JP5104836B2 - ダイボンダ - Google Patents

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    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

Description

本発明は、ボンディングヘッドを移動させて基板にチップをボンディングするダイボンダに関するものである。
ダイボンダは、チップ(ダイ)を供給するチップ供給部、基板保持する基板保持部及び下端にチップの吸着部を備えたボンディングヘッドを備えており、チップ供給部より供給されるチップをボンディングヘッドによりピックアップして基板にボンディングする。このようなダイボンダでは、ボンディングヘッドは予め定めた目標移動経路上を移動するようにボンディングヘッドの駆動部(ヘッド駆動部)が制御され、ボンディングヘッドは、チップ供給部におけるチップ供給位置からその直上の位置までに垂直上昇した後、そこから基板上のボンディング位置の直上の位置まで水平移動し、更にそこからボンディング位置へ下降する移動経路に沿って移動される(例えば、特許文献1)。ボンディングヘッドをこのような単純な垂直方向経路と水平方向経路の組み合わせから成る目標移動経路に沿って移動させる場合、ボンディングヘッドの移動制御が簡単になるという利点がある。
また、ダイボンダには、チップ供給部と基板との間の構造物に移動中のボンディングヘッドが衝突することを防止するため、その構造物を含む一定領域をボンディングヘッドの進入禁止領域として規定するとともに、ヘッド駆動部を構成するアクチュエータの動作量等に基づいてボンディングヘッドの位置を検出し、ボンディングヘッドが進入禁止領域内に進入したことを検知した場合にボンディングヘッドの移動動作を強制停止させる安全装置が組み込まれている。このような進入禁止領域は通常、上下方向に延びる垂直境界線と水平方向に延びる水平境界線の結合によってその境界が規定されるが、上記のようにボンディングヘッドを単純な垂直方向経路と水平方向経路の組み合わせから成る目標移動経路に沿ってボンディングヘッドを移動させる場合には、このような進入禁止領域を避けることも容易となる。
一方、上記のように、ボンディングヘッドを単純な垂直方向経路と水平方向経路の組み合わせから成る目標移動経路に沿ってボンディングヘッドを移動させる場合、ボンディングヘッドはチップ供給部と基板との間を最短の経路で移動しているとはいえず、タクトロスが生じて効率よいボンディングを行うことができないという欠点もある。このため従来、垂直方向経路と水平方向経路の組み合わせだけではなく、斜め方向に向く直線経路や曲線経路をも組み合わせて目標移動経路を規定し、進入禁止領域の境界近くを通る最短の経路でボンディングヘッドを移動させるようにしたものも知られている。
特開2002−28568号公報
しかしながら、ヘッド駆動部の制御を行う制御装置がヘッド駆動部を構成するアクチュエータの駆動指令値に基づいて把握し得るボンディングヘッドの位置は、これらアクチュエータの動作量等から検出される実際のボンディングヘッドの位置とは異なることがある。このため、進入禁止領域の境界近くを通る最短の経路でボンディングヘッドを移動させる場合、ボンディングヘッドが進入禁止領域に入らないとされる駆動指令値に基づいてヘッド駆動部が作動しているときであっても、実際には駆動部の摩擦抵抗の変化や可動部の
負荷状態の変化等、装置の状態が変わった場合には、ボンディングヘッドが進入禁止領域の境界を通過して進入禁止領域内に入ってしまい、安全装置が働いてボンディングヘッドの移動動作が強制停止されてしまうために生産効率が大幅に低下するケースがあるという問題点があった。
そこで本発明は、ボンディングヘッドの実際の移動経路が目標移動経路から外れた場合であってもボンディングヘッドが進入禁止領域内に入ってしまうことがなく、生産効率の大幅な低下を防ぐことができるようにしたダイボンダを提供することを目的とする。
