JP5110039B2 - 文字入力用のプログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、少なくとも複数の仮名文字および1個の数字を含む複数の字種の文字が割り当てられた文字入力キーが複数設けられた操作部と、文字列を表示することが可能な表示部とが接続されたコンピュータに、前記操作部のキー操作に応じた文字列を生成して稼働中のアプリケーションに出力する機能を設定するためのプログラムに関する。さらにこの発明は、上記のプログラムが組み込まれた情報処理装置に関する。
携帯電話の一般的な操作部には、図15に示すように、0〜9の各数字キーを含む12個の文字入力キー81、確定キー82、選択キー83、所定の機能が割り当てられた機能キー84などが設けられる。「0」〜「1」の各文字入力キー81には、それぞれ50音の1行分の平仮名と3〜4個の英文字が割り当てられる。また、下段の左右の文字入力キー81には各種記号や改行機能などが割り当てられる。
電子メールの作成時などに日本語の入力モードが設定されると、各文字入力キー81は平仮名入力用のキーとして機能し、キーの操作回数に応じた平仮名文字が変換前文字として入力される。さらに近年の携帯電話には、入力された仮名文字により組み立てられた変換前文字列に基づいて変換後の文字列を予測する機能が設定されている。この機能により予測された変換後文字列が変換候補として一覧表示されるので、ユーザーは、変換前文字列の組立が完了しないうちに変換後文字列を確定することができる。
一方、数字列や英文字列を入力する場合には、入力に先立ち、字種変更機能が割り当てられた機能キー84を操作して、文字入力キー81による入力対象の字種を変更する必要がある。
また近年の携帯電話には、「後変換」機能が組み込まれたものがある。後変換とは、仮名文字列を入力した後に、所定の機能キーを操作することにより、前記仮名文字列を数字列や英文字列に変換することをいう。
このほか、図16に示すように、操作履歴に応じた数字列や英文字列を予測機能により抽出した変換候補とともに一覧表示して(図中の点線で囲んだ部分)、選択を受け付けるようにした機種も存在する。また、下記特許文献1では、文字入力キーが操作される都度、字種毎に文字列を組み立てて、これらの文字列を候補として一覧表示し、選択された文字列を変換後文字列として確定する方法を提案している。
特開2002−207559号公報
文字入力キーの入力対象を字種変更キーによって変更する場合には、字種変更キーの操作に応じて「ひらがな→英字→数字→ひらがな・・・」というように、入力対象の字種を巡回させて確定操作を受け付けるか、表示部に字種選択用のメニュー画面を表示して選択を受け付けるようにしている。しかし、これらの方法では、いずれも、字種を選択するために複数回の操作を行わなければならない。また、入力対象の字種を元の平仮名に戻す際にも同様の操作を実行する必要があるから、字種を何度も切り替える必要がある場合には、操作が非常に煩雑になる。
一例として、日付や時刻のように、数字に仮名漢字や記号を組み合わせた文字列(9月20日、12時20分など)を入力する場合を考えてみる。たとえば『9月20日』という文字列を入力する場合、字種を数字に切り替える操作と仮名に切り替える操作とを交互に繰り返しながら、『9』『月』『20』『日』を順に入力するか、『920』と入力した後に、カーソルを『9』と『2』との間に移動させて『月』を挿入し、さらにカーソルを文字列の末尾に移動させて『日』を入力する必要がある。このように、文字入力キー以外のキーを多数操作しなければならないため、操作が煩雑になり、入力ミスが生じたり、入力時間が増大するなどの問題が発生する。
後変換機能を利用する場合には、図17に示すように、字種を変更する操作に応じて、表示部の画面が通常の仮名漢字変換用の表示画面から数字列や英文字列の候補の表示画面に変化する。この一覧表示画面上で目的の文字列を選択することによって、変換後文字列を確定することができる。しかし、この方法では、字種変更操作が行われるまでは、入力文字列として平仮名文字列が表示されるため、正しい入力が行われたかどうかを確認するのが困難である。特に、「111」のように同じ文字を続けて入力する場合には、文字入力とカーソルの移動とを繰り返す操作(たとえば、入力文字列が「あああ」となるようにする。)を行う必要があるが、目的の数字列を確認できないことから入力ミスが起こる可能性がある。
さらに、この後変換機能は、パーソナルコンピュータによる文字入力の経験がないユーザーには馴染みのない機能であるため、利用されにくいという問題がある。
数字列や英文字列を仮名文字列から予測した変換候補とともに表示する方法では、表示スペースの問題もあって、特定の表示形式に固定されていることが多い。前記した図16の例でも、半角の文字列に限定されて表示されている。このような表示では、ユーザーの意図する形式に変換することができず、使用されにくいという問題がある。
