JP3856969B2 - オブジェクト分析設計支援方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソフトウェアの生産性向上を図る技術に係り、特に、オブジェクト指向に従ったソフトウェア開発において、オブジェクト分析設計を支援するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オブジェクト指向に従ったソフトウェア開発では、システム中のオブジェクトを抽象化したクラスと、クラス間の関係とを定義することで、ソフトウェアの構成を設計するようになっている。詳しくは、「オブジェクト指向方法論OMT」,James Rumbaught他著,羽生田監訳,トッパン社発行を参照されたい。
【0003】
また、「OOSE(Object-Oriented Software Engineering)」,Ivar Jacobson著,Addison-Wesley社1992年発行や、「UML(Unified Modeling Language Semantics and Notation Guide1.0)」,Grady Booch,James Rumbaught,Ivar Jacobson共著,Rational Software社1997年発行には、システムを外部からの視点で分析する方法論が記載されている。
【0004】
これらは、システムへの関与者(アクター)が、設計対象システムをどのように使用したいかを自然言語を用いて表現したもの、すなわち、システムの利用のされ方をシステム外部の視点から記述したものを、ユースケースと呼び、ユースケースごとに関与するシステム内部オブジェクトを明確化する方法論である。これらオブジェクト分析設計で提案されている記法をサポートし、オブジェクト分析設計を支援するためのツールとして、Rational Software社の「Rose」がある。なお、「Rose」については、「UMLガイドブック」,Hans-Erik Eriksson,Magnus Penker共著,杉本宣男監訳,トッパン社発行,Demo版添付を参照されたい。がある。
【0005】
上記方法によるユースケースからオブジェクトを抽出する手順は、おおよそ次の通りである。
【0006】
まず、アクターを特定し、設計対象システムへの関与機能(ユースケース)を列挙し、機能ごとの振る舞いを通じて、関連するオブジェクトを発見する。
【0007】
例えば、図9は、ユースケース図と関与オブジェクトの概念図である。
【0008】
図9に示すように、アクター0901は、システム0902に対し、ユースケース0903の機能を要求する。ユースケース0903を元に、システム0902内でどのような振る舞いがなされるのかを考え、オブジェクトを抽出する。オブジェクトの種類は、概ね3種に分類され、画面を中心とした外部インタフェース0904,データベースを中心とした保存を考慮したエンティティ0905,オブジェクトを制御するコントローラ0906となる。これらの記法を用いて定義することにより、業務領域の定義がなされ、業務の実世界をモデル化し、オブジェクト指向設計へと導くことで、実世界の変更に柔軟に対処しようとするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では、アクター,ユースケース,各種オブジェクトの発見は、いずれも、問題領域の専門家が行うことを前提としている。しかし、問題領域の専門家が、オブジェクト指向に精通していることは少なく、何がオブジェクトで、各オブジェクトにどのような機能を持たせるかは、分析設計者の経験によっており、分析設計の品質にばらつきが発生するという課題があった。
【0010】
また、上述した従来技術で示したツールは、方法論で提案している記法を支援し、分析設計の結果を保存/提示するための支援ツールであり、分析設計における指針を与えられないという課題があった。
【0011】
また、オブジェクト指向設計の特徴であるオブジェクトの継承関係の抽出は、一般に、オブジェクト間の共通部分の抽出により上位層のオブジェクトを抽出する方式を採るが、共通部分は、オブジェクトの性格,責任に依って立つところといった、あいまいな指針しか提供されていないという問題があった。さらに、上述した従来技術で示したユースケースは、一般に文章で表現されており、文章中からのオブジェクトの抽出での指針は、名詞部分とされているだけで、経験がない場合、抽出したオブジェクトが正しいか間違いかの判断すらできないという問題があった。さらに、同様のユースケースであっても、文章の記述が異なることで、同一のユースケースを再利用できないという問題があった。さらに、設計結果のオブジェクトは、関係の深いオブジェクト間で構造を持つことがあるが、構造のための指針がないという問題があった。
【0012】
また、上述した従来技術では、実世界のモデル化に重点が置かれ、システムとして稼動する際に、エンドユーザが業務選択し、所望の業務にたどり着くまでの画面遷移の設計がなされないという問題があった。さらに、データモデルの設計は、オブジェクト設計とは異なる観点で設計されるが、データモデル設計への業務上の要求は、オブジェクト設計と表裏の関係があるが、オブジェクト設計からデータモデル設計への指針が示されていないという問題があった。
【0013】
また、上述した従来技術で示したツールは、ユースケースで示した情報とオブジェクト設計情報との関係が希薄であり、ユースケースを変更したことによりオブジェクト設計情報が変更されることがなく、設計情報の整合性に大きな問題を持っていた。
【0014】
本発明の目的は、業務上で認識できる管理資源体系および業務活動体系の要素を、オブジェクトとして捉え、業務活動の作業手順から、オブジェクトの振る舞いを、適切なオブジェクトのメソッドに配分し、分析設計における品質のばらつきを抑えたオブジェクト設計情報を生成することを可能とした技術を実現することにある。すなわち、本発明の目的は、業務に精通している人物(特に、業務に精通しているエンドユーザが好ましい。)が、オブジェクト指向に精通していなくても、オブジェクト設計情報を生成することを可能とすることで、エンドユーザとシステム開発者との間の橋渡しを可能とした技術を実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、
業務に関するシステムをオブジェクト指向に従って分析設計する際に、コンピュータを用いて支援する方法であって、
業務上管理すべき資源(例えば、人,モノ,金,技術等)が、要素として階層的に記述された管理資源体系情報を入力して記憶する処理と、
業務上なすべき業務活動(例えば、仕入れ,製造,販売等)が、要素として階層的に記述された業務活動体系情報を入力して記憶する処理と、
上記業務活動体系情報中の最下位層に位置する各要素について、対応する業務活動を遂行するために必要な作業手順が記述された業務動作シナリオを入力して記憶する処理と、
上記管理資源体系情報中および上記業務活動体系情報中の各要素をオブジェクトとして捉え、オブジェクトとして捉えた各要素について、オブジェクトを類似化するために用いられるクラス情報、オブジェクトの振舞いを示すために用いられるメソッド情報、および、他のオブジェクトと関連する旨を示すために用いられる関連クラス情報からなるオブジェクト設計情報を生成して記憶する処理とを実行し、
上記オブジェクト設計情報を生成して記憶する処理において、
上記管理資源体系情報中および上記業務活動体系情報中の各要素について、該要素を上記クラス情報として抽出し、
上記業務活動体系情報中の最下位層に位置する各要素について、上記業務動作シナリオ中の対応する作業手順を、上記メソッド情報として抽出し、
上記管理資源体系情報中の各要素について、上記業務動作シナリオ中の作業手順で該要素が目的物として扱われている作業手順を、上記メソッド情報として抽出し、
上記管理資源体系情報中および上記業務活動体系情報中の各要素について、該要素の上下層に位置する要素を、上記関連クラス情報として抽出することを特徴としたオブジェクト分析設計支援方法を提供している。
【0016】
本発明が提供するオブジェクト分析設計支援方法によれば、業務上で認識できる管理資源体系および業務活動体系の要素を、オブジェクトとして捉えることで、業務のみに依存したオブジェクトの単位を設計でき、業務活動の作業手順から、オブジェクトの振る舞いを、適切なオブジェクトのメソッドに配分することができるので、オブジェクト指向に精通していない分析設計者(特に、業務に精通しているエンドユーザが好ましい。)が、オブジェクト分析設計を行う際に、品質のばらつきを抑えたオブジェクト設計情報を生成することが可能となり、設計品質および生産性が向上する。
【0017】
従って、業務に精通しているエンドユーザが、オブジェクト指向に精通していなくても、オブジェクト設計情報を生成することが可能となるので、エンドユーザとシステム開発者との間の橋渡しが可能となる。
【0018】
なお、本発明が提供するオブジェクト分析設計支援方法においては、
上記管理資源体系情報において、
データ構造が存在する要素については、データ構造が記述されたデータ項目がさらに記述されており、
上記業務活動体系情報において、
複数の状態が存在する要素については、その旨が記述されたデータ項目がさらに記述されており、
上記オブジェクト設計情報を生成して記憶する処理において、
上記管理資源体系情報中および上記業務活動体系情報中の各要素について、該要素に対応するデータ項目を、オブジェクトの属性を示すために用いられる属性情報として抽出し、
抽出した属性情報を、対応する要素についてのオブジェクト設計情報に追加するようにすることができる。
【0019】
また、本発明が提供するオブジェクト分析設計支援方法においては、
上記オブジェクト設計情報を生成して記憶する処理において、
上記管理資源体系情報中の各要素のうち、上記業務動作シナリオ中の作業手順で目的物として扱われている要素を、該作業手順に対応する業務活動の関連クラス情報に追加するようにすることができる。
【0020】
さらに、本発明が提供するオブジェクト分析設計支援方法においては、
上記管理資源体系情報および上記業務活動体系情報において、
要素間の階層関係が構成に注目したHASA(ハズア)関係であるか、または、要素間の階層関係が役割に注目したISA(イズア)関係であるかを示す階層関係区分情報が、さらに記述されており、
上記オブジェクト設計情報を生成して記憶する処理において、
上記関連クラス情報として抽出した要素を、上記階層関係区分情報に基づいて分類し、
上記関連クラス情報として抽出した要素を分類する際に、
該要素がHASA関係にある下位層の要素であるならば、別の要素から構成される旨を示すために用いられる集約クラス情報に分類し、
該要素がISA関係にある上位層の要素であるならば、属性情報を継承させるために用いられる汎化クラス情報に分類するようにすることができる。
【0021】
ここで、特に、上記管理資源体系情報中の各要素のうち、上記業務動作シナリオ中の作業手順で目的物として扱われている要素を、該作業手順に対応する業務活動の関連クラス情報に追加するようにした場合は、
上記関連クラス情報として抽出した要素を分類する際に、
上記に加えて、
該要素が、上記業務動作シナリオ中の作業手順で目的物として扱われている要素であるならば、上記集約クラス情報および上記汎化クラス情報以外のその他のクラス情報に分類するようにすることができる。
【0022】
このようにすれば、上記管理資源体系情報および上記業務活動体系情報における階層構造化に指針を提供し、オブジェクト指向に精通していない分析設計者が、より分析設計しやすいようにすることができる。
【0023】
また、本発明が提供するオブジェクト分析設計支援方法においては、
上記業務動作シナリオは、
作業ごとに、少なくとも、「何をするか」を示す動作内容が記述される欄と、「誰が」の「誰」に相当する作用元が記述される欄と、「誰に」の「誰」に相当する作用先が記述される欄と、「何を渡し」の「何」に相当する作用元情報が記述される欄と、「何を受け取ったか」を示す作用結果が記述される欄とからなり、
上記オブジェクト設計情報を生成して記憶する処理において、
