JP5108669B2 - ピストンリング - Google Patents

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本発明は、内燃機関のピストンに装着されるピストンリングに関する。
ピストンリングは、その一部を切断した鋳鉄、鋼鉄等の材料で製造された弾力のあるリングであって、切断部を広げてピストンの外周面に形成したリング溝に嵌装され、ピストンとこれが挿入されるシリンダとの隙間を塞ぐ。
また、ピストンリングは、燃焼室の気密を保ちクランクケースへのガス漏れであるいわゆるブローバイガスを防いだり、ピストンが受けた熱をシリンダ壁に伝えたり、シリンダ壁を潤滑するオイルのうち余分なものを欠き落として燃焼室に入るのを防いだりする。
ピストンリングがこのような気密作用等を満足に奏するためには、常にシリンダ壁に密着していることが必要である。このため、ピストンリングは、これをシリンダに組み込んだときに、外側に張り広がる力(以下「張力」という。)が生じるように作られる。
この張力を得るために、ピストンリングは前記の如く一部を切断してある。ピストンリングの切断部分である合い口部は、わずかな隙間を確保した状態で突き合わされる。また、ピストンリングは、合い口部に存在する隙間の分だけ伸び縮んで合い口部の隙間の大きさに応じた張力を生み出す。
また、ピストンリングをピストンに嵌め込むときは、リングの合い口部を広げて行う。合い口部の形状には、ピストンリングの周方向に対して直角に切ったバット・ジョイント型、斜めに切ったアングル・ジョイント型、いわゆるステップカットしたステップ・ジョイント型などがある。そして、ピストン作動時における高熱状態の中でエンジン性能が低下しないように、合い口部の隙間から燃焼ガスが漏れないように作られる。
しかし、燃焼ガスは僅かずつでも合い口部の隙間から漏れてブローバイガスになる。合い口部の隙間が大き過ぎるとブローバイガスの量が多くなる。反対に小さ過ぎるとピストン作動時のピストンリングの熱膨張によって合い口部が接触してしまい張力が過大となり、ピストンリングの折損、ピストンリング溝やシリンダ壁をの損傷あるいはそれらに焼きつきを起こしたりするおそれがある。
例えば、特許文献1は、合い口部の隙間からのガス漏れを抑制する技術を開示している。特許文献1は、ピストンのリング溝にピストンの摺動方向に上下に2つのリングを重ね合わせ、上側リングの合い口部の隙間と下側リングの合い口部の隙間を調整することにより、ブローバイガスを低減する技術を開示している。
実公平6−13421号公報
上記したように、ブローバイガスを低減する技術は従来から種々提案されているが、ブローバイガスを一層低減可能なピストンリングへの要請が存在する。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、ブローバイガスを低減可能なピストンリングを提供することにある。
本発明に係るピストンは、ピストンの外周面に形成されたリング溝に上下方向に重ねて装着され、外周面がシリンダボアに当接する少なくとも2つのリングを合わせたピストンリングであって、前記2つのリングは、当該2つのリングの合い口部が重なり合わない状態では、ピストンの上下方向において、各合い口部の隙間を対応するリングで全面的に塞ぎ、当該2つのリングの合い口部が重なり合う状態では、ピストンの上下方向において、一方のリングの合い口部の隙間の少なくとも一部を他方のリングが塞ぎ、かつ、前記他方のリングの合い口部の隙間の少なくとも一部を前記一方のリングが塞ぐように形成されている、ことを特徴とする。
上記構成において、前記前記2つのリングの一方のリングは、その合い口部の外周側と内周側との間において隙間を閉じるために、合い口部の一部が互いに当接するように形成されている、構成を採用できる。
上記構成において、前記一方のリングは、その合い口部が、当該リングの半径方向において互いに当接する当接面をもつようにステップ状に形成されている、構成を採用できる。
上記構成において、前記一方のリングは、前記他方のリングの下側に配置されている、構成を採用できる。
上記構成において、前記2つのリングのうちの他方のリングは、その合い口部の対向面が当該リングの半径方向に対して傾斜するように形成されている、構成を採用できる。
上記構成において、前記2つのリングは、それぞれの合い口部の対向面が当該リングの半径方向に対して傾斜し、かつ、各リングの合い口部の対向面の傾斜方向が逆向きになるように形成されている、構成を採用できる。
上記構成において、前記2つのリングは、合い口部の対向面が当該リングの半径方向に対して傾斜するようにそれぞれ形成された同一形状の2つのリングが逆向きに重ね合わされている、構成を採用できる。
上記構成において、前記2つのリングのうち、少なくとも一方のリングは樹脂製である、構成を採用できる。