特許文献1に開示された方法によれば、文字入力キーの操作に応じてその操作履歴に応じた文字列が字種毎に表示されるため、入力目的に応じた文字列を内容を確認しながら入力することができる。しかし、この方法でも候補として表示される形式は限定されており、種々の表示形式を選択するまでには至っていない。また、近年の携帯電話は、前記したように、文字入力キーが操作される都度、変換候補を予測して表示するようにしているので、この変換候補の表示欄と字種毎の候補の表示欄とを並列表示するのは、困難である。さらに、数字列や英文字列を入力する頻度は、仮名漢字文字列を入力する頻度よりも格段に少ないから、字種毎の候補表示を利用する頻度も少なく、表示スペースを設定するだけのメリットが得られないように思われる。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、複数の字種にかかる文字が割り当てられた文字入力キーを用いて数字列と仮名文字または記号とを組み合わせた文字列を入力する場合でも、簡単かつ効率良く文字列を入力できるようにすることを目的とする。
この発明にかかる文字入力用のプログラムは、複数の仮名文字および1個の数字を少なくとも含む複数の字種の文字が割り当てられた文字入力キーが複数設けられた操作部と、文字列を表示することが可能な表示部とが接続されたコンピュータに、前記操作部のキー操作に応じた文字列を生成して稼働中のアプリケーションに出力する機能を設定するためのものである。
前記操作部には、文字入力キーのほかに、変換候補を選択するための選択キーや選択した候補を確定するための確定キーなどを含めることができる。なお、文字入力キーに割り当てる仮名は、平仮名が望ましいが、これに限らず片仮名としてもよい。また、文字入力キーは、いわゆるテンキーとして配列されるのが望ましいが、必ずしもその配列に限定されるものではない。
表示部は、変換前文字列や複数の変換候補を表示できるだけの大きさに構成されるのが望ましい。たとえば、縦横ともに複数の文字を表示できるだけの数の画素が設けられた液晶パネルを、表示部として使用することができる。
「稼働中のアプリケーション」とは、専用のプログラムによりコンピュータにより設定された機能である。このアプリケーションは、ワードプロセッサ、メールエディタ、データベースシステムなど、文字列の入力を受け付けて、その入力文字列を組み込んだ情報を作成するように設計されているのが望ましい。
上記のプログラムは、数字以外の字種を対象として、文字入力キーが操作される都度、操作されたキーに割り当てられた文字に基づき、対象の字種毎に操作履歴に応じた文字列を組み立てる文字列組立手段;文字入力キーが操作される都度、操作されたキーに割り当てられた数字を末尾に配置することにより、文字入力キーの操作回数に対応する桁数の数字列を組み立てる数字列組立手段;日付および時刻の各属性に対し、それぞれ仮名文字または記号に組み合わせられて当該属性にかかる情報を表す数字列の桁数各桁に適合する数値とを示す数字列パターンを、複数とおり対応づけて記憶する数字列パターン記憶手段;日付および時刻の各属性に対して数字列パターン記憶手段に記憶された数字列パターンのそれぞれに、仮名漢字または記号との組み合わせによって当該パターンに適合する属性の情報を表すための表示形式を複数とおり対応づけて記憶する表示形式記憶手段;前記文字入力キーが操作される都度、数字列組立手段により組み立てられた数字列のパターンにより数字列パターン記憶手段を照合して、組み立てられた数字列のパターンに適合する属性を抽出する抽出手段;この抽出手段により抽出された属性および前記組み立てられた数字列のパターンに対応する表示形式を前記表示形式記憶手段から読み出し、読み出された表示形式に前記組み立てられた数字列をあてはめることにより変換候補の文字列を作成する変換候補作成手段;変換候補作成手段により作成された変換候補の文字列を前記表示部に表示する表示制御手段;表示制御手段により表示部に表示された変換候補を選択する操作が行われたとき、選択された変換候補の文字列を稼動中のアプリケーションに出力する変換後文字列として確定する確定手段;の各手段として前記コンピュータを機能させる。
上記のプログラムによれば、文字入力キーの操作に応じて字種毎に組み立てられた文字列のうちの数字列であって、仮名漢字または記号を組み合わせることによって日付または時刻を表すことができる数字列について、そのパターンに適合する属性を抽出した後に、組み立てられた数字列を抽出された属性に対応する表示形式により表した文字列を変換候補として作成し、表示することができる。
さらに、好ましい態様では、表示形式記憶手段は、複数の数値による数字列パターンについて、仮名漢字または記号による数字列の切り分けの方式が異なる複数とおりの表示形式を、それぞれの形式に適合する各桁の数値の組み合わせに対応づけて記憶する。
たとえば、「12」という数字列が組み立てられた場合には、日付について、「12日」「12月」「1月2日」などの変換候補を作成することができる。また時刻について、「12時」「1時2分」などの変換候補を作成することができる。
したがって、本願発明によれば、電子メールなどで使用される可能性が高く、従来の入力方法では入力操作が煩雑になっていた文字列を容易に入力することが可能になる。
この発明にかかる情報処理装置は、複数の仮名文字および1個の数字を少なくとも含む複数の字種の文字が割り当てられた文字入力キーが複数設けられた操作部と、文字列を表示することが可能な表示部と、前記操作部および表示部が接続され、前記操作部のキー操作に応じた文字列を生成して稼働中のアプリケーションに出力する機能が設定された制御部とを含む。前記制御部は、コンピュータを主体とするもので、前記した文字入力用のプログラムによる文字列組立手段、数字列組立手段、数字列パターン記憶手段、表示形式記憶手段、抽出手段、変換候補作成手段、表示制御手段、確定手段の各手段を具備する。