上記作用先として記述されている管理資源体系情報中の要素について、対応する作業の作業手順を、各欄の記述内容から生成して、該要素のメソッド情報として抽出するようにすることができる。
【0024】
このようにすれば、作業手順を、業務上で区分しやすい観点である、「何をするか」,「誰が」,「誰に」,「何を渡し」,「何を受け取ったか」等を提示し、オブジェクト指向に精通していない分析設計者が、より分析設計しやすいようにすることができる。
【0025】
ここで、さらに、
上記業務動作シナリオにおいて、
各作業について、該作業が流用されるか否かがさらに記述されており、
上記オブジェクト設計情報を生成して記憶する処理において、
流用される旨が記述された作業については、該作業の動作内容を、該作業に対応する業務活動の関連クラス情報に追加するようにすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0028】
図1は、第1の実施形態に係るオブジェクト分析設計支援装置の機能構成を示すブロック図である。
【0029】
図中、0101は管理資源体系情報を編集する管理資源体系情報編集部、0102は業務活動体系情報を編集する業務活動体系情報編集部、0103は業務動作シナリオを編集する業務動作シナリオ編集部、0104は管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオからオブジェクト設計情報を生成するオブジェクト設計情報生成部、0105は管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオ,オブジェクト設計情報を保存する分析設計情報データペース、0106はオブジェクト設計情報を編集するオブジェクト設計情報編集部、0107は表示入力装置である。
【0030】
管理資源体系情報編集部0101,業務活動体系情報編集部0102,業務動作シナリオ編集部0103,オブジェクト設計情報生成部0104,オブジェクト設計情報編集部0106は、共に、ソフトウェアによって実現される。すなわち、CPU,メモリ,表示入力装置0107を少なくとも備えたコンピュータにおいて、メモリにインストールされたソフトウェアをCPUが実行することで、管理資源体系情報編集部0101,業務活動体系情報編集部0102,業務動作シナリオ編集部0103,オブジェクト設計情報生成部0104,オブジェクト設計情報編集部0106が実現される。
【0031】
図2は、業務に関するシステムの分析設計者が、管理資源体系情報編集部0101を用いて編集する管理資源体系情報の例を示す図である。
【0032】
管理資源体系情報は、業務に関するシステムをオブジェクト指向に従って分析設計する際に、業務上管理すべき資源(例えば、人,モノ,金,技術等)と、それらの体系を示す階層構造が記述された情報である。
【0033】
業務上管理すべき資源は、企業の生業を維持するために必要な資産,組織,技術等を、体系立てて表し、体系の上位層の部分は、一般的な企業であれば、備えておくべき資源を示し、予め用意できるものである。
【0034】
管理資源体系情報の階層構造は、木構造で表すことができ、上位層の資源を具体的にした資源、または、上位層の資源の構成要素となる資源が、下位層に、上位層と関係付けて位置付けられる。各資源は、管理資源体系情報を構成する要素である。また、各要素は、少なくとも要素名と、データ構造を示すデータ項目とを、内容情報として有するようになっている。第1の実施形態では、要素名を、管理資源体系情報の中で、要素を識別するために使用している。
【0035】
例えば、図2に示す図面0201は、表示入力装置0107に表示された管理資源体系情報の例を示している。
【0036】
図2において、タイトル0202は、図面0201が管理資源体系情報であることを識別するためのタイトルである。
【0037】
また、図2において、要素(「商品」)0203は、一般的な企業であれば備えておくべき資源の1要素の名称を示している。要素(「印刷物」)0204は、要素(「商品」)0203を具体化した場合の資源の要素名を示しており、分析設計者が表示入力装置0107を操作して、要素(「商品」)0203の下位層として位置付けて入力した情報である。
【0038】
ここで、階層構造の表現は、下位層の要素名を上位層の要素名の右下に表示し、各要素名を実線でむすび、互いに関係があること示すようにしている。なお、要素(「印刷物」)0204の下位層に位置する各要素も、同様にして分析設計者が入力したものである。
【0039】
さらに、分析設計者は、表示入力装置0107を操作して、任意の要素のデータ項目を定義/表示できる。例えば、データ項目0206は、要素(「単行本」)0205のデータ項目を示す。
【0040】
図3は、分析設計者が、業務活動体系情報編集部0102を用いて編集する業務活動体系情報の例を示す図である。
【0041】
業務活動体系情報は、業務に関するシステムをオブジェクト指向に従って分析設計する際に、業務上なすべき業務活動(例えば、仕入れ,製造,販売等)と、それらの体系を示す階層構造が記述された情報である。
【0042】
業務上管理すべき業務活動は、企業の生業そのものを実施するために必要な業務機能,業務動作等を、体系立てて表し、体系の上位層の部分は、一般的な企業であれば、備えておくべき業務を示し、予め用意できるものである。
【0043】
業務活動体系情報の階層構造は、木構造で表すことができ、上位層の業務を具体的にした業務、または、上位層の業務の構成要素となる業務が、下位層に、上位層と関係付けて位置付けられる。各業務は、業務活動体系情報を構成する要素である。また、各要素は、少なくとも要素名を、内容情報として有するようになっており、必要であれば(複数の状態が存在する業務活動については)、その旨が記述されたデータ項目も、内容情報として有するようになっている。第1の実施形態では、要素名を、業務活動体系情報の中で、要素を識別するために使用している。
【0044】
例えば、図3に示す図面0301は、表示入力装置0107に表示された業務活動体系情報の例を示している。
【0045】
図3において、タイトル0302は、図面0301が業務活動体系情報であることを識別するためのタイトルである。
【0046】
また、図3において、要素(「販売」)0303は、一般的な企業であれば備えておくべき業務の1要素の名称を示している。要素(「見積」)0304は、要素(「販売」)0303を構成する業務で、一般に商品を販売する場合の業務の一部として考えられる業務活動であり、設計対象システム固有の業務活動ではなく、企業の業種や業務により予め用意しておくことができる。要素(「単行本見積」)0305は、要素(「見積」)0304を具体化した場合の業務活動の要素名を示しており、分析設計者が表示入力装置0107を操作して、要素(「見積」)0304の下位層として位置付けて入力した情報である。
【0047】
ここで、階層構造の表現は、下位層の要素名を上位層の要素名の右下に表示し、各要素名を実線でむすび、互いに関係があること示すようにしている。
【0048】
さらに、分析設計者は、表示入力装置0107を操作して、任意の要素のデータ項目を定義/表示できる。例えば、データ項目0306は、要素(「単行本見積」)0305のデータ項目を示す。要素(「単行本見積」)0305には、例えば、「見積中」,「見積書作成完了」,「見積書提出中」等の複数の状態が存在するので、データ項目0306が記述されている。
【0049】
図4は、分析設計者が、業務動作シナリオ編集部0103を用いて編集する業務動作シナリオの例を示す図である。
【0050】
業務動作シナリオは、業務活動体系情報の要素(業務活動)ごとに、その業務活動を遂行するために必要な作業手順を示すものである。作業の流れには、コンピュータシステムと直接関係のない人手のみの作業も含めて、必要な作業を列挙する。1作業は、管理資源体系の要素名を用いて文章で記述する。また、1作業が詳細な複数の作業から構成できる場合は、詳細作業がある旨を示す区分情報を持つ。また、システム化する作業は、人手のみの作業と識別する情報を持つ。
【0051】
例えば、図4に示すテーブルは、表示入力装置0107に表示された業務動作シナリオの例を示す。
【0052】
図4において、タイトル0401は、テーブルが業務動作シナリオであることを識別するためのタイトルである。
【0053】
テーブルの各欄を説明する。
【0054】
業務機能名欄0402には、業務活動体系情報中の要素名が記述され、ここでは、図3に示した要素(「単行本見積」)0305の要素名が記述されている。作業の流れ欄0403には、業務機能名欄0402に要素名が記述された業務活動を遂行するために必要な作業の作業手順が、文章で順次記述され、業務機能名欄0402と関係付けられている。詳細区分欄0404には、対応する作業手順がさらに詳細な作業手順で記述されている場合に、その旨(ここでは、丸印)が記述される。また、システム化対象区分欄0405には、対応する作業手順が、システム化の対象となる場合に、その旨(ここでは、丸印)が記述される。
【0055】
図4の例では、作業0406は、詳細区分0407によって、詳細な作業手順があることが識別でき、かつ、システム化対象区分0408によって、システム化の対象として具体的な設計が必要であることを示す。
【0056】
作業0409,作業0410,作業0411は、作業0406の詳細な作業手順であり、作業間の詳細化レベルの識別のため、ここでは、作業を示す文章の段落を、詳細化した作業については、1文字分だけ下げるように定めている。
【0057】
図5は、オブジェクト設計情報生成部0104がオブジェクト設計情報を生成する手順を示したフローチャート、図8は、オブジェクト設計情報編集部0106が表示入力装置0107に表示したオブジェクト設計情報の例を示す図である。
【0058】
オブジェクト設計情報は、少なくとも1つのクラス情報と呼ぶ仕様情報から構成される。また、クラス情報は、クラス名,データ属性情報,メソッド情報,関連クラス情報から構成され、オブジェクト設計情報内では、クラス名をクラス情報の識別子として使用する。
【0059】
例えば、図8に示す図面0801は、表示入力装置0107に表示されたオブジェクト設計情報の例を示す。
【0060】
図8において、タイトル0802は、図面0801がオブジェクト設計情報であることを識別するためのタイトルである。
【0061】
また、図8において、クラス情報は、0803,0804,0805のように表示される。また、クラス情報0803は、クラス名0806,データ属性情報0807,メソッド情報0808,関連クラス情報0809から構成される。
【0062】
以下、図5を用いて、図8に示したオブジェクト設計情報を生成する手順について説明する。
【0063】
本手順は、管理資源体系情報からオブジェクト設計情報を生成する部分(ステップ0501〜ステップ0506)と、業務活動体系情報からオブジェクト設計情報を生成する部分(ステップ0507〜ステップ0512)とからなっている。
【0064】
まず、管理資源体系情報からオブジェクト設計情報を生成する部分(ステップ0501〜ステップ0506)について説明する。
【0065】
図5に示すように、オブジェクト設計情報生成部0104は、まず、管理資源体系情報の全ての要素についてクラス情報を生成したか否かをチェックし(ステップ0501)、生成した場合に、ステップ0507に進む。
【0066】
未処理の要素がある場合には(ステップ0501)、オブジェクト設計情報生成部0104は、管理資源体系情報から未処理の1要素を取り出し、以下のステップの処理対象とする(ステップ0502)。
【0067】
具体的には、ステップ0502では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図2に示す管理資源体系情報の木構造を、左から右へ、上から下へと、階層関係を順次たどっていくことで、1要素を順次処理対象とする。以下のステップ0503〜ステップ0506で説明するために、ここでは、要素(「単行本」)0205を処理対象とする。
【0068】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0502で処理対象とした要素を、1つのオブジェクトと捉え、該要素の要素名をクラス名としたクラス情報テーブルを生成する(ステップ0503)。なお、ステップ0503では、クラス情報テーブル中にクラス名のみを記述し、他の情報は空とする。
