JP5109782B2 - 流体粘度測定システム、印字ヘッド及び流体粘度測定プログラム - Google Patents

流体粘度測定システム、印字ヘッド及び流体粘度測定プログラム Download PDF

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本発明は、流体粘度測定システム、印字ヘッド及び流体粘度測定プログラムに関する。
インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)は、インク粘度(流体の粘度)の変化で吐出特性が変化し、画質に影響を与える。例えば、吐出ノズル先端からの水蒸気による増粘対策として、ダミージェットや吸引などのメンテナンスを行っているが、このメンテナンスは安全係数を見込んだ時間間隔で頻繁に実行している。
一方、画像形成処理によって形成した画像中にドット抜け(画素の欠損)があるかどうかを検出し、ドット抜けが検出された場合、その吐出異常の原因を特定し、その原因に応じた適切な回復処理を実行する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−276274号公報
本発明は、流体を無駄にすることなく、吐出ノズルに充填された流体の粘度を測定することができる流体粘度測定システム、印字ヘッド及び流体粘度測定プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、圧電素子、前記圧電素子に面接触された振動板、前記圧電素子に所定の周波数を持つ電圧を印加して前記振動板を振動させる振動発生手段を備え、一部の壁面が前記振動板で構成され、他の一部に吐出ノズルが設けられた空間室内に圧力を加えて当該空間室内に充填された流体を前記吐出ノズルから吐出させる流体吐出モジュールと、前記流体吐出モジュールを動作させて周波数に対する電圧と電流との位相差との関係を示す特性の実測値データを得る実測値取得手段と、少なくとも前記空間室内の流体の粘度ηを、音響抵抗r、前記空間室内の流路の最小断面径D1、最大断面径D2、及び流路の長さleをパラメータとする音響工学に基づく音響系方程式にあてはめて求める際、前記流体吐出モジュールにおける流体吐出動作を、レジスタンスR、リアクタンスL、キャパシタンスCを用いた等価回路として表現することで、前記レジスタンスR、前記リアクタンスL、前記キャパシタンスC、周波数f、及び電圧と電流との位相差θの相関関係に基づいた演算式で位相差θを求めると共に、前記実測値取得手段が取得した前記実測値データに基づく電圧と電流との位相差と、前記演算式で求めた位相差θとの差の2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記位相差θを求める演算式の補正を繰り返し、前記2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記補正がされた演算式に基づいて前記等価回路における前記位相差θがピーク値となる前記周波数fの下でのレジスタンスRを求め、この前記等価回路上のレジスタンスRを、前記音響抵抗rに代入して、前記音響系方程式から流体粘度ηを演算する流体粘度演算手段と、を有する流体粘度測定システムである。
請求項に記載の発明は、前記請求項に記載の発明において、前記音響系方程式が、以下の(1)式で表される。
請求項に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記位相差θが前記ピーク値となる前記周波数fを、予め設定した固定値とする。
請求項に記載の発明は、前記請求項〜請求項の何れか1項記載の発明において、前記吐出ノズルを閉塞する閉塞手段をさらに有し、前記流体粘度測定手段における演算のための要素の内、前記吐出ノズルから流体が吐出することによって発生する前記要素を排除する。
請求項に記載の発明は、前記請求項1〜請求項の何れか1項記載の発明において、前記流体粘度演算手段で得られた粘度情報を報知する。
請求項に記載の発明は、前記請求項1〜請求項の何れか1項記載の流体粘度測定システムを搭載した印字ヘッドである。
