JP4836104B2 - 予約システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、美容院や自動車教習所などのサービスを受けるための、顧客の予約を管理する予約システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、美容院など、主に予約客を中心にサービスを提供している業種がある。このようなサービスを受けるために、顧客は、自分から店に電話をしたり、行ったりして、予約を入れるようにしていた。例えば、美容院の場合には、その来店間隔は、だいたい決まっているが、サービスを受けた帰りに次回の予約をする場合は少なく、次に行きたくなってきたら、自分から店に電話をかけて予約を入れる場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにして予約を入れるためには、顧客側から、予約を入れるための行動を起こさなければならない。そのため、顧客が忙しくて、予約の連絡を入れるタイミングを逃してしまうと、来店間隔があいてしまうことがあった。
このように、予約の手間のために、顧客の来店間隔が長くなってしまうのは、店側としても、損失である。
また、店側として、顧客からの連絡だけに頼っていたのでは、予約が殺到して断らなければならないことがあるかと思えば、予約が入らない空き時間ができてしまうこともある。空き時間をそのままにしておくことは、ロスである。
そのため、空き時間があることを、顧客に知らせて、その時間帯の来店を促すために、電話をかけたり、電子メールを出したりすることが考えられる。
【0004】
しかし、上記のような連絡をするために、店員は、予約表をチェックしたり、顧客の来店履歴を確認したりしなければならない。来店履歴を確認するのは、誘いの電話をかけたときに、来店を決める確率の高い顧客を選ぶためである。そして、顧客の返事に応じて、予約表に記入しなければならない。つまり、空き時間を少なくするための顧客への連絡や、予約の受付は、手間のかかる作業だった。
この発明の目的は、顧客にとっては、必要なタイミングで簡単に予約ができるとともに、サービス提供者側にとっては、空き時間を減らすための予約管理を、手間をかけないで実現できる予約システムを提供することである。
【0005】
第1の発明は、所定のサービスの予約表が記憶された第1記憶部と、前記サービスを受けた顧客の顧客データが記憶された第2記憶部と、前記第1記憶部及び前記第2記憶部を参照して、予約に関する所定の処理を実行するデータ処理部とを備えた予約システムであって、前記予約表は、空き時間フラグあるいは仮予約フラグを設定可能にするとともに、日時に対応付けられた予約フラグ欄を備え、
前記データ処理部は、仮予約を設定する処理の実行に係る所定の指示がなされた時、あらかじめ設定された期間内における前記予約表の予約フラグ欄を順次参照し、空き時間フラグが設定された日時を特定する特定手段と、該特定手段により特定された日時における予約確率が高い顧客を顧客データに基づいて抽出する抽出手段と、前記特定手段により特定された日時のうち前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時に対応する予約フラグ欄に、空き時間フラグに替えて仮予約フラグを設定する仮予約フラグ設定手段と、前記抽出手段により抽出された顧客の端末にメールを送信する送信手段とを備えた点に特徴を有する。
【0006】
第2の発明は、前記予約表の予約フラグ欄は、上記空き時間フラグおよび仮予約フラグとともに予約受付が不可能であることを示す予約不可フラグを設定可能に構成されており、前記データ処理部が、前記予約表の予約フラグ欄を参照して、あらかじめ記憶された前記サービスの予約を受け付けていない日時に対応する予約フラグ欄に予約不可フラグを設定する予約不可フラグ設定手段を備えた点に特徴を有する。
【0007】
第3の発明は、前記予約表の予約フラグ欄は、前記空き時間フラグおよび仮予約フラグとともに本予約フラグを設定可能に構成されており、前記データ処理部が、前記送信手段によりメールを送信した顧客から予約の意思を表す予約信号を受信した時、前記予約表の予約フラグ欄を参照して、当該受信した予約信号に対応する日時の前記予約フラグ欄に、前記仮予約フラグに替えて本予約フラグを設定する本予約フラグ設定手段を備えた点に特徴を有する。
【0008】
第4の発明は、前記抽出手段は、顧客の来店履歴を含む前記顧客データに基づいて、前記予約確率が高い顧客を抽出する手段を備えた点に特徴を有する。
【0009】