上記の情報処理装置は、携帯電話として構成することができる。このほか、ゲーム機、ビデオデッキ、DVDデッキ、リモコン付きの家電製品の入力部などとして構成することもできる。なお、前記入力部および表示部は、制御部が収容された本体部に一体に設けることもできるし、本体部とは別体に構成することもできる。
この発明によれば、複数の仮名文字および1個の数字を少なくとも含む複数の字種の文字が割り当てられた文字入力キーが複数設けられた操作部を用いて、時刻や日付など、数字列と仮名文字または記号とを組み合わせた文字列を簡単かつ効率良く入力することができ、この種の操作部を具備する情報処理装置の操作性を高めることができる。
この発明にかかるプログラムにより設定された日本語入力システムの機能ブロック図である。 文字入力に応じて作成された候補一覧表示画面の例を示す説明図である。 文字入力に応じて作成された候補一覧表示画面の他の例を示す説明図である。 文字入力に応じて作成された候補一覧表示画面の他の例を示す説明図である。 候補作成部に関する詳細な機能ブロック図である。 字種情報頻度データベースのデータ構成例を示す説明図である。 携帯電話のメールにおける数値表現の分析結果を示す円グラフである。 字種パターンデータベースのデータ構成例を示す説明図である。 後変換候補作成部に関する詳細な機能ブロック図である。 字種フォーマットデータベースのデータ構成例を示す説明図である。 図10のデータベースを用いて入力キー列から変換候補を作成した例を示す説明図である。 日本語入力システムの処理手順を示すフローチャートである。 候補作成処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 後変換候補作成処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 携帯電話の操作部の概略構成を示す説明図である。 従来の候補一覧画面の例を示す説明図である。 従来の後変換機能による候補一覧画面の切替例を示す説明図である。
図1は、この発明の一実施例が適用された携帯電話内の日本語入力システムの構成を示す。この日本語入力システム100は、電子メールの作成処理時などに起動して、稼働中のアプリケーション(メールエディタなど)に日本語を入力する処理を実行する。
図1中の操作部8および表示部9は、携帯電話の機体本体に配備されるものである。操作部8には、文字入力キーを含む複数個のキーが配備され、各文字入力キーに、前記図15と同様に文字が割り当てられる。なお、以下では、特定の文字入力キーに言及する場合には、「0キー」、「1キー」というように、そのキーに割り当てられた数字をもって表すことにする。
前記日本語入力システム100には、入力情報判定部1、候補作成部2、後変換候補作成部3、候補バッファ4、画面表示制御部5、出力部6、履歴保管部7などが設けられる。候補バッファ4以外の各処理部は、主として、プログラムにより携帯電話のCPU(図示せず。)に設定された機能である。候補バッファ4は図示しないメモリ内に設定される。
入力情報判定部1は、前記操作部8の所定のキーが操作されたとき、その操作により発生した信号を取り込んで操作内容を判別する。ここで、文字入力キーが操作された場合には、どのキーが操作されたかを示す情報(以下、「キー操作情報」という。)を候補作成部2に出力する。また候補を選択する操作が行われた場合には、何番目の候補が選択されたかを示す情報(以下、「選択操作情報」という。)を、後変換候補作成部3または出力部6に出力する。
候補作成部2および後変換候補作成部3は、詳細は後記するが、文字入力キーの操作履歴に応じて組み立てられた平仮名の入力文字列に対する変換候補を作成する。作成された候補は、候補バッファ4に格納される。画面表示制御部5は、この候補バッファ4に格納された候補を読み出して候補一覧画面を作成し、表示部9に出力する。
出力部6は、表示部9に候補一覧画面が表示されている状態下で候補の選択操作が行われたとき、候補バッファ4からその選択にかかる候補を読み出し、これを変換後文字列として確定する。確定された変換後文字列は、履歴保管部7および稼働中のアプリケーション(以下、「上位アプリケーション」という。)に出力される。履歴保管部7は、出力部6から変換後文字列の提供を受けると、その文字列について、後記する学習履歴データベース26b内の使用履歴を更新する処理を実行する。
図2は、上記の日本語入力システム100が文字入力により作成する候補一覧画面の具体例を示す。
この例では、文字入力のために、0キーと4キーとが操作されている。通常の文字入力では、毎時の文字入力キーの操作に応じて平仮名による入力文字列が組み立てられ、候補一覧画面(A)が表示される。この候補一覧画面(A)では、文字入力キーの操作履歴に応じた入力文字列『わた』が上段に表示されるとともに、下段に、この入力文字列から予測された変換候補の文字列(『私』『わたし』『渡す』など)が表示される。これらの変換候補は、前記候補作成部2により作成されたものである。なお、図中の51は、候補選択用のカーソルである。
