JP5109661B2 - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投影光学系により所定のパターンの像を投影する露光装置及びこの露光装置を用いた露光方法に関し、例えば半導体デバイスや液晶ディスプレイ等の各種デバイスを製造するためのリソグラフィ工程において、マスクパターンを基板上に転写するために使用して好適なものである。
例えば半導体デバイスの製造工程の一つであるリソグラフィ工程においては、マスクとしてのレチクル(又はフォトマスク等)に形成されているパターンを基板としてのフォトレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)上に転写露光するために、ステッパー等の一括露光型の投影露光装置やスキャニングステッパー等の走査露光型の投影露光装置などの露光装置が使用されている。
これらの露光装置において、レチクルやウエハの位置決めや移動を行うステージ、そのステージの支持機構、及び投影光学系の支持機構等の機構部の剛性は、除振性能や露光精度(重ね合わせ精度等)等の装置性能、機構部の重量、及び露光装置の製造コストに大きく影響する。一般に剛性の大きな機構部を持つ露光装置は、装置性能が高い一方で、機構部の重量が大きくなり、製造コストが高くなるという傾向がある。そこで、必要な部分で高い剛性を維持した上で、機構部を全体として軽量化するための構成として、レチクルステージ及びウエハステージのベース等をそれぞれ伸縮可能な複数のロッドを有するパラレルリンク機構によって、互いに独立に支持するようにした露光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、最近は、解像度を高めるために、投影光学系とウエハとの間に液体を供給する液浸型の露光装置も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
国際特許公開第01/022480号パンフレット 国際特許公開第99/49504号パンフレット
従来技術である伸縮可能な複数のロッドを有するパラレルリンク機構を用いる方法によれば、機構部の軽量化及びステージの可動部の制御精度の向上等が可能であるが、機構部の構成が複雑化して、ステージの位置決めや加減速時の制御も複雑化する恐れがある。
また、露光装置においては、投影光学系とウエハステージ等との位置関係を計測するためのセンサが用いられているが、従来は、そのセンサは投影光学系と一体的に支持されていた。しかしながら、例えば剛性の高い支持部材で投影光学系とセンサとを一体的に支持しても、露光用の照明光の照射熱や床からの振動等の影響で、投影光学系とセンサとの位置関係が許容範囲を超えて変動する恐れがある。さらに、投影光学系とセンサとを一体的に支持する構成では、例えば露光装置の組立調整を行う際に、両者の位置関係を所定の目標とする位置関係に設定するまでの調整時間が長くなるとともに、投影光学系やセンサのメンテナンスを行うための時間も長くなるという問題があった。
また、従来の液浸型の露光装置においては、投影光学系とウエハとの間に液体を供給する装置の一部が投影光学系と一体的に支持されていたため、その液体供給装置で生じる振動が投影光学系に伝わって、露光精度が低下する恐れがあった。
本発明は、斯かる点に鑑み、投影光学系に対する振動の影響を小さくした状態で、投影光学系と所定の部材との位置関係を計測するセンサを比較的簡単で軽量な機構で支持できる露光技術を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、投影光学系に対する振動の影響を小さくした状態で、投影光学系と露光対象の物体との間に液体を供給するための装置の一部を比較的簡単で軽量な機構で支持できる露光技術を提供することを第2の目的とする。
本発明による第1の露光装置は、投影光学系(PL)によりパターンの像を投影する露光装置において、その投影光学系と、該投影光学系に関連して位置決めされる部材(WST)との位置関係を計測するセンサ(12)を備えた計測ユニット(15)と、第1の柔構造(38A)を有し、その計測ユニットをその投影光学系とは分離して吊り下げ支持する第1支持装置(38A,38B,38C,39A)とを備えたものである。
本発明によれば、その第1の柔構造は、剛構造と比べて軽量で低価格な構成が可能であるとともに、その柔構造によって、振動を遮断したり、熱変位を受け流すという好ましい特性を得ることもできる。従って、投影光学系に対する振動の影響を小さくした状態で、そのセンサを比較的簡単で軽量な機構で支持することができる。
次に、本発明による第2の露光装置は、投影光学系(PL)によりパターンの像を物体(W)上に投影する露光装置において、その投影光学系とその物体との間に液体を供給する液体供給装置(61,62,63)と、第1の柔構造(38A)を有し、その液体供給装置の少なくとも一部(63)をその投影光学系とは分離して吊り下げ支持する第1支持装置(38A,38B,38C,39A)とを備え、その第1支持装置は、その投影光学系に関連して位置決めされる部材の位置に関する情報を求めるセンサを有しているものである。
本発明においても、その第1の柔構造が用いられているため、投影光学系に対する振動の影響を小さくした状態で、その液体供給装置の少なくとも一部を比較的簡単で軽量な機構で支持することができる。
これらの本発明において、第2の柔構造(35A)を有し、その投影光学系を吊り下げ支持する第2支持装置(35A,35B,35C,36A)を備えることができる。これによって、投影光学系の防振性能が向上する。
次に、本発明による露光方法は、本発明の露光装置を用いてそのパターンの像を物体上に転写するものである。
なお、本発明を分かり易くするために一実施形態を表す図面に対応付けて説明したが、本発明がその実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。また、図面に対応付けた実施形態の構成は適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。
本発明の第1の露光装置によれば、投影光学系に対する振動の影響を小さくした状態で、投影光学系と所定の部材との位置関係を計測するセンサを比較的簡単で軽量な機構で支持できる。