第5の発明は、前記データ処理部は、前記送信手段により送信されるメールごとに予約番号を設定する手段と、該設定された予約番号を前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時と対応づけて所定の記憶部に記憶させる手段と、前記顧客の端末から予約信号を受信したとき、該予約信号に含まれている予約番号を認識する手段と、該認識された予約番号に対応する前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時を、前記記憶部を参照して特定すると共に、前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時に対応する前記予約フラグ欄の状態を、前記予約表を参照して特定する手段とを備えた点に特徴を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図7に、この発明の第1実施例を示す。ここでは、この発明の予約システムを、美容院の予約に利用した場合について説明する。
このシステムは、データ処理部1と、データ記憶部2とを備えた予約管理コンピュータCと、これに、インターネットなどの通信ネットNを介して接続される顧客端末3とからなる。上記予約管理コンピュータCは、ある美容院に設置されたコンピュータで、上記顧客側端末3は、その美容院に来店したことがある顧客が使用する端末である。
【0013】
そして、上記データ記憶部2には、顧客データと、予約表とが記憶されている。
上記顧客データは、顧客ごとに来店日を対応させたものである。
また、上記予約表は、図2に示す予約表5で、サービス提供の単位時間枠表示欄6と、これに対応した予約状況欄7とがある。ここでは、予約状況欄7を、3つ設けているが、これは、3人の美容師I〜IIIがいて、同時に3人の顧客へサービスを提供できるためである。予約状況欄7は、担当美容師ごとに分けて設けてもよいし、席ごとに設けるようにしてもよい。
【0014】
上記予約表5は、全ての営業日に対応して設定され、上記データ記憶部2に記憶されているが、ここでは、例として、6月30日時点での、7月7日の予約状況を示すものとする。
また、上記予約状況欄7は、予約フラグ欄8と、顧客ID欄9、仮予約有効期限欄10とからなる。上記予約フラグには、「0」〜「3」があり、それぞれ、空き時間フラグ「0」、仮予約フラグ「1」、本予約フラグ「2」、自動予約不可フラグ「3」である。
【0015】
上記空き時間フラグ「0」は、予約の入っていない単位時間枠に設定するフラグである。
また、仮予約フラグ「1」は、後で詳しく説明するが、特定の顧客に対して、特定の空き時間を指定して予約を促すメールを送信する際に、その顧客からの返事を待っている間に設定されるフラグである。
本予約フラグ「2」は、顧客からの連絡によって、予約を入れた場合に設定されるフラグである。
【0016】
さらに、自動予約不可フラグ「3」は、システム側で、予約を受け付けないと決めた単位時間枠に設定するフラグである。例えば、休憩時間や、準備時間などに、この予約不可フラグ「3」を設定する。また、休業日の予約表は、初めから登録しないようにしておくこともできるが、全日程の予約表を登録しておいて、休業日には、その日の予約状況欄7の全てに予約不可フラグ「3」を入力しておくようにしてもよい。
また、上記予約不可フラグ「3」は、予約を入れていないフリー客が来店し易い単位時間枠に設定しておくようにすることもできる。予約のない顧客のために、特定の単位時間枠を空けておけば、その単位時間枠に新しい顧客を入れることもできる。
【0017】
上記のような予約表5を用いて、顧客からの予約を受け付ける手順を以下に説明する。なお、以下に説明する処理は、上記データ処理部1が、定期的に、例えば、毎日決まった時刻に自動的に行うものである。
まず、図3(a)に示すように、処理当日をAとする。ここでは、6月30日である。そして、処理日Aより、期間L1後の時点Bから、さらに期間L2後の時点Cまでを、予約受付期間とする。上記期間L1およびL2は、予め設定しておく値であるが、この第1実施例では、期間L1=4日間、期間L2=4日間とする。すなわち、6月30日の時点で、予約受付期間は、7月4日から7月7日までの4日間である。また、仮予約を設定してからの仮予約有効期間をdとし、仮予約有効期限をDで表している。
【0018】
そして、翌日、すなわち7月1日になると、図3(b)に示すように、処理日AがA’に、予約受付開始日BがB’に、予約できるサービス提供可能期間の終了日CがC’に、予約できるサービス提供可能期間の予約有効期限DがD’に、それぞれ1日ずつ移動する。このように、毎日、各期日が移動してゆくことになる。
