JP5106937B2 - 練り歯磨き製品 - Google Patents

練り歯磨き製品 Download PDF

Info

Publication number
JP5106937B2
JP5106937B2 JP2007191785A JP2007191785A JP5106937B2 JP 5106937 B2 JP5106937 B2 JP 5106937B2 JP 2007191785 A JP2007191785 A JP 2007191785A JP 2007191785 A JP2007191785 A JP 2007191785A JP 5106937 B2 JP5106937 B2 JP 5106937B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
toothpaste
liquid
nozzle
inner cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007191785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009023724A (ja
Inventor
歳廣 田代
伸平 井上
啓育 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2007191785A priority Critical patent/JP5106937B2/ja
Publication of JP2009023724A publication Critical patent/JP2009023724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5106937B2 publication Critical patent/JP5106937B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、キャップを、ユーザによる上下方向の開閉操作により粘性のある流動体練り歯磨きを内容物として収容したチューブ容器に対して着脱させるようにした練り歯磨き製品に関する。
粘度の有る流動体例えば練り歯磨きは、製造段階で内容物としてチューブに収容しキャップによって蓋をして練り歯磨き製品を構成したものであり、その後、流通・販売のルートに乗せられる。
練り歯磨き製品は、チューブ内に収容した練り歯磨きを使用・不使用時にキャップを取り外し・取付けるものであって、今日では利便性を考慮してキャップはチューブ口元にワンタッチで嵌合・離脱でき、ユーザの清潔かつ簡便な使用を可能にするいわゆるアンダーカット嵌合方式が開発採用されている。
図4および図5は、アンダーカット嵌合方式を採用したキャップ18付きの歯磨きチューブ10を説明するものである。図(a)は、注出ノズル14とキャップ18の要部縦断面図、(b)は、キャップ18を裏面側(注出ノズル14取付け側)より見た内筒部24周知の内側状態図である。
図4および図5に示すように、歯磨きチューブ容器10は、太径のチューブ容器本体10aの先端部に先細になる肩部12を介して細径筒状の注出ノズル14がなだらかに接続されており、この注出ノズル14には、基部側に係止用のアンダーカット16が周囲面に形成されている。
また、この注出ノズル14を開閉するキャップ18は、ユーザがキャップ18をチューブ容器本体10aに対して上下方向の引き上げ押し込む開閉操作によって該チューブ容器本体10aから着脱させるようになっている。このキャップ18は、円盤状のキャップ頂板部20とこの頂板部20の周縁から垂下し、キャップ18開蓋操作時にチューブ容器本体10aのテーパ状肩部12と押圧接触させられる外筒部22と、前記外筒部22の内側に間隙を有して頂板部から垂下し内側下部に係止用凸部24aを有する構成を呈し、キャップ閉蓋操作時にチューブ容器本体10aの肩部12から突出した注出ノズル14の基部側に段状の凸凹に形成されたアンダーカット(係止部)16に係止用凸部24aが嵌着させられる内筒部24とを有してなる。つまり、キャップ18は頂板部20から外筒部22および内筒部24が垂下する概略2重筒形状を呈している。
そして、内筒部24下部は縦スリット26が複数切り込まれて複数の部分に分けられており(ほぼ複数の短冊が下がった形状)、各部分の内側部に前記注出ノズル14のアンダーカット16に係止する係止用凸部24aが連続して凹凸に形成されている。