さらに、この候補一覧画面(A)には、上記の変換候補に加え、所定の文字列を枠で囲んだ構成の候補52が2つ表示されている。これらの候補52は、前記入力文字列を特定の字種の文字列に後変換する旨を指定するためのもので、枠内には、後変換対象の字種を示す文字列(『数字』『英字』)が記載されている。以下では、これらの候補52を「字種候補」という。
『数字』の字種候補52を選択する操作が行われると、候補一覧画面(A)は(B)の状態に切り替えられる。また『英字』の字種候補52を選択する操作が行われると、候補一覧画面(A)は(C)の状態に切り替えられる。これらの候補一覧画面(B)(C)では、上段の入力文字列が指定された字種(数字、英字)に変化するとともに、変換候補として、前記入力文字列を全角で表示したものと半角で表示したものとが表示される。
前記日本語入力システム100では、字種候補52の選択に応じて切り替えられた候補一覧画面(B)(C)上で所定の候補を選択する操作が行われると、その選択された候補の文字列を変換後文字列として確定し、上位アプリケーションに出力するようにしている。よって、上位アプリケーションに数字列や英文字列を入力する場合には、その文字列に応じた文字入力キーを操作した後、最初に表示される候補一覧画面(A)で字種候補52を選択し、その選択に応じて切り替えられた候補一覧画面(B)または(C)で所望の変換候補を選択すればよくなる。言い換えれば、通常の仮名漢字変換による文字入力と同様の選択操作を2回実行することによって、数字列や英文字列を入力することが可能となるから、入力にかかる効率を大幅に高めることができる。
また、この実施例では、仮名漢字変換のための変換候補および字種候補52にそれぞれ使用頻度を設定しており、候補一覧画面(A)において、各候補を頻度の高いものから順に配列するようにしている。これにより、使用頻度の低い仮名漢字の変換候補(たとえば『腸』)よりも使用頻度の高い『数字』の字種候補52を先に表示することができ、よく利用される字種候補52の選択を簡単にすることができる。
なお、候補一覧画面(B)(C)には、変換候補とともに、『閉じる』ボタン53が表示される。このボタン53を選択する操作が行われた場合には、画面を、字種候補52を選択する前の状態(すなわち候補一覧画面(A))に復帰させることができる。
図3は、文字入力および候補一覧画面の他の例を示す。
図中の(a)は、1キーおよび2キーの各文字入力キーが順に操作された時点の候補一覧画面であって、上段に『あか』という入力文字列が表示されるとともに、下段に、この入力文字列から予測された変換候補(『赤い』『赤』『赤坂』など)が表示されている。
さらに、この候補一覧画面(a)には、前記『数字』『英字』の各字種候補52に加え、『日付』『時刻』『金額』の3種類の字種候補55が表示されている。これらの字種候補55は、いずれも入力文字列を数字列に後変換することを目的とするが、特定の意味を持つ文字列に変換することを目的とする点で、単なる数字列への変換を指定する『数字』の字種候補52とは性質を異にする。
『日付』の字種候補55が選択されると、前記候補一覧画面(a)は(b)の状態に切り替えられる。この候補一覧画面(b)では、上段に、前記入力文字列『あか』から後変換された数字列『12』が表示されるとともに、変換候補として、『12日』『1月2日』など、前記『12』から導き出すことが可能な日付の文字列が表示される。
『時刻』の字種候補55が選択されると、前記候補一覧画面(a)は(c)の状態に切り替えられる。この一覧表示画面(c)では、上段に、前記入力文字列『あか』から後変換された数字列『12』が表示されるとともに、変換候補として、『12時』『12分』など、前記『12』から導き出すことが可能な時刻の文字列が表示される。
なお、『金額』の字種候補55を選択した場合の候補一覧画面については、ここには図示していないが、上記(b)や(c)と同様の画面を設定して、『12円』『1万2千円』『¥12,000』などの変換候補を表示することができる。
さらにこの実施例では、各字種候補52,55を表示するにあたり、正しい情報に変換できない候補を表示対象から除外するようにしている。
図4は、文字入力キーが、1キー、2キー、3キー、2キーの順に操作されて、『あかさか』という入力文字列が組み立てられた場合の候補一覧画面を示す。この候補一覧画面にも、仮名漢字の変換候補とともに、『数字』『英字』『時刻』『金額』の各字種候補52,55が表示されているが、『日付』の字種候補55は表示されていない。これは、入力文字列を数字列に後変換した場合の文字列『1232』が日付を表す文字列にならない(12月32日は存在しない。)からである。
以下、上記図2〜4に示した動作を実現するために必要なソフトウェアの機能および具体的な処理について、順を追って説明する。なお、以下では、各字種候補52,55を特定するための情報のことを、「字種情報」という。この字種情報は、字種候補52,55の表示枠内に記載される文字列(『日付』『時刻』など)により表現される。
図5は、候補作成部2の詳細な機能を示したものである。この候補作成部2には、入力文字列組立部21、入力キー列組立部22、候補文字列検索部23、字種候補選択部24、候補配列部25、辞書データベース26a、学習履歴データベース26b、字種情報頻度データベース27a、字種パターンデータベース27b、字種バッファ28などが含められる。
