JP2009255418A - 液体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部要因に伴う液量検出精度の低下の抑制または防止。
【解決手段】制御回路13は、センサ駆動回路11に対して検出信号の出力を要求すると共に、スイッチSW1をオンする。制御回路13は、信号検出回路12に対して液体の有無の判定を要求すると共に、液体検出部21に対する検出信号の駆動波形の入力が終了したタイミングでスイッチSW1をオフして接地部17と液体検出部21とを電気的に遮断する。制御回路13は、信号検出回路12によって検出された検出結果信号に基づいて、外部要因に起因する液体検出部21の特性変動を検出し、検出信号補正テーブルT1を用いて検出結果信号に現れる特性変動の影響を低減または解消するための検出信号の補正値を決定する。制御回路13は補正値に基づいて、以降の検出信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体収容体における液量を検出する液体検出装置および液体収容体における液量を検出する液量検出方法に関する。
液体収容体、例えば、インクカートリッジ、における液量を検出するために液量検出センサ、例えば、圧電素子を用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、圧電素子に対して所定の波形を有する検出信号を印加して電歪させ、電歪後の残留振動によって発生する残留振動波形を用いて液量が検出される。
特開2001−146030号公報
しかしながら、一般的に、圧電素子を用いた液量検出センサは、内部抵抗(絶縁抵抗)を有しており、外部要因によって絶縁抵抗(抵抗の低下)が変化すると逆起電圧波形に傾きが発生し、検出精度が低下するという問題があった。
なお、上記課題は、液量検出センサとして用いられる場合のみならず、残留振動波形を用いた検出技術に共通して発生し得る課題である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、外部要因に伴う液量検出精度の低下の抑制または防止を目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は以下の種々の態様を採る。
第1の態様は、液体収容体が有する液体検出部を介して液体収容体における液量を検出するための液体検出装置を提供する。第1の態様に係る液体検出装置は、前記液体検出部に対して検出信号を出力する検出信号出力部と、前記検出信号の入力を受けて前記液体検出部から出力される検出結果信号を用いて外部要因に起因する前記液体検出部の特性変動を検出する検出部と、前記検出された特性変動に基づいて、前記検出信号を補正する検出信号補正部とを備える。
第1の態様に係る液体検出装置によれば、液体検出部から出力される検出結果信号を用いて外部要因に起因する液体検出部の特性変動を検出し、検出した特性変動に基づいて、検出信号を補正するので、外部要因に伴う液量検出精度の低下を抑制または防止することができる。
第1の態様に係る液体検出装置において、前記外部要因は前記検出部に電流リークをもたらす周辺環境の変化であっても良い。この場合には、周辺環境の変化に伴う液体検出部の特性変動を検出することができる。
第1の態様に係る液体検出装置において、前記検出信号補正部は前記電流リークに伴う電圧変動を打ち消すように前記検出信号を補正しても良い。この場合には、検出部の劣化に伴う液量検出精度の低下を抑制または防止することができる。
第1の態様に係る液体検出装置において、前記液体検出部は圧電素子を備えており、前記液体収容体は備えられている圧電素子に固有の検出信号に関する情報を格納する記憶装置を備えており、前記検出信号出力部は、前記記憶装置に格納されている前記圧電素子に固有の検出信号に関する情報に基づいて前記液体検出部に対して前記検出信号を出力しても良い。この場合には、圧電素子毎に適当な検出信号を用いることが可能となり、液量検出精度を向上させることができる。
第2の態様は、液体検出部を備える液体収容体における液量を検出するための液量検出方法を提供する。第2の態様に係る液量検出方法は、前記液体検出部に対して検出信号を出力し、前記検出信号の入力を受けて前記液体検出部から出力される検出結果信号を用いて外部要因に起因する前記液体検出部の特性変動を検出し、前記検出された特性変動に基づいて、前記検出信号を補正し、前記補正された検出信号を用いて前記液体収容体における液量を検出することを備える。