ユーザが前記キャップ18を前記注出ノズル14に押し込むことにより、内筒部24が拡張弾性変形して各係止用凸部24aがアンダーカット16を乗り越えて縮径しこのアンダーカット16に嵌まり込むことによって係止して、キャップ18が注出ノズル14に固定される。一方、キャップ18を引き上げる、または、キャップ18下部やチューブ容器肩部12を手指で押し縮めてキャップ18を肩部から押し上げることにより、内筒部24の係止用凸部24aがアンダーカット16から外れ、これによってキャップ18をチューブ容器10から取り外すことができる。このような、キャップの嵌合方式がアンダーカット嵌合方式と称されるものである。
この種のアンダーカット嵌合方式の容器にキャップに関して、従来、実公昭62−29403号(特許文献1)、実公平01−3483号(特許文献2)、および実公平03−11165号(特許文献3)等が示されている。
ここで、上記従来のチューブ容器は、コンプレッション樹脂成形品であり、成形精度が悪い(口径、倒れ等)ため、キャップとの密着度が悪くなりやすい。この対策のため、従来のチューブ製品は、図に示すように、キャップ18の頂板部20下面の内筒部24より内側位置から全周にインナーリング28を足長に延して形成している。キャップ18を注出ノズル14に嵌めた時に、そのインナーリング28を注出ノズル14先端部14a内に嵌入密着させて、その先端部14aとキャップ18との間で液密になるようにして液漏れ防止を図っている。そして、インナーリング28を上記注出ノズル14に誘導するため、内筒部24内側面にはキャップ18を嵌合時に誘導する複数のリブ30,30…が縦方向に延びかつ間隔を置いて形成されている。
しかしながら、前述従来のチューブ製品では、使用開始後に、使用回数を重ねるにつれて徐徐に頂板部20とインナーリング28との間に付着し残った内容物(符号32で示す)が蓄積されていく。
その結果として、注出ノズル(チューブ口元部)14の嵌着によって内容物32がインナーリング28外側部位に閉じこめられ、内筒部24内周面から内周面全体に亘って汚れ、さらにはリブ30,30…同士の隙間34を通って押し出されていく。キャップ取付け取り外しの繰り返しによって外にはみ出して注出ノズル14と肩部12周辺に残り目立つなど見栄えが悪くなる問題点を有する。つまり、図(b)に示されるように、キャップ18を取り外した状態で内容物32が内筒部24内周部を埋めてリブ30,30…を隠している状況になる。
また、キャップ18の内筒部24とインナーリング28と間に内容物が残っていると、その間に注出ノズル14を押し込む際に、内容物を押し出しながら注出ノズル14を押し込まねばならないので抵抗になり嵌めにくい。さらには、残留した内容物が内筒部24の係止用凸部24aを注出ノズル14のアンダーカット16に係合する際に邪魔になって嵌りにくくなり、ユーザはキャップをチューブに嵌める際にクリック感が得られず、使用感が悪くなるという問題が生じる。
実公昭62−29403号公報 実公平01−3483号公報 実公平03−11165号公報
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、粘性のある練り歯磨きを収容したチューブ容器においてその口元部を塞ぐキャップの内筒部とチューブの間に残った練り歯磨きが邪魔にならないように排除できるようにして、キャップをクリック感良くチューブに着脱できると共に、キャップ内筒部からはみ出るのを防止して汚れが目立たないようにできる練り歯磨き製品を提供しようとするものである。
本発明は練り歯磨き製品に係るものである。
本発明は、キャップ頂板部と、この頂板部の周縁から垂下し、キャップ開蓋操作時にチューブ容器本体のテーパ状肩部と押圧接触させられる外筒部と、前記外筒部の内側に間隙を有して頂板部から垂下し内側下部に係止用凸部を有する構成で、キャップ閉蓋操作時にチューブ容器本体の肩部から突出した注出ノズルの基部側に形成されたアンダーカットに前記係止用凸部が嵌着させられる内筒部とを有してなるキャップを、上下方向の開閉操作により粘性のある練り歯磨きを内容物として収容したチューブ容器に対して着脱可能にした練り歯磨き製品において、
キャップ及び注出ノズルを弾性変形可能な樹脂製とし、
前記キャップの内筒部の下部を複数の縦スリットで複数の部分に分けて各部分の内側部に前記係止用凸部を形成し、
前記内筒部の上部内周面を平坦面に形成し、
チューブ容器本体の注出ノズルの外周部に、内筒部の上部内周面と液密に摺動可能であって、練り歯磨きの漏れを防止する液密摺動部を設けると共に、操作時には、該液密摺動部の先端側で内筒部内に残留した練り歯磨き掻き上げて注出ノズル内に押し戻し可能な液密摺動部を注出ノズル先端側部に少なくとも1つ備え、
キャップ頂板部下面部であって内筒部の内周位置には、キャップ閉蓋時に注出ノズルの先端面部に液密に接触するシール部が下方に向けて該頂板部下面部のなかで最も下方に突出形成されていて、該シール部がキャップ閉蓋時の注出ノズルの先端面部に液密に接触する構造とし、
