JP5100721B2 - 宿泊予約代行システム - Google Patents

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Description

本発明は、宿泊予約を申し込む利用者の簡易な操作によって、宿泊施設に対する予約の手続きを行う宿泊予約代行システムに関するものである。
特許文献1(「ホテル予約システム」)には、位置認識機能を有する携帯電話からホテルの宿泊を予約するシステムにおいて、予約を受付ける受付窓口が携帯電話から送信された位置情報を認識し、受付窓口で認識された携帯電話の位置から最も近いホテルを推薦する技術が開示されている。
しかし、従来技術によりホテルを決める場合であっても、宿泊する人数や希望する部屋数を伝える手間を省くことはできない。また、推薦されたホテルの設備や料金が、好みの条件を満たすものであるとは限らない。
また例えば、会議中のように周囲への配慮が必要な状況下であっても、周囲に悟られることなく予約手続きを完了させる要望があるが、ホテル等の宿泊施設の予約手続には、人数を特定したり、部屋数を特定したりすることが必要である。
特開2002−175457号公報
本願発明では、簡単な操作で、宿泊施設を指定して、宿泊人数および部屋数を特定した宿泊施設の予約を完了させることを課題とする。
本願発明に係る宿泊予約代行サーバは、
宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、以下の要素を有することを特徴とする
(1)利用者毎に利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブル(2)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成部
(3)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信部
(4)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信部
(5)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定部
(6)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定部
(7)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約部。
更に、
前記ローカル部に宿泊施設の条件を含むことを特徴とする。
更に、
前記返信用メール生成部は、送信者アドレスに、利用者の識別情報を含むローカル部を設定し、
前記利用者特定部は、受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、前記利用者情報テーブルを参照してローカル部の利用者の識別情報から利用者を特定することを特徴とする。
更に、
前記利用者情報テーブルは、利用者が予め選定した複数の選定宿泊施設を記憶しており、
前記返信用メール生成部は、送信者アドレスに、利用者が選定したいずれかの選定宿泊施設の識別情報を含むローカル部を設定し、
更に、
(8)前記利用者情報テーブルを参照し、受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から選定宿泊施設を特定する宿泊施設特定部
を有することを特徴とする。
更に、
(9)宿泊施設毎に、宿泊施設の情報を記憶する宿泊施設テーブルと、
(10)前記宿泊施設予約部で予約した選定宿泊施設に対応する宿泊施設の情報を宿泊施
設テーブルから取得し、取得した宿泊施設の情報を本文に設定し、宛先アドレスに、利用
者のメールアドレスを設定した予約完了メールを生成する予約完了メール生成部と、
(11)生成した予約完了メールを送信する予約完了メール送信部を有することを特徴と
する。
本願発明に係る宿泊予約代行サーバは、
宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、以下の要素を有することを特徴とする
(1)利用者毎に利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブル(2)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成部
(3)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信部
(4)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信部
(5)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定部
(6)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定部
(7)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を仮予約する仮予約登録部。
更に、
前記利用者情報テーブルは、利用者が予め選定した複数の選定宿泊施設を記憶しており、
前記返信用メール生成部は、送信者アドレスに、利用者が選定したいずれかの選定宿泊施設の識別情報を含むローカル部を設定し、
更に、
(8)前記利用者情報テーブルを参照し、受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から選定宿泊施設を特定する宿泊施設特定部
を有することを特徴とする。
更に、
(9)宿泊施設毎に、宿泊施設の情報を記憶する宿泊施設テーブルと、
(10)前記宿泊施設予約部で予約した選定宿泊施設に対応する宿泊施設の情報を宿泊施設テーブルから取得し、取得した宿泊施設の情報を本文に設定し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定した仮予約受付メールを生成する仮予約受付メール生成部と、
(11)生成した仮予約受付メールを送信する仮予約受付メール送信部を有することを特徴とする。
前記仮予約受付メール生成部は、仮予約受付メールの送信者アドレスに、前記仮予約を識別する情報を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、
宿泊予約代行サーバは、更に、
(12)宿泊申込者携帯端末から、仮予約受付メールに対する返信である仮予約取消メールを受信する仮予約取消メール受信部と、
(13)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から仮予約識別情報を特定する仮予約特定部と、
(14)前記予約管理システムに対して、仮予約識別情報により特定される仮予約を取り消す取消要求部を有することを特徴とする。
更に、
(15)宛先アドレスに、前記利用者のメールアドレスを設定した、仮予約の取消が完了した旨を通知する取消完了メールを生成する取消完了メール生成部と、
(16)生成した取消完了メールを送信する取消完了メール送信部を有することを特徴とする。
前記仮予約登録部は、仮予約した仮予約受付時刻を特定し、
宿泊予約代行サーバは、更に、
(17)仮予約受付時刻から所定の取消受付時間を経過した仮予約を特定する仮予約取消期限判定部と、
(18)前記予約管理システムに対して、取消受付時間を経過した仮予約を予約として確定させる確定要求部を有することを特徴とする。
宿泊予約代行サーバは、更に、
(19)宛先アドレスに、前記利用者のメールアドレスを設定した、予約が確定した旨を通知する予約確定メールを生成する予約確定メール生成部と、
(20)生成した予約確定メールを送信する予約確定メール送信部を有することを特徴とする。
前記利用者情報テーブルは、更に、利用者毎に利用者メールアドレスを記憶し、