また、本発明によれば、計測ユニット(計測部)と投影光学系とは、おのおの別の吊り下げ部材によって吊り下げ支持されているので、計測ユニットと投影光学系とは熱伝達上分離されている。そのため、たとえ、計測ユニットに熱源が配置されたとしても、熱源からの熱は、投影光学系の鏡筒に伝達されない。よって、熱による歪みは鏡筒には発生しないので、鏡筒内部に配置される光学素子には、不要の応力を与えることがない。従って、投影光学系の結像性能の劣化を抑えることができる。
また、本発明の第2の露光装置によれば、投影光学系に対する振動の影響を小さくした状態で、投影光学系と露光対象の物体との間に液体を供給するための装置の一部を比較的簡単で軽量な機構で支持できる。
さらに、本発明によれば、振動源となりうる液体供給装置の少なくとも一部(例えば液体を供給及び/又は回収するノズル)を計測ユニットのような部材に固定し、この部材と投影光学系とを、おのおの別の吊り下げ部材によって吊り下げ支持する構成にした。よって、投影光学系の鏡筒には振動が伝わらないので、本発明の露光装置は、マスク等のパターンを基板上に正確に転写することができる。
本発明の第1の実施形態の投影露光装置の概略構成を示す図である。 その第1の実施形態の投影露光装置の機構部の概略構成を示す一部を切り欠いた図である。 図2中の計測フレーム15及び投影光学系PLを示す一部を切り欠いた平面図である。 図2中の吊り下げ部材35A及び防振装置36Aの構成例を示す一部を切り欠いた拡大図である。 図4の防振装置36Aを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の投影露光装置の機構部の概略構成を示す一部を切り欠いた図である。
符号の説明
R…レチクル、RST…レチクルステージ、PL…投影光学系、W…ウエハ、15…計測フレーム、18…ベースフレーム、35A〜35C…吊り下げ部材、36A,39A…防振装置、38A〜38C…吊り下げ部材、40A〜40C,41A〜41C…アクチュエータ、61…供給部、63…供給用ノズル部、65…回収用ノズル部、67…回収部
以下、本発明の好ましい第1の実施形態につき図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本例の露光装置としての投影露光装置を構成する各機能ユニットをブロック化して表した図であり、この図1において、投影露光装置を収納するチャンバーは省略されている。図1において、露光用の光源としてKrFエキシマレーザ(波長248nm)又はArFエキシマレーザ(波長193nm)よりなるレーザ光源1が使用されている。その露光用の光源としては、その他のF2 レーザ(波長157nm)、固体レーザ光源(YAG又は半導体レーザ等)からの高調波レーザ光を出力する光源、又は水銀放電ランプ等も使用できる。
レーザ光源1からの露光ビーム(露光光)としての露光用の照明光ILは、レンズ系とフライアイレンズ系とで構成される均一化光学系2、ビームスプリッタ3、光量調整用の可変減光器4、ミラー5、及びリレーレンズ系6を介してレチクルブラインド機構7を均一な照度分布で照射する。本例の投影露光装置は、走査露光型であり、レチクルブラインド機構7は、スリット状の照明領域を規定する固定ブラインドと、走査露光時にその照明領域を開閉する可動ブラインドとを備えている。レチクルブラインド機構7を通過した照明光ILは、結像レンズ系8を介してマスクとしてのレチクルR上の照明領域に照射される。均一化光学系2、ビームスプリッタ3、可変減光器4、ミラー5、リレーレンズ系6、レチクルブラインド機構7、及び結像レンズ系8を含んで照明光学系9が構成されている。なお、図1は機能ブロック図であり、照明光学系9内の光路折り曲げ用のミラーの個数及び配置は、実際の配置とは異なっている。
レチクルRに形成された回路パターンのうち、照明光によって照射される部分の像は、両側テレセントリックで投影倍率が縮小倍率(例えば1/4等)の投影光学系PLを介して物体(感応基板又は感光体)としてのレジストが塗布されたウエハW上に結像投影される。以下、投影光学系PLの光軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行な方向にX軸を、図1の紙面に垂直な方向にY軸を取って説明する。本例では、Z軸に沿った方向(Z方向)が鉛直方向である。また、Y軸に沿った方向(Y方向)が、走査露光時のレチクルR及びウエハWの走査方向であり、レチクルR上の照明領域は、非走査方向であるX軸に沿った方向(X方向)に細長い形状であり、かつ光軸AXに対して走査方向にずれている。
図2は、図1の投影露光装置の機構部を−X方向に見た一部を切り欠いた概略図であり、図2に示すように、本例の投影光学系PLは鏡筒の凸部PLa内に凹面鏡が収納された反射屈折型の投影光学系であり、かつY方向には正立で、X方向には反転するように投影が行われる。そのような投影光学系PLとしては、例えば国際特許公開第2004/019128号パンフレットに記載された反射屈折型投影光学系を用いることができる。また、国際特許公開第2004/107011号パンフレットや国際特許公開第2005/59617号パンフレット、米国特許公開第2005/0117224号公報に記載された反射屈折型投影光学系も用いることができる。なお、投影光学系PLとしては屈折系も使用できる。
図1に戻り、投影光学系PLは、平板状部材である計測フレーム15(計測ユニット)の中央部の開口15a内に非接触状態で配置されている。計測フレーム15には各種センサが固定されている(詳細後述)。計測フレーム15の外形は、図3にその平面図を示すように、投影光学系PLを中心とする多角形状であるが、その他の円形等でもよい。
図1において、投影光学系PLの物体面側に配置されるレチクルRは、レチクルステージRSTに真空吸着等によって保持されている。レチクルステージRSTは、レチクルベース31(図2参照)上をエアベアリングを介してY方向(走査方向)に定速移動するとともに、X方向、Y方向の位置とZ軸の周りの回転角ωRとを調整することができる。レチクルステージRSTの投影光学系PLに対する座標位置(X方向、Y方向の位置、及び回転角ωR)は、レチクルステージRSTに固定された移動鏡Mrと、投影光学系PLの上部側面に固定された参照鏡Meと、これらに対向して配置されたレーザ干渉計10とで逐次計測される。レーザ干渉計10は、レーザ干渉計本体部10aと、レーザビームを移動鏡Mrと参照鏡Meとに分割するビームスプリッタ10bと、レーザビームを参照鏡Meに供給するミラー10cとを含んでいる。