キャップを注出ノズルに嵌めて押し込むことによって、注出ノズルをキャップの内筒奥まで押し込むことができ、前記液密摺動部の先端側によって内筒部内に付着した練り歯磨き掻き上げて注出ノズルに押し戻しかつ内筒部の基部付近から練り歯磨きを取り除いて注出ノズル内に送り込むと共に、内筒部下部の複数の部分が縦スリットから開いて拡張弾性変形して該内筒部の各係止用凸部がアンダーカットを乗り越えて縮径しこのアンダーカットに各係止用凸部が嵌りこむことによってクリック感よく係止用凸部がアンダーカットに係止して内筒部が注出ノズルに嵌りこむようにしたことを特徴とする練り歯磨き製品である。
本発明において、前記液密摺動部は、注出ノズルの外周部から外方向に突出するフランジ状に形成されていると共に、注出ノズル軸方向に沿う断面形状が基部側より先端側に向けて先細に形成されていることが好適である。
前記液密摺動部は、注出ノズル外周部に1以上配列され、練り歯磨きの押し出し用摺動リング体および練り歯磨きの漏れ防止用摺動リング体の機能を有していることが好適である。
本発明において、シール部は、キャップ頂板部下面部から円還リブ状に突出してキャップ閉蓋時に注出ノズルの先端面部に液密に接触するコンタクトリング部であることが好適である。
本発明の練り歯磨き製品によれば、キャップ及び注出ノズルを弾性変形可能な樹脂製とし、前記キャップの内筒部の下部を複数の縦スリットで複数の部分に分けて各部分の内側部に前記係止用凸部を形成し、前記内筒部の上部内周面を平坦面に形成し、チューブ容器本体の注出ノズルの外周部に、内筒部の上部内周面と液密に摺動可能であって、練り歯磨きの漏れを防止する液密摺動部を設けると共に、操作時には、該液密摺動部の先端側で内筒部内に残留した練り歯磨き掻き上げて注出ノズル内に押し戻し可能な液密摺動部を注出ノズル先端側部に少なくとも1つ備え、キャップ頂板部下面部であって内筒部の内周位置には、キャップ閉蓋時に注出ノズルの先端面部に液密に接触するシール部が下方に向けて該頂板部下面部のなかで最も下方に突出形成されていて、該シール部がキャップ閉蓋時の注出ノズルの先端面部に液密に接触する構造とし、キャップを注出ノズルに嵌めて押し込むことによって、注出ノズルをキャップの内筒奥まで押し込むことができ、前記液密摺動部の先端側によって内筒部内に付着した練り歯磨き掻き上げて注出ノズルに押し戻しかつ内筒部の基部付近から練り歯磨きを取り除いて注出ノズル内に送り込むと共に、内筒部下部の複数の部分が縦スリットから開いて拡張弾性変形して該内筒部の各係止用凸部がアンダーカットを乗り越えて縮径しこのアンダーカットに各係止用凸部が嵌りこむことによってクリック感よく係止用凸部がアンダーカットに係止して内筒部が注出ノズルに嵌りこむようにしたのでキャップを注出ノズルに嵌めて押し込む際に、液密摺動部によって内筒部内に付着した練り歯磨きを注出ノズルに押し戻すので、係止部から練り歯磨きが取り除かれて注出ノズル内に送り込むことができる。
したがって、係止部には内筒部の係止用凸部が確実に係止するため、クリック感良く内筒部が注出ノズルに嵌り込む。
よって、粘性のある練り歯磨きを収容したチューブ容器においてその口元部を塞ぐキャップの内筒部とチューブの間に残った練り歯磨きが邪魔にならないように排除でき、キャップをクリック感良くチューブに着脱できると共に、キャップ内筒部から練り歯磨きがはみ出るのを防止して汚れが目立たないようにできるという優れた効果を奏し得る。
また、本発明において前記液密摺動部を、注出ノズル先端側部に設けるので、キャップを閉蓋操作する際に真っ先に注出ノズル先端側部が内筒部内周面に摺接するので、確実に内筒部内周面の練り歯磨きの残留したものを効果的に注出ノズルに押し戻して確実に係止部に係止用凸部を係止させることができる。
また、キャップ頂板部下面部であって内筒部の内周部に、キャップ閉蓋時に注出ノズルの先端面部に液密に接触するシール部が下方に向けて突出形成するので、キャップをチューブ容器に嵌着した状態で持ち運ぶなどして衝撃が加わっても練り歯磨きの漏れが無く、使用時に注出ノズル回りに練り歯磨きが付着することがなくユーザの使用感が一層向上する。
本発明において、前記液密摺動部を、注出ノズルの外周部から外方向に突出するフランジ状に形成すると共に、注出ノズル軸方向に沿う断面形状が基部側より先端側に向けて先細に形成することによって、液密摺動部の先端部が先細なので柔軟に内筒部内周面に摺接してそこに付着した練り歯磨きを確実に掻き上げて注出ノズル内に押し戻すことができる。
