JP5102088B2 - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンの動弁装置に組み込まれるラッシュアジャスタに関する。
エンジンの吸気ポートまたは排気ポートに設けたバルブを動作させる動弁装置として、一端部を支点として揺動可能に支持されたアームの中央部をカムで押し下げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(スイングアーム式動弁装置)や、中央部を支点として揺動可能に支持されたアームの一端部をカムで押し上げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(ロッカアーム式動弁装置)や、上下にスライド可能に支持されたリフタボディをカムで押し下げ、そのリフタボディでバルブステムを押し下げるようにしたもの(ダイレクト式動弁装置)などが知られている。
これらの動弁装置は、エンジン作動中、動弁装置の構成部材間に生じる熱膨張差によって、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音や圧縮漏れを生じる恐れがある。また、動弁装置の摺動部が摩耗しても、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音を生じる恐れがある。
この異音や圧縮漏れを防止するため、一般に、動弁装置にはラッシュアジャスタが組み込まれ、そのラッシュアジャスタで動弁装置の構成部材間の隙間の変化を吸収する。
このようなラッシュアジャスタとして、上記スイングアーム式動弁装置においては、シリンダヘッドの上面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュのナット部材からの突出端で動弁装置のアームを揺動可能に支持するものが知られている(特許文献1)。
また、上記ロッカアーム式動弁装置においては、カムの回転に応じて揺動するアームの下面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュのナット部材からの突出端で動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献2)。
また、上記ダイレクト式動弁装置においては、シリンダヘッドに形成されたガイド孔に上下にスライド可能に挿入されるリフタボディと、そのリフタボディと一体に上下動するナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュのナット部材からの突出端で動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献3)。
これらのラッシュアジャスタは、動弁装置から取り外した状態では、リターンスプリングの付勢力によってアジャストスクリュがナット部材から突出するが、その状態で動弁装置に組み込むと、バルブがバルブシートに着座せず、エンジンが完爆しない。そのため、このラッシュアジャスタは、動弁装置に組み込む際に、アジャストスクリュをナット部材にねじ込み、そのアジャストスクリュをナット部材から突出しないように押さえておく必要があるが、アジャストスクリュを押さえておくのは煩雑である。
そこで、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持(以下、「初期セット」という)することが可能なラッシュアジャスタとして、上記ダイレクト式動弁装置においては、アジャストスクリュとナット部材の間に蝋を充填し、その蝋でアジャストスクリュを回り止めしたものが提案されている(特許文献3)。
このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュが蝋で初期セットされているので、動弁装置に組み込むときにアジャストスクリュを押さえておく必要がない。また、ラッシュアジャスタを動弁装置に組み込んだ後は、エンジン作動中の温度上昇によって蝋が融解し、アジャストスクリュの初期セットが解除される。
しかし、アジャストスクリュとナット部材の間の蝋は、いったん融解するとアジャストスクリュとナット部材の間から流出するので、アジャストスクリュを再び初期セットすることができない。そのため、エンジンをオーバーホールするときに、再びアジャストスクリュを初期セットすることができず、不便であった。
そこで、アジャストスクリュを繰り返し初期セットすることができるラッシュアジャスタとして、上記ダイレクト式動弁装置において、アジャストスクリュとナット部材とに形成した小径の貫通孔にセットピンを挿し通すことにより、アジャストスクリュを回り止めするようにしたものが知られている(特許文献4)。
