JP5104278B2 - 清掃装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃装置および画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置では、一般的に、像保持体や中間転写体、二次転写部材、媒体搬送部材のように、表面に現像剤が付着する現像剤付着部材に対して、現像剤付着部材に接触して、表面に付着した現像剤を回収して清掃する清掃装置が設けられている。このような清掃装置に関する技術として、特許文献1記載の技術がある。
特許文献1としての特開2006−31006号公報には、感光媒体(114)に接触して廃トナー(W)を掻き取るクリーニングブレード(122)と、廃トナーが収容される廃トナーコンテナ(133)とを有する廃トナー分離装置が記載されている。前記感光媒体(144)から廃トナーコンテナ(133)に廃トナーを搬送する廃トナー通路(124)の内部には、感光媒体(114)の回転軸方向に対して平行または垂直な長方形状の通孔(131)が格子状に配置された撹拌板(125)が配置されており、前記撹拌板(125)を感光媒体(114)の回転軸方向に沿って往復移動させて、廃トナー(W)を撹拌して均すことで、廃トナー通路(124)の奥側に廃トナー(W)を移動させ、廃トナーの停滞を抑制している。
特開2006−31006号公報(「0041」〜「0043」、図2〜図5)
本発明は、回収容器に回収された現像剤の奥側への搬送力を付与することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の清掃装置は、
表面に現像剤が付着して回転する現像剤付着部材表面から現像剤を回収する回収部材と、
前記回収部材により回収された回収現像剤が収容される回収容器と、
前記回収容器内で、前記現像剤付着部材の回転軸方向に沿った方向に往復移動して回収現像剤を撹拌する撹拌部材と、
を備え、
撹拌部材に対向する前記回収容器の壁面と前記撹拌部材との少なくともいずれか一方に、前記現像剤付着部材の回転軸方向に対して傾斜した傾斜形状が形成され
前記傾斜形状は、前記回収容器の壁面に形成され、前記回転軸方向に対して傾斜した突条により構成され、
記撹拌部材の往復動時に、前記撹拌部材に押された現像剤が前記傾斜形状に沿って移動することにより、前記回転軸方向に対して垂直な方向であり且つ前記回収部材から前記回収容器の内部に向かう搬送力を前記回収現像剤に付与することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の清掃装置において、
前記傾斜形状は、前記撹拌部材に形成され、前記回転軸方向に対して傾斜した傾斜撹拌部により構成されたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項3記載の発明の清掃装置は、
表面に現像剤が付着して回転する現像剤付着部材表面から現像剤を回収する回収部材と、
前記回収部材により回収された回収現像剤が収容される回収容器と、
前記回収容器内で、前記現像剤付着部材の回転軸方向に沿った方向に往復移動して回収現像剤を撹拌する撹拌部材と、
を備え、
撹拌部材に対向する前記回収容器の壁面と前記撹拌部材との少なくともいずれか一方に、前記現像剤付着部材の回転軸方向に対して傾斜した傾斜形状が形成され、
前記傾斜形状は、前記撹拌部材に形成され、前記回転軸方向に対して、往動方向に行くに連れて回収容器側に傾斜する部位と、復動方向に行くに連れて回収容器側に傾斜する部位と、を有する傾斜撹拌部により構成され、
前記撹拌部材の往復動時に、前記撹拌部材に押された現像剤が前記傾斜形状に沿って移動することにより、前記回転軸方向に対して垂直な方向であり且つ前記回収部材から前記回収容器の内部に向かう搬送力を前記回収現像剤に付与することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の清掃装置において、
前記傾斜形状は、前記回収容器の壁面に形成され、前記回転軸方向に対して傾斜した突条により構成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1、2および4のいずれかに記載の清掃装置において、
隣接して配置された前記突条どうしの間隔をWとし、前記撹拌部材の往復動の最大移動距離をLとした場合に、W>Lに設定されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2ないしのいずれかに記載の清掃装置において、
前記回転軸方向に対して傾斜する辺を有する多角形状の傾斜開口と、前記傾斜開口の縁によって構成された前記傾斜撹拌部と、を有する前記撹拌部材と、
前記撹拌部材の傾斜開口に対応する形状の回収現像剤流入部を有し、前記撹拌部材を挟んで前記回収容器の壁面の反対側に配置されて前記回収現像剤が表面に堆積し且つ、前記回収容器に対して固定された状態で支持された流入量規制部材と、
を備え、
前記撹拌部材が往復動して前記回収現像剤流入口と前記傾斜開口とが通じた場合に、前記回収現像剤流入口および前記傾斜開口を通過して前記回収容器に現像剤が流入する
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2、3、4および6のいずれかに記載の清掃装置において、
前記傾斜撹拌部の縁に沿って形成され且つ前記回収容器の壁面側に突出し、回収現像剤を掻き寄せる掻き寄せ部、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の清掃装置において、
前記回収容器の壁面に突条が形成され、
前記掻き寄せ部は、弾性変形可能な形状に形成され、前記撹拌部材の往動時に回収現像剤を前記突条側に掻き寄せ、前記撹拌部材の往動が完了するまでの間に前記突条に接触して弾性変形して前記突条を乗り越えると共に、前記撹拌部材の復動時に前記突条に接触して弾性変形して、弾性復元時に先端部が突条に掻き寄せられた現像剤の上方を通過する
ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の清掃装置において、
前記回収容器の壁面に突条が形成され、
前記掻き寄せ部は、前記傾斜部の縁に回転可能に支持され、前記撹拌部材の往動時に回転規制部により回転移動が規制されて回収現像剤を前記突条に掻き寄せると共に、前記撹拌部材の復動時に前記回転規制部による規制が解除されて前記突条に掻き寄せられた回収現像剤の上方を通過する
ことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項10に記載の発明の画像形成装置は、
現像剤付着部材としての像保持体と、
前記像保持体表面に形成された潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写器と、
前記転写後の前記像保持体表面に残留した現像剤を回収して清掃する請求項1ないしのいずれかに記載の清掃装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、回収容器に回収された現像剤の奥側への搬送力を付与して、奥側に効率的に現像剤を搬送することがすることができる。したがって、回収部材で回収された現像剤の滞留による悪影響を防止することができる。また、請求項1に記載の発明によれば、傾斜した突条に沿って現像剤を奥側に搬送することができる。
請求項2に記載の発明によれば、傾斜撹拌部により現像剤を撹拌しつつ搬送力を付与することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、回収容器に回収された現像剤の奥側への搬送力を付与して、奥側に効率的に現像剤を搬送することができる。したがって、回収部材で回収された現像剤の滞留による悪影響を防止することができる。また、請求項3に記載の発明によれば、傾斜撹拌部により往動時も復動時も現像剤に搬送力を付与することができる。
請求項4に記載の発明によれば、傾斜した突条に沿って現像剤を奥側に搬送することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、往復動時に奥側に搬送する搬送力を向上させることができ、手前側に現像剤を戻すことを低減できる。
請求項6に記載の発明によれば、回収現像剤流入口と傾斜開口とが通じた場合に現像剤を流入させることができ、流入する現像剤を規制することができる。また、撹拌部材が特定の方向に向かって移動する場合にのみ、現像剤を流入させることも可能となり、本発明の構成を有しない場合に比べて、効率的に搬送力を付与することもできる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、掻き寄せ部で現像剤を効率的に掻き寄せることができ、搬送力を効率的に付与することができる。
請求項8に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、弾性変形する掻き寄せ部で突条に現像剤を寄せて、効率的に搬送力を付与することができる。
請求項9に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、往動時に掻き寄せ部で現像剤を効率的に突条に寄せて搬送力を付与すると共に、復動時には回転して、現像剤を突条から遠ざけることを低減できる。
請求項10に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、像保持体から回収容器に回収された現像剤の奥側への搬送力を付与して、奥側に効率的に現像剤を搬送することがすることができる。したがって、像保持体の清掃を安定、確実に行うことができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像が記録される媒体の一例としての記録媒体Sが収容される給紙容器TR1が下部に収容されており、上面には媒体排出部TRhが設けられている。また、プリンタUの上部には操作部UIが設けられている。
図1において、実施例1のプリンタUは、画像形成装置本体U1と、画像形成装置本体U1の右側下端部に設けられた回転中心U2aを中心として開閉可能な開閉部U2を有する。前記開閉部U2は、後述するプロセスカートリッジの交換や紙詰まりした記録媒体Sを除去するために画像形成装置本体U1の内部を開放する図示しない開放位置と、図1に示す画像形成動作が実行される通常時に保持される閉塞位置との間を移動可能に構成されている。
プリンタUは、プリンタUの各種制御を行う制御部Cと、制御部Cにより作動を制御される画像処理部GS、像書込装置駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電器の一例としての帯電ロールCRy〜CRk、現像剤保持体の一例としての現像ロールG1y〜G1kおよび転写器の一例としての転写ロールT1y〜T1k等に電圧を印加する。
前記画像処理部GSは、外部の画像情報送信装置等から入力された印刷情報を、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換して、所定の時期に像書込装置駆動回路DLに出力する。像書込装置駆動回路DLは、入力された各色の画像情報に応じて駆動信号を潜像書込装置ROSに出力する。前記潜像書込装置ROSは、駆動信号に応じて、各色の画像書き込み用の画像書込光の一例としてのレーザビームLy、Lm,Lc,Lkを出射する。
図1において、前記潜像書込装置ROSの右方にはY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の各色の可視像の一例としてのトナー像を形成する画像記録部を形成する可視像形成装置の一例としてのプロセスカートリッジUY,UM,UC,UKが配置されている。