入力文字列組立部21は、それぞれ前記入力情報判定部からのキー操作情報を受け付けて、平仮名による入力文字列を組み立てる。一方、入力キー列組立部22は、操作されたキーを操作順に並べた配列(以下、「入力キー列」という。)を組み立てる。
なお、この実施例では、入力キー列として、各キーに対応する数字を配列するようにしている。よって入力キー列は、実質的に、数字による入力文字列を表すことになる。
また入力文字列組立部21は、同じキーが連続操作された場合は、入力文字列の末尾の文字を切り替えるが、入力キー列組立部22は、この連続操作を反映したキー列を組み立てる。たとえば、「1」のキーが3回連続操作された場合、入力文字列組立部21が組み立てる文字列は『う』であるが、入力キー列組立部22が組み立てる入力キー列は『111』となる。
辞書データベース26aには、多数の仮名漢字文字列が格納される。学習履歴データベース26bには、辞書データベース26aに格納された各文字列の使用頻度情報が格納される。候補文字列検索部23は、前記入力文字列取得部21により組み立てられた平仮名文字列を用いてこれらのデータベース26a,26bを検索し、変換候補となる文字列およびその使用頻度を抽出する。
字種情報頻度データベース27aには、各字種情報の使用頻度情報が格納される。字種パターンデータベース27bには、各字種情報に適合するキー列のパターン情報が格納される。前記字種候補選択部24は、字種パターンデータベース27b内の各パターンを前記入力キー列と照合することにより、入力キー列に適合する字種情報を抽出した後、字種情報頻度データベース27aから前記抽出された字種情報の使用頻度を読み出す。なお、字種バッファ28は、抽出された字種情報および使用頻度を一時保存するために使用される。
前記候補文字列検索部23が抽出した変換候補や字種候補選択部24が選択した字種候補は、それぞれの候補に対応する頻度情報とともに、候補配列部25に提供される。候補配列部25は、これらの候補を渡された順に前記候補バッファ4に格納してゆき、最終的に、候補の配列を頻度の高いものから順に並べ替える処理を実行する。なお、この並べ替えが終わると、候補配列部25は前記画面表示制御部5を起動させる。画面表示制御部5は、この並べ替え後の候補バッファ4から候補を読み出して、前記一覧表示画面を作成することになる。
図6は、前記字種情報頻度データベース27aの構成例を示す。このデータベース27aでは、字種情報毎に固定された使用頻度を設定している。最も使用頻度が高いのは、『日付』であり、以下、『時刻』『数字』『金額』『英字』の順になっている。
上記の使用頻度の設定は、図7に示す分析結果に基づいて行われたものである。この図7は、携帯電話でやりとりされた所定数のメールを発明者が分析して、数値表現の種類毎に分類した結果を示すものである。この結果によれば、日付を表す表現が38%と最も多く、時刻を表す表現が18%、金額を表す表現が9%になり、そのほかにも、種々の数値表現が抽出されている。
なお、図6の例では、『英字』の頻度が0に設定されている。これは、英字列の入力頻度が数字列よりも格段に低いことによる。また、英字は、平仮名と同様に、1つの文字入力キーに複数個ずつ割り当てられているので、後変換よりも、入力対象の字種を英字に切り替えてから入力を行う方法が選択される可能性の方が高い、という点も考慮している。
図8は、前記字種パターンデータベース27bのデータ構成例を示す。
この字種パターンデータベース27bは、前記入力キー列組立部22により組み立てられたキー列のパターンに、そのパターンが表現することが可能な字種情報を対応づけたものである。なお、図中の『−』は『該当キーなし』または『任意のキー』を意味する。また、『英字』『数字』『金額』の各字種情報については、キーの数や配列に関わらず、全ての入力キー列をあてはめることにして、それぞれの字種情報に、キー数を『0』、すべてのキーを『任意』とするパターンを対応づけている。
上記のデータベース27aにより字種候補を選択する処理の具体例を説明する。
たとえば、前記図3の例の入力操作で組み立てられる入力キー列『12』は、キー数が2であって、1番目のキーが「1」、2番目のキーが「2」となる。図8によれば、『日付』『時刻』とも、この入力キー列に対応するパターンが存在する(図8の*1参照。)。これにより、前記入力キー列『12』は、日付、時刻のいずれの表現にも適合していることになり、前記図3の候補一覧画面(A)のように、『日付』『時刻』の双方の字種候補55が表示される。
一方、図4の例の入力操作で組み立てられるキー列『1232』は、キー数が4であって、1番目のキーが「1」、2番目のキーが「2」、3番目のキーが「3」、4番目のキーが「2」となる。このキー列に対し、図8のデータベース27bには、『時刻』にかかる対応パターンは存在する(図8の*2参照。)が、『日付』にかかる対応パターンは存在しない。よって、前記キー列『1232』は、時刻には適合するが、日付には適合しないことになり、前記図4に示したように、『日付』の字種候補55が表示されない状態になる。
図9は、前記後変換候補作成部3の詳細な機能を示す。
この後変換候補作成部3には、情報入力部31、字種フォーマット選択部32、候補組立部33、字種フォーマットデータベース34、フォーマットバッファ35などが含められる。