請求項に記載の発明は、圧電素子、前記圧電素子に面接触された振動板、前記圧電素子に所定の周波数を持つ電圧を印加して前記振動板を振動させる振動発生手段を備え、一部の壁面が前記振動板で構成され、他の一部に吐出ノズルが設けられた空間室内に圧力を加えて当該空間室内に充填された流体を前記吐出ノズルから吐出させる流体吐出モジュールでの流体の粘度を測定する場合に、少なくとも前記空間室内の流体の粘度ηを、音響抵抗r、前記空間室内の流路の最小断面径D1、最大断面径D2、及び流路の長さleをパラメータとする音響工学に基づく音響系方程式にあてはめて求める際、前記流体吐出モジュールにおける流体吐出動作を、レジスタンスR、リアクタンスL、キャパシタンスCを用いた等価回路として表現し、前記レジスタンスR、前記リアクタンスL、前記キャパシタンスC、周波数f、及び電圧と電流との位相差θの相関関係に基づいた演算式で位相差θを求め、前記流体吐出モジュールを動作させて得た周波数に対する電圧と電流との位相差との関係を示す特性の実測値データに基づく電圧と電流との位相差と、前記演算式で求めた位相差θとの差の2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記位相差θを求める演算式の補正を繰り返し、前記2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記補正がされた演算式に基づいて前記等価回路における前記位相差θがピーク値となる前記周波数fの下でのレジスタンスRを求め、この前記等価回路上のレジスタンスRを、前記音響抵抗rに代入して、前記音響系方程式から流体粘度ηを演算することをコンピュータに実行させる流体粘度測定プログラムである。
請求項に記載の発明は、前記請求項に記載の発明において、前記音響系方程式が、以下の(1)式で表される
請求項1記載の発明によれば、流体を無駄にすることなく、吐出ノズルに充填された流体の粘度を測定することができるという効果を有する。
請求項によれば、本構成を有しない場合に比べて、演算が容易となる。
請求項に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、測定される粘度値の精度が高くなる。
請求項に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、演算が簡便となる。
請求項に記載の発明によれば、粘度の変化を迅速に認識することができる。
請求項に記載の発明によれば、流体を無駄にすることなく、吐出ノズルに充填された流体の粘度を測定することができるという効果を有する。
請求項〜請求項8に記載の発明によれば、流体を無駄にすることなく、吐出ノズルに充填された流体の粘度を測定することができるという効果を有する。
(第1の実施の形態)
図1には、本実施の形態に係る、インクジェットプリンタに備えられた流体吐出モジュール12が示されている。
図1に示される如く、流体吐出モジュール12は、吐出ノズル40、インクタンク(チャンバ)41、空間室の流路である供給路44、圧力室46、及び圧電素子48を備えている。なお、流体吐出モジュール12は、各々液滴を吐出させる複数の吐出ノズル40が列状又はマトリクス状に配置されており、各吐出ノズル40からインク液による液滴を吐出して、記録用紙上に画像を記録するものである。
インクタンク41には、図示しないインクカートリッジ(液体貯蔵タンク)から適量のインク液が供給され、一時的に蓄えられる。また、インクタンク41は、供給路(絞り部分)44を介して圧力室46と連通されており、圧力室46は吐出ノズル40を介して外部と連通されている。
さらに、圧力室46の壁面の一部は、振動板46Aにより構成されており、当該振動板46Aには圧電素子48が面接触されて取り付けられている。圧電素子48は、電源電圧発生装置20によって印加される交流電圧(又は交流と直流が重畳された電圧)の駆動波形に応じて変形して振動板46Aに対する圧力を変化(振動)させることにより、圧力室46に体積変化(収縮又は膨張)を発生させる。
すなわち、圧力室46の体積変化により発生するインク液の圧力波(振動波)によってインクタンク41内に蓄えられたインク液が供給路44及び圧力室46を介して吐出ノズル40から吐出されるようになっている。なお、その際、交流電圧発生装置20によって印加される交流電圧における電流値を電流計24で測定している。
図2に示されているように、流体吐出モジュール12は、各圧電素子48への電圧印加を制御するスイッチIC(Integrated Circuit)(以下、SW−ICと称する)50と、前記インク液の粘度を測定するための測定機能を有する検査装置10を備えている。
SW−IC50は、PチャネルMOS形(Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)(以下、PMOSFETと称する)52と、NチャネルMOS形電界効果トランジスタ(以下、NMOSFETと称する)54と、インバータ56と、検査電圧入力端子58と、電圧出力端子60と、制御信号入力端子62と、バックゲート端子64Aと、及びバックゲート端子64Bを備えている。
なお、本実施の形態に係るSW−IC50では、PMOSFET52、NMOSFET54、インバータ56、電圧出力端子60、及び制御信号入力端子62は圧電素子48毎に設けられているが、図2では、1つの圧電素子48に対応して設けられた部分のみ図示している。