しかし、アジャストスクリュとナット部材とに小径の貫通孔を形成するのは、コスト高である。また、アジャストスクリュを初期セットするときに、アジャストスクリュの貫通孔をナット部材の貫通孔に一致させる必要があるが、小径の貫通孔の位置を一致させる作業は容易でない。
特開2005−248912号公報 特開2007−92668号公報 特開2000−110523号公報 特開平11−62519号公報
この発明が解決しようとする課題は、アジャストスクリュを繰り返し初期セットすることができ、また、アジャストスクリュを初期セットする作業が簡単なラッシュアジャスタを提供することである。
上記の課題を解決するため、スイングアーム式動弁装置においては、前記アジャストスクリュの前記ナット部材からの突出部分の外周に設けた挿入孔に挿入される被挿入部と、その被挿入部から連続して設けられた操作つまみ部と、その操作つまみ部と前記ナット部材の上端面との間に上下に挟まれるばね部とからなるセットピンを設けた。
このようにすると、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだときに、セットピンのばね部が、操作つまみ部とナット部材の上端面との間に上下に挟まれて圧縮されるので、そのばね部の弾性復元力によってばね部とナット部材の上端面との間に摩擦が生じ、その摩擦によってアジャストスクリュが回り止めされ、その結果、アジャストスクリュを初期セットすることができる。また、セットピンを抜き取ることにより、アジャストスクリュの初期セットを解除することができる。
同様に、上記の課題を解決するため、ロッカアーム式動弁装置においては、前記アジャストスクリュの前記ナット部材からの突出部分の外周に設けた挿入孔に挿入される被挿入部と、その被挿入部から連続して設けられた操作つまみ部と、その操作つまみ部と前記ナット部材の下端面との間に上下に挟まれるばね部とからなるセットピンを設けた。
このようにすると、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだときに、セットピンのばね部が、操作つまみ部とナット部材の下端面との間に上下に挟まれて圧縮されるので、そのばね部の弾性復元力によってばね部とナット部材の下端面との間に摩擦が生じ、その摩擦によってアジャストスクリュが回り止めされ、その結果、アジャストスクリュを初期セットすることができる。また、セットピンを抜き取ることにより、アジャストスクリュの初期セットを解除することができる。
これらのラッシュアジャスタは、前記ばね部を、前記アジャストスクリュの外周に沿った円弧状に形成し、そのばね部は、ばね部の先端が、前記アジャストスクリュが前記ナット部材から突出する方向に回転するときの回転方向の前端となるように形成され、そのばね部を、ばね部の先端がばね部の中央よりもナット部材に近くなる方向(即ち、スイングアーム式動弁装置においては、ばね部の先端がばね部の中央よりも下側に位置する方向、ロッカアーム式動弁装置においては、ばね部の先端がばね部の中央よりも上側に位置する方向)に傾斜させると好ましい。
このようにすると、アジャストスクリュをナット部材にねじ込むときは、ばね部の先端がナット部材を滑るので、アジャストスクリュが円滑に回転するが、アジャストスクリュがナット部材から突出する方向に回転するときは、ばね部の先端がナット部材に食い込み、その食い込みによってアジャストスクリュの回転が規制される。そのため、アジャストスクリュを初期セットしたときに、そのアジャストスクリュの緩みを防止することができる。
また、上記各ラッシュアジャスタは、前記アジャストスクリュの前記ナット部材の上端面からの突出部分の外周にベース孔を形成し、そのベース孔に挿入した筒状部材の内周で前記挿入孔を構成すると好ましい。
さらに、このラッシュアジャスタは、次の構成を加えることができる。
1)前記筒状部材を、断面C形状として弾性的に縮径可能とする。
2)前記筒状部材が、軟質金属からなる。
3)前記筒状部材が、樹脂からなる。
この発明のラッシュアジャスタは、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだときに生じる摩擦力でアジャストスクリュを初期セットするので、アジャストスクリュを繰り返し初期セットすることが可能である。
また、このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュをナット部材にねじ込むだけで初期セットすることができるので、アジャストスクリュに形成した貫通孔と、ナット部材に形成した貫通孔とにセットピンを挿し通すようにしたラッシュアジャスタよりも、初期セット作業が簡単である。
