JP5107259B2 - 光沢又は艶消し表面繊維紙匹を製造するためのカレンダリング方法及びマルチロールカレンダ - Google Patents

光沢又は艶消し表面繊維紙匹を製造するためのカレンダリング方法及びマルチロールカレンダ Download PDF

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Description

本発明は、紙又は厚紙のような、光沢又は艶消し(無光沢)表面繊維紙匹をカレンダリングするための方法マルチロールカレンダに関する。
具体的には、本発明は、1つ又はそれよりも多くのロール積重ねを有するマルチロールカレンダにおける紙又は厚紙のような光沢及び艶消し表面繊維紙匹のカレンダリングに関し、カレンダリングされるべき紙匹は、その少なくとも一部を介して通される。
最高光沢の紙及び厚紙がマルチロールカレンダによって最終カレンダ加工されることは既知である。
従来技術に関して、フィンランド特許明細書96334号が参照され、それはカレンダ内で紙又は対応する紙匹材料をカレンダリングする方法及びその方法を適用するカレンダを開示している。その明細書によれば、カレンダ加工されるべき紙匹材料は、撓み補償された頂部ロール、撓み補償された底部ロール、頂部ロールと底部ロールとの間に配置される2つ以上の中間ロールによって形成されるニップを通される。そのようなロールは、それら自体の重量によって引き起こされる自然の撓み線の形態は実質的に類似する中間ロールとして使用される。中間ロール及びそれらに関連する補助装置の質量によって引き起こされるニップ荷重は、その方法において実質的に全体的に軽減され、調整可能な荷重が、撓み補償された頂部又は底部ロール及び/又は頂部又は底部ロールに晒される外部荷重を用いてカレンダリングニップに導入される。
典型的には、ロール積重ね内の頂部又は底部ロールを所定位置に固定することによって或いはロール積重ねを所定位置に固定されるロールに対して所定位置に押圧することによって、圧縮がマルチロールカレンダ内にもたらされ、所定位置に固定されるロールは、頂部ロール、底部ロール、又は、1つ/幾つかの中間ロールであり得る。代替的に、いずれの中間ロールも所定位置に固定的に係止されないように、或いは、少なくとも1つの中間ロールが所定位置に固定的に係止されるように、頂部及び底部ロールの両方が互いに対して押圧される。例えば、フィンランド特許明細書96334号に開示されるように、ロールニップが線形形態を取るよう、ロールの撓みは、概ね頂部又は底部ロール内の撓み補償装置を用いて補償され得る。
カレンダリング技術において、抄紙機で必要とされる走行速度は増大しているので、オンラインカレンダリングがより一層採用される。マルチニップオンラインカレンダリングは、カレンダリングユニット内でカレンダ加工し、ニップは、互いに交互に配置された、金属ロールのような、円滑表面押圧ロールと、ポリマロールのような、弾性カバーで被覆されたロールとの間に、並びに/或いは、逆転ニップの間に形成される。マルチニップカレンダにおいて、線形荷重は、ロール軽減方法が使用されない限り、重力の故に、頂部ニップから底部ニップに増大する。この下方に増大する線形荷重を排除するために、ロールの撓み線を制御するために、並びに、ロール積重ねの迅速な開放のためにも、今日のマルチニップカレンダは、シリンダ及びレバーアーム機構を用いて達成され且つ重力を補償するロール緩和を使用する。そのようなロール緩和システムは、Optiload及びTwinlineの商標によって知られる出願人のマルチニップカレンダにおいて使用される。
艶消し表面繊維紙匹を製造するための5つの既知の代替的方法が、以下に述べられる。
艶消し表面繊維紙匹を製造するために、繊維紙匹は、別個の2ニップソフトカレンダを用いて最終カレンダ加工され得る。その場合には、紙匹は2つの連続的なニップ内でカレンダ処理される。両方のニップは、艶消し表面サーモロール及びソフトポリマ表面ロールによって形成される。この方法のカレンダリングは、効果的な艶消し作業プロセスである。何故ならば、繊維紙匹は、ハード表面とソフト表面との間のニップ内でカレンダ加工されるからであり、それらの表面に、熱が艶消しロールを用いて導入される。艶消しロールは、特殊な硬いセラミックカバーを備え、繊維紙匹上への艶消しロールの細粒艶消し表面生地の複製が、圧縮の結果として起こる。上記2ニップソフトカレンダリングにおいて、ロールの順序は、紙匹の両側が1つの加熱可能艶消し表面ハードロールに対して順番にカレンダ加工されるよう、連続的ニップ内で切り換えられる。この構成は、極めて高品質の最終製品を製造するが、ソフトカレンダは、別個のカレンダリング機器として高価である。
