JP5102588B2 - 浄水器 - Google Patents

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Description

本発明は、浄水器に関するものである。
従来より、ポット型に形成した浄水器が知られている(例えば特許文献1参照)。
この浄水器は、内部に原水貯留部、浄水部、浄水貯留部を備え、上端部に形成した給水口から水道水等の原水を供給し、浄水貯留部に貯留されている浄水を注ぎ口から注ぎ出すものである。
特開平4−104881号公報
浄水器には、上蓋部に形成した給水口に開閉自在なフラップの一端部を枢支して設け、原水を供給する時にはフラップを回動させて給水口を開け、保存したり浄水を注ぎ口から注ぎ出す時には、フラップにて給水口を閉じておくものが知られている。
この浄水器にあっては、フラップの一端部を枢支していて、給水口を開閉するフラップの前端側を回動させるために直接このフラップの前端部を摘まむか、フラップの前端側と枢支部を挟んで反対側となる後端部を指で押さえてフラップを回動させる必要があるが、直接フラップの前端部を摘まむ場合には、ストロークが大きく面倒である。
フラップの後端部を指で押さえる場合には、枢支部と指で押さえる部分との間の距離が短いため、大きな力が必要となってしまうものであり、これを解消するため、枢支部と指で押さえる部分との間の距離を大きくとると、指で押さえる部分が側方に突出したり、あるいは誤って力が掛かってしまった場合に意に反してフラップが開いてしまう、といった問題があるものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、フラップの後端部に設けた指押し部に下方への力が掛かってもフラップが誤って開かれるのを防止すると共に、フラップの後端部が出っ張らずに冷蔵庫等にコンパクトに収納することが可能な浄水器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、上蓋部56に原水を給水するための給水口57を備えると共に、該給水口57に開閉自在なフラップ58を設ける浄水器50であって、前記フラップ58の後端部の左右に前後を長手方向とし左右を向いて開口する軸孔59を設けると共に軸孔59の後端部の上方の上面を指押し部58aとし、上蓋部56の給水口57の後端部近傍の左右にそれぞれ突設する軸60を設け、軸60と軸孔59との嵌合によってフラップ58を上蓋部56に対して前後方向にスライド自在で且つ回動自在とし、フラップ58を前方にスライドさせた時に、上蓋部56の給水口57の前端部の下面側に係合するストッパー63を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、上蓋部56の給水口57を閉塞しておく時には、フラップ58を最前位置Aにスライドしてフラップ58の軸孔59の後端部に軸60を位置させて、指押し部58aを軸60の上方に位置させることで、指押し部58aに下方への力が掛かってもフラップ58は回動せず、誤って開かれるのが防止されると共に、フラップ58の後端部が出っ張らずに冷蔵庫等にコンパクトに収納することが可能となる。
さらに、フラップ58を前方にスライドさせた時に、上蓋部56の給水口57の前端部の下面側に係合するストッパー63を設けることで、フラップ58を最前位置Aにスライドして給水口57を閉塞している時に誤ってフラップ58が開いてしまい、給水口57から原水がこぼれたりするのが防止される。
本発明にあっては、上蓋部の給水口を閉塞しておく時には、フラップを最前位置にスライドしてフラップの軸孔の後端部に軸を位置させて、指押し部を軸の上方に位置させることで、指押し部に下方への力が掛かってもフラップは回動せず、誤って開かれるのが防止されると共に、フラップの後端部が出っ張らずに冷蔵庫等にコンパクトに収納することが可能となる。上蓋部の給水口を開く時には、フラップを移動範囲の最後位置にスライドしてフラップの軸孔の前端部に軸を位置させて、指押し部を下方に押し下げることにより、フラップを軸孔の前端部に位置する軸を中心にして前端部を上方へと回動させ、容易に給水口を開くことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面に基づいて説明する。図1には、本発明の実施形態における一例の浄水器50を示している。
