JP5108642B2 - ユースケースシナリオ作成支援システム、ユースケースシナリオ作成支援方法、およびユースケースシナリオ作成支援プログラム - Google Patents
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以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態におけるユースケースシナリオ作成支援システムシステム100の構成図である。本実施形態におけるユースケースシナリオ作成支援システム100(以下、システム100)は、 ユースケースシナリオの作成支援を行うコンピュータシステムである。こうした前記システム100は、ユースケースシナリオ作成支援方法を実行する機能を実現すべく不揮発性メモリなどの記憶装置101に格納されたプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。また、前記システム100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種ボタン類、キーボードなどの入力インターフェイス105や、LEDやディスプレイなどの出力インターフェイス106、ならびに、利用者が使用する操作端末200など外部装置との通信を担う通信装置107などを有している。
次に、本実施形態におけるシステム100が利用するテーブルの構造について説明する。図2は、本実施形態における(a)既存ユースケース情報テーブル125、(b)既存ユースケースシナリオ記述情報テーブル126、(c)ユースケースシナリオ記述テーブル127、(d)選択肢テーブル128の各データ構成例を示す図である。
以下、本実施形態におけるユースケースシナリオ作成支援方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明するユースケースシナリオ作成支援方法に対応する各種動作は、前記システム100がメモリに読み出して実行するプログラムによって実現される。そしてこのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図4は、本実施形態のユースケースシナリオ作成支援方法の処理手順例2を示すフロー図であり、図7は本実施形態の検索結果画面例を示す図である。次に、類似ユースケースの検索処理について説明する。この場合、前記システム100の類似ケース特定手段112は、まず、前記既存ユースケース情報テーブル125から、例えば、登録順などに従ってユースケースを1つ取り出す(s200)。ここで取り出したユースケースを、ユースケース(A)とする。また更に、前記類似ケース特定手段112は、前記既存ユースケース情報テーブル125の中から、前記ユースケース(A)とは異なる他のユースケースを1つ取り出す(s201)。これをユースケース(B)とする。
(ユースケース(A)の全ユースケースシナリオの類似値の合計)×2÷(ユースケース(A)とユースケース(B)のユースケースシナリオ数の和)=類似値
図5は、本実施形態のユースケースシナリオ作成支援方法の処理手順例3を示すフロー図である。次に、ユースケースシナリオパターンの新規登録処理について説明する。この場合、前記システム100のユースケースシナリオ分析手段113は、まず、既存ユースケース情報テーブル125の中から、当該パターン解析を実施していないユースケースを1つ取り出す(s300)。そしてユースケースシナリオ分析手段113は、前記既存ユースケースシナリオ記述情報テーブル126から、前記ステップs300で取り出したユースケースのユースケースシナリオを、ユースケースシナリオ順位の順番に従って1つ取り出す(s301)。
続いて、ユースケースシナリオから設計されるコンポーネントの共通化をシステム100が支援する処理について説明する。図8は、他の実施形態におけるユースケースシナリオ作成支援システムの全体構成図である。ここでシステム100は、上記各手段110〜113を同様に備えているが、機能として同じなのでここでは説明を省略する。この実施例におけるシステム100が新たに備えるのは以下の記憶装置ならびに手段となる。
ここでは他の実施例におけるシステム100が、上記テーブル125〜128の他に、記憶装置101に備えるテーブルのデータ構造例について説明する。図9は、本実施形態における(a)既存コンポーネント情報テーブル129、(b)コンポーネントパターンテーブル130、(c)ユースケース・コンポーネント紐付き情報テーブル131の各データ構成例を示す図である。
続いて、この実施例におけるユースケースシナリオ作成支援方法の処理手順例を示す。図10は他の実施形態のユースケースシナリオ作成支援方法の処理手順例1を示すフロー図である。この場合、前記システム100の画面出力手段110は、例えば、ユースケースの選択用画面データ(システム100の記憶装置101に格納)を前記操作端末200に送信し、ユースケースの選択指示を受付ける(s1000)。前記選択用画面としては、例えば、図12の入力画面1200を想定でき、ユースケースの適用対象(保険制度、年金種別)を選択可能なインターフェイスが含まれることが想定される。図12の例では、ユースケースとして「年金分割情報の送受信を指示する」がプルダウンメニューにて利用者から選択された状況を示している。