また、SW−IC50では、検査電圧入力端子58、バックゲート端子64A、及びバックゲート端子64Bは1つだけ設けられている。
PMOSFET52のソース及びNMOSFET54のドレインは、検査電圧入力端子58に接続されており、PMOSFET52のドレイン及びNMOSFET54のソースは、電圧出力端子60を介して対応する圧電素子48の一方の電極に接続されている。
また、PMOSFET52のゲートは、制御信号入力端子62に直接接続されており、NMOSFET54のゲートは、インバータ56を介して制御信号入力端子62に接続されている。
さらに、PMOSFET52のバックゲートは、バックゲート端子64Aに接続されており、NMOSFET54のバックゲートは、バックゲート端子64Bを介して接地されている。このバックゲート端子64Aには、インクジェットプリンタの図示しない電源装置から所定電圧レベルの電圧が印加されている。
一方、検査装置10は、交流電圧発生装置20と、電圧計22と、電流計24と、制御部28と、2つの検査電圧出力端子26A、26Bと、ディスプレイ29Aと、及び操作パネル29Bを備えている。
交流電圧発生装置20は、一方の端子が検査電圧出力端子26Aに接続されており、他方の端子が接地される共に、検査電圧出力端子26Bに接続されている。交流電圧発生装置20は、制御部28からの制御により、正弦波形の交流電圧を発生するものとされると共に、発生する交流電圧の周波数を変更する。
電圧計22は、交流電圧発生装置20の一方及び他方の両端子にそれぞれ接続されており、当該両端子間の電位差を示す電位差信号を制御部28へ出力する。
電流計24は、交流電圧発生装置20の他方の端子と検査電圧出力端子26Bとを繋ぐ配線27上に設けられており、配線27に流れる電流を測定し、測定された電流値を示す電流値信号を制御部28へ出力する。
図3に示されているように、検査装置10における制御部28は、装置全体の動作を司るCPU(Cetral Processing Unit:中央処理装置)30、CPU30による各種処理プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)31、各種制御プログラム及び各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)32、各種情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)33、交流電圧発生装置20による交流電圧の発生動作を制御する電圧発生制御部34、流体吐出モジュール12に設けられた複数の吐出ノズル40から検査対象とする吐出ノズル40を選択するための制御信号の出力を制御する制御信号出力制御部35、ディスプレイ29Aへの検査結果や操作メニュー又はメッセージなどの各種情報の表示を制御する表示制御部36、及び操作パネル29Bに対する操作を検出する操作入力検出部37を備えている。
また、制御部28には、電圧計22から出力された電位差信号及び電流計24から出力された電流値信号が入力される。
CPU30、RAM31、ROM32、HDD33、電圧発生制御部34、制御信号出力制御部35、表示制御部36、及び操作入力検出部37は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU30は、RAM31、ROM32、及びHDD33へのアクセス、電圧発生制御部34を介した交流電圧発生装置20による交流電圧の発生の制御、制御信号出力制御部35からの制御信号の出力の制御、表示制御部36を介したディスプレイ29Aへの操作画面又は各種メッセージ等の各種情報の表示の制御を各々行う。また、CPU30は、操作入力検出部37により検出された操作情報に基づいて操作パネル29Bに対する操作を把握し、電位差信号及び電流計24から入力される電位差信号及び電流値信号に基づいて交流電圧発生装置20の両端子間の電位差及び配線27に流れる電流値を把握する。
ここで、制御部28では、前述したように、吐出ノズル40から吐出されるために圧力室46等に充填されたインク液の粘度ηを測定するための測定機能を有している。この粘度測定は、予め記憶された粘度測定プログラムに従って実行されるものであり、以下、圧電素子48(図1参照)に電圧を印加し、その電圧−電流位相差からインクの粘度を測定する際における粘度測定原理を説明する。
図1に示される如く、圧電素子48に電圧(交流又は直流/交流重畳電圧)を印加すると、圧電素子48の電気的特性と流体吐出モジュール12の流路の音響特性からなる等価回路と見立ててアドミタンス・位相差を測定する。