第2の態様に係る液量検出方法によれば、外部要因に起因する液体検出部の特性変動を検出し、検出された特性変動に基づいて、検出信号を補正し、補正された検出信号を用いて液体収容体における液量を検出するので、外部要因に伴う液量検出精度の低下を抑制または防止することができる。また、第2の態様は、第1の態様と同様にして種々の態様にて実現され得る。さらに、第2の態様は、コンピュータプログラム、CD、DVD、HDDといったコンピュータ読み取り可能媒体に記録されたコンピュータプログラムとしても実現され得る。
以下、本発明に係る液体検出装置および液量検出方法について図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
・液体検出装置および液体収容体の構成
図1および図2を参照して本実施例に係る液体検出装置の構成について説明する。図1は本実施例に係る液体検出装置と液体収容体の機能的な内部構成を示すブロック図である。図2は本実施例に係る液体検出装置が備える制御回路の機能的な内部構成を示すブロック図である。
本実施例に係る液体検出装置10は、センサ駆動回路11、信号検出回路12、制御回路13、スイッチSW1、装置側駆動端子14、装置側接地端子15を備えている。液体収容体20は、液体検出部21、液体収容室23、収容体側駆動端子24、収容体側接地端子25を備えている。本実施例では、液体検出装置10と液体収容体20とは別体の構成を取り、液体収容体20は液体検出装置10に対して脱着可能に装着される。液体検出装置10と液体収容体20とは、装置側駆動端子14と収容体側駆動端子24、装置側接地端子15と収容体側接地端子25がそれぞれ接触することによって電気的に接続される。
・液体収容体の構成:
説明を容易にするため、液体収容体の構成から説明する。液体検出部21は、液体収容室23内に所定量以上の液体が存在するか否か、すなわち、液体収容室23に液体が存在するか否かを検出する。本実施例において用いられる液体検出部21は、第1の電極21aと第2の電極21bとによって挟持された圧電素子21cを液量センサとして用いている。なお、液体検出部21は、圧電素子21cに限らず、その他の電気−機械エネルギ変換素子、液量に関する情報を電気的な信号として出力可能な素子をセンサとして用いることができる。
液体検出部21の第1の電極21aは収容体側駆動端子24と接続され、第2の電極21bは収容体側接地端子25と接続されている。収容体側駆動端子24、第1の電極21aを介して、圧電素子21cに対して電圧が印加されると、電圧が印加された圧電素子21cは、逆圧電効果により歪む。この状態で、圧電素子21cに対して所定周波数の駆動信号を印加して、収容体側駆動端子24または収容体側接地端子25に対する電圧の印加を解除すると、圧電素子21cは液体検出部21を含む系は固有振動数(共振周波数)にて自由振動する。圧電素子21cは、液体検出部21を含む系の固有振動数にて残留振動し、残留振動によって逆起電力を発生し、逆起電力の変動に応じた残留振動周波数(残留振動波形)を有する逆起電圧信号(検出結果信号)を出力する。検出結果信号は、収容体側駆動端子24、収容体側接地端子25のうち、電圧の印加が解除された端子に出力される。
ここで、液体検出部21を含む系には液体収容室23、すなわち液体も含まれるため、液体の有無によって固有振動数が異なってくる。したがって、液体検出部21を含む系に液体が含まれる場合の共振周波数に対応する周波数信号、または液体検出部21を含む系に液体が含まれない場合の共振周波数に対応する周波数信号を液体検出部21に印加すると、液体検出部21から出力される検出結果信号に基づいて、液体検出部21を含む系に液体が含まれるか否かを判定することができる。あるいは、液体検出部21を含む系に液体が含まれる場合と含まれない場合のいずれの場合、すなわち、液体収容体20に液体が含まれる場合と含まれない場合のいずれにも検出結果信号を得ることができる共通の検出信号を用いても良い。共通の検出信号を用いる場合には、単一の信号を用いて液体検出部21を含む系に液体が含まれる場合と、含まれない場合の双方を検出することができる。
