーンポリマー単位とフッ素原子を有しないビニルモノマー単位とを構成単位とするビニル・シリコーンブロックコポリマーであって、一般式(7)のシリコーンポリマー単位を構成するシリコーンモノマーの総数は5〜106であり、該ビニルモノマー単位の総数は10〜106であり、該シリコーンモノマーの総数と該ビニルモノマーの総数との和は102〜106であり、かつ該シリコーンモノマーの総数/該ビニルモノマーの総数の比が1/99〜99/1であるブロックコポリマーを、その一例として挙げることができる。
成分(D)は、固形粉末化粧料の成形性、耐衝撃性の観点から、水分散性であるのが好ましい。
成分(D)は、1種以上を用いることができ、全組成中に0.5〜10質量%、好ましくは1〜5質量%含有される。
また、成分(C)及び(D)の質量割合は、(C)/(D)=1:20〜1:0.05、特に1:5〜1:0.2であるのが、しっとりした感触、肌へのつき、耐衝撃性などが向上するので好ましい。
本発明においては、成分(C)と成分(D)を組み合わせて用いることにより、粉体を圧縮成形して得られる粉体層が歪みに強いものとなり、スポンジ等の化粧用具でこすったときのズリ応力に対しても十分な強度で、ひび割れ等が生じなくなる。
本発明の固形粉末化粧料は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を含有することができる。
本発明の固形粉末化粧料は、例えば、成分(A)及び(B)を混合した後、成分(C)及び(D)を混合した溶液を加えて混合し、流動性のある粉末の状態を保持したまま成形し、次いで乾燥することにより製造される。
特に、混合及び成形過程での性状は粉末状であることが特徴であり、このためには、成分(D)の皮膜形成性高分子は、予め5〜50質量%の水分散液としたものを用いるのが好ましい。
より具体的には、ヘンシェルミキサー等を用いて粉体成分に油剤を加え混合し、粉体と油剤の混合物のバルクを調製する。次に、皮膜形成性高分子の水分散液に不揮発性液状水溶性成分を加え、均一に溶解させた後、粉体と油剤の混合物に加えて混合し、篩いがけを行う。このとき、水分量は全体の約30質量%程度にすることが好ましい。バルクは水に濡れないので、造粒することなく混合され、流動性のある粉末状になる。また、水に溶解した不揮発性液状水溶性成分は、バルクに対して濡れ性が低いためバインダーとして機能せず造粒が促進されないので、成形体の表面や内部につぶ状の造粒物ができ難く、ケーキングも起こさない。油剤は、高配合すると造粒が促進され、通常バルクの流動性が下がり、篩いロスが増加する傾向にあるが、不揮発性液状水溶性成分では造粒が促進されないために成形性や混合状態に影響を及ぼすことがなく、液体成分を多量に配合することが可能となる。
篩がけ後、通常の方法により、バルクを容器に充填してプレス成形し、乾燥させることにより、固形粉末化粧料を得ることができる。
油剤を混合したバルクに皮膜形成性高分子を配合して混合することによって調製される固形粉末化粧料は、通常の固形粉末化粧料と比較してバルクの内部に空隙の多いスポンジ状の構造をとる。皮膜形成性高分子の水分散液に不揮発性液状水溶性成分を溶解して混合することによって、その空隙に不揮発性液状水溶性成分を選択的に誘導することができる。そのため、本発明の固形粉末化粧料を使用すると、隙間に入った不揮発性液状水溶性成分が選択的に肌につきやすく、その結果保湿性やしっとりした感触などの効果を非常に大きく得ることができる。
本発明の固形粉末化粧料は、例えば、ファンデーション、フェイスパウダー、ほほ紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料などとして好適である。
実施例1〜2、比較例1〜3
表1に示す組成の固形粉末ファンデーションを製造し、やわらかさ、粉っぽさのなさ、しっとり感、耐衝撃性及び化粧料使用時の耐ひび割れ強度を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
ヘンシェルミキサーを用いて(A)粉体成分に(B)油剤を加えて混合し、これらの混合物のバルクを調製した。次に、(D)皮膜形成性高分子の水分散液に(C)不揮発性液状水溶性成分を加えて均一に溶解させ、これを、粉体と油剤の混合物に加えて混合し、篩いがけを行った。この混合物約10gを、直径54mm、深さ4mmのアルミ製中皿に、10kg/cm2 の圧力に充填し、プレス成型した後、50℃、常圧で3時間乾燥させ、固形粉末ファンデーションを得た。
(評価方法)
(1)やわらかさ、粉っぽさのなさ及びしっとり感:
専門パネラー10名により、各化粧料を使用したときのやわらかさ、粉っぽさのなさ、及びしっとり感について、1点〜5点(悪い〜良い)の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、判定した。
(2)耐衝撃性:
50cmの高さから、厚み25mmのラワン材ベニヤ板上にくり返し落下させ、かけや割れなどの異常が生じるまでの回数で評価した。
(3)化粧料使用時の耐ひび割れ強度:
化粧用スポンジを用いファンデーションを皿の通常の使用時と同様に擦りとり、皿の底面が見えるまで削り、皿の底面の面積が直径が約1.5cmの円形状になったときの成型体のひび割れ程度を下記の基準で評価した(3点の平均)。
ひびなし :5点。
ひびあり :4点。
一部欠け :3点。
複数箇所欠け発生 :2点。
広範囲が剥がれる :1点。
Figure 0005110916

Claims (2)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
    (A)粉体 60〜98質量%、
    (B)油剤 1〜20質量%、
    (C)不揮発性液状水溶性成分 0.5〜10質量%、
    (D)ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーンから選ばれる皮膜形成性高分子 0.5〜10質量%
    を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量割合が、(C)/((A)+(B))=0.01〜0.2であり、成分(C)及び(D)の質量割合が、(C):(D)=1:5〜1:0.2である固形粉末化粧料の製造方法であって、成分(A)及び(B)を混合した後、成分(C)及び(D)を混合した水分散液を加えて混合し、流動性のある粉末の状態を保持したまま成形し、次いで乾燥する固形粉末化粧料の製造方法。
  2. 成分(A)が、疎水性粉体である請求項1記載の固形粉末化粧料の製造方法。
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