本発明によれば、ブローバイガスを一層低減可能なピストンリングが得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施形態に係る内燃機関のピストンンリングを示しており、図1は本発明の一実施形態に係るピストンンリングが適用された内燃機関のピストン及びシリンダの一部を示す断面図、図2は上側リングと下側リングの構造を示す斜視図、図3及び図4は上側リングと下側リングの合い口部の構成を示す図である。
ピストン10は、図1に示すように、その外周面に3つのリング溝11,13,15が形成されており、リング溝11には、ピストンリング20が装着されている。また、リング溝13にはセカンドリング40が装着され、リング溝15にはオイルリング50が装着されている。
ピストンリング20は、リング溝11に上下方向に重ねて装着され、外周面がシリンダ30のシリンダボア31に当接する上側リング21と下側リング23とを合わせたもので構成される。
上側リング21及び下側リング23は、その一部を切断した鋳鉄、鋼鉄等の材料で製造された弾力のあるリングであって、切断部を広げてピストンの外周面に形成したリング溝に嵌装され、ピストン10とこれが挿入されるシリンダボア31との隙間を塞ぐ。尚、上側リング21及び下側リング23は、相互に連結されているわけではなく、これらの相対回転位置は使用中に変化し得る。
上側リング21は、図2(A)、図3(A)及び図4(A)に示すように、切断部分である合い口部21A,21Bを有し、合い口部21A,21Bの対向面21fが当該リング21の半径方向に対して傾斜するように形成されている。傾斜角度は、本例では、45度程度である。
合い口部21A,21Bに形成される隙間CLは、リング溝11へ装着されていない状態では、図3に示すように比較的大きい状態であるが、リング溝11へ装着されると共にシリンダボア31に当接した状態では、図4(A)に示すように、比較的小さくなる。
下側リング23は、図2(B)、図3(B)及び図4(B)に示すように、切断部分である合い口部23A,23Bを有し、この合い口部23A,23Bが当該リング23の半径方向において互いに当接する当接面23fをもつようにステップ状に形成されている。具体的には、下側リング23は、リング溝11へ装着されていない状態では、図3(B)に示すように、合い口部23A,23Bが完全に離隔しているが、リング溝11へ装着されると共にシリンダボア31に当接した状態では、図4(B)に示すように、合い口部23A,23Bにそれぞれ形成された当接面23fが互いに当接すると共に、当接面23fを間にして隙間CL1と隙間CL2とが形成される。合い口部23A,23Bは、当接面23fにおいて互いに当接することにより、リング23の合い口部23A,23Bの外周側と内周側との間において隙間CL1,CL2が閉じられる。
次に、図5及び図6は図1のA方向の透視図であって、図5は合い口部21A,21Bとリング23の合い口部23A,23Bとが重なり合わない状態を示しており、図6は合い口部21A,21Bとリング23の合い口部23A,23Bとが重なり合っている状態を示している。
尚、ピストン10の上下方向における合い口部の重なり合いとは、合い口部21A,21Bに形成される隙間CLと、合い口部23A,23Bに形成される隙間CL1又はCL2との間に重なり合いが生じることを意味する。
図5に示すように、合い口部の重なり合いがない状態では、ピストン10の上下方向において、合い口部21A,21Bに形成される隙間CLは下側リング23により全面的に塞がれる。合い口部23A,23Bに形成される隙間CL1,CL2は、上側リング21により全面的に塞がれる。
図6に示すように、合い口部が重なり合った状態では、ピストン10の上下方向において、合い口部21A,21Bに形成される隙間CLは領域R1及びR2を除き、下側リング23によりに塞がれる。合い口部23A,23Bに形成される隙間CL1,CL2は、領域R1及びR2を除き、領域上側リング21によりに塞がれる。
尚、領域R1及びR2は、ピストン10の上下方向において、隙間CLと隙間CL1,CL2とが重なり合う領域であり、この領域R1及びR2の面積は、合い口部21A,21Bの対向面21fの傾斜角度が45度のときに最小となる。
また、領域R1及びR2のうち、ガスが通過可能なのは、ピストン16のランド面16とシリンダボア31との間に位置する領域R1である。
ここで、ブローバイガスの一般的な排出経路及び排出量について図9及び図10を参照して説明する。
図9においては、リング溝110に単一のピストンリング100が装着されており、ピストンリング100は単純に切断したストレート状の合い口部(図示せず)を備えている。