具体的な判定方法:
(1)別々の検出信号を用いる場合には、液体が含まれている場合または液体が含まれていない場合に液体検出部21を含む系が取り得る共振周波数の範囲に含まれる周波数信号を入力周波数信号として用い、液体検出部21を含む系が取り得る共振周波数範囲の検出結果信号を得ることができた場合に、液体検出部21を含む系に液体が存在するか否かを判定することができる。ここで、液体検出部21を含む系が取り得る共振周波数範囲とするのは、部品の精度誤差等に起因して変化し得る液体検出部21を含む系の共振周波数は変化し得るからである。
(2)共通の検出信号を用いる場合には、検出信号を入力した結果得られた検出結果信号が、液体検出部21を含む系に液体が含まれる場合に得られる液体有り周波数範囲に含まれるか、あるいは、液体検出部21を含む系に液体が含まない場合に得られる液体無し周波数範囲に含まれるかによって、液体検出部21を含む系に液体が存在するか否かを判定することができる。
本実施例における圧電素子21cは、第1の電極21aと第2の電極21bとの間に内部抵抗(絶縁抵抗)を有している。圧電素子21cの絶縁抵抗は、一般的に湿度が高くなるに連れて抵抗値が低下する特性を有しており、抵抗値が低下すると第1の電極21aと第2の電極21bとの間にリーク電流が発生し、第1の電極21aに対する検出信号の印加を解除すると第1の電極21aの電位が第2の電極21bの電圧に近づき、第2の電極21bに対する接地電圧の印加を解除(接地部17との接続を遮断)すると第2の電極21bの電位が第1の電極21aの電圧に近づく。したがって、第1の電極21aまたは第2の電極21bに出力される検出結果信号に含まれる残留振動波形が傾いてしまい、残留振動波形に基づいた共振周波数の検出精度が低下してしまう。
・液体検出装置の構成:
装置側駆動端子14には、第1の信号線L1を介してセンサ駆動回路11が接続されている。装置側接地端子15には、第2の信号線L2を介して接地部17が接続されている。第2の信号線L2には、接地部17と装置側接地端子15とを電気的に接続または遮断するためのスイッチSW1が配置されている。スイッチSW1としては、各種トランジスタを始め、種々のスイッチング回路を用いることができる。
センサ駆動回路11は、液体収容体20に備えられている液体検出部21に対して、所定の駆動電圧および駆動波形を有する駆動信号(検出信号)を印加する。検出信号は、例えば、次のようにして生成される。センサ駆動回路11には、予め所定周波数の駆動波形データが格納されており、センサ駆動回路11は、駆動波形データを取り込み、ディジタル−アナログ変換した後に、積分処理を実行することにより、所定の駆動波形を有する所定電圧の検出信号を生成する。すなわち、検出信号は所定個数の駆動波形を備えた所定電圧の駆動信号である。センサ駆動回路11は、液体収容体20の液体収容室23に十分に液体が残存している場合、すなわち、液体検出部21を含む系に液体が含まれている場合の固有振動数と同等の振動周波数、または、液体収容室23に液体が所定量以下しか残存していない場合、すなわち、液体検出部21を含む系に液体が含まれていない場合の固有振動数に適合する駆動波形を用いて液体検出部21を駆動する。
信号検出回路12は、装置側接地端子15と、第2の信号線L2および第3の信号線L21を介して接続されている。信号検出回路12には、スイッチSW1がオフされると、装置側接地端子15に入力された検出結果信号が入力される。信号検出回路12は、入力された検出結果信号を用いて、液体収容体20に液体が存在するか否かを検出(判定)する。具体的には、検出結果信号に含まれる残留振動波形に基づく振動周波数を測定することで、液体収容体20に液体が存在するか否かを検出(判定)する。既述のように検出結果信号の振動周波数は、液体検出部21と共に振動する液体検出部21の周囲の構造体(筐体や液体)の固有振動数を表し、液体収容室23に残存する液体量に応じて変化する。したがって、上述の検出信号を用いて駆動された液体検出部21から、検出に用いた振動周波数を含む所定範囲の振動周波数を有する検出結果信号または検出に用いた振動周波数に対して予め対応付けられている振動周波数を有する検出結果信号が測定できたか否かに基づき、液体収容室23に所定量以上の液体が残存しているか否かを判定することができる。