なお、上記予約受付期間とは、予約できるサービス提供可能期間のことである。また、このシステムでは、電話や顧客の来店などによって店員が直接受け付ける予約は想定していない。従って、店員が直接受け付ける予約は、上記予約受付期間に関係がなく受け付けることができる。ただし、店員が予約を受け付けた場合には、その予約データを、このシステムの予約表5に、手入力するようにしている。このとき、上記データ処理部1が、かけてきた電話番号を特定する機能を備え、この電話番号から顧客を特定するようにすれば、電話にでた店員は、顧客名などをたずねなくても顧客を特定できる。
【0019】
そして、この第1実施例の予約システムは、仮予約を設定する仮予約処理と、本予約を受け付ける本予約処理の2つの処理を実行することによって構成されている。
まず、仮予約処理について、図4のフローに従って説明する。なお、この処理は、上記時点Aにおいて、データ処理部1が、実行する処理である。
ステップ1で、データ処理部1は、時点B〜Cまでの予約受付期間を特定し、ステップ2では上記期間内の予約表5の予約フラグを1個ずつチェックする。
ステップ3では、そのフラグの種類を特定する。ここで、フラグが仮予約フラグ「1」の場合には、ステップ4に進み、空き時間フラグ「0」の場合には、ステップ6へ進む。また、その他のフラグ「2」または「3」の場合には、ステップ11へ進む。
【0020】
仮予約フラグ「1」の場合には、ステップ4で、現時点Aが仮予約有効期限を過ぎているかどうかを判断する。仮予約有効期限を過ぎている場合には、ステップ5へ進み、仮予約フラグ「1」を空き時間フラグ「0」に変更し、顧客IDを消去する。つまり、仮予約の仮予約有効期限が切れたので、その仮予約を無効にして、空き時間とするのである。そして、ステップ6へ進む。
一方、上記ステップ4で、仮予約仮予約有効期限が過ぎていない場合には、そのフラグはそのままにしてステップ11へ進む。
【0021】
また、上記ステップ3で、予約フラグが空き時間フラグ「0」だった場合と、ステップ5で、空き時間フラグ「0」を設定した場合には、ステップ6へ進む。
ステップ6では、その単位時間枠に来店確率の高い顧客Xを抽出する。この抽出方法には、様々なものが考えられる。例えば、顧客の来店履歴から、各曜日の来店確率や、各単位時間枠の来店確率を算出して、このステップ6で特定している空き単位時間枠の曜日の来店確率と、その単位時間枠に対応する過去の来店確率との和が最も高い顧客Xを、来店確率の最も高い顧客として特定することができる。
【0022】
ステップ7では、その単位時間枠の空き時間フラグ「0」を仮予約フラグ「1」に変更し、さらに顧客ID欄9に、顧客XのIDを入力する。ステップ8では、仮予約有効期限を設定する。仮予約有効期限は、予め設定された期間dに基づいて算出され、図3における時点Dである。ここでは、期間dを3日間としているので、6月30日時点では、3日後の7月3日である。
【0023】
例えば、図2に示す予約表5の中で、担当者Iの、15:00〜16:00に対応する予約状況欄7aに対応する処理を行っている場合を考える。この予約状況欄7aには、空き時間フラグ「0」が設定されているが、上記ステップ1〜ステップ8までの処理で、この空き単位時間枠に対して、仮予約を設定したことになる。つまり、予約表の予約状況欄7aの予約フラグ欄8には、仮予約フラグ「1」が設定され、顧客ID欄9には、顧客XのID、仮予約有効期限欄10には、7月3日が設定される。
【0024】
このように仮予約が設定されたら、ステップ10で、上記顧客Xに、図5に示すようなメールを送信する。メールの内容は、「7月7日の15:00〜16:00に予約ができますが、どうしますか?」という主旨である。この送信メールは、図5に示すように、予約ボタン11とともに送信され、顧客端末3に表示される。受信した顧客は、上記予約ボタン11をクリックすると、返信メール作成画面が表示され、簡単に予約の意思を送信できるようにしている。この際、顧客端末3から、予約番号が返信されるように、上記データ処理部1は、予め、個々のメールに予約番号を設定して、顧客端末3へ送信するようにしている。
【0025】
ステップ10で、上記データ処理部1は、データ記憶部2に上記メールの送信データを記憶させる。送信データには、上記仮予約を設定した単位時間枠および顧客IDを特定するための予約番号を含んでいる。
ステップ11で、上記予約受付期間B〜Cの全てのフラグを確認したかどうかを判断する。まだ、確認していないフラグが残っていた場合には、ステップ2へ戻り、以上のステップを繰り返す。そして、全てのフラグの確認が済んだら、ステップ12へ進み、時点A(6月30日)の仮予約処理は終了する。
【0026】
次に、図6のフローチャートに従って、本予約の入れ方を説明する。
この本予約処理は、顧客端末3からの予約メールが入った時点で、随時行うものである。