本発明において、液密摺動部は、注出ノズル外周部に1以上配列され、練り歯磨きの押し出し用摺動リング体および練り歯磨きの漏れ防止用摺動リング体の機能を有しているものにすれば、内筒部内周面に付着した練り歯磨きを戻すばかりでなく、キャップをチューブ容器に嵌着した状態で持ち運ぶなどして衝撃が加わっても練り歯磨きの漏れが無く、使用時に注出ノズル回りに練り歯磨きの付着することがなくユーザの使用感が一層向上する。
上記シール部を、キャップ頂板部下面部から円還リブ状に突出してキャップ閉蓋時に注出ノズルの先端面部に液密に接触するコンタクトリング部することによって成形の容易な簡単な構成で内容物の練り歯磨きの漏れを確実に無くすことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図は本発明に係るキャップ付き容器に実施する形態(実施形態1〜)であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、図4および図5に示す従来のものとキャップおよびチューブ容器と同様部分に同一の符号を付する。
図1〜図は実施形態1〜に係るキャップ付きチューブ容器のキャップおよび注出ノズル周辺の要部縦断面の説明図である。
各実施形態に係るキャップ付きチューブ容器は、前記図に示したチューブ容器10と注出ノズルとキャップのうちで異なる点を中心にして図1〜図で図示している。
また、各実施形態のキャップ付きチューブ容器は、内容物に粘度5000〜20000mPa・s(BH型粘度計25℃)の歯磨きなどの粘性体とし、キャップがポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂製であり、チューブ容器は口元がポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂製でチューブはラミネート容器である。
図1に示すように、実施形態1に係るキャップ付きチューブ容器は、キャップ頂板部20とこの頂板部20の周縁から垂下し、キャップ38開蓋操作時にチューブ容器本体10aのテーパ状肩部12と押圧接触させられる外筒部22と、前記外筒部22の内側に間隙を有して頂板部20から垂下し内側下部に係止用凸部24aを有する構成で、キャップ38閉蓋操作時にチューブ容器本体10aの肩部から突出した注出ノズル40の基部側に形成されたアンダーカット(係止部)16に前記係止用凸部24aが嵌着させられる内筒部24とを有してなるキャップ38を、上下方向の開閉操作により粘性のある流動体を内容物として収容したチューブ容器10に対して着脱させるようにしたものである。
そして、内筒部24内周面24bは平坦面に形成されており、キャップ38は、前記従来のキャップ18に設けられたリブ30を有していない。
チューブ容器本体10aの注出ノズル40の外周部は、内筒部内周面24bと液密に摺動可能であって、内容物の液漏れを防止すると共に、開閉操作時には、注出ノズル40先端部および内筒部24内に残留した内容物を注出ノズル40内に押し戻し可能な液密摺動部42を備えたものである。
実施形態1において、液密摺動部42は、注出ノズル40の先端外周面部が平行または上開きややテーパ形状に平坦面に形成されていて、内筒部24内周面に緊密に摺接するように形成したものである。
また、キャップ38の頂板部20下面部であって内筒部24内周側位置には、キャップ38閉蓋時に注出ノズル40の先端面40a(ノズル軸方向先端面)に液密に接触するシール部44が下方に向けて突出形成されている。
このシール部44は、頂板部20下面部から円還リブ状に突出してキャップ38閉蓋時に注出ノズル40の先端面部に液密に接触するコンタクトリング部の構成を有している。
実施形態1に係るキャップ付きチューブ容器によれば、内筒部内周面24bは平坦面に形成し、チューブ容器本体の注出ノズル40の外周部に、内筒部内周面24bと液密に摺動可能であって、内容物の液漏れを防止すると共に、開閉操作時には、注出ノズル40先端部および内筒部24内に残留した内容物を注出ノズル40内に押し戻し可能な液密摺動部42を備えたので、キャップ38を注出ノズル40に嵌めて押し込む際に、液密摺動部42によって注出ノズル40周囲に付着した内容物を注出ノズル40に押し戻すことができ、頂板部20の内筒部24基部付近から内容物が取り除かれて注出ノズル40内に送り込まれる。
したがって、キャップ38内筒部24からはみ出るのを防止して汚れが目立たないようにできる。また、注出ノズル40を確実にキャップ38奥まで押し込むことができ、アンダーカット(係止部)16に内筒部24の係止用凸部24aを確実に係止するため、クリック感良く内筒部24が注出ノズル40に嵌り込む。
よって、粘性のある製品を収容したチューブ容器においてその口元部を塞ぐキャップ38の内筒部24とチューブの間に残った内容物が邪魔にならないように排除でき、キャップ38をクリック感良くチューブに着脱できる。
