JP5106292B2 - ヒートシンクおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
複数の発熱素子の中で、最も風下側に配置されている発熱素子の温度が高く、耐熱温度を超えている。
ヒートシンクの長手方向に沿って配置された複数の発熱素子の間で温度差が生じてプッシュプル回路に動作上の不都合が生じる。
複数の発熱素子の間で温度差が生じるので、発熱素子の寿命に差が生じる。
この発明は、上述した研究成果に基づいてなされたものである。
前記フィン部の前記複数のフィンの一部を、風上側から所定の長さだけ幅方向に均等の割合で切り欠き、風下側の熱抵抗が風上側の熱抵抗よりも低くなるように加工して、風上側と風下側とで冷却風の温度差が小さくなるようにしたヒートシンクを製造することを特徴とする。
前記フィン部の前記複数のフィンの一部が、風上側から所定の長さだけ幅方向に均等の割合で切り欠かれて、風下側の熱抵抗を風上側の熱抵抗よりも低くして風上側と風下側の冷却風の温度差が小さくなるようにしたことを特徴とする。
この発明のヒートシンクの製造方法の1つの態様は、押し出し成形によってベース部およびフィン部が一体的に形成されたヒートシンク材を形成し、
前記ヒートシンク材のフィン部の一部を、風下側の熱抵抗が風上側の熱抵抗よりも低くなるように加工して、ヒートシンクを製造するヒートシンクの製造方法である。
図3は、この態様のヒートシンクの裏面である。図3に示すように、押し出し成形によって形成されたヒートシンクのベース部の裏面に所定間隔をあけて複数の発熱素子が配置されて、ベース部と熱的に接続されている。
図7は、この態様のヒートシンクの裏面である。図7に示すように、押し出し成形によって形成されたヒートシンクのベース部の裏面に所定間隔をあけて複数の発熱素子4−1、4−2、4−3が配置されて、ベース部と熱的に接続されている。
アルミニウム製の押し出し成形によって、ベース面の大きさが100mm、長さ200mm、厚さ5mmであるベース部の一方の面に図1および図2に示すように、フィンピッチ2.3mm、フィン厚さ1mm、フィン長さ200mmのフィンが一体的に形成されたヒートシンクを形成した。全てのフィンは、風上側からヒートシンクの全長を100%としたときに、30%の部分を加工して切り欠いて削除した。
上述したように押し出し成形によって製造され、切り欠きによって一部が除去されたフィンを備え、3個の発熱素子が熱的に接続されたヒートシンクに、前面における風速1m/secでフィン部のフィン間に冷却風を流した。そのときの温度を測定した。
上述したように押し出し成形によって製造されたままの状態で、3個の発熱素子が熱的に接続されたヒートシンクに、前面における風速1m/secでフィン部のフィン間に冷却風を流した。そのときの温度を測定した。その結果は次の通りであった。
上述したように、従来のヒートシンクよりも、温度差を約30%低減することが可能である。更に、フィンの最高温度も低減することができた。従って、発熱素子の動作の安定化、発熱素子の超寿命化を期待することができる。
2 ベース部
3 フィン部
4 発熱素子
Claims (6)
- ベース部と、該ベース部の一方の面に設けられており、長手方向に連続して伸びる板状のフィンを複数並列に配置したフィン部とを備えるヒートシンク材を、押し出し成型によって一体的に形成し、
前記フィン部の前記複数のフィンの一部を、風上側から所定の長さだけ幅方向に均等の割合で切り欠き、風下側の熱抵抗が風上側の熱抵抗よりも低くなるように加工して、風上側と風下側とで冷却風の温度差が小さくなるようにしたヒートシンクを製造することを特徴とするヒートシンクの製造方法。 - 前記フィン部の前記複数のフィンを風上側から前記ベース部の30%に相当する長さだけ、幅方向の全幅に亘り切り欠くことにより、前記風下側の熱抵抗が風上側の熱抵抗よりも低くなるよう加工することを特徴とする請求項1に記載のヒートシンクの製造方法
- 前記フィン部の前記複数のフィンの風上側の一部を1つおきに、前記風上側から前記ベース部の50%に相当する長さだけ切り欠くことにより、前記風下側の熱抵抗が風上側の熱抵抗よりも低くなるよう加工することを特徴とする請求項1に記載のヒートシンクの製造方法。
- 一方の面に発熱素子が熱的に接続されるベース部と、該ベース部の他方の面に設けられており、長手方向に連続して伸びる板状のフィンを複数並列に配置したフィン部とが、押し出し成型によって一体的に形成されており、
前記フィン部の前記複数のフィンの一部が、風上側から所定の長さだけ幅方向に均等の割合で切り欠かれて、風下側の熱抵抗を風上側の熱抵抗よりも低くして風上側と風下側の冷却風の温度差が小さくなるようにしたことを特徴とするヒートシンク。 - 前記フィン部の前記複数のフィンの風上側を前記ベース部の30%に相当する長さだけ、幅方向の全部に亘り切り欠かれていることを特徴とする請求項4に記載のヒートシンク。
- 前記フィン部の前記複数のフィンの風上側の一部を一つおきに、前記ベース部の50%に相当する長さだけ切り欠かれていることを特徴とする請求項4に記載のヒートシンク。
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