繊維紙匹は、別個の2ニップソフトカレンダを用いても最終カレンダ加工され得る。その場合には、全てのロールがポリマ表面を有する。この方法のカレンダリングが使用されるときには、僅かな作業のみが繊維紙匹にもたらされ得る。何故ならば、2つのソフトニップの間に形成されるカレンダリングニップが使用されるからである。この方法では、熱はポリマロールを用いてプロセスに導入されない。本方法は、繊維紙匹に比較的不満足な滑らかさを引き起こす。この構成は、前の代替的方法におけるように円滑な艶消し表面最終製品をもたらさず、別個の機器は高価である。
マルチロールカレンダと関連する別個のソフトニップも既知である。この別個のソフトニップでは、両方のロールは、ポリマ表面を有する。艶消し表面を有するようカレンダ加工される最終製品の滑らかさは余り良好でないが、マルチロールカレンダ内のロールが使用されるそのような構成は、別個の2ニップカレンダにおけるカレンダリングよりも安価である。
艶消し表面繊維紙匹を製造するために、マルチロールカレンダ内の最下方サーモロール、即ち、例えば、底部ロールより上のカレンダリングロールをポリマロールによって置換し、ポリマロールニップを通じてのみ紙を動かすことも既知である。しかしながら、この構成では、艶消しカレンダリングにおいて必要とされるサーモロールとポリマロールとの置換は、面倒であり且つ遅い。加えて、ロール積重ねのソイリング(soiling、汚れ)は、重大な問題である。何故ならば、紙匹と接触しないロールは、紙匹が問題のロールの表面を連続的に保護しない且つ/或いは表面上に蓄積する汚れを運び去る状況において、空中浮揚粒子によって汚されるからである。よって、ロールの洗浄は、紙匹走行経路が、カレンダリングに以前関与しなかったロールを介して走行するよう変更されるときに、手作業を要求する。紙匹が通らない空ニップ内で静電気が生成され、もし下塗(grounding)がカレンダ内で働かないならば、それはカレンダ加工される紙匹の表面を損なうことが分かっている。
さらに、最下方サーモロールがポリマロールによって置換され、ロールの1つも特定位置で回転されるよう固定的に軽視される、上述されたものに類似するマルチロールカレンダが既知である。それによって、ニップの一部は、係止されるロールを用いて開放状態に軽視されるよう配置され得るし、紙匹はソフトポリマロールニップを通じてのみ走行する。この構成では、ポリマロールによるサーモロールの置換は面倒であり且つ遅く、カレンダリングに関与しないロールのソイリングは問題である。達成される線形荷重レベルは適当であり、その故に、艶消しカレンダ加工最終製品の滑らかさも、余り良好ではない。
本発明の目的は、上述の問題及び欠点の発生を防止し、或いは、上述の欠点を少なくとも軽減し、或いは、光沢及び高品質艶消し表面繊維紙匹を提供するための代替的な方法を提供することである。
本発明の目的は、光沢及び艶消し表面紙匹を製造するための方法及びマルチロールカレンダを創成することである。
付属の請求項1は、本発明に従った第一の方法を開示している。
付属の請求項11は、本発明に従った第二の方法を開示している。
付属の請求項20は、本発明に従ったマルチロールカレンダを開示している。
本発明は、以前に既知の解決策に比べ著しい降下をもたらす。とりわけ、以下の高価を述べ得る。光沢等級及び高品質な滑らかな艶消し等級の両方をカレンダ加工するために同一のマルチロールカレンダを使用し得る。換言すれば、最終カレンダリングに適した別個の機器が不要である。それによって、例えば、別個の艶消しカレンダと比較して費用が削減される。同一のマルチロールカレンダは、迅速な等級変更をもたらすことを可能にし、その最も迅速で新しい紙匹スレッディングが、紙匹の等級変更を実施するのに十分である。本発明の解決策に従って配置される加熱可能な艶消し表面ハードロールに対する紙匹の両側カレンダリングは、マルチロールカレンダを用いて最高に滑らかな高品質艶消し等級繊維紙匹をカレンダ加工することを可能にする。
本発明の他の特徴及び利点に関しては、請求項の組における従属項並びに以下に提示される記載の特別な部分が参照され、そこでは、本発明の好適実施態様及び実施可能性が、一例としてのみ詳細に記載される。
本発明は付属の図面を参照して一例として以下に記載される。