制御回路13には、センサ駆動回路11、信号検出回路12、スイッチSW1が制御信号線を介して接続されている。制御回路13は、図2に示すように、演算処理を実行するための中央演算装置(CPU)131、演算結果および液体検出処理実行プログラム等を記憶するメモリ132、CPU131およびメモリ132と、外部回路(センサ駆動回路11、信号検出回路12)、スイッチSW1とを電気的に接続する入出力インターフェース133が備えられている。CPU131、メモリ132および入出力インターフェース133は内部バス134によって相互に接続されている。
メモリ132には、検出実行モジュールM1、判定実行モジュールM2、検出信号補正モジュールM3、検出信号補正テーブルT1が格納されている。各モジュールM1〜M3はCPU131によって実行されることによって、以下の機能を実現する。検出実行モジュールM1は、センサ駆動回路11に対して検出信号の出力を要求すると共に、スイッチSW1をオンする。判定実行モジュールM2は、信号検出回路12に対して液体の有無の判定を要求すると共に、液体検出部21に対する検出信号の駆動波形の入力が終了したタイミングでスイッチSW1をオフして接地部17と液体検出部21(第2の電極21b)とを電気的に遮断する。検出信号補正モジュールM3は、信号検出回路12によって検出された検出結果信号に基づいて、外部要因に起因する液体検出部21の特性変動を検出し、検出信号補正テーブルT1を用いて検出結果信号に現れる特性変動の影響を低減または解消するための検出信号の補正値を決定する。検出信号補正モジュールM3によって決定された補正値は検出実行モジュールM1に送信され、補正値を受信した検出実行モジュールM1は受信した補正値に基づいて、以降の検出信号を出力する。検出信号補正テーブルT1は、検出された特性変動に対応する検出信号の補正値を複数格納している。
・外部要因に起因する液体検出部の特性変動:
図3は外部要因の影響を受けない場合における液体検出部の特性を示す説明図である。図4は外部要因の影響を受けた場合における液体検出部の特性を示す説明図である。図5は外部要因の影響を受けた場合における検出信号を補正する概念を示す説明図である。図3から図5において横軸は時間、縦軸は信号振幅(電圧変化)を示し、上段は第1の電極21aにおける信号変化、下段は第2の電極21bにおける信号変化を示す。検出信号と表示されている期間は、第1の電極21aに対して所定の矩形波を有する検出信号が入力され、第2の電極21bは接地部17と接地されている。検出結果信号と表示されている期間は、第2の電極21bが接地部17と切り離されることによって開始され、第1の電極21aには矩形波を伴わない検出信号電圧が継続して印加され、第2の電極21bには検出結果信号として残留振動波形を伴う信号が現れる。
本実施例に係る液体検出部21は絶縁抵抗を有している。既述の通り、絶縁抵抗は、周辺環境の変化、たとえば、周辺温度変化、周辺湿度変化によってその特性値が変化する。具体的には、絶縁抵抗は環境湿度が高くなると抵抗値が低下する特性を有しており、液体検出部21の特性に影響を与える外部要因の1つとなり得る。また、液体検出部21における絶縁抵抗の特性(抵抗値)は経年劣化によっても変動し得る。
絶縁抵抗が所期の特性(抵抗値)を有している場合には、図3に示すように、液体検出部21の第2の電極21bを接地部17と切り離した後、第2の電極21bの電位は接地電圧に維持される。したがって、残留振動波形(共振周波数)を容易に抽出することが可能となり、液体収容体20に液体が所定量以上存在するか否かを精度良く判定することができる。なお、図3では説明を容易にするために、戻り電圧が発生していない態様に基づいて説明しているが、残留振動波形(共振周波数)の抽出精度に影響を与えない程度の戻り電圧が発生している場合も、外部要因の影響を受けない場合に含まれることは言うまでもない。
一方、絶縁抵抗の値が低下している場合には、図4に示すように、液体検出部21の第2の電極21bを接地部17と切り離した後、第2の電極21bの電位は第1の電極21aの電圧に向かって変化(上昇)する。すなわち、戻り電圧が発生する。残留振動波形は検出結果信号の電圧、すなわち戻り電圧に重畳されているため、残留振動波形の抽出が容易でなくなり、液体収容体20に液体が所定量以上存在するか否かの判定精度が低下する。