図2は実施例1の着脱体の一例であるプロセスカートリッジの説明図である。
図2において、K(黒)のプロセスカートリッジUKは回転する像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ロールCRk、感光体Pk表面の静電潜像を可視像に現像する現像装置Gk、感光体Pk表面を除電する除電部材Jk、現像剤付着部材の一例としての感光体Pk表面に残留した現像剤を除去する像保持体清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。また、前記現像装置Gkは、現像剤が収容される現像容器1と、前記現像容器1内に収容された現像剤を保持して回転する現像剤保持体の一例としての現像ロールG1kと、前記現像ロールG1k表面の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材Skと、前記現像ロールG1kに供給される現像剤を撹拌しながら循環搬送する循環搬送部材7+8と、前記現像容器G2kに補給される補給用の現像剤が収容される現像剤補給容器11、16、17、18と、前記現像剤補給容器11、16、18内に配置されて内部の現像剤を現像容器G2k側に搬送する補給現像剤搬送部材11、21、22、24、26とを有する。
前記感光体Pkは、帯電ロールCRkと対向する帯電領域Q1kで帯電ロールCRkにより表面を一様に帯電された後、潜像形成領域Q2kでレーザビームLkにより潜像が書き込まれる。書き込まれた静電潜像は現像装置Gkと対向する現像領域Qgkにおいて静電潜像が可視像化される。
実施例1の黒色のプロセスカートリッジUKは、感光体Pk、帯電ロールCRk、現像装置Gk、除電部材Jk、清掃装置の一例としての感光体クリーナCLk、現像剤補給容器11、16〜18等が一体的に着脱可能な着脱体、いわゆるプロセスカートリッジUKにより構成されており、開閉部U2を開放位置に移動した状態で画像形成装置本体U1に対して着脱可能に構成されている。
他の色のプロセスカートリッジUY,UM,UCも、黒色のプロセスカートリッジUKと同様に、画像形成装置本体U1に対して着脱可能な着脱体、いわゆる、プロセスカートリッジUY,UM,UCにより構成されている。なお、実施例1のプリンタUでは、各プロセスカートリッジUY〜UKは、上下方向に並んで配置されている。
図1において、前記感光体Py〜Pkの右方には、開閉部U2に支持された記録媒体搬送装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、各プロセスカートリッジUY〜UKに対向して配置された媒体搬送部材の一例としての無端状の媒体搬送ベルトBを有する。前記媒体搬送ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdや、従動部材の一例としての従動ロールRjを含む搬送部材支持系の一例としてのベルト支持ロールRd+Rjにより回転可能に支持されている。また、前記ベルトモジュールBMは、媒体搬送ベルトBを挟んで各感光体Py〜Pkに対向して配置された転写器の一例としての転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kを有する。前記媒体搬送ベルトBの媒体搬送方向下流側、すなわち、上側には、所定の時期に、制御部Cの図示しない画像濃度調整手段により形成される濃度検出用の画像、いわゆるパッチ画像の濃度を検出する画像濃度検出部材の一例としての画像濃度センサSN1が配置されている。なお、前記画像濃度センサSN1で検出された画像濃度に基づいて、制御部Cの画像濃度調整手段は、帯電ロールCRy〜CRkや現像装置Gy〜Gk、転写ロールT1y〜T1kへ印加する電圧の調整、レーザビームLy〜Lkの強度の調整を行うことにより、画像濃度の調整や補正、いわゆる、プロセスコントロールを行う。尚、媒体搬送部材は、実施例1に示すような無端状の媒体搬送ベルトBを用いずに、感光体Py〜Pkと直接接触させて対向配置させた転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとしても良い。
前記画像濃度センサSN1の媒体搬送ベルトBの媒体搬送方向の下流側には、保持搬送部材清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbが配置されている。また、前記従動ロールRjに、媒体搬送ベルトBを挟んで対向する位置には、記録媒体Sを媒体搬送ベルトBに吸着させる記録媒体吸着部材の一例としての媒体吸着ロールRkが配置されている。
媒体搬送ベルトBの下方に配置された給紙容器TR1の記録媒体Sは、媒体取出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離されて、案内部材の一例としてのシートガイドSGにより構成された記録媒体搬送路SHに搬送される。
記録媒体搬送路SHの記録媒体Sは、さばきロールRsから送り出された略水平方向から上方向に転向されて、繰出部材の一例として、媒体搬送ベルトBへの給紙時期を調整するレジロールRrに送られる。レジロールRrは、所定のタイミングで、従動ロールRjと媒体吸着ロールRkとの対向領域である記録媒体吸着位置Q6に前記記録媒体Sを繰り出す。前記記録媒体吸着位置Q6に搬送された記録媒体Sは、前記媒体搬送ベルトBに静電吸着される。なお、実施例1のベルトモジュールBMでは、前記レジロールRrと媒体搬送ベルトBとの間には、記録媒体Sを案内するための案内部材が省略されている。
前記媒体搬送ベルトBに吸着された記録媒体Sは、前記感光体Py〜Pkと接触する前記転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kを順次通過する。