また、キャップ38頂板部下面部であって内筒部24の内周部に、キャップ38閉蓋時に注出ノズル40の先端面部に液密に接触するシール部44が下方に向けて突出形成することによって、キャップ38をチューブ容器に嵌着した状態で持ち運ぶなどして衝撃が加わっても液漏れが無く、使用時に注出ノズル回りに内容物の付着することがなくユーザの使用感が一層向上する。
また、注出ノズル40の先端面40aにシール部44を当てて使用後に注出ノズル40から内容物が漏れるのを確実に防止することができる。
本発明の実施形態2を図2によって説明する。
図2に示すように、実施形態に係るキャップ付きチューブ容器においては、液密摺動部46は、注出ノズル40Aの外周部から外方向に突出するフランジ状に一体に形成され、注出ノズル40A軸方向に沿う断面形状が基部側より先端側に向け先細に形成されており、前記液密摺動部46の設けられた注出ノズル40A全体で概略ラッパ形状を呈するものである。その他の構成は実施形態1と同様であり、図示および説明を省略する。
実施形態2においては、前記液密摺動部46を、注出ノズル40の外周部から外方向に突出するフランジ状に形成し、注出ノズル40軸方向に沿う断面形状が基部側より先端側に向けて先細に形成しており、前記液密摺動部の設けられた注出ノズル40全体で概略ラッパ形状を呈するものにすることによって、液密摺動部の先端部が先細なので柔軟に内筒部内周面24bに摺接してそこに付着した内容物を確実に掻き上げて注出ノズル40内に押し戻すことができる。
本発明の実施形態を図によって説明する。
に示すように、実施形態に係るキャップ付きチューブ容器においては、前記液密摺動部44Bは、注出ノズル40Bの外周部に1つ設けられたフランジ状部であって、内容物の押し出し用摺動リング体および内容物の液漏れ防止用摺動リング体の機能を有している。具体的には、液密摺動部44Bは、注出ノズル40Bの先端部外周に全周に亘ってフランジ状に形成されており、キャップ38を注出ノズル40Bに嵌める場合に、内筒部24内周面24bに付着した内容物を掻き上げて注出ノズル40B内に内容物を戻す(内容物の押し出し用摺動リング体の機能)ことができ、かつ、キャップ38嵌着後には、注出ノズル40Bから意図に反して内容物が漏れることを防止する(内容物の液漏れ防止用摺動リング体の機能)を有する。
また、前記液密摺動部を、注出ノズル40の外周部から外方向に突出するフランジ状に形成し、注出ノズル40軸方向に沿う断面形状が基部側より先端側に向けて先細に形成しており、前記液密摺動部の設けられた注出ノズル40全体で概略ラッパ形状を呈するものにすることによって、液密摺動部の先端部が先細なので柔軟に内筒部内周面24bに摺接してそこに付着した内容物を確実に掻き上げて注出ノズル40内に押し戻すことができる。
実施形態の変形例として、図(b)に示すように、液密摺動部を複数条形成して液密摺動部を内容物の液漏れ防止用に内筒内周面に液密に摺動する摺動リング体44B1および内容物の押し出し用摺動リング体44B2の機能を担わせる構成にすることができる。
このように、前記液密摺動部を、注出ノズル40外周部に複数条フランジ状に配列し、それぞれが内容物の押し出し用摺動リング体および内容物の液漏れ防止用摺動リング体の機能を有しているものにすれば、注出ノズル40外面に付着した内容物を戻すばかりでなく、キャップ38をチューブ容器に嵌着した状態で持ち運ぶなどして衝撃が加わっても液漏れが無く、使用時に注出ノズル40回りに内容物の付着することがなくユーザの使用感が一層向上する。
上記いずれの前記実施形態においては、前記液密摺動部42,44,44Bが、注出ノル40先端側部に設けるので、キャップ38を閉蓋操作する際に真っ先に注出ノズル40先端側部が内筒部内周面24bに摺接して、確実に内筒内周面の内容物である練り体残留物を効果的に注出ノズル40に押し戻して確実に係止部に係止用凸部24aを係止させることができる。
尚、本発明のキャップ付きチューブ容器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態1に係るキャップ付きチューブ容器のキャップおよび注出ノズル周辺の要部縦断面の説明図である。 実施形態2に係るキャップ付きチューブ容器のキャップおよび注出ノズル周辺の要部縦断面の説明図である。 (a)は実施形態に係るキャップ付きチューブ容器のキャップおよび注出ノズル周辺の要部縦断面の説明図、(b)は同注出ノズルの変形例の説明図である。 従来のキャップ付き容器のキャップおよび注出ノズルの説明図である。 のキャップ付き容器の全体説明図である。
10 チューブ容器
10a チューブ容器本体
12 チューブ容器の肩部