図4に示す、外部要因の影響を受けていることが検出された場合には、図5に示すように、検出結果信号の期間における検出信号の電圧を戻り電圧を相殺するように、あるいは、低減するように補正する。検出信号を補正することによって、液体検出部21の第2の電極21bを接地部17と切り離した後における第2の電極21bの電位を接地電圧に維持することができる。
・外部要因の影響の検出および具体的な補正手順
図6は外部要因の影響を受けた場合の戻り電圧の時間変化を模式的に示す説明図である。図7は検出信号の補正手順を説明するための説明図である。図8は検出信号を補正するために用いられる検出信号補正テーブルT1の一例を示す説明図である。
図6には、絶縁抵抗の値の低下の度合いが小さい場合(抵抗値の低下幅が小さい場合)の戻り電圧の時間経過特性線PL1、絶縁抵抗の値の低下の度合いが大きい場合(抵抗値の低下幅が大きい場合)の戻り電圧の時間経過特性線PL2が示されている。液体検出部21が外部要因の影響を受けているか否かは、判定のしきい値となる判定戻り電圧VTHに到達するまでの到達時間TTHを計測することによって判定することができる。すなわち、本実施例では、絶縁抵抗の値が、検出結果信号からの共振周波数の抽出に大きく影響を与える程、低下した場合に、液体検出部21は外部要因の影響を受けていると判定される。ここで、大きな影響とは、液体収容体20における液量判定の精度が低下する場合、すなわち、検出結果信号から抽出された共振周波数を用いた液量判定の精度が低下する場合を意味する。
この他にも、液体検出部21が外部要因の影響を受けているか否かは、判定時間Tdにおける戻り電圧Vdに基づいて判定することができる。なお、判定時間Tdは液体検出部21の第2の電極21bを接地部17と切り離した後の一度のタイミングであってもよく、あるいは複数回のタイミングであっても良い。この場合には、絶縁抵抗の値の変化をより詳細に検出することが可能となり、絶縁抵抗の値の変化による液体検出部21が外部要因の影響をより細かに抑制、排除することができる。
検出信号に対する補正波形は、到達時間TTHに基づいて決定することができる。例えば、予め到達時間TTHと時間経過特性線PL1、PL2とを対応づけておくことで、判定時間TTHに基づいて時間経過特性線PL1、PL2を推定することができる。時間経過特性線PL1、PL2が推定されると、推定された時間経過特性線PL1、PL2とは逆相となるように検出信号を補正すれば良い。
あるいは、判定時間Tdにおける戻り電圧Vdに基づいて判定する場合には、検出信号に対する補正波形は、判定時間Tdにおける戻り電圧Vdに基づいて決定することができる。例えば、予め判定時間Tdと戻り電圧Vdとの関係から、時間経過特性線PL1、PL2と判定時間Tdとを対応づけておくことで、判定時間Tdに基づいて時間経過特性線PL1、PL2を推定することができる。時間経過特性線PL1、PL2が推定されると、推定された時間経過特性線PL1、PL2とは逆相となるように検出信号を補正すれば良い。
具体的には、例えば、図7に示すように、液体検出部21の第2の電極21bを接地部17と切り離した後の5回の経過時間時T1〜T5における補正電圧V1〜V5を定め、検出信号が定められた補正電圧V1〜V5を満たすように検出信号を補正すれば良い。経過時間時T1〜T5と補正電圧V1〜V5とは、例えば、図8に示すように、推定された時間経過特性線毎に予め検出信号補正テーブルT1に格納されていても良い。この場合には、時間経過特性線を推定し、最も近い補正電圧V1〜V5を取るように検出信号が出力される。判定時間Tdにおける戻り電圧Vdに基づいて判定する場合には、より適切な時間経過特性線を推定することが可能となり、より適切な補正電圧を得ることができる。また、判定時間Tdにおける戻り電圧Vdに基づいて判定する場合には、検出信号補正テーブルT1を用いることなく、判定に用いられた複数の戻り電圧Vdに基づいて、動的に補正電圧を決定(設定)しても良い。
なお、上記の例では、液体収容体20に液体が存在するか否かを判定するために用いられる液体検出信号を用いて液体検出部21の特性変動を検出しているが、液体検出信号に代えて、液体検出部21の特性変動を検出するための特性検査信号を用いても良い。この場合には、特性検査信号を用いて液体検出部21の特性変動が検査され、検査結果に基づいて、液体検出信号が補正されても良い。液体検出信号の補正に当たっては、例えば、特性検査信号が適用された際の液体検出部21の特性変化(経過時間に対する電位変化)に基づいて、経過時間と液体検出信号の補正電圧とを予め対応付けて検出信号補正テーブルとして備え、経過時間をパラメータとして補正電圧を取得すれば良い。