前記情報入力部31は、前記入力情報判定部1から字種候補にかかる選択操作情報を受け付けるとともに、前記候補作成部2から前記入力キー列の提供を受ける。字種フォーマット選択部32は、選択操作情報が示す字種候補を認識し、字種フォーマットデータベース34からその字種候補に対応するフォーマット(表示形式)を読み出してフォーマットバッファ35に格納する。なお、字種フォーマットデータベース34には、字種情報毎に、それぞれ複数種のフォーマットを格納したテーブルが設定される。
上記のフォーマットの読み出しが終了すると、字種フォーマット選択部32は候補組立部33に連絡する。候補組立部33は、前記情報入力部31から入力キー列の提供を受けており、字種フォーマット選択部32からの連絡を受けると、前記入力キー列に対応する数字列または英文字列を読み出された各フォーマットに順にあてはめて、後変換の変換候補を作成する。なお、英文字列については、入力キー列中に同じキーが続けて配列されている部分があれば、その部分を1つの英文字に変換する。
図10は、前記字種フォーマットデータベース34中の『日付』に関するフォーマットテーブルの構成例を示す。この例でも、前記字種パターンデータベース27bと同様に、キー列のパターンが設定され、各パターンにそれぞれそのパターンに対応する文字列のフォーマットが対応づけられる。各フォーマットにはマクロ変数$1,$2,$3,$4が含まれている。これらの変数に、実際の入力キー列の1〜4番目のキーに対応する数字をあてはめることにより、変換候補の文字列を組み立てることができる。
図11は、前記図10の前記字種フォーマットデータベースを用いて、入力キー列から変換候補を組み立てた例を示す。この例の入力キー列は、キー数が3であり、1番目のキーが『1』、2番目のキーが『2』、3番目のキーが『9』である。ここで図10において、このキー列にパターンが対応するものを検索すると、☆印を付した2つのデータを抽出することができる。よって、これらのデータにかかる4つのフォーマットに入力キー列をあてはめることにより、4種類の変換候補『1月29日』『1/29』『12月9日』『12/9』を作成することができる。
図12は、上記日本語変換システム100の動作手順を示す。以下では、この図12に基づき、システム全体の処理の流れを説明する。なお、以下の説明および図中の「ST」は、ステップを略したものである。
図12の処理は、操作部8の所定のキーが操作されることによって開始される。ここで操作されたキーが文字入力キーであれば、ST1が「YES」となり、ST4の候補作成処理を実行した後、ST6に進む。ST6では、前記候補一覧画面を作成して表示する処理を実行する。
なお、文字入力操作が複数回連続して行われた場合には、操作の都度、ST1,ST4,ST6の流れが実行されて、入力文字列や候補一覧画面が更新されていくことになる。
前記候補作成処理で作成された変換候補や字種候補を含む候補一覧画面が表示部9に表示されている状態下で字種候補を選択する操作が行われると、ST2が「YES」となり、ST5の後変換候補作成処理を実行した後、ST6に進む。
上記のST4は、候補作成処理部2により実行される処理であり、ST5は、後変換候補作成処理部3により実行される処理であり、ST6は、前記画面表示制御部5により実行される処理である。ST6では、前記ST4またはST5で候補バッファ4に格納されたデータを用いて候補一覧画面を作成し、これを表示部9に表示する。これにより、ST4の実行後にST6に移行した場合には、仮名漢字変換の変換候補と字種候補とが混在した候補一覧画面が表示される。また、字種候補の指定によりST5を実行した後にST6に移行した場合には、指定された字種候補に対応する字種の文字列から作成された後変換の変換候補を含む候補一覧画面が表示される。なお、前記図2〜4に示したように、候補一覧画面には、候補とともにその候補に対応する入力文字列も表示されるが、この表示は、候補作成処理や後変換候補作成処理の際に作業用メモリに保存された文字列を用いて行われるものである。
ST6で表示された候補一覧画面上で所定の変換候補を選択する操作が行われると、ST3が「YES」となってST7に進み、その選択された候補の文字列に対応する使用履歴を更新する。この後は、ST8に進み、前記選択された候補の文字列を上位アプリケーションに出力する処理を実行する。なお、選択された変換候補が後変換の変換候補(字種候補の選択に応じて表示された候補)である場合には、前記ST7の処理はスキップされる。
また、文字入力や選択操作以外の操作が行われた場合は、ST1〜3が「NO」となってST9に進み、その操作に応じた処理を実行する。
たとえば、前記字種候補の選択に応じて更新された候補一覧画面上で、前記「閉じる」ボタン53を選択する操作が行われた場合には、1つ前の候補一覧画面に戻る処理を実行する。
また、候補作成処理で作成された変換候補や字種候補を選択せずに、文字変換操作が行われた場合には、前記辞書データベース26aから入力文字列に完全一致する文字列を抽出する処理を実行する。さらに、この場合には、候補バッファ4をクリアして、抽出された文字列を新たな変換候補として格納した後、ST6の画面表示処理を実行することになる。