なお、レーザ干渉計10は、実際にはレチクルステージRSTのY座標をX方向に離れた2箇所で計測するレーザ干渉計10A(図2参照)と、レチクルステージRSTのX座標を計測するレーザ干渉計10B(図3参照)とを含んでいる。レーザ干渉計10A及び10Bは、それぞれ計測フレーム15に固定されたセンサ用コラム34B(図2参照)及び34C(図3参照)の上端部に固定されている。図1において、レチクルステージRSTの移動は、リニアモータや微動アクチュエータ等で構成される駆動系11によって行われる。レーザ干渉計10の計測情報はステージ制御ユニット14に供給され、ステージ制御ユニット14はその計測情報及び装置全体の動作を統轄制御するコンピュータよりなる主制御系20からの制御情報(入力情報)に基づいて、駆動系11の動作を制御する。
一方、図1において、投影光学系PLの像面側に配置されるウエハWは、不図示のウエハホルダを介してウエハステージWST上に吸着保持されている。ウエハステージWSTは、走査露光時に少なくともY方向に定速移動できるとともに、X方向及びY方向にステップ移動できるように、エアベアリングを介してウエハベースWB(図2参照)上に載置される。ウエハステージWSTの投影光学系PLに対する座標位置(X方向、Y方向の位置、及びZ軸の周りの回転角ωW)は、投影光学系PLの下部に固定された参照鏡Mf1と、ウエハステージWSTに固定された移動鏡Mwと、これに対向して配置されたレーザ干渉計12とで逐次計測される。レーザ干渉計10と同様に、レーザ干渉計12も干渉計本体部12aと、ビームスプリッタ12bと、ミラー12cとを含んでいる。レーザ干渉計12も、実際にはウエハステージWSTのY座標を計測するレーザ干渉計12A(図2参照)と、ウエハWへの露光中にウエハステージWSTのX座標をY方向に離れた2箇所で計測するレーザ干渉計12C(図3参照)と、ウエハの交換中のウエハステージWSTのX座標を計測するレーザ干渉計12D(図3参照)とを含んでいる。レーザ干渉計12A,12C,12Dは、それぞれ計測フレーム15に固定されたセンサ用コラム34A(図2参照)及び34C,34D(図3参照)の下部に固定されている。
また、図2に示すように、本例のウエハベースWB上にはエアベアリングを介して、ウエハステージWSTと独立にアライメント用の複数の基準マークが形成された計測用ステージ29が不図示の駆動機構によってX方向、Y方向に駆動できるように載置されている。そして、図1のレーザ干渉計12には、投影光学系PLの側面の参照鏡Mf2に対して計測用ステージ29の側面の移動鏡Mmの位置を計測することによって、計測用ステージ29のY座標及びX座標を計測するレーザ干渉計12B及び12E(図3参照)も含まれている。なお、計測用ステージ29が投影光学系PLの下方に位置しているときには、図3のレーザ干渉計12Cによって計測用ステージ29のX座標が計測される。レーザ干渉計12B及び12Eはそれぞれ計測フレーム15に固定されたセンサ用コラム34B(図2参照)及び34E(図3参照)の下部に固定されている。また、図1のレーザ干渉計12には、ウエハステージWSTのX軸及びY軸の周りの回転角を計測するためのレーザ干渉計も含まれている。レーザ干渉計10及び12は、投影光学系PLと所定の部材としてのウエハステージWST、レチクルステージRST、及び図2の計測用ステージ29との位置関係を計測するためのセンサとみなすことができる。
ウエハステージWST及び計測用ステージ29の移動は、リニアモータ及びボイスコイルモータ(VCM)等のアクチュエータで構成される図1の駆動系13によって行われる。レーザ干渉計12の計測情報はステージ制御ユニット14に供給され、ステージ制御ユニット14はその計測情報及び主制御系20からの制御情報(入力情報)に基づいて、駆動系13の動作を制御する。
図1において、ウエハステージWSTには、ウエハWのZ方向の位置(フォーカス位置)と、X軸及びY軸の周りの傾斜角を制御するZレベリング機構も備えられている。そして、計測フレーム15には、ウエハWの表面の複数の計測点にスリット像を投影する投射光学系23Aと、その表面からの反射光を受光してそれらのスリット像の再結像された像の横ずれ量の情報を検出して、ステージ制御ユニット14に供給する受光光学系23Bとから構成される斜入射方式の多点のオートフォーカスセンサ(23A,23B)が固定されている。一例として、投射光学系23A及び受光光学系23Bは、図2に示すように、それぞれ計測フレーム15の底面に投影光学系PLをY方向に挟むように固定された第1支持部16A及び第2支持部16Bに固定されている。オートフォーカスセンサ(23A,23B)も、投影光学系PLと所定の部材としてのウエハWとの位置関係を計測するためのセンサとみなすことができるとともに、その詳細な構成については、例えば特開平1−253603号公報に開示されている。
ステージ制御ユニット14は、オートフォーカスセンサ(23A,23B)からのスリット像の横ずれ量の情報を用いてそれら複数の計測点における投影光学系PLの像面からのデフォーカス量を算出し、露光時にはこのデフォーカス量が所定の制御精度内に収まるように、オートフォーカス方式でウエハステージWST内のZレベリング機構を駆動する。
また、ステージ制御ユニット14は、レーザ干渉計10による計測情報に基づいて駆動系11を最適に制御するレチクル側のコントロール回路と、レーザ干渉計システム12による計測情報に基づいて駆動系13を最適に制御するウエハ側のコントロール回路とを含んでいる。また、主制御系20は、ステージ制御ユニット14内の各コントロール回路と相互にコマンドやパラメータをやり取りして、オペレータが指定したプログラムに従って最適な露光処理を実行する。そのために、オペレータと主制御系20とのインターフェイスを成す不図示の操作パネルユニット(入力デバイスと表示デバイスとを含む)が設けられている。