【0069】
具体的には、ステップ0503では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図2に示す要素(「単行本」)0205から、図8に示すクラス情報テーブル0803を生成し、クラス名0806に要素名(「単行本」)を記述する。
【0070】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0502で処理対象とした要素の全てのデータ項目を、ステップ0503で生成したクラス情報テーブル中のデータ属性情報に転記する(ステップ0504)。
【0071】
具体的には、ステップ0504では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図2に示すデータ項目0206を、図8に示すデータ属性情報0807に転記する。
【0072】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0502で処理対象とした要素が、業務動作シナリオ中に目的物として扱われているならば、対応する作業手順を抽出し、ステップ0503で生成したクラス情報テーブル中のメソッド情報に転記する(ステップ0505)。
【0073】
なお、ステップ0505の詳細については、別の例を用いて後述する。本例(要素(「単行本」)0205)では、該当するメソッド情報はない。
【0074】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0502で処理対象とした要素と上下層に位置付けられている他の要素を抽出し、関連クラス情報に追加する(ステップ0506)。
【0075】
具体的には、ステップ0506では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図2に示す要素(「単行本」)0205が、上位層の要素(「印刷物」)0204と関係付けられているので、図8に示す関連クラス情報0809に、要素名(「印刷物」)を記述する。
【0076】
次に、図5のステップ0505の詳細な手順について、図2に示す管理資源体系情報中の要素(「見積情報群」)0207を例にして説明する。
【0077】
図6は、図5のステップ0505の詳細な手順を示すフローチャートである。
【0078】
図2に示す要素(「見積情報群」)0207は、図8に示すクラス情報0804に対応するが、ステップ0505を実施している時点では、まだ、メソッド情報,関連クラス情報の内容が空となっている。
【0079】
図6に示すように、オブジェクト設計情報生成部0104は、まず、業務動作シナリオにおいて、システム化対象となっている作業の文章中に、ステップ0502で処理対象とした要素の要素名を含む未処理の作業を検出する(ステップ0601)。
【0080】
具体的には、ステップ0601では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図4に示す業務動作シナリオ中の作業(「営業担当者が見積情報群に対し見積を入力する」)0406が、システム化対象区分0408によってシステム化対象とされており、かつ、作業0406の文章中に要素名(「見積情報群」)を含んでいるので、作業0406を検出する。
【0081】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0601で作業が検出できなかった場合は(ステップ0602)、図6に示す手順を終え、図5のステップ0506に進む。
【0082】
また、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0601で作業が検出できた場合は(ステップ0602)、詳細区分0407によって該作業に詳細な作業手順がある旨を識別したならば(ステップ0603)、ステップ0601に戻り、未処理の作業について該当する作業の検出を行う。
【0083】
図4に示す例では、作業0406については、詳細区分0407に丸印が記述されているので、ステップ0601に戻ることとなる。そして、ステップ0601で作業0410が検出された後、ステップ0603に至ったときに、ステップ0604に進むこととなる。
【0084】
続いて、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0601で検出した作業の流れの文章内で、処理対象の要素の要素名が目的物として扱われているか否かをチェックし(ステップ0604)、扱われている場合には、ステップ0605に進み、扱われていない場合には、ステップ0601に戻る。
【0085】
ここで、目的物とは、日本語文で、「〜に対し」,「〜へ」,「〜に」等の「〜」に相当する部分に利用されていることをいう。例えば、作業(「見積情報群に見積情報の作成依頼する」)0410においては、「見積情報群に」となっており、対象とする要素名(「見積情報群」)を目的物として扱っているので、ステップ0605に進むこととなる。なお、本ステップの判定は、日本語文を形態素解析することで実現することができる。
【0086】
続いて、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0601で検出した作業の流れを、メソッド名として、「見積情報群」をクラス名としたクラス情報テーブル中のメソッド情報に転記する(ステップ0605)。
【0087】
具体的には、ステップ0605では、オブジェクト情報生成部0104は、作業0410の文章を、メソッド名として、図8に示すクラス情報テーブル0804中のメソッド情報0810に転記する。
【0088】
なお、第1の実施形態においては、管理資源体系情報中の要素であっても、作業の目的物として扱われるような要素は、該要素に対する操作が存在することを意味しているので、メソッド情報を記述しておくようにしている。
【0089】
次に、業務活動体系情報からオブジェクト設計情報を生成する部分(ステップ0507〜ステップ0512)について説明する。
【0090】
図5に示すように、オブジェクト設計情報生成部0104は、まず、業務活動体系情報の全ての要素についてクラス情報を生成したか否かをチェックし(ステップ0507)、生成した場合に、図5に示す手順を終える。
【0091】
未処理の要素がある場合には(ステップ0507)、オブジェクト設計情報生成部0104は、業務活動体系情報から未処理の1要素を取り出し、以下のステップの処理対象とする(ステップ0508)。
【0092】
具体的には、ステップ0508では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図3に示す業務活動体系情報の木構造を、左から右へ、上から下へと、階層関係を順次たどっていくことで、1要素を順次処理対象とする。以下のステップ0509〜ステップ0512で説明するために、ここでは、要素(「単行本見積」)0305を処理対象とする。
【0093】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0508で処理対象とした要素を、1つのオブジェクトと捉え、該要素の要素名をクラス名としたクラス情報テーブルを生成する(ステップ0509)。なお、ステップ0503では、クラス情報テーブル中にクラス名のみを記述し、他の情報は空とする。
【0094】
具体的には、ステップ0509では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図3に示す要素(「単行本見積」)0305から、図8に示すクラス情報テーブル0805を生成し、クラス名0811に要素名(「単行本見積」)を記述する。
【0095】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0508で処理対象とした要素の全てのデータ項目を、ステップ0509で生成したクラス情報テーブル中のデータ属性情報に転記する(ステップ0510)。
【0096】
具体的には、ステップ0510では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図3に示すデータ項目0306を、図8に示すデータ属性情報0812に転記する。
【0097】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0508で処理対象とした要素に対応する業務動作シナリオ中の作業手順を抽出し、ステップ0509で生成したクラス情報テーブル中のメソッド情報に転記する(ステップ0511)。
【0098】
ここで、ステップ0511の詳細な手順について説明する。
【0099】
図7は、図5のステップ0511の詳細な手順を示すフローチャートである。
【0100】
図7に示すように、オブジェクト設計情報生成部0104は、まず、処理対象とした要素に対応する業務動作シナリオ中の業務機能を、以下のステップの処理対象とする(ステップ0701)。
【0101】
具体的には、ステップ0701では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図3に示す要素(「単行本見積」)0305については、図4に示す業務動作シナリオ中の業務機能名欄0402に要素名(「単行本見積」)を持つ業務機能名(「単行本見積」)0412を検出する。
【0102】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0701で検出した業務機能の作業の流れのうち、システム化対象となっている未処理の作業を検出し、処理対象の作業とする(ステップ0702)。
【0103】
具体的には、ステップ0702では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図4に示す業務動作シナリオ中のシステム化対象区分欄0405にシステム化対象区分0408によってシステム化対象とされている作業0406を検出し、処理対象の作業とする。
【0104】
続いて、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0702で作業が検出できなかった場合は(ステップ0703)、図7に示す手順を終え、図5のステップ0512に進む。
【0105】
また、オブジェクト設計情報生成部0104は、ステップ0702で作業が検出できた場合は(ステップ0703)、該作業の作業の流れを、メソッド名として、図5のステップ0509で生成したクラス情報テーブル中のメソッド情報に転記する(ステップ0704)。
【0106】
具体的には、ステップ0704では、オブジェクト情報生成部0104は、作業0406の文章を、メソッド名として、図8に示すクラス情報テーブル0805中のメソッド情報0813に転記する。
【0107】
続いて、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0702で処理対象とした作業の流れの文章内で目的物として扱われている要素名の候補を抽出する(ステップ0705)。
【0108】
なお、目的物の扱いは、図6のステップ0604と同様である。例えば、作業0406においては、「見積情報群に」となっており、「見積情報群」が要素名の候補として抽出されることとなる。
【0109】
続いて、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0605で検出した要素名の候補に該当する、管理資源体系情報中の要素を検索し(ステップ0706)、検出できた場合は、ステップ0707に進む。
【0110】
例えば、要素名の候補(「見積情報群」)は、図2に示す管理資源体系情報中から検索できるので、要素0207が検出されることとなる。
【0111】
続いて、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0706で検出した要素の要素名を、関連クラス名として、図5のステップ0509で生成したクラス情報テーブル中の関連クラス情報に転記する(ステップ0707)。