請求項1に記載のダイボンダは、チップを供給するチップ供給部と、基板を保持する基板保持部と、チップ供給部より供給されるチップを吸着して基板保持部に保持された基板にボンディングするボンディングヘッドとを備えたダイボンダであって、ボンディングヘッドを移動させるヘッド駆動部と、チップ供給部におけるチップ供給位置と基板保持部に保持された基板上におけるボンディング位置との間を結ぶボンディングヘッドの目標移動経路を記憶した目標移動経路記憶部と、目標移動経路記憶部に記憶された目標移動経路に沿ってボンディングヘッドが移動するようにヘッド駆動部を作動させる駆動制御手段と、ボンディングヘッドの位置を検出する位置検出手段と、垂直方向に延びる一又は複数の垂直境界線及び水平方向に延びる一又は複数の水平境界線の結合によって境界が規定されたボンディングヘッドの進入禁止領域を記憶した進入禁止領域記憶部とを備え、駆動制御手段は、位置検出手段からの検出情報に基づいて、移動中のボンディングヘッドが進入禁止領域記憶部に記憶された進入禁止領域の水平境界線に達したことを検知した場合にはボンディングヘッドが水平方向に移動するようにヘッド駆動部を作動させ、移動中のボンディングヘッドが前記進入禁止領域の垂直境界線に達したことを検知した場合にはボンディングヘッドが垂直上方に移動するようにヘッド駆動部を作動させ、これによりボンディングヘッドが水平境界線又は垂直境界線から離間したときには、その水平境界線又は垂直境界線から離間したところから目標移動経路上に向けてボンディングヘッドが移動するようにヘッド駆動部を作動させる。
本発明では、移動中のボンディングヘッドが進入禁止領域の水平境界線に達した場合にはボンディングヘッドを水平方向に移動させ、移動中のボンディングヘッドが進入禁止領域の垂直境界線に達した場合にはボンディングヘッドを垂直上方に移動させ、これによりボンディングヘッドが水平境界線又は垂直境界線から離間したときには、その離間したところから目標移動経路上に向けてボンディングヘッドを移動させるようになっている。このため、移動中のボンディングヘッドが進入禁止領域の境界線上に達した場合であっても、ボンディングヘッドがそのままが進入禁止領域内に入ってしまうことはなく、ボンディングヘッドはその後目標移動経路上に復帰して移動を継続するので、生産性の大幅な低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態におけるダイボンダの概略構成図 本発明の一実施の形態におけるダイボンダの制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるダイボンダが備えるボンディングヘッドの目標移動経路及び転写ヘッドの目標移動経路を示す図 本発明の一実施の形態におけるダイボンダに規定されたボンディングヘッドの進入禁止領域を示す図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態におけるダイボンダが備えるボンディングヘッドの移動経路の一例を示す図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態におけるダイボンダが備えるボンディングヘッドの移動経路の一例を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1において本実施の形態におけるダイボンダ1は、基台2上に左右方向(Y軸方向とする)に並んで設けられたテーブル状のチップ供給部3と、同じくテーブル状の基板保持部4を有している。チップ供給部3には複数のチップCpが載置されており、基板保持部4にはチップ供給部3より供給されるチップCpがボンディング(接合)される基板Pbが保持されている。
基台2の上方にはステージガイド5がY軸方向に延びて設けられており、このステージガイド5には第1Y軸ステージ6aと第2Y軸ステージ6bがそれぞれY軸方向に移動自在に設けられている。第1Y軸ステージ6aには第1Y軸ステージ6aに対して上下方向(Z軸方向とする)に移動自在な第1Z軸ステージ7aが設けられており、第2Y軸ステージ6bには第2Y軸ステージ6bに対して上下方向に移動自在な第2Z軸ステージ7bが設けられている。
第1Z軸ステージ7aには下端にチップCpの吸着部8aを有する吸着ノズル8bを備えたボンディングヘッド8が設けられており、第2Z軸ステージ7bには下端に接着剤の転写部9aを有する転写ピン9bを備えた転写ヘッド9が設けられている。基板保持部4の近傍には接着剤11を収容した接着剤収容容器12が設けられている。
図2において、ダイボンダ1の制御装置20が備える駆動制御部20aは、チップ供給部3を水平面内で移動させるチップ供給部駆動部21(図1も参照)の作動制御を行って、チップ供給部3に載置されたチップCpの位置決めを行う。また制御装置20の駆動制御部20aは、基板保持部4を水平面内で移動させる基板保持部駆動部22(図1も参照)の作動制御を行って、基板保持部4に保持された基板Pbの位置決めを行う。