前記転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて媒体搬送ベルトBの裏面側に配置された転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加される。
多色画像の場合、前記各感光体Py〜Pk上のトナー像は前記転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより媒体搬送ベルトB上の記録媒体Sに重ねて転写される。また、単色画像、いわゆる、モノクロ画像の場合、感光体Pk上にK(黒)のトナー像のみが形成され、このK(黒)のトナー像のみが転写器T1kにより記録媒体Sに転写される。
トナー像転写後の感光体Py〜Pkは、除電領域Qjy〜Qjkで除電部材Jy〜Jkにより除電された後、清掃領域Q4y〜Q4kにおいて感光体クリーナCLy〜CLkにより表面に残留したトナーが回収されて清掃され、再び帯電ロールCRy〜CRkにより帯電される。
前記トナー像が転写された記録媒体Sは、定着装置Fの加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとが圧接して形成される定着領域Q5で定着される。画像が定着された記録媒体Sは、排出案内部材の一例としてのガイドコロRgkにより案内されて、媒体排出部材の一例としての排出ロールRhから媒体排出部TRhに排出される。
記録媒体Sが離隔した後の前記媒体搬送ベルトBは、清掃装置の一例としての前記ベルトクリーナCLbにより清掃される。
(感光体クリーナCLy〜CLkの説明)
図3は本発明の清掃装置の実施例1の感光体クリーナの要部斜視説明図である。
なお、各感光体クリーナCLy〜CLkは同様に構成されているので、以下の説明において、黒色の感光体クリーナCLkのみについて説明をし、その他の色の感光体クリーナCLy、CLm、CLcについては詳細な説明は省略する。
図2、図3において、前記感光体クリーナCLkは、感光体Pkに接触して付着した現像剤を回収する回収部材の一例としてのクリーニングブレード31と、前記クリーニングブレード31で回収された回収現像剤が内部に収容される回収容器32とを有する。前記回収容器32は、回収容器本体33と、前記回収容器本体33に支持され且つクリーニングブレード31を支持する回収部材支持部の一例としてのブレード支持部34とを有する。
図4は実施例1の感光体クリーナの撹拌部材の説明図であり、図4Aは平面図、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。
図2〜図4において、前記回収容器本体33は、上端の上壁33aと、前記上壁33aの左端から下方に延びる奥壁33bと、前記奥壁33bの下端から感光体Pk側に延びる底壁33cと、前記底壁33cの右端から上方に延びる支持部支持壁33dと、前後両端に形成された前側壁33eおよび後側壁33fとを有する。前記上壁33a、奥壁33b、底壁33c、支持部支持壁33dとに囲まれた空間により、回収された回収現像剤が収容される収容空間V1が構成されている。
前記支持壁33dの右側面には、感光体Pk側に延びるブレード支持部34が支持されており、前記ブレード支持部34の先端部下面側に、前記クリーニングブレード31が支持されている。実施例1では、図2〜図4において、前記ブレード支持部34の上壁面には、突条の一例としてのリブ34aが複数条形成されている。実施例1のリブ34aは、左右方向、すなわち、感光体Pkの回転軸方向に対して垂直な方向に沿って延びている。また、図2に示すように、実施例1のブレード支持部34の上壁面34bは、奥側の回収空間V1に向かって現像剤が搬送されやすいように、奥側にいくに連れて下方に傾斜するように形成されている。
前記ブレード支持部34と上壁33aとにより囲まれた空間により、クリーニングブレード31で回収されて、収容空間V1に収容される回収現像剤が搬送される搬送空間V2が構成されている。また、前記回収容器本体33とブレード支持部34とにより、実施例1の回収容器32が構成されている。
図5は実施例1の撹拌部材が往復動時の傾斜撹拌部と突条との位置関係の説明図であり、図5Aは撹拌部材が往動開始位置における位置関係の説明図、図5Bは撹拌部材が復動開始位置における位置関係の説明図である。
図2〜図4において、前記回収容器本体33の内部には、撹拌部材36が配置されている。前記撹拌部材36は、円筒状の軸部37と、前記軸部37から感光体Pk側に延びる板状の撹拌部材本体38と、前記軸部37から左側に延びる奥側撹拌部39とを有する。
図3〜図5において、前記撹拌部材本体38には、前記ブレード支持部34の上壁面に対向して配置された先端撹拌部38aと、前記底壁33cに対応して配置された基端撹拌部38bとを有する。
図3、図4において、前記先端撹拌部38aは、前記リブ34aの上方に近接して配置されており、傾斜開口の一例としての傾斜窓部38a1が規則的に形成されている。実施例1の傾斜窓部38a1は、リブ34aの延びる方向、すなわち、感光体Pkの回転軸方向に対して垂直な方向に対して、傾斜する辺とリブ34aに垂直な方向の辺を有する平行四辺形状の貫通窓によって構成された傾斜形状より形成されている。したがって、前後方向に隣接して配置された傾斜窓部38a1どうしの間には、傾斜撹拌部の一例として、リブ34aに対して傾斜する枠部38a2が形成されている。
図4において、前記基端撹拌部38bには、前記傾斜窓部38a1とは異なり、リブ34aに平行な方向および垂直な方向の辺を有する長方形状に形成された撹拌窓部38b1が複数形成されている。
前記奥側撹拌部39には、前記撹拌窓部38b1と同様に、長方形状の撹拌窓部39aが複数形成されている。