【0112】
具体的には、ステップ0707では、オブジェクト情報生成部0104は、要素0207の要素名(「見積情報群」)を、関連クラス名として、図8に示すクラス情報テーブル0805中の関連クラス情報0815に転記する。
【0113】
続いて、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0702で処理対象とした作業に詳細な作業手順がある旨を識別した場合には(ステップ0708)、ステップ0709に進み、そうでない場合には、ステップ0702に戻る。なお、詳細な作業手順があるか否かの識別は、詳細区分407に丸印が記述されているか否かを調べればよい。
【0114】
続いて、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0702で処理対象とした作業の詳細な作業手順を、メソッド詳細作業として、図5のステップ0509で生成したクラス情報テーブル中のメソッド情報に転記する(ステップ0709)。
【0115】
例えば、図4に示す作業0406においては、詳細な作業0409,0410,0411が存在するので、これらの詳細な作業0409,0410,0411の流れが、図8に示すクラス情報テーブル0805中のメソッド情報に、メソッド詳細作業0814として記述されることとなる。
【0116】
以上が、図5のステップ511の詳細な手順である。
【0117】
さて、図5に戻って、オブジェクト情報生成部0104は、ステップ0508で処理対象とした要素と上下層に位置付けられている他の要素を抽出し、関連クラス情報に追加する(ステップ0512)。
【0118】
具体的には、ステップ0512では、オブジェクト設計情報生成部0104は、図3に示す要素(「単行本見積」)0305が、上位層の要素(「見積」)0304と関係付けられているので、図8に示す関連クラス情報0815に、要素名(「見積」)を記述する。
【0119】
以上の手順によって、図8に示すオブジェクト設計情報が生成される。
【0120】
以上説明したように、第1の実施形態によれば、業務上で認識できる管理資源体系および業務活動体系の要素を、オブジェクトとして捉えることで、業務のみに依存したオブジェクトの単位を設計でき、業務活動の作業手順から、オブジェクトの振る舞いを、適切なオブジェクトのメソッドに配分することができるので、オブジェクト指向に精通していない分析設計者(特に、業務に精通しているエンドユーザが好ましい。)が、オブジェクト分析設計を行う際に、品質のばらつきを抑えたオブジェクト設計情報を生成することが可能となり、設計品質および生産性が向上する。
【0121】
従って、業務に精通しているエンドユーザが、オブジェクト指向に精通していなくても、オブジェクト設計情報を生成することが可能となるので、エンドユーザとシステム開発者との間の橋渡しが可能となる。
【0122】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0123】
上述した第1の実施形態では、オブジェクト間の構造関係、特に、オブジェクト指向に従った設計で特徴の1つとされる「継承」の抽出については触れていない。そこで、第2の実施形態においては、管理資源体系情報および業務活動体系情報における階層構造化に指針を提供し、業務上の分類と同時に、オブジェクトの継承を階層構造に反映することで、オブジェクト指向に精通していない分析設計者が、より分析設計しやすいようにしている。
【0124】
また、上述した第1の実施形態では、業務動作シナリオの文章形式の作業手順から目的物を抽出する際に、日本語文の記述内容によっては、分析設計者が意図したものとは異なる抽出結果を生む可能性がある。そこで、第2の実施形態においては、業務上で区分しやすい観点である、「何をするか」,「誰が」,「誰に」,「何を渡し」,「何を受け取ったか」等を提示し、オブジェクト指向に精通していない分析設計者が、より分析設計しやすいようにしている。
【0125】
さらに、第2の実施形態においては、業務上同一の作業の流れを重複して記述しなくても済むようにするために、業務活動として1度記述した内容を、他の業務活動からは、単に1作業に過ぎないような場合には、1度記述した内容を流用し、再利用を可能としている。
【0126】
ところで、システムの全体設計を考えた場合には、画面遷移設計情報やデータベース設計情報が必要となるので、第2の実施形態においては、画面遷移設計情報およびデータベース設計情報を生成することも可能にしている。
【0127】
図10は、第2の実施形態に係るオブジェクト分析設計支援装置の機能構成を示すブロック図である。
【0128】
図中、1001は管理資源体系情報を編集する拡張管理資源体系情報編集部、1002は業務活動体系情報を編集する拡張業務活動体系情報編集部、1003は業務動作シナリオを編集する拡張業務動作シナリオ編集部、1004は管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオからオブジェクト設計情報を生成する拡張オブジェクト設計情報生成部、1005は管理資源体系情報から画面遷移設計情報を生成/編集する画面遷移設計情報生成編集部、1006は業務活動体系情報からデータベース設計情報を生成/編集するデータベース設計情報生成編集部、1007は管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオ,オブジェクト設計情報,画面遷移設計情報,データベース設計情報を保存する拡張分析設計情報データペース、0106はオブジェクト設計情報を編集するオブジェクト設計情報編集部、0107は表示入力装置である。
【0129】
拡張管理資源体系情報編集部1001,拡張業務活動体系情報編集部1002,拡張業務動作シナリオ編集部1003,拡張オブジェクト設計情報生成部1004,画面遷移設計情報生成編集部1005,データベース設計情報生成編集部1006,オブジェクト設計情報編集部0106は、共に、ソフトウェアによって実現される。すなわち、CPU,メモリ,表示入力装置0107を少なくとも備えたコンピュータにおいて、メモリにインストールされたソフトウェアをCPUが実行することで、拡張管理資源体系情報編集部1001,拡張業務活動体系情報編集部1002,拡張業務動作シナリオ編集部1003,拡張オブジェクト設計情報生成部1004,画面遷移設計情報生成編集部1005,データベース設計情報生成編集部1006,オブジェクト設計情報編集部0106が実現される。
【0130】
図11は、業務に関するシステムの分析設計者が、拡張管理資源体系情報編集部1001を用いて編集する管理資源体系情報の例を示す図である。
【0131】
管理資源体系情報では、図11に示すように、上述した第1の実施形態で示した管理資源体系情報の要素間の階層関係において、階層の意味を示す階層関係区分情報を追加するようにした。
【0132】
業務上管理すべき資源間の階層関係には、2種類があり、分析設計者は、実際には、いずれかの種類に沿って、暗黙に階層化している。1種類は、資源を利用するときの役割に注目したISA(イズア)関係であり、もう1種類は、構成に注目したHASA(ハズア)関係である。階層関係区分情報では、前者を「役割」とし、後者を「構成」として区分する。
【0133】
さらに、「構成」として区分された下位層の資源の数量を、仕様として、階層区分情報に持つようにしている。数量には、2つの観点があり、1つは、資源の存在(「必ずある」/「ない場合がある」)であり、もう1つは、資源の量(「単数」/「複数」)である。数量の仕様は、2つの観点の2種の組み合わせによる。
【0134】
例えば、図11において、階層関係区分情報1101は、「役割」として区分された階層であることを示し、要素(「印刷物」)1107は、要素(「商品」)を具体化した1つの形態であることを示している。同様に、要素(「定期出版物」)1114および要素(「単行本」)1106は、要素(「印刷物」)1107を具体化し、取り扱いの違いにより分類されたものである。
【0135】
また、図11において、階層関係区分情報1102は、「構成」として区分された階層であり、かつ、数量の仕様が「必ずある」,「単数」であることを示している。
【0136】
また、図11において、階層関係区分情報1103は、「構成」として区分された階層であり、かつ、数量の仕様が「ない場合がある」,「複数」であることを示している。
【0137】
ここで、階層関係区分情報1101〜1103の各図形は、分析設計者が理解しやすい形式で、階層関係区分情報を表示入力装置0107で表示/入力するために使用している。図11の例では、三角形が「役割」を示し、菱形が「構成」を示し、実線が「ある」を示し、破線が「ない場合がある」を示し、図形1つが「単数」を示し、2つ重ねた図形が「複数」を示すようにし、これらの組み合わせによって、階層区分関係情報を表現することができるように、予め定め、分析設計者に各図形の意味を知らしめてある。
【0138】
また、ここで、階層関係区分情報が「役割」を示す要素のデータ項目は、上位層の要素のデータ項目が流用されるようになっており、分析設計者は、下位層の要素のみに特有のデータ項目を、表示入力装置0107を操作して入力するようにすればよい。これは、階層関係区分情報が「役割」であるということは、上位層の要素を具体化していることを意味しているので、上位層の要素で既に記述されたデータ項目は、下位層の要素に流用可能であるからである。そこで、上位層の要素のデータ項目を、下位層の要素のデータ項目の雛型として利用することで、流用を実現することができる。
【0139】
例えば、図11において、データ項目1104は、要素(「単行本」)1106のデータ項目であるが、その中の「商品コード」,「商品名」は、上位層の要素(「印刷物」)1107のデータ項目1105から流用されたものである。なお、ここでは、流用されている旨を、データ項目1104中の上方向の矢印で示すようにしている。ただし、本例では、要素(「単行本」)1106のデータ項目は、実際には「出版元」のみであり、表示上、流用されているようになっているだけである。
【0140】
図12は、業務に関するシステムの分析設計者が、拡張業務活動体系情報編集部1002を用いて編集する業務活動体系情報の例を示す図である。
【0141】
業務活動体系情報では、図12に示すように、上述した第1の実施形態で示した業務活動体系情報の要素間の階層関係において、階層の意味を示す階層関係区分情報を追加するようにした。
【0142】
業務上なすべき業務活動間の階層関係には、2種類があり、分析設計者は、実際には、いずれかの種類に沿って、暗黙に階層化している。1種類は、業務活動を利用するときの役割に注目したISA関係であり、もう1種類は、構成に注目したHASA関係である。階層関係区分情報では、前者を「役割」とし、後者を「構成」として区分する。
【0143】
例えば、図12において、階層関係区分情報1201は、「役割」として区分された階層であることを示し、要素(「単行本見積」)1205は、要素(「見積」)1206を具体化した1つの形態であることを示している。同様に、要素(「定期出版物見積」)1210は、要素(「見積」)1206を具体化し、取り扱いの違いにより分類されたものである。
【0144】
また、図12において、階層関係区分情報1202は、「構成」として区分された階層であることを示している。
【0145】
ここで、階層関係区分情報1201,1202の各図形は、分析設計者が理解しやすい形式で、階層関係区分情報を表示入力装置0107で表示/入力するために使用している。図12の例では、三角形が「役割」を示し、菱形が「構成」を示すように、予め定め、分析設計者に各図形の意味を知らしめてある。
【0146】
また、ここで、階層関係区分情報が「役割」を示す要素のデータ項目は、上位層の要素のデータ項目が流用されるようになっており、分析設計者は、下位層の要素のみに特有のデータ項目を、表示入力装置0107を操作して入力するようにすればよい。これは、階層関係区分情報が「役割」であるということは、上位層の要素を具体化していることを意味しているので、上位層の要素で既に記述されたデータ項目は、下位層の要素に流用可能であるからである。そこで、上位層の要素のデータ項目を、下位層の要素のデータ項目の雛型として利用することで、流用を実現することができる。