本発明の浄水器50はいわゆるポット型浄水器であって、水道水等の原水を供給して一旦貯留させておく原水貯留部51と、原水貯留部51の底部に装着される浄水カートリッジ1と、原水貯留部51及び浄水カートリッジ1の下方に位置する浄水貯留部52とで主体を成し、原水貯留部51内に貯留される原水が自重により浄水カートリッジ1を通過して浄水貯留部52内にまで流下する際に、浄水カートリッジ1内にて原水が浄化されるようになっている。
浄水器50は、上端が開口した有底筒型の外容器53と、外容器53の上端開口から挿入されて該外容器53内に配置される同じく上端が開口した有底筒型の内容器54とを具備している。内容器54は、外容器53の半分程度又はそれ以下の深さで形成してあり、外容器53の上半部に対して所定の隙間55を除く部分で隙間なく嵌合することで、内容器54内に上記の原水貯留部51を形成するとともに、内容器54の底壁54aと外容器53の底壁53aとの間に上記浄水貯留部52を形成するように設けている。上記隙間55は浄水貯留部52から上方に延設されるように形成され、浄水を注ぐ際の注ぎ路として機能する。
内容器54の上端開口には、上蓋部56を嵌め込み固定している。上蓋部56の中央には給水口57を開口させるとともに、該給水口57をその上方から塞ぐフラップ58を設けている。上蓋部56は、給水口57の周縁部の上面を若干凹没させて、フラップ58が載置される載置凹所56aとしてあり、この載置凹所56aにフラップ58が載置されるが、載置凹所56aはフラップ58よりも前後方向に長く形成してあり、フラップ58が載置凹所56a内を前後に移動することができる。フラップ58の後端部の上面は、使用者が指で下方に押したり、指で下方に押した状態で前後に移動させる指押し部58aとなっている。またフラップ58の後端部には長孔からなる軸孔59を穿設しており、上蓋部56において給水口57よりも後方に設置される円柱状の軸60を上記軸孔59内に回動自在に嵌合して枢支することで、フラップ58を給水口57に対して開閉自在としている。また、長孔からなる軸孔59と軸60との嵌合により、フラップ58は上蓋部56に対して前後方向にスライド自在となっている。なお、ここでの前後方向とは、注ぎ路を成す隙間55が位置する側を前方としたものである。したがって、隙間55の上端に形成される注ぎ口55aが給水口57の前方に位置し、給水口57を挟んで注ぎ口55aとは反対側に軸60が位置している。注ぎ口55aには、開閉自在な注ぎ蓋61を設けているが、設けない構造であってもよい。
原水貯留部51の底面はその最下部51aに向けて緩やかに下り傾斜に形成しており、浄水カートリッジ1は、上記原水貯留部51の最下部51aから更に下方に凹設される装着凹段部62内に上方から嵌め込んで装着される。装着凹段部62の底部中央は開口させており、装着凹段部62及びこれの底部の開口を介して(つまり装着凹段部62内に装着される浄水カートリッジ1を介して)、原水貯留部51とこれの下方に位置する浄水貯留部52とが連通する構造である。
浄水カートリッジ1は、内部に充填してある吸着剤(図示せず)の吸着作用によって原水を浄化する上流側の吸着浄水部2と、内部に充填してある濾過体(図示せず)の濾過作用によって吸着浄水部2を通過した原水を更に浄化する下流側の濾過浄水部3とを有しており、この吸着浄水部2と濾過浄水部3とで、原水貯留部51内の原水を流下させながら順次浄化したうえで浄水貯留部52内に吐出する浄水部4を構成している。更に、この浄水カートリッジ1内の浄水部4の上方には、内部に充填してあるミネラル剤(図示せず)のミネラル成分を浄水部4内を流れる原水の主流中に添加していくミネラル添加部5を形成している。