図2において、制御装置20の駆動制御部20aは、ステージガイド5に対して第1Y軸ステージ6aをY軸方向へ移動させる第1Y軸駆動モータ23a及び第1Y軸ステージ6aに対して第1Z軸ステージ7aをZ軸方向へ移動させる第1Z軸駆動モータ23bから成るボンディングヘッド駆動部23の作動制御を行って、ボンディングヘッド8をYZ面内で移動させる。また制御装置20の駆動制御部20aは、ステージガイド5に対して第2Y軸ステージ6bをY軸方向へ移動させる第2Y軸駆動モータ24a及び第2Y軸ステージ6bに対して第2Z軸ステージ7bをZ軸方向へ移動させる第2Z軸駆動モータ24bから成る転写ヘッド駆動部24の作動制御を行って、転写ヘッド9をYZ面内で移動させる。また制御装置20の駆動制御部20aは、吸着ノズル8bに繋がる真空圧供給部27の作動制御を行って、ボンディングヘッド8の吸着部8a(吸着ノズル8bの下端)にチップCpを吸着させ、或いはその吸着を解除して吸着部8aからチップCpを離脱させる。
図2において、制御装置20が備えるヘッド位置検出部20bには、ボンディングヘッド駆動部23を構成する第1Y軸駆動モータ23a及び第1Z軸駆動モータ23bそれぞれの動作量(回転角)と、転写ヘッド駆動部24を構成する第2Y軸駆動モータ24a及び第2Z軸駆動モータ24bそれぞれの動作量(回転角)を検出する位置検出センサ31からの検出情報が入力されており、制御装置20のヘッド位置検出部20bは、位置検出センサ31から入力される第1Y軸駆動モータ23aの動作量及び第1Z軸駆動モータ23bの動作量に基づいて、基台2を基準とするボンディングヘッド8の(特に吸着部8aの)位置を算出するとともに、第2Y軸駆動モータ24aの動作量及び第2Z軸駆動モータ24bの動作量に基づいて、基台2を基準とする転写ヘッド9の(特に転写部9aの)位置を算出する。
制御装置20が備える記憶部20c(図2)には、チップ供給部3上に定められたチップ供給位置P1、基板保持部4上に定められたボンディング位置P2、接着剤収容容器12上に定められた接着剤付着位置P3、チップ供給位置P1とボンディング位置P2との間を結ぶボンディングヘッド8の(吸着部8aの)目標移動経路L1(図3参照)、接着剤付着位置P3とボンディング位置P2との間を結ぶ転写ヘッド9の(転写部9aの)目標移動経路L2(図3参照)、ボンディングヘッド8の進入が禁止される領域としてチップ供給部3及び基板保持部4の一部の周りを囲って規定された進入禁止領域S(図3参照)の各データのほか、ボンディングヘッド8(吸着部8a)が目標移動経路L1に沿って往復移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させるとともに、転写ヘッド9(転写部9a)が目標移動経路L2に沿って往復移動するように転写ヘッド駆動部24を作動させるための手順が書き込まれた実行プログラムが記憶されている。なお、上記進入禁止領域Sは、図4に示すように、垂直方向に延びる複数の垂直境界線mvと、水平方向に延びる複数の水平境界線mhの結合によって境界が既定されたものとなっている。
ボンディングヘッド8の目標移動経路L1及び転写ヘッド9の目標移動経路L2はそれぞれ、定義した2つの点を結ぶ小移動経路の結合として規定されている。本実施の形態では、ボンディングヘッド8の目標移動経路L1は、図3に示すように、チップ供給位置P1及びチップ供給位置P1の直上の位置である第1中継点Q1を結ぶ第1の小移動経路R1と、第1中継点Q1及びボンディング位置P2の直上の位置である第2中継点Q2を結ぶ第2の小移動経路R2と、第2中継点Q2及びボンディング位置P2を結ぶ第3の小移動経路R3の結合として規定されている。
また転写ヘッド9の目標移動経路L2は、図3に示すように、接着剤付着位置P3及び接着剤付着位置P3の直上の位置である第1中継点Q3を結ぶ第1の小移動経路R4と、第1中継点Q3及び第1中継点Q3と同じ高さであってボンディング位置P2の直上の位置である第2中継点Q4を結ぶ第2の小移動経路R5と、第2中継点Q4及びボンディング位置P2を結ぶ第3の小移動経路R6の結合として規定されている。
このような構成のダイボンダ1において、制御装置20が記憶部20cに記憶された実行プログラムを読み出してチップCpの基板Pbへのボンディングを実行する場合、制御装置20は先ず、チップ供給部駆動部21の作動制御を行ってチップ供給部3を水平方向に移動させ、これから基板PbにボンディングしようとしているチップCpをチップ供給位置P1に位置させるとともに(チップ位置合わせ工程)、基板保持部駆動部22の作動制御を行って基板保持部4を水平方向に移動させ、基板Pb上のこれからチップCpをボンディングさせようとしている箇所をボンディング位置P2に位置させる(基板位置合わせ工程)。