前記利用者特定部は、更に、前記利用者情報テーブルから、特定した利用者の利用者メールアドレスを取得し、受信した宿泊申込メールに設定されている送信者アドレスが、取得した利用者メールアドレスと一致しない場合に、宿泊申込メールを不正と判断することを特徴とする。
前記返信用メール生成部は、更に、返信用メールの件名に、選定宿泊施設の宿泊施設名を含め、
前記宿泊施設特定部は、受信した宿泊申込メールの件名から選定宿泊施設を特定し、宛先アドレスのローカル部から特定した選定宿泊施設と、件名から特定した選定宿泊施設が一致しない場合に、宿泊申込メールを不正と判断することを特徴とする。
前記返信用メール生成部は、更に、返信用メールの件名に、宿泊する人数と部屋数を含め、
前記人数・部屋数特定部は、受信した宿泊申込メールの件名から人数と部屋数を特定し、宛先アドレスのローカル部から特定した人数と部屋数と、件名から特定した人数と部屋数が一致しない場合に、宿泊申込メールを不正と判断することを特徴とする。
本願発明に係る宿泊予約代行方法は、
宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブルを有する宿泊予約代行サーバによる宿泊予約代行であって、以下の要素を有することを特徴とする
(1)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成工程
(2)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信工程
(3)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信工程
(4)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定工程
(5)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定工程
(6)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約工程。
本願発明に係るプログラムは、
宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブルを有する宿泊予約代行サーバとなるコンピュータに、以下の手順を実行させることを特徴とする
(1)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成手順
(2)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信手順
(3)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信手順
(4)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定手順
(5)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定手順
(6)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約手順。
本願発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブルを有する宿泊予約代行サーバとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とする
(1)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成手順
(2)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信手順
(3)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信手順
(4)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定手順
(5)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定手順
(6)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約手順。
宿泊施設と宿泊する人数と部屋数を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなる送信者アドレスを設定した返信用メールを利用者に送信し、その返信により、人数と部屋数に基づいて、当該宿泊施設の予約あるいは仮予約を行うので、利用者はメールの返信操作のみで、宿泊施設と人数と部屋数を指定した宿泊施設の予約を申し込むことができる。
また、予約が完了すると予約完了メールを送信するので、利用者は受信したメールの閲覧操作のみで予約内容を確認することができる。
また、仮予約を受け付けると仮予約受付メールを送信するので、利用者は受信したメールの閲覧操作のみで仮予約の内容を確認することができる。
また、仮予約受付メールへの返信メールにより、仮予約を取り消すので、利用者は返信操作のみで、仮予約を取り消すことができる。
また、所定の取消受付時間内に仮予約の取消がない場合に、仮予約を予約として確定させるので、利用者は予約内容を閲覧した後、放置するだけで、仮予約の確認の意思を示すことができる。
図1は宿泊予約代行システムのネットワーク概要を示す図である。 図2は宿泊予約代行サーバによる利用者登録の処理フローを示す図である。 図3は利用者登録に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。 図4は利用者情報テーブルの例を示す図である。 図5は宿泊施設テーブルの例を示す図である。 図6は返信用メールの例を示す図である。 図7は宿泊予約代行サーバによる返信用メール配信の処理フローを示す図である。 図8は返信用メール配信に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。 図9は配信対象抽出処理フローを示す図である。 図10は返信用メール生成処理フローを示す図である。 図11は宿泊申込メールの例を示す図である。 図12は宿泊予約代行サーバによる宿泊施設手配の処理フローを示す図である。 図13は宿泊施設手配に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。 図14は予約完了メールの例を示す図である。 図15は実施例2における動作概要を示す図である。 図16は宿泊予約代行サーバによる宿泊施設仮予約の処理フローを示す図である。 図17は宿泊施設仮予約に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。 図18は仮予約テーブルの例を示す図である。 図19は仮予約受付メールの例を示す図である。 図20は仮予約取消メールの例を示す図である。 図21は宿泊予約代行サーバによる仮予約取消の処理フローを示す図である。 図22は仮予約取消に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。 図23は取消完了メールの例を示す図である。 図24は宿泊予約代行サーバによる予約確定の処理フローを示す図である。 図25は予約確定に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。 図26は予約確定メールの例を示す図である。
本願発明に係る宿泊予約代行システムでは、利用者の事前登録に基づいて、宿泊予約の申込を受け付け、宿泊予約を代行する。利用者は、定期的に送信されてくる返信用メールに対して返信することにより、予め選定してある宿泊施設に対して、宿泊人数および部屋数を特定した当日の宿泊予約の申込が行える。返信用メールは、宿泊人数および部屋数を特定するように構成されている。
