JP5104068B2 - 位置調整式ステアリング装置 - Google Patents

位置調整式ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5104068B2
JP5104068B2 JP2007172386A JP2007172386A JP5104068B2 JP 5104068 B2 JP5104068 B2 JP 5104068B2 JP 2007172386 A JP2007172386 A JP 2007172386A JP 2007172386 A JP2007172386 A JP 2007172386A JP 5104068 B2 JP5104068 B2 JP 5104068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
vehicle body
body side
steering column
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007172386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009006962A (ja
JP2009006962A5 (ja
Inventor
洋斗 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2007172386A priority Critical patent/JP5104068B2/ja
Publication of JP2009006962A publication Critical patent/JP2009006962A/ja
Publication of JP2009006962A5 publication Critical patent/JP2009006962A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5104068B2 publication Critical patent/JP5104068B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Description

本発明は、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、車体側部材に固定されて前記ステアリングコラムを位置調整動作可能に支持すると共に、導電性を有する車体側ブラケットとを備えた位置調整式ステアリング装置に関する。
従来、位置調整式ステアリング装置として、例えばステアリングコラムの周囲に四角形状の支持部を形成し、この支持部と車体側ブラケットの対向平板部との間に当板(スライドプレート)を介装し、複数個の締付ねじを締付けることにより、ステアリングコラムの四角形状の支持部に対して、当板を左右両側から押圧することより、支持部及び車体側ブラケットの対向平板部との間に摺動抵抗を付与し、この摺動抵抗をステアリングホイールからの外部入力(運転者の操舵力)より大きく、且つチルト駆動力より小さくなるように設定した電動位置調整式ステアリング装置が知られている。
特開2005−199760号公報(第1頁、図3)
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、ステアリングコラムの四角形状の支持部と車体側ブラケットの対向平板部との間に摺動抵抗を付与するようにしているが、摺動抵抗を確保するために、支持部と当板との双方又は一方に高摩擦材をコーティングしたり、当板自体を合成樹脂材で形成したりすると、このコーティングした高摩擦材が絶縁材となると共に、当板自体も絶縁材となるため、ステアリングコラムに装着した電装部品やステアリングホイールに装着した電装部品のアースをとることができなくなるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、ステアリングコラム及び車体側ブラケット間に絶縁材が配設された場合でも、ステアリングコラム及び車体側ブラケット間の導通を確実に得ることができる位置調整式ステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る位置調整式ステアリング装置は、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持し、車両前方側で揺動自在に支持されたステアリングコラムと、車体側部材に車両後方側で固定されて前記ステアリングコラムを位置調整動作可能に支持すると共に、導電性を有する車体側ブラケットとを備えた位置調整式ステアリング装置であって、前記ステアリングコラムと前記車体側ブラケットとの間に導通部材を配設し、前記車体側ブラケットは、前記ステアリングコラムをチルト動作可能に支持し、前記導電部材が接触する端面が当該ステアリングコラムのチルト動作時の回転中心と同等の回転中心を有する円弧状に形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に係る位置調整式ステアリング装置は、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持し、車両前方側でピボット軸によって揺動自在に支持されたステアリングコラムと、車体側部材に前記ピポット軸より車両後方側で固定されて前記ステアリングコラムを位置調整動作可能に支持すると共に、導電性を有する車体側ブラケットとを備えた位置調整式ステアリング装置であって、前記ステアリングコラムと前記車体側ブラケットとの間に導通部材を配設し、前記導通部材は、一端が前記車体側ブラケットの案内板部に固定され、他端が前記ステアリングコラムに形成した前記ピボット軸の中心軸を中心とする円弧面に接触されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る位置調整式ステアリング装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記導通部材は、一端が前記ステアリングコラム及び前記車体側ブラケットの何れか一方に固定され、他端が前記ステアリングコラム及び前記車体側ブラケットの他方に摺接する導電性金属片で構成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る位置調整式ステアリング装置は、請求項3に係る発明において、前記導電性金属片はバネ材で構成され、自身の弾性力によって前記車体側ブラケット又は前記ステアリングコラムに所定予圧を与えた状態で接触されていることを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係る位置調整式ステアリング装置は、請求項1乃至4の何れか1つに係る発明において、前記ステアリングコラム及び前記車体側ブラケットとの間に絶縁性材が介挿されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項6に係る位置調整式ステアリング装置は、請求項5に係る発明において、前記絶縁性材は、前記ステアリングコラム及び前記車体ブラケット間の摺動性を確保する固体潤滑材又は応力緩和部材であることを特徴としている。
さらに、本発明の請求項7に係る位置調整式ステアリング装置は、請求項1乃至6の何れか1つに係る発明において、前記ステアリングコラムの位置調整を手動機構によって行うことを特徴としている。
本発明によれば、ステアリングコラムと車体側ブラケットとの間に導通部材を配設したしたので、ステアリングコラムと車体側ブラケットとの間に絶縁材が配設されていても、 導通部材を介してステアリングコラムと車体側ブラケットとの間の導通をとることができ、ステアリングホイールに装着した車両ホーンや各種スイッチ類等の電装部品やステアリングコラムに装着した電動チルト機構、電動テレスコ機構等の電装部品のアースを確実にとることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による位置調整式ステアリング装置を組付けた車両を示す全体構成図、図2は本発明による位置調整式ステアリング装置の第1の実施形態を示す左側面図、図3は図2の電動チルト機構及び電動テレスコ機構を除いたA−A線上の断面図、図4は導電部材を示す底面図、図5は導電部材を取付けた状態の拡大底面図、図6は電動チルト機構を示す図2のB−B線上の断面図、図7は図6のC−C線上の断面図である。
図1において、位置調整式ステアリング装置10は、ステアリングシャフト11を回動自在に支持するステアリングコラム12を有する。ステアリングシャフト11には、その後端にステアリングホイール13が装着され、ステアリングシャフト11の前端にはユニバーサルジョイント14を介して中間シャフト15が連結されている。中間シャフト15にはその前端にユニバーサルジョイント16を介してラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ機構17が連結されている。このステアリングギヤ機構17の出力軸がタイロッド18を介して転舵輪19に連結されている。
そして、運転者がステアリングホイール13を操舵すると、ステアリングシャフト11、ユニバーサルジョイント14、中間シャフト15、ユニバーサルジョイント16を介してその回転力がステアリングギヤ機構17に伝達され、このステアリングギヤ機構17を構成するラックアンドピニオン機構で回転運動が車両幅方向の直線運動に変換されてタイロッド18を介して転舵輪19を転舵する。
なお、ステアリングコラム12の車両後方部位には、後述する電動チルト機構30及び電動テレスコ機構50を駆動するコントロールスイッチ、コンビスイッチやコラムカバー等の周辺部品Pが配設され、ステアリングホイール13には、図2に示すように、車両ホーンスイッチやカーナビゲーションシステムの音量調整スイッチ等の電装部品20が装着されている。
位置調整式ステアリング装置10は、図2及び図3に示すように、ステアリングホイール13を取付けた導電性を有する金属材料で形成されたステアリングシャフト11と、このステアリングシャフトを回転自在に支持する同様に導電性を有する金属材料で形成されたステアリングコラム12とを有する。
ステアリングコラム12は、アウターコラム12aと、このアウターコラム12aに摺動自在に保持されたインナーコラム12bとで構成され、インナーコラム12bの前後両端側端部内周面に配設された転がり軸受(図示せず)によってステアリングシャフト11が回転自在に支持されている。
アウターコラム12aはそのユニバーサルジョイント14側の後端(図2において左端)が車体側部材21に取付けられた車体側ロアブラケット22にチルトピボット軸23によって上下方向に揺動自在に支持され、ステアリングホイール13側の前端(図2において右端)が車体側部材21に取付けられ車体側アッパーブラケット24に上下方向に移動自在に支持されている。
この車体側アッパーブラケット24は、導電性を有する金属材料で形成され、インナーコラム12bの軸方向から見て図3に示すように、中央部が上方に膨出された膨出部24aを有し、車体側部材21に取付けられる取付板部24bと、この取付板部24bの膨出部24aの左右位置から下方に延長する案内板部24c及び24dと、これら案内板部24c及び24dの下端部間を連結する底板部24eとで方形枠状に形成されている。ここで、案内板部24c及び24dの夫々は、図2に示すように、車両後方側端面24f及び車両前方側端面24gが夫々車体側ロアブラケット22のチルトピボット軸23の中心を中心とする円弧面に形成されて帯状湾曲板部とされている。
そして、車体側アッパーブラケット24の取付板部24b、案内板部24c,24d及び底板部24eで囲まれる案内空間内に前述したアウターコラム12aが挿通されている。
このアウターコラム12aは、図3に示すように、左右側部に水平方向に突出し、平坦な端面を有する突出部12c及び12dが形成されており、これら突出部12c及び12dの先端側の摺接部に直方体状の応力緩和部材25a及び25bが固定されている。
ここで、応力緩和部材25a及び25bは、耐摩耗性に優れたPOM(ポリアセタール)樹脂、PA(ポリアミド)樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、PAI(ポリアミド・イミド)樹脂等の合成樹脂で形成され、突出部12c及び12dに接着、溶着等で固定されている。ここで、応力緩和部材25a及び25bの摺動性(耐久性)をより向上させるためには、例えばPOMに含油させたものなどの含油樹脂を適用することができる。
そして、一方の応力緩和部材25aは車体側アッパーブラケット24の案内板部24cの内側面に配設されたステアリングコラム12のガタ付きを防止するガタ詰めプレート26に摺接され、他方の応力緩和部材25bは車体側アッパーブラケット24の案内板部24dの内側面に摺接されている。
ここで、ガタ詰めプレート26は、図3に示すように、案内板部24cに上下方向に所定間隔を保って形成された一対の雌ねじ24hに螺合する一対の突出調整ボルト26a及び26bを有し、これら一対の突出調整ボルト26a及び26bによって、案内板部24cの内周面からの突出長が調整され、調整された突出長が突出調整ボルト26a及び26bに止めナット26c及び26dを螺合することにより保持されている。
また、アウターコラム12aの車両後方側端面12eにアウターコラム12aと車体側アッパーブラケット24との間の電気的導通経路を形成する導通部材27が配設されている。この導通部材27は、図5に示すように、導電性を有するバネ材で、アウターコラム12aの車両後方側端面12eに接するコラム側平板部27aと、このコラム側平板部27aに段部27bを介して連結されたブラケット側平板部27cとで構成されている。
ここで、コラム側平板部27aには留めねじ28を挿通する挿通孔27dが形成され、ブラケット側平板部27cの車体側アッパーブラケット24の案内板部24c対向面には半球状に突出された接触部27eが形成されている。
そして、図5に拡大図示するように、コラム側平板部27aがその挿通孔27dを通じて留めねじ28を車体側アッパーブラケット24の車両後方側端面12eに形成した雌ねじ29に螺合させることにより、車両後方側端面12eに固定され、ブラケット側平板部27cに形成された接触部27eがバネ材の弾性力によって所定の予圧を与えるように車体側アッパーブラケット24の案内板部24cにおける車両後方側端面24fに接触されている。
また、ステアリングコラム12が、車体側アッパーブラケット24の案内板部24c及び24dの車両前方側(図2で左側)に配設された電動チルト機構30によって上下方向に移動可能に保持されている。この電動チルト機構30は、図6に示すように、車体側アッパーブラケット24の案内板部24cの下端部に一体に形成された略方形枠状のギヤハウジング31内に抑え部材32によって固定配置した転がり軸受33と、前述した車体側アッパーブラケット24の取付板部24bの下面に配設した転がり軸受34とによって案内板部24cに沿って上下方向に延長し、且つ回転自在に支持されたねじ軸35を有する。
このねじ軸35には、ギヤハウジング31内の転がり軸受33の近傍位置にウォームホイール36が装着され、このウォームホイール36にウォーム37が噛合されている。このウォーム37は、図7に示すように、ギヤハウジング31内に配設された転がり軸受38及び39によって回転自在に保持され、その一端が、車体側アッパーブラケット24の案内板部24cに形成された取付板部24kに固定された電動モータ40の出力軸40aにカップリング40bを介して連結されている。
また、ギヤハウジング31のねじ軸35を挿通する挿通孔31a内にねじ軸35を覆う円筒覆体41が配設され、この円筒覆体41の先端にねじ軸35の外周面に摺接する大きな弾性を有するポリウレタン等の合成樹脂で製作されたダンパー42が配設されている。同様に、転がり軸受34の下端面にもねじ軸35の外周面に摺接するダンパー43が配設されている。
そして、ねじ軸35のダンパー42及び43間に、断面方形のナットホルダ44に保持されたナット45が螺合されている。このナットホルダ44は車体側アッパーブラケット24の案内板部24cに形成された上下方向に延長する案内溝46内に係合している。
また、このナットホルダ44に突出形成された係合ピン47がアウターコラム12aに一体に設けられた形成された突出部12cに形成された軸方向に延長する長孔12mに係合されており、ナットホルダ44のねじ軸35における軸芯回りの回転運動が規制され、ねじ軸35の正逆回転によってナットホルダ44が上下方向に移動される。
したがって、電動モータ40によってウォーム37を正逆転駆動することにより、ウォームホイール36を介してねじ軸35が正逆転駆動され、これによってナットホルダ44が上下動され、アウターコラム12aがチルトピボット軸23を中心として上下に揺動されてチルト機能を発揮することができる。ここで、電動モータ40、ウォーム37、ウォームホイール36、ねじ軸35及びナット45等で電動アクチュエータ48が構成されている。
また、ステアリングコラム12のアウターコラム12a及びインナーコラム12b間に電動テレスコ機構50が設けられている。
この電動テレスコ機構50は、インナーコラム12bのステアリングホイール側(図2で右端側)に取付けた連結板部57とこの連結板部57に連結されたアウターシャフト58a及びこのアウターシャフト58aに連結されたインナーシャフト58bとを有する連結ロッド58を有する。
インナーシャフト58bは外周面に雄ねじが形成され、この雄ねじに、図示しないウォームホイールが螺合され、このウォームホイールに噛合するウォームを図示しない電動モータで回転駆動することにより、インナーシャフト58bがステアリングコラム12の軸方向に直線移動することにより、インナーコラム12bをアウターコラム12aに対して進退させてテレスコ調整を行う。
ここで、アウターシャフト58a内のインナーシャフト58bとの摺接部には、通常操舵時に伝達される荷重ではインナーシャフト58bを固定保持するが所定荷重以上の衝撃荷重が伝達されたときにインナーシャフト58bをアウターシャフト58aに対して摺動させる連結部材59が配設されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、ステアリングコラム12が車体側ロアブラケット22及び車体側アッパーブラケット24によって、図2に示すように、車体側部材21と平行に保持されているものとする。この状態では、アウターコラム12aの車両後方側端面12eに固定された導通部材27のブラケット側平板部27cに形成された接触部27eが車体側アッパーブラケット24の案内板部24cにおける車両後方側端面24fの上部側に接触している。
この状態では、ステアリングホイール13に内装された車両ホーンスイッチ、カーナビゲーションシステムの音量調整スイッチ等の電装部品におけるアース側が、ステアリングホイール13内を通って、図3に示すように、導電性を有するステアリングシャフト2のインナーシャフト11aに接続される。このインナーシャフト11aは、同様に導電性を有する転がり軸受を介して導電性を有するインナーコラム12bに電気的に接続されているので、電装部品20のアース側からインナーシャフト11a、アウターシャフト11b、インナーコラム12b及びアウターコラム12aを通じて、アウターコラム12aの車両後方側端部12eに固定された導通部材27に達する導電経路が形成される。
そして、この導通部材27では、図5に示すように、アウターコラム12aの端面に固定されたコラム側平板部27aから段部27bを通じてブラケット側平板部27cに達し、所定の予圧を与えた状態の接触部27eから車体側アッパーブラケット24の案内板部24cにおける車両後方側端面24fに達する導電経路が形成され、さらに、図3に示すように、案内板部24cから取付板部24bを介して車体側部材21に達する導電経路が形成される。
このため、ステアリングホイール13に内装された車両ホーンスイッチ、カーナビゲーションシステムの音量調整スイッチ等の電装部品20におけるアース側が、ステアリングシャフト2、ステアリングコラム3を通じ、さらに導通部材27を介して車体側アッパーブラケット24を通じて車体側部材21に電気的に接続されることになり、電装部品20のアースを確実に取ることができる。
この場合、車体側アッパーブラケット24の案内板部24cの車両後方側端面24fが車体側ロアブラケット22のチルトピボット軸23の中心を中心とする円弧面とされているので、後述するように、電動チルト機構30によってステアリングコラム12がチルト動作されても、導通部材27のブラケット側平板部27cに形成された接触部27eが確実に案内板部24cの車両後方側端面24fに接触することができると共に、導通部材27がバネ材で構成され、接触部27eが所定の予圧を与えた状態で、案内板部24cの車両後方側端面24fに接触しているので、導通部材27によるアウターコラム12aと車体側アッパーブラケット24の案内板部24cとの導通状態を確実に保持することができる。
ここで、導通部材27を設けない場合には、アウターコラム12aにおける突出部12c及び12dの先端に合成樹脂材で形成された応力緩和部材25a及び25bが配設されており、アウターコラム12aと車体側アッパーブラケット24との間が応力緩和部材25a及び25bによって絶縁された状態となるので、両者間の導通経路を別途形成する必要があるが、本実施形態では、導通部材27によってアウターコラム12aと車体側アッパーブラケット24との間に導電経路を形成するので、後述するチルト動作によるアウターコラム12aの上下方向の揺動にかかわらず、導電経路を確実に形成することができる。
この状態で、運転者が、位置調整式ステアリング装置10のステアリングコラム12のチルト調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたチルト機構用のコントロールスイッチをチルトアップ方向(又はチルトダウン方向)に操作すると、電動チルト機構30の電動モータ40を例えば正転(又は逆転)駆動される。
これに応じて、ウォーム37を介してウォームホイール36を介してねじ軸35を逆転(又は正転)駆動することにより、ナット45が図6で見て上方(又は下方)に移動し、これによってナットホルダ44に形成された係合ピン47がアウターコラム12aに設けられた突出部12cに形成された長孔12mに係合しているので、アウターコラム12aがチルトピボット軸23を中心として上方(下方)に回動し、チルトアップ(又はチルトダウン)調整を行うことができる。
このとき、ステアリングコラム12のアウターコラム12aに形成された突出部12c及び12dの先端に応力緩和部材25a及び25bが装着され、これら応力緩和部材25a及び25bがガタ詰めプレート26及び車体側アッパーブラケット24の案内板部24dの内側面に摺接しているので、ステアリングコラム12と車体側アッパーブラケット24との摺接面の平行度がズレている場合に、組立時にガタ詰めプレート26及び案内板部24dに応力緩和部材25a及び25bが競り合うような状態となるが、時間の経過とともに応力緩和部材25a及び25bがガタ詰めプレート26及び案内板部24dの摺接面に馴染み、摺接面の面積が広がり、摺接面の面圧を下げることができる。
このように摺接面の面圧が下がることで、摺接面の潤滑切れや損傷を確実に防止することができると共に、摺接時に異音の発生や電動チルト機構30の電動モータ40を駆動する駆動電流の上昇を防ぐことができる。さらに、寸法精度を向上させる必要もなくなり、製造コストの低減を図ることができる。
さらにまた、応力緩和部材25a及び25bをアウターコラム12aの突出部12c及び12dに装着するので、応力緩和部材25a及び25bの摺動方向の長さが突出部12c及び12dの長さでよく、応力緩和部材25a及び25bを必要最小限の大きさに設定することができる。
また、運転者が、位置調整式ステアリング装置10のステアリングコラム12のテレスコ調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたテレスコ機構用のコントロールスイッチを伸張方向(又は収縮方向)に操作すると、電動テレスコ機構50の図示しない電動モータを正転(又は逆転)駆動することにより、連結ロッド58をステアリングコラム12の軸方向に移動させて、連結板部57を介してインナーコラム12bをアウターコラム12aに対して伸縮させてテレスコ調整を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態においては、応力緩和部材25a及び25bをアウターコラム12aの突出部12c及び12dに接着又は溶着する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、応力緩和部材25a及び25bをねじ止め等の他の固着手段を適用して固定するようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態においては、導通部材27を留めねじ28によってアウターコラム12aの車両後方側端面24fに固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ボルト、リベット等の他の固着手段を適用したり、溶接、接着等の固着手段を適用したりすることもできる。しかも、導通部材27はアウターコラム12aの車両後方側端面24fに固定する場合に限らず、アウターコラム12aの側面に固定するようにしてもよく、さらには車体側アッパーブラケット24の案内板部24cにブラケット側平板部27cを固定し、コラム側平板部27aに接触部を形成して、この接触部をアウターコラム12aに形成したピボット軸23の中心を中心とする円弧面でなる接触面に接触させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、導通部材27をバネ材で形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、僅かに弾性を有すればよいので、導電性を有する金属板や導電性ゴム等で形成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、導通部材27を所定の予圧を与えた状態で、車体側アッパーブラケット24の案内板部24cにおける車両後方側端面24fに接触させているので、車両後方側端面24fの円弧面は、必ずしもチルトピボット軸23の中心を中心とする円弧面である必要はなく、チルトピボット軸23の中心から少しずれた位置を中心とする円弧面としてもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、導通部材27のブラケット側平板部27cに半球状の接触部27eを形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、接触部27eを省略して、これに代えてブラケット側平板部27cにプレス加工によって案内板部24cの車両後方側端面24fに接触する湾曲部を突出形成するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、導通部材27をコラム側平板部27a、段部27b及びブラケット側平板部27cで底面から見てクランク状に形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、導通部材27をコラム側平板部27aを延長させた平板状に形成し、その案内板部24cの車両後方側端面24fに対向する位置にコイルバネ等の導電性弾性体を配設し、この導電性弾性体の先端に接触部を形成するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、アウターコラム12a及び車体側アッパーブラケット24の案内板部24c間に導通部材27を配設した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アウターコラム12a及び車体側アッパーブラケット24の案内板部24d間に導通部材27を配設するようにしてもよく、アウターコラム12aと車体側アッパーブラケット24の案内板部24c及び24dとの双方間に導通部材27を配設するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、アウターコラム12aと案内板部24c及び24dとの何れか一方に固定し、他方に接触させる導通部材27を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、位置調整式ステアリング装置の左側面図を表す図8に示すように、アウターコラム12aと車体側アッパーブラケット24の案内板部24cとの間に導電部材として可撓性を有するリード線60を適用し、これらの両端をねじ留めなどによってアウターコラム12a及び案内板部24cに固定するようにしてもよい。この場合には、案内板部24cに導電部材が摺接しないので、案内板部24c及び24dを側面から見て湾曲させる必要はなく、取付板部24bと直交する方向に直線状に延長させている。
さらに、上記実施形態においては、アウターコラム12aの突出部12c及び12dとガタ詰めプレート26及び案内板部24dとの間に応力緩和部材25a及び25bを設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アウターコラム12aの突出部12c及び12dとガタ詰めプレート26及び案内板部24dとの間に固体潤滑剤を設けるようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、ガタ詰めプレート26を車体側アッパーブラケット24の案内板部24c側に設けた場合について説明したが、案内板部24d側に設けるようにしてもよく、さらには案内板部24c及び24dの双方に設けるようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、電動チルト機構30を有する位置調整式ステアリング装置に本発明を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動チルト機構30を省略した通常の手動チルト機構を有する位置調整式ステアリング装置にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては、アウターコラム12aの車両前方側端部を車体側ロアブラケット22によってチルトピボット軸23を介して上下方向に揺動自在に支持した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、位置調整式ステアリング装置の左側面図を表す図9に示すように、アウターコラム12aの車両前方側端部にステアリングシャフト2に電動モータ71で発生する操舵補助力を伝達する電動パワーステアリング装置72を配設し、この電動パワーステアリング装置72の減速ギヤハウジング73を車体側ロアブラケット22にチルトピボット軸23で上下方向に揺動自在に支持するようにしてもよい。なお、74は電動モータ71を駆動するモータ制御装置である。
本発明による位置調整式ステアリング装置を車両に搭載した状態を示す全体構成図である。 位置調整式ステアリング装置の左側面図である。 図2の電動チルト機構及び電動テレスコ機構を省略したA−A線状の断面図である。 導通部材を示す底面図である。 導通部材を取付けた状態の拡大図である。 電動チルト機構を示す図2のB−B線上の断面図である。 図6のC−C線上の断面図である。 導電部材の他の例を示す位置調整式ステアリング装置の左側面図である。 電動パワーステアリング装置を備えた位置調整式ステアリング装置の左側面図である。
符号の説明
10…位置調整式ステアリング装置、11…ステアリングシャフト、12…ステアリングコラム、12a…アウターコラム、12b…インナーコラム、12c,12d…突出部、13…ステアリングホイール、14,16…ユニバーサルジョイント、15…中間シャフト、17…ステアリングギヤ機構、18…タイロッド、19…転舵輪、21…車体側部材、22…車体側ロアブラケット、23…チルトピボット軸、24…車体側アッパーブラケット、24b…取付板部、24c,24d…案内板部、24e…底板部、24f…車両後方側端面、26…ガタ詰めプレート、25a,25b…応力緩和部材、27…導電部材、27a…コラム側平板部、27b…段部、27c…ブラケット側平板部、27d…挿通孔、27e…接触部、28…留めねじ、30…電動チルト機構、50…電動テレスコ機構、60…リード線、72…電動パワーステアリング装置

Claims (7)

  1. ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持し、車両前方側で揺動自在に支持されたステアリングコラムと、車体側部材に車両後方側で固定されて前記ステアリングコラムを位置調整動作可能に支持すると共に、導電性を有する車体側ブラケットとを備えた位置調整式ステアリング装置であって、
    前記ステアリングコラムと前記車体側ブラケットとの間に導通部材を配設し
    前記車体側ブラケットは、前記ステアリングコラムをチルト動作可能に支持し、前記導電部材が接触する端面が当該ステアリングコラムのチルト動作時の回転中心と同等の回転中心を有する円弧状に形成されていることを特徴とする位置調整式ステアリング装置。
  2. ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持し、車両前方側でピボット軸によって揺動自在に支持されたステアリングコラムと、車体側部材に前記ピポット軸より車両後方側で固定されて前記ステアリングコラムを位置調整動作可能に支持すると共に、導電性を有する車体側ブラケットとを備えた位置調整式ステアリング装置であって、
    前記ステアリングコラムと前記車体側ブラケットとの間に導通部材を配設し、
    前記導通部材は、一端が前記車体側ブラケットの案内板部に固定され、他端が前記ステアリングコラムに形成した前記ピボット軸の中心軸を中心とする円弧面に接触されていることを特徴とする位置調整式ステアリング装置。
  3. 前記導通部材は、一端が前記ステアリングコラム及び前記車体側ブラケットの何れか一方に固定され、他端が前記ステアリングコラム及び前記車体側ブラケットの他方に摺接する導電性金属片で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置調整式ステアリング装置。
  4. 前記導電性金属片はバネ材で構成され、自身の弾性力によって前記車体側ブラケット又は前記ステアリングコラムに所定予圧を与えた状態で接触されていることを特徴とする請求項3に記載の位置調整式ステアリング装置。
  5. 前記ステアリングコラム及び前記車体側ブラケットとの間に絶縁性材が介挿されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の位置調整式ステアリング装置。
  6. 前記絶縁性材は、前記ステアリングコラム及び前記車体ブラケット間の摺動性を確保する固体潤滑材又は応力緩和部材であることを特徴とする請求項に記載の位置調整式ステアリング装置。
  7. 前記ステアリングコラムの位置調整を手動機構によって行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の位置調整式ステアリング装置。
JP2007172386A 2007-06-29 2007-06-29 位置調整式ステアリング装置 Active JP5104068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172386A JP5104068B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 位置調整式ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172386A JP5104068B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 位置調整式ステアリング装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009006962A JP2009006962A (ja) 2009-01-15
JP2009006962A5 JP2009006962A5 (ja) 2010-08-05
JP5104068B2 true JP5104068B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40322477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007172386A Active JP5104068B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 位置調整式ステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5104068B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5509721B2 (ja) * 2009-08-10 2014-06-04 日本精工株式会社 車両用ステアリング装置
EP3118084B1 (en) 2014-06-13 2018-10-10 NSK Ltd. Steering device
JP6390295B2 (ja) * 2014-09-16 2018-09-19 日本精工株式会社 ステアリング装置
EP3162657B1 (en) * 2014-09-16 2018-10-24 NSK Ltd. Steering apparatus
EP3059139B1 (en) 2015-02-23 2017-12-27 Jtekt Corporation Steering system

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328077U (ja) * 1986-08-08 1988-02-24
JPH08216895A (ja) * 1995-02-17 1996-08-27 Nissan Motor Co Ltd ステアリングコラム支持装置
JP4581245B2 (ja) * 2000-12-26 2010-11-17 日本精工株式会社 車両用電動チルト式ステアリング装置
JP4304584B2 (ja) * 2003-06-18 2009-07-29 株式会社ジェイテクト チルトヒンジ機構および電動パワーステアリング装置
JP2005022450A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nsk Ltd 車両用ステアリング装置
JP2008207612A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2008222050A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Jtekt Corp 位置調整式ステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009006962A (ja) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5233671B2 (ja) チルト式ステアリング装置
JP5104068B2 (ja) 位置調整式ステアリング装置
EP1905664A2 (en) Electrically adjustable telescopic steering apparatus
EP1488984B1 (en) Tilt steering assembly
KR20110096816A (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기 및 이를 구비한 전동식 동력 보조 조향장치
CN109421786B (zh) 电动转向柱装置
JP5272437B2 (ja) ステアリング装置
KR101124840B1 (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기 및 이를 구비한 전동식 동력 보조 조향장치
KR102566335B1 (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
US7780176B2 (en) Center take-off rack-and-pinion steering apparatus
KR101993295B1 (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
US20230311973A1 (en) Steering column device
JP2010058729A (ja) チルト式ステアリング装置とそのヒンジ機構
KR101305837B1 (ko) 자동차의 전동식 조향컬럼
JP2008094129A (ja) 電動チルト式ステアリング装置
JP5310788B2 (ja) ステアリング装置
KR20170003155A (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
JP2017124640A (ja) ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット用ハウジング
JP2008265420A (ja) 位置調整式ステアリング装置
JP2008296753A (ja) チルト式ステアリング装置
US20080163711A1 (en) Center-takeoff rack-and-pinion steering apparatus
JP2019038440A (ja) 電動ステアリングコラム装置
JP2009062031A (ja) 電動テレスコ調整式ステアリング装置
JP4900679B2 (ja) センターテイクオフ型ステアリング装置
JP5471354B2 (ja) ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100623

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101022

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101022

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5104068

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3