さらに、露光に際しては、予めレチクルRとウエハWとのアライメントを行っておく必要がある。そこで、図1の投影露光装置には、レチクルRを所定位置に設定するためのレチクルアライメント系(以下、RA系という。)21と、ウエハW上のマークを検出するためのオフアクシス方式のアライメント系22(マーク検出系)とが設けられている。アライメント系22の本体部は、計測フレーム15に固定されるとともに、その先端部のアライメント用の照明光を被検マークに導くとともにその被検マークからの光をその本体部に導く送光光学系は、例えば図2の第2支持部16Bに固定されている。アライメント系22は、投影光学系PLとウエハW及び計測用ステージ29上の被検マークとの位置関係を計測するためのセンサとみなすことができる。
上述のように本例では、ウエハステージWSTと計測用ステージ29とが分離されているため、図2において、例えばウエハステージWSTを−Y方向に移動してウエハ交換を行っている際に、計測用ステージ29を投影光学系PLの下方に移動して、計測用ステージ29上の所定の基準マークを順次、RA系21及びアライメント系22で検出することによって、ベースライン量(露光中心とアライメント系22の検出中心との間隔)の計測を行うことができる。その後、計測用ステージ29を+Y方向に待避させて、ウエハステージWSTを投影光学系PLの下方に移動してアライメント系22を用いてウエハWのアライメントを行う際に、そのベースライン量を用いることで、高精度にアライメントを行うことができる。
図1において、レーザ光源1がエキシマレーザ光源であるときは、主制御系20の制御のもとにあるレーザ制御ユニット25が設けられ、この制御ユニット25は、レーザ光源1のパルス発振のモード(ワンパルスモード、バーストモード、待機モード等)を制御するとともに、放射されるパルスレーザ光の平均光量を調整するためにレーザ光源1の放電用高電圧を制御する。また、光量制御ユニット27は、ビームスプリッタ3で分割された一部の照明光を受光する光電検出器26(インテグレータセンサ)からの信号に基づいて、適正な露光量が得られるように可変減光器4を制御するとともに、パルス照明光の強度(光量)情報をレーザ制御ユニット25及び主制御系20に送る。
そして、図1において、走査露光時には、レチクルRへの照明光ILの照射を開始して、レチクルRのパターンの一部の投影光学系PLを介した像をウエハW上の一つのショット領域に投影した状態で、レチクルステージRSTとウエハステージWSTとを投影光学系PLの投影倍率を速度比としてY方向に同期して移動(同期走査)する走査露光動作によって、そのショット領域にレチクルRのパターン像が転写される。その後、照明光ILの照射を停止して、ウエハステージWSTを介してウエハWをX方向、Y方向にステップ移動する動作と、上記の走査露光動作とを繰り返すことによって、ステップ・アンド・スキャン方式でウエハW上の全部のショット領域にレチクルRのパターン像が転写される。
次に、本例の投影露光装置の機構部の構成につき詳細に説明する。
図2に示す機構部において、床面FLに、投影露光装置の設置面を規定するように、台座としての大小2つのペデスタル17A及び17Bが設置されている。そして、小型のペデスタル17B上にレーザ光源1及び第1照明系チャンバ19Aが固定され、第1照明系チャンバ19A上に第2照明系チャンバ19Bが連結されている。一例として、照明系チャンバ19A,19Bには、図1の照明光学系9中の均一化光学系2からリレーレンズ系6までの部材が収納され、照明系チャンバ19Bの射出端部19C内には、レチクルブラインド機構7の可動ブラインドが収納されている。なお、第1照明系チャンバ19Aの下部には、レーザ光源1からの照明光を上方に折り曲げるミラーが収納されているともに、図1とは光路折り曲げ用のミラーの配置及び個数が異なっている。
一方、大型のペデスタル17A上にウエハベースWBが固定され、ウエハベースWB上に並列にウエハステージWST及び計測用ステージ29が載置されている。また、ペデスタル17A上にウエハベースWBを囲むようにベースフレーム18(フレーム)が設置され、ベースフレーム18上に例えば能動型の防振装置30A及び30B(実際には3箇所又は4箇所に配置されている)を介してレチクルベース31が載置され、レチクルベース31上にレチクルRを保持するレチクルステージRSTが載置されている。また、レチクルベース31上にコラム32を介して図1の結像レンズ系8を収納する第3照明系チャンバ19Eが支持され、第3照明系チャンバ19Eの入射端部19Dに図1のレチクルブラインド機構7の固定ブラインドが収納され、コラム32の先端部の開口内の照明光ILの光路のX方向(非走査方向)の両端部に1対のRA系21が配置されている。この場合、投影光学系PLは、計測フレーム15の中央部の開口15a及びベースフレーム18の上部の開口18aを通り、その先端部がレチクルベース31の中央部底面の凹部に収納され、その凹部内に照明光IL用の開口が形成されている。
このように、投影光学系PLは、計測フレーム15及びベースフレーム18に対して非接触状態で配置されている。そして、計測フレーム15には、上述のように、レーザ干渉計12A,12D,12Eが固定された短いセンサ用コラム34A,34D,34E(図3参照)と、それぞれレーザ干渉計12B,10A及び12C,10Bが固定された長いセンサ用コラム34B及び34Cが固定されている。長いセンサ用コラム34Bの上端部は、ベースフレーム18の開口18b及びレチクルベース31の開口31a内を非接触状態で通ってレチクルベース31の上に突き出ており、同様に図3のセンサ用コラム34Cも、ベースフレーム18及びレチクルベース31の開口内を非接触状態で通ってレチクルベース31上に突き出ている。また、計測フレーム15の底面には、上述のようにオートフォーカスセンサ(23A,23B)やアライメント系22の一部が取り付けられた1対の支持部16A,16Bが固定されている。