16 アンダーカット
18 キャップ
20 頂板部
22 外筒部
24 内筒部
24a 係止用凸部
24b 内周面
26 縦スリット
32 内容物
34 隙間
38 キャップ
40 注出ノズル
40A 注出ノズル
40B 注出ノズル
40a 先端面
42 液密摺動部
44 シール部
44B 液密摺動部
44B1 摺動リング体
44B2 摺動リング体
46 液密摺動部

Claims (4)

  1. キャップ頂板部と、この頂板部の周縁から垂下し、キャップ開蓋操作時にチューブ容器本体のテーパ状肩部と押圧接触させられる外筒部と、前記外筒部の内側に間隙を有して頂板部から垂下し内側下部に係止用凸部を有する構成で、キャップ閉蓋操作時にチューブ容器本体の肩部から突出した注出ノズルの基部側に形成されたアンダーカットに前記係止用凸部が嵌着させられる内筒部とを有してなるキャップを、上下方向の開閉操作により粘性のある練り歯磨きを内容物として収容したチューブ容器に対して着脱可能にした練り歯磨き製品において、
    キャップ及び注出ノズルを弾性変形可能な樹脂製とし、
    前記キャップの内筒部の下部を複数の縦スリットで複数の部分に分けて各部分の内側部に前記係止用凸部を形成し、
    前記内筒部の上部内周面を平坦面に形成し、
    チューブ容器本体の注出ノズルの外周部に、内筒部の上部内周面と液密に摺動可能であって、練り歯磨きの漏れを防止する液密摺動部を設けると共に、操作時には、該液密摺動部の先端側で内筒部内に残留した練り歯磨き掻き上げて注出ノズル内に押し戻し可能な液密摺動部を注出ノズル先端側部に少なくとも1つ備え、
    キャップ頂板部下面部であって内筒部の内周位置には、キャップ閉蓋時に注出ノズルの先端面部に液密に接触するシール部が下方に向けて該頂板部下面部のなかで最も下方に突出形成されていて、該シール部がキャップ閉蓋時の注出ノズルの先端面部に液密に接触する構造とし、
    キャップを注出ノズルに嵌めて押し込むことによって、注出ノズルをキャップの内筒奥まで押し込むことができ、前記液密摺動部の先端側によって内筒部内に付着した練り歯磨き掻き上げて注出ノズルに押し戻しかつ内筒部の基部付近から練り歯磨きを取り除いて注出ノズル内に送り込むと共に、内筒部下部の複数の部分が縦スリットから開いて拡張弾性変形して該内筒部の各係止用凸部がアンダーカットを乗り越えて縮径しこのアンダーカットに各係止用凸部が嵌りこむことによってクリック感よく係止用凸部がアンダーカットに係止して内筒部が注出ノズルに嵌りこむようにしたことを特徴とする練り歯磨き製品
  2. 前記液密摺動部は、注出ノズルの外周部から外方向に突出するフランジ状に形成されていると共に、注出ノズル軸方向に沿う断面形状が基部側より先端側に向けて先細に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の練り歯磨き製品
  3. 前記液密摺動部は、注出ノズル外周部に1以上配列され、練り歯磨きの押し出し用摺動リング体および練り歯磨きの漏れ防止用摺動リング体の機能を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の練り歯磨き製品
  4. シール部は、キャップ頂板部下面部から円還リブ状に突出してキャップ閉蓋時に注出ノズルの先端面部に液密に接触するコンタクトリング部であることを特徴とする請求項に記載の練り歯磨き製品
JP2007191785A 2007-07-24 2007-07-24 練り歯磨き製品 Expired - Fee Related JP5106937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007191785A JP5106937B2 (ja) 2007-07-24 2007-07-24 練り歯磨き製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007191785A JP5106937B2 (ja) 2007-07-24 2007-07-24 練り歯磨き製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009023724A JP2009023724A (ja) 2009-02-05
