JP5101329B2 - 電気器具の天井取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、配線ダクトレールや照明器具等の電気器具を天井に取付ける構造に関する。
図7は、従来例を説明する配線ダクトレールの天井取付構造を示す分解斜視図である。
このものは、天井に固着されたシーリングローゼット(90)の下面に着脱可能に係止されるアダプタ(91)と、アダプタ(91)によって着脱可能に支持される中継具(92)と、更に、中継具(92)に対して着脱可能に取り付けられる電気器具たるダクトレールユニット(93)を備えている。
シーリングローゼット(90)の下面には、一対の栓刃挿入口(900)が設けられており、各栓刃挿入口(900)の奥部には、屋内配線と接続された端子(図示せず)が配設されている。
アダプタ(91)は、円筒形状のアダプタ本体(910)の上面に一対の栓刃(911)(一方のみ図示)を突設させた構成である。また、アダプタ本体(91)の外周面両側には係止爪(912)が径方向に出没自在に設けられると共に、かつ突出方向にバネで付勢されている。また、係止爪(912)の下面は、上に行くほど外方へ向かうように傾斜したテーパ面(913)になっており、該テーパ面(913)が下方から押圧されると、係止爪(912)がアダプタ本体(910)内へ没入するようになっている。更に、係止爪(912)の上面は平坦になっている。
アダプタ本体(910)の下面には、上面の栓刃(911)と電気的に繋がったコネクタ(914)が設けられている。
中継具(92)は、図7及び図8に示すように、扁平筒状に形成されており、胴筒部(921)とその外周の上端フランジ(922)と内周の下端フランジ(920)から構成されている。下端フランジ(920)の内側は、アダプタ(91)を嵌入するためのアダプタ嵌入孔(923)になっている。
下端フランジ(920)の下面にはダクトレールユニット(93)用の取付ネジ(924)が周方向に所定ピッチで突設されている。上端フランジ(922)の上面には、クッション材(925)が添設されている。
ダクトレールユニット(93)は、上方が開放した中空のカバー部(930)と、カバー部(930)の下部に取り付けられ、内部に配線が形成されたダクトレール部(933)を備えている。カバー部(930)の外周部には、中継具(92)に突設された各取付ネジ(924)を各別に挿通させるネジ挿通孔(931)が開設されており、各取付ネジ(924)の先端に締付ナット(932)が螺合されるようになっている。ダクトレール部(933)に電源供給する接続コード(934)がダクトレールユニット(93)から上方に延長されており、該接続コード(934)の先端にはコネクタ(935)が接続されている。
以上のように構成されたダクトレールユニット(93)は次のように取り付けられる。
先ず、アダプタ(91)に設けられた一対の栓刃(911)をシーリングローゼット(90)の各栓刃挿入口(900)に差し込んで、アダプタ(91)をシーリングロゼット(90)に取り付ける。
次に、中継具(92)のアダプタ嵌入孔(923)をアダプタ(91)に臨ませて中継具(92)を押し上げると、アダプタ(91)の係止爪(912)のテーパ面(913)に中継具(92)のアダプタ嵌入孔(923)の周縁が当接する。この状態で中継具(92)を更に上昇させると、前記テーパ面(913)がアダプタ嵌入孔(923)の周縁で下から押圧され、この結果、係止爪(912)がアダプタ本体(910)の内部に没入する。さらに中継具(92)を押し上げてアダプタ嵌入孔(923)が係止爪(912)より上位に達すると、バネの付勢力で係止爪(912)が突出してアダプタ嵌入孔(923)の下側に係合する(図8参照)。又、上端フランジ(922)の上面のクッション材(925)が天井面(94)に圧接される。これにより、中継具(92)がアダプタ(91)に取り付けられる。