【0147】
例えば、図12において、データ項目1203は、要素(「単行本見積」)1205のデータ項目であるが、その中の「状態」は、上位層の要素(「見積」)1206のデータ項目1204から流用されたものである。なお、ここでは、流用されている旨を、データ項目1203中の上方向の矢印で示すようにしている。ただし、本例では、要素(「単行本見積」)1205のデータ項目は、実際にはなく、表示上、流用されているようになっているだけである。
【0148】
図13は、分析設計者が、拡張業務動作シナリオ編集部1003を用いて編集する業務動作シナリオの例を示す図である。
【0149】
第2の実施形態では、予め定めた指針に従って分析設計者に記述させるようにすることで、各作業の作業内容を明確にするようにしているところが、上述した第1の実施形態と異なるところである。
【0150】
そのために、業務動作シナリオにおいて、図13に示すように、作業ごとに、「何をするか」を示す動作内容(作業の流れ)が記述される作用欄1301と、「誰が」の「誰」に相当する作用元が記述される作用元欄1302と、「誰に」の「誰」に相当する作用先が記述される作用先欄1303と、「何を渡し」の「何」に相当する作用元情報が記述される作用元情報欄1304と、「何を受け取ったか」を示す作用結果が記述される作用結果欄1305とを提示し、作業に関わる管理資源体系情報中の要素を、明示的に抽出することができるようにした。
【0151】
また、第2の実施形態では、業務活動として1度記述した内容を流用する旨を分析設計者に記述させるようにすることで、記述内容を再利用するようにしているところが、上述した第1の実施形態と異なるところである。
【0152】
そのために、業務動作シナリオにおいて、図13に示すように、各作業について、いずれかの業務活動についての記述内容を流用する場合に、その旨(ここでは、丸印)が記述される流用区分欄1306を設けるようにした。なお、分析設計者は、他の業務活動を流用させたい場合は、該業務活動の要素名(業務機能名)を、作業の流れ欄1301に記述するようにする。
【0153】
例えば、図13においては、分析設計者は、作用欄1301には、業務機能名欄に記述された業務活動を遂行するために必要な作業の内容を示す動詞を名詞化したものを、予め定めた指針に従って記述する。また、作用元欄1302には、作業の主体が記述されるべきであるが、分析設計者は、作業の主体を、「誰が」という観点から、該当する管理資源体系情報中の要素を記述することができる。また、作用先欄1303には、作業の目的物が記述されるべきであるが、分析設計者は、作業の目的物を、「誰に対して」という観点から、該当する管理資源体系情報中の要素を記述することができる。また、作用元情報欄1304には、作業の主体が目的物に渡す情報が記述されるべきであるが、分析設計者は、この情報を、「何を渡し」という観点から、該当する管理資源体系情報中の要素を記述することができる。また、作用結果欄1305には、作業の目的物が作用の結果として作用元に戻す情報が記述されるべきであるが、分析設計者は、この情報を、「何を受け取ったか」という観点から、該当する管理資源体系情報中の要素を記述することができる。
【0154】
さらに具体的には、作業1307は、作用元欄1302が「営業担当者」、作用先欄1303が「在庫情報群」、作用元情報欄1304が「見積情報」、作用結果欄1305が「在庫有無」、そして、作用欄1301が「在庫確認」となっているが、分析設計者の観点からは、『「営業担当者」が、「在庫情報群」に対し、「見積情報」を渡し、「在庫有無」を受け取る「在庫確認」作業』と理解できる。
【0155】
また、流用区分1308によって、作業1307が、業務機能名(「在庫確認」)の業務活動についての記述内容が流用されていることを示す。
【0156】
図14は、拡張オブジェクト設計情報生成部1004がオブジェクト設計情報を生成する手順を示したフローチャート、図17は、オブジェクト設計情報編集部0106が表示入力装置0107に表示したオブジェクト設計情報の例を示す図である。
【0157】
オブジェクト設計情報は、少なくとも1つのクラス情報と呼ぶ仕様情報から構成される。また、クラス情報は、クラス名,データ属性情報,メソッド情報,関連クラス情報から構成され、さらに、関連クラス情報は、汎化クラス情報,集約クラス情報,その他関連クラス情報から構成されている。
【0158】
上述した第1の実施形態と異なる点は、関連クラス情報が、汎化クラス情報,集約クラス情報,その他関連クラス情報から構成されている点である。
【0159】
そこで、第2の実施形態では、上述した第1の実施形態におけるオブジェク設計情報生成部0104の代わりに、拡張オブジェクト設計情報生成部1004を設けるようにしており、この拡張オブジェクト設計情報生成部1004が、オブジェク設計情報生成部0104の機能に加えて、関連クラス情報を汎化クラス情報,集約クラス情報,その他関連クラス情報のいずれかに分類する機能を果たすようにしている。
【0160】
例えば、図17において、クラス情報は、1701,1702,1703のように表示される。また、クラス情報1701は、クラス名1704,データ属性情報1705,メソッド情報1706,関連クラス情報のうちの汎化クラス情報1707,関連クラス情報のうちの集約クラス情報1708,関連クラス情報のうちのその他関連クラス情報1709から構成される。
【0161】
なお、データ属性情報1705は、クラス名(「単行本」)のデータ属性情報であるが、「商品コード」,「商品名」は、汎化クラスであるクラス名(「印刷物」)のデータ属性情報の雛型を利用しているので、その旨を示すために、上方向の矢印を用いている。
【0162】
以下、図14を用いて、図17に示したオブジェクト設計情報を生成する手順について説明する。
【0163】
本手順は、管理資源体系情報からオブジェクト設計情報を生成する部分(ステップ0501〜ステップ0504,ステップ1401,ステップ1402)と、業務活動体系情報からオブジェクト設計情報を生成する部分(ステップ0507〜ステップ0510,ステップ1403,ステップ1404)とからなっている。
【0164】
ステップ0501〜ステップ0504,ステップ0507〜ステップ0510は、上述した第1の実施形態で図5を用いて説明した手順と同様である。
【0165】
ステップ1401およびステップ1403については、図15および図16を用いて後述するので、まず、ステップ1402およびステップ1404について説明する。
【0166】
図14において、ステップ1402では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0502で処理対象とした管理資源体系情報中の要素と上下層に位置付けられている他の要素を抽出し、抽出した要素を、階層関係区分情報に応じた分類の関連クラス情報に追加する。
【0167】
詳しくは、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、抽出した要素が、ステップ0502で処理対象とした要素とHASA関係にある(階層関係の意味付けに菱形が用いられている)下位層の要素であるならば、集約クラス情報に追加し、ステップ0502で処理対象とした要素とISA関係にある(階層関係の意味付けに三角形が用いられている)下位層の要素であるならば、汎化クラス情報に追加する。
【0168】
ここで、集約クラス情報は、別の要素から構成される旨を示すために用いられるものであり、例えば、本要素が削除された場合には、集約クラス情報に記述された要素にも反映されることとなる旨を示す。また、汎化クラス情報は、ここに記述された要素の属性情報を、本要素に継承させるために用いられるものである。
【0169】
例えば、図11において、要素(「単行本」)1106は、上位層の要素として、要素(「印刷物」)1107と関係付けられている。この階層関係は、階層関係区分1108によって、「役割」であることが分かるので、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、要素名(「印刷物」)を、図17に示すクラス情報テーブル1701中の汎化クラス名1707に転記する。
【0170】
また、例えば、図11において、要素(「見積情報群」)1109は、下位層の要素として、要素(「見積依頼情報」)1110,要素(「見積情報」)1111と関係付けられている。これらの階層関係は、共に、「構成」であることが分かるので、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、要素名(「見積依頼情報」,「見積情報」)を、図17に示すクラス情報テーブル1702中の集約クラス情報1710に転記する。
【0171】
一方、図14において、ステップ1404では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0508で処理対象とした業務活動体系情報中の要素と上下層に位置付けられている他の要素を抽出し、抽出した要素を、階層関係区分情報に応じた分類の関連クラス情報に追加する。
【0172】
詳しくは、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、抽出した要素が、ステップ0508で処理対象とした要素とHASA関係にある(階層関係の意味付けに菱形が用いられている)下位層の要素であるならば、集約クラス情報に追加し、ステップ0508で処理対象とした要素とISA関係にある(階層関係の意味付けに三角形が用いられている)下位層の要素であるならば、汎化クラス情報に追加する。
【0173】
例えば、図12において、要素(「単行本見積」)1205は、上位層の要素として、要素(「見積」)1206と関係付けられている。この階層関係は、階層関係区分1201によって、「役割」であることが分かるので、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、要素名(「見積」)を、図17に示すクラス情報テーブル1703中の汎化クラス名1711に転記する。
【0174】
次に、図14のステップ1401について説明する。
【0175】
図14において、ステップ1401では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0502で処理対象とした要素が、業務動作シナリオ中に目的物として扱われているならば、対応する作業手順を抽出し、ステップ0503で生成したクラス情報テーブル中のメソッド情報に転記するが、詳細な手順が、図5のステップ0505とは少々異なる。
【0176】
図15は、図14のステップ1401の詳細な手順を示すフローチャートである。
【0177】
図15において、ステップ0602,ステップ0603は、上述した第1の実施例で図6を用いて説明した手順と同様である。
【0178】
ステップ1501では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、業務動作シナリオにおいて、システム化対象となっている作業のうち、ステップ0502で処理対象とした要素の要素名が作用先欄1303に記述されている未処理の作業を検出する。
【0179】
具体的には、ステップ1501では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、図11に示す要素(「見積情報群」)1109が処理対象である場合に、図13に示す業務動作シナリオ中の作業1309が、システム化対象区分によってシステム化対象とされており、かつ、作用先欄1303に要素名(「見積情報群」)が記述されているので、作業1309を検出する。
【0180】
一方、ステップ1502では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ1501で検出した作業について、該作業に対応する各欄の記述内容からメソッドの仕様を作成し、メソッド名として、該当するクラス情報テーブル中のメソッド情報に追加する。
【0181】