光沢等級及び高品質艶消し等級の両方が、図1乃至4に示される同一のマルチロールカレンダ100を用いて製造され得る。マルチロールカレンダ100のロール積重ねは、それぞれ10a,10b,10c,10dとして図1乃至4中に印されている。ロール積重ね10a乃至10dは、繊維紙匹Wの走行経路に関して互いに相違している。図1、3、及び、4において、ロール積重ね10a,10c,10dのロールは、それぞれ「通常」方向に回転され、図2において、ロール積重ね10bのロールは、上述の方向と比較して反対方向に回転される。マルチロールカレンダのロールの回転方向は、上部ロール、即ち、典型的には、ロール積重ね中の撓み補償されたロール内部の回転方向を表示する矢印Rを用いて図面中に概略的に例証されている。図1乃至4のそれぞれの内部の紙匹Wの回転方向は、紙匹上に印される矢印を用いて表示されている。ポリマロール11,13,15,16,18,20は、参照記号Pを用いて印されており、光沢表面サーモロール14,19は、参照記号Tを用いて、艶消し表面サーモロール12,17は、参照記号MTを用いて印されている。図2では、艶消し等級を製造するために、紙匹Wの走行経路は、好ましくは、ロール積重ね10b内に下から上向きに配置され、紙匹は、図1と比べて逆転順序でカレンダリングロール間のニップ内にカレンダ加工される。同一のマルチロールカレンダ100を用いた艶消し等級のための第一及び第二の代替的な紙匹走行経路は、図3及び4中に示されている。
本発明によれば、光沢繊維紙匹等級が製造されるとき、紙匹の上方側U及び下方側Lの両方がカレンダリングの間に艶消し表面サーモロールMTによる処理に二度晒され、次に、光沢サーモロールTによる処理に二度晒されるよう、紙匹Wの走行経路は、マルチロールカレンダ100のロール積重ね内に配置される。好ましくは、これは、そのようなものとして既知のセラミックカバーでサーモロール艶消し被覆されたサーモロールが、上方サーモロール及び逆転ニップから次のサーモロールとして使用されるよう提供される。
本発明の第一の特徴によれば、艶消し等級が同一のマルチロールカレンダ100を用いて製造されるとき、紙匹は、紙匹Wの両側U,Lが、先ず、本発明の第一の実施態様によれば非加熱であり得る光沢サーモロールTに二度直面し、次に、熱い艶消し表面サーモロールMTに二度直面するよう走行される。
本発明の第二の特徴によれば、艶消し等級が、同一のマルチロールカレンダ100を用いて製造されるとき、紙匹は、紙匹Wの両側U,Lが、熱い艶消し表面サーモロールMTに二度直面するよう走行される。
図1乃至4において、同一のカレンダリングロール順番を含むロール積重ね10a乃至10dは、頂部ロール11、底部ロール20、及び、頂部ロールと底部ロールとの間に配置された8個の中間ロール12乃至19を含み、それによって、頂部ロール、底部ロール、中間ロールは、各ロール積重ねのカレンダリングロール11乃至20を形成している。マルチロールカレンダ内でカレンダ加工されるべき繊維紙匹は、Wを用いて印されている。中間ロールは、支持体を用いた軸受及び結合部の回りで回転する装填アームを用いてマルチロールカレンダのフレームに嵌め込まれている。フレーム、結合部、及び、アームは、詳細に示されていない。図面中に示されているマルチロールカレンダ100は、垂直ロール積重ねを有するが、ロール積重ね又はロール積重ねの一部は、十分に同等に、本発明を実施するために垂直から逸脱するロール積重ねでもあり得る。
図1乃至4に示される同一のマルチロールカレンダ100のロール積重ね10a乃至10dの全ては、類似の連続的な順番のカレンダリングロール11乃至20を有する。ロール積重ね10a乃至10dにおいて、頂部ロール11は、ポリマ表面ロールであり、このロール構成内の頂部ロール11のカレンダリングロール対は、艶消し表面上方サーモロール12である。順番に列挙されて、ロール積重ね10a乃至10d内の艶消し表面上方サーモロール12の後の連続的なロールは、次に、ポリマ表面中間ロール13、光沢表面サーモロール14、それらの間に逆転ニップ5を形成するポリマ表面中間ロール15及びポリマ表面中間ロール16、艶消し表面サーモロール17、ポリマ表面中間ロール18、光沢表面下方サーモロール19、及び、ポリマ表面底部ロール20である。
ロール積重ねにおいて、隣接するカレンダリングロール11,12;12,13;13,14;...;18,19;及び19,20は、カレンダリングロール対を形成し、カレンダリングロールは、上から下向きに図1乃至4中の参照記号を使用すると、任意の所与のときに、ニップ1乃至9を形成する。図1乃至3において、繊維紙匹Wは、ロール積重ね10a、10b、10cのニップ1乃至9の全てにおいてカレンダ加工され、それによって、全てのニップ1乃至9は、カレンダリング中に閉塞される。また、繊維紙匹Wのカレンダリングに関与しないニップ又はそれらの一部は、開放され得る。もしニップの数が、例えば、6よりも大きい数であるならば、そのような状況が起こり得る。