また、本例の計測フレーム15は、投影光学系PLとは独立にベースフレーム18の上部の底面から3箇所で吊り下げ部材(第1の柔構造)38A,38B,38C(図3参照)を介して吊り下げて支持されている。本例では吊り下げ部材38A〜38Cとしては、チェーンが使用されているが、その代わりにワイヤや上下端にフレキシャ構造が形成されたロッド等を使用することもできる。また、吊り下げ部材38A〜38Cとベースフレーム18との間には、投影光学系PLの光軸方向であるZ方向の振動を軽減するための防振装置39A(防振部)等(図4参照)が設けられている。ベースフレーム18、吊り下げ部材38A〜38C、及び防振装置39A等を含んで、計測フレーム15を吊り下げて支持する第1支持装置が構成されている。このように投影光学系PLとは独立に計測フレーム15を軽量な柔構造で吊り下げて支持することによって、投影光学系PLに対する計測フレーム15からの振動の影響(例えば、オートフォーカス系を構成する一部品である振動子等)を低減できるとともに、各種センサを備えた計測フレーム15を簡単で軽量な機構で支持できる。なお、この構成では、投影光学系PLと計測フレーム15との相対位置が変化する恐れがあるが、計測フレーム15中のレーザ干渉計12A,10A等はいずれも投影光学系PLに対するウエハステージWST及びレチクルステージRSTの相対位置を計測しているため、ウエハステージWST及びレチクルステージRSTは、常に投影光学系PLを基準として高精度に位置制御を行うことができる。
図2において、投影光学系PLの側面にはフランジ部PLbが形成され、そのフランジ部PLbがベースフレーム18の上部の底面から3箇所で吊り下げ部材(第2の柔構造)35A,35B,35C(図3参照)を介して吊り下げて支持されている。吊り下げ部材35A〜35Cの構成は吊り下げ部材38A〜38Cと同様であり、吊り下げ部材35A〜35Cとベースフレーム18との間にも、Z方向の振動を軽減するための防振装置36A(防振部)等(図4参照)が設けられている。防振装置36A,39Aの構成は後述する。ベースフレーム18、吊り下げ部材35A〜35C、及び防振装置36A等を含んで、投影光学系PLを吊り下げて支持する第2支持装置が構成されている。このように投影光学系PLをも軽量な柔構造で吊り下げて支持することによって、ウエハステージWST及びレチクルステージRSTを駆動する際の振動や床面FLからの振動の投影光学系PLに対する影響を低減できる。なお、投影光学系PLは、例えばベースフレーム18又は不図示のコラムに剛性の高い部材を介して固定することも可能である。
また、計測フレーム15の平面図である図3に示すように、本例では計測フレーム15を支持する吊り下げ部材38A〜38Cと、投影光学系PLを支持する吊り下げ部材35A〜35Cとは、投影光学系PLの側面においてほぼ同じ角度位置に配置されている。このように吊り下げ部材38A〜38Cと吊り下げ部材35A〜35Cとの位相を揃えることによって、計測フレーム15及び投影光学系PLの投影露光装置本体への組み込みが容易になるとともに、計測フレーム15及び投影光学系PLの安定性が向上する。なお、必ずしも吊り下げ部材38A〜38Cと吊り下げ部材35A〜35Cとの位相を揃える必要はなく、例えば吊り下げ部材38A〜38Cの間のほぼ中間位置に吊り下げ部材35A〜35Cを配置してもよい。さらに、吊り下げ部材38A〜38Cの個数(計測フレーム15の支持点数)及び吊り下げ部材35A〜35Cの個数(投影光学系PLの支持点数)は3個以外の例えば4個以上であってもよく、吊り下げ部材38A〜38Cの個数と吊り下げ部材35A〜35Cの個数とが異なってもよい。
この構造では高い除振性能が得られるとともに機構部の大幅な軽量化が可能であるが、その投影光学系PLとベースフレーム18との相対位置が比較的低い周波数で変化する恐れがある。そこで、投影光学系PLとベースフレーム18との相対位置を所定の状態に維持するために、ベースフレーム18の上部の底面の3箇所にZ方向に伸びるコラム33A,33B,33C(図3参照)が固定され、これらのコラム33A〜33Cと投影光学系PLのフランジ部PLbとの間に非接触方式の6自由度の位置決め装置が設けられている。
図3において、コラム33A,33B,33Cにそれぞれフランジ部PLbの方向に伸びるアーム部37A,37B,37Cが固定されている。アーム部37A〜37Cは投影光学系PLの光軸AXの周りにほぼ120°間隔で配置されている。そして、第1のアーム部37Aとフランジ部PLbとの間に、フランジ部PLbをZ方向に変位させるための第1のアクチュエータ40Aと、フランジ部PLbを円周方向に変位させるための第2のアクチュエータ41Aとが設置されている。アクチュエータ40A,41Aとしてはボイスコイルモータが使用できるが、それ以外の例えばEIコア方式等の非接触の電磁アクチュエータも使用できる。
また、アーム部37Aの近傍のフランジ部PLb上に、フランジ部PLbのZ方向及び円周方向の加速度を検出するための第1の2軸の加速度センサ39Aが設けられている。加速度センサ39Aで検出される2軸の加速度情報は制御部42に供給され、制御部42は、その加速度情報に基づいてそのフランジ部PLbがアーム部37A(ひいては図2のベースフレーム18)に対して相対的に静止しているように2軸のアクチュエータ40A,41Aを駆動する。
図3において、第2のアーム部37Bとフランジ部PLbとの間、及び第3のアーム部37Cとフランジ部PLbとの間にもそれぞれフランジ部PLbをZ方向に変位させるための第3及び第5のアクチュエータ40B及び40Cと、フランジ部PLbを円周方向に変位させるための第4及び第6のアクチュエータ41B及び41Cとが設置されている。アクチュエータ40B,41B及び40C,41Cの構成はそれぞれアクチュエータ40A,41Aと同一である。また、アーム部37B及び37Cの近傍のフランジ部PLb上に、それぞれフランジ部PLbのZ方向及び円周方向の加速度を検出するための第2及び第3の2軸の加速度センサ39B及び39Cが設けられている。加速度センサ39B及び39Cの加速度情報も制御部42に供給され、制御部42は、その加速度情報に基づいてそのフランジ部PLbがそれぞれアーム部37B及び37C(ひいては図2のベースフレーム18)に対して相対的に静止しているように2軸のアクチュエータ40B,41B及び40C,41Cを駆動する。
変位センサとしての加速度センサ39A〜39Cとしては、圧電素子(ピエゾ素子等)で発生する電圧を検出する圧電型の加速度センサや、例えば歪みの大きさに応じてCMOSコンバータの論理閾値電圧が変化することを利用する半導体式の加速度センサ等を使用できる。また、加速度センサ39A〜39Cの代わりに、フランジ部PLbとアーム部37A〜37Cとの相対位置を直接計測するための非接触方式の位置センサを設けてもよい。その位置センサとしては、例えば渦電流変位センサ、静電容量式変位センサ、又は光学式センサ等を使用できる。