また、前記ばね部を、前記アジャストスクリュの外周に沿った円弧状に形成し、そのばね部は、ばね部の先端が、前記アジャストスクリュが前記ナット部材から突出する方向に回転するときの回転方向の前端となるように形成され、そのばね部を、ばね部の先端がばね部の中央よりもナット部材に近くなる方向に傾斜させたものは、アジャストスクリュを初期セットしたときに、セットピンのばね部の先端がアジャストスクリュの緩み止めとして作用するので、輸送中の振動や衝撃によってアジャストスクリュの初期セットが誤って解除されるのを防止することができる。
また、前記アジャストスクリュの前記ナット部材の上端面からの突出部分の外周にベース孔を形成し、そのベース孔に挿入した筒状部材の内周で前記挿入孔を構成したものは、ベース孔が挿入孔よりも大径なので、アジャストスクリュに直接、挿入孔を加工する場合よりも、加工時間を短縮することができ、低コストである。
図1に、この発明の第1実施形態のラッシュアジャスタ1を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド2の吸気ポート3に設けられたバルブ4と、そのバルブ4に接続されたバルブステム5と、ラッシュアジャスタ1で揺動可能に支持されたアーム6とを有する。
バルブステム5は、バルブ4から上方に延び、シリンダヘッド2を摺動可能に貫通している。バルブステム5の上部外周には、環状のスプリングリテーナ7が固定され、スプリングリテーナ7の下面とシリンダヘッド2の上面の間にバルブスプリング8が組み込まれている。バルブスプリング8は、スプリングリテーナ7を介してバルブステム5を上方に付勢し、その付勢力によってバルブ4をバルブシート9に着座させている。
アーム6は、一方の端部がラッシュアジャスタ1で支持され、他方の端部がバルブステム5の上端に接触している。また、アーム6の中央部には、アーム6の上方に設けたカム10に接触するローラ11が取り付けられている。カム10は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)に同調して回転するカムシャフト12に一体に形成されており、カムシャフト12が回転すると、ベースサークル10aに対して隆起したカム山部10bが、ローラ11を介してアーム6を押し下げるようになっている。
ラッシュアジャスタ1は、シリンダヘッド2の上面に形成された収容穴13に収容されている。ラッシュアジャスタ1は、図2に示すように、上端が開放した筒状のナット部材14と、ナット部材14に挿入されたアジャストスクリュ15と、ナット部材14の下端を閉塞する底部材16と、底部材16とアジャストスクリュ15の間に組み込まれたリターンスプリング17と、アジャストスクリュ15に装着されたセットピン18とを有する。
アジャストスクリュ15の下部外周には雄ねじ19が形成され、雄ねじ19は、ナット部材14の内周に形成された雌ねじ20にねじ係合している。雄ねじ19と雌ねじ20は、アジャストスクリュ15をナット部材14に押し込む方向の荷重が負荷されたときに圧力を受ける圧力側フランク21のフランク角が、遊び側フランク22のフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されており、押し込み方向の静的荷重がアジャストスクリュ15に負荷されたときは、雄ねじ19と雌ねじ20の圧力側フランク21,21間の摩擦抵抗によってアジャストスクリュ15の回転が阻止され、一方、突出方向の静的荷重がアジャストスクリュ15に負荷されたときは、雄ねじ19と雌ねじ20の遊び側フランク22,22間の滑りによってアジャストスクリュ15の回転が許容されるようになっている。このような雄ねじ19と雌ねじ20は、例えば、圧力側フランク21のフランク角が75°、遊び側フランク22のフランク角が15°のものを採用することができる。
リターンスプリング17は、下端が底部材16で支持され、上端がスプリングシート23を介してアジャストスクリュ15を押圧しており、その押圧によって、アジャストスクリュ15をナット部材14から上方に突出する方向に付勢している。
アジャストスクリュ15は、ナット部材14の上端面24からの突出端25が半球状に形成されている。突出端25は、図1に示すように、アーム6の下面に形成された凹部26に嵌合し、その凹部26を支点としてアーム6を揺動可能に支持する。また、アジャストスクリュ15は、図3、図4に示すように、ナット部材14の上端面24からの突出部分の外周に径方向に貫通する挿入孔27が形成され、その挿入孔27にセットピン18が差し込まれている。
セットピン18は、金属製の1本の線材を曲げて形成されており、被挿入部28と、被挿入部28から連続して設けられた操作つまみ部29と、操作つまみ部29から連続して設けられたばね部30とからなる。被挿入部28はストレート形状であり、挿入孔27にスライド可能に挿入されている。操作つまみ部29は、アジャストスクリュ15の軸方向に見てアジャストスクリュ15に隣接する環状に形成されており、操作つまみ部29を持ってアジャストスクリュ15を回転操作可能となっている。