次に、ダクトレールユニット(93)を中継具(92)に対して取り付ける。具体的には、まず、アダプタ(91)のコネクタ(914)に、ダクトレールユニット(93)のコネクタ(935)を差し込んで電源接続する。次いで、ダクトレールユニット(93)のカバー部(930)に開設された各ネジ挿通孔(931)を、中継具(92)から下方に突出する取付ネジ(924)に外嵌させる。
その後、ネジ挿通孔(931)(931)から下方に突出する取付ネジ(924)の先端に締付ナット(932)(932)を螺合して締め付けると、中継具(92)に対してダクトレールユニット(93)が取り付けられる。
このものでは、ダクトレール部(933)に照明器具(A)が装着されて使用されると共に、該照明器具(A)をダクトレール部(933)に沿って摺動させると、照明位置が調節される。
特開2006−2445号公報
しかしながら、上記従来のものでは、ダクトレールユニット(93)を取り付けた状態では、図8に示すように、中継具(92)のアダプタ嵌入孔(923)の周縁が、アダプタ(91)の外周の係止爪(912)に上方から係合すると共に、この状態で、クッション材(925)が天井面(94)に圧接される。
従って、照明器具(A)の位置調節時等にダクトレール部(933)を水平方向に回転させる外力が作用すると、クッション材(925)が天井面(94)に圧接した状態で摺動し、該摺動が繰り返されて天井面(94)に摺動跡が付くという問題があった。
又、ダクトレールユニット(93)が360度の範囲を超えて回転する可能性があることから、接続コード(934)が過度に捩れて絶縁被覆が破れる等の損傷が生じ易いという問題もあった。
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、
『天井に固着されたシーリングローゼットの下面に着脱可能に取り付けられるアダプタと、
前記アダプタに下方から着脱可能に外嵌させる嵌合孔を有する中継具と、を具備し、
前記中継具に電気器具を取り付ける構造』に於いて、
前記電気器具が、前記中継具と共に回転するのを抑制し、これにより、前記電気器具とアダプタを接続する電気接続コードの過度な捩れによる損傷防止を図ることを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の解決手段は、
『前記中継具は、前記嵌合孔の周縁から内側に突出する係合片を備えており、
前記アダプタの外周面には、該アダプタに前記嵌合孔を下方から外嵌させた状態で前記係合片が侵入する係合片案内溝が形成されており、
前記係合片案内溝は、前記アダプタの外周面にて周方向へ延びる水平溝と、前記水平溝の一端の入口部と前記アダプタの下面を繋ぐ垂直溝から構成され、
前記係合片案内溝の構成壁には、前記水平溝から垂直溝に前記係合片が脱出するのを阻止する突出位置と前記脱出を許容する後退位置の間で移動するストッパ突起が設けられ、
前記ストッパ突起は、前記水平溝内を前記入口部と反対の奥壁側へ移動する前記係合片によって、バネの付勢力に抗して前記突出位置から後退位置へ押し込まれると共に、手動操作部の操作によっても前記バネの付勢力に抗して前記後退位置に移動する構成であり、
前記水平溝の下面には、前記中継具の前記係合片と係合する滑り止め用凹凸が前記水平溝の長さ方向に並ぶ態様で形成されている』ことである。
上記解決手段は次のように作用する。
電気器具を天井に取り付けるときは、既述従来のものと同様に、シーリングローゼットにアダプタを取り付ける。
次に、中継具に形成された嵌合孔をアダプタに下方から外嵌させると共に、この外嵌時には、嵌合孔から内側に突出する係合片を、アダプタの外周面に形成された係合片案内溝の垂直溝(アダプタの下面に開放している)に下方から侵入させ、この状態で中継具を上昇させる。そして、前記係合片が係合片案内溝に於ける水平溝の部位(入口部)まで上昇すると、前記中継具をアダプタに外嵌させたままで水平方向に回転させ、前記係合片を水平溝に入口部(垂直溝側の端部)から侵入させる。
すると、ストッパ突起は、前記水平溝内を奥壁側へ移動する前記係合片によって、バネの付勢力に抗して前記突出位置から後退位置へ押し込まれる。これにより、係合片がストッパ突起の配設部を通過すると共に、この通過後は、バネの付勢力でストッパ突起が突出位置に押し出される。この突出位置は、水平溝から垂直溝に係合片が脱出するのを阻止する位置である。