また、インクが吐出ノズル40表面などで物性変化を起こすとアドミタンス・位相差の測定値に変化が現れ、その数値からインクの粘度変化が検出される。なお、粘度は吐出ノズル40部分の抵抗値に対応するので位相差の変化から吐出ノズル40部分の抵抗値の変化を検出することにより、粘度変化を検出する。
図4(A)は、流体吐出モジュール12の音響特性を示す等価回路(以下、「第2の等価回路」という)である。
図4(B)は、流体吐出モジュール12の電気特性を示す等価回路(以下、「第1の等価回路」という)である。
ここで、図4(A)の音響特性等価回路(第2の等価回路)と、図4(B)の電気特性等価回路(第1の等価回路)との間の、変数の変換式は、以下の(2)式〜(4)式で表される。
次に、第2の等価回路における音響抵抗に着目すると、音響特性を示す第2の等価回路での微分方程式((5)式参照)の「p」は、それぞれ電気特性を示す第1の等価回路での微分方程式((6)式参照)の「e」に相当する。
また、音響特性を示す第2の等価回路での微分方程式((5)式参照)の「u」は、それぞれ電気特性を示す第1の等価回路での微分方程式((6)式参照)の「i」に相当する。
p=r・u・・・(5)
e=re・i・・・(6)
但し、
p:圧力
e:電圧
u:体積速度
i:電流
音響特性の等価回路(第2の等価回路)において、音響抵抗に関する微分方程式(音響系部分方程式)は、式(1)となる。
但し、
D1:最小流路の断面径
D2:最大流路の断面径
le:流路の長さ
η:インク粘度
上記音響特性と電気特性との関係から、電気特性の等価回路(第1の等価回路)における、抵抗分(供給路44(並びに、吐出ノズル40の開放時は吐出ノズル40)が測定できれば、これを音響特性の等価回路(第2の等価回路)に置き換えることで、簡単に粘度ηを得ることができることがわかる。
電気特性の等価回路(第1の等価回路)における、抵抗分(供給路44及び吐出ノズル40での抵抗分)を得るには、大きく分けて、以下の3つの処理を実施する必要がある。
(実施処理1) 印加される電源の周波数を変化させて(本実施の形態では、10000Hz〜1010000Hzの範囲)、電源の電圧と電流との位相差(サンプリング周波数単位は2500Hz)を求める(図6の周波数−位相差特性図参照)。
図6に示されているように、実測値の周波数と位相差の関係を示している第1の波形600上の共振している領域における低周波数領域側の第1の領域610、及び高周波数領域側の第2の領域620が存在する。
(実施処理2) 周波数−位相差特性の共振位置におけるカーブフィッティング処理を実行する。
(実施処理3) 電源の周波数を相対的に低周波数領域、高周波数領域での共振点の等価回路を想定する。
ここで、図7が低周波数領域の等価回路であり、図8が低周波数領域の等価回路である。
その後(カーブフィッティング後)、高周波数領域での等価回路からは、L1,C1,R1成分の数値を求め、低周波数領域での等価回路からは、L2,R2,L3,R3成分の数値を求める。
なお、本実施の形態の電気的等価回路(第1の等価回路)は、図7(低周波数領域)と同等となる。一方、高周波数領域の等価回路では、図7と共通する要素がL1、C1,R1であることがわかる。低周波数の等価回路では、この要素(L1、C1,R1)が微小値であるため、当該要素(L1、C1,R1)が顕著となる図8の等価回路で特定し、図7の等価回路の同一の要素(L1、C1,R1)に充当するようにしている。
同定された第1の等価回路の抵抗成分R3の数値を、第2の等価回路に基づく音響系微分方程式((1)式参照)の音響抵抗rに代入することで、粘度ηが求められる。
但し、
D1:最小流路の断面径
D2:最大流路の断面径
le:流路の長さ
η:インク粘度
(電気系等価回路の抵抗分と粘度との関係)
図15は、粘度ηが変化したときの、周波数−位相差特性図である。なお、図15(a)は粘度ηが3[mPa・s]、図15(b)は粘度ηが5[mPa・s]、図15(c9は粘度ηが10[mPa・s]、図15(d)は粘度ηが20[mPa・s]の場合を示している。
この図15(a)〜図15(d)に示されているように、共振周波数の抵抗分(R2又はR3)の変化が粘度ηと相関関係を持っていることがわかる。
以下に本実施の形態の作用を図5のフローチャートに従い説明する。
図5では、3つの工程に分類することができる。
第1の工程(図5の鎖線枠510参照)は測定前準備工程、第2の工程(図5の鎖線枠540参照)は測定及び粘度出力工程、第3の工程(図5の鎖線枠560参照)は後処理工程である。
(第1の工程510)
ステップ512では、測定液体充填を行う。詳細には、インクカートリッジからインクタンク41(図1参照)に粘度を測定するためにインク(液体)を充填する。インクがインクタンク41(図1参照)に充填されたらステップ514へ進む。
ステップ514では、吸引など正常に充填する。詳細には、インクカートリッジからのインクの吸引などが正常に最後まで流体吐出モジュール12(図1参照)全体に充填されるまでインク液の充填を行う。