図4において、繊維紙匹は、ロール積重ね10dのニップの一部だけにおいてカレンダ処理され、それによって、繊維紙匹Wのカレンダリングに関与していないニップは閉塞される、即ち、ロール積重ね10dのカレンダリングロールの全ては、ニップ接触状態にある。また、繊維紙匹Wのカレンダリングに関与しないニップ又はそれらの一部は、開放され得る。
この脈絡において、本発明は、一例として、10個のロール積重ね10a乃至10dを使用して記載され、それによって、9個の連続的なニップがあるが、ロール積重ね内の他のより大きな数のロールも、十分に同等に使用され得る。ロール積重ね内のニップの好適な数は、少なくとも9個である。本発明が適用され得るカレンダの1つの実施例は、10よりも多いカレンダリングロールを含むスーパーカレンダである。任意の所与のときに1個のロール積重ねを有する本発明に従ったマルチロールカレンダ100と関連して記載されたロール積重ねを、2個以上のロール積重ねを備えるマルチロールカレンダに適用することも可能である。よって、マルチロールカレンダは、特定の場合には、少なくとも3個のロールの第一ロール積重ねと少なくとも5個のロールの第二ロール積重ねとを含む。
一般的に、マルチロールカレンダ100において、繊維紙匹の圧縮は、ロール積重ねの頂部ロール11、底部ロール20、又は、中間ロール12乃至19の1つをカレンダのフレームに対して所定位置に固定すること、並びに、幾つかのロールをロール組又は単一ロールとしてフレームに対して所定位置に固定されるロールに対して押し付けることのいずれかによって提供され得る。所定位置に固定されるロールは、頂部ロール11、底部ロール20、又は、中間ロール12乃至19の1つであり得る。代替的に、いずれの中間ロールも所定位置に固定的に係止されないよう、或いは少なくとmの1つの中間ロールが所定位置に固定的に係止されるよう、頂部ロール及び底部ロールの両方が、互いに対して押し付けられ得る。頂部ロール11及び/又は底部ロール20の圧縮力は、多くの解決策において互いに独立して調節され得る。マルチロールカレンダにおいて、頂部ロール及び/又は底部ロールは、シェル内に配置される装填装置を備え得るし、且つ/或いは、頂部ロールは、上方装填シリンダを用いて装填され得るし、且つ/或いは、底部ロールは、下方装填シリンダを用いて装填され得る。例えば、ロールの撓み線が、ほぼ同一の形態を取るよう、ロールの撓みは、ロール内の撓み補償装置を用いて補償され得る。撓み補償装置は、典型的には、頂部ロール及び/又は底部ロールに設けられるが、中間ロールの1つ又は幾つかも、撓み補償装置を備え得る。
図1に側面図として概略的に示されるマルチロールカレンダ100のロール積重ねでは、光沢等級を製造するために、繊維紙匹Wは、カレンダリングロール間の全てのニップ内でカレンダ加工され、紙匹走行経路は、上から下向きに走る。繊維紙匹Wは、巻取りロール21を介して頂部ニップ1に通され、さらに、ロール積重ね10aの他のニップ2乃至8を通じて、最終的には、底部ニップ9から出る。ニップ1乃至9の間で、紙匹Wは、取出しロール22,23,24,25,26,27,28を用いてロールの表面から離される。ロール積重ねの後、繊維紙匹Wは、例えば、ロール30aを用いて、さらに案内され得る。
図1は、光沢繊維紙匹等級がいつどのように製造されるかを示しており、繊維紙匹Wの走行経路は、紙匹の上方側U及び下方側Lが、両方とも、艶消し表面サーモロールMTによる処理に二度晒され、次に、光沢サーモロールTによる処理に二度晒されるよう、マルチロールカレンダ100のロール積重ね10a内に配置されている。好ましくは、これは、そのように既知のセラミックカバーで被覆された艶消し被覆されたサーモロールMTが、最上方サーモロール14及び逆転ニップ5から次のサーモロール17として使用されるよう提供される。図1のロール参照記号を使用すると、紙匹Wの下方側Lは、先ず、艶消し表面サーモロール12に二度直面し、然る後、紙匹Wの下方側Lは、光沢サーモロール14に二度直面し、相応して、紙匹Wの上方側は、先ず、艶消し表面サーモロール17に二度直面し、然る後、紙匹Wの上方側Wは、光沢下方サーモロール19に二度直面する。