制御装置20はチップ位置合わせ工程及び基板位置合わせ工程が終了したら、転写ヘッド9による基板Pbへの接着剤の転写(接着剤転写工程)と、ボンディングヘッド8による基板PbへのチップCpのボンディング(ボンディング工程)とを交互に実行する。
接着剤転写工程では、制御装置20は転写ヘッド9(転写部9a)を目標移動経路L2に沿って往復移動させる。これにより接着剤付着位置P3における接着剤11の転写部9aへの付着と、ボンディング位置P2における接着剤11の転写とが繰り返し実行される。
一方、ボンディング工程では、制御装置20はボンディングヘッド8(吸着部8a)を目標移動経路L1に沿って往復移動させる。これによりチップ供給位置P1におけるチップCpの吸着と、ボンディング位置P2におけるそのチップCpのボンディングとが繰り
返される。なお、チップ供給位置P1におけるチップCpの吸着は、制御装置20が真空圧供給部27の作動制御を行って吸着部8aに真空圧を発生させることによって行い、ボンディング位置P2におけるチップCpのボンディングは、制御装置20が真空圧供給部27の作動制御を行って吸着部8aに発生させた真空圧を解除させることによって行う。
このようなボンディング工程において、制御装置20は、記憶部20cに記憶されたボンディングヘッド8の目標移動経路L1に沿ってボンディングヘッド8(吸着部8a)を移動させているとき、位置検出センサ31からの検出情報に基づいて、移動中のボンディングヘッド8(通常は吸着部8a)が記憶部20cに記憶された進入禁止領域Sの水平境界線mhに達したことを検知した場合には、ボンディングヘッド8が水平方向に移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる。このボンディングヘッド8の水平方向への移動は、ボンディングヘッド8がそれまで移動していた一の小移動経路の終点に近い側に向けてなされることが好ましい。
また制御装置20は、ボンディングヘッド8の目標移動経路L1に沿ってボンディングヘッド8(吸着部8a)を移動させているとき、位置検出センサ31からの検出情報に基づいて、移動中のボンディングヘッド8(通常は吸着部8a)が進入禁止領域Sの垂直境界線mvに達したことを検知した場合には、ボンディングヘッド8が垂直上方に移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる。そして、これによりボンディングヘッド8が水平境界線mh又は垂直境界線mvから離間したときは、その水平境界線mh又は垂直境界線mvから離間したところからボンディングヘッド8の目標移動経路L1上に向けてボンディングヘッド8が移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる。
例えば、図5(a)に示すように、制御装置20がボンディングヘッド8(吸着部8a)を目標移動経路L1に沿って移動させ、チップ供給部3からピックアップしたチップCpを基板Pbにボンディングしようとする場合に(この場合、ボンディングヘッド8の吸着部8aにはチップCpが吸着されている)、ボンディングヘッド駆動部23を構成するアクチュエータである第1Y軸駆動モータ23a及び第1Z軸駆動モータ23bそれぞれの駆動指令値に基づいて制御装置20が把握し得るボンディングヘッド8(吸着部8a)の位置が、位置検出センサ31によって第1Y軸駆動モータ23a及び第1Z軸駆動モータ23bの動作量から検出されるボンディングヘッド8の位置とは異なっていたために、ボンディングヘッド8の実際の移動経路が目標移動経路L1(ここでは第2の小移動経路R2)から外れてしまい、ボンディングヘッド8が進入禁止領域Sの境界線を構成する一つの垂直境界線mvに達したことを制御装置20が位置検出センサ31からの検出情報に基づいて検知した場合には(図5(b))、制御装置20は、ボンディングヘッド8が垂直上方に移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる(図5(c))。これによりボンディングヘッド8が進入禁止領域S内に入ってしまうことが防止される。