液体検出装置10の動作について簡単に説明する。検出実行モジュールM1は、スイッチSW1をオンすると共に、センサ駆動回路11を介して所定の駆動波形を伴う初期検出信号を液体検出部21の第1の電極21aに印加する。第1の電極21aに対する駆動波形の入力が完了した後、検出実行モジュールM1は、スイッチSW1をオフする。このとき、液体検出部21の第1の電極21aの電位は検出信号電圧に維持されている。スイッチSW1がオフされることによって、液体検出部21の第2の電極21bには、残留振動波形を伴う検出結果信号が出力され、信号検出回路12によって検出結果信号が検出される。検出信号補正モジュールM3は、信号検出回路12によって検出された検出結果信号に基づいて、外部要因に起因する液体検出部21の特性変動を上述の手法によって検出する。検出信号補正モジュールM3は、検出した液体検出部21の特性変動並びに検出信号補正テーブルT1に基づいて、検出結果信号に現れる特性変動の影響を低減または解消するための検出信号の補正値を決定する。検出実行モジュールM1は、検出信号補正モジュールM3によって決定された補正値に基づき、以降、補正された検出信号を液体検出部21に対して出力する。
液体収容体20に所定量以上の液体が存在するか否かの判定は、検出信号補正モジュールM3による、液体検出部21の特性が変動しているか否かの判定が終了した後に実行される。すなわち、検出実行モジュールM1によって、補正された検出信号が液体検出部21に対して入力され、判定実行モジュールM2は、液体検出部21から出力され、信号検出回路12によって検出された検出結果信号に基づいて、液体収容体20に液体が所定量以上の存在するか否かを判定する。なお、検出信号補正モジュールM3による、液体検出部21の特性が変動しているか否かの判定は、液体検出装置10が起動される毎に、あるいは液体検出装置10の作動中に所定のタイミング毎に実行されても良い。
・液体検出装置および液体収容体の適用例:
図9は本実施例における液体収容体20の適用例を示す説明図である。図10は本実施例に係る液体検出装置10の適用例を示す説明図である。本実施例に係る液体検出装置10は印刷装置100として、液体収容体20はインクカートリッジCAとして実現され得る。インクカートリッジCAは、収容しているインクに関する情報を格納し、印刷装置100によって読み書きが実行され得る記憶装置210を備えていても良い。
記憶装置210には、少なくとも収容体側駆動端子24および収容体側接地端子25、データ端子が備えられている。また、記憶装置210には、液体検出部21における圧電素子21cに固有の検出信号に関する情報を格納していても良い。この場合には、圧電素子21毎に適当な周波数波形を有する検出信号を用いることが可能となり、十分な振幅を有する残留振動波形を検出することができるので、液量検出精度を向上させることができる。
印刷装置100は、図10に示すように、制御回路110、印刷部を備えている。印刷部は、キャリッジ101に搭載された印字ヘッドIH1〜IH4を駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、このキャリッジ101をキャリッジモータ102によってプラテン104の軸方向に往復動させる機構と、紙送りモータ105によって印刷用紙Pを搬送する機構とを備えている。キャリッジ101をプラテン104の軸方向に往復動させる機構は、プラテン104の軸と並行に架設されたキャリッジ101を摺動可能に保持する摺動軸106と、キャリッジモータ102の間に無端の駆動ベルト107を張設するプーリ108と、キャリッジ101の原点位置を検出する位置検出センサ(図示しない)等から構成されている。印刷用紙Pを搬送する機構は、プラテン104、プラテン104を回転させる紙送りモータ105、図示しない給紙補助ローラ、紙送りモータ105の回転をプラテン104および給紙補助ローラに伝えるギヤトレイン(図示省略)から構成されている。