ばね部30は、図5に示すように、操作つまみ部29とナット部材14の上端面24との間に配置されており、アジャストスクリュ15をナット部材14にねじ込んだときに、操作つまみ部29とナット部材14の上端面24との間に上下に挟まれるようになっている。
また、ばね部30は、図3に示すように、アジャストスクリュ15の外周に沿った円弧状に形成され、ばね部30の先端30Aが、アジャストスクリュ15がナット部材14から突出するときのアジャストスクリュ15の回転方向(雄ねじ19が右ねじの場合、左回転方向)の前端となるように形成されている。さらに、図2に示すように、ばね部30は、ばね部30の先端30Aがばね部30の中央30Bよりもナット部材14の上端面24に近くなる方向(即ち、ばね部30の先端30Aがばね部30の中央30Bよりも下側に位置する方向)に傾斜している。
上述したラッシュアジャスタ1の動弁装置への組み込みは、例えば、次のようにして行なう。
まず、アジャストスクリュ15の挿入孔27にセットピン18の被挿入部28を挿入する。つづいて、セットピン18の操作つまみ部29を持ってアジャストスクリュ15を回転操作し、アジャストスクリュ15をナット部材14にねじ込む。このとき、図6に示すように、セットピン18のばね部30が、操作つまみ部29とナット部材14の上端面24との間に上下に挟まれて圧縮されるので、そのばね部30の弾性復元力によってばね部30とナット部材14の上端面24との間に摩擦が生じ、その摩擦によってアジャストスクリュ15が回り止めされ、その結果、アジャストスクリュ15は、ナット部材14にねじ込んだ状態に保持(すなわち、初期セット)される。また、ばね部30の先端30Aが、ナット部材14の上端面24に接触して食い込み、その食い込みによっても、アジャストスクリュ15のナット部材14から突出する方向の回転が規制される。
次に、図1に示すように、ラッシュアジャスタ1をシリンダヘッド2の収容穴13に挿入し、その状態で、アーム6とカムシャフト12を取り付け、その後、操作つまみ部29を持ってセットピン18を挿入孔27から抜き取る。セットピン18を抜き取ると、アジャストスクリュ15は、リターンスプリング17の付勢力によって回転しながら突出方向に移動し、図7に示すように、ローラ11がカム10に接触する位置までアーム6の端部を押し上げる。
その後、エンジンの作動によりカム10が回転して、カム10のカム山部10bがアーム6を押し下げると、バルブ4がバルブシート9から離れて、吸気ポート3を開く。このとき、アジャストスクリュ15に押し込み方向の荷重が負荷されるが、雄ねじ19の圧力側フランク21が雌ねじ20の圧力側フランク21で受け止められて、アジャストスクリュ15の軸方向位置が固定される。
更にカム10が回転して、カム山部10bがローラ11の位置を過ぎると、バルブスプリング8の付勢力によってバルブステム5が上昇し、バルブ4がバルブシート9に着座して、吸気ポート3を閉じる。
厳密には、カム10のカム山部10bがアーム6を押し下げるときに、雄ねじ19と雌ねじ20の圧力側フランク21,21間に僅かな滑りが生じ、その滑りによってアジャストスクリュ15は押し込み方向に移動するが、カム山部10bがローラ11の位置を過ぎて、押し込み方向の荷重が解除されたときに、アジャストスクリュ15は、リターンスプリング17から負荷される突出方向の荷重によって突出方向に移動し、元の位置に戻る。
エンジン作動中に、シリンダヘッド2、バルブステム5、アーム6など、動弁装置の構成部材間に熱膨張差が生じ、カム10とアーム6の間の距離が大きくなったときは、カム10のカム山部10bがアーム6を押し下げるときのアジャストスクリュ15の押し込み量よりも、更にカム10が回転して押し込み方向の荷重が解除されたときのアジャストスクリュ15の突出量が大きくなる。その結果、カム10が回転するごとに、アジャストスクリュ15が突出方向に徐々に移動するので、カム10のベースサークル10aとローラ11の間に隙間が生じない。
反対に、バルブ4とバルブシート9の接触面が摩耗したときは、カム10のベースサークル10aがローラ11の位置にあるときにも、バルブスプリング8の付勢力がアジャストスクリュ15に作用するため、カム10のカム山部10bがアーム6を押し下げるときのアジャストスクリュ15の押し込み量よりも、更にカム10が回転して押し込み方向の荷重が解除されたときのアジャストスクリュ15の突出量が小さくなる。その結果、カム10が回転するごとに、アジャストスクリュ15が押し込み方向に徐々に移動し、バルブステム5が上昇するので、バルブ4とバルブシート9の接触面間に隙間が生じない。