まず、ステップ101で、顧客Yからのメールを受信したら、ステップ102で、このメールに含まれている予約番号を認識する。この予約番号は、先に管理予約管理コンピュータC側から、顧客Yにメールを送信する際に付けておいた番号である。そして、顧客が返信メールを返すと、そのメールについて戻ってくるようにしている。従って、この予約番号が認識されれば、どの日のどの単位時間枠の、どの顧客の予約なのかを特定することができる。
【0027】
ただし、顧客が、データ処理部1からのメールを受信した端末とは別の端末から、本予約を入れる場合には、予約番号を手入力してから予約メールを送信しなければ、上記データ処理部2へ上記予約番号が届かない。従って、別の端末を利用する場合には、予約番号を入力してからメールを送信して下さいという内容の文章を、メールに付けて表示さる。
【0028】
ステップ103では、特定された単位時間枠の予約状況欄7の予約フラグをチェックする。上記メールを送信してくる顧客は、予約管理コンピュータCのデータ処理部1が、仮予約を設定してからメールを送信した顧客である。従って、通常は、上記予約状況欄7の予約フラグ欄8には、仮予約フラグ「1」が立っているはずである。しかし、上記顧客Yからの返信メールが、仮予約有効期限を過ぎてから送信された場合には、上記仮予約フラグ「1」が空き時間フラグ「0」に変更されている場合がある。また、一旦、空き時間フラグ「0」が立った後に、別の顧客の予約が入ってしまって、本予約フラグ「2」が立っていることもある。
そのため、このステップ103で、予約フラグの確認を行う。
【0029】
ステップ103で、予約フラグが仮予約フラグ「1」または空き時間フラグ「0」の場合には、ステップ104へ進み、上記フラグ「1」または「0」を本予約フラグ「2」に変更する。そして、ステップ105で、顧客ID欄8へ顧客IDを入力する。ただし、ステップ103で、仮予約フラグ「1」が立っていた場合には、顧客IDがすでに入力されているので、顧客IDを入力し直さなくてもよい。そして、ステップ107へ進み、本予約処理は終了する。
【0030】
一方、ステップ103で、予約フラグが本予約フラグ「2」または自動予約不可フラグ「3」の場合には、ステップ106へ進む。
ステップ106では、すでに、他の顧客の予約が入っていたり、その他の事情により、予約を受けられない旨を連絡して、本予約処理は終了する(ステップ107)。
【0031】
以上のように、特定の顧客のために、仮予約設定をしてから、来店を促すメールを送信しているので、同一単位時間枠に、複数の顧客から予約が入ってしまうようなことはない。しかも、来店顧客データに基づいて、来店確率の高そうな顧客に対して、誘いのメールを送信するので、予約が入る可能性が高く、メール送信が無駄になることも少ないし、空き時間が放置されることも少ない。
なお、ここでは、1日に1回の処理を説明しているが、処理間隔はそのサービスの種類や、仮予約有効期限dなどに応じて、適当に設定すればよい。そして、上記予約受付期間L2や仮予約有効期間d、予約開始時点なども、サービスの種類によって、自由に設定できるようにしている。
【0032】
さらに、顧客に送信するメールで、図4、図6にも示したように「この時間帯は、お客様のみ特別で10%引きの料金とさせていただきます。」というように、特別料金を示せば、それだけ、予約の確率が高くなる。特に、来店が少ない単位時間枠には、上記のような特別料金を提示することによって、来店確率が上がることを期待できる。
また、本予約のキャンセルについては、電話や、このシステムとは別のホームページなどによって受け付けるようにする。そして、本予約のキャンセルがあった場合には、手入力によって、そのデータを上記予約表に入力するようにする。すなわち、上記予約表5の対応する予約状況欄7を空き状況に変更する。
【0033】
なお、上記第1実施例では、予約表5の中から空き時間フラグ「0」が設定されている単位時間枠を特定して、その単位時間枠を基準として、来店確率の最も高い顧客を抽出して、仮予約を設定するようにしているが、仮予約客の特定方法はこれに限らない。例えば、顧客データの来店履歴から、次回の来店日を予測して、その来店予測日が近づいている人を基準にして、その人が来店する可能性が高い空き時間を複数抽出して、それらの時間を同時に提示するようにしてもよい。その場合には、顧客へのメールに、図7に示すように、単位時間枠ごとに予約ボタン12,13,14を付けて送信する。この場合、予約表5には、複数の単位時間枠に、同一の顧客IDと仮予約フラグ「1」が設定されるが、顧客が、いずれかの予約ボタンをクリックすることによって予約が入った時点で、上記データ処理部1は、予約されなかった単位時間枠の仮予約フラグ「1」を空き時間フラグ「0」に変更するようにしている。
【0034】