浄水カートリッジ1の下半部に形成される浄水部4は、上下端の開口した円筒状の濾過容器6内に中空糸膜等である濾過体を充填し、上端が開口した有底筒状を成すとともにその底部7aの中央から一段低い段部8を延設した吸着容器7の該段部8内に上記濾過容器6の下端部を嵌合させ、更に、内側の濾過容器6の周壁と外側の吸着容器7の周壁との間に活性炭等である粒状の吸着剤を充填させることで形成される。上記段部8の底壁中央には、段部8に嵌合される濾過容器6の下端開口に対して上下に所定空間を介して対向する吐出口9を開口させている。段部8の周壁の下端にはリブ状の係止突部10を内方に突出させており、この係止突部10が濾過容器6の下端面に当たることで、段部8内に嵌合される濾過容器6の下端と吐出口9との間の上記所定空間を規定する。
濾過容器6の下端部の外周面の溝部にはOリング11を嵌め込んでおり、このOリング11を介して濾過容器6の下端部と段部8とを密着させている。また、段部8の周壁には水平方向を長手方向とするスリット状の空気抜き孔12を濾過容器6の下端と同一高さとなるように複数設けており、濾過容器6の下端と吸着容器7の段部8との間に溜まった空気が側方の空気抜き孔12を通じて浄水貯留部52側に抜ける構造にしている。
また、濾過容器6の周壁から成る隔壁13には、この隔壁13を介して水平方向に並設される中央の濾過浄水部3とこれを囲む外周側の吸着浄水部2とを連通させる連通孔14を、複数設けている。この連通孔14は、水平方向を長手方向としてスリット状に形成されるもので、濾過容器6が段部8内に嵌合された状態で吸着浄水部2の下端部と同一高さになるように設けている。図示例では、吸着浄水部2の下端と同一高さに一列と、吸着浄水部2の下端から僅かに上方の高さに一列の、上下二列の連通孔14を設けている。各連通孔14の幅は、吸着浄水部2内に充填する吸着剤の径よりも小さく設けている。
浄水カートリッジ1の上半部に形成されるミネラル添加部5は、上端が開口した有底筒状を成すとともにその外底面中央には上方に凹んだ凹段部15aを設けてあるミネラル容器15の該凹段部15a内に濾過容器6の上端部を嵌合係止させ、該嵌合係止により濾過容器6上に載置されるミネラル容器15内にカルシウム剤等である粒状のミネラル剤を充填させ、更に、このミネラル容器15の上方から、下端が開口したキャップ状の上カバー16を被せ、該上カバー16の下端開口縁を吸着容器7の上端開口縁と係合させることで形成される。ここで、ミネラル容器15の上端開口縁は上カバー16の内周面に密着し、ミネラル容器15と上カバー16とで囲まれる空間がミネラル添加部5となる。
上カバー16の周壁であってミネラル容器15の側方に位置する部分には、小径の導水口17を全周に亘って多数開口させており、これら導水口17を通じて浄水カートリッジ1内に原水が導入される構造である。また、上カバー16の頂部であって濾過容器6内の濾過浄水部3の真上に位置する部分には、濾過部側排気口18を上下方向に貫通形成している。ミネラル容器15の上方に凹んだ凹段部15aの底面中央部からは、ミネラル容器15のミネラル剤を収容する部分を抜けて上方に伸びる細長パイプ状の空気抜き路19が延設されている。空気抜き路19の上端開口は、上カバー16の濾過部側排気口18に連通接続させる。つまり、ミネラル容器15の凹段部15aに接続される濾過容器6内の濾過浄水部3は、この空気抜き路19及び濾過部側排気口18を通じて上方の原水貯留部51に連通接続される構造である。
また、ミネラル容器15の外周壁には、スリット状のミネラル溶出孔20を多数穿設している。このミネラル溶出孔20は、ミネラル容器15内の空間であるミネラル添加部5と吸着容器7内の空間である吸着浄水部2とを連通接続させる流路を成すものである。更に、ミネラル容器15の周壁の上端縁には、下方に凹設した切り欠き21が周方向に間隔を空けて複数設けてあり、ミネラル容器15の上端開口縁が上カバー16の内面に密着したときに、各切り欠き21が、下方のミネラル溶出孔20とは別にミネラル添加部5と吸着浄水部2を連通させる空気導入孔22を成すようにしている。
ここで、上カバー16の頂部であって濾過部側排気口18を囲む部分には、周方向に等間隔を隔てて複数の排気口23を濾過部側排気口18とは別に上下方向に穿設している。この排気口23は、ミネラル添加部5内に生じる気泡をカートリッジ外に排出させるものであり、且つ、吸着浄水部2内に生じる気泡をカートリッジ外に吐出させる吸着部側排気口24を兼用したものである。上カバー16の頂部であって各排気口23を囲む部分からは、排気口23の周方向に等間隔を隔てて複数の突起部25を内方に(即ち下方に)延設しており、ミネラル添加部5内に充填されるミネラル剤が各排気口23に詰まることを防止している。