本発明の第一の特徴に従った同一のマルチロールカレンダ100を用いて艶消し等級を製造するとき、上述のロール順序を備えるマルチロールカレンダ100は、「後ろ向き」に走行し、紙匹走行経路は、下から上向きに走る。図2は、本発明に従った方法が提供される本発明に従ったロール積重ねを示している。図2の実施態様によれば、艶消し等級を製造するために、繊維紙匹Wは、図1と比べ逆の順序で全てのニップ1乃至9内でロール積重ね10b内でカレンダ加工され、紙匹走行経路は、下から上向きに走る。ロール積重ね10bの前に、繊維紙匹Wは、必要に応じて、例えば、経路案内ロール31を用いて、取出しロール/スプレッダロール30aを介して底部ニップ9に案内され、さらに、他のニップ8乃至2を通じ、最終的には、紙匹を案内する補助のためのさらなる頂部ニップ1を使用して頂部ニップ1から出る。ニップ1乃至9の間で、紙匹Wは、取出しロール22乃至29を用いてロールの表面から離されている。
図2では、艶消し等級は、紙匹Wの両側U,Lが、先ず、本発明の1つの実施態様に従って非加熱であり得る光沢サーモロールTに二度直面し、然る後、熱い艶消し表面サーモロールMTに二度直面するよう、好適実施態様に従って構成内で走行される。図2中のロールの参照記号を用いると、紙匹Wの最下方Lは、先ず、光沢下方サーモロール19に二度直面し、然る後、紙匹Wの下方側Lが、熱い艶消し表面サーモロール17に二度直面し、相応して、紙匹Wの上方側Uが、光沢サーモロール14に二度直面し、然る後、熱い艶消し表面サーモロール12に二度直面する。
図3は、マルチロールカレンダ100の図1に従ったロール積重ねを示しており、本発明の第一の特徴に従った走行方法が、第一の代替低な紙匹走行経路を使用することによって艶消し等級をカレンダ加工するために適用され、それによって、繊維紙匹Wは、経路が逆転ニップ5を介してマルチロールカレンダ100のロール積重ね10cに通されるよう、カレンダリングロール間のニップ1乃至9の全てにおいてカレンダ加工される。ロール積重ね10cのカレンダリングロール11乃至20の回転方向Rは、マルチロールカレンダ100を用いて光沢等級をカレンダ加工するときと同一である。逆転ニップ5の後、紙匹Wは、取出しロール24を介して、逆転ニップ5より上のニップ4を通じて、ロール積重ね10cの上方ニップ3乃至1をさらに通じて通される。ニップ4乃至1の間で、紙匹Wは、取出しロール25,22,23を用いてロールの表面から離される。頂部ニップ1を通されて出る紙匹Wは、経路案内ロール31a乃至31dを用いて、ロール積重ね10cの底部ニップ9に先行するスプレッダロール30bに案内され、そこから、紙匹Wは、底部ニップ9に通され、ロール積重ね10cの他のニップ8及び7をさらに通じ、最終的に、逆転ニップ5より下のニップ6から出る。ニップ9乃至6の間で、紙匹Wは、取出しロール28,29,26を用いてロールの表面から離される。ロール積重ね10cの後、紙匹Wは、例えば、取出しロール27及び経路案内ロール31aを用いて、必要に応じて、さらに案内され得る。
図3に示される本発明の第一の特徴に従った艶消し等級を製造する代替的な走行方法において、紙匹Wの両側U,Lは、先ず、本発明の1つの実施態様によれば非加熱であり得る光沢サーモロールTに二度直面し、次に、熱い艶消し表面サーモロールMTに二度直面する。図3のロール参照記号を用いると、紙匹Wの下方側Lは、先ず、光沢サーモロール14に二度直面し、然る後、紙匹Wの下方側Lは、熱い艶消し表面上方サーモロール12に二度直面し、相応して、紙匹Wの上方側Uは、先ず、光沢下方サーモロール19に二度直面し、然る後、熱い艶消し表面サーモロール17に二度直面する。
図4は、図1に従ったロール積重ねを示しており、そこでは、艶消し等級が、本発明の第二の特徴に従って製造されるとき、紙匹Wの両側U,Lは、熱い艶消し表面サーモロールMTに二度直面する。よって、図4は、マルチロールカレンダ100内で艶消し等級をカレンダ加工するための紙匹Wの第二の代替的な走行方法を示しており、それによって、紙匹Wは、ロール積重ね10dのニップの一部を通じて通される。ロール積重ね10dのカレンダリングロール11乃至20の回転方向Rは、同一のマルチロールカレンダ100を用いて光沢等級をカレンダ加工するときと同一である。
図4に従った構成では、紙匹Wは、艶消し表面サーモロールMTと関連する頂部ニップ1を介して、図1に従った方法で、マルチロールカレンダ100のロール積重ね10dに通される。頂部ニップ1の後、紙匹Wは、取出しロール22を介して、同一の第一艶消し表面サーモロールMTと関連する次のニップ2に通される。この後、紙匹Wは、取出しロール23乃至25を用いて、ロール積重ねの外側の2つのニップを越えて、逆転ニップ5に案内され、然る後、紙匹Wは、第二艶消し表面サーモロールMTに関連する2つの次の連続するニップ6及び7に通される。よって、紙匹Wは、最終的に、第二艶消し表面サーモロールMTより下のニップ7を通されて出る。ニップ5及び7の間で、紙匹Wは、取出しロール26及び27を用いてロールの表面から離される。