エンジンをオーバーホールする際、動弁装置からカムシャフト12を取り外すと、アジャストスクリュ15がリターンスプリング17の付勢力によってナット部材14から突出するが、この場合も、セットピン18をアジャストスクリュ15に装着し、その後、セットピン18を回転操作してアジャストスクリュ15をナット部材14にねじ込むことにより、再びアジャストスクリュ15を初期セットすることができる。
このように、このラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ15をナット部材14にねじ込んだときに生じる摩擦力によりアジャストスクリュ15を初期セットするので、アジャストスクリュ15を繰り返し初期セットすることが可能であり、エンジンをオーバーホールするときの作業性に優れる。
また、ラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ15をナット部材14にねじ込むだけで初期セットすることができるので、アジャストスクリュ15に形成した貫通孔と、ナット部材14に形成した貫通孔とにセットピンを挿し通すよりも、初期セット作業が簡単である。
また、このラッシュアジャスタ1は、セットピン18の挿入孔27を、アジャストスクリュ15とナット部材14のうちのアジャストスクリュ15のみに形成すればよく、ナット部材14に形成する必要がないので、製造コストが低い。
また、このラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ15を初期セットしたときに、セットピン18のばね部30の先端30Aがアジャストスクリュ15の緩み止めとして作用するので、輸送中の振動や衝撃によってアジャストスクリュ15の初期セットが誤って解除されるのを防止することができる。
また、このラッシュアジャスタ1は、セットピン18の被挿入部28がストレート形状なので、動弁装置にアーム6とカムシャフト12を取り付けた後でも、小さな力でセットピン18を引き抜くことができる。
図8に、この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタ31を示す。以下、第1実施形態と対応する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
アジャストスクリュ15は、ナット部材14の上端面24からの突出部分の外周にベース孔32が形成されている。ベース孔32には、筒状部材33が挿入され、その筒状部材33内に、セットピン18の挿入孔が形成されている。筒状部材33は、図9、図10に示すように、断面C形状に形成されており、弾性的に縮径した状態でベース孔32に圧入されている。
このラッシュアジャスタ31は、第1実施形態と同様、図11に示すように、アジャストスクリュ15をナット部材14にねじ込むだけで、アジャストスクリュ15を初期セットすることができるので、アジャストスクリュ15に形成した貫通孔と、ナット部材14に形成した貫通孔とにセットピンを挿し通すよりも、初期セット作業が簡単である。
また、このラッシュアジャスタ31は、アジャストスクリュ15に加工するベース孔32が、挿入孔27よりも大径なので、アジャストスクリュ15に直接、挿入孔27を加工する場合よりも、大径のドリルで孔加工を行なうことができ、加工時間が短い。また、ベース孔32の加工精度が低い場合にも、ベース孔32の形状に応じて筒状部材33が変形するので、筒状部材33のベース孔32への挿入が確実であり、ベース孔32の加工をドリルで高速に行なうことが可能である。そのため、このラッシュアジャスタ31は、第1実施形態のラッシュアジャスタ1と比較して、製造コストが低い。
この実施形態では、ベース孔32に挿入する筒状部材として、断面C形状の筒状部材33を例に挙げて説明したが、ベース孔32に挿入する筒状部材は、図13(a)に示すように、軟質金属(例えば、アルミ合金)からなる断面円環状の筒状部材34を用いてもよく、また、図13(b)に示すように、樹脂からなる断面円環状の筒状部材35を用いてもよい。
図14に、この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタ41を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド42の吸気ポート43に設けられたバルブ44と、そのバルブ44に接続されたバルブステム45と、カム46の回転に応じて揺動するアーム47とを有する。