従って、中継具に具備させた前記係合片は、前記ストッパ突起と水平溝の奥壁で移動範囲が規制された状態になり、中継具の回転可能範囲が制限される。
その後、水平溝の下面に形成された滑り止め用凹凸に係合する位置に前記係合片が到達するまで中継具を回転させる。これにより、前記滑り止め用凹凸と係合片の係合により、中継具の回転が防止される。
そして、上記中継具に電気器具を取り付け状態にすると、該電気器具が天井に取り付けられた状態になる。
[請求項2に係る発明]
請求項1に係る発明に於いて、
『前記電気器具は、
前記中継具に下方からルーズに外嵌される中空カバー部と、
前記中空カバー部に取り付けられ、且つ、照明器具の電気プラグを長手方向にスライド自在に支持させるダクトレール部を具備し、
前記ルーズに外嵌された前記中空カバー部と前記中継具を締付ネジで上下に締め付けて結合する』ものとすることができる。
このものでは、ダクトレール部を備えた電気器具を天井に取り付けることができる。
[請求項3に係る発明]
請求項2に係る発明に於いて、
『前記中空カバー部の上端には、クッション材が配設されており、
前記締付ネジで締め付けたときには、前記クッション材が天井面に当接する』ものでは、締付ネジの締め付けでクッション材が天井面に当接すると、中空カバー部を備えた照明器具の上昇移動が阻止された状態になる。すると、中空カバー部に締付ネジで結合された中継具も上昇移動が阻止された状態になり、前記水平溝の下面に形成された滑り止め用凹凸と、これに上方から係合する係合片(中継具に設けられている)の係合が解除され難くなる。従って、中継具と共に電気器具が回転するのを一層確実に防止することができる。又、滑り止め用凹凸に係合した状態での係合片のガタツキが防止できる。
[請求項4に係る発明]
請求項1に係る発明に於いて、
前記電気器具の器具本体と前記中継具とを上下に締め付けて結合し、前記係合片前記滑り止め用凹凸とを係合状態で維持する為の締付ネジを具備する』ものでは、締付ネジによって係合片滑り止め用凹凸とを係合させた状態で維持することが可能である。よって、電気器具が回転するのを一層確実に防止することができる。又、滑り止め用凹凸に係合した状態での係合片のガタツキが防止できる。
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1に係る発明によれば、既述したように、中継具に具備させた係合片は、ストッパ突起と水平溝の奥壁で移動範囲が規制された状態になり、中継具の回転可能範囲が制限される。又、水平溝の下面に形成された滑り止め用凹凸と係合片の係合により、中継具の回転が防止される。従って、既述従来のように中継具と電気器具が360度の範囲を超えて回転する不都合がなく、電気器具とアダプタを接続する電気接続コードの過度な捩れによる損傷防止を図ることができる。
請求項3、4に係る発明では、既述したように、電気器具が回転するのを一層確実に防止することができると共に、滑り止め用凹凸に係合した状態での係合片のガタツキが防止できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
[全体構成]
図1は、本願発明に係る電気器具の天井取付構造を、配線ダクトレールの取付構造に適用した場合を例示する分解斜視図である。
本実施の形態のものは、既述従来例と同様、天井に固着されたシーリングローゼット(1)の下面に着脱可能に係止されるアダプタ(2)と、アダプタ(2)によって着脱可能に支持される中継具(3)と、更に、中継具(3)に対して着脱可能に取り付けられる電気器具たるダクトレールユニット(4)とを備えている。以下、各部の詳細を説明する。
[シーリングローゼット(1)]
シーリングローゼット(1)の下面には、一対の円弧状の栓刃挿入口(11)が180度間隔で設けられている。該栓刃挿入口(11)の奥部には屋内配線と接続された端子が配設されていると共に、前記栓刃挿入口(11)にはには、後述するアダプタ(2)の上面に突設された逆L字状の一対の栓刃(21)が各別に挿入・係合されるようになっている。