艶消し等級を製造するために、図4中のロール参照記号を使用すると、紙匹Wの下方側Lは、先ず、熱い艶消し表面上方サーモロール12に二度直面し、然る後、紙匹Wの上方側Uが、逆転ニップ5の後のポリマロール16に続く次のサーモロールとして配列される熱い艶消し表面サーモロール17に二度直面する。
本発明を既存のカレンダが補充され或いは修復される再構築型カレンダ構造に利用することも可能であり、それらが本発明の適用を可能にするよう、既知のカレンダを修正することも可能である。
本発明に従った方法を適用するために既存のマルチロールカレンダを修正する潜在的な必要な変更の幾つかの実施例が、以下に提示される。マルチロールカレンダの1つの実施態様では、艶消し等級製品をカレンダ加工するための最下方ニップの前にスプレッダロールを配置することが薦められる。典型的には、1つ又は幾つかの経路案内ロールは、ロール積重ねの前後に配置される。経路案内ロールは、潜在的には、ロール積重ねを通して出されロール積重ねに戻る経路を通るようにも配置される。図2の実施態様に従った実施において、駆動機構は、カレンダ加工されるべき紙匹Wを異なる等級の場合に逆方向に走行するために、方向変更装置を備える。ドクタリング(doctoring)が両方の走行方向において成功するよう、1つの潜在的な変更が、潜在的なドクターブレードに実施され得る。さらに、例えば、ロール積重ねの両側のような所望の紙匹スレッディング(threading)地点での紙匹スレッディングのためにロールニップがあるよう、紙匹スレッディングロープが配置されることが潜在的に必要であり、逆転ニップのような潜在的な他のニップも、紙匹スレッディングのために並びに紙匹スレッディング構成が両方向に回転され得るよう具備されるロープニップである。
本発明は、付属の図面の図を参照して一例によって上述された。しかしながら、本発明は、記載及び図面中に示されたものに限定されず、本発明の異なる実施態様は、もし発明的な着想が付属の請求項内に定められる枠組み内で変化し得る。
マルチロールカレンダのロール積重ねを概略的に示す側面図であり、光沢等級を製造するために、繊維紙匹は、カレンダリングロール間の全てのニップでカレンダ加工され、紙匹走行経路は、上から下向きに走っている。 図1に従ったロール積重ねを概略的に示す側面図であり、艶消し等級を製造するために、繊維紙匹は、カレンダリングロール間の全てのニップで図1と比較して逆の順序にカレンダ加工され、紙匹走行経路は、下から上向きに走っている。 図1に従ったロール積重ねを概略的に示す側面図であり、艶消し等級をカレンダ加工するために、第一の代替的な紙匹走行経路が使用されている。 図1に従ったロール積重ねを概略的に示す側面図であり、艶消し等級をカレンダ加工するために、第二の代替的な紙匹走行経路が使用されている。

Claims (19)

  1. 1つ又はそれよりも多くのロール積重ねを有するマルチロールカレンダ内で、紙又は厚紙のような、光沢及び/又は艶消し表面繊維紙匹をカレンダ加工するための方法であり、前記マルチロールカレンダは、少なくとも6個のカレンダリングニップを含み、カレンダ加工されるべき前記紙匹は、それらの少なくとも一部を通じて通される方法であって、
    前記マルチロールカレンダは、
    − 光沢繊維紙匹等級が製造されるとき、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、艶消し表面サーモロールによる処理においてカレンダ加工され、次に、光沢サーモロールによる処理においてカレンダ加工されるよう、前記紙匹の走行経路が配置され、
    − 艶消し等級が同一のマルチロールカレンダを用いて製造されるとき、前記紙匹の前記走行経路は、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、光沢サーモロールによる処理においてカレンダ加工され、次に、熱い艶消し表面サーモロールによる処理においてカレンダ加工されるよう配置され、
    光沢等級から艶消し等級への前記繊維資質の等級変化は、光沢等級をカレンダ加工するときと異なる方向に前記カレンダリングロールを回転することによって実施されることを特徴とする、
    方法。