バルブステム45は、バルブ44から上方に延びており、バルブステム45の上部にはスプリングリテーナ48が固定されている。スプリングリテーナ48は、バルブスプリング49によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ44をバルブシート50に着座させている。
アーム47は、中央部を支点軸51で揺動可能に支持されている。また、アーム47の一方の端部には、カム46に接触するローラ52が取り付けられ、アーム47の他方の端部には、ラッシュアジャスタ41が組み込まれている。カム46は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)に同調して回転するカムシャフト53に一体に形成されている。
図15に示すように、ラッシュアジャスタ41は、ナット部材54と、アジャストスクリュ55と、リターンスプリング56とを有する。ナット部材54は、アーム47を上下に貫通する収容穴57に挿入されており、ナット部材54の内周に形成された雌ねじ58が、アジャストスクリュ55の外周に形成された雄ねじ59とねじ係合している。
ナット部材54の上端は、アーム47の上面から突出しており、その突出部分に有底筒状のキャップ60が嵌め合わせて固定されている。キャップ60は、収容穴57の上縁に係止して、ナット部材54が収容穴57から下方に脱落するのを防止する。一方、ナット部材54の下端には、アーム47の下面に当接するフランジ61が形成されており、そのフランジ61で、ナット部材54に作用する上向きの力を受け止めるようになっている。
雄ねじ59と雌ねじ58は、アジャストスクリュ55をナット部材54に押し込む方向の荷重が負荷されたときに圧力を受ける圧力側フランク62のフランク角が、遊び側フランク63のフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されており、押し込み方向の静的荷重がアジャストスクリュ55に負荷されたときは、雄ねじ59と雌ねじ58の圧力側フランク62,62間の摩擦抵抗によってアジャストスクリュ55の回転が阻止され、一方、突出方向の静的荷重がアジャストスクリュ55に負荷されたときは、雄ねじ59と雌ねじ58の遊び側フランク63,63間の滑りによってアジャストスクリュ55の回転が許容されるようになっている。
リターンスプリング56は、上端がキャップ60で支持され、下端がアジャストスクリュ55を押圧しており、その押圧によって、アジャストスクリュ55をナット部材54から下方に突出する方向に付勢している。アジャストスクリュ55のナット部材54からの突出端は、バルブステム45の上端を押圧している。
アジャストスクリュ55は、ナット部材54の下端面64からの突出部分の外周に径方向に貫通する挿入孔65が形成され、その挿入孔65にセットピン66が差し込まれている。
図16に示すように、セットピン66は、金属製の1本の線材を曲げて形成されており、被挿入部67と、被挿入部67から連続して設けられた操作つまみ部68と、操作つまみ部68から連続して設けられたばね部69とからなる。被挿入部67はストレート形状であり、挿入孔65にスライド可能に挿入されている。操作つまみ部68は、アジャストスクリュ55の軸方向に見てアジャストスクリュ55に隣接する環状に形成されており、操作つまみ部68を持ってアジャストスクリュ55を回転操作可能となっている。
ばね部69は、操作つまみ部68とナット部材54の下端面64との間に配置されており、アジャストスクリュ55をナット部材54にねじ込んだときに、操作つまみ部68とナット部材54の下端面64との間に上下に挟まれるようになっている。
また、ばね部69は、アジャストスクリュ55の外周に沿った円弧状に形成され、ばね部69の先端69Aが、アジャストスクリュ55がナット部材54から突出するときのアジャストスクリュ55の回転方向(雄ねじ59が右ねじの場合、左回転方向)の前端となるように形成されている。さらに、ばね部69は、ばね部69の先端69Aがばね部69の中央69Bよりもナット部材54の下端面64に近くなる方向(即ち、ばね部69の先端69Aがばね部69の中央69Bよりも上側に位置する方向)に傾斜している。
上述したラッシュアジャスタ41の動弁装置への組み込みは、例えば、次のようにして行なう。
まず、図16に示すように、アジャストスクリュ55の挿入孔65にセットピン66の被挿入部67を挿入する。つづいて、セットピン66の操作つまみ部68を持ってアジャストスクリュ55を回転操作し、アジャストスクリュ55をナット部材54にねじ込む。このとき、セットピン66のばね部69が、操作つまみ部68とナット部材54の下端面64との間に上下に挟まれて圧縮されるので、そのばね部69の弾性復元力によってばね部69とナット部材54の下端面64との間に摩擦が生じ、その摩擦によって、アジャストスクリュ55が回り止めされ、その結果、アジャストスクリュ55は初期セットされる。また、ばね部69の先端69Aが、ナット部材54の下端面64に接触して食い込み、その食い込みによっても、アジャストスクリュ55のナット部材54から突出する方向の回転が規制される。