[アダプタ(2)]
アダプタ(2)は、上面に一対の逆L字状の栓刃(21)が突設された円筒状のアダプタ本体(22)を具備していると共に、該アダプタ本体(22)の下面外周部からは前記一対の栓刃(21)に電気接続された接続コード(23)が延長され、その先端にはコネクタ(24)が接続されている。又、アダプタ本体(22)の下面には、後述のストッパ突起(40)をバネの付勢力に抗して後退位置に向けて移動させる手動操作部(25)が突出している。
図2に示すように、アダプタ(2)は、下リング(28)、中間リング(27)、上円盤(26)がこの順序で下方から重ねられた中空構造で、下リング(28)の下面部は底板(29)で閉塞されて複数のビス(20)で固定されている。
上円盤(26)には、一対の栓刃(21)が上下に貫通していると共に、各栓刃(21)が接続コード(23)の端部と共にビス(12)で固定されている。
図1、図2に示すように、アダプタ本体(22)の外周面には、下リング(28)と中間リング(27)の境界部に沿って形成された下方水平溝(13)と、中間リング(27)と上円盤(26)の境界部に沿って形成された上方水平溝(14)が設けられており、これら下方水平溝(13)と上方水平溝(14)の一端部(入口部)からアダプタ(2)の下面に繋がる垂直溝(15)が形成されている。そして、この下方水平溝(13)と垂直溝(15)の組み合わせ、及び、上方水平溝(14)と垂直溝(15)の組み合わせが、夫々、係合片案内溝(16)になっている。下方水平溝(13)と上方水平溝(14)は同一構成を有しているので、以下に於いては、下方水平溝(13)の構成のみについて説明する。
図3に示すように、下方水平溝(13)は、アダプタ本体(22)の外周方向に120度ピッチで配設されていると共に、各下方水平溝(13)は、これに繋がる垂直溝(15)側の端部(入口部)から奥壁(17)まで周方向に延びている。そして、下方水平溝(13)の下面には、滑り止め用凹凸(18)が形成されている。この滑り止め用凹凸(18)は、図4に示すように、下方水平溝(13)の延びる方向に三角状の山部と谷部が交互に繰り返す波状に形成されたものである。
図3に示すように、一つの下方水平溝(13)の内周壁には、後述する中継具(3)の係合片(33)が下方水平溝(13)から脱出するのを防止する為のストッパ突起(40)を挿通させる窓(130)が開設されている。ストッパ突起(40)は、後述する中継具(3)に具備させた係合片(33)で押される円弧状部(400)と、その反対側の直線状部(401)を備えた輪郭形状を有している。又、ストッパ突起(40)は、バネ(41)で外方向に付勢された状態で支点軸(42)を中心に回動するレバー(43)に一体形成され、該レバー(43)にはアダプタ(2)の底板(29)に開設された矩形孔(290)(図1参照)から下方に突出する手動操作部(25)が設けられている。従って、手動操作部(25)をアダプタ本体(22)の中心方向に押すと、レバー(43)がバネ(41)の付勢力に抗して回動し、これにより、ストッパ突起(40)が窓(130)側の後退位置に移動する。
[中継具(3)]
中継具(3)は、金属板を抜き加工及び絞り加工したもので、図1及び図2に示すように、扁平筒状に形成されており、胴筒部(30)とその外周に張出す上端フランジ(31)と、内周に張出す下端フランジ(32)を備えている。下端フランジ(32)の内径は、アダプタ本体(22)の直径より若干大きな寸法に設定されており、これにより、下端フランジ(32)の内側の嵌合孔(35)がアダプタ(2)に外嵌し得るように構成されている。下端フランジ(32)の周縁には、三個の係合片(33)が120度ピッチで突出しており、各係合片(33)は、アダプタ本体(22)に形成された上記係合片案内溝(16)に差し込まれるようになっている。又、係合片(33)の幅方向の中央には、滑り止め用突起(330)が絞り加工で下方に突出形成されている。この滑り止め用突起(330)は、図5に示すように、下方水平溝(13)及び上方水平溝(14)の下面に形成された滑り止め用凹凸(18)の谷部に係合し、これにより、係合片(33)を具備する中継具(3)の回転抵抗が発揮されるようになっている。