ここでは、共通コンポーネントの特定処理の詳細について説明する。図11は他の実施形態のユースケースシナリオ作成支援方法の処理手順例2を示すフロー図である。この場合、前記システム100の類似コンポーネント特定手段114は、前記ステップs1006と同様に、前記操作端末200を介してコンポーネントの指定を受付けて特定するる(s400)。ここで特定したコンポーネントをコンポーネント“A”とする。
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力インターフェイス
106 出力インターフェイス
107 通信装置
110 画面出力手段
111 シナリオ取得手段
112 類似ケース特定手段
113 ユースケースシナリオ分析手段
114 類似コンポーネント特定手段
125 既存ユースケース情報テーブル
126 既存ユースケースシナリオ記述情報テーブル
127 ユースケースシナリオ記述テーブル
128 選択肢テーブル(アクター名テーブル、情報名テーブル、動詞テーブル)
129 既存コンポーネント情報テーブル
130 コンポーネントパターンテーブル
131 ユースケース・コンポーネント紐付き情報テーブル
140 ネットワーク
200 操作端末
Claims (9)
- ユースケースシナリオの作成支援を行うコンピュータシステムであって、
ユースケースシナリオの構成要素たる、処理の実行主体であるアクター名、前記アクターが実行する処理の対象情報、および前記アクターが実行する処理内容に応じた動詞の各情報の選択肢を定めた選択肢テーブルと、
ユースケースシナリオのパターン毎に、該当ユースケースシナリオを成す文字列における前記アクター名、対象情報、および動詞の組合せ情報を定めたユースケースシナリオ記述テーブルと、
前記ユースケースシナリオ記述テーブルから、各ユースケースシナリオパターンの前記組合せ情報を読み出し、前記組合せ情報に定められたアクター名、対象情報、および動詞のそれぞれについての選択肢を前記選択肢テーブルから読み出し、ユースケースシナリオパターン毎に文字列中におけるアクター名、対象情報、および動詞の選択を前記選択肢の範囲で受付ける入力画面のデータを生成して出力インターフェイスに表示する、画面出力手段と、
前記入力画面を通じて、ユースケースシナリオの選択指示と当該ユースケースシナリオにおけるアクター名、対象情報、および動詞の選択指示を受け付けて、当該選択指示により前記文字列中で特定されるアクター名、対象情報、および動詞の組合せからなるユースケースシナリオの情報を、既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルに格納する、シナリオ取得手段と、
を備えることを特徴とするユースケースシナリオ作成支援システム。 - 前記既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルから、ユースケースシナリオの情報と、このユースケースシナリオが属するユースケースとは異なる他ユースケースのユースケースシナリオとを読み出し、ここで読み出したユースケースシナリオ間でユースケースシナリオパターン、アクター名、対象情報、および動詞の各情報の一致を判定し、前記各情報が全て一致したユースケースシナリオ群が一定数以上であれば、前記ユースケースと前記他ユースケースとが類似するユースケース群であるとして、当該ユースケース群の情報を出力インターフェイスに表示する、類似ケース特定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のユースケースシナリオ作成支援システム。
- 前記既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルにおいて、各ユースケースシナリオが含むユースケースシナリオパターン、アクター名、対象情報、および動詞の各情報は、各情報を一意に特定可能なIDであり、
前記類似ケース特定手段は、前記既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルから読み出したユースケースシナリオ間でユースケースシナリオパターン、アクター名、対象情報、および動詞の各情報の一致を判定するに際し、各情報のIDの一致を判定するものである、
ことを特徴とする請求項2に記載のユースケースシナリオ作成支援システム。 - 前記既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルは、ユースケースシナリオ毎に該当ユースケースの適用対象業務の情報を格納するものであり、
前記類似ケース特定手段は、前記ユースケース群の情報と共に、該当ユースケースの適用対象業務の情報を前記既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルから読み出して出力インターフェイスに表示するものである、
ことを特徴とする請求項2または3に記載のユースケースシナリオ作成支援システム。 - 所定の記憶装置から読み出すか入力インターフェイスから取得されたユースケースシナリオについて、その文字列が含むアクター名、対象情報、および動詞と、これらアクター名、対象情報、および動詞の前記文字列中での順列とに関し、前記ユースケースシナリオ記述テーブル中の各ユースケースシナリオパターンと照合し、前記ユースケースシナリオ記述テーブルが含むどのユースケースシナリオパターンとも一致しない場合、当該ユースケースシナリオの文字列が含むアクター名、対象情報、および動詞と、これらアクター名、対象情報、および動詞の前記文字列中での順列の情報とを含む、新たなユースケースシナリオパターンを前記ユースケースシナリオ記述テーブルに登録する、ユースケースシナリオ分析手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のユースケースシナリオ作成支援システム。