ピストン10の上方からのブローバイガスBGは、以下の3つのガスG1,G2,G3に大別される。ガスG1は、ピストンリング100の合い口部に形成される隙間を通過するガスである。ガスG2は、ピストンリング100の上端面とリング溝100の上面との間からリング溝100内に侵入し、ピストンリング100の内周面(背面)側に回り込み、ピストンリング100の下端面とリング溝の下面を通過するガスである。ガスG3は、ピストンリング100とシリンダボア31との間を通過するガスである。
図10はガスG1,G2,G3の排出量を示す表であり、ブローバイガスBGの多くは合い口部の隙間を通過するガスG1及びピストンリングの背面側に回り込むガスG2であることがわかる。
次に、本実施形態に係るピストンリング20の作用・効果について図7を参照して説明する。
図7に示すように、ガスG1は、上側リング21の図示しない合い口部の隙間CLに侵入する。しかし、この隙間CLは、図5及び図6を参照して説明したように、合い口部の重なり合いがない状態では、隙間CLは下側リング23により全面的に塞がれているので、ガスG1が隙間CLを通過するのを阻止できる。また、合い口部が重なり合う状態では、図6に示したように、隙間CLのうちガスG1が通過可能な面積は、領域R1に狭小化されているので、ガスG1の通過量を大幅に削減できる。
ガスG2は、図7に示すように、下側リング23の背面側に廻り込んだとき、下側リング23の図示しない隙間CL1,CL2を通過しようとする。しかし、下側リング23の合い口部23A,23Bは、当接面23fにおいて互いに当接することにより、隙間CL1,CL2が閉じられているので、ガスG2の通過が阻止される。
以上にように、本実施形態では、合い口部が重なり合わない状態では、ガスG1,G2の通過領域はほぼゼロとなり、ブローバイガスを大幅に低減でき、合い口部が重なる場合でも、ガスの通過面積は最小化されているので、ブローバイガスを低減できる。
図8は本実施形態によるブローバイガスの削減効果の一例を示す表である。
条件は、上側リング21の合い口部の対向面21fの傾斜角度を45度、内燃機関が4気筒、1.8リットル、6000rpm/WOTとした。尚、WOTとはワイドオープンスロットル(Wide Open Throttole)のことであり、スロットルが大きく開かれた状態である。実施例のピストンリング20と合い口部がストレート形状のピストンリングとを用いた場合のブローバス排出量を比較すると、約42%程度ブローバイガスの排出量を削減できる。
図11は本発明の他の実施形態に係るピストンリングを示す図である。尚、図11において上記実施形態と同一構成部分には同一の符号を使用している。また、図11は図1のA方向からピストンリングを見た図である。
図11に示すピストンリングは、上記した下側リング23に代えて、下側リング121を配置している。
上側リング21は、上記したように、合い口部21A,21Bの対向面21fが当該リング21の半径方向に対して傾斜している。
下側リング121は、合い口部121A,121Bの対向面121fが当該リング121の半径方向に対して傾斜していると共に、傾斜方向が上側リング21とは逆向きになっている。
また、下側リング121は、上側リング21と同一形状に形成されており、ピストン10に装着する際に逆向きに重ね合わされている。
このような構成とすることにより、上側リング21と下側リング121の合い口部が重ならない状態では、ピストン10の上下方向において、隙間CLを全面的に塞ぐことができ、上側リング21と下側リング121の合い口部が重なりあう状態では、ガスの通過面積を狭小化できる。
また、同じリングを上下にしようできるので、製造コストを低減できる。
図12は本発明の他の実施形態に係るピストンリングを示す図である。尚、図12において上記実施形態と同一構成部分には同一の符号を使用している。また、図12は図1のA方向からピストンリングを見た図である。
図12に示すリング221は、その合い口部221A,221Bの対向面221fがリングの半径方向に対して傾斜していると共に、合い口部221A,221Bの外周側と内周側との間において隙間CL1,CL2を閉じるために、合い口部221A,221Bの一部が互いに当接する当接部CTをもつように形成されている。当接部CTにより、上記した下側リング23のステップ状の合い口部23A,23Bの当接面23fと同様の作用・効果が奏される。
リング221は、上側リング及び下側リングのいずれにも使用可能である。また、上記した各上側リング、下側リングのいずれとも組み合わせ可能であり、さらに、リング221同士を上側リング及び下側リングとして使用し、図11で説明したように、逆向きに重ね合わせることでブローバイガスの低減が可能である。
上記実施形態において、合い口部の形状をステップ状の場合と、傾斜面状とした場合とを例に挙げて説明したが、これに限定されるわけではなく、互いの隙間を塞ぐことができる形状であれば、必要に応じて種々の形態を採用可能である。