そして制御装置20は、上記ボンディングヘッド8の垂直上方への移動動作によって、ボンディングヘッド8が垂直境界線mvから離間したことを検知したときは、その離間したところから目標移動経路L1上(例えば、第2の小移動経路R2の終点である第2中継点Q2)に向けてボンディングヘッド8(吸着部8a)が移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる(図5(d))。そして制御装置20は、ボンディングヘッド8(吸着部8a)が目標移動経路L1上(第2中継点Q2)に達したことを検知したら、ボンディングヘッド8(吸着部8a)がその後は目標移動経路L1に沿って移動するように、ボンディングヘッド駆動部23を作動させる。
また、例えば、図6(a)に示すように、制御装置20がボンディングヘッド8(吸着部8a)を目標移動経路L1に沿って移動させ、基板保持部4に保持された基板Pbにチ
ップCpをボンディングした後のボンディングヘッド8を次のチップCpの吸着のためにチップ供給部3上のチップ供給位置P1に戻そうとする場合に(この場合、ボンディングヘッド8の吸着部8aにはチップCpは吸着されていない)、ボンディングヘッドヘッド駆動部23を構成するアクチュエータである第1Y軸駆動モータ23a及び第1Z軸駆動モータ23bそれぞれの駆動指令値に基づいて制御装置20が把握し得るボンディングヘッド8(吸着部8a)の位置が、位置検出センサ31によって第1Y軸駆動モータ23a及び第1Z軸駆動モータ23bの動作量から検出されるボンディングヘッド8の位置とは異なっていたために、ボンディングヘッド8の実際の移動経路が目標移動経路L1(ここでは第2の小移動経路R2)から外れてしまい、ボンディングヘッド8が進入禁止領域Sの境界線を構成する一つの水平境界線mhに達したことを制御装置20が位置検出センサ31からの検出情報に基づいて検知した場合には(図6(b))、制御装置20は、ボンディングヘッド8が水平方向に(ボンディングヘッド8がそれまで移動していた第2の小移動経路R2の終点である第1中継点Q1に近い側に向く水平方向に)移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる(図6(c))。これによりボンディングヘッド8が進入禁止領域S内に入ってしまうことが防止される。
そして制御装置20は、上記ボンディングヘッド8の水平方向への移動動作によって、ボンディングヘッド8が水平境界線mhから離間したことを検知したときは、その離間したところから目標移動経路L1上(例えば、第2の小移動経路R2の終点である第1中継点Q1)に向けてボンディングヘッド8(吸着部8a)が移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる(図6(d))。そして制御装置20は、ボンディングヘッド8(吸着部8a)が目標移動経路L1上(第1中継点Q1)に達したことを検知したら、ボンディングヘッド8(吸着部8a)がその後は目標移動経路L1に沿って移動するように、ボンディングヘッド駆動部23を作動させる。
なお、移動中のボンディングヘッド8が進入禁止領域Sの水平境界線mhに達してボンディングヘッド8を水平方向に移動させ、これによってボンディングヘッド8がその水平境界線mhの端部と結合された垂直境界線mvの下端部に達することとなった場合には、ボンディングヘッド8は新たに垂直境界線mvに達した状態となるので、その垂直境界線mvに達した位置から垂直上方に移動されることになる。
以上説明したように、本実施の形態におけるダイボンダ1は、チップCpを供給するチップ供給部3と、基板Pbを保持する基板保持部4と、チップ供給部3より供給されるチップCpを吸着して基板保持部4に保持された基板Pbにボンディングするボンディングヘッド8とを備えたものであり、更に、ボンディングヘッド8を移動させるボンディングヘッド駆動部23と、チップ供給部3におけるチップ供給位置P1と基板保持部4に保持された基板Pb上におけるボンディング位置P2との間を結ぶボンディングヘッド8の目標移動経路L1を記憶した目標移動経路記憶部としての記憶部20cと、記憶部20cに記憶された目標移動経路L1に沿ってボンディングヘッド8が移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させる駆動制御手段としての制御装置20の駆動制御部20aと、ボンディングヘッド8の位置を検出する位置検出手段としての位置検出センサ31と、垂直方向に延びる一又は複数の垂直境界線mv及び水平方向に延びる一又は複数の水平境界線mhの結合によって境界が規定されたボンディングヘッド8の進入禁止領域Sを記憶した進入禁止領域記憶部としての記憶部20cを備えている。