また、顧客に送信するメールに、特定のホームページのURLを付けて送信し、そのURLを表示させて、顧客がそれをクリックすれば、特定のホームページにアクセスするようにしておくこともできる。そして、上記ホームページをメールの送信時に設定した仮予約に対応させておけば、顧客からどのホームページにアクセスがあったかということから、どの単位時間枠の仮予約に対応した本予約が入ったのかを特定できる。このように、特定のURLをメールに付けて送信する場合に、図5、図7に示した予約ボタン11〜14に対応するURLを付けておいて、上記予約ボタンをクリックすることによって、自動的に、特定のURLにアクセスするようにすることもできる。
【0035】
さらに、データ処理部1からメールを送信するときの送信先となる顧客のメールアドレスを、データ記憶部2に記憶させておけば、顧客からの返信メールのアドレスによって、仮予約に対応する顧客を特定することができる。このように、顧客が特定できれば、仮予約を設定した時間枠を特定できる。ただし、この場合、顧客が本予約を申し込むために使用する顧客端末3のアドレスが、データ記憶部2に登録されているアドレスでなければならない。
なお、ユーザー端末3から本予約をする際に、上記データ処理部1に送信する信号は、すべてこの発明の予約信号に含まれる。すなわち、予約ボタンをクリックすることによって、データ処理部1にアクセスしたときのログや、予約番号や、予約申し込みメールなども、上記予約信号に当たる。
【0036】
また、実際に来店があったときには、店舗側では、予約管理コンピュータCにその情報を入力し、データ記憶部2に、来店履歴を顧客データとして記憶させる。ただし、上記予約表5の予約フラグ欄8に、例えば、来店フラグ「4」を設定することによって、顧客の来店データを登録することもできる。このシステムによって予約のうえ来店した顧客に関しては、フラグを「2」から「4」に変更するだけでよいし、予約しないで来店した顧客の場合には、来店フラグ「4」とともに顧客IDも入力するようにすればよい。このようにすれば、上記予約表5を、そのまま来店履歴データとして記憶しておくことができる。
【0037】
図8に示す第2実施例は、複数のデータ記憶部2が、データ処理部1にインターネットなどの通信ネットNを介して接続されている点が、上記第1実施例と異なる。上記データ処理部1を予約管理センターに設置するとともに、各データ記憶部を、各店舗に設置している。つまり、各店舗では、上記データ記憶部2に、自店舗の顧客データと、予約表などを記憶させている。そして、予約管理センター側で、各店舗側のデータを利用して、予約表に対する処理や、メール送信を行うようにする。このようにすれば、1カ所のデータ処理部1が、複数の店舗の予約表を管理することができる。
【0038】
ただし、各店舗の顧客データや予約表などは、店舗側に設けたデータ記憶部2だけに記憶させるのではなく、データの一部は、予約管理センター側に記憶させるようにしてもかまわない。つまり、データ記憶部2を、店舗と、センターとの両方に分散して設けてもよい。
【0039】
なお、上記予約システムは、美容院に限らず、様々なサービス提供に利用することができる。例えば、自動車教習所や、テニスコートなどのスポーツ施設の貸し出しや、歯科医など、予約を原則としているサービスなら何にでも対応できる。特に、前回サービスを受けた直後に予約をしなかった場合にでも、空き時間をお知らせするメールが来れば、顧客側としては予約を入れやすい。
さらに、このシステムは、サービスを受けるために、顧客が来店するものだけではなく、自宅などに、出張してサービスを提供するような業種にも適用することができる。
このような予約システムによって、サービス提供者側は、集客のためのメール配信や、予約受付を自動的にできるので、その手間を省くことができる。
【0040】
【発明の効果】
第1の発明によれば、予約の入っていない日時を特定して、この日時に予約確率が高い顧客を抽出して、メールを顧客端末へ送信するので、その時間枠への予約が入りやすい。空き時間がそのまま放置されるというロスが少なくなる。
サービス提供者側としては、メールの配信や、予約の受付処理を自動でできるため、それらの作業に手前をかける必要がなくなる。
また、顧客側としては、メールが配信されるので、予約のための行動を自分から起こさなくてもよい。そのため、予約を簡単に入れられるようになる。従って、予約を入れ損なって、来店タイミングを逸するようなこともなくなる。
さらに、顧客にメールを送信するとともに仮予約を設定することによって、同時に複数の顧客から予約が入ることを防止できる。
【0041】
第2の発明によれば、予約を受け付けることができない日時あるいは予約を受け付けたくない日時に自動で予約不可フラグが設定される。この予約不可フラグが設定された日時については、予約を促すことはしないため、予約状況の管理がより容易になる。