以上が第1の工程であるが、実際は後述する第2の実施の形態との区別をするための、吐出ノズル40(図1参照)へのキャップの装填、非装填に関するオプション設定を行う。
このオプション設定により、吐出ノズル40の近傍における等価回路の要素(L3、C3、R3)成分を考慮するか(キャップ非装填)、キャンセルするか(キャップ装填)を決め、第2の工程における演算処理を変更する。
なお、第1の実施の形態では、キャップ非装填を想定して処理を進める(第2の工程におけるステップ542へ移行)。
(第2の工程)
ステップ542では、電圧印加及び直流測定を行う。詳細には、圧電素子48に電圧(交流電圧、または交流と直流の重畳電圧)印加を行い、そのときの圧電素子48での電流測定を行う(図1参照)。
このとき、前述した(実施処理1)前段部分に基づき、印加される電源の周波数を変化させながら実行する(本実施の形態では、10000Hz〜1010000Hzの範囲)。
このステップ542での処理が終了すると、ステップ544へ移行する。
ステップ544では、電圧・電流位相を測定、及びメモリに格納する。詳細には、ステップ542において、圧電素子48での電流測定を行った後、電圧・電流位相差を測定し、その測定結果をメモリ(例えば、RAM31又はHDD33)に格納する。電圧・電流位相の測定結果をメモリに格納後、ステップ546へ進む。
すなわち、前述の(実施処理1)の後段部分であり、電源の電圧と電流との位相差をサンプリング周波数単位、2500Hzで求め、図6の周波数−位相差特性図を作成する。
次のステップ546では、前述した(実施処理2)である、カーブフィッティングを行う。すなわち、周波数−位相差特性の共振位置におけるカーブフィッティング処理を実行する。
より詳細には、ステップ544において測定してメモリに格納された電圧・電流位相差のデータに基づき、音響抵抗から周波数と位相差との関係を、シンプレックス法などの非線形最小二乗規範で最適化アルゴリズムを用いて曲線(カーブ)の近似式を算出し、周波数と位相差との関係の実測値と同定値とを比較してフィッティングを行う。なお、このカーブフィッティングに関しては、所定の許容値(閾値)以内の範囲になるまでフィッティング処理を行い、実測値との誤差を所定の許容値(閾値)以内になるまで処理を行い続ける。また、フィッティングとは、実測値と理論値の曲線が近づくように変数を求めることであり、フィッティングの評価には、実測値と理論値の差の2乗和を用いる。さらに、この評価方法は、ベクトル差分の定量化に用いられるノルム(平面、空間における幾何学的ベクトルの長さの概念の一般化のベクトル空間に対して距離を与えるための数学的道具)と呼ばれるもので、ノルムが小さいほどよりフィッティングしていることを表す。そのノルムの最小化のアルゴリズムには、Levenberg−marquardtアルゴリズムを用い、非線型方程式で差の2乗和を最小化している。そして、周波数と位相差との関係の実測値と同定値とのカーブフィッティングを行った後、ステップ548へ進む。
なお、カーブフィッティングの処理例については後述する。
ステップ548では、前述の(実施処理3)に基づいて、粘度測定及び出力を行う。
すなわち、実施処理1で得られた特性(図6参照)を相対的に低周波数領域、高周波数領域での共振点の等価回路(図7が低周波数領域の等価回路、図8が低周波数領域の等価回路)を想定し、。
高周波数領域での等価回路からは、L1,C1,R1成分の数値を求め、低周波数領域での等価回路からは、L2,R2,L3,R3成分の数値を求める。
最後に、同定された第1の等価回路の抵抗成分R3の数値を、第2の等価回路に基づく音響系微分方程式((1)式参照)の音響抵抗rに代入することで、粘度ηが求められる。
但し、
D1:最小流路の断面径
D2:最大流路の断面径
le:流路の長さ
η:インク粘度
上記第2の工程540が終了すると、第3の工程560のステップ562へ移行する。
ステップ562では、粘度の良否判定を行う。詳細には、第2の工程のステップ548で得られたインクの粘度の結果をCPU30(図3参照)によって良否判定する。インクの粘度が正常であると判定されたなら、このルーチンは終了し、インク粘度が異常であると判定されたのであれば、再び、第1の工程510のステップ512へ戻って測定前準備から測定をやり直すか、又は第2の工程540のステップ542へ戻って粘度の測定及び出力からやり直す。
(カーブフィッティング処理例)
図9に示しているように、フィッティングに関し、それぞれの周波数に対する位相差実測値、理論測定値、及び位相差実測値と理論測定値の差の2乗との関係から、測定した全ての周波数における位相差実測値と理論測定値の差の2乗の総和が算出される。