そして、制御装置20の駆動制御部20aは、位置検出センサ31からの検出情報に基づいて、移動中のボンディングヘッド8が記憶部20cに記憶された進入禁止領域Sの水平境界線mhに達したことを検知した場合にはボンディングヘッド8が水平方向に移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させ、移動中のボンディングヘッド8が進入禁止領域Sの垂直境界線mvに達したことを検知した場合にはボンディングヘッド8が
垂直上方に移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させ、これによりボンディングヘッド8が水平境界線mh又は垂直境界線mvから離間したときには、その水平境界線mh又は垂直境界線mvから離間したところから目標移動経路L1上に向けてボンディングヘッド8が移動するようにボンディングヘッド駆動部23を作動させるようになっている。
このように、本実施の形態におけるダイボンダ1では、移動中のボンディングヘッド8が進入禁止領域Sの水平境界線mhに達した場合にはボンディングヘッド8を水平方向に移動させ、移動中のボンディングヘッド8が進入禁止領域Sの垂直境界線mvに達した場合にはボンディングヘッド8を垂直上方に移動させ、これによりボンディングヘッド8が水平境界線mh又は垂直境界線mvから離間したときには、その離間したところから目標移動経路L1上に向けてボンディングヘッド8を移動させるようになっている。このため、移動中のボンディングヘッド8が進入禁止領域Sの境界線上に達した場合であっても、ボンディングヘッド8がそのままが進入禁止領域内Sに入ってしまうことはなく、従来のようにボンディングヘッド8の移動動作が強制停止されてしまうことがないうえ、ボンディングヘッド8はその後目標移動経路L1上に復帰して移動を継続するので、生産性の大幅な低下を防止することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態において示した進入禁止領域Sの形状は一例に過ぎず、垂直方向に延びる一又は複数の垂直境界線及び水平方向に延びる一又は複数の水平境界線の結合によってその境界が規定されているのであれば、他の形状を有していてもよい。
ボンディングヘッドの実際の移動経路が目標移動経路から外れた場合であってもボンディングヘッドが進入禁止領域内に入ってしまうことがなく、生産効率の大幅な低下を防ぐことができるようにしたダイボンダを提供する。
1 ダイボンダ
3 チップ供給部
4 基板保持部
8 ボンディングヘッド
20a 駆動制御部(駆動制御手段)
20c 記憶部(目標移動経路記憶部、進入禁止領域記憶部)
23 ボンディングヘッド駆動部(ヘッド駆動部)
31 位置検出センサ(位置検出手段)
P1 チップ供給位置
P2 ボンディング位置
L1 目標移動経路
S 進入禁止領域
mv 垂直境界線
mh 水平境界線
Cp チップ
Pb 基板

Claims (1)

  1. チップを供給するチップ供給部と、基板を保持する基板保持部と、チップ供給部より供給されるチップを吸着して基板保持部に保持された基板にボンディングするボンディングヘッドとを備えたダイボンダであって、
    ボンディングヘッドを移動させるヘッド駆動部と、チップ供給部におけるチップ供給位置と基板保持部に保持された基板上におけるボンディング位置との間を結ぶボンディングヘッドの目標移動経路を記憶した目標移動経路記憶部と、目標移動経路記憶部に記憶された目標移動経路に沿ってボンディングヘッドが移動するようにヘッド駆動部を作動させる駆動制御手段と、ボンディングヘッドの位置を検出する位置検出手段と、垂直方向に延びる一又は複数の垂直境界線及び水平方向に延びる一又は複数の水平境界線の結合によって境界が規定されたボンディングヘッドの進入禁止領域を記憶した進入禁止領域記憶部とを備え、
    駆動制御手段は、位置検出手段からの検出情報に基づいて、移動中のボンディングヘッドが進入禁止領域記憶部に記憶された進入禁止領域の水平境界線に達したことを検知した場合にはボンディングヘッドが水平方向に移動するようにヘッド駆動部を作動させ、移動中のボンディングヘッドが前記進入禁止領域の垂直境界線に達したことを検知した場合にはボンディングヘッドが垂直上方に移動するようにヘッド駆動部を作動させ、これによりボンディングヘッドが水平境界線又は垂直境界線から離間したときには、その水平境界線又は垂直境界線から離間したところから目標移動経路上に向けてボンディングヘッドが移動するようにヘッド駆動部を作動させることを特徴とするダイボンダ。
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