例えば、ビジネスマンが日帰りの予定で出掛けた出張先での商用(商談、会議、或いは接待など)が長引き、宿泊せざるを得なくなった場合に、当該商用中に簡単な操作で宿泊施設の予約を確保できる点で有用である。
図1は宿泊予約代行システムのネットワーク概要を示す図である。宿泊予約代行サーバ101は、インターネットと携帯電話網を介して宿泊申込者携帯端末102と接続できるように構成されている。宿泊予約代行サーバ101と宿泊申込者携帯端末102は、メールを送受信する機能を備えている。また、宿泊申込者携帯端末102はメーラーとブラウザを備えている。
宿泊予約代行システムは、以下の手順で宿泊予約代行のサービスを提供する。
(イ)まず、事前に利用者登録の手順で、宿泊申込者携帯端末102から宿泊予約代行サーバ101へ利用者の情報を登録する。利用者情報には、利用者が選定した複数の宿泊施設を特定する情報が含まれる。
(ロ)そして、宿泊予約代行サーバ101の返信用メール配信の手順で、登録された利用者の宿泊申込者携帯端末102に対して定期的に返信用メールを配信する。返信用メールは、選定宿泊施設別に、一人一部屋、二人一部屋、二人二部屋、三人一部屋、三人二部屋、三人三部屋のように、宿泊施設と人数と部屋数の条件を特定するものが複数送られる。
(ハ)利用者が宿泊予約を申し込む場合には、宿泊申込者携帯端末102による宿泊申込メール発信の手順で、配信されている複数の返信用メールのうち、希望の宿泊施設と人数と部屋数を特定する返信用メールに対して返信するメールを生成し、発信する。この返信メールが、宿泊の予約を申込む宿泊申込メールとなる。
(ニ)宿泊予約代行サーバ101は宿泊申込メールを受信すると、宿泊施設手配と予約完了メール返信の手順で、宿泊申込メールより、利用者と、希望の宿泊施設と人数と部屋数を特定し、希望の宿泊施設への希望の人数と部屋数による宿泊を予約し、予約した結果を予約完了メールとして宿泊申込者携帯端末102に返信する。
以下、(イ)〜(ニ)の各手順について説明する。まず、(イ)利用者登録の手順について、図2〜図5を用いて説明する。
図2は宿泊予約代行サーバによる利用者登録の処理フローを示す図である。宿泊予約代行サーバ101は、利用者情報受付処理(S201)で、宿泊申込者携帯端末102から利用者の情報を受け付け、利用者情報登録処理(S202)で、受信した利用者情報を内部に登録する。更に、宿泊施設選定処理(S203)で、本宿泊予約代行サービスで、利用する宿泊施設を複数選択する。
図3は利用者登録に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。利用者情報受付部301は、図2の利用者情報受付処理(S201)を行う。具体的には、宿泊申込者携帯端末102よりアクセスを受けると、利用者情報の入力を促す利用者情報受付画面を宿泊申込者携帯端末102に返信し、宿泊申込者携帯端末102のブラウザに表示された利用者情報受付画面に入力された利用者情報を受信する。利用者情報には、利用者氏名、住所、携帯電話番号、メールアドレス、利用者コード、及びメール配信条件が含まれる。利用者コードは、利用者を特定する情報の例である。
図3の利用者情報登録部302、は、図2の利用者情報登録処理(S202)を行う。具体的には、利用者IDを割り当て、利用者情報受付部301で受信した利用者情報を利用者情報テーブル303の新たなレコードに記憶させる。
図4は利用者情報テーブルの例を示す図である。利用者毎のレコードを設け、利用者ID、利用者氏名、住所、携帯電話番号、メールアドレス、利用者コード、メール配信条件(期日、指定時間)、選定宿泊施設IDを対応付けて記憶するように構成されている。選定宿泊施設IDは、第一、第二、第三のように選定番号別に記憶される。
メール配信条件は、返信用メールを配信する時機を特定する条件である。この例では、期日と指定時間を設定できるように構成されている。期日は、配信する時機を日単位で特定する条件である。この例では、各曜日(月曜日、火曜日など)の他、平日、休日、毎日などの設定ができるように構成されている。指定時間は、配信する時機を時間で特定する条件である。この例では、1時間単位で選択できるように構成されているが、10分単位で選択できるように、あるいは1分単位で任意に入力するように構成することもできる。
宿泊施設選定部304は、図2の宿泊施設選定処理(S203)を行う。具体的には、宿泊施設の検索条件の入力を促す検索条件入力画面を宿泊申込者携帯端末102に送信し、宿泊申込者携帯端末102のブラウザに表示された検索条件入力画面に入力された検索条件を受信する。検索条件としては、例えば宿泊料金や所在地を限定する条件が考えられる。そして、宿泊施設テーブル305からその検索条件に適合する宿泊施設を検索する。検索した宿泊施設のリストを表示して、リストから利用する宿泊施設の選択を促す宿泊施設選択画面を生成し、宿泊申込者携帯端末102に送信し、宿泊申込者携帯端末102のブラウザに表示された宿泊施設選択画面で選択された宿泊施設の情報を受信する。最後に、選択された宿泊施設のIDを選定宿泊施設IDとして、利用者IDに対応つけて利用者情報テーブル303に記憶させる。この動作を繰り返して、複数の宿泊施設を選択する。選択された宿泊施設のIDを、それぞれ選定番号に対応付けて記憶させる。
図5は宿泊施設テーブルの例を示す図である。選定対象となる宿泊施設のデータは、宿泊施設テーブル305で管理している。宿泊施設毎にレコードを設け、宿泊施設ID、宿泊施設名、所在地、アクセス方法、連絡先、HPアドレス、及び部屋タイプ別の宿泊料金を対応付けて記憶するように構成されている。この例で、各宿泊料金はいずれも一人の料金を示している。
以上で(イ)利用者登録の手順の説明を終える。次に、(ロ)返信用メール配信の手順について、図6〜図10を用いて説明する。
図6は返信用メールの例を示す図である。この手順(ロ)では、図6で例示する返信用メールを宿泊申込者携帯端末102に配信する。送信者は、送信元を特定するメールアドレスであり、選定宿泊施設の選定番号("1#")と人数・部屋数コード("1-1")と利用者コード("satohichiro")と予約を意味するコード("yoyaku")を組み合せたローカル部と、宿泊予約代行サーバ101のホスト名であるドメイン("hotel123.jp")から構成されている。選定宿泊施設の選定番号には、アンダーバーを付している。第二選定宿泊施設の場合には、"2#"となる。人数・部屋数コードは、人数と部屋数をハイフンでつなぐ構成となっている。二人一部屋の場合は、"2-1"となる。宛先は、受信先を特定するメールアドレスであり、利用者のメールアドレス("satoh@abc.ne.jp")が設定される。件名には、所定の定型句(「リプライで宿泊予約申込!」)の先頭に、選定宿泊施設の選定番号("1#")と人数・部屋数コード("1-1")を加えた文字列と、選定宿泊施設名が設定される。また、本文にも、所定の定型文(「本メールの返信メールの送信により、お_______ついて、送信日の宿泊予約を受け付けます。<宿泊施設名>______<申込者>_____様」)の空欄に、人数・部屋数と、選定宿泊施設名と、利用者の氏名を加えた文字列が設定される。尚、利用者コードは、利用者を特定する情報の例である。利用者コードに代えて、宿泊予約代行サーバ101の内部で管理する利用者IDのように、他に利用者を特定できる情報を用いてローカル部を生成することも有効である。
上述のように、宿泊施設、宿泊人数、及び部屋数を識別できるローカル部を採用し、併せて宿泊施設、宿泊人数、及び部屋数を特定できる件名を採用しているので、宿泊申込者は返信用メールを一読するだけ予約操作を簡易に行うことができる。これらの返信用メールを同時に送信し、あるいは時間をおいて送信することで、メールを選別して返信することで予約操作を簡略化することができる。