上記実施形態において、ステップ状に形成された合い口部をもつリングを下側リング23としたが、これを上側リングにすることも可能である。また、この下側リング23を逆向きに重ね合わせて上側リングとすることで、ステップ状に形成された合い口部をもつリング23を上下に重ねて装着することも可能である。
上記実施形態においては、2つのリングを重ねて装着した場合について説明したが3つ以上のリングを重ねて装着することも可能である。
また、2つのピストンリングのうち、少なくとも一方のリングを樹脂製のリングにより形成することも可能である。セカンドリング及びオイルリングを樹脂製とすることも可能である。樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミドイミド等の材料が挙げられる。樹脂製のピストンリングを採用することにより、軽量になり、慣性力が小さくなり、ボアに対する追従性が増す。その結果、ブローバイガスの発生量を低減できる。
本発明の一実施形態に係るピストンリングの正面図である。 上側リングと下側リングの斜視図である。 未装着時における上側リングと下側リングの合い口部の構成を示す図である。 装着時における上側リングと下側リングの合い口部の構成を示す図である。 合い口部が重ならない状態において、図1のA方向から上側リングと下側リングを見た透視図である。 合い口部が重さなり合う状態において、図1のA方向から上側リングと下側リングを見た透視図である。 本発明の一実施形態に係るピストンリングの作用を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係るピストンリングのブローバイガス排出量の削減効果の一例を示す表である。 ブローバイガスの通過経路を説明するための図である。 ブローバイガスの通過経路毎の排出量の一例を示す表である。 本発明の他の実施形態に係るピストンリングを示す透視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るピストンリングを示す図である。
符号の説明
10…ピストン
20…ピストンリング
21…上側リング
21A,21B…合い口部
21f…対向面
23…下側リング
23A,23B…合い口部
23f…当接面
30…シリンダ
31…シリンダボア
40…セカンドリング
50…オイルリング

Claims (8)

  1. ピストンの外周面に形成されたリング溝に上下方向に重ねて装着され、外周面がシリンダボアに当接する少なくとも2つのリングを合わせたピストンリングであって、
    前記2つのリングは、当該2つのリングの合い口部が重なり合わない状態では、ピストンの上下方向において、各合い口部の隙間を対応するリングで全面的に塞ぎ、当該2つのリングの合い口部が重なり合う状態では、ピストンの上下方向において、隙間の重なりを小さくするために、一方のリングの合い口部の隙間の少なくとも一部を他方のリングが塞ぎ、かつ、前記他方のリングの合い口部の隙間の少なくとも一部を前記一方のリングが塞ぐように形成されている、
    ことを特徴とするピストンリング。
  2. 前記2つのリングの一方のリングは、その合い口部の外周側と内周側との間において隙間を閉じるために、合い口部の一部が互いに当接するように形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のピストンリング。
  3. 前記一方のリングは、その合い口部が、当該リングの半径方向において互いに当接する当接面をもつようにステップ状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のピストンリング。
  4. 前記一方のリングは、前記他方のリングの下側に配置されている、ことを特徴とする請求項2又は3に記載のピストンリング。
  5. 前記2つのリングのうちの他方のリングは、その合い口部の対向面が当該リングの半径方向に対して傾斜するように形成されている、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のピストンリング。
  6. 前記2つのリングは、それぞれの合い口部の対向面が当該リングの半径方向に対して傾斜し、かつ、各リングの合い口部の対向面の傾斜方向が逆向きになるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のピストンリング。
  7. 前記2つのリングは、合い口部の対向面が当該リングの半径方向に対して傾斜するようにそれぞれ形成された同一形状の2つのリングが逆向きに重ね合わされている、ことを特徴とする請求項6に記載のピストンリング。
  8. 前記2つのリングのうち、少なくとも一方のリングは樹脂製である、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のピストンリング。
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