キャリッジ101にはインクカートリッジCA1〜CA4が装着される装着部が形成されている。インクカートリッジCA1には黒(K)インクが収容され、インクカートリッジCA2にはシアン(C)インク、インクカートリッジCA3にはマゼンタ(M)インク、インクカートリッジCA4にはイエロ(Y)インクが収容されている。なお、この他に、ライトシアン(LC)インク,ライトマゼンタ(LM)インク,ダークイエロ(DY),ライトブラック(LB)インク、レッド(R)インク、ブルー(B)インクのインクカートリッジCAが装着されても良い。
キャリッジ101の各装着部には上述の装置側駆動端子14および装置側接地端子15を含む外部端子群が備えられており、インクカートリッジCAに備えられている収容体側駆動端子24、収容体側接地端子25と接触することによって、制御回路110は、液体検出部21に対して駆動信号を印加し、検出信号を得ることができる。
制御回路110は、印刷装置100における印刷処理を実行する。制御回路110は液体検出装置10を含んでいる。
以上説明した本実施例に係る液体検出装置10によれば、外部要因によって液体検出部21の特性が変動した場合であっても、外部要因による影響を低減または除外するように検出信号を補正することができるので、外部要因による液量検出精度の低下を防止または低減することができる。
本実施例に係る液体検出装置10によれば、液体検出部21の特性を測定することもできる。例えば、液体検出部21の特性検査時に、液体検出部21の戻り電圧特性を検出し、戻り電圧を打ち消す駆動波形を用いることによって、絶縁抵抗の値の変化に影響されることなく液体検出部21(圧電素子21c)の特性を正確に測定することができる。
本実施例に係る液体検出装置10によれば、外部要因に起因する液体検出部21の特性変動が抑制または排除されるので、戻り電圧を考慮する必要がなくなり、検出信号として高い電圧の検出信号を用いることができる。この結果、振幅が十分に大きく強い検出結果信号を得ることが可能となり、外乱ノイズの影響を受けることなく精度の高い液量検出を実行することができる。
その他の実施例:
(1)上記実施例では外部要因して液体検出部21が有する絶縁抵抗の値の低下を例にとって説明したが、外部要因には例えば、周期的な外来ノイズが含まれる。本実施例に係る液体検出装置10は、周期的な外来ノイズが検出結果信号の電圧の経時変化に与える影響を検知し、検知した影響を抑制または除外するように検出信号を補正することができる。
(2)上記実施例では、検出信号補正モジュールM3によって、液体検出部21の特性が変動しているか否かを判定した後に、判定実行モジュールM2による液体収容体20に所定量以上の液体が存在するか否かの判定が実行されたが、判定実行モジュールM2による液量判定と共に実行されても良い。すなわち、液量判定のタイミングにて液体検出部21の特性の変動の有無、液体収容体20における液量の判定が同時に実行されても良い。この場合には、液体検出部21の特性の変動が検出された場合には、液体収容体20における液量の判定結果を無効とし、液体検出部21の特性の変動が検出されなかった場合には、液体収容体20における液量の判定結果を有効として扱えばよく、時間短縮を図ることができる。
(3)上記実施例では、第2の電極21bと接地部17とを遮断し、第2の電極21b上に検出結果信号を得ているが、第1の電極21aとセンサ駆動回路11とを遮断して第1の電極21a上に検出結果信号を得ても良い。この場合には、第2の電極21bに対して、第1の電極21aの電位の低下を抑制する電圧を伴う補正信号を入力すればよい。
(4)上記実施例では、液体検出部21の特性変化に起因する液体収容体20に格納されている液体の検出精度の低下の抑制または防止の適用例を用いて説明したが、この他にも液体検出部21、すなわち、圧電素子自身の機能検査にも適用することができる。例えば、圧電素子の検査時に、対象となる圧電素子の絶縁抵抗特性のばらつきを求め、ばらつきを是正、またはばらつきが所望の範囲に収まるように検査信号に対して補正をかけても良い。
(5)上記実施例では、液体収容体20であるインクカートリッジCAがキャリッジ101上に装着される、いわゆるオンキャリッジタイプの例を取って説明したが、上記実施例は、インクカートリッジCAがキャリッジ101上に装着されないオフキャリッジタイプの印刷装置に対しても適用可能であることは言うまでもない。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
