JP5108398B2 - 卓上シート収納容器 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、洗面台等の低い位置に載置してもシートを容易に取り出せるとともに容器の転倒を防止し、設置場所の変更が容易な卓上シート収納容器の提供を目的とする。
このような構成とすると、前面壁及び背面壁の上端が下端より後退する傾斜面をなし、卓上容器全体の重心が後方に位置するため、シートを前方へ引き出した際に卓上容器が前方へ転倒することが防止される。又、上記した傾斜面により、前面壁に形成された開口が上側に向くため、シートを上方に引出し易くなり、卓上容器が使用者の手元付近に設置された場合等に都合がよい。
このような構成とすると、卓上容器の転倒防止効果がさらに向上する。
このような構成とすると、シート状物品が自重で背面壁側に落ちることで、シート状物品と前面壁との間に隙間が生じ、シート状物品を取出し易くすると共に、複数のシートを誤って取出したり、シートが前面壁より前方に飛び出し過ぎることを防止する。
このような構成とすると、第1の開口より小径な第2の開口縁部にシートが拘束されて保持されるため、シートが突出し過ぎて邪魔になったりシートが落下するのを防止する。特に、使用につれてシートが少なくなると、シート状物品全体が軽くなりシートが落下し易くなるため、シートを保持することが有効となる。
このような構成とすると、使用者側の前面に小物(例えば爪楊枝、店舗案内冊子等)を収納することができ、利便性が向上する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る卓上シート収納容器の斜視図を示す。卓上シート収納容器は概ね箱型をなし、前面壁2と、前面壁2に対向する背面壁6と、前面壁2及び背面壁6の下端にそれぞれ接する底面壁8と、左側面壁10a、10bと、上面壁12a、12bと、左側面壁と対向する図示しない右側面壁とを有する。左側面壁及び右側面壁はそれぞれ前面壁2、背面壁6、及び底面壁8に接し、上面壁12a、12bは前面壁2、背面壁6、並びに左側面壁及び右側面壁に接し、これらの6つの壁で囲まれた内部にシート状物品が収納されている。
シート状物品は、例えば複数枚のシートを交互に折り込んでポップアップ可能に構成され、このシート積層体をプラスチックフィルム等で包装したものであってもよい。シート状物品としては、特に限定されないが、例えばペーパーナプキン、ティッシュペーパー、紙タオル、掃除用シート等を用いることができる。
前面壁2と同様、背面壁6は、その上端が下端より後退する湾曲した傾斜面をなしている。なお、この実施形態では、前面壁2と背面壁6との傾斜の度合(曲率)はほぼ同一であるがこれに限定されるものではない。
左側面壁は、その前部10bと後部10aとの間で分割され、同様に上面壁は、その前部12bと後部12aとの間で分割され、後部10aと後部12aとに接続された背面壁6を収納容器に対し開閉可能とし、シート状物品を補充できるようになっている。なお、右側面壁も左側面壁と同様に分割されている。
背面壁6の上縁には上面壁の後部12aが接続され、後部12aの前縁には鉤爪型のロック18aが形成されている。又、上面壁の前部12bの後縁のうち、後部12aの先端に対応する位置にはロック18aの鉤爪を引っ掛ける凹部18bが形成されている。そして、背面壁6を上方に閉めて卓上シート収納容器を閉塞する蓋として機能させる際、ロック18aが凹部18bに係止され、背面壁6が固定されるようになっている。
なお、このようにシート状物品100と前面壁2との間に隙間を生じさせる観点から、本発明においてはシート状物品を前方に押圧する付勢手段を用いないことが好ましい。
ここで、第2の開口4bが第1の開口4aより小径であるため、シートは第2の開口4bに縁部に拘束されて係止される。
第2の実施形態においては、上面壁12xは枠状をなし、上面壁12xの枠内を閉塞するように上蓋14が設けられている点が第1の実施形態と異なる。そして、上蓋14を開閉することにより、収納容器内にシート状物品を補充可能になっている。
第3の実施形態においては、前面壁2yと背面壁6yとが湾曲せずに平板状の傾斜面を有する点が第1の実施形態と異なる。第3の実施形態においては、例えば底面壁8yが蓋をなし、底面壁8yを開閉することにより、収納容器内にシート状物品を補充可能になっている。
前面壁に形成する開口の個数、形状も限定されず、さらに、開口に開閉可能な蓋を設けることで、ウェットティッシュや薬液を浸透させた掃除用シート等の湿潤性シート物品の収納容器とすることもできる。
2a 前面壁の上端
2b 前面壁の下端
4、4x、4y2y 開口
6、6x、6y 背面壁
8、8x、8y 底面壁
10a、10b、10x、10y 左側面壁
12a、12b、12x、12y 上面壁
100 シート状物品
100a (シート状物品の)1枚のシート
Claims (5)
- シート状物品を内部に収納する卓上容器であって、
前記シート状物品を取出す開口が形成され上端が下端より後退する傾斜面をなす前面壁と、
前記前面壁に対向し上端が下端より後退する傾斜面をなす背面壁と、
前記前面壁及び前記背面壁の下端にそれぞれ接する底面壁と
を有し、これらの前記前面壁、前記背面壁、及び前記底面壁はそれぞれ隣接部分で接続されている卓上シート収納容器。 - 前記底面壁は、前記卓上容器の転倒を防止する錘を備えている請求項1記載の卓上シート収納容器。
- 前記底面壁の上面は、前記前面壁側から前記背面壁側に向かって下方に傾斜している請求項1又は2記載の卓上シート収納容器。
- 前記開口の縁部の一部が開口内側へ向かって膨出してくびれ部を形成し、前記開口は前記くびれ部を介して連通する第1の開口と該第1の開口より小さい第2の開口とに分けられ、前記第1の開口から突出した前記シート状物品が前記くびれ部を乗り越えて前記第2の開口の近傍に係止可能である請求項1〜3のいずれかに記載の卓上シート収納容器。
- 前記底面壁の上面と底面との間に前記前面壁側に開口する小物収納用の内部空間を有し、
前記前面壁における前記内部空間に対向する位置に小物収納用開口又は開閉蓋が形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の卓上シート収納容器。
Priority Applications (1)
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JP2007167721A JP5108398B2 (ja) | 2007-06-26 | 2007-06-26 | 卓上シート収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007167721A JP5108398B2 (ja) | 2007-06-26 | 2007-06-26 | 卓上シート収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009007016A JP2009007016A (ja) | 2009-01-15 |
JP5108398B2 true JP5108398B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=40322518
Family Applications (1)
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JP2007167721A Active JP5108398B2 (ja) | 2007-06-26 | 2007-06-26 | 卓上シート収納容器 |
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-
2007
- 2007-06-26 JP JP2007167721A patent/JP5108398B2/ja active Active
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