ところで、上記構成の浄水カートリッジ1を浄水器50に装着する際、浄水カートリッジ1の浄水部4が形成される下半部を、原水貯留部51から下方に凹設される上記装着凹段部62内に嵌め込み、浄水カートリッジ1のミネラル添加部5を形成する上半部を原水貯留部51の最下部51aよりも上方に位置させるのであるが、このとき装着凹段部62の底部中央の開口を通じて、吸着容器7の段部8の吐出口9や該段部8内に位置する濾過容器6の下端部が下方の浄水貯留部52側に突出する。
吸着容器7の周壁には、外側方に向けて凸状に形成される弾性変形可能な凸部26が全周に亘って一体に形成されており、この凸部26を全周に亘って装着凹段部62の内周面に弾接させることで、吸着容器7の周壁と装着凹段部62とを密着させている。また、吸着容器7の段部8の外周面の溝部にはOリング27を嵌め込んでおり、このOリング27を介して段部8と装着凹段部62とを密着させている。
そして、上記構成から成る浄水カートリッジ1を備えた本例の浄水器50を用いて浄水を得ようとする場合は、以下の手順による。即ち、まず上蓋部56のフラップ58を上方に回動させて給水口57を開き、給水口57を通じて水道水等の原水を原水貯留部51内に供給する。これにあたり、使用者は、フラップ58の後端部の指押し部58aを指で押してフラップ58を後方にスライドさせ、指押し部58aを指で押し下げてフラップ58を回動させる。フラップ58は、上述したように、後端部に設けた長孔からなる軸孔59に上蓋部56の軸60が嵌合されて前後方向にスライド自在となっており、フラップ58にて上蓋部56の給水口57を閉塞しておく時には、フラップ58の軸孔59の後端部に軸60を位置させて、フラップ58を上蓋部56の載置凹所56aの前後の移動範囲の最前に位置させる(図1(b)の実線Aの位置)。フラップ58の軸孔59の後端部は、指押し部58aの下方に位置しており、フラップ58が前記のように移動範囲の最前に位置する時には、指押し部58aに下方への力が掛かっても指押し部58aの下方に軸60が位置していてフラップ58は回動しない。そして、フラップ58を回動させる時には、上記のように指押し部58aを指で押しながらスライドしてフラップ58を移動範囲の最後に位置させ(図1(b)の破線Bの位置)、フラップ58の軸孔59の前端部に軸60を位置させる。この時には、軸60は指押し部58aの下方よりも前側に位置しており、指押し部58aを下方に押し下げると、フラップ58は軸孔59の前端部の軸60を中心にして前端部が上方へと回動し、給水口57が開かれる。
供給された原水は原水貯留部51内に一旦貯留されるとともに、上カバー16の多数の導水口17を通じて浄水カートリッジ1内に導入され、吸着浄水部2およびこれに連通する濾過浄水部3やミネラル添加部5内にまで原水が充填される。
ここで、原水が自重により浄水カートリッジ1内を通って浄水貯留部52にまで流下していく主流路は、導水口17から流下した後に吸着浄水部2内に一旦溜まって吸着剤の吸着作用により浄化された後に、吸着浄水部2の下端部と連通する連通孔14を通って濾過浄水部3内に導入され、濾過浄水部3内に充填される濾過体の濾過作用により更に濁り成分を濾過して浄化された後に、浄水カートリッジ1の最下端に開口される吐出口9を通じて下方の浄水貯留部52内に順次流下していく流路である。この主流路を通過する過程で、吸着作用及び濾過作用による浄水が行われる。
そして、この主流路に対してミネラル添加部5からは、該ミネラル添加部5内に充填された原水にミネラル剤のミネラル成分が溶出して得られた高ミネラル水が、ミネラル溶出孔20を通じて順次供給されていく。つまり、浄水カートリッジ1内を通過する原水には、吸着作用及び濾過作用による浄水が行われるとともに、ミネラル成分が添加されるものである。