このように6軸の加速度センサ39A〜39C(変位センサ)と、6軸のアクチュエータ40A〜40C,41A〜41Cと、制御部42とを含んで投影光学系PL(フランジ部PLb)の位置決め装置が構成されている。この位置決め装置によって、ベースフレーム18に対する投影光学系PLのX方向、Y方向、Z方向の相対位置、及びX軸、Y軸、Z軸の周りの相対回転角は、一定の状態に維持される。本例のアクチュエータ40A〜40C,41A〜41Cの応答周波数は10Hz程度であり、その応答周波数までの振動に対しては、本例の投影光学系PLはアクティブ・サスペンション方式で支持されている。そして、それを超える周波数の振動に対しては、投影光学系PLはパッシブ防振構造によって吊り下げて支持されている。
なお、図3では3本のコラム33A〜33Cを用いているが、4本のコラムを用いてもよい。
次に、図2において吊り下げ部材35Aとベースフレーム18との間に設置されている防振装置36Aの構成例につき図4及び図5を参照して説明する。なお、吊り下げ部材38Aとベースフレーム18との間に設置されている防振装置39Aの構成もほぼ防振装置36Aと同じである。
図4は、吊り下げ部材35A及び防振装置36Aを示す一部を切り欠いた拡大図、図5は、図4の防振装置36Aを示す斜視図であり、図4において、ベースフレーム18の底面に、中央に円形開口が形成されるとともに両端部にスペーサ部が形成された支持部材55が固定され、支持部材55の底面にその円形開口を覆うように円筒状で底面が閉じたシリンダー52が固定されている。また、シリンダー52内にある程度の隙間をあけて円筒状のピストン54が上下(±Z方向)に移動自在な状態で配置され、ピストン54の上部が3箇所のそれぞれ外側で下方に折れ曲がったアーム53a,53b,53c(図5参照)を介して、シリンダー52の下方に配置された円板状部材52に連結され、円板状部材52の底面にL字型の連結部材51Bを介して吊り下げ部材35Aが連結されている。吊り下げ部材35Aは、投影光学系PLのフランジ部PLbに対しては逆L字型の連結部材51Aを介して連結されている。このように吊り下げ部材35Aがチェーンである場合には、終端処理が極めて容易であるとともに、その長さの調整も容易である。
図5において、支持部材55には中央の円形開口を囲むように3箇所に矩形の開口55a,55b,55cが形成され、これらの開口55a〜55c内にそれぞれアーム53a〜53cが挿通されている。
図4に戻り、シリンダー56の側面には開口56aが形成されている。そして、外部のエアーコンプレッサ(不図示)が給気管57を介して開口56aに連結され、給気管57からシリンダー56とピストン54との間の空間B1に高度に除塵された圧縮空気が供給されている。これによって、シリンダー56とピストン54とはエアベアリングを介して非接触でZ方向に摺動する。また、その圧縮空気はシリンダー56内のピストン54の底面側の空間B2に流入するため、この圧縮空気によってシリンダー56に対してピストン54及び吊り下げ部材35Aが上方(+Z方向)に押し上げられて支持されている。この構成によって、ベースフレーム18と吊り下げ部材35Aとは非接触に連結されている。支持部材55、シリンダー56、ピストン54、アーム53a〜53c、円板状部材52、及び給気管57を含んで防振装置36Aが構成されている。
この防振装置36Aにおいて、シリンダー56とピストン54との間の空間を上方に抜ける圧縮空気は、ピストン54の上方に逃がされる。なお、この上方に逃げる圧縮空気をシリンダー56の側面から不図示の排気管を介して外部に取り出す構成も可能である。そして、本例ではシリンダー56とピストン54との間隔に対して、支持部材55とアーム53a〜53cとの間隔g1が狭く設定されており、その間隔g1が一定になるように給気管57から供給される圧縮空気の圧力が制御される。従って、ピストン54及び吊り下げ部材35A、ひいては図2の投影光学系PLは、常に実質的に一定の圧力で浮上するように支持される。そのため、仮にベースフレーム18がZ方向に振動しても吊り下げ部材35Aにその振動が伝わることがないため、鉛直方向にも高い除振性能が得られる。
また、給気管57から供給される圧縮空気の圧力を低下させると、アーム53a〜53cが支持部材55の底面上に載置されて、吊り下げ部材35A及び投影光学系PLのそれ以上の降下が防止される。
また、図2の計測フレーム15を吊り下げるための図3の吊り下げ部材38A(38B,38Cも同様)とベースフレーム18との間に設置される防振装置39Aも、図4の防振装置36Aとほぼ同じ構成である。ただし、防振装置39Aにおいては、アーム53a〜53cと支持部材55との間隔g2が防振装置36Aの場合の間隔g1よりも広く(例えば0.5〜1mm程度広く)設定されている。この結果、例えば露光工程を停止するような場合には、給気管57への圧縮空気の供給を停止することによって、図2の計測フレーム15は投影光学系PLから僅かに離れる方向に移動する。即ち、防振装置39Aは、計測フレーム15を投影光学系PLの光軸方向に沿って移動させる移動機構としても作用している。これによって、投影光学系PLと計測フレーム15との接触が確実に防止される。
なお、防振装置39Aとしては、例えば変位量が1mm程度の電磁アクチュエータ等も使用できる。さらに、防振装置36Aとしては、本例のように大気圧を利用する機構の他に、コイルばねを用いる機械的な機構、ボイスコイルモータ等の非接触の電磁アクチュエータを用いる機構、又はそれらを組み合わせた機構等も用いることができる。
上述のように本例の投影露光装置においては、図2及び図3に示すように、剛構造のベースフレーム18に対して柔構造の吊り下げ部材35A〜35C及び38A〜38Cを介して、それぞれ投影光学系PL及び各種センサが取り付けられた計測フレーム15がアクティブ・サスペンション方式で吊り下げて支持されている。このために以下のような利点がある。
1)投影光学系PLと計測フレーム15とをモジュール方式で組立てて調整した状態を、組立後も維持することができるため、結果的に、組立後の精度確認工程を短くすることができる。