図4Aにおいて、前記軸部37には、移動軸41が固定支持されており、前記移動軸41の前後両端は、それぞれ、回収容器本体33の前後両側壁33e,33fに前後方向に移動可能な状態で支持されている。前記移動軸41の前端は、撹拌部材付勢部材の一例としての押圧ばね42により、常時後方に押されている。前記移動軸41の後端には、撹拌部材往復動部材の一例としての偏心カム43が接触して配置されている。前記偏心カム43の回転軸43aには、往復動駆動源の一例としての往復動モータM1により駆動が伝達される。したがって、前記偏心カム43の回転により、撹拌部材36は前後方向に往復動する。
図5において、実施例1では、前記撹拌部材36の往復動の最大移動距離Lは、リブ34aどうしの間隔Wに対して、W>Lに設定されている。
また、実施例1では、図5Aに示すように、往動開始位置において、各傾斜窓部38a1の後側の枠部38a2は、感光体Pk側の端部がリブ34aの後側の縁に近接するように設定されている。すなわち、撹拌部材36が前側に往動するのに伴って、枠部38a2の前縁と、リブ34aの後縁とが重なる位置が、回収空間V1側に移動する。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の清掃装置の一例としての感光体クリーナCLy〜CLkを備えたプリンタUでは、クリーニングブレード31により感光体Py〜Pk表面から回収された回収現像剤は、搬送空間V2に収容され、堆積する。搬送空間V2に堆積した回収現像剤は、搬送空間V2で往復動する撹拌部材36により撹拌される。
図4B、図5Aにおいて、撹拌部材36により撹拌された回収現像剤は、撹拌部材36が前側に往動する際に、リブ34aに対して枠部38a2によりリブ34a側に掻き寄せられる。このとき、傾斜した枠部38aにより掻き寄せられる回収現像剤は、リブ34aに寄せられ、奥側に向かう搬送力が付与される。したがって、撹拌部材36で撹拌されて均されることで回収空間V1に向かって傾斜した壁面に沿って移動すると共に、傾斜した枠部38a2でリブ34aに掻き寄せられる際に付与される搬送力で、奥側の回収空間V1側に搬送される。
なお、図5Bにおいて、撹拌部材36の最大移動距離Lは、リブ34aどうしの間隔Wに対して、W>Lに設定されており、撹拌部材36の後方への復動時には、枠部38a2により後側のリブ34aにほとんど掻き寄せられない。したがって、撹拌部材36の復動時に回収現像剤が回収空間V1側とは逆方向に搬送されることが低減されており、撹拌部材36の往復動により、全体的には、回収現像剤は回収空間V1側に搬送される。
したがって、実施例1の感光体クリーナCLy〜CLkでは、回収現像剤は通常の撹拌による搬送に加え、搬送力が付与されて奥側に搬送される。すなわち、クリーニングブレード31の近傍で過剰に現像剤が滞留することが防止され、クリーニングブレード31での現像剤の回収へ悪影響、いわゆる、回収トナーのブロッキングや詰まり、清掃不良等が発生することが低減される。
図6は本発明の実施例2の清掃装置の説明図であって、実施例1の図5に対応する図であり、図6Aは撹拌部材が往動開始位置における位置関係の説明図、図6Bは撹拌部材が復動開始位置における位置関係の説明図である。
次に本発明の実施例2の説明を行うが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図6において、実施例2の清掃装置の一例としての感光体クリーナCLy〜CLkでは、リブ34a′が、実施例1の場合と異なり、傾斜形状の一例としての突条を構成しており、感光体Py〜Pkの回転軸方向に垂直な方向に対して傾斜して形成されている。なお、実施例2では、前記リブ34a′の傾斜方向に対応して、撹拌部材36′の枠部38a2′の傾斜方向も変更されている。
なお、図6において、撹拌部材36′の最大移動距離L′は、リブ34a′どうしの間隔W′に対して、W′>L′に設定されている。また、実施例1では、図6Aに示す往動開始位置において、各傾斜窓部38a1′の前側の枠部38a2′は、感光体Pk側の端部がリブ34a′の前側の縁に近接するように設定されており、図6Bに示す復動開始位置において、枠部38a2′の感光体Pk側端部の前縁がリブ34a′の後側の縁に近接する用に設定されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の感光体クリーナCLy〜CLkでは、実施例1と同様に、図6A、図6Bに示すように、撹拌部材36′の後側への往動時に枠部38a2′によりリブ34a′側に寄せられ、回収空間V1側に移動する方向の搬送力が付与される。また、撹拌部材36′の前側への復動時には、W′>L′に設定されているため、枠部38a2′により寄せられる回収現像剤は反対側のリブ34a′に寄せられず、回収空間V1とは逆方向に搬送されることが低減される。
図7は本発明の実施例3の清掃装置の撹拌部材と突条の部分の要部断面説明図であって、実施例1の図4Bに対応する図である。
図8は実施例3の撹拌部材と突条とを説明する要部分解説明図である。
図9は実施例3の撹拌部材の傾斜スリットと突条との位置関係を説明する説明図であり、図9Aは撹拌部材が往動開始位置における位置関係の説明図、図9Bは撹拌部材が復動開始位置における位置関係の説明図である。
次に本発明の実施例3の説明を行うが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図7〜図9において、実施例3の清掃装置の一例としての感光体クリーナCLy〜CLkでは、リブ34aは実施例1と同様に構成されている。
実施例3の感光体クリーナCLy〜CLkでは、往復動する撹拌部材51には、実施例1の傾斜窓部38a1に変えて、傾斜開口部の一例として、リブ34aに対して傾斜した切れ目状に形成された傾斜スリット部51aが形成されている。したがって、前記傾斜スリット51aどうしの間に、傾斜撹拌部の一例としてのリブ34aに対して傾斜した枠部51bが形成されている。
前記撹拌部材51の上方には、平板状の流入量規制部材52が撹拌部材51に近接した状態で固定支持されている。前記流入量規制部材52には、前記傾斜スリット51aに対応して配置され且つ傾斜スリット51aとほぼ同形状の回収現像剤流入部52aが形成されている。
図9において、実施例3では、図9Aに示す前側への往動開始位置では、感光体Pk側の前縁がリブ34aの後縁に近接しており、図9Bに示す後側への復動開始位置では、感光体Pk側の後縁がリブ34aの後縁に近接するように往復動する最大移動距離L″が設定されている。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の感光体クリーナCLy〜CLkでは、クリーニングブレード31で回収された回収現像剤は流入量規制部材52の上面に回収、堆積される。
図9Aに示す往動開始位置では、回収現像剤流入部52aと傾斜スリット51aとが一致しており、クリーニングブレード31で回収された回収現像剤が回収現像剤流入部52aおよび傾斜スリット51aを通過して搬送空間V2に流入する。
図9Aに示す往動開始位置から図9Bに示す復動開始位置に向けて撹拌部材51が移動すると、搬送空間V2に流入している回収現像剤が撹拌部材51により撹拌されると共に、枠部51bの縁でリブ34aに向けて寄せられる。このとき、枠部51bの縁、すなわち傾斜スリット51aの外縁が傾斜しているため、寄せられる現像剤は回収空間V1側に搬送される。
なお、図9Bに示す復動開始位置では、回収現像剤流入部52aと傾斜スリット51aとが、ずれた位置に移動しており、回収現像剤が搬送空間V2内に流入しない。よって、搬送空間V2内の現像剤は往動時に均されていると共に、新たな回収現像剤の流入が無いため、撹拌部材51の復動時には、現像剤が回収空間V1側とは逆の方向に搬送されることが防止されている。
図10は本発明の実施例4の撹拌部材と突条との位置関係の要部説明図であり、図10Aは往動開始位置における位置関係の説明図、図10Bは往動開始位置から復動開始位置に移動する途中における位置関係の説明図、図10Cは復動開始位置における位置関係の説明図、図10Dは復動開始位置から往動開始位置に移動する途中における位置関係の説明図である。
次に本発明の実施例4の説明を行うが、この実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図10において、実施例4の撹拌部材36では、傾斜撹拌部の一例としての枠部38a2には、往動方向前側の縁に沿って、下方且つリブ34a側に斜めに傾斜する掻き寄せ部61が形成されている。前記掻き寄せ部61は、弾性変形可能に形成されており、図10Aに示すように、下端の自由端部は、リブ34aの上端よりも重力方向で下方に突出している。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4の感光体クリーナCLy〜CLkでは、図10Aに示すように、撹拌部材36が往動すると、掻き寄せ部61が設けられていない実施例1の場合に比べて、掻き寄せ部61により搬送空間V2内の現像剤が効率的にリブ34aに掻き寄せられる。
図10Bにおいて、撹拌部材36が前側に往動して、掻き寄せ部61がリブ34aに接触すると、掻き寄せ部61が弾性変形し、さらに撹拌部材が往動すると、図10Cに示すように、リブ34aを乗り越えて、弾性復元する。
前記撹拌部材36が、図10Cに示す復動開始位置から後側に復動すると、図10Dに示すように、掻き寄せ部61がリブ34aに接触して弾性変形し、リブ34aを乗り越える。図10Dに示す位置から撹拌部材36がさらに後側に復動すると、掻き寄せ部61が弾性復元して図10Aに示す状態に戻る。なお、前記掻き寄せ部61の弾性復元時には、往動時に回収現像剤が均されているため、弾性復元する掻き寄せ部61により回収空間V1とは逆方向に戻される回収現像剤は少なくなっている。
図11は本発明の実施例5の撹拌部材と突条との位置関係の要部説明図であり、図11Aは往動開始位置における位置関係の説明図、図11Bは復動開始位置における位置関係の説明図、図11Cは復動開始位置から往動開始位置に移動する途中における位置関係の説明図である。
次に本発明の実施例5の説明を行うが、この実施例5の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例5は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図11において、実施例5の撹拌部材36では、傾斜撹拌部の一例としての枠部38a2には、往動方向前側の縁に沿って、掻き寄せ部の一例として、下方に延びる回転掻き寄せ部材66が回転可能に支持されている。前記回転掻き寄せ部材66のリブ34aに対する裏側には、回転規制部の一例としてのストッパ67が枠部38aの下面に固定支持されている。
なお、図11A、図11Bに示すように、実施例5では、前記回転掻き寄せ部材66がリブ34aに近接する位置が復動開始位置に設定されており、図11Aに示す往動開始位置と図11Bに示す復動開始位置との間で撹拌部材36が往復移動するように設定されている。
(実施例5の作用)
前記構成を備えた実施例5の感光体クリーナCLy〜CLkでは、図11Aに示す往動開始位置から撹拌部材36が前側に往動を開始すると、回転掻き寄せ部材66が搬送空間V2内の回収現像剤をリブ34a側に寄せる。このとき回転掻き寄せ部材66は、回収現像剤から力を受けるが、ストッパ67により回転が規制されており、回収現像剤が効率的にリブ34a側に寄せられる。図11Bに示す復動開始位置から撹拌部材36が復動を開始すると、現像剤により回転掻き寄せ部材66は力を受け、回転し、回収現像剤をリブ34aから遠ざける方向に移動させ、回収空間V1とは逆方向に移動させることが低減される。
図12は本発明の実施例6の撹拌部材と突条との位置関係の要部説明図であり、図12Aは往動開始位置における位置関係の説明図、図12Bは復動開始位置における位置関係の説明図である。