なお、ここでは、メソッド仕様の形式は、「作用結果欄:作用欄(作用元情報欄)」というようにする。
【0182】
具体的には、ステップ1502では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、図13に示す業務動作シナリオ中の作業1309が、作業名欄1301に「見積生成」が記述され、作用情報欄1304に「見積データ」が記述され、作用結果欄1305に「見積情報」が記述されているので、「見積情報:見積生成(見積データ)」というメソッド仕様を作成し、図17に示すクラス情報テーブル1702中のメソッド情報1712に追加する。
【0183】
次に、図14のステップ1403について説明する。
【0184】
図14において、ステップ1403では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0508で処理対象とした要素に対応する業務動作シナリオ中の作業手順を抽出し、ステップ0509で生成したクラス情報テーブル中のメソッド情報に転記するが、詳細な手順が、図5のステップ0511とは少々異なる。
【0185】
図16は、図14のステップ1403の詳細な手順を示すフローチャートである。
【0186】
図16において、ステップ0701〜ステップ0703,ステップ0706〜ステップ0709は、上述した第1の実施例で図7を用いて説明した手順と同様である。
【0187】
ステップ1601では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0702で検出した作業について、該作業に対応する各欄の記述内容からメソッドの仕様を作成し、メソッド名として、該当するクラス情報テーブル中のメソッド情報に追加する。
【0188】
なお、ここでも、メソッド仕様の形式は、上述と同様に、「作用結果欄:作用欄(作用元情報欄)」というようにする。
【0189】
具体的には、ステップ1601では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、図13に示す業務動作シナリオ中の作業1307が、作業名欄1301に「在庫確認」が記述され、作用情報欄1304に「見積情報」が記述され、作用結果欄1305に「在庫有無」が記述されているので、「在庫有無:在庫確認(見積情報)」というメソッド仕様を作成し、図17に示すクラス情報テーブル1703中のメソッド情報1713に追加する。
【0190】
また、ステップ1602では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0702で検出した作業に対応する作用先欄1303に記述されている要素名を抽出する。また、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0702で検出した作業に対応する流用区分欄1306に、他の業務活動を流用している旨が記述されている場合には、該作業に対応する作用欄1301に記述されている要素名(業務機能名)を抽出する。
【0191】
具体的には、ステップ1602では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、図13に示す業務動作シナリオ中の作業1307が、流用区分欄1306に丸印が記述されているので、作用欄1301に記述されている要素名(「在庫確認」)を抽出する。また、図13に示す業務動作シナリオ中の作業1310については、作用先欄1303に記述されている要素名(「見積情報群」)を抽出する。
【0192】
また、ステップ1603では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、ステップ0706で抽出した要素名の内容に基づいて、必要であれば、該要素名の要素を生成し、管理資源体系情報中の適切な位置に追加する。
【0193】
本来、要素名に取り決めはないが、情報処理分野では、一般に、「〜情報」,「〜情報群」等の、対象とする名称の前や後に特定の文字列(「情報」,「情報群」等)を用いることが多い。そこで、第2の実施形態では、このような特定の文字列を用いた要素名が、管理資源体系情報中に記述されてはいないが、目的物として扱われている場合には、該要素名の要素を生成し、管理資源体系情報において、文字列の前や後に位置している名称を要素名とした要素の下位層に追加するようにしている。
【0194】
例えば、「〜情報群」という特定の文字列の場合は、「〜」を要素名とした要素の下位層に、階層関係区分情報を「構成」,「必ずある」,「単数」にして、「〜情報群」を要素名とした要素を追加する。また、例えば、「〜情報」という特定の文字列の場合は、「〜」を要素名とした要素の下位層に、階層区分情報を「構成」,「ない場合がある」,「複数」にして、「〜情報」を要素名とした要素を追加する。ここで、「〜」を要素名とした要素の下位層に、要素名(「〜情報群」)の要素がある場合は、さらにその下位層に、階層区分情報を「構成」,「ない場合がある」,「複数」にして、「〜情報」を要素名とした要素を追加する。
【0195】
具体的には、ステップ1603では、拡張オブジェクト設計情報生成部1004は、図13に示す業務動作シナリオ中の要素名(「顧客情報群」)1312が、「〜情報群」という特定の文字列を用いているので、対象とする要素名を「顧客」と切り出し、図11に示す管理資源体系情報を検索する。検索の結果、「顧客」という要素名の要素1115が存在するので、要素(「顧客」)1115の下位層に、階層区分情報を「構成」,「ない場合がある」,「複数」にして、要素名(「顧客情報群」)の要素1116を追加する。
【0196】
このように、ステップ1603の手順を追加することにより、分析設計者が作業手順の記述中に発想した要素を、管理資源体系情報中の適切な位置に配置することが可能となる。すなわち、上述したような特定の文字列を用いるように、分析設計者に指針を提示すれば、オブジェクト候補の記述を誘導することが可能となる。
【0197】
さて、第2の実施形態においては、さらに、画面遷移設計情報およびデータベース設計情報を生成することも可能にしている。
【0198】
まず、画面遷移設計情報の生成について説明する。
【0199】
図18は、画面遷移設計情報生成編集部1005が表示入力装置0107に表示した画面遷移設計情報の例を示す図である。
【0200】
画面遷移設計情報は、メニュー画面情報および画面遷移情報から構成される。
【0201】
画面遷移設計情報生成編集部1005は、任意の要素をメニュー画面情報の生成単位とし、メニュー項目については、業務活動体系情報中の要素間の階層関係を参照し、該要素の下位層の要素の要素名を検出して列挙することで、メニュー画面情報を生成することができる。このとき、検出した下位層の要素に、さらに下位層の別の要素が存在する場合は、検出した下位層の要素のメニュー画面情報を、同様にして生成すると共に、メニュー画面情報間の画面遷移情報を生成する。なお、検出した下位層の要素に、下位層の別の要素が存在しない場合は、検出した下位層の要素(業務活動)の手続きを生成するようにすることができる。
【0202】
例えば、図12に示す業務活動体系情報中の要素(「販売」)1207は、下位層に、要素(「見積」)1206,要素(「受注」)1208,要素(「手配」)1209が存在している。そこで、画面遷移設計情報生成編集部1005は、要素(「販売」)1207をメニュー画面情報の生成単位とした場合には、図18に示す画面レイアウトのメニュー画面情報1801を生成することとなる。
【0203】
すなわち、画面遷移設計情報生成編集部1005は、図18に示すように、メニュー画面情報の生成単位とした要素1207の要素名(「販売」)をタイトルとし、下位層の要素1206,1207,1208の要素名(「見積」,「受注」,「手配」)をメニュー項目としたメニュー画面情報1801を生成する。
【0204】
また、例えば、図12に示す業務活動体系情報中の要素(「見積」)1206は、下位層に、要素(「単行本見積」)1205,要素(「定期出版物見積」)1210が存在している。そこで、画面遷移設計情報生成編集部1005は、同様に、要素(「見積」)1206をメニュー画面情報の生成単位とした場合には、図18に示す画面レイアウトのメニュー画面情報1802を生成することとなる。
【0205】
すなわち、画面遷移設計情報生成編集部1005は、図18に示すように、メニュー画面情報の生成単位とした要素1206の要素名(「見積」)をタイトルとし、下位層の要素1205,1210の要素名(「単行本見積」,「定期出版物見積」)をメニュー項目としたメニュー画面情報1802を生成する。
【0206】
なお、要素1206は、メニュー画面情報1801中のメニュー項目ともなっており、かつ、メニュー画面情報1802の生成単位ともなっているので、画面遷移設計情報生成編集部1005は、メニュー画面情報1801からメニュー画面情報1802へと遷移するための画面遷移情報1804を生成する。
【0207】
次に、データベース設計情報の生成について説明する。
【0208】
図19は、データベース設計情報生成編集部1006が表示入力装置0107に表示したデータベース設計情報の例を示す図である。
【0209】
データベース設計情報は、グループ化されたデータテーブルから構成される。
【0210】
データベース設計情報生成編集部1006は、任意の要素をデータテーブルの生成単位とし、管理資源体系情報中の要素間の階層関係を参照し、該要素の下位層の要素のうちの、階層区分情報が「役割」または「構成」,「必ずある」,「単数」で関係付けられている要素の要素名を検出して列挙することで、データテーブルを生成することができる。このとき、他の階層区分情報で関係付けられている要素については、別のデータテーブルの生成単位とみなす。
【0211】
例えば、図11に示す管理資源体系情報中の要素(「印刷物」)1107は、下位層に、要素(「表紙」)1112,要素(「添付CD」)1113,要素(「定期出版物」)1114,要素(「単行本」)1106が存在している。そこで、データベース設計情報生成編集部1006は、要素1113以外の要素1112,1114,1106が、階層区分情報が「役割」または「構成」,「必ずある」,「単数」となっているので、これらの要素1112,1114,1106を、要素(「印刷物」)1107とグループ化し、図19に示すデータテーブル1901を生成することとなる。また、データベース設計情報生成編集部1006は、要素1113については、別のデータテーブルの生成単位とみなし、同様にして、図19に示すデータテーブル1902を生成することとなる。なお、このとき、データベース設計情報生成編集部1006は、例えば、1903に示すように、データテーブル1901とデータテーブル1902とを関係付けるようにする。
【0212】
以上説明したように、第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態による効果に加えて、以下のような効果がある。
【0213】
(1)管理資源体系情報および業務活動体系情報における階層構造化に指針を提供し、業務上の分類と同時に、オブジェクトの継承を階層構造に反映することで、オブジェクト指向に精通していない分析設計者が、より分析設計しやすいようにすることが可能となる。
【0214】
(2)業務上で区分しやすい観点である、「何をするか」,「誰が」,「誰に」,「何を渡し」,「何を受け取ったか」等を提示し、オブジェクト指向に精通していない分析設計者が、より分析設計しやすいようにすることが可能となる。
【0215】
(3)業務活動として1度記述した内容を流用し、再利用性を高めることが可能となる。
【0216】
(4)業務活動対系情報から画面遷移設計情報を生成するようにしているので、システム設計者が、ドキュメント作成等に必要な画面遷移設計情報を作成しなくても済むようになる。
【0217】
(5)管理資源対系情報からデータベース設計情報を生成するようにしているので、データベース設計者が、データベースを設計しやすくなる。
【0218】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0219】