JP5106937B2 true JP5106937B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40395916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007191785A Expired - Fee Related JP5106937B2 (ja) 2007-07-24 2007-07-24 練り歯磨き製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5106937B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5619374B2 (ja) * 2009-04-30 2014-11-05 株式会社吉野工業所 ガイド付きチューブ容器
JP5495705B2 (ja) * 2009-10-14 2014-05-21 アスカカンパニー株式会社 キャップ付きチューブ容器

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS461194Y1 (ja) * 1967-08-09 1971-01-16
JPS542919Y1 (ja) * 1969-12-11 1979-02-08
JPS5138597Y2 (ja) * 1971-06-12 1976-09-21
JPS5518289Y2 (ja) * 1975-10-22 1980-04-26
JPS5527570Y2 (ja) * 1977-05-10 1980-07-01
JPS563846U (ja) * 1979-06-22 1981-01-14
JPS58174460U (ja) * 1982-05-18 1983-11-21 ライオン株式会社 容器とキヤツプとの取付構造
JPS593850U (ja) * 1982-06-29 1984-01-11 ライオン株式会社 容器とキヤツプとの取付構造
JPS59193157U (ja) * 1983-06-10 1984-12-21 ライオン株式会社 容器とキヤツプとに係る構造
JPH0417506Y2 (ja) * 1986-06-25 1992-04-20
JPH09249241A (ja) * 1996-03-12 1997-09-22 Shigeru Toyama ボトルと不正開封防止キャップ
JP4464536B2 (ja) * 2000-06-28 2010-05-19 共同印刷株式会社 レトルトチューブ容器
JP3971329B2 (ja) * 2002-10-23 2007-09-05 ロート製薬株式会社 液体用容器のノズル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009023724A (ja) 2009-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9382045B2 (en) Dispensing closure
JP5631128B2 (ja) ノック式吐出容器
JP6762667B2 (ja) 注出キャップの中栓
KR20120128141A (ko) 유동성 물질 보존 용기 및 그 뚜껑
JP5106937B2 (ja) 練り歯磨き製品
JP6200484B2 (ja) 口栓システム、口栓および口栓付き容器
CN103562093A (zh) 涂布容器
JP2004323113A (ja) 液体製品のパッケージング及び塗布のための組立品
JP5806052B2 (ja) 注出栓
US20140124090A1 (en) Container assembly including a detachable follow plate for loading bulk material therefrom
JP7446057B2 (ja) 打栓キャップ
JP2007062779A (ja) 吐出キャップ
JP5506092B2 (ja) 詰替えパックホルダ用アダプタ
JP4018017B2 (ja) 液体噴出器
JP5076184B2 (ja) キャップ付き注出口体
JP2007302254A (ja) 吐出容器
JP2007276810A (ja) 計量キャップ
KR200384796Y1 (ko) 미끄럼 노즐버튼을 갖는 펌프식 화장품용기
JP6465717B2 (ja) 塗布容器
JP4062465B2 (ja) 注出容器の中栓とキャップ
CN110482006B (zh) 一种顶开式伸缩盖
US20230294885A1 (en) A cap and a container
JP2013095466A (ja) 塗布容器
JP7193293B2 (ja) 注出用スパウトおよび包装容器
JP2012106749A (ja) 内容物充填機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5106937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees