JP5103204B2 - 消臭エアシャワー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人の身体や衣服等に付着した花粉、塵埃、雑菌等の粒子状汚染物質やガス状の悪臭物質を効果的に除去し得るようにした消臭エアシャワー装置に関するものである。
人間の屋外、屋内の活動により、身体や衣服、持ち物には、目に見えないが、花粉、塵埃、雑菌等の粒子状汚染物質やガス状の悪臭物質が付着する。このため、病院、研究所、ホテル、レストラン、食品工場等の建造物に従業員が入る場合には、粒子状汚染物質や悪臭物質を除去する必要がある。又、これらの建造物の利用客においても、粒子状汚染物質を除去することが好ましい。
このため、以前は人が自分で衣服に付着した粒子状汚染物質を手やブラシを用いて除去したり、衣服の洗濯や入浴により除去したり、霧吹きで消臭剤や芳香剤を衣服に吹き付けていた。しかし、全身に付着した粒子状汚染物質を手で払い落とすのは困難であり、又、洗濯や入浴では即時性がなく、更に消臭剤や芳香剤を全身への吹きつけるのも困難で非常に手間が掛かる。
このため、近年は、花粉、塵埃、雑菌等の粒子状汚染物質やガス状の悪臭物質を容易且つ確実に除去するために、粒子状汚染物質や悪臭物質を除去する装置が種々提案されており、斯かる装置の先行技術としては、例えば特許文献1〜4に示すものがある。
特許文献1は病院、クリーンルーム等の室内の消臭等を行うためのもので、装置本体内に設けたヒータ付きの気化器により二酸化塩素溶液を気化させ、この気化させた二酸化塩素ガスを、装置本体外部から吸入した空気と共に、ファンにより装置本体外部へ放出するようにしている。
特許文献2は浮遊微粒子類及び各種浮遊微生物類を排除するためのもので、ゲル状安定化二酸化塩素を紫外線照射装置により紫外線照射することにより蒸散させてガス化し、このガス化した二酸化塩素ガスを所定の濃度となるよう制御しつつ、空間内に放出するようにしている。
特許文献3はエレベータのかごや除塵室内で人や物に付着している塵埃を除去すると共に消臭するためのもので、揮発した消臭剤を濾過され且つ殺菌された空気と共に、エレベータのかごや除塵室内に放出するようにしている。
特許文献4は殺菌液を超音波振動により霧状化して、その微細なミストを室内に放出させて拡散させ身体に直接接触させるか、衣服の上から間接的に接触させる等して殺菌、消臭するものである。
特開2007−145654号公報 特開2007−163108号公報 特開平9−273783号公報 特開2006−129886号公報
特許文献1〜3のように二酸化塩素ガスや消臭用のガスを用いる場合、ガスは空間内を拡散して低密度となるため、良好な消臭効果を期待できず、且つ、液状の二酸化塩素ガスや消臭剤をガス化する必要があるため、ガス化に時間を要して即効性に乏しい。又、特許文献1、2では、ガス化させるための気化器や紫外線照射装置を設置する必要があるため、余分な装置が必要となって大型化やコストアップを招来し、更に、特許文献3の場合は消臭剤は揮発性のものに限られ、しかも拡散し易いので、人が呼吸により吸込む虞があり、好ましくない。
特許文献4の場合は、殺菌液をガス化させるために超音波振動装置を殺菌液内に設置しなければならず、スケール等の固形物が振動素子に付着するために継続使用に伴い振動素子に劣化が生じ、従って、超音波振動装置の維持管理に手間が掛かると共に、コストが嵩むという問題がある。
本発明は、上述の実情に鑑み、液状の消臭剤のガス化が不要であると共に迅速に高い消臭効果を得ることができ、且つ、人が吸込む虞が少なく、しかも、ガス化のための余分な装置を不要として設備費、運転維持費を低減させることができるエアシャワ装置を提供することを目的としてなしたものである。
本発明の請求項1の消臭エアシャワー装置においては、筐体のブースに面した壁面には、ジェットエアをブース内に吹出す複数のジェットエア吹出しノズルと、ブース内の空気を筐体内に取込むフィルタを備えた空気吸込み口と、液状の消臭剤をブース内に入ってきた人の胸から腹の高さ位置に噴霧する消臭剤噴霧ノズルが取付けられ、前記筐体内には、前記ジェットエア吹出しノズルに清浄化された空気を供給する空気供給手段と、液状の消臭剤を消臭剤噴霧ノズルへ供給する消臭剤供給手段と、臭いセンサとが設けられ、ブース又は筐体のどちらかに前記空気供給手段と前記消臭剤供給手段とを制御する制御コントローラとを設ける消臭エアシャワー装置であって、
前記空気供給手段は、前記空気吸い込み口から空気を吸い込む送風機と、送風機から吐出されてフードを通り供給された空気を清浄化するフィルタと、該フィルタからの空気を取込んでジェットエア吹出しノズルへ供給するボックスとを備え、
前記消臭剤噴霧ノズルはエゼクタ型であり、
前記消臭剤供給手段は、圧縮機と、消臭剤タンクとを備え、消臭剤タンク内の消臭剤は、圧縮機からの圧縮空気が前記消臭剤噴射ノズルを通ることにより消臭剤噴射ノズルに吸込まれ、消臭剤噴射ノズルから圧縮空気に同伴されてブース内に噴霧し得るよう構成され、
前記ブースに入ってきた人がエアシャワー運転スイッチをオンとした後は、前記臭いセンサで検出された臭いが所定レベル以上の場合に、前記圧縮機が駆動され、前記臭いセンサで検出された臭いが所定レベルよりも低くなると前記圧縮機を停止するように制御コントローラが制御する
本発明の請求項1に記載の消臭エアシャワー装置によれば、ブースに入ってきた人の身体や衣服等に付着した花粉、塵埃、雑菌等の粒子状汚染物質やガス状の悪臭物質に対し、液状の消臭剤を噴霧できるため、迅速に高い消臭効果を得ることができ、且つ、消臭剤のガス化が不要であるためブース内で浮上することが少なく、従って、人の顔から離れた位置に消臭剤を噴霧することにより人が吸込む虞が少なく、しかも、消臭剤のガス化のための余分な装置を不要とし且つガス状の悪臭物質が少ない場合の余分な運転を不要として設備費、運転維持費を低減させることができる、等種々の優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図6は本発明を実施する形態の一例である。
図1において、1は消臭エアシャワー装置本体である。この消臭エアシャワー装置本体1は、直方体状の筐体2を備えており、筐体2の前面壁2aにおける幅方向略中央部には、ジェットエア3を吹出すための複数のジェットエア吹出しノズル4a,4b,4c,4d,4eが上方から下方へ向けて一定間隔で配置されている。
而して、図6に示すように、ジェットエア吹出しノズル4aは消臭エアシャワーを浴びる人5の喉の近辺にジェットエアを吹付け得るように配置され、ジェットエア吹出しノズル4bは2組で、人5の胸の左右にジェットエアを吹付け得るように配置され、ジェットエア吹出しノズル4cは人5の腹部近傍にジェットエアを吹付け得るよう配置され、ジェットエア吹出しノズル4d,4eは人5の腰から脚にかけてジェットエアを吹付け得るように配置されている。
又、前面壁2aには、高さ方向位置がジェットエア吹出しノズル4b,4c間に位置して人5の左側に消臭剤を吹付けるためのエゼクタ型の消臭剤噴霧ノズル6が設置されている。消臭剤噴霧ノズル6の中心から向って右側のジェットエア吹出しノズル4b中心までの距離L1及び消臭剤噴霧ノズル6の中心からジェットエア吹出しノズル4c中心までの距離L2は夫々約300mm以内程度とする。
前面壁2aの向って右側端部近傍位置には、上下に分かれて2組の空気吸込み口7が設置されている。空気吸込み口7には、プレフィルタ7aが設けられている。図1中、8はエアシャワー運転スイッチ、9は消臭剤噴霧運転スイッチである。
筐体2内には、図2、図4に示すように空気供給手段1aが配置されている。すなわち、筐体2内には、ジェットエア吹出しノズル4a〜4eに空気を供給するためのボックス10と、ボックス10の後面に設置されたHEPAフィルタのような高性能なフィルタ11と、送風機12とが配置されており、送風機12の吐出側とフィルタ11との間には送風機12からの空気をフィルタ11からボックス10へ案内するためのフード13が配置されている。
筐体2内には図3、図4に示すように消臭剤供給手段1bが配置されている。すなわち、筐体2内には、圧縮機14と、消臭剤タンク15とが配置されており、圧縮機14の吐出口と消臭剤噴霧ノズル6の後端とは中途部に電磁弁16を備えた管路17により接続されている。又、上端を消臭剤噴霧ノズル6の軸方向中間部に形成されたくびれ部6a(図5参照)に接続した管路18の下端は、消臭剤タンク15の底面近傍まで垂下して、貯留されている液状の消臭剤19内に挿入されている。図4中、20は臭いセンサである。
消臭剤19としては、例えばベタイン化合物を含む溶液が用いられる。ベタイン化合物は、アンモニアや硫化水素等の悪臭物質に対して有効である。消臭剤19としては、他に界面活性剤や植物性抽出油等、消臭対象の化学物質に対して有効なものを用いることができる。
消臭エアシャワー装置本体1の筐体2の前面壁2a側には、消臭エアシャワーを行なう際に人5が入るブース22が設けられている。22aはブース22の出入り口である。
次に、上記した実施の形態の運転の仕方について説明する。
I)手動運転方式の場合
手動運転方式の場合について図10のフローをも参照しつつ説明する。
ブース22に入った人5がエアシャワー運転スイッチ8をオンにすると、送風機12が駆動される。このため、ブース22内の空気Aは、プレフィルタ7aで比較的大きな塵埃、雑菌等が除去されて空気吸込み口7から筐体2内に取込まれ、送風機12により加圧されてフード13からフィルタ11へ供給され、フィルタ11で花粉、塵埃、雑菌等の粒子状汚染物質が除去されて更に高度に清浄化され、ボックス10に導入される。又、ボックス10内に導入された空気は、ジェットエア吹出しノズル4a〜4eからブース22内に入っている人5に向かいジェットエア3としてエアシャワーされる。而して、ジェットエア3は、被服に付着した粒子状汚染物質を除去し、再び空気吸込み口7から筐体2内に取込まれ、上述したと同様に、フィルタ11で高度に清浄化され、ボックス10からジェットエア吹出しノズル4a〜4eを介しブース22内に入っている人5に向かい吹出され、エアシャワーに供されることを繰返す。
ジェットエア3によるエアシャワー中に、人5は消臭剤噴霧運転スイッチ9をオンにする(図10のS1(以下同様))。而して、送風機12が駆動されてエアシャワーが行なわれている場合(S2)は、電磁弁16が開くと共に圧縮機14が駆動され、圧縮空気Acが管路17を通り消臭剤噴霧ノズル6へ導入され、消臭剤噴霧ノズル6からブース22内へ吹込まれる。
この際、消臭剤噴霧ノズル6のくびれ部6aは低圧となるため、消臭剤タンク15の液状の消臭剤19は管路18を通って消臭剤噴霧ノズル6内に吸上げられ、圧縮機14からの圧縮空気Acに同伴されて消臭剤噴霧ノズル6からブース22内へ粒径10〜20μm程度の霧状消臭剤19a(図3参照)として噴霧される(S3)。而して、霧状消臭剤19aはジェットエア吹出しノズル4b,4cからのジェットエア3と混合して人5の腹部から胸部にわたりに吹付けられて消臭エアシャワーが行なわれる。
このため、人5の衣服等に付着していた、粒子状汚染物質が除去されガス状の悪臭物質が消臭される。消臭剤19の噴霧が一定時間経過すると圧縮機14が停止すると共に電磁弁16が閉止して消臭剤19の噴霧は停止され(S4)、且つ、送風機12が停止して消臭エアシャワーは終了する。
本図示例によれば、ジェットエア3により衣服に付着した粒子状汚染物質を吹飛ばすと共に、衣服に吸着したガス状の悪臭物質を霧状消臭剤19aにより化学反応若しくはマスキングさせて消臭化できることと合せ、ジェットエア3が衣服を叩くことで、ガス状の汚染物質を剥離させる効果も加わって、臭気源となる粒子状汚染物質とガス状の悪臭物質を同時に迅速に除去することが可能となり、消臭に係る労力を軽減することができる。
又、霧状消臭剤19aはジェットエアに誘引されるため、高密度のまま勢い良く衣服にぶつかり、繊維の奥まで消臭が可能である。
又、本発明の図示例では、液状の消臭剤19のガス化が不要であり、従って、液状の消臭剤19等を加熱したり、紫外線照射装置により紫外線を当てたり、揮発させたりしてガス化する従来の手段や、超音波振動装置により振動させて霧化させる従来手段の場合と比較して、起動から消臭剤19の噴霧までの時間が極めて短時間であり、しかも、ガス化のための機器が不要であるため、機器スペースが小さくてすみ、設備費や運転維持費を低減することができ、利便性が高いという効果がある。例えば、水1gの場合、液体だと容積は1mL、気体だと約1360mLである。従って、同じ物質でも気体よりも液体の方が密度は高く、周囲に拡散せずに衣服に接触する割合が高く、良好な消臭効果を得ることができる。
又、消臭剤を超音波振動装置によりガス化する場合では、振動素子にスケールが付着して固化し、性能が劣化するため、振動素子の清掃や交換の頻度が高いが、本図示例の場合は、スケールが発生したとしても消臭剤噴霧ノズル6から排出されるため、噴霧量の劣化は殆どなく、この点からも高い消臭効果や利便性を得ることができる。
更に、噴霧された霧状消臭剤19aは粒子状汚染物質とも反応するので、ジェットエア3により粒子状汚染物質を除去した後に霧状消臭剤19aをガス状の悪臭物質と反応させることにより、消臭剤19の消費量を節減することができる。
又更に、本図示例のように手動式とすることにより、エアシャワーのみを選択して使用することが可能となるため、消臭剤19に含まれる化学物質に対してアレルギーを有する人でも、花粉、塵埃や雑菌等の粒子状汚染物質の除去が可能であり、又、消臭専門或は悪臭負荷に応じた高度な消臭専門エアシャワーとすることが可能である。
更に又、霧状消臭剤19aは液状であるため、噴霧後に浮遊して上昇する虞が少なく、且つ、噴霧する高さが人5の胸から腹にかけた位置であるため、人5が呼吸により吸引する虞も少ない。
II)タイマ運転方式の場合
タイマ運転方式を行なう場合の制御ブロック図は図8に示されており、図11のフローに従って運転が行なわれる。図8中、23はタイマ24,25,26を内蔵した制御コントローラでエアシャワー運転スイッチ8からの指令信号が与えられるようになっている。又、タイマ24からは送風機12に起動、停止指令を与え得るようになっており、タイマ25からは圧縮機14及び電磁弁16に起動或は開指令を与え得るようになっており、タイマ26からは圧縮機14及び電磁弁16に停止或は閉指令を与え得るようになっている。
エアシャワー運転スイッチ8からの指令が制御コントローラ23に与えられると、タイマ24からの指令により送風機12が駆動され(図11のS11(以下同様))、ブース22内の人5に対するジェットエア3の吹付けが行なわれて粒子状汚染物質の除去が行なわれる。而して、送風機12の運転開始後一定時間経過するとタイマ25からの指令により圧縮機14が駆動されると共に、電磁弁16が開く。このため、圧縮機14からは圧縮空気Acが管路17を通り消臭剤噴霧ノズル6へ導入され、消臭剤噴霧ノズル6からブース22内へ吹込まれる。
この際、消臭剤タンク15の消臭剤19は管路18を通って消臭剤噴霧ノズル6内に吸い上げられ、圧縮機14からの圧縮空気Acに同伴されて消臭剤噴霧ノズル6からブース22内へ粒径10〜20μm程度の霧状消臭剤19aとして噴霧される(S12)。而して、霧状消臭剤19aはジェットエア吹出しノズル4b,4cからのジェットエア3と混合して人5の腹部から胸部にわたりに吹付けられて消臭エアシャワーが行なわれる。
このため、人5の衣服等に付着していた、粒子状汚染物質が除去されガス状の悪臭物質が消臭される。消臭剤19の噴霧が一定時間経過すると、タイマ26からの指令により圧縮機14が停止すると共に電磁弁16が閉止して消臭剤19の噴霧は停止され(S13)、更に一定時間が経過するとタイマ24からの指令により送風機12が停止(S14)して消臭エアシャワーは終了する。
タイマ運転方式の場合においても手動運転方式の場合と同様の作用効果を奏し得ることができる。又、消臭剤19の噴霧は必ず行なわれるため、消臭専門のエアシャワーとする場合に適している。
III)自動運転方式の場合
自動運転方式を行なう場合の制御ブロック図は図9に示されており、図12のフローに従って運転が行なわれる。図9中、27はタイマ28を内蔵した制御コントローラでエアシャワー運転スイッチ8からの指令信号が与えられるようになっていると共に、臭いセンサ20から信号が与え得るようになっている。タイマ28からは送風機12に起動或は停止指令を与え得るようになっている。
エアシャワー運転スイッチ8からの指令が制御コントローラ27に与えられると、タイマ28からの指令により送風機12が駆動され(図12のS21(以下同様))、ブース22内の人5に対するジェットエア3の吹付けが行なわれて粒子状汚染物質の除去が行なわれる。又、臭いセンサ20で検出された臭いが所定レベル以上になって(S22)、その信号が制御コントローラ27に与えられると、制御コントローラ27からの指令により圧縮機14が駆動されると共に、電磁弁16が開く。このため、圧縮機14からの圧縮空気Acが管路17を通り消臭剤噴霧ノズル6へ導入され、消臭剤噴霧ノズル6からブース22内へ吹込まれる。
この際、消臭剤タンク15の消臭剤19は管路18を通って消臭剤噴霧ノズル6内に吸い上げられ、圧縮機14からの圧縮空気Acに同伴されて消臭剤噴霧ノズル6からブース22内へ粒径10〜20μm程度の霧状消臭剤として噴霧される(S23)。而して、霧状消臭剤19aはジェットエア吹出しノズル4b,4cからのジェットエア3と混合して人5の腹部から胸部にわたり吹付けられて消臭エアシャワーが行なわれる。
このため、人5の衣服等に付着していた、粒子状汚染物質が除去されガス状の悪臭物質が消臭される。臭いセンサ20で検出された臭いが所定レベルよりも低くなると(S24)、制御コントローラ27からの指令により圧縮機14が停止すると共に電磁弁16が閉止して消臭剤19の噴霧は停止され(S25)、次いで送風機12が停止(S26)して消臭エアシャワーは終了する。なお、臭いセンサ20で検出された臭いが所定レベルよりも低い状態が一定時間経過すると(S27)、送風機1は停止(S26)する。
自動運転方式の場合においても手動運転方式やタイマ運転方式の場合と同様の作用効果を奏し得ることができる。又、消臭剤19の噴霧は臭いのレベルに対応して自動的に行なわれるので、消臭の確実性が向上した高度の消臭エアシャワーが行なわれる。
図7は筐体2内に配置される消臭剤供給手段1bの他の例で、消臭剤噴霧ノズル6は図5に示すようなエゼクタ型ではなく、軸心部に消臭剤流通孔6bが形成されている。図7中、29は高圧ポンプであり、高圧ポンプ29の吸込み側には下端にフート弁30を備えた管路31が接続され、吐出側には消臭剤噴霧ノズル6の消臭剤流通孔6bに連通する管路31が接続されている。而して、フート弁30は消臭剤タンク15に貯留された消臭剤19内に位置している。フート弁30を設けるのは、噴霧終了後に管路31内の残液が消臭剤タンク15に落水するのを防止し、次回の噴霧を迅速に行うようにするためである。
この場合も図3、図4に示す消臭剤供給手段1bと同様、手動運転方式、タイマ運転方式、自動運転方式の何れによっても上述したところと同様にして運転を行なうことができる。具体的には、図8の制御コントローラ23のタイマ26,28から指令を与える対象が圧縮機14や電磁弁16ではなく、高圧ポンプ29となる。又、図9の制御コントローラ27から指令を与える対象も圧縮機14や電磁弁16ではなく、高圧ポンプ29となる。
消臭剤供給手段1bとして高圧ポンプ29を用いた場合も前記図示例と同様な作用効果を奏し得るが、加えて高圧ポンプ29を用いることにより圧縮機14を用いた場合よりも運転騒音レベルが低減して静粛な運転が可能となる。
なお、本発明の消臭エアシャワー装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の消臭エアシャワー装置における消臭エアシャワー装置本体の斜視図である。 本発明の消臭エアシャワー装置に適用する空気供給手段の側面図である。 本発明の消臭エアシャワー装置に適用する消臭剤供給手段の一例の側面図である。 図2、図3の平面図である。 図3に示す消臭剤供給手段に適用する消臭剤噴霧ノズルの断面図である。 消臭エアシャワー装置本体の前面壁に設けられたジェットエア吹出しノズル及び消臭剤噴霧ノズルの配置状態を説明するための正面図である。 本発明の消臭エアシャワー装置における消臭エアシャワー装置本体に適用する消臭剤供給手段の他の例を示す側面図である。 本発明の消臭エアシャワー装置をタイマ運転方式で運転する際に適用する制御ブロック図である。 本発明の消臭エアシャワー装置を自動運転方式で運転する際に適用する制御ブロック図である。 本発明の消臭エアシャワー装置を手動運転方式で運転する場合のフロー図である。 本発明の消臭エアシャワー装置をタイマ運転方式で運転する場合のフロー図である。 本発明の消臭エアシャワー装置を自動運転方式で運転する場合のフロー図である。
符号の説明
1 消臭エアシャワー装置本体
1a 空気供給手段
1b 消臭剤供給手段
2 筐体
2a 前面壁(壁面)
3 ジェットエア
4a,4b,4c,4d,4e ノズル
5 人
6 消臭剤噴霧ノズル
6b 消臭剤流通孔
7 空気吸込み口
7a プレフィルタ(フィルタ)
8 エアシャワー運転スイッチ
11 フィルタ
12 送風機
13 フード
14 圧縮機
15 消臭剤タンク
19 消臭剤
20 臭いセンサ
22 ブース
27 制御コントローラ
A 空気
Ac 圧縮空気

Claims (1)

  1. 筐体のブースに面した壁面には、ジェットエアをブース内に吹出す複数のジェットエア吹出しノズルと、ブース内の空気を筐体内に取込むフィルタを備えた空気吸込み口と、液状の消臭剤をブース内に入ってきた人の胸から腹の高さ位置に噴霧する消臭剤噴霧ノズルが取付けられ、前記筐体内には、前記ジェットエア吹出しノズルに清浄化された空気を供給する空気供給手段と、液状の消臭剤を消臭剤噴霧ノズルへ供給する消臭剤供給手段と、臭いセンサとが設けられ、ブース又は筐体のどちらかに前記空気供給手段と前記消臭剤供給手段とを制御する制御コントローラとを設ける消臭エアシャワー装置であって、
    前記空気供給手段は、前記空気吸い込み口から空気を吸い込む送風機と、送風機から吐出されてフードを通り供給された空気を清浄化するフィルタと、該フィルタからの空気を取込んでジェットエア吹出しノズルへ供給するボックスとを備え、
    前記消臭剤噴霧ノズルはエゼクタ型であり、
    前記消臭剤供給手段は、圧縮機と、消臭剤タンクとを備え、消臭剤タンク内の消臭剤は、圧縮機からの圧縮空気が前記消臭剤噴射ノズルを通ることにより消臭剤噴射ノズルに吸込まれ、消臭剤噴射ノズルから圧縮空気に同伴されてブース内に噴霧し得るよう構成され、
    前記ブースに入ってきた人がエアシャワー運転スイッチをオンとした後は、前記臭いセンサで検出された臭いが所定レベル以上の場合に、前記圧縮機が駆動され、前記臭いセンサで検出された臭いが所定レベルよりも低くなると前記圧縮機を停止するように制御コントローラが制御することを特徴とする消臭エアシャワー装置。
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