上述した第1の実施形態および第2の実施形態では、管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオができあがった後に、これらを基にして、オブジェクト設計情報を生成するものとして説明した。すなわち、オブジェクト設計情報を得ようした場合は、管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオが必要となり、常にオブジェクト設計情報との整合性を保つ管理が必要となっていた。
【0220】
しかしながら、実際には、分析設計者は、管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオの内容を変更することがあり、変更する度にオブジェクト設計情報を生成し直すのは無駄である。そこで、第3の実施形態においては、管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオの変更と同時に、オブジェクト設計情報にその変更が反映されるようにしている。
【0221】
図20は、第3の実施形態に係るオブジェクト分析設計支援装置の機能構成を示すブロック図である。
【0222】
図中、2001は管理資源体系情報およびオブジェクト設計情報を編集する管理資源体系オブジェクト設計情報編集部、2002は業務活動体系情報およびオブジェクト設計情報を編集する業務活動体系オブジェクト設計情報編集部、2003は業務動作シナリオを編集し、管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001および業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002に変更指示を行う業務動作シナリオオブジェクト設計情報編集部、1005は管理資源体系情報から画面遷移設計情報を生成/編集する画面遷移設計情報生成編集部、1006は業務活動体系情報からデータベース設計情報を生成/編集するデータベース設計情報生成編集部、0107は表示入力装置である。
【0223】
管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001,業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002,業務動作シナリオオブジェクト設計情報編集部2003,画面遷移設計情報生成編集部1005,データベース設計情報生成編集部1006,オブジェクト設計情報編集部0106は、共に、ソフトウェアによって実現される。すなわち、CPU,メモリ,表示入力装置0107を少なくとも備えたコンピュータにおいて、メモリにインストールされたソフトウェアをCPUが実行することで、管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001,業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002,業務動作シナリオオブジェクト設計情報編集部2003,画面遷移設計情報生成編集部1005,データベース設計情報生成編集部1006,オブジェクト設計情報編集部0106が実現される。
【0224】
第3の実施形態では、オブジェクト設計情報を生成するオブジェクト設計情報生成部0104(拡張オブジェクト設計情報生成部1004)を排し、オブジェクト設計情報の作成/編集を、各編集部2001〜2003によって行うようにしている。
【0225】
すなわち、第3の実施形態においては、オブジェクト設計情報生成部0104(拡張オブジェクト設計情報生成部1004)がオブジェクト設計情報を生成する手順の代わりに、各編集部2001〜2003がオブジェクト設計情報を生成/編集する手順が、上述した第1の実施形態および第2の実施形態に追加されることとなるので、以下では、これらの点についてのみ説明する。
【0226】
まず、管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001がオブジェクト設計情報を生成/編集する手順について、図21のフローチャートを用いて説明する。
【0227】
図21において、ステップ0501をステップ2101に変更し、ステップ2102を加えた以外は、上述した第2の実施形態で図14を用いて説明した手順と同様である。
【0228】
ステップ2101では、管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001は、管理資源体系情報中に未処理の要素があるか否かをチェックし、未処理の要素がない場合には、本手順を終了する。ここで、未処理の要素とは、分析設計者が表示入力装置0107を操作して編集(新規入力または修正)対象とした要素をさす。
【0229】
また、ステップ2102では、管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001は、ステップ0502で処理対象とした要素について、該要素に対応するクラス情報テーブルが、既にオブジェクト設計情報に作成済みである場合は、該クラス情報テーブルを削除する。これは、クラス情報テーブル単位で生成し直した方が、クラス情報テーブル中の変更部分のみを修正するよりも、手順が簡略化されるからである。
【0230】
次に、業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002がオブジェクト設計情報を生成/編集する手順について、図22のフローチャートを用いて説明する。
【0231】
図22において、ステップ0507をステップ2201に変更し、ステップ2202を加えた以外は、上述した第2の実施形態で図14を用いて説明した手順と同様である。
【0232】
ステップ2201では、業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002は、業務活動体系情報中に未処理の要素があるか否かをチェックし、未処理の要素がない場合には、本手順を終了する。ここで、未処理の要素とは、分析設計者が表示入力装置0107を操作して編集(新規入力または修正)対象とした要素をさす。
【0233】
また、ステップ2202では、業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002は、ステップ0508で処理対象とした要素について、該要素に対応するクラス情報テーブルが、既にオブジェクト設計情報に作成済みである場合は、該クラス情報テーブルを削除する。これは、クラス情報テーブル単位で生成し直した方が、クラス情報テーブル中の変更部分のみを修正するよりも、手順が簡略化されるからである。
【0234】
次に、業務動作シナリオオブジェクト設計情報編集部2003がオブジェクト設計情報を生成/編集する手順について説明する。
【0235】
業務動作シナリオオブジェクト設計情報編集部2003は、実際には、自らオブジェクト設計情報を生成/編集せず、分析設計者が表示入力装置0107を操作して業務動作シナリオを編集(新規入力または修正)した場合に、編集対象となった要素名を、未処理の要素として、管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001および業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002に連絡をすることで、オブジェクト設計情報の生成/編集を指示する。
【0236】
これにより、未処理の要素として連絡を受けた管理資源体系オブジェクト設計情報編集部2001および業務活動体系オブジェクト設計情報編集部2002は、図21および図22に示した手順を行うので、該要素に対応するクラス情報テーブルが生成され、オブジェクト設計情報に反映されることとなる。
【0237】
以上説明したように、第3の実施形態によれば、上述した第2の実施形態による効果に加えて、管理資源体系情報,業務活動体系情報,業務動作シナリオの変更と同時に、オブジェクト設計情報にその変更が反映されるようにすることが可能となる。
【0238】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、業務上で認識できる管理資源体系および業務活動体系の要素を、オブジェクトとして捉え、業務活動の作業手順から、オブジェクトの振る舞いを、適切なオブジェクトのメソッドに配分し、分析設計における品質のばらつきを抑えたオブジェクト設計情報を生成することが可能となる。
【0239】
従って、業務に精通しているエンドユーザが、オブジェクト指向に精通していなくても、オブジェクト設計情報を生成することを可能となるので、エンドユーザとシステム開発者との間の橋渡しを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るオブジェクト分析設計支援装置の機能構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態における管理資源体系情報の例を示す説明図。
【図3】第1の実施形態における業務活動体系情報の例を示す説明図。
【図4】第1の実施形態における業務動作シナリオの例を示す説明図。
【図5】第1の実施形態におけるオブジェクト設計情報生成部がオブジェクト設計情報を生成する手順を示したフローチャート。
【図6】図5のステップ0505の詳細な手順を示すフローチャート。
【図7】図5のステップ0511の詳細な手順を示すフローチャート。
【図8】第1の実施形態におけるオブジェクト設計情報の例を示す説明図。
【図9】従来のオブジェクト分析設計方法の例を示す説明図。
【図10】第2の実施形態に係るオブジェクト分析設計支援装置の機能構成を示すブロック図。
【図11】第2の実施形態における管理資源体系情報の例を示す説明図。
【図12】第2の実施形態における業務活動体系情報の例を示す説明図。
【図13】第2の実施形態における業務動作シナリオの例を示す説明図。
【図14】第2の実施形態における拡張オブジェクト設計情報生成部がオブジェクト設計情報を生成する手順を示したフローチャート。
【図15】図14のステップ1401の詳細な手順を示すフローチャート。
【図16】図14のステップ1403の詳細な手順を示すフローチャート。
【図17】第2の実施形態におけるオブジェクト設計情報の例を示す説明図。
【図18】第2の実施形態における画面遷移設計情報の例を示す説明図。
【図19】第2の実施形態におけるデータベース設計情報の例を示す説明図。
【図20】第3の実施形態に係るオブジェクト分析設計支援装置の機能構成を示すブロック図。
【図21】第3の実施形態における管理資源体系オブジェクト設計情報編集部がオブジェクト設計情報を生成/編集する手順を示したフローチャート。
【図22】第3の実施形態における業務活動体系オブジェクト設計情報編集部がオブジェクト設計情報を生成/編集する手順を示したフローチャート。
【符号の説明】
0101…管理資源体系情報編集部、0102…業務活動体系情報編集部、0103…業務動作シナリオ編集部、0104…オブジェクト設計情報生成部、0105…分析設計情報データベース、0106…オブジェクト設計情報編集部、0107…表示入出力装置、1001…拡張管理資源体系情報編集部、1002…拡張業務活動体系情報編集部、1003…拡張業務動作シナリオ編集部、1004…拡張オブジェクト設計情報生成部、1005…画面遷移設計情報生成編集部、1006…データベース設計情報生成編集部、1007…拡張分析設計情報データベース、2001…管理資源体系オブジェクト設計情報編集部、2002…業務活動体系オブジェクト設計情報編集部、2003…業務動作シナリオオブジェクト設計編集部。

Claims (16)

  1. 業務上管理すべき複数の資源を文字データで記述された要素として、関連するもの同士を階層分けした管理資源体系情報と、業務上なすべき複数の業務活動を文字データとして記述された要素として、関連するもの同士を階層分けした業務活動体系情報と、該業務活動体系情報における各業務活動を遂行するために必要な作業手順が、文字データで記述された業務動作シナリオと、を記憶したデータベースと、