2)露光装置の製造工場又は半導体デバイス等の製造工場における投影光学系PL及び/又は計測フレーム15の交換の際に、それら以外の部分の調整状態に変化をもたらす可能性が実質的に無くなるため、交換後の調整工程(復帰工程)を短くすることができる。
3)投影光学系PLと計測フレーム15との分離によって、計測の基準は、「投影光学系PLの鏡筒外部」に一元化される。従って、計測フレーム15の剛性や熱膨張特性に設計上で注意する必要がなくなり、計測フレーム15を廉価な材料で構成することができるようになる。
4)計測フレーム15で投影光学系PLを支持する必要がなくなるため、計測フレーム15を小型化・軽量化することができ、結果的に設計の自由度を露光装置内の温空調システムに使うことができるようになる。その結果、露光装置全体の軽量化が実現でき、組立時間短縮や出荷搬送が容易になるなどの利点も期待できる。
また、本実施の形態では、ウエハ側のレーザ干渉計12Bとレチクル側のレーザ干渉計10Aとを一体化してセンサ用コラム34Bに固定しているが、本発明は本実施の形態に限定されることはない。例えば、両者を分離して一方のみをセンサ用コラム34Bで支持し、他方は別位置で支持するようにしてもよい。この場合、レチクル側のレーザ干渉計10Aを、センサ用コラム34Bではなくレチクルベース31に配置する構成とすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態につき図6を参照して説明する。本例の投影露光装置は、図2の投影露光装置を液浸型にしたものであり、図6において図2に対応する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
図6は、本例の投影露光装置の機構部の概略構成を示し、この図6において、ベースフレーム18の上部の底面に柔構造の3箇所の吊り下げ部材35A〜35Cを介して投影光学系PLが吊り下げて支持され、柔構造の3箇所の吊り下げ部材38A〜38Cを介して計測フレーム15が吊り下げて支持されている。そして、計測フレーム15の底面に投影光学系PLの先端部をY方向(走査方向)に挟むように支持部16A及び16Bが固定されている。
また、床面FL上に液体の供給部61及び回収部67が設置され、供給部61から供給される純水等の液体64は、可撓性を持つ配管62及び金属性の供給用ノズル部63を介して投影光学系PLとウエハWとの間に供給され、この状態で露光を行うことで、投影光学系PLの解像度が向上し、焦点深度も改善される。そして、その供給された液体64は、金属性の回収用ノズル部65及び可撓性を持つ配管66を介して回収部67に吸引して回収される。供給部61、配管62、及び供給用ノズル部63を含んで液体供給装置が構成され、回収用ノズル部65、配管66、及び回収部67を含んで液体を吸引回収する回収装置が構成されている。なお、液体供給装置及び回収装置のより具体的な構成は、例えば国際特許公開第99/49504号パンフレットなどに開示されている。
本例では、液体供給装置の一部の供給用ノズル部63が+Y方向の支持部16Bに固定され、回収装置の一部の回収用ノズル部65が−Y方向の支持部16Aに固定されている。この構成では、液体64が−Y方向に流れるため、ウエハステージWST(ウエハW)も−Y方向に走査される。従って、ウエハステージWSTを+Y方向に走査して液浸露光を行うために、支持部16A側にも供給用ノズル部(不図示)が固定され、支持部16B側にも回収用ノズル部(不図示)が固定されており、これらのノズル部もそれぞれ供給部61及び回収部67に連結されている。この他の構成は図1及び図2の投影露光装置と同様であり、図6の計測フレーム15にもレーザ干渉計12A及び12B等が収納されたセンサ用コラム34A及び34B等が固定されている。
このように、供給用ノズル部63及び回収用ノズル部65をそれぞれ支持部16B及び16Aを介して計測フレーム15に固定することによって、供給部61から回収部67に流れる液体の投影光学系PLに対する振動の影響が低減されて、露光精度が向上する。
なお、例えば回収用ノズル部65は、ベースフレーム18に設けたコラム等で支持することも可能である。また、配管62及び66の一部を計測フレーム15で支持することも可能である。
なお、上述の実施形態の投影露光装置は、複数の光学部材から構成される照明光学系、投影光学系を露光装置本体に組み込み光学調整をして、多数の機械部品からなるレチクルステージやウエハステージを露光装置本体に取り付けて配線や配管を接続し、総合調整(電気調整、動作確認等)をすることにより製造することができる。なお、その投影露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
また、上記の実施形態の投影露光装置を用いて半導体デバイスを製造する場合、この半導体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行うステップ、このステップに基づいてレチクルを製造するステップ、シリコン材料からウエハを形成するステップ、上記の実施形態の投影露光装置によりアライメントを行ってレチクルのパターンをウエハに露光するステップ、エッチング等の回路パターンを形成するステップ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、及び検査ステップ等を経て製造される。
なお、本発明は、ステッパー等の一括露光型の投影露光装置にも適用することができる。さらに、本発明は、投影光学系として反射系を用いるとともに、波長数nm〜100nm程度の極端紫外光(EUV光)を露光ビームとして用いる投影露光装置にも適用できる。
また、本発明は、半導体デバイス製造用の露光装置への適用に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに形成される液晶表示素子、若しくはプラズマディスプレイ等のディスプレイ装置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、薄膜磁気ヘッド、及びDNAチップ等の各種デバイスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグフィ工程を用いて製造する際の、露光工程(露光装置)にも適用することができる。