返信用メール配信の処理について説明する。図7は宿泊予約代行サーバによる返信用メール配信の処理フローを示す図である。配信対象抽出処理(S701、図9)で、配信の時機(タイミング)を待って、メールの配信対象となる利用者を抽出し、配信対象の利用者毎に以下の処理を繰り返す(S702)。当該利用者が設定した選定宿泊施設毎に、以下の処理を繰り返す(S703)。
人数・部屋数条件毎に(S704)、返信用メール生成処理(S705)で、利用者・選定宿泊施設・人数・部屋数条件を指定した返信用メールを生成し、返信用メール送信処理(S706)で、インターネットを介して、生成した返信用メールを送信する。人数・部屋数条件は、例えば、一人一部屋、二人一部屋、二人二部屋、三人一部屋、三人二部屋、三人三部屋等の人数と部屋数を組み合せた所定の条件である。すべての人数・部屋数条件について処理を繰り返すことにより(S707)、当該選定宿泊施設に関する人数・部屋数条件の異なる複数の返信用メールを送ることになる。
そして、すべての選定宿泊施設について処理した時点で(S708)、当該利用者に対する処理を終了し、更にすべての配信対象の利用者について同様に処理を繰り返した時点で(S709)、S701に戻る。
図8は返信用メール配信に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。利用者情報テーブル303は、前述の通り(図4)である。配信対象抽出部801は、配信対象抽出処理(S701)を行う。図9を用いて、詳述する。
図9は配信対象抽出処理フローを示す図である。判定時刻まで待機する(S901)。判定時刻は、メール配信条件の指定時間として設定可能な時刻である。この例では、1時間おきの各時00分(8:00、9:00等)を設定できるようにしているので、各時00分に至るまで待機を繰り返す。そして、判定時刻に至ると、利用者レコード毎に以下の処理を繰り返す(S902)。
まず、期日を判定する(S903)。当該レコードのメール配信条件の期日を取得し、処理当日(本日)の曜日をカレンダー部(図示せず)から取得し、処理当日の曜日が期日に適合するか判定する。メール配信条件の期日が曜日で設定されている場合には、曜日が一致する場合に適合すると判定する。同期日が平日と設定されている場合には、処理当日の曜日が月曜日から金曜日の場合に適合すると判定する。同期日が休日と設定されている場合には、処理当日の曜日が土曜あるいは日曜の場合と祝日の場合に、適合と判定する。同期日が毎日と設定されている場合には、すべて適合と判定する。一致しない場合は、不適合と判定する。
次に、指定時間を判定する(S904)。当該レコードのメール配信条件の指定時刻を取得し、S901で至った判定時刻と一致するか判定する。一致する場合に適合すると判定する。一致しない場合は、不適合と判定する。
期日と指定時刻の両方が適合する場合に、当該レコードの利用者IDを特定して、配信対象とする(S905)。少なくとも期日と指定時刻のいずれかが不適合の場合には、当該利用者を配信対象としない(S906)。そして、すべての利用者について処理した時点で終了する(S907)。
図10は返信用メール生成処理フローを示す図である。宿泊施設の選定番号を特定する(S1001)。設定されている選定宿泊施設の選定番号を順に(1,2,3,・・・)特定する。人数・部屋数条件により人数と部屋数を連ねた人数・部屋数コードを特定する(S1002)。利用者情報テーブル303から利用者IDに対応する利用者コードを取得する(S1003)。そして、選定宿泊施設の選定番号と人数・部屋数コードと利用者コードを含む申込受付用メールアドレスを生成し(S1004)、生成した申込受付用メールアドレスを電子メールフォーム中の送信者アドレス欄に設定する(S1005)。この例では、選定宿泊施設の選定番号("1#")と人数・部屋数コード("1-1")と利用者コード("satohichiro")と予約を意味するコード("yoyaku")を組み合せてメールアドレスのローカル部とする。更に、宿泊予約代行サーバ101を識別するドメイン("hotel123.jp")を加えて、申込受付用メールアドレスとしている。また、利用者情報テーブル303から利用者IDに対応する利用者メールアドレスを取得し(S1006)、その利用者メールアドレスを電子メールフォーム中の宛先アドレス欄に設定する(S1007)。更に、選定番号の選定宿泊施設IDに対応する宿泊施設名を宿泊施設テーブル305から取得し、件名の定型句に、選定宿泊施設の選定番号と人数・部屋数コードと宿泊施設名を加えて、電子メールフォーム中の件名欄に設定する(S1008)。また、本文の定型文に、人数・部屋数の記述を加え(S1009)、宿泊施設テーブル305から選定宿泊施設IDに対応する宿泊施設名を取得して、本文定型文に加え(S1010)、利用者情報テーブル303から利用者IDに対応する利用者氏名を取得して、本文定型文に加える(S1011)。そして、加工された本文定型文を電子メールフォーム中の本文欄に設定する(S1011)。
返信用メール送信部803は、図7の返信用メール送信処理(S706)を行う。具体的には、返信用メール生成処理(S705)で生成した返信用メールを、インターネットを介して送信する。
以上で(ロ)返信用メール配信の手順の説明を終える。続いて、(ハ)宿泊申込メール発信の手順について図11を用いて説明する。
宿泊申込者は、宿泊申込者携帯端末102で受信した返信用メール群の件名リストをメーラーで表示させ、その件名から希望の宿泊施設と人数と部屋数を特定している返信用メールを選択し、メーラーの返信機能を用いて返信する。この返信メールが宿泊申込メールとなる。
図11は宿泊申込メールの例を示す図である。電子メールフォーム中の送信者欄には、返信用メールの宛先のアドレス("1#1-1satohichiroyoyaku@hotel123.jp")が自動的に設定され、宛先には、返信用メールの宛先のアドレス("satoh@abc.ne.jp")が自動的に設定される。件名には、返信用メールのタイトルがコピーされ、返信を示すコード("Re:")が付加される。この例では、本文は空欄となっているが、返信用メールの本文の引用を設定してもよい。
以上で(ハ)宿泊申込メール発信の手順の説明を終える。最後に、(ニ)宿泊施設手配と予約完了メール返信の手順について、図12〜図14を用いて説明する。
図12は宿泊予約代行サーバによる宿泊施設手配の処理フローを示す図である。宿泊予約代行サーバ101は、宿泊申込メール受信処理(S1201)で、宿泊申込メールを受信すると、利用者特定処理(S1202)で、宿泊申込メールに基づいて宿泊申込者である利用者を特定し、宿泊施設特定処理(S1203)で、宿泊施設を特定し、人数・部屋数特定処理(S1204)で、人数・部屋数条件を特定する。そして、宿泊施設予約処理(S1205)で、予め選定している宿泊施設での当日の宿泊を予約する。予約が完了すると、予約完了メール生成処理(S1206)で、宿泊申込者携帯端末102へ予約の完了と予約の内容を通知するメールを生成し、予約完了メール送信処理(S1207)でインターネットを介して送信する。
図13は宿泊施設手配に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。宿泊申込メール受信部1301は、宿泊申込メール受信処理(S1201)を行う。具体的には、宿泊申込メールの宛先アドレス(前述の返信用メール(図6)で設定した送信者のアドレスと同じ)宛に転送されてきた宿泊申込メールを受信する。宿泊申込メール受信部1301は、宿泊予約代行サーバ101のホスト名であるドメインを含み、ローカル部に予約を意味するコード("yoyaku")を含むすべてのメールを受信するように動作する。受信した宿泊申込メールは、宿泊申込メール記憶部1302に記憶される。そして、利用者特定部1303は、利用者特定処理(S1202)を行う。具体的には、宛先アドレスに含まれる利用者コードを特定する。そして、当該利用者コードを含む利用者レコードを検索することにより、検索されたレコードで対応付けられている利用者IDと利用者メールアドレスを特定する。そして、宿泊申込メールの送信者アドレスを取得し、送信者アドレスと利用者のメールアドレスを比較する。一致する場合に、正常(宿泊申込メールが真正)と判断し、以降の処理を継続する。他方、一致しない場合には、エラー(宿泊申込メールが不正)と判断し、中断する。つまり、以降の処理を行わない。