なお、この総和を算出する際には、Scilabというソフトウェアのlsqrsolveコマンドを用いて実測値、理論式、各変数の初期値を入力するとカーブフィッティングを行い、最もフィッティングしたときの各変数の値が算出される。
また、Scilabというソフトウェアのlsqrsolveコマンドは、evenberg−marquardtアルゴリズムを用い、非線型方程式で差の2乗和を最小化している手法である。
図10に示されているように、高周波数領域側の共振領域の波形におけるフィッティング結果(実測値及び同定値)では、圧電素子Cd、リアクタンスL0、キャパシタンスC0、レジスタンス素子C0、Rs、及び定数tdを定数として与えた場合であり、リアクタンスL1=3.0×10−2[H]、キャパシタンスC1=2.2×10−12[F]、レジスタンスR1=4.0×10[Ω]とし、フィッティング条件はScilabのデフォルト値(初期値)としている。
図10の実測値及び同定値のフィッティング波形に示されているように、図8の等価回路700に基づいて、高周波数領域側の共振領域の波形におけるフィッティングは、図7の等価回路のリアクタンスL1、キャパシタンスC1、レジスタンスR1の同定に使用する理論式(電磁気学上、一般に位相差を求める式であり、予めScilabに格納している)を用いて行う。
同様に、低周波数領域側の共振領域の波形におけるフィッティングを行う。
図11に示されているように、低周波数側のフィッティング結果(実測値及び同定値)は、圧電素子Cd、リアクタンスL0、キャパシタンスC0、レジスタンスR0、Rs、定数tdのそれぞれを定数として、リアクタンスL1、キャパシタンスC1、レジスタンスR1を高周波数領域側の共振領域の下で演算した値とすることによってリアクタンスL2、レジスタンスR2、L3、R3を求める。
従って、R3から粘度ηを算出するために、体積弾性率k3=2.0×1012、電気音響変換係数A=2.0×10とする下記の式(7)に代入し、粘度が算出される。
例えば、R3=2.1×10[Ω]とすると、式(7)から粘度ηを求めると、粘度η=4.2[mPa・s]となる。
なお、高周波数側の同定においては、位相差θではなく、アドミタンスYで同定してもよい。また、低周波数側の同定においても、位相差θではなく、アドミタンスYで同定してもよい。
(第2の実施の形態)
以下に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は、第1の実施の形態で採用した測定システム、測定方法、及び測定プログラムに関するものであり、第1の実施の形態で説明した構成と同一構成については、同一符号を付して、その構成を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、ポリイミドを表面に貼り付けたプレートを吐出ノズル40(図1参照)面側に押し当てて測定を行うことにある。
すなわち、第1の実施の形態で説明した図5のフローチャートにおける第1の工程510の終段で判断するキャップを装填した場合である。
このときの測定結果は第1の実施の形態と似た結果が得られるが、低周波数側は供給路44(図1参照)のみの等価回路(図12参照)となる。
なお、この第2の実施の形態では、L1、C1、R1の要素成分がさらに微小値であり、0に近似させればよく(要素として不要であり)、この結果、高周波数領域側での共振領域の位相差取得、並びにカーブフィッティングが不要となる。
以下、本発明の第2の実施の形態の作用を説明する。
低周波数領域側の波形におけるフィッティングを行うために、圧電素子C0、リアクタンスL0、キャパシタンスC0、レジスタンスR0、Rs、及び定数tdを定数として、理論式(アドミタンスY又は位相差θ)を用いてリアクタンスL2及びレジスタンスR2が算出される。
レジスタンスR2から粘度ηを算出する式(8)に代入し、粘度が算出される。例えば、体積弾性率k2=4.0×1012、電気音響変換係数A=2.0×10で、R2=4.3×10[Ω]であると、粘度ηは4.3[mPa・s]となる。
なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、圧電素子を用いたヘッド、すなわち、ピエゾインクジェットヘッドを例にとり説明したが、流体吐出モジュールとしは、TIJ(Thermal Ink Jet)ヘッド(サーマルインクジェット方式の流体吐出モジュール)であっても、同様の効果を得ることができる。
(TIJヘッドの概略構成)
図13(a)、図13(b)、及び図13(c)には、この吐出ノズル1300の基本的な構成が示されている。図13(a)では、吐出ノズル1300の平面図が示されており、図13(b)では図13(a)のA−A断面図が示されている。