次に本発明の実施例6の説明を行うが、この実施例6の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例6は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図12において、実施例6の撹拌部材71では、実施例1の平行四辺形状の窓部38a1とは異なり、三角形状の窓部71aが形成されている。したがって、実施例6の撹拌部材71では、傾斜形状を構成する傾斜撹拌部の一例としての枠部71bは、リブ34aの方向に対して傾斜して形成され且つ往動方向前側の縁に沿った往動時撹拌縁71b1と、リブ34aの方向に対して往動時撹拌縁71b1とは逆方向に傾斜して形成され且つ復動方向前側の縁に沿った復動時撹拌縁71b2と、を有する。
なお、実施例6では、前記窓部71aがリブ34aを跨ぐように往動開始位置と復動開始位置が設定されている。
(実施例6の作用)
前記構成を備えた実施例6の感光体クリーナCLy〜CLkでは、図12Aに示す往動開始位置から撹拌部材71が前側に往動を開始すると、往動時撹拌縁71b1によりリブ34aの後側に収容された回収現像剤が、矢印Yh1に示すようにリブ34a側に寄せられ、回収現像剤に矢印Yk1に示すように回収空間V1側に移動する搬送力が付与される。また、図12Bに示す復動開始位置から撹拌部材71が後側に復動を開始すると、復動時撹拌縁71b2によりリブ34aの前側に収容された回収現像剤が、矢印Yh2に示すようにリブ34a側に寄せられ、矢印Yk2に示すように現像剤に回収空間V1側に移動する搬送力が付与される。したがって、実施例6の撹拌部材71では、往復動の両方で回収現像剤に搬送力が付与され、実施例1の場合に比べて効率的に回収現像剤が撹拌、搬送される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。
また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、いわゆるインクジェット記録方式の画像形成装置において、媒体搬送部材の部分に実施例記載の構成を適用することも可能である。すなわち、電子写真方式では媒体搬送ベルトと感光体Py〜Pkとを接触させたが、インクジェット記録方式では、接触させずに近接した位置と離間した位置との間で移動させることも可能である。
(H02)前記実施例において、現像剤付着部材の一例として、感光体Py〜Pkを例示したが、これに限定されず、媒体搬送ベルトBや、複数の感光体Py〜Pkで形成された各色の可視像が重ねて転写される中間転写体、中間転写体から媒体に可視像を二次転写する二次転写部材等、現像剤が付着する可能性のある任意の部材に適用可能である。
(H03)前記実施例において、Y,M,C,Kの四色の画像形成装置の場合について例示したが、4色に限定されず、3色以下や5色以上の画像形成装置にも適用可能である。
(H04)前記実施例において、撹拌部材に傾斜形状としての傾斜撹拌部の一例である枠部38b2,51bを形成したが、この構成に限定されず、撹拌部材か回収容器の壁面の少なくともいずれか一方に相対的に傾斜する傾斜形状を設ければ搬送力を付与できるため、例えば、撹拌部材に傾斜形状を設けず、リブ34a′のような傾斜形状のみとすることも可能である。
(H05)前記実施例において、枠部38b2,51bやリブ34a′の傾斜角や、往復動の最大移動距離L,L′,L″、リブ34a,34a′間の間隔W,W′,W″は、設計や仕様等に応じて、任意に変更可能である。
(H06)前記実施例において、平行四辺形または三角形状の窓部とし、平行四辺形または三角形の辺により構成される傾斜形状で現像剤に搬送力を付与したが、形状は平行四辺形や三角形に限定されず、五角形や六角形、円弧状等、現像剤に搬送力を付与可能な任意の形状を採用可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の着脱体の一例であるプロセスカートリッジの説明図である。 図3は本発明の清掃装置の実施例1の感光体クリーナの要部斜視説明図である。 図4は実施例1の感光体クリーナの撹拌部材の説明図であり、図4Aは平面図、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。 図5は実施例1の撹拌部材が往復動時の傾斜撹拌部と突条との位置関係の説明図であり、図5Aは撹拌部材が往動開始位置における位置関係の説明図、図5Bは撹拌部材が復動開始位置における位置関係の説明図である。 図6は本発明の実施例2の清掃装置の説明図であって、実施例1の図5に対応する図であり、図6Aは撹拌部材が往動開始位置における位置関係の説明図、図6Bは撹拌部材が復動開始位置における位置関係の説明図である。 図7は本発明の実施例3の清掃装置の撹拌部材と突条の部分の要部断面説明図であって、実施例1の図4Bに対応する図である。 図8は実施例3の撹拌部材と突条とを説明する要部分解説明図である。 図9は実施例3の撹拌部材の傾斜スリットと突条との位置関係を説明する説明図であり、図9Aは撹拌部材が往動開始位置における位置関係の説明図、図9Bは撹拌部材が復動開始位置における位置関係の説明図である。 図10は本発明の実施例4の撹拌部材と突条との位置関係の要部説明図であり、図10Aは往動開始位置における位置関係の説明図、図10Bは往動開始位置から復動開始位置に移動する途中における位置関係の説明図、図10Cは復動開始位置における位置関係の説明図、図10Dは復動開始位置から往動開始位置に移動する途中における位置関係の説明図である。 図11は本発明の実施例5の撹拌部材と突条との位置関係の要部説明図であり、図11Aは往動開始位置における位置関係の説明図、図11Bは復動開始位置における位置関係の説明図、図11Cは復動開始位置から往動開始位置に移動する途中における位置関係の説明図である。 図12は本発明の実施例6の撹拌部材と突条との位置関係の要部説明図であり、図12Aは往動開始位置における位置関係の説明図、図12Bは復動開始位置における位置関係の説明図である。