利用者特定部1303は、更に、宿泊申込メールの件名が、返信用メールに対する返信による件名に相当するかを判定するようにすることも有効である。その場合、宿泊申込メールの件名を取得し、返信用メールの件名に対する返信時の件名と一致するかを判定する。返信時の件名は、返信用メールの件名の先頭に、返信である旨のコード(例えば、"Re:")を加えて生成することができる。一致する場合に、正常(宿泊申込メールが真正)と判断し、以降の処理を継続する。他方、一致しない場合には、エラー(宿泊申込メールが不正)と判断し、中断する。つまり、以降の処理を行わない。
宿泊施設特定部1304は、宿泊施設特定処理(S1203)を行う。具体的には、具体的には、宛先アドレスに含まれる選定宿泊施設の選定番号を特定する。そして、利用者情報テーブル303から選定番号に対応する選定宿泊施設IDを取得する。更に、宛先アドレスに含まれる宿泊施設名を特定し、宿泊施設テーブル305から選定宿泊施設IDに対応する宿泊施設名を取得し、両者が一致するか確認することも有効である。一致する場合に、正常(宿泊申込メールが真正)と判断し、以降の処理を継続する。他方、一致しない場合には、エラー(宿泊申込メールが不正)と判断し、中断する。つまり、以降の処理を行わない。
人数・部屋数特定部1305は、人数・部屋数特定処理(S1204)を行う。具体的には、具体的には、宛先アドレスに含まれる人数・部屋数コードを特定する。更に、宿泊申込メールの件名に含まれる人数・部屋数コードと一致するか確認するも有効である。一致する場合に、正常(宿泊申込メールが真正)と判断し、以降の処理を継続する。他方、一致しない場合には、エラー(宿泊申込メールが不正)と判断し、中断する。つまり、以降の処理を行わない。
宿泊施設予約部1306は、宿泊施設予約処理(S1205)を行う。具体的には、特定した選定宿泊施設IDにより特定される予約管理システムと通信を行い、宿泊の予約の手続を処理する。その際、人数・部屋数条件から、部屋数分の部屋タイプと利用人数の組を特定する。例えば、一人一部屋の条件では、シングルタイプ・一人、二人一部屋の条件では、ツインタイプ・二人、二人二部屋の条件では、シングルタイプ・一人とシングルタイプ・一人、三人一部屋の条件では、トリプルタイプ・三人、三人二部屋の条件では、シングルタイプ・一人とツインタイプ・二人、三人三部屋の条件では、シングルタイプ・一人とシングルタイプ・一人とシングルタイプ・一人のように、部屋タイプと利用人数の組を特定する。そして、利用者情報テーブル303より利用者IDに対応する利用者氏名と携帯電話番号を取得し、部屋数分の部屋タイプと利用人数の組、本日宿泊の旨とともに、インターネットあるいは専用線などのネットワークを介して、予約管理システムに対して送信する。そして、予約管理システムから予約完了の返信を受信して終了する。予約管理システムは、宿泊施設の宿泊予約を管理するシステムである。外部の予約管理システムによらず、宿泊施設のIDにより特定される予約管理を内部の予約管理システムで行っている場合には、ネットワークを介さずに予約管理システムに対する宿泊の予約の手続を処理する。
図13の予約完了メール生成部1307は、予約完了メール生成処理(S1206)を行う。図14は予約完了メールの例を示す図である。具体的には、宿泊施設テーブル305から、予約した宿泊施設ID(特定された選定宿泊施設のIDと同じ)に対応する宿泊施設名、所在地、アクセス方法、連絡先、HPアドレスを取得し、これらの宿泊施設の情報と予約が完了した旨をメールの件名又は本文に書き込む。宛先には、予約申込者のアドレスを設定する。予約申込者のアドレスは、予約申込メールの送信者アドレスを読み取り、あるいは、利用者IDに対応するメールアドレスを利用者情報テーブル303から取得して、それを用いる。
予約完了メール送信部1308は、予約完了メール送信処理(S1207)を行う。この処理で、インターネットを介して予約完了メールを送信する。
実施例1では、宿泊申込メールを受信した時点で、予約を完了させる例を示したが、実施例2では、宿泊申込メールを受信した時点で、仮予約を受付け、取消受付時間内に仮予約取消メールを受信しない場合に、予約を確定させる例について説明する。
図15は実施例2における動作概要を示す図である。(イ)利用者登録と(ロ)返信用メール配信と(ハ)宿泊申込メール発信については、実施例1と同様である。
(ホ)宿泊予約代行サーバ101は宿泊申込メールを受信すると、宿泊施設仮予約と仮予約受付メール返信の手順で、宿泊申込メールより、利用者と、希望の宿泊施設と人数と部屋数を特定し、利用者が希望の宿泊施設への希望の人数と部屋数による宿泊を仮予約し、仮予約した結果を仮予約受付メールとして宿泊申込者携帯端末102に返信する。
(へ)利用者が宿泊仮予約を取り消す場合には、宿泊申込者携帯端末102による仮予約取消メール発信の手順で、取消受付時間内に仮予約受付メールに対して返信するメールを生成し、発信する。この返信メールが、宿泊の仮予約を取り消す仮予約取消メールとなる。
(ト)宿泊予約代行サーバ101は取消受付時間内に仮予約取消メールを受信すると、仮予約取消と取消完了メール返信の手順で、仮予約取消メールより、仮予約を特定し、仮予約を取り消し、取り消した結果を取消完了メールとして宿泊申込者携帯端末102に返信する。
(チ)宿泊予約代行サーバ101は取消受付時間内に仮予約取消メールを受信しない場合には、予約確定と予約確定メール送信の手順で、仮予約を予約として確定し、確定した結果を予約確定メールとして宿泊申込者携帯端末102に返信する。
以下、(ホ)〜(チ)の各手順について説明する。まず、(ホ)宿泊施設仮予約と仮予約受付メール返信の手順について、図16〜図19を用いて説明する
図16は宿泊予約代行サーバによる宿泊施設仮予約の処理フローを示す図である。宿泊申込メール受信処理(S1601)と利用者特定処理(S1602)と宿泊施設特定処理(S1603)と人数・部屋数特定処理(S1604)は、実施例1における図12の宿泊申込メール受信処理(S1201)と利用者特定処理(S1202)と宿泊施設特定処理(S1203)と人数・部屋数特定処理(S1204)と同様である。
仮予約登録処理(S1605)で、予め選定している宿泊施設での当日の宿泊を仮予約する。仮予約受付メール生成処理(S1606)で、仮予約の受付と仮予約の内容を通知するメールを生成し、仮予約受付メール送信処理(S1607)でインターネットを介して送信する。
図17は宿泊施設仮予約に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。仮予約登録部1701は、仮予約登録処理(S1605)を行う。具体的には、特定した選定宿泊施設IDにより特定される予約管理システムと通信を行い、宿泊の仮予約の手続を処理する。その際、人数・部屋数条件から、部屋数分の部屋タイプと利用人数の組を特定する。例えば、一人一部屋の条件では、シングルタイプ・一人、二人一部屋の条件では、ツインタイプ・二人、二人二部屋の条件では、シングルタイプ・一人とシングルタイプ・一人、三人一部屋の条件では、トリプルタイプ・三人、三人二部屋の条件では、シングルタイプ・一人とツインタイプ・二人、三人三部屋の条件では、シングルタイプ・一人とシングルタイプ・一人とシングルタイプ・一人のように、部屋タイプと利用人数の組を特定する。そして、利用者情報テーブル303より利用者IDに対応する利用者氏名と携帯電話番号を取得し、部屋数分の部屋タイプと利用人数の組、本日宿泊の旨とともに、インターネットあるいは専用線などのネットワークを介して、予約管理システムに対して送信する。そして、予約管理システムから仮予約可否の回答を受信する。仮予約可の場合のみ処理を続行する。このとき、仮予約受付番号を受信する。仮予約受付番号は、予約管理システム側で仮予約を管理するための識別情報である。予約管理システムは、宿泊施設の宿泊予約を管理するシステムである。外部の予約管理システムによらず、宿泊施設のIDにより特定される予約管理を内部の予約管理システムで行っている場合には、ネットワークを介さずに予約管理システムに対する宿泊の仮予約の手続を処理する。尚、回答が仮予約不可である場合には、仮予約不可の旨を宿泊申込者携帯端末102にメールで返信する。