  2. 前記マルチロールカレンダは、
    − 光沢繊維紙匹が製造されるとき、前記紙匹の前記走行経路は、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、前記艶消し表面サーモロールによる処理中に二度カレンダ加工され、次に、前記光沢サーモロールによる処理中に二度カレンダ加工され、
    − 艶消し等級が同一のマルチロールカレンダを用いて製造されるとき、前記紙匹の前記走行経路は、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、前記光沢サーモロールによる処理中に二度カレンダ加工され、次に、前記熱い艶消し表面サーモロールによる処理中に二度カレンダ加工されることを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記ロール積重ねにおいて、上方サーモロール及び逆転ニップから次のサーモロールが、前記艶消し表面サーモロールであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. セラミックカバーで艶消し被覆されるサーモロールが、前記艶消し表面サーモロールとして使用されることを特徴とする、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  5. 艶消し等級が製造されるとき、前記光沢サーモロールは加熱されないことを特徴とする、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記マルチロールカレンダの前記ロール積重ね内で光沢等級をカレンダ加工するために、紙匹は、ポリマ表面頂部ロール、前記艶消し表面上部サーモロール、ポリマ表面中間ロール、光沢表面サーモロール、ポリマ表面中間ロール、ポリマ表面中間ロール、前記艶消し表面サーモロール、ポリマ表面中間ロール、前記光沢表面下方サーモロール、及び、ポリマ表面底部ロールを介して、カレンダリングロール対として連続的に述べられた2つのロールによって形成されるニップを通じて任意の所与のときに、連続的に通されることを特徴とする、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記マルチロールカレンダの前記ロール積重ね内で艶消し等級をカレンダ加工するために、紙匹は、前記ポリマ表面底部ロール、前記光沢表面下方サーモロール、前記ポリマ表面中間ロール、前記艶消し表面サーモロール、前記ポリマ表面中間ロール前記ポリマ表面中間ロール、前記光沢表面サーモロール、前記ポリマ表面中間ロール、前記艶消し表面上方サーモロール、及び、ポリマ表面頂部ロールを介して、カレンダリングロール対として連続的に述べられた2つのロールによって形成される前記ニップを通じて任意の所与のときに、連続的に通されることを特徴とする、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記マルチロールカレンダの前記ロール積重ね内で艶消し等級をカレンダ加工するために、紙匹は、2つのポリマ表面中間ロールによって、それらの間に形成される中間ニップを通じて、前記ロール積重ねに通され、さらに、前記ポリマ表面中間ロール、前記光沢表面サーモロール、前記ポリマ表面中間ロール、前記艶消し表面上方サーモロールを介して、カレンダリングロール対として連続的に述べられた2つのロールによって形成される前記ニップを通じて任意の所与のときに、連続的に通され、さらに、ポリマ表面底部ロール、光沢表面下方サーモロール、ポリマ表面中間ロール、艶消し表面サーモロール、及び、ポリマ表面中間ロールを介して、カレンダリングロール対として連続的に述べられた2つのロールによって形成される前記ニップを通じて任意の所与のときに、連続的に通されることを特徴とする、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の方法。
  9. 光沢等級から艶消し等級への前記繊維紙匹の等級変化は、紙匹の新しいスレッディングを用いて実施されることを特徴とする、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の方法。
  10. 1つ又はそれよりも多くのロール積重ねを有する、紙又は厚紙のような、光沢又は艶消し表面繊維紙匹をカレンダ加工するためのマルチロールカレンダであり、当該マルチロールカレンダは、少なくとも6つのカレンダリングニップを含み、カレンダ加工されるべき前記紙匹は、それらの少なくとも一部を介して通される、マルチロールカレンダであって、