本実施例に係る液体検出装置と液体収容体の機能的な内部構成を示すブロック図である。 本実施例に係る液体検出装置が備える制御回路の機能的な内部構成を示すブロック図である。 外部要因の影響を受けない場合における液体検出部の特性を示す説明図である。 外部要因の影響を受けた場合における液体検出部の特性を示す説明図である。 外部要因の影響を受けた場合における検出信号を補正する概念を示す説明図である。 外部要因の影響を受けた場合の戻り電圧の時間変化を模式的に示す説明図である。 検出信号の補正手順を説明するための説明図である。 検出信号を補正するために用いられる検出信号補正テーブルの一例を示す説明図である。 本実施例における液体収容体の適用例を示す説明図である。 本実施例に係る液体検出装置の適用例を示す説明図である。
符号の説明
10…液体検出装置
11…センサ駆動回路
12…信号検出回路
13…制御回路
14…装置側駆動端子
15…装置側接地端子
17…接地部
20…液体収容体
21…液体検出部
21a…第1の電極
21b…第2の電極
21c…圧電素子
23…液体収容室
24…収容体側駆動端子
25…収容体側接地端子
100…印刷装置
101…キャリッジ
102…キャリッジモータ
104…プラテン
105…紙送りモータ
106…摺動軸
107…駆動ベルト
108…プーリ
110…制御回路
131…CPU
132…メモリ
133…入出力インターフェース
134…内部バス
210…記憶装置
CA…インクカートリッジ
CA1…インクカートリッジ
CA2…インクカートリッジ
CA3…インクカートリッジ
CA4…インクカートリッジ
IH1〜IH5…印字ヘッド
L1…第1の信号線
L2…第2の信号線
L21…第3の信号線
M1…検出実行モジュール
M2…判定実行モジュール
M3…検出信号補正モジュール
P…印刷用紙
SW1…スイッチ
T1…検出信号補正テーブル

Claims (5)

  1. 液体収容体が有する液体検出部を介して液体収容体における液量を検出するための液体検出装置であって、
    前記液体検出部に対して検出信号を出力する検出信号出力部と、
    前記検出信号の入力を受けて前記液体検出部から出力される検出結果信号を用いて外部要因に起因する前記液体検出部の特性変動を検出する検出部と、
    前記検出された特性変動に基づいて、前記検出信号を補正する検出信号補正部とを備える液体検出装置。
  2. 請求項1に記載の液体検出装置において、
    前記外部要因は前記検出部に電流リークをもたらす周辺環境の変化である液体検出装置。
  3. 請求項2に記載の液体検出装置において、
    前記検出信号補正部は前記電流リークに伴う電圧変動を打ち消すように前記検出信号を補正する液体検出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の液体検出装置において、
    前記液体検出部は圧電素子を有し、
    前記液体収容体は備えられている圧電素子に固有の検出信号に関する情報を格納する記憶装置を備えており、
    前記検出信号出力部は、前記記憶装置に格納されている前記圧電素子に固有の検出信号に関する情報に基づいて前記液体検出部に対して前記検出信号を出力する液体検出装置。
  5. 液体検出部を備える液体収容体における液量を検出するための液量検出方法であって、
    前記液体検出部に対して検出信号を出力し、
    前記検出信号の入力を受けて前記液体検出部から出力される検出結果信号を用いて外部要因に起因する前記液体検出部の特性変動を検出し、
    前記検出された特性変動に基づいて、前記検出信号を補正し、
    前記補正された検出信号を用いて前記液体収容体における液量を検出する液量検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019210A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 株式会社リコー 液滴吐出装置、画像形成装置、液滴吐出装置の制御方法、及びプログラム

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