中継具(3)の下端フランジ(32)には、下方に突出する取付ネジ(34)が周方向に90度ピッチで配列されている。
[ダクトレールユニット(4)]
ダクトレールユニット(4)は、器具本体として金属板を絞り加工した上方開放の中空カバー部(46)を具備し、該中空カバー部(46)に於ける大径筒部(44)の下端に連続する小径筒部(45)の下面には、ダクトレール部(47)が固定されている。ダクトレール部(47)の両端近傍には、上方への突出長さが調節可能な一対のアジャスタ(56)が設けられている。
中空カバー部(46)内には、前記アダプタ(2)の下面から延長する接続コード(23)の下端のコネクタ(24)と接続さしてダクトレール部(47)に電源供給する図示しないコネクタが設けられている。
中空カバー部(46)に於ける大径筒部(44)と小径筒部(45)の境界に位置する中間フランジ(48)には、中継具(3)の下面に突出する各取付ネジ(34)を各別に挿通させる為の複数のネジ挿通孔(480)が開設されており、該ネジ挿通孔(480)に挿通された取付ネジ(34)の夫々に締付ナット(55)が螺合されるようになっている。又、大径筒部(44)の上端にはゴム製のクッション材(49)が装着されている。
[天井への取付作業]
次に、上記ダクトレールユニット(4)を天井に取り付ける作業を説明する。尚、以下に於いては、アダプタ本体(22)の外周に形成された下方水平溝(13)と上方水平溝(14)のうち、下方水平溝(13)を利用してダクトレールユニット(4)を取り付ける作業を説明する。
先ず、アダプタ(2)に設けられた一対の栓刃(21)を、シーリングローゼット(1)の一対の栓刃挿入口(11)に各別に差し込んで回転させることにより、アダプタ(2)をシーリングローゼット(1)に取り付ける。
次に、中継具(3)の下端フランジ(32)の内側に形成された嵌合孔(35)をアダプタ(2)に外嵌させる。このとき、アダプタ本体(22)の下面から延長された接続コード(23)を嵌合孔(35)内に挿通させると共に、嵌合孔(35)の周縁から突出する各係合片(33)を、アダプタ本体(22)に形成された各係合片案内溝(16)の垂直溝(15)に、下方から各別に臨ませる(図3の想像線、及び、図4の実線の状態)。この状態で中継具(3)を上昇させると、前記各係合片(33)が、これに対応するアダプタ(2)側の前記各垂直溝(15)内に侵入し、嵌合孔(35)がアダプタ(2)に外嵌状態になる。更に、中継具(3)を上昇させて各係合片(33)が各係合片案内溝(16)の下方水平溝(13)の部位まで上昇すると(図4の点線の状態)、アダプタ(2)に嵌合させた状態で中継具(3)を水平方向に回転させ、これにより、各係合片(33)をこれらに対応する下方水平溝(13)の入口部から侵入させる。すると、図3に示すストッパ突起(40)(突出位置にある状態を図示している)に臨む係合片(33)が、円弧状部(400)を押圧してストッパ突起(40)を後退位置まで押し込むから、レバー(43)がバネ(41)の付勢力に抗して回動する。これにより、前記係合片(33)がストッパ突起(40)を乗り越えて水平溝(13)内に侵入する一方、レバー(43)がバネ(41)の付勢力で初期位置に復帰回動し、ストッパ突起(40)が下方水平溝(13)内の初期位置(突出位置)まで突出する。その後、中継具(3)を更に回転させると、図5に示すように、係合片(33)の下面に隆起する滑り止め用突起(330)が特定の滑り止め用凹凸(18)に係合して安定する。この状態では、中継具(3)に具備させた特定の係合片(33)が前記ストッパ突起(40)と下方水平溝(13)の奥壁(17)で移動範囲が規制され、これにより、中継具(3)の回転可能範囲が制限される。即ち、下方水平溝(13)の奥壁(17)及びストッパ突起(40)と、アダプタ(2)の中心とを各別に結ぶ半径相互の成す角度の範囲に中継具(3)の回転可能範囲が制限される。