そして、仮予約テーブル1702に新たな仮予約IDを割り振って、仮予約IDに対応付けて仮予約受付時刻、仮予約取消期限、仮予約受付番号、利用者ID、仮予約宿泊施設ID、及び人数・部屋数を対応付けて記憶させる。仮予約宿泊施設IDには、選定予約宿泊施設IDを当てる。仮予約受付時刻は、仮予約登録処理を行なった時刻である。仮予約取消期限は、仮予約受付時刻に所定の取消受付時間(この例では、30分)を加えた時刻である。
図18は仮予約テーブルの例を示す図である。仮予約毎にレコードを設け、無効フラグ、仮予約ID、仮予約受付時刻、仮予約取消期限、仮予約受付番号、利用者ID、仮予約宿泊施設ID、人数・部屋数を対応付けて記憶している。無効フラグは、仮予約登録時にOFFであり、仮予約が無効となった時点でONとなる。
図17の仮予約受付メール生成部1703は、仮予約受付メール生成処理(S1606)を行う。図19は仮予約受付メールの例を示す図である。具体的には、仮予約IDを含む取消受付用メールアドレスを生成し、生成した取消受付用メールアドレスを電子メールフォーム中の送信者アドレス欄に設定する。この例では、仮予約を意味するコード("kariyoyaku")と仮予約ID("pr0001")とを組み合せてメールアドレスのローカル部とする。更に、宿泊予約代行サーバ101を識別するドメイン("hotel123.jp")を加えて、取消受付用メールアドレスとしている。また、利用者情報テーブル303から利用者IDに対応する利用者メールアドレスを取得し、その利用者メールアドレスを電子メールフォーム中の宛先アドレス欄に設定する。更に、件名の定型句に、人数・部屋数コードを加えて、電子メールフォーム中の件名欄に設定する。本文の定型文に、仮予約受付時刻と、仮予約取消期限と、仮予約宿泊施設IDに対応する宿泊施設名、所在地、アクセス方法、連絡先、及びHPアドレスと、利用者氏名と、人数・部屋数の記述を加え、加工された本文定型文を電子メールフォーム中の本文欄に設定する。このとき、仮予約IDに対応する仮予約受付時刻、仮予約取消期限、利用者ID、仮予約宿泊施設ID、人数・部屋を仮予約テーブル1702から取得する。また、仮予約宿泊施設IDに対応する宿泊施設名、所在地、アクセス方法、連絡先、及びHPアドレスを宿泊施設テーブル305から取得し、利用者IDに対応する利用者氏名を利用者情報テーブル303から取得する。
仮予約受付メール送信部1704は、図16の仮予約受付メール送信処理(S1607)を行う。具体的には、仮予約受付メール生成処理(S1606)で生成した仮予約受付メールを、インターネットを介して送信する。
以上で(ホ)宿泊施設仮予約と仮予約受付メール返信の手順の説明を終える。次に、(へ)仮予約取消メール発信の手順について、図20を用いて説明する。
宿泊申込者は、宿泊申込者携帯端末102で受信した仮予約受付メールをメーラーに表示させて内容を仮登録の内容を確認する。仮予約を取り消す場合には、メーラーの返信機能を用いて仮予約受付メールに対して返信する。この返信メールが仮予約取消メールとなる。
図20は仮予約取消メールの例を示す図である。
以上で(へ)仮予約取消メール発信の手順の説明を終える。次に、(ト)仮予約取消と取消完了メール返信の手順について、図21〜図23を用いて説明する。
図21は宿泊予約代行サーバによる仮予約取消の処理フローを示す図である。宿泊予約代行サーバ101は、仮予約取消メール受信処理(S2101)で、仮予約取消メールを受信すると、仮予約特定処理(S2102)で、仮予約を特定し、取消要求処理(S2103)で、特定した仮予約を無効化する。仮予約を無効化すると、取消完了メール生成処理(S2104)で、宿泊申込者携帯端末102へ仮予約の取り消しを通知する取消完了メールを生成し、取消完了メール返信処理(S2105)でインターネットを介して送信する。
図22は仮予約取消に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。仮予約取消メール受信部2201は、仮予約取消メール受信処理(S2101)を行う。具体的には、仮予約取消メールの宛先アドレス(前述の仮予約受付メール(図19)で設定した送信者のアドレスと同じ)宛に転送されてきた仮予約取消メールを受信する。仮予約取消メール受信部2201は、宿泊予約代行サーバ101のホスト名であるドメインを含み、ローカル部に仮予約を意味するコード("kariyoyaku")を含むすべてのメールを受信するように動作する。受信した仮予約取消メールは、仮予約取消メール記憶部2202に記憶される。そして、仮予約特定部2203は、仮予約特定処理(S2102)を行う。具体的には、宛先アドレスに含まれる仮予約IDを特定する。取消要求部2204は、取消要求処理(S2103)を行う。具体的には、仮予約テーブル1702から仮予約IDに対応する仮予約受付番号と仮予約宿泊施設IDを取得し、更に対応する無効フラグをONにする。そして、仮予約宿泊施設IDにより特定される予約管理システムと通信を行い、宿泊の仮予約取消の手続を処理する。その際、仮予約受付番号を指定する。
取消完了メール生成部2205は、取消完了メール生成処理(S2104)を行う。図23は取消完了メールの例を示す図である。具体的には、仮予約テーブル1702から仮予約IDに対応する仮予約宿泊施設IDと人数・部屋数を取得し、宿泊施設テーブル305から、仮予約宿泊施設IDに対応する宿泊施設名を取得し、利用者情報テーブル303から利用者IDに対応する利用者氏名を取得し、宿泊施設名、人数・部屋数、利用者氏名、仮予約を取り消した旨を本文に書き込む。件名は、仮予約を取り消した旨の定型句が設定される。宛先には、予約申込者のアドレスを設定する。予約申込者のアドレスは、仮予約取消メールの送信者アドレスを読み取り、あるいは、利用者IDに対応するメールアドレスを利用者情報テーブル303から取得して、それを用いる。取消完了メール送信部2206は、取消完了メール返信処理(S2105)を行う。この処理で、インターネットを介して取消完了メールを送信する。
以上で(ト)仮予約取消と取消完了メール返信の手順の説明を終える。次に、(チ)予約確定と予約確定メール送信の手順について、図24〜図26を用いて説明する。
図24は宿泊予約代行サーバによる予約確定の処理フローを示す図である。仮予約取消期限判定処理(S2401)で、仮予約取消期限に至った仮予約を判定し、確定要求処理(S2402)で、仮予約取消期限に至った仮予約の内容に従って、宿泊の予約を確定し、予約確定メール生成処理(S2403)で、宿泊申込者携帯端末102に予約が確定したことを通知する予約確定メールを生成し、予約確定メール送信処理(S2404)で、インターネットを介して予約確定メールを送信する。
図25は予約確定に係る宿泊予約代行サーバの構成を示す図である。仮予約取消期限判定部2501は、仮予約取消期限判定処理(S2401)を行う。具体的には、仮予約テーブル1702から無効フラグがOFFで、仮予約取消期限が経過している仮予約を選び出し、その仮予約IDを特定する。現時刻が仮予約取消期限より大きい(遅い時点)場合に、経過していると判定する。