次に、図15に示すように、ラッシュアジャスタ41をシリンダヘッド42の収容穴57に下から挿入し、ナット部材54のアーム47の上面からの突出部分にキャップ60を固定する。その後、操作つまみ部68を持ってセットピン66を挿入孔65から抜き取ると、アジャストスクリュ55の初期セットが解除され、アジャストスクリュ55は、リターンスプリング56の付勢力によって回転しながら突出方向に移動し、ローラ52がカム46に接触する位置までアーム47を揺動させる。
その後、エンジンを作動させると、カム46のカム山46a部がアーム47の端部を押し上げて、アジャストスクリュ55に押し込み方向の荷重が負荷され、雄ねじ59の圧力側フランク62が雌ねじ58の圧力側フランク62で受け止められて、ナット部材54に対するアジャストスクリュ55の軸方向位置が固定される。このとき、厳密には、雄ねじ59と雌ねじ58の圧力側フランク62,62間に僅かな滑りが生じ、その滑りによってアジャストスクリュ55は押し込み方向に移動するが、更にカム46が回転して押し込み方向の荷重が解除されたときに、アジャストスクリュ55は、リターンスプリング56から負荷される突出方向の荷重によって突出方向に移動し、元の位置に戻る。
エンジンをオーバーホールする際、動弁装置からカムシャフト53を取り外すと、アジャストスクリュ55がリターンスプリング56の付勢力によってナット部材54から突出するが、この場合も、セットピン66をアジャストスクリュ55に装着し、その後、セットピン66を回転操作してアジャストスクリュ55をナット部材54にねじ込むことにより、再びアジャストスクリュ55を初期セットすることができる。
このように、このラッシュアジャスタ41は、アジャストスクリュ55をナット部材54にねじ込んだときに生じる摩擦力によりアジャストスクリュ55を初期セットするので、アジャストスクリュ55を繰り返し初期セットすることが可能であり、エンジンをオーバーホールするときの作業性に優れる。
また、ラッシュアジャスタ41は、アジャストスクリュ55をナット部材54にねじ込むだけで初期セットすることができるので、アジャストスクリュ55に形成した貫通孔と、ナット部材54に形成した貫通孔とにセットピン66を挿し通すよりも、初期セット作業が簡単である。
また、このラッシュアジャスタ41は、セットピン66の挿入孔65を、アジャストスクリュ55とナット部材54のうちのアジャストスクリュ55のみに形成すればよく、ナット部材54に形成する必要がないので、製造コストが低い。
また、このラッシュアジャスタ41は、アジャストスクリュ55を初期セットしたときに、セットピン66のばね部69の先端69Aがアジャストスクリュ55の緩み止めとして作用するので、輸送中の振動や衝撃によってアジャストスクリュ55の初期セットが誤って解除されるのを防止することができる。
また、このラッシュアジャスタ41は、セットピン66の被挿入部67がストレート形状なので、動弁装置にアーム47とカムシャフト53を取り付けた後でも、小さな力でセットピン66を引き抜くことができる。
このラッシュアジャスタ41も、第2実施形態と同様、アジャストスクリュ55のナット部材54からの突出部分の外周にベース孔(図示せず)を形成し、そのベース孔に筒状部材(図示せず)を挿入し、その筒状部材の内周で挿入孔65を構成するようにしてもよい。このようにすると、アジャストスクリュ55に直接、挿入孔65を加工する場合よりも、大径のドリルで孔加工を行なうことができるので、加工時間が短く、製造コストが低い。
この発明の第1実施形態のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁装置を示す正面図 図1に示すラッシュアジャスタの拡大断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図2に示すラッシュアジャスタの斜視図 図3のV−V線に沿った断面図 図2に示すアジャストスクリュを回転操作してナット部材に押し込んだ状態を示す断面図 図1に示すアジャストスクリュからセットピンを抜き取った状態を示す正面図 この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタの拡大断面図 図8のIX−IX線に沿った断面図 図9のX−X線に沿った断面図 図8に示すアジャストスクリュを回転操作してナット部材に押し込んだ状態を示す断面図 図8に示すラッシュアジャスタの斜視図 (a)は、図12に示す筒状部材の変形例を示す拡大斜視図、(b)は、図12に示す筒状部材の他の変形例を示す拡大斜視図 この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁装置を示す正面図 図14のラッシュアジャスタ近傍の拡大断面図 図15に示すラッシュアジャスタの動弁装置に組み込む前の状態を示す断面図