次に、ダクトレールユニット(4)を中継具(3)に取り付ける。具体的には、先ず、アダプタ(2)の下面から延長する接続コード(23)の先端のコネクタ(24)を、中空カバー(46)内のコネク(図示せず)に接続し、これにより、タダクトレール部(47)に電源供給する。次いで、中継具(3)の下端フランジ(32)から下方にされている各取付ネジ(34)に、ダクトレールユニット(4)の中空カバー部(46)に開設された各ネジ挿通孔(480)を外嵌させる。すると、中空カバー部(46)が中継具(3)にルーズに外嵌した状態になる。その後、各ネジ挿通孔(480)から下方に突出する取付ネジ(34)の先端に締付ナット(55)(これら取付ネジ(34)と締付ナット(55)の組み合わせが既述発明特定事項たる「締付ネジ」に対応する。)を螺合して締め付け、更に、ダクトレール部(47)の両端に設けられた各アジャスタ(56)を回動させてこれらを天井面に当接させると、天井へのダクトレールユニット(4)の取付作業が完了する。この状態では、図2に示すように、ダクトレールユニット(4)の中空カバー部(46)の上端に装着されたクッション材(49)が天井(B)に当接すると共に、ダクトレール部(47)の両端のアジャスタ(48)も天井に当接する。これにより、中継具(3)の下端フランジ(32)内周から突出する係合片(33)の下面に隆起した滑り止め用突起(330)が、図5に示すように、特定の滑り止め用凹凸(18)に係合した状態に維持されて周方向(下方水平溝(13)の延びる方向)に移動しなくなる。尚、前記係合片(33)を、任意の滑り止め用凹凸(18)に係合させることにより、ダクトレール部(47)を回転方向に位置調節することができる。
ダクトレール部(47)には、照明器具(A)の電気プラグ(A1)を差し込んで長手方向にスライド自在に支持させる。
このものでは、既述したように、下方水平溝(13)の奥壁(17)及びストッパ突起(40)と、アダプタ(2)の中心とを各別に結ぶ半径相互の成す角度の範囲に中継具(3)の回転可能範囲が制限される。又、中継具(3)の下端フランジ(32)内周から突出する係合片(33)の下面の滑り止め用突起(330)が、図5に示すように、特定の滑り止め用凹凸(18)に係合した状態に維持されて周方向(下方水平溝(13)の延びる方向)に移動しなくなる。従って、中継具(3)の回転が抑制される。よって、既述従来のように、ダクトレールユニット(93)が360度の範囲を超えて回転する可能性があるもののように、接続コード(23)が過度に捩れて絶縁被覆が破れる等の損傷が生じる心配がない。
尚、ダクトレールユニット(4)、中継具(3)、アダプタ(2)をシーリングローゼット(1)から取り外すときは、上記取付時と逆の順序で作業すれば良いが、中継具(3)をアダプタ(2)から取り外す際には、アダプタ(2)の下面に突出する手動操作部(25)を操作することでレバー(43)をバネ(41)の付勢力に抗して回動させ、これにより、ストッパ突起(40)を後退位置(下水平溝(13)から垂直溝(15)に係合片(33)が脱出するのを阻止する位置)に移動させる。これにより、中継具(3)の下端フランジ(32)内周の係合片(33)を下方水平溝(13)から垂直溝(15)へ脱出させ得る状態になる。この状態で、中継具(3)を取り外し方向に回転させて係合片(33)を下方水平溝(13)から垂直溝(15)に移動させ、更に、中継具(3)を下方に移動させると、該中継具(3)がアダプタ(2)から取り外せる。
尚、上方水平溝(14)を利用してダクトレールユニット(4)を取り付ける場合は、中継具(3)に開設された嵌合孔(35)内周の係合片(33)を、下方水平溝(13)に係合させるのと同様の作業を行なうことにより、係合片(33)を上方水平溝(14)に係合させればよい。これにより、天井面(B)からの突出高さが大きい露出型のシーリングローゼットに中継具(3)を取り付けることができる。
[その他]