    当該マルチロールカレンダは、
    − カレンダリングの間、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、艶消し表面サーモロールによる処理に晒され、次に、光沢サーモロールによる処理に晒されるよう、光沢繊維紙匹等級を製造するための紙匹走行経路構成をもたらし、
    当該マルチロールカレンダは、
    − カレンダリングの間、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、前記光沢サーモロールによる処理に晒され、次に、前記熱い艶消し表面サーモロールによる処理に晒されるよう、或いは、
    − カレンダリングの間、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、前記熱い艶消し表面サーモロールによる処理に晒されるよう、
    − 選択的に、前記同一のマルチロールカレンダを用いて艶消し等級を製造するための紙匹走行経路構成をもたらし、
    光沢等級から艶消し等級への前記繊維資質の等級変化は、光沢等級をカレンダ加工するときと異なる方向に前記カレンダリングロールを回転することによって実施されることを特徴とする、
    マルチロールカレンダ。
  11. 前記マルチロールカレンダは、
    − カレンダリングの間、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、前記艶消し表面サーモロールによる前記処理に二度晒され、次に、前記光沢サーモロールによる前記処理に二度晒されるよう、光沢繊維紙匹等級を製造するための紙匹走行経路構成をもたらし、
    − カレンダリングの間、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、前記光沢サーモロールによる前記処理に晒され、次に、前記熱い艶消し表面サーモロールによる前記処理にさらされるよう、或いは、
    − カレンダリングの間、前記紙匹の上方側及び下方側の両方が、前記熱い艶消し表面サーモロールによる前記処理に晒されるよう、
    − 選択的に、前記同一のマルチロールカレンダを用いて艶消し等級を製造するための紙匹走行経路構成をもたらすことを特徴とする、
    請求項10に記載のマルチロールカレンダ。
  12. 前記ロール積重ねにおいて、上方サーモロール及び逆転ニップから次のサーモロールが、前記艶消し表面サーモロールであることを特徴とする、請求項10又は11に記載のマルチロールカレンダ。
  13. 前記艶消し表面サーモロールは、セラミックカバーで艶消し被覆されたサーモロールであることを特徴とする、請求項10乃至12のうちのいずれか1項に記載のマルチロールカレンダ。
  14. ポリマ表面頂部ロール、前記艶消し表面上方サーモロール、ポリマ表面中間ロール、前記光沢表面サーモロール、ポリマ表面中間ロール、ポリマ表面中間ロール、前記艶消し表面サーモロール、ポリマ表面中間ロール、光沢表面下方サーモロール、及び、ポリマ表面底部ロールが、前記ロール積重ね内に連続的に配置されることを特徴とする、請求項10乃至13のうちのいずれか1項に記載のマルチロールカレンダ。
  15. 前記ロール積重ねの前記ロールを回転するための方向切換機構を備える駆動機構を備えることを特徴とする、請求項10乃至14のうちのいずれか1項に記載のマルチロールカレンダ。
  16. 前記ロール積重ねの前記ロールをドクタリングするための双方向ドクターブレードを含むことを特徴とする、請求項10乃至15のうちのいずれか1項に記載のマルチロールカレンダ。
  17. 艶消し等級をカレンダ加工するとき、前記ロール積重ねの底部ニップの前にスプレッダロールを含むことを特徴とする、請求項10乃至16のうちのいずれか1項に記載のマルチロールカレンダ。
  18. 前記ロール積重ねの両端部に、紙匹スレッディングロープ及び両方向に移動可能なロープニップのような紙匹スレッディング構成を含むことを特徴とする、請求項10乃至17のうちのいずれか1項に記載のマルチロールカレンダ。
  19. 前記ロール積重ねの前記逆転ニップ内に、紙匹スレッディングロープ及び両方向に移動可能なロープニップのような紙匹スレッディング構成を含むことを特徴とする、請求項10乃至18のうちのいずれか1項に記載のマルチロールカレンダ。
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