ところで、浄水カートリッジ1内全体に原水が充填されて浄水が行われる際に、吸着浄水部2内や濾過浄水部3内に気泡が滞留していると通水性能が低下するとともに浄水の水質も不安定化する。しかし、上記構成の浄水カートリッジ1によれば、吸着浄水部2内に生じる気泡はミネラル溶出孔20や空気導入孔22を通じて上方のミネラル添加部5内にまで浮上したうえで、ミネラル添加部5内に生じる気泡と共に排気口23から原水貯留部51側に排出される。また、濾過浄水部3内に生じる気泡は濾過容器6内の上方にまで浮上したうえで、該濾過容器6と連通接続される空気抜き路19を通じて濾過部側排気口18に運ばれ、原水貯留部51側に排出される。
なお、原水貯留部51内において浄水カートリッジ1の濾過部側排気口18よりも上方にまで原水が貯留されている場合であっても、この空気抜き路19の上端部には空気溜りが常時生じて原水の流入を阻止する。したがって、空気抜き路19を通じて原水貯留部51内の原水が直接濾過浄水部3内に流入することは防止される。
本発明では、フラップ58の後端部に上蓋部56の軸60が嵌合される長孔からなる軸孔59を設けると共に、フラップ58を上蓋部56に対して前後方向にスライド自在としてあって、上蓋部56の給水口57を閉塞しておく時には、フラップ58を移動範囲の最前位置Aにスライドしてフラップ58の軸孔59の後端部に軸60を位置させて、指押し部58aを軸60の上方に位置させることで、指押し部58aに下方への力が掛かってもフラップ58は回動せず、誤って開かれるのが防止される。また、フラップ58を最前位置Aにスライドさせることで、後端部の指押し部58aが平面視において上蓋部56内に位置することとなり、出っ張り部を無くして冷蔵庫等にコンパクトに収納することが可能となる。
そして、上蓋部56の給水口57を開く時には、フラップ58を移動範囲の最後位置Bにスライドしてフラップ58の軸孔59の前端部に軸60を位置させて、平面視において指押し部58aを上蓋部56の軸60から離れた位置に配置する。そして、指押し部58aを下方に押し下げることにより、フラップ58が軸孔59の前端部に位置する軸60を中心にして前端部が上方へと回動し、容易に給水口57を開くことが可能となる。
なお、フラップ58をスライド自在としたことで、ポット型の浄水器50の場合に効果が大きいが、特にポット型の浄水器50に限定されないものである。
また、図2に示すように、フラップ58を前方にスライドさせた時に、上蓋部56の給水口57の前端部の下面側に係合するストッパー63を設けてもよい。図2に示す実施形態では、フラップ58の前端部に、下端部が略前方に向けて突出する側面視略L字状をしたストッパー63が下側に設けてある。フラップ58を移動範囲の最後位置Bにスライドした時には、ストッパー63は上蓋部56の給水口57の前端部の下面側に係合せず、フラップ58の前端部が上方へと回動する。フラップ58を移動範囲の最前位置Aにスライドした時には、ストッパー63が上蓋部56の給水口57の前端部の下面側に係合して、フラップ58の前端部の上方への回動が規制される。
これにより、フラップ58を最前位置Aにスライドして給水口57を閉塞している時に誤ってフラップ58が開いてしまい、給水口57から原水がこぼれたりするのが防止される。
本発明の一実施形態の断面図である。 本発明の他の実施形態の断面図である。
符号の説明
1 浄水カートリッジ
2 吸着浄水部
3 濾過浄水部
4 浄水部
5 ミネラル添加部
6 濾過容器
7 吸着容器
15 ミネラル容器
16 上カバー
50 浄水器
51 原水貯留部
52 浄水貯留部
55a 注ぎ口
56 上蓋部
56a 載置凹所
57 給水口
58 フラップ
58a 指押し部
59 軸孔
60 軸
61 注ぎ蓋
63 ストッパー
A 最前位置
B 最後位置

Claims (1)

  1. 上蓋部に原水を給水するための給水口を備えると共に、該給水口に開閉自在なフラップを設ける浄水器であって、前記フラップの後端部の左右に前後を長手方向とし左右を向いて開口する軸孔を設けると共に軸孔の後端部の上方の上面を指押し部とし、上蓋部の給水口の後端部近傍の左右にそれぞれ突設する軸を設け、軸と軸孔との嵌合によってフラップを上蓋部に対して前後方向にスライド自在で且つ回動自在とし、フラップを前方にスライドさせた時に、上蓋部の給水口の前端部の下面側に係合するストッパーを設けて成ることを特徴とする浄水器。
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