第3の発明によれば、自動的に本予約を設定できる。
第4の発明によれば、特定の空き時間へ来店確率の高い顧客に対して、メールを送信するので、その特定の空き時間への予約がより入り易い。そのため、無駄になるメールが少なくなるうえ、空き時間がそのまま放置されるというロスもさらに少なくなる。
【0042】
第5の発明のように、予約番号を設定すれば、顧客が、データ処理部からのメールを受信した端末と異なる端末から予約のメールを送信する場合でも、予約番号を送信すれば、データ処理部が、自動的に、本予約を設定すべき日時やこの日時の予約状況を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成図である。
【図2】第1実施例の、1日分の予約表である。
【図3】第1実施例の、各期日を説明する図である。
【図4】第1実施例における仮予約処理の手順を表すフローチャートである。
【図5】第1実施例の送信するメールの例である。
【図6】第1実施例の、本予約を受け付ける手順を湿したフローチャートである。
【図7】第1実施例の予約管理コンピュータから顧客へ送信するメールの例である。
【図8】第2実施例のシステム図である。
【符号の説明】
C 予約管理コンピュータ
1 データ処理部
2 データ記憶部
3 顧客端末
5 予約表
6 単位時間枠表示欄
7 予約状況欄
8 予約フラグ欄
N 通信ネット
Claims (5)
- 所定のサービスの予約表が記憶された第1記憶部と、前記サービスを受けた顧客の顧客データが記憶された第2記憶部と、前記第1記憶部及び前記第2記憶部を参照して、予約に関する所定の処理を実行するデータ処理部とを備えた予約システムであって、前記予約表は、空き時間フラグあるいは仮予約フラグを設定可能にするとともに、日時に対応付けられた予約フラグ欄を備え、前記データ処理部は、仮予約を設定する処理の実行に係る所定の指示がなされた時、あらかじめ設定された期間内における前記予約表の予約フラグ欄を順次参照し、空き時間フラグが設定された日時を特定する特定手段と、該特定手段により特定された日時における予約確率が高い顧客を顧客データに基づいて抽出する抽出手段と、前記特定手段により特定された日時のうち前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時に対応する予約フラグ欄に、空き時間フラグに替えて仮予約フラグを設定する仮予約フラグ設定手段と、前記抽出手段により抽出された顧客の端末にメールを送信する送信手段とを備えた予約システム。
- 前記予約表の予約フラグ欄は、前記空き時間フラグおよび仮予約フラグとともに予約受付が不可能であることを示す予約不可フラグを設定可能に構成されており、前記データ処理部が、前記予約表の予約フラグ欄を参照して、あらかじめ記憶された前記サービスの予約を受け付けていない日時に対応する予約フラグ欄に予約不可フラグを設定する予約不可フラグ設定手段を備えた請求項1に記載の予約システム。
- 前記予約表の予約フラグ欄は、前記空き時間フラグおよび仮予約フラグとともに本予約フラグを設定可能に構成されており、前記データ処理部が、前記送信手段によりメールを送信した顧客から予約の意思を表す予約信号を受信した時、前記予約表の予約フラグ欄を参照して、当該受信した予約信号に対応する日時の前記予約フラグ欄に、前記仮予約フラグに替えて本予約フラグを設定する本予約フラグ設定手段を備えた請求項1または2に記載の予約システム。
- 前記抽出手段は、顧客の来店履歴を含む前記顧客データに基づいて、前記予約確率が高い顧客を抽出する手段である請求項1ないし3のいずれかに記載の予約システム。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の予約システムであって、前記データ処理部は、前記送信手段により送信されるメールごとに予約番号を設定する手段と、該設定された予約番号を前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時と対応づけて所定の記憶部に記憶させる手段と、前記顧客の端末から予約信号を受信したとき、該予約信号に含まれている予約番号を認識する手段と、該認識された予約番号に対応する前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時を、前記記憶部を参照して特定すると共に、前記抽出手段による顧客の抽出がなされた日時に対応する前記予約フラグ欄の状態を、前記予約表を参照して特定する手段とを備えた予約システム。
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