確定要求部2502は、確定要求処理(S2402)を行う。具体的には、期限を経過している仮予約のIDに対応する仮予約受付番号と仮予約宿泊施設IDを仮予約テーブル1702から取得する。また、仮予約IDに対応する無効フラグをONにする。そして、仮予約宿泊施設IDにより特定される予約管理システムと通信を行い、仮予約を予約として確定させる手続を処理する。その際、仮予約受付番号を指定して、本日宿泊の旨とともに、インターネットあるいは専用線などのネットワークを介して、予約管理システムに対して送信する。そして、予約管理システムから予約完了の返信を受信して終了する。予約管理システムは、宿泊施設の宿泊予約を管理するシステムである。外部の予約管理システムによらず、宿泊施設のIDにより特定される予約管理を内部の予約管理システムで行っている場合には、ネットワークを介さずに予約管理部に対する仮予約確定の手続を処理する。
予約確定メール生成部2503は、予約確定メール生成処理(S2403)を行う。図26は予約確定メールの例を示す図である。具体的には、宿泊施設テーブル305から、仮予約宿泊施設のIDに対応する宿泊施設名、所在地、アクセス方法、連絡先、HPアドレスを取得し、これらの宿泊施設の情報と予約が確定した旨をメールの件名又は本文に書き込む。宛先には、予約申込者のアドレスを設定する。予約申込者のアドレスは、予約申込メールの送信者アドレスを読み取り、あるいは、利用者IDに対応するメールアドレスを利用者情報テーブル303から取得して、それを用いる。
予約確定メール送信部2504は、予約確定メール送信処理(S2404)を行う。具体的には、この処理で、インターネットを介して予約確定メールを送信する。
実施例3では、図21の取消完了メール生成処理(S2104)において、取消完了メールの本文に宿泊施設の予約画面のURLを加える。図27は実施例3における取消完了メールの例を示す図である。
これにより、他の宿泊施設の予約を行う操作が簡単になる。
また、URLのパラメータとして利用者IDと人数・部屋数を付加し、宿泊施設の予約における利用者認証と人数・部屋数の入力操作を省くことに役立てることもできる。
宿泊予約代行サーバ101は、コンピュータであり、各要素はプログラムにより処理を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。
101 宿泊予約代行サーバ
102 宿泊申込者携帯端末
301 利用者情報受付部
302 利用者情報登録部
303 利用者情報テーブル
304 宿泊施設選定部
305 宿泊施設テーブル
801 配信対象抽出部
802 返信用メール生成部
803 返信用メール送信部
1301 宿泊申込メール受信部
1302 宿泊申込メール記憶部
1303 利用者特定部
1304 宿泊施設特定部
1305 人数・部屋数特定部
1306 宿泊施設予約部
1307 予約完了メール生成部
1308 予約完了メール送信部
1701 仮予約登録部
1702 仮予約テーブル
1703 仮予約受付メール生成部
1704 仮予約受付メール送信部
2201 仮予約取消メール受信部
2202 仮予約取消メール記憶部
2203 仮予約特定部
2204 取消要求部
2205 取消完了メール生成部
2206 取消完了メール送信部
2501 仮予約取消期限判定部
2502 確定要求部
2503 予約確定メール生成部
2504 予約確定メール送信部


Claims (18)

  1. 宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、以下の要素を有することを特徴とする宿泊予約代行サーバ
    (1)利用者毎に利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブル(2)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成部
    (3)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信部
    (4)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信部
    (5)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定部
    (6)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定部
    (7)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約部。
  2. 前記ローカル部に宿泊施設の条件を含むことを特徴とする請求項1に記載の宿泊予約代行サーバ。
  3. 前記返信用メール生成部は、送信者アドレスに、利用者の識別情報を含むローカル部を設定し、
    前記利用者特定部は、受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、前記利用者情報テーブルを参照してローカル部の利用者の識別情報から利用者を特定することを特徴とする請求項1に記載の宿泊予約代行サーバ。
  4. 前記利用者情報テーブルは、利用者が予め選定した複数の選定宿泊施設を記憶しており、
    前記返信用メール生成部は、送信者アドレスに、利用者が選定したいずれかの選定宿泊施設の識別情報を含むローカル部を設定し、
    更に、
    (8)前記利用者情報テーブルを参照し、受信した宿泊申込メールに設定されている宛先
    アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から選定宿泊施設を特定する宿泊施設特定部
    を有することを特徴とする請求項1に記載の宿泊予約代行サーバ。
  5. 更に、
    (9)宿泊施設毎に、宿泊施設の情報を記憶する宿泊施設テーブルと、
    (10)前記宿泊施設予約部で予約した選定宿泊施設に対応する宿泊施設の情報を宿泊施設テーブルから取得し、取得した宿泊施設の情報を本文に設定し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定した予約完了メールを生成する予約完了メール生成部と、
    (11)生成した予約完了メールを送信する予約完了メール送信部を有することを特徴とする請求項4に記載の宿泊予約代行サーバ。
  6. 宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、以下の要素を有することを特徴とする宿泊予約代行サーバ
    (1)利用者毎に利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブル(2)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成部
    (3)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信部
    (4)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信部
    (5)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定部
    (6)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定部
    (7)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を仮予約する仮予約登録部。
  7. 前記利用者情報テーブルは、利用者が予め選定した複数の選定宿泊施設を記憶しており、
    前記返信用メール生成部は、送信者アドレスに、利用者が選定したいずれかの選定宿泊施設の識別情報を含むローカル部を設定し、
    更に、
    (8)前記利用者情報テーブルを参照し、受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から選定宿泊施設を特定する宿泊施設特定部