上記実施の形態では、天井へのダクトレールユニット(4)の取り付けに本発明を適用したが、図6に示すように、矩形状の照明器具(5)(発明特定事項たる「電気器具」に対応する。)の取り付けに本発明を適用することもできる。この場合、直管状の蛍光灯を装着する器具本体としてのベース板(52)に、複数のネジ挿通(480)開設され、各ネジ挿通孔(480)に対して中継具(3)の下面から突出する各取付ネジ(34)を挿通したうえで、その下端に締付ナット(55)を螺合して締め付ける。その後ベース板(52)の下面に照明カバー(51)を装着すれば、照明器具(5)の取付が完了する。
本発明の実施の形態に係るダクトレールユニット(4)の取付構造を説明する分解斜視図 ダクトレールユニット(4)を天井面(B)に取り付けた状態の断面図 アダプタ(2)を下方水平溝(13)の形成部にて横断した状態の断面図 下方水平溝(13)及び上方水平溝(14)の近傍の拡大斜視図 下方水平溝(13)の下面に形成された滑り止め用凹凸(18)と中継具(3)の係合片(33)に形成された滑り止め用突起(330)の係合部の拡大図 本発明を照明器具(5)の取り付けに適用する場合の分解斜視図 従来例の説明図 従来例の説明図
符号の説明
(1)・・・シーリングローゼット
(2)・・・アダプタ
(3)・・・中継具
(33)・・・係合片
(13)・・・下方水平溝
(14)・・・上方水平溝
(16)・・・係合片案内溝
(17)・・・奥壁
(18)・・・滑り止め用凹凸
(35)・・・嵌合孔
(40)・・・ストッパ突起
(46)・・・中空カバー部
(47)・・・ダクトレール部
(49)・・・クッション材
(A1)・・・電気プラグ
(B)・・・天井

Claims (4)

  1. 天井に固着されたシーリングローゼットの下面に着脱可能に取り付けられるアダプタと、前記アダプタに下方から着脱可能に外嵌させる嵌合孔を有する中継具と、を具備し、
    前記中継具に電気器具を取り付ける構造に於いて、
    前記中継具は、前記嵌合孔の周縁から内側に突出する係合片を備えており、
    前記アダプタの外周面には、該アダプタに前記嵌合孔を下方から外嵌させた状態で前記係合片が侵入する係合片案内溝が形成されており、
    前記係合片案内溝は、前記アダプタの外周面にて周方向へ延びる水平溝と、前記水平溝の一端の入口部と前記アダプタの下面を繋ぐ垂直溝から構成され、
    前記係合片案内溝の構成壁には、前記水平溝から垂直溝に前記係合片が脱出するのを阻止する突出位置と前記脱出を許容する後退位置の間で移動するストッパ突起が設けられ、
    前記ストッパ突起は、前記水平溝内を前記入口部と反対の奥壁側へ移動する前記係合片によって、バネの付勢力に抗して前記突出位置から後退位置へ押し込まれると共に、手動操作部の操作によっても前記バネの付勢力に抗して前記後退位置に移動する構成であり、
    前記水平溝の下面には、前記中継具の前記係合片と係合する滑り止め用凹凸が前記水平溝の長さ方向に並ぶ態様で形成されている、電気器具の天井取付構造。
  2. 請求項1に記載の電気器具の天井取付構造に於いて、
    前記電気器具は、
    前記中継具に下方からルーズに外嵌される中空カバー部と、
    前記中空カバー部に取り付けられ、且つ、照明器具の電気プラグを長手方向にスライド自在に支持させるダクトレール部を具備し、
    前記ルーズに外嵌された前記中空カバー部と前記中継具を締付ネジで上下に締め付けて結合する、電気器具の天井取付構造。
  3. 請求項2に記載の電気器具の天井取付構造に於いて、
    前記中空カバー部の上端には、クッション材が配設されており、
    前記締付ネジで締め付けたときには、前記クッション材が天井面に当接する、電気器具の天井取付構造。
  4. 請求項1に記載の電気器具の天井取付構造に於いて、
    前記電気器具の器具本体と前記中継具とを上下に締め付けて結合し、前記係合片前記滑り止め用凹凸とを係合状態で維持する為の締付ネジを具備する、電気器具の天井取付構造。
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