符号の説明
1 ラッシュアジャスタ
6 アーム
14 ナット部材
15 アジャストスクリュ
17 リターンスプリング
18 セットピン
19 雄ねじ
20 雌ねじ
24 上端面
25 突出端
27 挿入孔
28 被挿入部
29 操作つまみ部
30 ばね部
30A ばね部の先端
30B ばね部の中央
31 ラッシュアジャスタ
32 ベース孔
33,34,35 筒状部材
41 ラッシュアジャスタ
45 バルブステム
46 カム
47 アーム
54 ナット部材
55 アジャストスクリュ
56 リターンスプリング
57 収容穴
58 雌ねじ
59 雄ねじ
65 挿入孔
66 セットピン
67 被挿入部
68 操作つまみ部
69 ばね部
69A ばね部の先端
69B ばね部の中央

Claims (7)

  1. シリンダヘッド(2)の上面に開口した収容穴(13)に挿入されるナット部材(14)と、そのナット部材(14)の内周に形成された雌ねじ(20)にねじ係合する雄ねじ(19)を外周に有するアジャストスクリュ(15)と、そのアジャストスクリュ(15)を前記ナット部材(14)から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(17)とを有し、前記アジャストスクリュ(15)のナット部材(14)からの突出端(25)で動弁装置のアーム(6)を揺動可能に支持するラッシュアジャスタ(1)において、前記アジャストスクリュ(15)の前記ナット部材(14)からの突出部分の外周に設けた挿入孔(27)に挿入される被挿入部(28)と、その被挿入部(28)から連続して設けられた操作つまみ部(29)と、その操作つまみ部(29)と前記ナット部材(14)の上端面(24)との間に上下に挟まれるばね部(30)とからなるセットピン(18)を設けたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
  2. カム(46)の回転に応じて揺動するアーム(47)の下面に開口した収容穴(57)に挿入されるナット部材(54)と、そのナット部材(54)の内周に形成された雌ねじ(58)にねじ係合する雄ねじ(59)を外周に有するアジャストスクリュ(55)と、そのアジャストスクリュ(55)を前記ナット部材(54)から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(56)とを有し、前記アジャストスクリュ(55)のナット部材(54)からの突出端で動弁装置のバルブステム(45)を押圧するラッシュアジャスタ(41)において、前記アジャストスクリュ(55)の前記ナット部材(54)からの突出部分の外周に設けた挿入孔(65)に挿入される被挿入部(67)と、その被挿入部(67)から連続して設けられた操作つまみ部(68)と、その操作つまみ部(68)と前記ナット部材(54)の下端面(64)との間に上下に挟まれるばね部(69)とからなるセットピン(66)を設けたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
  3. 前記ばね部(30)を、前記アジャストスクリュ(15)の外周に沿った円弧状に形成し、そのばね部(30)は、ばね部(30)の先端(30A)が、前記アジャストスクリュ(15)が前記ナット部材(14)から突出する方向に回転するときの回転方向の前端となるように形成され、そのばね部を、ばね部(30)の先端(30A)がばね部(30)の中央(30B)よりもナット部材(14)に近くなる方向に傾斜させた請求項1または2に記載のラッシュアジャスタ。
  4. 前記アジャストスクリュ(15)の前記ナット部材(14)からの突出部分の外周にベース孔(32)を形成し、そのベース孔(32)に挿入した筒状部材(33)の内周で前記挿入孔(27)を構成した請求項1から3のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
  5. 前記筒状部材(33)を、断面C形状として弾性的に縮径可能とした請求項4に記載のラッシュアジャスタ。
  6. 前記筒状部材(34)が、軟質金属からなる請求項4に記載のラッシュアジャスタ。
  7. 前記筒状部材(35)が、樹脂からなる請求項4に記載のラッシュアジャスタ。
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