なお、図13(a)、図13(b)、及び図13(c)では、インク吐出口1302が設けられた吐出ノズル面1304が上部に配置されているが、インク液(インク滴)1306は重力方向(下方)に向けて吐出される。また、図示しないインク供給手段が設けられており、毛管力や圧力差によって、インク供給手段(図示省略)からインク室1308へインク液1306が供給される。
このインク室1308の外周面には、インク吐出手段1310が設けられている。このインク吐出手段1310はサーマルインクジェット方式の吐出手段であり、インク室1308の外周面に図示しないヒータを設けて構成されている。
ヒータは例えば、多結晶シリコンからなる発熱体層の上にタンタルからなる保護層を積層して構成されており、図示しない信号印加手段により画像信号に応じたタイミングで所定の信号が印加されるように配線されている。このヒータが加熱すると、インク液1306に含まれる揮発成分が瞬時に蒸発して、気泡が発生しインク液1306がインク吐出口1302から吐出される。
なお、ここではインク吐出手段1310は、インク室1308の外周面に設けられているが、必ずしも外周面に設ける必要はなく、インク室1308の底面の一部に設けることもできる。また、インク吐出口1302の形状は円形に限るものではなく、楕円形や多角形など任意の形状であってもその効果は変わるものではない。
一方、吐出ノズル面1304には、シール液体1312が塗布されており、インク吐出口1302内のインク液1306が空気に接触しないようにしている。このシール液体1312は、性能を維持するため、シール液体1312とインク液1306とは互いに相溶性がなく、また、シール液体1312はインク液1306とは自発的に乳化しないことが必要である。
また、図13(b)に示されているように、吐出ノズル面1304に塗布されたシール液体1312は、インク吐出口1302内のインク液1306に接触して吐出ノズル面1304にシール液体1312の膜を形成する。
さらに、図13(c)に示すように、吐出ノズル1300の吐出ノズル面1304には、インク液1306を貯溜するインク室1308が複数設けられている。
図14に示されているように、図13において示されている吐出ノズル1300の中での気泡の成長とインク滴1402の噴射を示したものである。
インク吐出手段1310によってヒータが加熱されると、インク液1306に含まれる揮発成分が瞬時に蒸発して、気泡1308が発生し、吐出ノズル面1304及びシール液体1312を通って、インク滴1402がインク液1306からインク吐出口1302から吐出される。
サーマルインクジェットプリンタの場合におけるインクの粘度測定方法としては、ピエゾ素子を流路内に入れてアドミタンス測定システムを設置する。具体的には、サーマルインクジェットプリンタの場合は、圧電素子、又は圧電素子と連動して振動する振動板、及びその振動板を流路壁の一部とした液体を流す流路からなり、圧電素子を外部から電圧を印加して振動させ、そのときの電流、電圧比、位相差を測定する。なお、圧電素子に正弦波(矩形波、三角波でもよい)を印加(液面が揺れる必要はない)し、そのときの電圧及び電流の位相差を印加周波数毎に測定する。
本発明に係る検査対象となる流体吐出モジュールの断面図が示されている。 本発明に係る検査システム及び流体吐出モジュールに関連する部分の概略構成が示されている。 本発明に係る制御部の概略構成が示されている。 本発明に係る流体吐出モジュールを電気−音響回路と、その等価回路として示されている。 本発明に係る粘度の測定及び出力するためのフローチャートが示されている。 本発明に係るインクの粘度を算出するために、実測値の周波数と位相差との関係を示した第1の波形である。 本発明に係る低周波数側のカーブフィッティングをするための第6の等価回路を示している。 本発明に係る高周波数側のカーブフィッティングをするための第12の等価回路を示している。 本発明に係るフィッティングに関して、周波数に対する位相差実測値、理論測定値、及び位相差実測値と理論測定値の差の2乗との関係をそれぞれ示している。 本発明に係る高周波数側のフィッティング結果(実測値及び同定値)のカーブを示している。 本発明に係る低周波数側のフィッティング結果(実測値及び同定値)のカーブを示している。 本発明に係るポリイミドを表面に貼り付けたプレートを吐出ノズル面側に押し当てて測定する場合における流体吐出モジュールの等価回路(第16の等価回路)を示している。 本発明に係るTIJ(サーマルインクジェット方式)ヘッドの構成を示している。 本発明に係る吐出ノズルの中での気泡の成長とインク滴の噴射を示した流体吐出モジュールの様子を示している。 本発明に係る粘度によって変化する周波数と位相差との関係を示している。
符号の説明
12 流体吐出モジュール(流体吐出モジュール)