    前記管理資源体系情報及び前記業務活動体系情報の各要素をオブジェクトとして捉え、オブジェクトとして捉えた各要素について、オブジェクトを類似化するために用いられるクラス情報、オブジェクトの振舞いを示すために用いられるメソッド情報、および、他のオブジェクトと関連する旨を示すために用いられる関連クラス情報からなるオブジェクト設計情報を生成するCPUと、を有するコンピュータを用いたオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記CPUが、前記データベースから前記管理資源体系情報の各要素を読み出して、前記クラス情報に設定する過程と、
    前記CPUが、前記クラス情報に設定された要素の文字データを前記業務動作シナリオの作業手順として記述された文字データにおいて目的物としている作業手順を読み出して、前記メソッド情報に設定する過程と、
    前記CPUが、前記クラス情報として設定された要素に関連する要素であって、前記クラス情報として設定された要素の上位階層又は下位階層に位置する要素を読み出して、前記関連クラス情報に設定する過程と、を備えること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  2. 請求項1に記載のオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記CPUが、前記データベースから前記業務活動体型情報の各要素を読み出して、前記クラス情報に設定する過程と、
    前記CPUが、前記クラス情報として設定された要素に対応する業務活動の作業手順を前記業務動作シナリオから読み出して、前記メソッド情報に設定する過程と、
    前記CPUが、前記クラス情報として設定された要素に関連する要素であって、前記クラス情報として設定された要素の上位階層又は下位階層に位置する要素を読み出して、前記関連クラス情報に設定する過程と、を備えること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  3. 請求項1に記載のオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記管理資源体系情報は、データ構造が存在する要素については、データ構造が文字データで記述されたデータ項目を有しており、
    前記CPUが、前記クラス情報として設定された要素のデータ項目をオブジェクトの属性を示すために用いられる属性情報として読み出して、オブジェクト設計情報に追加する過程をさらに備えること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  4. 請求項に記載のオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記業務活動体系情報は、複数の状態が存在する要素については、その旨が文字データで記述されたデータ項目を有しており、
    前記CPUが、前記クラス情報として設定された要素のデータ項目をオブジェクトの属性を示すために用いられる属性情報として読み出し、オブジェクト設計情報に追加する過程をさらに備えること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  5. 請求項に記載のオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記管理資源体系情報及び前記業務活動体系情報の少なくとも何れか一方には、要素間の階層関係が構成に注目したHASA(ハズア)関係であるか、または、要素間の階層関係が役割に注目したISA(イズア)関係であるかを示す階層関係区分情報を、さらに有しており、
    前記CPUにおいて、前記関連クラス情報として設定された要素を、該要素がHASA関係にある下位層の要素であるならば、別の要素から構成される旨を示すために用いられる集約クラス情報に分類し、該要素がISA関係にある上位層の要素であるならば、属性情報を継承させるために用いられる汎化クラス情報に分類する過程をさらに備えること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記業務動作シナリオは、作業ごとに、少なくとも、「何をするか」を示す動作内容が文字データとして記述される欄と、「誰が」の「誰」に相当する作用元が文字データとして記述される欄と、「誰に」の「誰」に相当する作用先が文字データとして記述される欄と、「何を渡し」の「何」に相当する作用元情報が文字データとして記述される欄と、「何を受け取ったか」を示す作用結果が文字データとして記述される欄とからなり、
    前記CPUにおいて、前記クラス情報として設定された要素の文字データが前記作用先として記述されている作業手順を、各欄の記述内容から生成して、該要素のメソッド情報に設定すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  7. 請求項6記載のオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記業務動作シナリオは、各作業について、該作業が流用されるか否かが文字データとしてさらに記述されており、
    前記CPUにおいて、流用される旨が記述された作業について、該作業の動作内容を、該作業に対応する業務活動の関連クラス情報に追加すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載のオブジェクト分析設計支援方法であって、
    前記CPUにおいて、前記管理資源体系情報及び前記業務活動体系情報の何れかの要素を変更した場合には、変更した要素に関連するオブジェクト設計情報を生成する過程をさらに有すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援方法。
  9. 業務上管理すべき複数の資源を文字データで記述された要素として、関連するもの同士を階層分けした管理資源体系情報と、業務上なすべき複数の業務活動を文字データとして記述された要素として、関連するもの同士を階層分けした業務活動体系情報と、該業務活動体系情報における各業務活動を遂行するために必要な作業手順が、文字データで記述された業務動作シナリオと、を記憶したデータベースと、
    前記管理資源体系情報及び前記業務活動体系情報の各要素をオブジェクトとして捉え、オブジェクトとして捉えた各要素について、オブジェクトを類似化するために用いられるクラス情報、オブジェクトの振舞いを示すために用いられるメソッド情報、および、他のオブジェクトと関連する旨を示すために用いられる関連クラス情報からなるオブジェクト設計情報を生成するCPUと、を有するオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記CPUが、前記データベースから前記管理資源体系情報の各要素を読み出して、前記クラス情報に設定し、前記クラス情報に設定された要素の文字データを前記業務動作シナリオの作業手順として記述された文字データにおいて目的物としている作業手順を読み出して、前記メソッド情報に設定し、前記クラス情報として設定された要素に関連する要素であって、前記クラス情報として設定された要素の上位階層又は下位階層に位置する要素を読み出して、前記関連クラス情報に設定すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置。
  10. 請求項9に記載のオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記CPUは、前記データベースから前記業務活動体型情報の各要素を読み出して、前記クラス情報に設定し、前記クラス情報として設定された要素に対応する業務活動の作業手順を前記業務動作シナリオから読み出して、前記メソッド情報に設定し、前記クラス情報として設定された要素に関連する要素であって、前記クラス情報として設定された要素の上位階層又は下位階層に位置する要素を読み出して、前記関連クラス情報に設定すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置
  11. 請求項9に記載のオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記管理資源体系情報は、データ構造が存在する要素については、データ構造が文字データで記述されたデータ項目を有しており、
    前記CPUは、前記クラス情報として設定された要素のデータ項目をオブジェクトの属性を示すために用いられる属性情報として読み出して、オブジェクト設計情報に追加すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置
  12. 請求項10に記載のオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記業務活動体系情報は、複数の状態が存在する要素については、その旨が文字データで記述されたデータ項目を有しており、
    前記CPUは、前記クラス情報として設定された要素のデータ項目をオブジェクトの属性を示すために用いられる属性情報として読み出し、オブジェクト設計情報に追加すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置
  13. 請求項10に記載のオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記管理資源体系情報及び前記業務活動体系情報の少なくとも何れか一方には、要素間の階層関係が構成に注目したHASA(ハズア)関係であるか、または、要素間の階層関係が役割に注目したISA(イズア)関係であるかを示す階層関係区分情報を、さらに有しており、
    前記CPUは、前記関連クラス情報として設定された要素を、該要素がHASA関係にある下位層の要素であるならば、別の要素から構成される旨を示すために用いられる集約クラス情報に分類し、該要素がISA関係にある上位層の要素であるならば、属性情報を継承させるために用いられる汎化クラス情報に分類すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置
  14. 請求項9乃至13の何れか一項に記載のオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記業務動作シナリオは、作業ごとに、少なくとも、「何をするか」を示す動作内容が文字データとして記述される欄と、「誰が」の「誰」に相当する作用元が文字データとして記述される欄と、「誰に」の「誰」に相当する作用先が文字データとして記述される欄と、「何を渡し」の「何」に相当する作用元情報が文字データとして記述される欄と、「何を受け取ったか」を示す作用結果が文字データとして記述される欄とからなり、
    前記CPUは、前記クラス情報として設定された要素の文字データが前記作用先として記述されている作業手順を、各欄の記述内容から生成して、該要素のメソッド情報に設定すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置
  15. 請求項14記載のオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記業務動作シナリオは、各作業について、該作業が流用されるか否かが文字データとしてさらに記述されており、
    前記CPUは、流用される旨が記述された作業について、該作業の動作内容を、該作業に対応する業務活動の関連クラス情報に追加すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置
  16. 請求項9乃至15の何れか一項に記載のオブジェクト分析設計支援装置であって、
    前記CPUは、前記管理資源体系情報及び前記業務活動体系情報の何れかの要素を変更した場合には、変更した要素に関連するオブジェクト設計情報を生成する過程をさらに有すること、
    を特徴とするオブジェクト分析設計支援装置
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