    を有することを特徴とする請求項6に記載の宿泊予約代行サーバ。
  8. 更に、
    (9)宿泊施設毎に、宿泊施設の情報を記憶する宿泊施設テーブルと、
    (10)前記宿泊施設予約部で予約した選定宿泊施設に対応する宿泊施設の情報を宿泊施設テーブルから取得し、取得した宿泊施設の情報を本文に設定し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定した仮予約受付メールを生成する仮予約受付メール生成部と、(11)生成した仮予約受付メールを送信する仮予約受付メール送信部を有することを特徴とする請求項7に記載の宿泊予約代行サーバ。
  9. 前記仮予約受付メール生成部は、仮予約受付メールの送信者アドレスに、前記仮予約を識別する情報を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、
    宿泊予約代行サーバは、更に、
    (12)宿泊申込者携帯端末から、仮予約受付メールに対する返信である仮予約取消メールを受信する仮予約取消メール受信部と、
    (13)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から仮予約識別情報を特定する仮予約特定部と、
    (14)前記予約管理システムに対して、仮予約識別情報により特定される仮予約を取り消す取消要求部を有することを特徴とする請求項8に記載の宿泊予約代行サーバ。
  10. 更に、
    (15)宛先アドレスに、前記利用者のメールアドレスを設定した、仮予約の取消が完了した旨を通知する取消完了メールを生成する取消完了メール生成部と、
    (16)生成した取消完了メールを送信する取消完了メール送信部を有することを特徴とする請求項9に記載の宿泊予約代行サーバ。
  11. 前記仮予約登録部は、仮予約した仮予約受付時刻を特定し、
    宿泊予約代行サーバは、更に、
    (17)仮予約受付時刻から所定の取消受付時間を経過した仮予約を特定する仮予約取消期限判定部と、
    (18)前記予約管理システムに対して、取消受付時間を経過した仮予約を予約として確定させる確定要求部を有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の宿泊予約代行サーバ。
  12. 宿泊予約代行サーバは、更に、
    (19)宛先アドレスに、前記利用者のメールアドレスを設定した、予約が確定した旨を通知する予約確定メールを生成する予約確定メール生成部と、
    (20)生成した予約確定メールを送信する予約確定メール送信部を有することを特徴とする請求項11に記載の宿泊予約代行サーバ。
  13. 前記利用者情報テーブルは、更に、利用者毎に利用者メールアドレスを記憶し、
    前記利用者特定部は、更に、前記利用者情報テーブルから、特定した利用者の利用者メールアドレスを取得し、受信した宿泊申込メールに設定されている送信者アドレスが、取得した利用者メールアドレスと一致しない場合に、宿泊申込メールを不正と判断することを特徴とする請求項6乃至12のいずれかに記載の宿泊予約代行サーバ。
  14. 前記返信用メール生成部は、更に、返信用メールの件名に、選定宿泊施設の宿泊施設名を含め、
    前記宿泊施設特定部は、受信した宿泊申込メールの件名から選定宿泊施設を特定し、宛先アドレスのローカル部から特定した選定宿泊施設と、件名から特定した選定宿泊施設が一致しない場合に、宿泊申込メールを不正と判断することを特徴とする請求項6乃至13のいずれかに記載の宿泊予約代行サーバ。
  15. 前記返信用メール生成部は、更に、返信用メールの件名に、宿泊する人数と部屋数を含め、
    前記人数・部屋数特定部は、受信した宿泊申込メールの件名から人数と部屋数を特定し、宛先アドレスのローカル部から特定した人数と部屋数と、件名から特定した人数と部屋数が一致しない場合に、宿泊申込メールを不正と判断することを特徴とする請求項6乃至14のいずれかに記載の宿泊予約代行サーバ。
  16. 宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブルを有する宿泊予約代行サーバによる宿泊予約代行であって、以下の要素を有することを特徴とする宿泊予約代行方法
    (1)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成工程
    (2)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信工程
    (3)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信工程
    (4)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定工程
    (5)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定工程
    (6)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約工程。
  17. 宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブルを有する宿泊予約代行サーバとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラム
    (1)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成手順
    (2)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信手順
    (3)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信手順
    (4)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定手順
    (5)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定手順
    (6)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約手順。
  18. 宿泊申込者携帯端末と接続可能であって、利用者のメールアドレスおよび識別情報を記憶する利用者情報テーブルを有する宿泊予約代行サーバとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    (1)前記利用者情報テーブルを参照し、宛先アドレスに、利用者のメールアドレスを設定し、送信者アドレスに、宿泊する人数と部屋数の少なくともいずれか一方を含むローカル部と宿泊予約代行サーバを識別するドメインからなるアドレスを設定し、宿泊する人数及び/又は部屋数の条件を指定した条件の異なる複数の宿泊予約用の返信用メールを生成する返信用メール生成手順
    (2)生成した複数の返信用メールを前記宛先アドレスに送信する返信用メール送信手順
    (3)宿泊申込者携帯端末から、返信用メールに対する返信である宿泊申込メールを受信する宿泊申込メール受信手順
    (4)受信した宿泊申込メールから前記利用者情報テーブルを参照し、利用者を特定する利用者特定手順
    (5)受信した宿泊申込メールに設定されている宛先アドレスのローカル部を読み取り、ローカル部から宿泊する人数及び/又は部屋数を特定する人数・部屋数特定手順
    (6)特定された選定宿泊施設の予約を管理する予約管理システムに対して、宿泊する人数及び/又は部屋数を指定して宿泊を予約する宿泊施設予約手順。
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