20 交流電圧発生装置(振動発生手段)
28 制御部(等価回路想定手段、抵抗分抽出手段、流体粘度演算手段)
40、1300 吐出ノズル(吐出ノズル)
44 供給路(流路)
48 圧電素子(圧電素子)
46A 振動板(振動板)
η 粘度

Claims (8)

  1. 圧電素子、前記圧電素子に面接触された振動板、前記圧電素子に所定の周波数を持つ電圧を印加して前記振動板を振動させる振動発生手段を備え、一部の壁面が前記振動板で構成され、他の一部に吐出ノズルが設けられた空間室内に圧力を加えて当該空間室内に充填された流体を前記吐出ノズルから吐出させる流体吐出モジュールと、
    前記流体吐出モジュールを動作させて周波数に対する電圧と電流との位相差の関係を示す特性の実測値データを得る実測値取得手段と、
    少なくとも前記空間室内の流体の粘度ηを、音響抵抗r、前記空間室内の流路の最小断面径D1、最大断面径D2、及び流路の長さleをパラメータとする音響工学に基づく音響系方程式にあてはめて求める際、前記流体吐出モジュールにおける流体吐出動作を、レジスタンスR、リアクタンスL、キャパシタンスCを用いた等価回路として表現することで、前記レジスタンスR、前記リアクタンスL、前記キャパシタンスC、周波数f、及び電圧と電流との位相差θの相関関係に基づいた演算式で位相差θを求めると共に、前記実測値取得手段が取得した前記実測値データに基づく電圧と電流との位相差と、前記演算式で求めた位相差θとの差の2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記位相差θを求める演算式の補正を繰り返し、前記2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記補正がされた演算式に基づいて前記等価回路における前記位相差θがピーク値となる前記周波数fの下でのレジスタンスRを求め、この前記等価回路上のレジスタンスRを、前記音響抵抗rに代入して、前記音響系方程式から流体粘度ηを演算する流体粘度演算手段と、
    を有する流体粘度測定システム。
  2. 前記音響系方程式が、以下の(1)式で表される請求項記載の流体粘度測定システム。
  3. 前記位相差θが前記ピーク値となる前記周波数fを、予め設定した固定値とする請求項1又は請求項2記載の流体粘度測定システム。
  4. 前記吐出ノズルを閉塞する閉塞手段をさらに有し、
    前記流体粘度測定手段における演算のための要素の内、前記吐出ノズルから流体が吐出することによって発生する前記要素を排除する請求項から請求項の何れか1項記載の流体粘度測定システム。
  5. 前記流体粘度演算手段で得られた粘度情報を報知する請求項1から請求項の何れか1項記載の流体粘度測定システム。
  6. 前記請求項1から請求項の何れか1項記載の流体粘度測定システムを搭載した印字ヘッド。
  7. 圧電素子、前記圧電素子に面接触された振動板、前記圧電素子に所定の周波数を持つ電圧を印加して前記振動板を振動させる振動発生手段を備え、一部の壁面が前記振動板で構成され、他の一部に吐出ノズルが設けられた空間室内に圧力を加えて当該空間室内に充填された流体を前記吐出ノズルから吐出させる流体吐出モジュールでの流体の粘度を測定する場合に、
    少なくとも前記空間室内の流体の粘度ηを、音響抵抗r、前記空間室内の流路の最小断面径D1、最大断面径D2、及び流路の長さleをパラメータとする音響工学に基づく音響系方程式にあてはめて求める際、前記流体吐出モジュールにおける流体吐出動作を、レジスタンスR、リアクタンスL、キャパシタンスCを用いた等価回路として表現し、前記レジスタンスR、前記リアクタンスL、前記キャパシタンスC、周波数f、及び電圧と電流との位相差θの相関関係に基づいた演算式で位相差θを求め、
    前記流体吐出モジュールを動作させて得た周波数に対する電圧と電流との位相差との関係を示す特性の実測値データに基づく電圧と電流との位相差と、前記演算式で求めた位相差θとの差の2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記位相差θを求める演算式の補正を繰り返し、
    前記2乗和の総和が所定のしきい値以下になるまで前記補正がされた演算式に基づいて前記等価回路における前記位相差θがピーク値となる前記周波数fの下でのレジスタンスRを求め、
    この前記等価回路上のレジスタンスRを、前記音響抵抗rに代入して、前記音響系方程式から流体粘度ηを演算することをコンピュータに実行させることを特徴とする流体粘度測定プログラム。
  8. 前記音響系方程式が、以下の(1)式で表される請求項7記載の流体粘度測定プログラム
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