つぎに、図13を用いて、前記ST4の候補作成処理の詳細な手順を説明する。なお、この処理は、ST101から開始されるものとする。
まず、最初のST101では、操作された文字入力キーに応じて入力文字列を組み立てる。つぎのST102では、前記候補バッファ4をクリアし、しかる後にST103に進む。
ST103では、前記辞書データベース26aから入力文字列に前方一致する文字列を抽出する。ST104では、学習履歴デーベース26bから前記ST103で抽出した文字列の使用頻度を読み出す。ST105では、抽出した各文字列を変換候補として設定し、使用頻度とともに候補バッファ4に格納する。
上記のST103〜105により、仮名漢字変換にかかる変換候補が抽出されたことになる。この抽出処理が終了すると、字種候補を設定するための処理が開始される。
この処理では、まず、ST106において、前記操作された文字入力キーに応じて入力キー列を組み立てる。つぎに、ST107において字種バッファ4をクリアした後、ST108に進み、字種パターンデータベース27bの最初のデータに着目する。
ST109では、着目中のデータにおける字種情報が字種バッファ4に既に格納されているかどうかを判定する。この判定が「NO」の場合にはST110に進み、前記ST106で組み立てられた入力キー列のキー数が着目中のデータのキー数と一致するかどうかを判定する。この判定が「YES」の場合にはST111に進み、入力キー列のパターンが着目中のキー列のパターンに対応するかどうかを判定する。
ST111が「YES」となると、ST112に進み、着目中のデータにおける字種情報を前記字種バッファ4に格納する。つぎにST113において、字種情報頻度データベース27aから前記着目中の字種情報に対応する使用頻度を読み出した後、続くST114において、この字種情報に対応する字種候補を作成する。さらに、ST115では、作成した字種候補を前記使用頻度とともに候補バッファ4に格納する処理を実行する。
この後は、ST116からST117に進んで、次のデータに着目対象を移し、ST109に戻る。なお、ST109が「YES」、もしくはST110が「NO」、またはST111が「NO」の場合には、その判定後にST116に進む。
上記の処理を繰り返すことにより、字種パターンデータベース27bから入力キー列に適合するすべての字種情報が抽出され、その字種情報に対応する字種候補が字種バッファ4に格納されることになる。字種パターンデータベース27bの最終のデータに対する処理が終了すると、ST116が「YES」となってST118に進む。ST118では、前記候補バッファ4に格納された全ての候補(変換候補および字種候補)を使用頻度の高いものから順に並べ替える処理を実行する。この並べ替えにより候補作成処理は終了する。
つぎに、図14を用いて前記ST5の後変換候補作成処理の詳細な手順を説明する。なお、この処理はST201から開始されるものとする。
この処理は、前記候補作成処理により作成された各候補が表示部9に一覧表示され、その中の字種候補が選択されたことを受けて実行されるもので、前記候補作成処理で組み立てられた入力キー列を処理対象とする。まず、ST201,202において、候補バッファ4およびフォーマットバッファ35をクリアした後、ST203において、字種フォーマットデータベース34から選択された字種候補に対応するテーブルを読み出す。
なお、ST201では、前記「閉じる」ボタン53が操作された場合の復帰処理のために、候補バッファ4内のデータを他のメモリ領域に待避させてからクリア処理を行う。また、ST203で読み出されたテーブルは、メモリの作業エリアにセットされる。
つぎのST204では、前記読み出したテーブル中の最初のデータに着目し、入力キー列のキー数およびパターンを着目中のデータのキー数およびパターンと比較する。ここで両者のキー数が一致し、また着目中のデータのパターンが入力キー列に対応している場合には、ST205,206がともに「YES」となり、ST207に進む。ST207では、着目中のデータにおけるフォーマットを前記フォーマットバッファ35に格納する。
この後は、ST208を介してST209に進み、つぎのデータに着目対象を移した後にST205に戻る。以下、最後のデータを処理するまでST205〜209のループを繰り返すことにより、入力キー列に適合するフォーマットが抽出され、フォーマットバッファ35内に蓄積される。
フォーマットの抽出処理が終了すると、ST210に進み、前記フォーマットバッファ35内の各フォーマットに基づき、入力キー列から後変換の変換候補となる文字列を作成する。続くST211では、作成した各変換候補を前記候補バッファ4に格納し、しかる後に処理を終了する。
なお、この実施例では、後変換の変換候補については、使用頻度を設定していないので、各候補は作成順に表示されることになる。しかし、これに限らず、前記字種フォーマットデータベース34内の各フォーマットにあらかじめ使用頻度を設定しておき、各変換候補を元のフォーマットに設定された使用頻度に基づいて並べ替えてから表示してもよい。また、候補選択操作に応じて、その選択された候補の作成源となったフォーマットの使用頻度を更新するようにしてもよい。
100 日本語入力システム
1 入力情報判定部
2 候補作成部
3 後変換候補作成部
5 画面表示制御部
6 出力部
8 操作部
9 表示部
21 入力文字列組立部