符号の説明
31…回収部材、
32…回収容器、
36,51,71…撹拌部材、
34a,34a′…突条、
38a2,34a′,38a2′,51b,71b…傾斜形状、
38a2,38a2′,51b,71b…傾斜撹拌部、
61,66…掻き寄せ部、
67…回転規制部、
CLy,CLm,CLc,CLk…清掃装置、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像装置、
Py,Pm,Pc,Pk…現像剤付着部材,像保持体、
T1y,T1m,T1c,T1k…転写器、
U…画像形成装置。

Claims (10)

  1. 表面に現像剤が付着して回転する現像剤付着部材表面から現像剤を回収する回収部材と、
    前記回収部材により回収された回収現像剤が収容される回収容器と、
    前記回収容器内で、前記現像剤付着部材の回転軸方向に沿った方向に往復移動して回収現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    を備え、
    撹拌部材に対向する前記回収容器の壁面と前記撹拌部材との少なくともいずれか一方に、前記現像剤付着部材の回転軸方向に対して傾斜した傾斜形状が形成され
    前記傾斜形状は、前記回収容器の壁面に形成され、前記回転軸方向に対して傾斜した突条により構成され、
    記撹拌部材の往復動時に、前記撹拌部材に押された現像剤が前記傾斜形状に沿って移動することにより、前記回転軸方向に対して垂直な方向であり且つ前記回収部材から前記回収容器の内部に向かう搬送力を前記回収現像剤に付与することを特徴とする清掃装置。
  2. 前記傾斜形状は、前記撹拌部材に形成され、前記回転軸方向に対して傾斜した傾斜撹拌部により構成されたことを特徴とする請求項1に記載の清掃装置。
  3. 表面に現像剤が付着して回転する現像剤付着部材表面から現像剤を回収する回収部材と、
    前記回収部材により回収された回収現像剤が収容される回収容器と、
    前記回収容器内で、前記現像剤付着部材の回転軸方向に沿った方向に往復移動して回収現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    を備え、
    撹拌部材に対向する前記回収容器の壁面と前記撹拌部材との少なくともいずれか一方に、前記現像剤付着部材の回転軸方向に対して傾斜した傾斜形状が形成され
    前記傾斜形状は、前記撹拌部材に形成され、前記回転軸方向に対して、往動方向に行くに連れて回収容器側に傾斜する部位と、復動方向に行くに連れて回収容器側に傾斜する部位と、を有する傾斜撹拌部により構成され、
    記撹拌部材の往復動時に、前記撹拌部材に押された現像剤が前記傾斜形状に沿って移動することにより、前記回転軸方向に対して垂直な方向であり且つ前記回収部材から前記回収容器の内部に向かう搬送力を前記回収現像剤に付与することを特徴とする清掃装置。
  4. 前記傾斜形状は、前記回収容器の壁面に形成され、前記回転軸方向に対して傾斜した突条により構成されたことを特徴とする請求項3に記載の清掃装置。
  5. 隣接して配置された前記突条どうしの間隔をWとし、前記撹拌部材の往復動の最大移動距離をLとした場合に、W>Lに設定されていることを特徴とする請求項1、2および4のいずれかに記載の清掃装置。
  6. 前記回転軸方向に対して傾斜する辺を有する多角形状の傾斜開口と、前記傾斜開口の縁によって構成された前記傾斜撹拌部と、を有する前記撹拌部材と、
    前記撹拌部材の傾斜開口に対応する形状の回収現像剤流入部を有し、前記撹拌部材を挟んで前記回収容器の壁面の反対側に配置されて前記回収現像剤が表面に堆積し且つ、前記回収容器に対して固定された状態で支持された流入量規制部材と、
    を備え、
    前記撹拌部材が往復動して前記回収現像剤流入口と前記傾斜開口とが通じた場合に、前記回収現像剤流入口および前記傾斜開口を通過して前記回収容器に現像剤が流入する
    ことを特徴とする請求項2ないしのいずれかに記載の清掃装置。
  7. 前記傾斜撹拌部の縁に沿って形成され且つ前記回収容器の壁面側に突出し、回収現像剤を掻き寄せる掻き寄せ部、
    を備えたことを特徴とする請求項2、3、4および6のいずれかに記載の清掃装置。
  8. 前記回収容器の壁面に突条が形成され、
    前記掻き寄せ部は、弾性変形可能な形状に形成され、前記撹拌部材の往動時に回収現像剤を前記突条側に掻き寄せ、前記撹拌部材の往動が完了するまでの間に前記突条に接触して弾性変形して前記突条を乗り越えると共に、前記撹拌部材の復動時に前記突条に接触して弾性変形して、弾性復元時に先端部が突条に掻き寄せられた現像剤の上方を通過する
    ことを特徴とする請求項7に記載の清掃装置。
  9. 前記回収容器の壁面に突条が形成され、
    前記掻き寄せ部は、前記傾斜部の縁に回転可能に支持され、前記撹拌部材の往動時に回転規制部により回転移動が規制されて回収現像剤を前記突条に掻き寄せると共に、前記撹拌部材の復動時に前記回転規制部による規制が解除されて前記突条に掻き寄せられた回収現像剤の上方を通過する
    ことを特徴とする請求項7に記載の清掃装置。
  10. 現像剤付着部材としての像保持体と、
    前記像保持体表面に形成された潜像を可視像に現像する現像装置と、
    前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写器と、
    前記転写後の前記像保持体表面に残留した現像剤を回収して清掃する請求項1ないしのいずれかに記載の清掃装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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