- ユースケースシナリオから設計された既存のコンポーネントの情報を格納した既存コンポーネント情報テーブルと、ユースケースと当該ユースケースに属するユースケースシナリオと当該ユースケースシナリオのコンポーネントとの対応関係を定めたユースケース・コンポーネント紐付き情報テーブルと、を記憶する記憶装置と、
所定ユースケースシナリオについてのコンポーネントの指定を入力インターフェイスで受け付けて、ここで指定を受け付けた指定コンポーネントの情報と、前記既存コンポーネント情報テーブルに格納されている既存コンポーネントの情報とを照合して、前記指定コンポーネントが含む所定文字列と同じ文字列を含んでいる既存コンポーネントを特定し、ここで特定した既存コンポーネントのリストを出力インターフェイスに表示し、前記リストの既存コンポーネント中からの共通コンポーネントの指定を入力インターフェイスで受け付けて、前記ユースケース・コンポーネント紐付き情報テーブルにおける前記所定ユースケースシナリオに対応付けて前記共通コンポーネントの情報を設定する、類似コンポーネント特定手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のユースケースシナリオ作成支援システム。 - 前記類似コンポーネント特定手段は、前記類似ケース特定手段が前記各情報が全て一致したユースケースシナリオ群が一定数以上であると判定出来なかったユースケースAと他ユースケースBとのセットについて検知し、ユースケースAに属するユースケースシナリオについてのコンポーネントaおよび他ユースケースBに属するユースケースシナリオについてのコンポーネントbの指定を入力インターフェイスで受け付けて、ここで指定を受け付けた指定コンポーネントaの情報と指定コンポーネントbの情報とを照合して、前記指定コンポーネントaおよびbの間で同じ所定文字列を含んでいるコンポーネントのセットを特定し、ここで特定したコンポーネントセットのリストを出力インターフェイスに表示し、前記リストのコンポーネントセットからの共通コンポーネントの指定を入力インターフェイスで受け付けて、前記ユースケース・コンポーネント紐付き情報テーブルにおける前記ユースケースAおよびユースケースBのユースケースシナリオに対応付けて前記共通コンポーネントの情報を設定する、ことを特徴とする請求項6に記載のユースケースシナリオ作成支援システム。
- ユースケースシナリオの作成支援を行うコンピュータが、
ユースケースシナリオの構成要素たる、処理の実行主体であるアクター名、前記アクターが実行する処理の対象情報、および前記アクターが実行する処理内容に応じた動詞の各情報の選択肢を定めた選択肢テーブルと、
ユースケースシナリオのパターン毎に、該当ユースケースシナリオを成す文字列における前記アクター名、対象情報、および動詞の組合せ情報を定めたユースケースシナリオ記述テーブルとを記憶装置に備えて、
前記ユースケースシナリオ記述テーブルから、各ユースケースシナリオパターンの前記組合せ情報を読み出し、前記組合せ情報に定められたアクター名、対象情報、および動詞のそれぞれについての選択肢を前記選択肢テーブルから読み出し、ユースケースシナリオパターン毎に文字列中におけるアクター名、対象情報、および動詞の選択を前記選択肢の範囲で受付ける入力画面のデータを生成して出力インターフェイスに表示する、画面出力処理と、
前記入力画面を通じて、ユースケースシナリオの選択指示と当該ユースケースシナリオにおけるアクター名、対象情報、および動詞の選択指示を受け付けて、当該選択指示により前記文字列中で特定されるアクター名、対象情報、および動詞の組合せからなるユースケースシナリオの情報を、既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルに格納する、シナリオ取得処理と、
を実行することを特徴とするユースケースシナリオ作成支援方法。 - ユースケースシナリオの作成支援を行うべく、ユースケースシナリオの構成要素たる、処理の実行主体であるアクター名、前記アクターが実行する処理の対象情報、および前記アクターが実行する処理内容に応じた動詞の各情報の選択肢を定めた選択肢テーブルと、ユースケースシナリオのパターン毎に、該当ユースケースシナリオを成す文字列における前記アクター名、対象情報、および動詞の組合せ情報を定めたユースケースシナリオ記述テーブルとを記憶装置に備えるコンピュータに、
前記ユースケースシナリオ記述テーブルから、各ユースケースシナリオパターンの前記組合せ情報を読み出し、前記組合せ情報に定められたアクター名、対象情報、および動詞のそれぞれについての選択肢を前記選択肢テーブルから読み出し、ユースケースシナリオパターン毎に文字列中におけるアクター名、対象情報、および動詞の選択を前記選択肢の範囲で受付ける入力画面のデータを生成して出力インターフェイスに表示するステップと、
前記入力画面を通じて、ユースケースシナリオの選択指示と当該ユースケースシナリオにおけるアクター名、対象情報、および動詞の選択指示を受け付けて、当該選択指示により前記文字列中で特定されるアクター名、対象情報、および動詞の組合せからなるユースケースシナリオの情報を、既存ユースケースシナリオ記述情報テーブルに格納するステップと、
を実行させるユースケースシナリオ作成支援プログラム。
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