22 入力キー列組立部
23 候補文字列検索部
24 字種候補選択部
25 候補配列部
26a 辞書データベース
27b 字種パターンデータベース
32 字種フォーマット選択部
33 候補組立部
34 字種フォーマットデータベース
52,55 字種候補

Claims (3)

  1. 複数の仮名文字および1個の数字を少なくとも含む複数の字種の文字が割り当てられた文字入力キーが複数設けられた操作部と、文字列を表示することが可能な表示部とが接続されたコンピュータに、前記操作部のキー操作に応じた文字列を生成して稼働中のアプリケーションに出力する機能を設定するためのプログラムであって、
    数字以外の字種を対象として、前記文字入力キーが操作される都度、操作されたキーに割り当てられた文字に基づき、対象の字種毎に操作履歴に応じた文字列を組み立てる文字列組立手段;
    前記文字入力キーが操作される都度、操作されたキーに割り当てられた数字を末尾に配置することにより、前記文字入力キーの操作回数に対応する桁数の数字列を組み立てる数字列組立手段;
    日付および時刻の各属性に対し、それぞれ仮名漢字または記号に組み合わせられて当該属性にかかる情報を表す数字列の桁数と各桁に適合する数値とを示す数字列パターンを、複数とおり対応づけて記憶する数字列パターン記憶手段;
    日付および時刻の各属性に対して前記数字列パターン記憶手段に記憶された数字列パターンのそれぞれに、仮名漢字または記号との組み合わせによって当該パターンに適合する属性の情報を表すための表示形式を複数とおり対応づけて記憶する表示形式記憶手段;
    前記文字入力キーが操作される都度、前記数字列組立手段により組み立てられた数字列のパターンにより前記数字列パターン記憶手段を照合して、組み立てられた数字列のパターンに適合する属性を抽出する抽出手段;
    前記抽出手段により抽出された属性および前記組み立てられた数字列のパターンに対応する表示形式を前記表示形式記憶手段から読み出し、読み出された表示形式に前記組み立てられた数字列をあてはめることにより変換候補の文字列を作成する変換候補作成手段;
    前記変換候補作成手段により作成された変換候補の文字列を前記表示部に表示する表示制御手段;
    前記表示制御手段により前記表示部に表示された変換候補を選択する操作が行われたとき、選択された変換候補の文字列を前記稼働中のアプリケーションに出力する変換後文字列として確定する確定手段;
    の各手段として前記コンピュータを機能させるためのプログラムが含まれている文字入力用のプログラム。
  2. 前記表示形式記憶手段は、複数の数値による数字列パターンについて、仮名漢字または記号による数字列の切り分けの方式が異なる複数とおりの表示形式を、それぞれの形式に適合する各桁の数値の組み合わせに対応づけて記憶する、請求項1に記載された文字入力用のプログラム。
  3. 複数の仮名文字および1個の数字を少なくとも含む複数の字種の文字が割り当てられた文字入力キーが複数設けられた操作部と、文字列を表示することが可能な表示部と、前記操作部および表示部が接続され、操作部のキー操作に応じた文字列を生成して稼働中のアプリケーションに出力する機能が設定された制御部とを含む情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    数字以外の字種を対象として、前記文字入力キーが操作される都度、操作されたキーに割り当てられた文字に基づき、対象の字種毎に操作履歴に応じた文字列を組み立てる文字列組立手段;
    前記文字入力キーが操作される都度、操作されたキーに割り与えられた数字を末尾に配置することにより、前記文字入力キーの操作回数に対応する桁数の数字列を組み立てる数字列組立手段;
    日付および時刻の各属性に対し、それぞれ仮名漢字または記号に組み合わせられて当該属性にかかる情報を表す数字列の桁数と各桁に適合する数値とを示す数字列パターンを、複数とおり対応づけて記憶する数字列パターン記憶手段;
    日付および時刻の各属性に対して前記数字列パターン記憶手段に記憶された数字列パターンのそれぞれに、仮名漢字または記号との組み合わせによって当該パターンに適合する属性の情報を表すための表示形式を複数とおり対応づけて記憶する表示形式記憶手段;
    前記文字入力キーが操作される都度、前記数字列組立手段により組み立てられた数字列のパターンにより前記数字列パターン記憶手段を照合して、組み立てられた数字列のパターンに適合する属性を抽出する抽出手段;
    前記抽出手段により抽出された属性および前記組み立てられた数字列のパターンに対応する表示形式を前記表示形式記憶手段から読み出し、読み出された表示形式に前記組み立てられた数字列をあてはめることにより変換候補の文字列を作成する変換候補作成手段;
    前記変換候補作成手段により作成された変換候補の文字列を前記表示部に表示する表示制御手段;
    前記表示制御手段により前記表示部に表示された変換候補を選択する操作が行われたとき、選択された変換候補の文字列を前記稼働中のアプリケーションに出力する変換後文字列として確定する確定手段;の各手段を具備する情報処理装置。
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