このように、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。また、明細書、特許請求の範囲、図面、及び要約を含む2005年10月5日付け提出の日本国特願2005−292186号、並びに2006年10月4日付け提出の日本国特願2006−273493号の全ての開示内容は、そっくりそのまま引用して本願に組み込まれている。
本発明の露光装置を用いることによって、露光装置の組立調整が容易になり、除振性能が向上して露光精度が向上するため、微細パターンを含む各種デバイスを廉価にかつ高精度に製造できる。

Claims (19)

  1. 投影光学系によりパターンの像を投影する露光装置において、
    前記投影光学系と、該投影光学系に関連して位置決めされる部材との位置関係を計測するセンサを備えた計測ユニットと、
    第1の柔構造を有し、前記計測ユニットを前記投影光学系とは分離して吊り下げ支持する第1支持装置とを備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 第2の柔構造を有し、前記投影光学系を吊り下げ支持する第2支持装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記第1支持装置が前記計測ユニットを支持する支持点数と、前記第2支持装置が前記投影光学系を支持する支持点数とは同じであり、
    前記第1、第2支持装置は前記投影光学系の側面において実質的に同じ角度位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記第1、第2支持装置は、ワイヤ又はチェーンを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の露光装置。
  5. 前記第2支持装置の一部に前記投影光学系の光軸方向の振動を軽減する防振部を設けたことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記投影光学系を非接触で位置決めする位置決め装置を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の露光装置。
  7. 前記第1支持装置は前記第1の柔構造を支持するフレームを有し、
    前記位置決め装置は、前記フレームに対して前記投影光学系を位置決めすることを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記位置決め装置は、
    前記フレームに対する前記投影光学系の6自由度の変位情報を計測する変位センサと、
    前記変位センサの計測結果に基づいて前記フレームに対して前記投影光学系を非接触で位置決めする6自由度のアクチュエータとを備えたことを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
  9. 前記第1支持装置は、前記計測ユニットを前記投影光学系の光軸方向に沿って移動させる移動機構を有していることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の露光装置。
  10. 前記投影光学系により前記パターンの像が投影される物体を保持して移動する第1ステージを備え、
    前記計測ユニットの前記センサは、前記第1ステージの位置を計測する第1レーザ干渉計と、前記物体の表面の前記投影光学系の光軸方向の位置を計測する焦点位置計測装置との少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の露光装置。
  11. 前記パターンが形成されたマスクを保持して移動する第2ステージを備え、
    前記計測ユニットの前記センサは、前記第2ステージの位置を計測する第2レーザ干渉計を含むことを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  12. 投影光学系によりパターンの像を物体上に投影する露光装置において、
    前記投影光学系と前記物体との間に液体を供給する液体供給装置と、
    第1の柔構造を有し、前記液体供給装置の少なくとも一部を前記投影光学系とは分離して吊り下げ支持する第1支持装置とを備え
    前記第1支持装置は、前記投影光学系に関連して位置決めされる部材の位置に関する情報を求めるセンサを有していることを特徴とする露光装置。
  13. 前記投影光学系と前記物体との間の前記液体を吸引する回収装置を備え、
    前記回収装置の少なくとも一部は、前記第1支持装置に支持されていることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  14. 前記投影光学系に関連して位置決めされる前記部材は、前記物体を支持可能であることを特徴とする請求項12又は13に記載の露光装置。
  15. 第2の柔構造を有し、前記投影光学系を吊り下げ支持する第2支持装置を備えたことを特徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の露光装置。
  16. 前記第1支持装置が前記液体供給装置を支持する支持点数と、前記第2支持装置が前記投影光学系を支持する支持点数とは同じであり、
    前記第1、第2支持装置は前記投影光学系の側面において実質的に同じ角度位置に配置されていることを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
  17. 前記第1、第2支持装置は、ワイヤ又はチェーンを含み、
    前記第2支持装置の一部に前記投影光学系の光軸方向の振動を軽減する防振部を設けたことを特徴とする請求項15又は16に記載の露光装置。
  18. 前記第1支持装置は前記第1の柔構造を支持するフレームを有し、
    前記投影光学系を前記フレームに対して非接触で位置決めする位置決め装置備えたことを特徴とする請求項12から17のいずれか一項に記載の露光装置。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の露光装置を用いて前記パターンの像を物体上に転写することを特徴とする露光方法。
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